JP6034669B2 - Sheet transport device - Google Patents
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Description
本発明は、シート搬送装置に関するものである。 The present invention relates to a sheet conveying apparatus.
従来、複数枚が積層されて載置されたシート材を、上から1枚ずつ分離して搬送し、処理装置等に投入するために、シート材を吸着して搬送するシート搬送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。 Conventionally, a sheet conveying apparatus that adsorbs and conveys sheet materials has been proposed in order to separate and convey a plurality of stacked sheet materials one by one from the top and feed them into a processing apparatus or the like. (For example, refer to Patent Document 1).
図9は従来のシート搬送装置がシート材を吸着する動作を示す図である。 FIG. 9 is a diagram illustrating an operation in which a conventional sheet conveying apparatus adsorbs a sheet material.
図において、891は、薄い金属板等から成るシート材であって、複数枚が積層された状態でシート材収納台893の上に載置されている。
In the figure, 891 is a sheet material made of a thin metal plate or the like, and is placed on the sheet
また、811は、シート搬送装置の本体であって、図示されないアームに取付けられ、水平方向に移動可能となっている。さらに、812は、前記本体811の下端に取付けられた吸着パッド支持梁(はり)であり、両端に第1及び第2の昇降シリンダ813a及び813bを介して、第1及び第2の吸着パッド815a及び815bが取付けられている。該第1及び第2の吸着パッド815a及び815bは、第1及び第2の昇降シリンダ813a及び813bによって、それぞれ、独立して昇降させられる。また、前記第1及び第2の吸着パッド815a及び815bは、図示されない吸引ポンプに接続されている。
そして、シート材891を搬送する場合には、まず、本体811をシート材収納台893の上方に位置させる。続いて、第1及び第2の昇降シリンダ813a及び813bを作動させ、第1及び第2の吸着パッド815a及び815bを下降させる。続いて、吸引ポンプを作動させ、シート材収納台893の上に載置されている複数のシート材891のうちの最上位に位置するシート材891を吸引し、第1及び第2の吸着パッド815a及び815bに吸着させる。続いて、第1の昇降シリンダ813aを作動させ、図9に示されるように、第1の吸着パッド815aを上昇させる。これにより、最上位に位置するシート材891をシート材収納台893の上に載置されている他のシート材891から分離することができる。続いて、第2の昇降シリンダ813bを作動させ、同様に、第2の吸着パッド815bを上昇させる。その後、前記アームを作動させ、本体811を図示されない処理装置等の位置にまで移動させ、分離したシート材891を搬送する。
When the
しかしながら、前記従来のシート搬送装置においては、わずか2つの吸着パッド、すなわち、第1及び第2の吸着パッド815a及び815bのみによってシート材891を吸着して搬送するので、該シート材891が極めて薄く、かつ、樹脂等の柔軟性の高い材質から成るものである場合には適用することができない。
However, in the conventional sheet conveying apparatus, since the
薄く柔軟なシート材891の場合、第1及び第2の吸着パッド815a及び815bを上昇させると、該第1及び第2の吸着パッド815a及び815bに吸着された部分以外の部分、例えば、周縁部分が、垂下がってしまう。そのため、搬送先で第1及び第2の吸着パッド815a及び815bによる吸着を解除すると、載置されたシート材891は、例えば、周縁部分が折曲がった状態となり、平坦(たん)にならない。
In the case of the thin and
また、薄く柔軟なシート材891の場合、第1及び第2の吸着パッド815a及び815bに吸着される際に、該第1及び第2の吸着パッド815a及び815bに対応する部分及びその周囲に皺(しわ)が発生してしまう。さらに、前記第1及び第2の吸着パッド815a及び815bに対応する部分のみが盛り上がって膨らんだ形状となる、いわゆる吸着跡が発生してしまうこともある。このような皺や吸着跡は、第1及び第2の吸着パッド815a及び815bによる吸着を解除しても元に戻らず、残留してしまう。
Further, in the case of the thin and
本発明は、前記従来のシート搬送装置の問題点を解決して、薄く柔軟なシート材であっても、皺、弛(たる)み、吸着跡等の変形を生じさせることなく、搬送前と同じ状態を維持したままで搬送先に載置することが可能なシート搬送装置を提供することを目的とする。 The present invention solves the problems of the conventional sheet conveying apparatus, and even with a thin and flexible sheet material, it does not cause deformation such as wrinkles, sagging, suction marks, and the like before conveyance. An object of the present invention is to provide a sheet conveying apparatus that can be placed on a conveying destination while maintaining the same state.
そのために、本発明のシート搬送装置においては、シート材を開放自在に保持するシート保持部と、該シート保持部を搬送する搬送部と、該搬送部をガイドする搬送ガイド部とを有し、前記シート材を搬送元から搬送先にまで搬送するシート搬送装置であって、前記搬送ガイド部は、前記シート搬送装置を停止可能に移動させることができる脚部を備え、前記シート保持部は、湾曲した曲板部と、該曲板部を貫通する複数の吸引孔(こう)とを含み、前記シート保持部を搬送元に載置された前記シート材の上を転動させるとともに、前記吸引孔の吸引動作を順にオフからオンに切換えることによって、前記シート材をその一端縁から捲(めく)り挙げるようにして前記曲板部の外面に吸引して保持する。
Therefore, in the sheet conveying apparatus of the present invention, it has a sheet holding unit that releasably holds the sheet material, a conveying unit that conveys the sheet holding unit , and a conveying guide unit that guides the conveying unit , A sheet conveying device that conveys the sheet material from a conveying source to a conveying destination, wherein the conveying guide unit includes a leg portion that can move the sheet conveying device so that the sheet conveying device can be stopped, and the sheet holding unit, A curved curved plate portion and a plurality of suction holes (cutting holes) penetrating the curved plate portion, the sheet holding portion is rolled on the sheet material placed on the conveyance source, and the suction By sequentially switching the suction operation of the holes from OFF to ON, the sheet material is sucked and held on the outer surface of the curved plate portion so as to be turned up from one end edge thereof.
本発明の他のシート搬送装置においては、さらに、前記曲板部の外面を前記シート材の上面に当接させ、前記シート保持部を前記シート材の一端縁から他端縁まで前記シート材の上を転動させる。 In another sheet conveying apparatus of the present invention, the outer surface of the curved plate portion is further brought into contact with the upper surface of the sheet material, and the sheet holding portion is moved from one end edge to the other end edge of the sheet material. Roll up.
本発明の更に他のシート搬送装置においては、さらに、前記シート保持部の転動によって前記曲板部の外面における前記シート材の上面に当接する部分が移動すると、該部分に対応する吸引孔の吸引動作をオフからオンに切換えるとともに、既にオンに切換えられた吸引孔の吸引動作をオンのままに維持する。 In still another sheet conveying apparatus of the present invention, when the portion of the outer surface of the curved plate portion that contacts the upper surface of the sheet material moves due to the rolling of the sheet holding portion, the suction hole corresponding to the portion moves. The suction operation is switched from off to on, and the suction operation of the suction holes that have already been switched on is kept on.
本発明の更に他のシート搬送装置においては、さらに、前記搬送部は、前記シート保持部を回転、スライド及び昇降させる駆動ユニットを備える。 In still another sheet conveying apparatus of the present invention, the conveying unit further includes a drive unit that rotates, slides, and lifts the sheet holding unit.
本発明の更に他のシート搬送装置においては、さらに、前記シート保持部は、前記曲板部の内側に配設された複数本の吸引管を含み、各吸引管は、前記シート保持部の軸方向に延在し、該軸方向に所定間隔で並んで形成された複数の貫通孔であって前記吸引孔の各々と対応する貫通孔を備えるとともに、オン/オフを切換可能に吸引装置に接続されている。 In still another sheet conveying apparatus of the present invention, the sheet holding portion further includes a plurality of suction pipes arranged inside the curved plate portion, and each suction pipe is an axis of the sheet holding portion. A plurality of through-holes extending in the direction and arranged at predetermined intervals in the axial direction, each having a through-hole corresponding to each of the suction holes, and connected to the suction device so as to be switched on / off Has been.
本発明の更に他のシート搬送装置においては、さらに、前記シート保持部は、前記曲板部の内側に形成された複数の吸引室を含み、各吸引室は、前記シート保持部の軸方向に延在し、オン/オフを切換可能に吸引装置に接続されている。 In still another sheet conveying apparatus of the present invention, the sheet holding portion further includes a plurality of suction chambers formed inside the curved plate portion, and each suction chamber is in an axial direction of the sheet holding portion. It is connected to the suction device so that it can be switched on and off.
本発明によれば、シート搬送装置は、薄く柔軟なシート材であっても、皺、弛み、吸着跡等の変形を生じさせることなく、搬送前と同じ状態を維持したままで搬送先に載置することができる。 According to the present invention, even if the sheet conveying apparatus is a thin and flexible sheet material, the sheet conveying apparatus is loaded on the conveying destination while maintaining the same state as before the conveyance without causing deformation such as wrinkles, slack, and suction marks. Can be placed.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は本発明の第1の実施の形態におけるシート搬送装置を示す斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるシート搬送装置の要部を示す斜視図である。 FIG. 1 is a perspective view showing a sheet conveying apparatus according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a perspective view showing a main part of the sheet conveying apparatus according to the first embodiment of the present invention.
図において、10は本実施の形態におけるシート搬送装置であって、搬送対象物であるシート材91を開放自在に保持するシート保持部11と、該シート保持部11を搬送する搬送部31と、該搬送部31をガイドする搬送ガイド部41とを有する。
In the figure, 10 is a sheet conveying apparatus in the present embodiment, a
前記シート材91は、1枚毎に矩(く)形にカットされた、いわゆるカットシート状の薄板部材であれば、いかなる材質のものであっても、いかなる厚さのものであってもよいが、本実施の形態においては、天然ゴム等の天然樹脂や、シリコーン樹脂、シリコーンゴム等の合成樹脂から成り、厚さが約1〔mm〕以下の柔軟性が高い薄板部材であって、直線状の一端縁としての前端縁91f及び直線状の他端縁としての後端縁91rと一対の直線状の側端縁91sとによって周囲が画定された一辺が約1〔m〕程度の正方形のカットシート状のものであるものとして説明する。
The
なお、前記シート材91は、複数枚が積層された状態で搬送元としての載置台93上に載置されているものとする。そして、前記シート材91は、前記シート搬送装置10によって1枚ずつ順に取出されて搬送され、搬送先としての処理台95上に移し替えられるものとする。なお、図1に示される例では、描画の都合上、処理台95が載置台93の後方における接近した位置に配設されているが、処理台95はいかなる位置に配設されてもよく、載置台93から遠く離れた位置に配設されてもよい。また、前記処理台95は、例えば、シート材91にコーティング、洗浄、加工等の処理を施すための台であるが、必ずしもこれに限定されるものでなく、例えば、コンベヤ等の搬送装置の中継部であってもよく、シート材91が載置可能であれば、いかなる種類の部材であってもよい。
In addition, the said sheet |
本実施の形態において、シート搬送装置10及びその他の部材に含まれる各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、シート搬送装置10及びその他の部材に含まれる各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、シート搬送装置10及びその他の部材に含まれる各部の姿勢が変化した場合には、姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
In the present embodiment, expressions indicating directions such as up, down, left, right, front, back, etc. used for explaining the configuration and operation of each part included in the
前記シート保持部11は、図2に示されるように、シート材91の幅方向に延在する曲板部13と、該曲板部13の両端にそれぞれ取付けられた一対の端板部12とを備える。図に示される例において、各端板部12は、中心角が約90度の扇形の板部材であり、また、前記曲板部13は、シート材91の幅方向に延在する直線状の前端縁13f及び後端縁13rと、中心角が約90度の扇形の円弧状に湾曲した一対の側端縁13sとによって四辺を画定された湾曲した板部材である。換言すると、前記曲板部13は、円筒形の周壁のうちの四半分に対応する形状、すなわち、円形の上面及び底面のうちの中心角が約90度の扇形の部分に対応する周壁の形状を備える湾曲した板部材である。更に換言すると、前記シート保持部11は、円筒形のうちの四半分に対応する形状を備えている。なお、前記曲板部13の少なくとも外面、すなわち、周面は、曲率が一定の平滑な曲面である。
As shown in FIG. 2, the
また、各端板部12は、前記扇形の円弧に沿って延在する曲板保持部12aと、前記扇形の一対の半径に沿ってそれぞれ延在する一対の半径部12bと、扇の要(かなめ)に該当する要部12cと、前記曲板保持部12a、半径部12b及び要部12cに周囲を画定された開放部12dとを含んでいる。前記曲板保持部12aの両端に各半径部12bの一端が接続され、前記要部12cに各半径部12bの他端が接続されている。なお、前記開放部12dは適宜省略することができる。
Each of the
そして、前記曲板保持部12aの外側縁には、前記曲板部13の側端縁13sが取付けられている。また、前記曲板保持部12aには、吸引管21の端部である管端部22が取付けられている。前記吸引管21は、複数本、例えば、10〜15本であり、それぞれが曲板部13の内面に沿って、前端縁13f及び後端縁13rと平行に、直線状に、かつ、シート保持部11の軸方向に延在する管部材である。そして、各吸引管21の両端に位置する管端部22は、各端板部12の曲板保持部12aを貫通するように配設され、該曲板保持部12aに取付けられている。なお、前記吸引管21は、一般的な管のように円管であってもよいが、少なくとも曲板部13の内面に接する面が前記内面と同形状となっている異形管であることが望ましい。
A
また、前記吸引管21の曲板部13の内面に接する面には、管の内部と外部とを連通する図示されない貫通孔が形成されている。前記吸引管21のそれぞれにおいて、前記貫通孔は、吸引管21の長手方向に所定間隔で並ぶように、複数形成されている。
A through hole (not shown) that connects the inside and the outside of the tube is formed on the surface of the
一方、前記曲板部13には、図2に示されるように、複数の吸引孔14が形成されている。該吸引孔14は、曲板部13を板厚方向に貫通する孔(あな)であり、その各々は、前記吸引管21の貫通孔の各々に対応する位置に形成されている。したがって、前記吸引孔14は、曲板部13上において格子状に配設され、その各々は、前記貫通孔を介して、吸引管21の内部に連通している。なお、前記吸引管21は、曲板部13の内面のほぼ全範囲に亘(わた)って存在するように、かつ、互いに隣接して配設されている。また、前記貫通孔は、各吸引管21のほぼ全長に亘って存在するように形成されている。したがって、前記吸引孔14は、吸引管21に沿って列を成すように配設され、かつ、曲板部13の周面の円弧方向に関し、隣接する列同士の間隔(ピッチ)が、隣接する吸引管21同士のピッチと同様に、短くなっている。
On the other hand, a plurality of suction holes 14 are formed in the
また、前記吸引孔14は、曲板部13の外面における前端縁13f、後端縁13r及び側端縁13s近傍の不可避的な余白を除くほぼ全範囲に亘って存在するように、少なくとも、前端縁91f、後端縁91r及び側端縁91sによって周囲が画定された正方形である搬送対象物としてのシート材91に対応する範囲の全体に亘って存在するように配設されている。
Further, at least the front end of the
なお、前記吸引孔14の開口の形状は、例えば、円形、楕(だ)円形、矩形等であるが、いかなる形状であってもよい。また、前記吸引孔14の大きさは、その長径(開口形状が円形の場合には直径)が、例えば、1〔mm〕以下であることが望ましいが、より望ましくは、長径がシート材91の厚さ寸法以下であることが望ましい。これにより、吸引孔14による吸着跡や皺の発生を防止することができる。
The shape of the opening of the
そして、各吸引管21の一方の管端部22にはジョイント部23が接続され、真空ポンプ等の図示されない吸引装置に一端が接続された図示されないパイプラインの他端が前記ジョイント部23に接続される。これにより、各吸引管21の内部の空気は、前記パイプラインを介して、前記吸引装置によって吸引排出され、その結果、曲板部13に形成された吸引孔14による吸引が行われる。
A
なお、前記パイプラインの途中には、前記吸引装置との連通状態と外気との連通状態とを切換えるための切換制御弁装置が配設されている。前記吸引装置を作動させた状態で前記切換制御弁装置を作動させることによって、前記吸引管21による吸引動作のオン/オフを切換えることができる。前記切換制御弁装置を各パイプラインに配設することによって、各吸引管21の吸引動作のオン/オフを個別に切換えることが可能となる。なお、前記吸引装置及び切換制御弁装置の動作は、図示されない吸引制御装置によって制御される。もっとも、各吸引管21の吸引動作のオン/オフを個別に切換える必要がないときは、隣接する吸引管21を何本かずつまとめていくつかのグループを形成し、何本かの吸引管21から成るグループ毎に吸引動作のオン/オフを切換えるようにすることもできる。本実施の形態においては、各吸引管21の吸引動作のオン/オフを個別に切換えるものとして説明する。
In the middle of the pipeline, a switching control valve device for switching between a communication state with the suction device and a communication state with outside air is disposed. By operating the switching control valve device in a state in which the suction device is operated, the suction operation by the
前記要部12cには、シート保持部11を前記搬送部31の回転軸33に固定する固定具17が取付けられている。該固定具17は、図2に示されるように、要部12cに取付けられた基礎部17aと、該基礎部17aに取付けられる対向部17bと、該対向部17bが基礎部17aに取付けられた状態で対向部17bと基礎部17aとの間に生じる軸通過孔17cとを含んでいる。そして、該軸通過孔17cに回転軸33を挿入した状態で、該回転軸33を対向部17bと基礎部17aとによって両側から挟持することにより、前記回転軸33に固定具17が固定され、その結果、前記回転軸33にシート保持部11が固定される。なお、前記軸通過孔17cは、その中心が前記曲板部13の側端縁13sを円弧とする扇形の中心、すなわち、前記曲板部13の外面の曲率中心と一致するように形成される。したがって、軸通過孔17cに挿入された回転軸33の回転中心も、前記曲板部13の外面の曲率中心と一致する。
A
前記搬送部31は、シート材91の幅方向に延在する支持腕部32と、該支持腕部32と同方向に延在し、該支持腕部32の下端に回転可能に支持された前記回転軸33と、前記支持腕部32の長手方向一端に取付けられたスライド部36と、同じく前記支持腕部32の長手方向一端に取付けられた駆動ユニット35とを備える。また、前記搬送ガイド部41は、シート材91の搬送方向に延在する搬送レール部44と、該搬送レール部44に沿って延在し、該搬送レール部44を支持する梁部43と、該梁部43の両端に接続された一対の脚部42とを備える。
The
前記支持腕部32の長手方向の両端の下には軸受32aが取付けられ、前記回転軸33の両端は前記軸受32aによって回転可能に支持される。また、前記駆動ユニット35は、パルスモータ等の図示されない回転用アクチュエータを含み、該回転用アクチュエータの駆動力が、ギヤ、チェーン、スプロケット等の図示されない駆動力伝達部材を介して、回転軸33に伝達され、該回転軸33を回転させる。
前記スライド部36は昇降レール部36aを含み、前記支持腕部32は前記昇降レール部36aに沿って昇降可能となっている。また、前記駆動ユニット35は、パルスモータ等の図示されない昇降用アクチュエータを含み、該昇降用アクチュエータの駆動力が、ギヤ、チェーン、スプロケット等の図示されない駆動力伝達部材を介して伝達され、支持腕部32をスライド部36に対して昇降させる。なお、前記昇降用アクチュエータは、前記回転用アクチュエータと別個のものであってもよいし、同一のものであってもよい。
The
また、前記スライド部36は、前記搬送レール部44にスライド可能に取付けられている。そして、前記駆動ユニット35は、パルスモータ等の図示されないスライド用アクチュエータを含み、該スライド用アクチュエータの駆動力が、ギヤ、チェーン、スプロケット等の図示されない駆動力伝達部材を介して伝達され、スライド部36を搬送レール部44に沿ってスライドさせる。なお、前記スライド用アクチュエータは、前記回転用アクチュエータ又は昇降用アクチュエータと別個のものであってもよいし、同一のものであってもよい。また、駆動ユニット35の各アクチュエータの動作は、図示されない駆動制御装置によって制御される。該駆動制御装置は、前記吸引制御装置と別個のものであってもよいし、同一のものであってもよい。
The
さらに、前記脚部42は、鉛直方向に延在し、その上端が前記梁部43の一端に取付けられた支柱部42aと、該支柱部42aの下端に取付けられた基礎部42bと、該基礎部42bの下面に取付けられたキャスター42c及びストッパ42dとを含んでいる。前記キャスター42cを使用することによって、一対の脚部42を、ひいてはシート搬送装置10全体を、工場等の床面上における任意の位置に移動させることができ、また、前記ストッパ42dを使用することによって、一対の脚部42を、ひいてはシート搬送装置10全体を、工場等の床面上における任意の位置で停止させることができる。
Further, the
次に、前記構成のシート搬送装置10の動作について説明する。
Next, the operation of the
図3は本発明の第1の実施の形態におけるシート搬送装置の動作を説明する図、図4は、本発明の第1の実施の形態におけるシート保持部の第1の変形例を説明する斜視図、図5は、本発明の第1の実施の形態におけるシート保持部の第2の変形例を説明する斜視図である。なお、図3において、(a)〜(e)はシート保持部がシート材を保持する動作の各工程を示す図である。 FIG. 3 is a diagram for explaining the operation of the sheet conveying apparatus according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 4 is a perspective view for explaining a first modification of the sheet holding unit according to the first embodiment of the present invention. FIG. 5 and FIG. 5 are perspective views for explaining a second modification of the sheet holding unit in the first embodiment of the present invention. 3, (a) to (e) are diagrams showing respective steps of the operation in which the sheet holding unit holds the sheet material.
まず、オペレータは、キャスター42cを使用することによってシート搬送装置10を移動させ、図3(a)に示されるように、載置台93上に載置されているシート材91の直上にシート保持部11を位置させる。より詳細には、曲板部13の前端縁13fがシート材91の前端縁91fと平行になり、シート材91の幅(横)方向及び前後(縦)方向に関して、曲板部13の外面における吸引孔14の存在する範囲内にシート材91が対応するように、シート搬送装置10の位置及び向きを調整する。そして、シート搬送装置10の位置及び向きが決まったら、ストッパ42dを使用することによってシート搬送装置10を停止させる。
First, the operator moves the
なお、シート材91は、複数枚が積層された状態で搬送元としての載置台93上に載置されており、図において、91−1はその最上位に位置するシート材91を意味し、91−2は最上位から2番目のシート材91を意味する。
In addition, the
続いて、オペレータは、駆動制御装置を操作して駆動ユニット35の昇降用アクチュエータを作動させ、支持腕部32をスライド部36の昇降レール部36aに沿って下降させる。これにより、シート保持部11を下降させ、図3(b)に示されるように、曲板部13の前端縁13fに最も近い吸引管21に対応する吸引孔14をシート材91−1の前端縁91f近傍の上面に当接させる。
Subsequently, the operator operates the drive control device to actuate the lifting / lowering actuator of the
続いて、オペレータは、吸引制御装置を操作して曲板部13の前端縁13fに最も近い吸引管21の吸引動作をオフからオンに切換える。実際には、駆動制御装置の制御動作と吸引制御装置の制御動作とを協調させ、曲板部13の前端縁13fに最も近い吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の前端縁91f近傍の上面に当接すると同時に前記吸引管21の吸引動作をオフからオンに切換えさせることが望ましい。なお、この時点では、他のすべての吸引管21の吸引動作は、オフのままに維持される。
Subsequently, the operator operates the suction control device to switch the suction operation of the
これにより、前記シート材91−1における吸引孔14が当接した部分のみが曲板部13の外面に吸引されて保持される。この場合、前記吸引孔14が、その長径がシート材91の厚さ寸法以下、と小さいので、シート材91−1が前記吸引孔14内に吸込まれて皺や吸着跡が発生することがない。また、他のすべての吸引管21の吸引動作がオフのままに維持されているので、前記シート材91−1における吸引孔14に当接していない部分、すなわち、前端縁91f近傍以外の部分が他の吸引孔14によって吸上げられることがないので、皺が発生することがない。
As a result, only the portion of the sheet material 91-1 where the
続いて、オペレータは、駆動制御装置を操作して駆動ユニット35の回転用アクチュエータを作動させ、回転軸33を中心にしてシート保持部11を回転させる。これにより、曲板部13がシート材91−1上を後端縁91rの方向に向いて転がるように、シート保持部11が回転する。この場合、シート保持部11がシート材91−1上を転動することになるので、駆動ユニット35のスライド用アクチュエータを作動させてスライド部36を搬送レール部44に沿ってスライドさせ、回転軸33をシート材91−1の後端縁91rの方向に平行移動させる。つまり、曲板部13の外面をシート材91−1の上面に当接させ、シート保持部11をシート材91−1の前端縁91fから後端縁91rまでシート材91−1の上を転動させる。実際には、回転軸33の回転と平行移動とが協調するように、駆動制御装置が回転用アクチュエータ及びスライド用アクチュエータの動作の協調制御を行うことが望ましい。
Subsequently, the operator operates the drive control device to actuate the rotation actuator of the
そして、曲板部13の前端縁13fに2番目に近い吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の上面に当接すると、オペレータは、吸引制御装置を操作して曲板部13の前端縁13fに2番目に近い吸引管21の吸引動作をオフからオンに切換える。これにより、前記シート材91−1における吸引孔14が当接した部分が曲板部13の外面に吸引されて保持される。
When the
一方、曲板部13の前端縁13fに最も近い吸引管21に対応する吸引孔14の吸引動作がオンのままに維持されている。したがって、シート材91−1における前端縁13fに最も近い吸引管21に対応する吸引孔14に当接した部分、すなわち、シート材91−1の前端縁91f近傍の部分は、曲板部13の外面に吸引されて保持されたままになっているので、シート保持部11の転動によって、前端縁13fに最も近い吸引管21に対応する吸引孔14の周囲における曲板部13の外面が上昇するのに伴い、上方に持上げられる。その結果、シート材91−1の前端縁91f及びその近傍の部分は、その下に位置するシート材91−2の上面から引き剥(は)がされて、上方に持上げられる。
On the other hand, the suction operation of the
実際には、駆動制御装置の制御動作と吸引制御装置の制御動作とを協調させ、シート保持部11の転動によって、曲板部13の前端縁13fに2番目に近い吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の前端縁91f近傍の上面に当接すると同時に前記吸引管21の吸引動作をオフからオンに切換えさせることが望ましい。
Actually, the control operation of the drive control device and the control operation of the suction control device are coordinated, and the
続いて、オペレータは、駆動制御装置を操作して回転軸33を中心にしてシート保持部11を更に回転させ、かつ、回転軸33を更に平行移動させる。すなわち、シート保持部11を更に転動させる。そして、曲板部13の前端縁13fに3番目に近い吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の上面に当接すると、オペレータは、吸引制御装置を操作して曲板部13の前端縁13fに3番目に近い吸引管21の吸引動作をオフからオンに切換える。一方、曲板部13の前端縁13fに最も近い吸引管21及び2番目に近い吸引管21に対応する吸引孔14の吸引動作は、オンのままに維持されている。換言すると、シート保持部11の転動によって曲板部13の外面におけるシート材91−1の上面に当接する部分が移動すると、この部分に対応する吸引孔14の吸引動作をオフからオンに切換えるとともに、既にオンに切換えられた吸引孔14の吸引動作をオンのままに維持する。
Subsequently, the operator operates the drive control device to further rotate the
以降、このような動作を繰返し、シート保持部11を更に転動させながら、各吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の上面に当接すると、当該吸引管21の吸引動作をオフからオンに切換えるとともに、既にオンに切換えられた吸引孔14の吸引動作をオンのままに維持させる。したがって、シート保持部11が後端縁91rの方向に転動するにつれて、シート材91−1は、前端縁91fから後端縁91rに向けて順次連続的に、曲板部13の外面に吸引されて保持され、上方に持上げられる。
Thereafter, when the
そして、図3(c)に示されるように、曲板部13における前端縁13fと後端縁13rとの中間近傍の部分がシート材91−1における前端縁91fと後端縁91rとの中間近傍の部分に当接した状態となる。つまり、曲板部13の前端縁13fにn番目に近い吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の上面に当接し、前記吸引管21の吸引動作がオフからオンに切換えられた状態となる。
And as FIG.3 (c) shows, the part of the intermediate | middle vicinity of the front-
この状態では、曲板部13の前端縁13fに最も近い吸引管21から前端縁13fにn−1番目に近い吸引管21に対応する吸引孔14の吸引動作は、オンのままに維持されている。したがって、シート材91−1における前端縁91fから前端縁91fと後端縁91rとの中間近傍までの部分は、曲板部13の外面における前端縁13fから前端縁13fと後端縁13rとの中間近傍までの部分に吸引されて保持され、上方に持上げられている。つまり、シート材91−1は、シート保持部11が転動するにつれて、前端縁91fから前端縁91fと後端縁91rとの中間近傍まで、順次連続的にシート材91−2の上面から引き剥がされ、捲り挙げられるようにして、上方に持上げられている。したがって、シート材91−2は、シート材91−1に付着して上方に持上げられることがなく、皺が発生することがない。また、シート材91−1もシート材91−2に付着して下方に引張られることがなく、皺が発生することがない。
In this state, the suction operation of the
以降、このような動作の繰返しを継続し、シート保持部11を更に転動させる。そして、図3(d)に示されるように、曲板部13における後端縁13rに最も近い吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の後端縁91r近傍の上面に当接した状態になると、オペレータは、駆動制御装置を操作して駆動ユニット35の回転用アクチュエータ及びスライド用アクチュエータの作動を停止させ、シート保持部11の転動を停止させる。つまり、曲板部13の後端縁13rに最も近い吸引管21に対応する吸引孔14がシート材91−1の上面に当接し、前記吸引管21の吸引動作がオフからオンに切換えられた状態となると、シート保持部11の転動を停止させる。この状態では、すべての吸引孔14の吸引動作がオンとなっている。そして、シート材91−1全体は、曲板部13の外面に吸引されて保持されている。
Thereafter, the repetition of such an operation is continued, and the
続いて、オペレータは、駆動制御装置を操作して駆動ユニット35の昇降用アクチュエータを作動させ、支持腕部32をスライド部36の昇降レール部36aに沿って上昇させてシート保持部11を上昇させる。なお、すべての吸引孔14の吸引動作は、オンのままに維持されている。これにより、図3(e)に示されるように、シート材91−1全体は、曲板部13の外面に吸引されて保持され、シート材91−2の上面から離れて、上方に持上げられている。
Subsequently, the operator operates the drive control device to actuate the lifting / lowering actuator of the driving
シート材91−1における前端縁91fから後端縁91rまでの全体は、曲板部13の外面における前端縁13fから後端縁13rまでの全体に吸引されて保持され、上方に持上げられている。つまり、シート材91−1は、シート保持部11が転動するにつれて、前端縁13fから後端縁13rまで、順次連続的にシート材91−2の上面から引き剥がされ、捲り挙げられるようにして、上方に持上げられている。したがって、シート材91−2は、シート材91−1に付着して上方に持上げられることがなく、皺が発生することがない。また、シート材91−1もシート材91−2に付着して下方に引張られることがなく、皺が発生することがない。
The whole of the sheet material 91-1 from the
続いて、オペレータは、駆動制御装置を操作して駆動ユニット35のスライド用アクチュエータを作動させ、スライド部36を搬送レール部44に沿ってスライドさせてシート保持部11を処理台95に向けて移動させる。そして、シート保持部11が処理台95の直上の所定位置に到達したら、スライド部36のスライドを停止させる。なお、すべての吸引孔14の吸引動作は、オンのままに維持されている。
Subsequently, the operator operates the drive control device to operate the slide actuator of the
続いて、オペレータは、駆動制御装置を操作し、シート保持部11が保持しているシート材91−1を処理台95に載置させる。なお、シート保持部11が保持しているシート材91−1を処理台95に載置する動作は、実質的に、シート保持部11が載置台93上のシート材91−1を保持する動作の各工程を逆の順番で行うのと同様である。すなわち、図3(a)〜(e)に示される動作を、シート材91−2を除去し、載置台93を処理台95に置換えて、図3(e)、(d)、(c)、(b)及び(a)の順で行うのと同様である。
Subsequently, the operator operates the drive control device to place the sheet material 91-1 held by the
つまり、図3(e)に示されるように、シート材91−1全体を曲板部13の外面に吸着したシート保持部11を下降させ、図3(d)に示されるように、シート材91−1の後端縁91r近傍を処理台95の上面に当接させる。そして、曲板部13の後端縁13rに最も近い吸引管21の吸引動作をオンからオフに切換える。なお、この時点では、他のすべての吸引管21の吸引動作は、オンのままに維持される。
That is, as shown in FIG. 3E, the
続いて、曲板部13が前端縁91fの方向に向いて転がるように、シート保持部11を転動させる。そして、該シート保持部11を更に転動させながら、シート材91−1における各吸引管21に対応する部分が処理台95の上面に当接すると、当該吸引管21の吸引動作をオンからオフに切換える。既にオフにされた吸引管21に対応する吸引孔14の吸引動作は、オフのままに維持される。前記シート材91−1におけるオフにされた吸引管21に対応する部分は、曲板部13の外面から離間してその自重によって落下するので、処理台95上に載置された状態となる。したがって、シート保持部11が前端縁91fの方向に転動するにつれて、シート材91−1は、後端縁91rから前端縁91fに向けて順次連続的に、曲板部13の外面から離間して処理台95上に載置される。
Subsequently, the
そして、曲板部13が図3(c)に示されるような姿勢になると、シート材91−1における後端縁91rから前端縁91fと後端縁91rとの中間近傍までの部分が、曲板部13の外面から離間して処理台95上に載置された状態となる。なお、シート材91−1における前端縁91fから前端縁91fと後端縁91rとの中間近傍までの部分は、未だ曲板部13の外面に吸着された状態である。
When the
続いて、回転軸33を中心にしてシート保持部11を更に転動させ、曲板部13が図3(b)に示されるような姿勢になると、曲板部13の前端縁13fに最も近い吸引管21の吸引動作をオンからオフに切換える。これにより、すべての吸引孔14の吸引動作がオフとなる。したがって、シート材91−1全体は、曲板部13の外面から離間して処理台95上に載置された状態となる。
Subsequently, when the
最後に、図3(a)に示されるように、シート保持部11を上昇させた後、載置台93の上方の位置に復帰させる。これにより、2番目のシート材91であるシート材91−2の搬送を行うことが可能となる。
Finally, as shown in FIG. 3A, the
なお、本実施の形態においては、吸引管21の動作がオンとオフである場合について説明したが、空気を噴出する動作を行うことができるようにしてもよい。例えば、空気ポンプ、空気ボンベ等の空気供給装置を準備するとともに、吸引管21に接続されたパイプラインの途中に更に別の切換制御弁装置を配設して前記空気供給装置との連通状態を切換可能とすれば、吸引管21内に圧縮空気を導入し、吸引孔14から空気を噴出させることが可能となる。そして、シート保持部11が保持しているシート材91を処理台95に載置させる工程において、吸引管21の吸引動作をオンからオフに切換える際に、さらに、オフにされた吸引管21から空気を噴出させるようにすれば、より確実にシート材91を曲板部13の外面から離間させることができる。
In the present embodiment, the case where the operation of the
また、本実施の形態においては、オペレータは、駆動制御装置及び吸引制御装置を操作してシート搬送装置10に各動作を行わせる例について説明したが、駆動制御装置及び/又は吸引制御装置が、プロセッサ等の演算手段及びメモリ等の記憶手段を備え、プログラム可能な装置である場合には、あらかじめ作成したプログラムをインストールしておくことによって、シート搬送装置10の各動作を自動的に行わせることができる。
Further, in the present embodiment, an example has been described in which the operator operates the drive control device and the suction control device to cause the
さらに、本実施の形態においては、シート材91が複数枚が積層された状態で載置台93上に載置されている場合について説明したが、シート材91は、単独で、すなわち、1枚だけで載置台93上に載置されていてもよい。
Furthermore, in this Embodiment, although the case where the sheet |
なお、本実施の形態においては、曲板部13が前端縁13f及び後端縁13rと一対の側端縁13sとによって四辺を画定された湾曲した板部材である場合について説明したが、本実施の形態における曲板部13は、必ずしも、1枚の湾曲した板部材である必要はなく、複数の板部材の集合であってもよいし、他の部材の一部の面、例えば、図4に示されるように、吸引管21における貫通孔が形成された面の集合であってもよい。
In the present embodiment, the case where the
図4に示される例において、21bは、吸引管21の内部と外部とを連通する貫通孔であり、21aは、該貫通孔21bが形成された外面である。この場合、吸引管21は、円管でなく異形管であって、前記外面21aは、円筒形の周壁の一部に対応する形状を備える湾曲した曲面である。そして、各吸引管21の管端部22が端板部12の曲板保持部12aに取付けられ、複数本の吸引管21が並べられて配設された状態において、隣接する吸引管21の外面21a同士の間に隙間が生じることがなく、かつ、すべての吸引管21の外面21aを結合して形成された面が曲板部13となる。また、前記貫通孔21bは、曲板部13に形成された吸引孔14として機能する。
In the example shown in FIG. 4, 21 b is a through hole that communicates the inside and the outside of the
このように、図4に示される例では、曲板部13となる湾曲した板部材を別途用意する必要がなく、吸引管21の外面21aを結合して形成された面が曲板部13となるので、構成が簡素化され、コストが低減される。
Thus, in the example shown in FIG. 4, it is not necessary to separately prepare a curved plate member to be the
また、本実施の形態における曲板部13は、必ずしも、実在する部材の面である必要はなく、複数の部材の曲面と接平面を共有する仮想的な曲面、すなわち、与えられたすべての部材の曲面に接するような曲面である包絡面であってもよく、例えば、図5に示されるように、円管から成る複数の吸引管21おける貫通孔21bが形成された円筒外側面に接するような仮想的な包絡面であってもよい。
Further, the
図5に示される例において、吸引管21は、その外面21aが円筒外側面状のアルミニウム合金製の円管であり、その外径が、例えば、15〔mm〕であり、曲板保持部12aの円弧方向におけるピッチが、例えば、50〔mm〕となるように配設されている。なお、前記吸引管21の外径及びピッチの値は、これに限定されるものでなく、任意に変更することができる。そして、各吸引管21における貫通孔21bは、仮想的な包絡面と外面21aとが接する位置に形成され、前記包絡面としての曲版部13に形成された吸引孔として機能する。
In the example shown in FIG. 5, the
このように、図5に示される例では、曲板部13となる湾曲した板部材を別途用意する必要がないので、構成が簡素化され、コストが低減される。この場合、各吸引管21の外面21aを結ぶ仮想的な包絡面が曲板部13と同様の形状となるので、シート材91は、前記包絡面に位置する貫通孔21bによって吸引されると、曲板部13の外面に吸引されたときと同様の形状となって保持される。したがって、曲板部13が実在する部材によって形成されたものでなくても、シート材91は、曲板部13の外面に当接している場合と同様に、皺、弛み、吸着跡等の変形が生じることなく保持される。
Thus, in the example shown in FIG. 5, it is not necessary to separately prepare a curved plate member that becomes the
さらに、シート保持部11の支持機構に、シート材91の表面に存在する凹凸に対応してシート保持部11を上下方向に変位させるための上下方向調整機構を設けることもできる。例えば、回転軸33を支持する軸受32aを、スプリング、オイルダンパ、エアシリンダ、アクチュエータ等を含む振動吸収サスペンションユニットを介して、支持腕部32に取付ることにより、曲板部13の外面をシート材91の上面に当接させてシート保持部11を転動させる際に、シート材91上の凹凸に起因するシート保持部11の上下方向への変位を適切に吸収することができる。
Furthermore, the support mechanism of the
このように、本実施の形態において、シート搬送装置10は、シート材91を開放自在に保持するシート保持部11と、シート保持部11を搬送する搬送部31とを有し、シート材91を載置台93から処理台95にまで搬送する。そして、シート保持部11は、湾曲した曲板部13と、曲板部13を貫通する複数の吸引孔14とを含み、シート保持部11を載置台93に載置されたシート材91の上を転動させるとともに、吸引孔14の吸引動作を順にオフからオンに切換えることによって、シート材91をその前端縁91fから捲り挙げるようにして曲板部13の外面に吸引して保持する。
Thus, in the present embodiment, the
これにより、薄く柔軟なシート材91であっても、前端縁91fから捲り挙げるようにして曲板部13の外面に吸引して保持するので、皺、弛み、吸着跡等の変形を生じさせることなく保持することができ、搬送前と同じ状態を維持したままで処理台95にまで搬送することができる。
Thereby, even the thin and
また、曲板部13の外面をシート材91の上面に当接させ、シート保持部11をシート材91の前端縁91fから後端縁91rまでシート材91の上を転動させる。これにより、シート材91は、シート保持部11の転動につれて、前端縁91fから後端縁91rまでの範囲で順次連続的に、徐々に、捲り挙げられるように持上げられるので、載置台93の上面又は直下に位置する2番目のシート材91の上面に張付くことなく、曲板部13の外面に吸引されて保持される。したがって、シート材91に皺、弛み、吸着跡等の変形が生じることがない。また、2番目のシート材91も、1番目のシート材91に張付いて持上げられることがないので、皺、弛み、吸着跡等の変形が生じることがない。
Further, the outer surface of the
さらに、シート保持部11の転動によって曲板部13の外面におけるシート材91の上面に当接する部分が移動すると、この部分に対応する吸引孔14の吸引動作をオフからオンに切換えるとともに、既にオンに切換えられた吸引孔14の吸引動作をオンのままに維持する。これにより、シート材91における既にオンに切換えられた吸引孔14に当接した部分は、曲板部13の外面に吸引されて保持されたままになっているので、シート保持部11の転動によって、シート材91は前端縁13fに近い部分から順に曲板部13の外面が上昇するのに伴い、上方に持上げられる。その結果、1番目のシート材91は、その下に位置する載置台93又は2番目のシート材91の上面から引き剥がされて、上方に持上げられる。
Further, when the portion of the outer surface of the
さらに、搬送部31は、シート保持部11を回転、スライド及び昇降させる駆動ユニット35を備える。これにより、シート保持部11を載置台93及び処理台95に対して上下させること、シート保持部11を載置台93と処理台95との間をスライドさせること、並びに、シート保持部11を転動させることができ、載置台93のシート材91を処理台95に搬送することができる。
Furthermore, the
さらに、シート保持部11は、曲板部13の内側に配設された複数本の吸引管21を含み、各吸引管21は、シート保持部11の軸方向に延在し、この軸方向に所定間隔で並んで形成された複数の貫通孔であって吸引孔14の各々と対応する貫通孔を備えるとともに、オン/オフを切換可能に吸引装置に接続されている。これにより、曲板部13の周面の円弧方向に関する吸引孔14の列のピッチを狭くすることができ、かつ、吸引孔14の列毎に吸引動作のオン/オフが切換可能なので、シート材91においてシート保持部11の転動につれて吸引される部分のピッチを狭くすることができる。したがって、シート材91を滑らかに捲り挙げるようにして持上げることができ、シート材91に皺、弛み、吸着跡等の変形が生じることがない。
Furthermore, the
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。 Next, a second embodiment of the present invention will be described. In addition, about the thing which has the same structure as 1st Embodiment, the description is abbreviate | omitted by providing the same code | symbol. The description of the same operation and the same effect as those of the first embodiment is also omitted.
図6は本発明の第2の実施の形態におけるシート保持部を説明する第1の概略側面図、図7は本発明の第2の実施の形態におけるシート保持部を説明する第2の概略側面図、図8は本発明の第2の実施の形態におけるシート保持部の変形例を説明する概略側面図である。なお、図8において、(a)及び(b)は第1及び第2の変形例を示す図である。 FIG. 6 is a first schematic side view illustrating a sheet holding unit according to the second embodiment of the present invention, and FIG. 7 is a second schematic side view illustrating the sheet holding unit according to the second embodiment of the present invention. FIGS. 8A and 8B are schematic side views for explaining a modified example of the sheet holding portion in the second embodiment of the present invention. In FIG. 8, (a) and (b) are diagrams showing first and second modified examples.
本実施の形態において、シート保持部11は、円筒状の全体形状を有し、図6及び7の図面に垂直な方向に延在する中心軸18を中心に回転可能となっている。そして、曲板部13は、中心軸18の周囲を360度に亘って取囲む円筒の周壁の形状を備える湾曲した板部材である。なお、前記曲板部13には、図に示されていないが、前記第1の実施の形態と同様に、曲板部13を板厚方向に貫通する複数の吸引孔14が形成されている。
In the present embodiment, the
前記シート保持部11の内部は、複数枚の仕切板16によって複数の吸引室15に区画されている。前記仕切板16は、中心軸18の軸方向(図6及び7の図面に垂直な方向)に延在し、その延在方向両端が円筒の両端の底面に相当するシート保持部11の図示されない両端板の内面に接続されるとともに、中心軸18から半径方向に延在し、その延在方向両端が中心軸18及び曲板部13に接続されている平坦な板部材である。
The interior of the
図に示される例において、吸引室15の数は8つであって、第1〜第8の吸引室15のそれぞれに対して符号15−1〜15−8が付与されているが、吸引室15の数、すなわち、シート保持部11の内部の区画数は、任意に変更することができる。
In the example shown in the figure, the number of
そして、シート保持部11の一方の端板における各吸引室15に対応する部分には、図示されないジョイントが接続され、図示されない吸引装置に一端が接続された図示されないパイプラインの他端が前記ジョイントに接続される。これにより、各吸引室15の内部の空気は、前記パイプラインを介して、前記吸引装置によって吸引排出され、その結果、曲板部13に形成された吸引孔14による吸引が行われる。なお、前記パイプラインの途中には、前記第1の実施の形態と同様に、前記吸引装置との連通状態と外気との連通状態とを切換えるための切換制御弁装置が配設されている。前記吸引装置を作動させた状態で前記切換制御弁装置を作動させることによって、前記吸引室15による吸引動作のオン/オフを切換えることができる。
A joint (not shown) is connected to a portion of one end plate of the
なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。 Since the configuration of other points is the same as that of the first embodiment, the description thereof is omitted.
次に、本実施の形態におけるシート搬送装置10の動作について説明する。
Next, the operation of the
前記第1の実施の形態と同様に、オペレータは、シート保持部11を載置台93上に載置されているシート材91の直上にシート保持部11を位置させた後、該シート保持部11を下降させ、図6に示されるように、第1の吸引室15−1に対応する曲板部13の外面をシート材91の前端縁91f近傍の上面に当接させる。
As in the first embodiment, the operator places the
続いて、オペレータは、第1の吸引室15−1の吸引動作をオフからオンに切換える。これにより、前記シート材91における第1の吸引室15−1に対応する部分のみが曲板部13の外面に吸引されて保持される。なお、この時点では、他のすべての吸引室15、すなわち、第2〜第8の吸引室15−2〜15−8の吸引動作は、オフのままに維持される。
Subsequently, the operator switches the suction operation of the first suction chamber 15-1 from off to on. Accordingly, only the portion of the
続いて、オペレータは、中心軸18を中心にしてシート保持部11を、図において矢印Aで示される方向に回転させる。これにより、曲板部13がシート材91上を後端縁91rの方向に向いて転がるように、シート保持部11が回転する。この場合、シート保持部11がシート材91上を転動することになるので、中心軸18をシート材91の後端縁91rの方向に平行移動させる。
Subsequently, the operator rotates the
そして、第2の吸引室15−2に対応する曲板部13の外面がシート材91の上面に当接すると、オペレータは、第2の吸引室15−2の吸引動作をオフからオンに切換える。これにより、前記シート材91における第2の吸引室15−2に対応する部分も曲板部13の外面に吸引されて保持される。
When the outer surface of the
なお、第1の吸引室15−1の吸引動作がオンのままに維持されている。したがって、シート材91における第1の吸引室15−1に対応する曲板部13に当接した部分、すなわち、シート材91の前端縁91f近傍の部分は、曲板部13の外面に吸引されて保持されたままになっているので、シート保持部11の回転によって、第1の吸引室15−1に対応する曲板部13の外面が上昇するのに伴い、上方に持上げられる。その結果、シート材91の前端縁91f及びその近傍の部分は、載置台93の上面から引き剥がされて、上方に持上げられる。
The suction operation of the first suction chamber 15-1 is kept on. Therefore, a portion of the
以降、このような動作を繰返し、シート保持部11を更に転動させながら、第3の吸引室15−3及び第4の吸引室15−4に対応する曲板部13の外面が順次シート材91の上面に当接すると、第3の吸引室15−3及び第4の吸引室15−4の吸引動作を順次オフからオンに切換えるとともに、既にオンに切換えられた第1の吸引室15−1及び第2の吸引室15−2の吸引動作をオンのままに維持させる。したがって、シート保持部11が後端縁91rの方向に転動するにつれて、シート材91は、前端縁91fから後端縁91rに向けて順次連続的に、曲板部13の外面に吸着されて上方に持上げられる。
Thereafter, the outer surface of the
そして、図7に示されるように、曲板部13がシート材91の後端縁91r近傍の上面に当接した状態になると、オペレータは、シート保持部11の転動を停止させる。この状態では、第1〜第4の吸引室15−1〜15−4の吸引動作がオンとなっている。そして、シート材91全体は、曲板部13の外面に吸着されている。
Then, as shown in FIG. 7, when the
続いて、オペレータは、前記第1の実施の形態と同様に、シート保持部11を上昇させ、図示されない処理台95に向けて移動させ、シート保持部11が保持しているシート材91を処理台95に載置させる。なお、シート保持部11が保持しているシート材91を処理台95に載置する動作は、実質的に、シート保持部11が載置台93上のシート材91を保持する動作の各工程を逆の順番で行うのと同様である。すなわち、図6及び7に示される動作を、載置台93を処理台95に置き換えて、図7及び6の順で行うのと同様である。
Subsequently, similarly to the first embodiment, the operator raises the
つまり、シート材91全体を曲板部13の外面に吸着したシート保持部11を下降させ、図7に示されるように、シート材91の後端縁91r近傍を処理台95の上面に当接させる。そして、第4の吸引室15−4の吸引動作をオンからオフに切換える。なお、この時点では、第1〜第3の吸引室15−1〜15−3の吸引動作は、オンのままに維持される。
That is, the
続いて、曲板部13が前端縁91fの方向に向いて転がるように、シート保持部11を転動させる。そして、シート保持部11を更に転動させながら、シート材91における各吸引室15に対応する部分が処理台95の上面に当接すると、当該吸引室15の吸引動作をオンからオフに切換える。既にオフにされた吸引室15の吸引動作は、オフのままに維持される。前記シート材91におけるオフにされた吸引室15に対応する部分は、曲板部13の外面から離間してその自重によって落下するので、処理台95上に載置された状態となる。したがって、シート保持部11が前端縁91fの方向に転動するにつれて、シート材91は、後端縁91rから前端縁91fに向けて順次連続的に、曲板部13の外面から離間して処理台95上に載置される。
Subsequently, the
続いて、中心軸18を中心にしてシート保持部11を更に転動させ、曲板部13が図6に示されるようになると、第1の吸引室15−1の吸引動作をオンからオフに切換える。これにより、すべての吸引孔14の吸引動作がオフとなる。したがって、シート材91全体は、曲板部13の外面から離間して処理台95上に載置された状態となる。
Subsequently, when the
なお、その他の点の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。 Other operations are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted.
本実施の形態においては、シート保持部11が、図6及び7に示されるように、円筒状の全体形状を有する場合について説明したが、本実施の形態におけるシート保持部11の全体形状は、必ずしも、円筒状である必要はなく、例えば、半円筒状であってもよいし、四半分円筒状であってもよい。すなわち、図8(a)に示されるように、両端乃至断面の形状が中心角が約180度の扇形である筒状であってもよいし、図8(b)に示されるように、両端乃至断面の形状が中心角が約90度の扇形である筒状であってもよい。
In the present embodiment, the case where the
このように、本実施の形態において、シート保持部11は、曲板部13の内側に形成された複数の吸引室15を含み、各吸引室15は、シート保持部11の軸方向に延在し、オン/オフを切換可能に吸引装置に接続されている。これにより、各吸引室15に対応する吸引孔14のオン/オフが切換可能なので、シート材91において各吸引室15に対応する部分を、シート保持部11の転動につれて順次連続的に曲板部13の外面に吸引することができる。また、前記第1の実施の形態のように曲板部13の内側に複数本の吸引管21を配設する場合と比較して、切換制御弁装置の数を減少させて構造を簡素化することができ、また、切換制御弁装置の制御も容易となる。
Thus, in the present embodiment, the
なお、その他の点の効果については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。 Since the effects of other points are the same as those of the first embodiment, description thereof is omitted.
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made based on the spirit of the present invention, and they are not excluded from the scope of the present invention.
本発明は、シート搬送装置に適用することができる。 The present invention can be applied to a sheet conveying apparatus.
10 シート搬送装置
11 シート保持部
12 端板部
12a 曲板保持部
12b 半径部
12c 要部
12d 開放部
13 曲板部
13f、91f 前端縁
13r、91r 後端縁
13s、91s 側端縁
14 吸引孔
15 吸引室
15−1 第1の吸引室
15−2 第2の吸引室
15−3 第3の吸引室
15−4 第4の吸引室
15−5 第5の吸引室
15−6 第6の吸引室
15−7 第7の吸引室
15−8 第8の吸引室
16 仕切板
17 固定具
17a、42b 基礎部
17b 対向部
17c 軸通過孔
18 中心軸
21 吸引管
21a 外面
21b 貫通孔
22 管端部
23 ジョイント部
31 搬送部
32 支持腕部
32a 軸受
33 回転軸
35 駆動ユニット
36 スライド部
36a 昇降レール部
41 搬送ガイド部
42 脚部
42a 支柱部
42c キャスター
42d ストッパ
43 梁部
44 搬送レール部
91、91−1、91−2、891 シート材
93 載置台
95 処理台
811 本体
812 吸着パッド支持梁
813a 第1の昇降シリンダ
813b 第2の昇降シリンダ
815a 第1の吸着パッド
815b 第2の吸着パッド
893 シート材収納台
DESCRIPTION OF
Claims (6)
(b)該シート保持部を搬送する搬送部と、
(c)該搬送部をガイドする搬送ガイド部とを有し、
(d)前記シート材を搬送元から搬送先にまで搬送するシート搬送装置であって、
(e)前記搬送ガイド部は、前記シート搬送装置を停止可能に移動させることができる脚部を備え、
(f)前記シート保持部は、湾曲した曲板部と、該曲板部を貫通する複数の吸引孔とを含み、
(g)前記シート保持部を搬送元に載置された前記シート材の上を転動させるとともに、前記吸引孔の吸引動作を順にオフからオンに切換えることによって、前記シート材をその一端縁から捲り挙げるようにして前記曲板部の外面に吸引して保持することを特徴とするシート搬送装置。 (A) a sheet holding unit for holding the sheet material freely;
(B) a conveying unit that conveys the sheet holding unit ;
(C) having a conveyance guide section for guiding the conveyance section ;
( D ) A sheet conveying apparatus for conveying the sheet material from a conveying source to a conveying destination,
(E) The conveyance guide portion includes a leg portion that can move the sheet conveyance device to be able to stop,
( F ) The sheet holding portion includes a curved curved plate portion and a plurality of suction holes penetrating the curved plate portion,
( G ) Rolling the sheet holding unit on the sheet material placed on the conveyance source, and switching the suction operation of the suction holes from OFF to ON in order to remove the sheet material from one end edge thereof. A sheet conveying apparatus characterized by being sucked and held on the outer surface of the curved plate portion as described above.
各吸引管は、前記シート保持部の軸方向に延在し、該軸方向に所定間隔で並んで形成された複数の貫通孔であって前記吸引孔の各々と対応する貫通孔を備えるとともに、オン/オフを切換可能に吸引装置に接続されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。 The sheet holding part includes a plurality of suction pipes arranged inside the curved plate part,
Each suction pipe includes a plurality of through-holes extending in the axial direction of the sheet holding portion and arranged at predetermined intervals in the axial direction and corresponding to each of the suction holes. The sheet conveying apparatus according to claim 1, wherein the sheet conveying apparatus is connected to the suction device so as to be able to be switched on / off.
各吸引室は、前記シート保持部の軸方向に延在し、オン/オフを切換可能に吸引装置に接続されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。 The sheet holding portion includes a plurality of suction chambers formed inside the curved plate portion,
5. The sheet conveying device according to claim 1, wherein each suction chamber extends in an axial direction of the sheet holding portion and is connected to a suction device so as to be able to be switched on / off.
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