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JP6027926B2 - 液体タンク収納機構およびこれを備えた液体供給装置 - Google Patents

液体タンク収納機構およびこれを備えた液体供給装置 Download PDF

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JP6027926B2 JP2013066601A JP2013066601A JP6027926B2 JP 6027926 B2 JP6027926 B2 JP 6027926B2 JP 2013066601 A JP2013066601 A JP 2013066601A JP 2013066601 A JP2013066601 A JP 2013066601A JP 6027926 B2 JP6027926 B2 JP 6027926B2
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Description

本発明は、液体を貯留する液体タンクを収納する液体タンク収納機構およびこれを備えた液体供給装置に関する。
液体を供給する液体供給装置は種々の装置に適用されている。例えば、インクジェット印刷装置の場合、インクジェットヘッド(ノズル)に対してインクを供給するための液体供給装置が設けられている。以下では、便宜上、インクジェット印刷装置に適用される液体供給装置を例にとって説明する。
液体供給装置は、インクを貯留するインクタンク(メインタンクまたは、インクカートリッジともいう)と、インクタンクとインクジェットヘッドとを連通接続する配管とを備えている。この配管には、弁やポンプなどの他に、サブタンク等の貯留部が適宜に設けられている。
また、インクタンクは、インクタンク収納部に収納される。インクタンクは、インクパックと、インクパックを保持するケースまたはトレーとを備えている。インクパックは、例えば、2枚の矩形の積層フィルムを重ねた状態で、積層フィルムの4辺のうち、インク供給口を含む3辺を熱溶着により袋状のものを形成し、残りの1辺からインクを充填した後、密封して形成したものである(例えば、特許文献1参照)。また、インクパックには、インクに関するインク情報を記録したICチップが設けられている(例えば、特許文献2参照)。インクパックは、例えば、インク供給口およびICチップがケースの側面の所定位置に固定されている。
一方、インクタンクを収納するインクタンク収納部は、入口の扉部を開けると、水平に延びる収納方向の奥側に、収納方向と対向してインク供給針および、ICチップ通信部の入出力端子と接続する読み書き用の入出力端子が設けられている。
このようなインクタンク収納部に、上述のインクパックを固定した例えばケースを差し込むと、インク供給針とインクパックの供給口とが連通して接続すると共に、インクパックのICチップの端子と読み書き用の端子とが接続するようになっている。
特開2008−200971号公報 特開2009−279876号公報
従来のインクパックの容量は、3リットル程のものが用いられているが、さらに容量の大きな10リットルのインクカートリッジを用いることが求められている。3リットルの容量のものは片手でも扱えるが、10リットルの容量のものとなると重量およびサイズが増加しているため、取り扱いが容易ではない。そのため、インクタンクを容易に交換でき、また、インクタンクをインクタンク収納部に確実にセットできる構成が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、液体タンクを容易に交換でき、確実に液体タンクを液体タンク収納機構にセットできる液体タンク収納機構およびこれを備えた液体供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る液体タンク収納機構は、液体を貯留する液体タンクを収納する収納位置に対して前記液体タンクを出し入れするための開口部と、前記開口部を開閉する扉部と、前記扉部に回転可能に設けられ、前記開口部が前記扉部で閉じられている際に前記収納位置側に回転を伝える操作ハンドルと、前記操作ハンドルによる回転を受けて回転し、前記開口部を基準に前記収納位置側に設けられた収納位置側軸部と、前記液体タンクが前記収納位置に位置する際に、前記液体タンクに設けられた前記液体を供給する供給口に対して着脱可能に設けられ、前記液体を吸い込むための液体吸引管と、前記液体タンクが前記収納位置に位置する際に、前記液体タンクに設けられた記憶部と通信可能な状態となるように前記開口部を基準に前記収納位置側に設けられた収納位置側入出力端子と、前記収納位置側軸部の回転を直線移動に変換して、前記液体タンクを出し入れする方向と直交する方向に前記液体吸引管を移動させる直線移動変換部と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る液体タンク収納機構によれば、液体を貯留する液体タンクを収納する収納位置に対して液体タンクを出し入れするための開口部を、扉部で閉じる。扉部には、操作ハンドルが回転可能に設けられ、操作ハンドルは、開口部を扉部で閉じた状態の場合に収納位置側に回転を伝える。収納位置側軸部は、操作ハンドルによる回転を受けて回転する。収納位置側軸部は、開口部を基準に収納位置側に設けられている。また、液体タンクが収納位置に位置する際に、液体タンクに設けられた液体を供給する供給口に対して着脱可能に液体吸引管が設けられている。液体吸引管は、液体を吸い込むためのものである。また、液体タンクが収納位置に位置する際に、液体タンクに設けられた記憶部と通信可能な状態となるように開口部を基準に収納位置側に収納位置側入出力端子が設けられている。液体吸引管は、直線移動変換部により、収納位置側軸部の回転を直線移動に変換して、液体タンクを出し入れする方向と直交する方向に移動される。これにより、液体吸引管は、供給口に接続される。
すなわち、操作ハンドルによる回転で、液体吸引管の供給口への接続、およびその接続の解除ができ、液体タンクの交換を容易に行うことができる。また、液体吸引管の供給口への接続は、液体タンクを出し入れする方向と直交する方向で行われる。これにより、液体吸引管を供給口に確実に接続させることができる。また、液体吸引管が供給口に接続されると、液体タンクが液体供給管を基準に固定される。そのため、液体タンクに設けられた記憶部と収納位置側入出力端子との通信状態が確保され、収納位置側入出力端子は、記憶部と確実に接続することができる。これらにより、確実に液体タンクを液体タンク収納機構にセットすることができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記収納位置側軸部は、前記開口部が前記扉部で閉じられている際に、前記操作ハンドルとの間に設けられた回転伝動部により前記操作ハンドルによる回転を受けて回転することが好ましい。すなわち、開口部が扉部で閉じられている際に、回転伝動部は、操作ハンドルと収納位置側軸部との間で回転を伝えることができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記回転伝動部は、前記操作ハンドルによる回転を受けて前記扉部の開閉のロック、およびそのロックの解除を行うことが好ましい。これにより、操作ハンドルによる回転のみで、扉部の開閉のロックおよびそのロックの解除を行うことができると共に、液体吸引管の供給口への接続およびその接続の解除ができ、液体タンクの交換を容易に行うことができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記液体吸引管が前記供給口に接続された状態を接続状態検出センサで検出した場合に、前記収納位置側軸部の回転をロックする回転ロック部を備えていることが好ましい。これにより、液体吸引管の接続状態が保持される。また、扉部の開閉をロック、およびそのロックを解除する回転伝動部を備える場合は、扉部の開閉をロックした状態が保持される。そのため、液体供給中などの動作中に液体タンクの交換ができないようにすることができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記液体タンクに設けられた液体の種類を示す情報突起部と、前記液体吸引管と一体となって移動し、前記情報突起部に対応した情報溝部とが噛み合うときに、前記液体吸引管が前記供給口に接続される誤挿入防止部を備えていることが好ましい。これにより、情報突起部と情報溝部が噛み合わないときに、異なる種類の液体が貯留された液体タンクであることを判別することができる。すなわち、異なる種類の液体が貯留された液体タンクへの誤挿入を防止することができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記液体タンクは、その供給口から内部に向かう内部管を有していることが好ましい。液体タンクの予め設定された位置から液体を吸引するため設けられる液体吸引管を、液体タンクに内部管として有しているので、液体吸引管の長さを短く構成することができる。そのため、液体吸引管の供給口への着脱のための移動距離を抑えることができるので、機構をコンパクトに構成することができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記液体タンクを載置する載置部と、前記載置部を、前記収納位置と前記液体タンクの交換位置との間で移動可能に支持する載置部ガイド部とを備えていることが好ましい。これにより、収納位置と交換位置との間で容易に液体タンクを移動させることができる。そのため、操作ハンドルのみで、液体吸引管の供給口への接続およびその接続の解除、並びに液体タンクの引き出しおよび押し込み動作ができ、液体タンクの交換を容易に行うことができる。すなわち、操作ハンドルの持ち替え動作を少なくすることができ、重量およびサイズが増加した液体タンクの交換を容易に行うことができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記扉は、前記載置部に設けられて一体となっていることが好ましい。例えば、開口部を扉部で閉じると共に、液体タンクを収納位置に移動させる場合、扉部と載置部とが別体である場合は、液体タンクを収納位置に移動させた後、開口部を扉部で閉めることになる。一方、本発明のように、扉部と載置部とが一体である場合は、液体タンクを収納位置に移動させると同時に、開口部を扉部で閉めることができる。これにより、操作ハンドルの持ち替え動作を少なくすることができ、液体タンクの交換を容易に行うことができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記液体タンクを出し入れする方向と直交する方向は、上下方向であり、前記液体吸引部は、上向きの前記供給口に対して着脱可能に設けられていることが好ましい。液体タンクの供給口は上向きであるので、液体タンクの持ち運び中の漏れ、装置上での漏れのリスクを軽減することができる。特に、大容量の液体タンクにおいては、供給口が側面に設けられる場合に、液体が溢れることを想定して、容量に応じた回収トレー(パン)を設ける必要がある。この点、本発明では、回収トレーの大きさを抑え、コンパクトに構成することができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記記憶部は、前記供給口が設けられている前記液体タンクのキャップ部に設けられ、前記液体タンクを前記収納位置に移動させる際に、前記液体タンクを出し入れする方向と直交する上下方向および水平方向に前記キャップ部を位置決めする位置決めガイド部を備えていることが好ましい。液体タンクのキャップ部には、供給口および記憶部が設けられている。大容量の液体タンクを用いるときに容器部分が大きく位置精度が出にくいので、液体タンクを収納位置に移動させる際に、位置決めガイド部により、液体タンクの収納方向と直交する上下方向および水平方向にキャップ部を位置決めする。さらに、液体吸引管を供給口に接続させることにより、液体タンクを出し入れする方向に位置決めする。この時、液体タンクの記憶部と収納位置側入出力端子ともまた正確に位置決めすることができる。
また、本発明に係る液体タンク収納機構において、前記液体は、インク滴を吐出するインクジェットヘッドに供給するインクであることが好ましい。液体吸引管から吸引したインクを、インクジェットヘッドに供給することができる。
また、本発明に係る液体供給装置は、上述した液体タンク収納機構を備え、前記液体吸引管から吸引された液体を、その液体を消費する液体消費部に供給することを特徴とするものである。
本発明に係る液体供給装置によれば、上述した液体タンク収納機構を備えているので、液体タンクの交換を容易に行うことができ、確実に液体タンクを液体タンク収納機構にセットすることができる。
本発明に係る液体タンク収納機構によれば、操作ハンドルによる回転で、液体吸引管の供給口への接続、およびその接続の解除ができ、液体タンクの交換を容易に行うことができる。また、液体吸引管の供給口への接続は、液体タンクを出し入れする方向と直交する方向で行われる。これにより、液体吸引管を供給口に確実に接続させることができる。また、液体吸引管が供給口に接続されると、液体タンクが液体供給管を基準に固定される。そのため、液体タンクに設けられた記憶部と収納位置側入出力端子との通信状態が確保され、収納位置側入出力端子は、記憶部と確実に接続することができる。これらにより、確実に液体タンクを液体タンク収納機構にセットすることができる。
また、本発明に係る液体供給装置によれば、上述した液体タンク収納機構を備えているので、液体タンクの交換を容易に行うことができ、簡単な構成で確実に液体タンクを液体タンク収納機構にセットすることができる。
実施例に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。 インクタンク収納機構の外観を例示する斜視図である。 インクタンク収納機構の平面図である。 (a)は、インクタンクが収納位置に位置するインクタンク収納機構の拡大側面図であり、(b)は、インクタンクが交換位置に位置するインクタンク収納機構の側面図である。 (a)は、キー部材を示す正面図であり、(b)は、キー部材を示す左側面図であり、(c)は、キー穴部材の正面図であり、(d)は、キー穴部材の右側面図であり、(e)は、キー部材がキー穴部材に収まった状態を示す縦断面を含む側面図であり、(f)は、キー部材とキー穴部材とによる扉部をロックした状態を示す図である。 (a)は、インクタンクの正面から見たときの縦断面図であり、(b)は、(a)のインクタンクの右側面から見たときの縦断面図である。 (a)は、インク吸引管とインク供給口との接続が解除された状態を示す図であり、(b)は、インク吸引管とインク供給口とが接続された状態を示す図である。 (a)〜(c)は、ICチップ通信部と機構側入出力端子との接続について説明する図である。 (a)は、変形例に係るインクタンク収納機構の誤挿入防止部を示す平面図である、(b)および(c)は、変形例に係るインクタンク収納機構の誤挿入防止部を示す側面図である。 変形例に係るインクタンク収納機構の平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、実施例に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。なお、本実施例において、インクジェット印刷装置1を液体消費装置の一例として示し、インクジェットヘッド2を液体消費部の一例として示す。
図1を参照する。インクジェット印刷装置1は、インク滴を吐出するインクジェットヘッド2と、インクジェットヘッド2に供給するインクを貯留するインクタンク3とを備えている。インクジェットヘッド2とインクタンク3との間には、インクタンク3側から順番にポンプ4、サブタンク5が設けられている。ポンプ4により吸引されたインクは、配管6を通じてインクジェットヘッド2およびサブタンク5に供給される。なお、配管6には、開閉弁等が適宜設けられている。
また、インクジェット印刷装置1は、制御部7と操作部8とを備えている。制御部7は、インクジェット印刷装置1の各構成を統括的に制御する。制御部7は、中央演算処理装置(CPU)などで構成される。操作部8は、インクジェット印刷装置1を操作するものであり、例えばタッチパネルや各種スイッチで構成される。また、操作部8は、パーソナルコンピュータで構成され、マウスやキーボード等で操作を入力するものであってもよい。
なお、インクタンク3は本発明の液体タンクに相当し、インクジェットヘッド2、インクタンク3、ポンプ4、サブタンク5、配管6、制御部7、操作部8および後述するインクタンク収納機構11等は、本発明の液体供給装置に相当する。
インクジェットヘッド2は、紙や樹脂シート等の印刷媒体9にインク滴を吐出する。印刷媒体9は、図示しない移動機構によってインクジェットヘッド2と相対移動可能となっており、相対移動する印刷媒体9にインクジェットヘッド2によりインク滴が吐出されることで印刷が行われる。インクジェット印刷装置1は、その他インクを乾燥させる乾燥部、汚れや抜けを検査する検査部、給紙部および排紙部等(いずれも図示しない)を備えている。
<インクタンク収納機構>
図1に示すように、インクタンク3は、インクタンク収納機構11に収納されている。インクタンク収納機構11は、インクタンク3を容易に交換でき、簡単な構成で確実にインクタンク3をインクタンク収納機構11にセットできるものである。
図2は、インクタンク収納機構11の外観を例示する斜視図である。インクタンク収納機構11は、インクタンク3ごとに設けられおり、複数個のインクタンク収納機構11が1段あるいは2段以上で配列されている。
図3は、インクタンク収納機構11の平面図である。図4(a)は、インクタンク3が収納位置P1に位置するインクタンク収納機構11の側面拡大図であり、図4(b)は、インクタンク3が交換位置P2に位置するインクタンク収納機構11の側面図である。
図4(b)に示すように、インクタンク収納機構11は、引き出し式で構成されている。インクタンク収納機構11は、インクタンク3を載置する載置部13と、載置部13を水平方向に移動可能に支持する載置部ガイド部15とを備えている。載置部ガイド部15は、載置部13を、インクタンク収納機構11内のインクタンク3を収納する収納位置P1と、インクタンク収納機構11外のインクタンク3を交換する交換位置P2との間で容易にインクタンク3を移動させることができる。なお、載置部13には、インクタンク3を所定位置に載置するための位置決めブロック13aが設けられている。
インクタンク収納機構11は、インクタンク3を収納する収納位置P1に対してインクタンク3を出し入れする開口部17と、開口部17を開閉する扉部19とを備えている。扉部19は、載置部13に設けられて一体となっている。収納位置P1の上部には、後述する操作ハンドル25を含んだ接続機構21が設けられている。なお、符号23は、各構成を支持するフレームである。
≪操作ハンドルおよび回転伝動部≫
図3、図4(a)および図4(b)を適宜参照する。まず、操作ハンドル25と回転伝動部33の構成を説明する。扉部19には、回転可能に操作ハンドル25が設けられている。操作ハンドル25は、開口部17が扉部19で閉じられている際に収納位置P1側に回転を伝えるものである。操作ハンドル25は、ハンドル軸部27と、ハンドル軸部27を回転させるハンドル本体29とを備えている。
ハンドル軸部27は、扉部19を貫通するように構成し、扉部19に回転可能に支持されている。ハンドル本体29は、扉部19を挟んで収納位置P1の反対側のハンドル軸部27に固定されている。
操作ハンドル25によるハンドル軸部27の回転は、収納位置側軸部31に伝えられる。すなわち、収納位置側軸部31は、操作ハンドル25による回転を受けて回転するようになっている。この回転は、回転伝動部33によって伝えられる。回転伝動部33は、開口部17が扉部19で閉じられた際に、ハンドル軸部27の回転を収納位置側軸部31に伝えるように構成される。また、回転伝動部33は、操作ハンドル25による回転を受けて扉部19の開閉のロック、およびそのロックの解除を行うようになっている。
回転伝動部33は、図5(a)および図5(b)に示すような、棒状のキー部材35と、図5(c)および図5(d)に示すような、収納位置P1側で受ける受け部としてのキー穴部材37と等で構成される。キー部材35は、ハンドル軸部27のハンドル本体29の反対側に固定され、キー穴部材37は、収納位置側軸部31の一端に設けられている。なお、キー部材35およびキー穴部材37は、逆に設けられていてもよい。すなわち、キー部材35が収納位置側軸部31に設けられ、キー穴部材37がハンドル軸部27に設けられてもよい。
キー穴部材37は、固定部材39と、固定部材39に対して回転可能な回転部材41とを備えている。固定部材39には孔部39aが設けられ、回転部材41には溝部41aが設けられている、これら孔部39aおよび溝部41aは、キー部材35が収まるようになっている。
図5(e)は、キー部材35がキー穴部材37に収まった状態を示す縦断面を含む側面図である。キー穴部材37は縦断面図で示す。開口部17を扉部19で閉じた際に、キー部材35が、キー穴部材37の孔部39aおよび溝部41aに収められる。この状態において、ハンドル本体29によりハンドル軸部27が回転されると、図5(f)に示すように、キー部材35は、回転部材41の溝部41aと接触し、ハンドル軸部27の回転が収納位置側軸部31に伝えられる。
また、回転部材41が回転すると、図5(f)に示すように、棒状のキー部材35と、固定部材39の孔部39aの位置が合わなくなり、扉部19がロックされる。また、図5(c)の示すように、操作ハンドル25による回転で、回転部材41の溝部41aと固定部材39の孔部39aとの位置が合うと、扉部19のロックが解除される。
≪インクタンク3≫
次に、インクタンク3の構成を説明する。図6(a)は、インクタンク3の正面から見たときの縦断面図であり、図6(b)は、図6(a)のインクタンク3の右側面から見たときの縦断面図である。なお、キャップ部47は、断面図ではなく外形図で示す。
インクタンク3は、インクを貯留する軟質袋(インクパック)43と、この軟質袋43を収納する筐体45とを備えている。軟質袋43は、屈曲可能な柔軟な素材からなり、その形状は容易に変形可能である。軟質袋43の材料としては、例えばポリエチレンなどの合成樹脂などが例示される。筐体45は、例えば、段ボール等で構成される。
軟質袋43には、インクを供給する(インクの取り出し口である)インク供給口47aを有するキャップ部47が設けられ、キャップ部47は、軟質袋43よりも硬い合成樹脂等の材料で構成されている。インク供給口47aには、後述するインク吸引管51が着脱自在に接続するようになっている。キャップ部47は、後述する位置決めガイド部65と組み合う切り欠き部47bを有している。また、インクタンク3は、そのインク供給口47aから内部に向けて設けられる内部管49を有している。内部管49は、軟質袋43の底部まで到達するように設けられている。底部からインクを吸引することで、インクを残さず使い切ることができる(低残量を実現する)。
これにより、インク吸引管51と内部管49とが接続されることになり、内部管49の先端部からインクを吸引することができる。また、インクタンク3に内部管49を有していることで、インク吸引管51の長さを短くすることができる。すなわち、インク吸引管51は、軟質袋43の底部に到達するような長さにしなくてもよい。そのため、インク吸引管51の着脱のための移動距離を抑えることができ、接続機構21の高さを抑えることができる。そのため、インクタンク収納機構11をコンパクトに構成することができる。
また、インクタンク3のインク供給口47aは上向きであるので、インクタンク3の持ち運び中の漏れ、装置1上での漏れのリスクを軽減することができる。特に、大容量のインクタンク3においては、従来装置のように、インク供給口47aが側面に設けられる場合に、インクが溢れることを想定して、容量に応じた回収トレー(パン)を設ける必要がある。この点、本実施例では、回収トレーの大きさを抑え、コンパクトに構成することができる。
≪インク吸引管51、直線移動変換部53およびアームロック部63≫
図3、図4(a)および図4(b)に戻る。インクタンク収納機構11は、上述のように、操作ハンドル25の回転により、扉部19の開閉のロック、およびそのロックの解除をする。さらに、インクタンク収納機構11は、収納位置側軸部31で受けた回転により、インク吸引管51をインクタンク3のインク供給口47aに接続し、この接続を解除するようになっている。
インク吸引管51は、インクタンク3が収納位置P1に位置する際にインクタンク3に貯留されたインクを供給するためのインク供給口47aに対して着脱可能である。インク吸引管51は、インクを吸い込むものである。インク吸引管51は、直線移動変換部53により、インク供給口47aに対して着脱を行う。
直線移動変換部53は、収納位置側軸部31の回転を直線移動に変換して、インクタンク3を出し入れする方向D1と直交する上下方向D2にインク吸引管51を移動させる。直線移動変換部53は、収納位置側軸部31における回転伝動部33の反対側に固定されたアーム部55と、インク吸引管51を固定する吸引管固定部57と、吸引管固定部57を上下方向D2に移動可能に支持する吸引管ガイド部59とを備えている。
アーム部55は、図7(a)および図7(b)に示すように、スライド孔部55aを有しており、吸引管固定部57は、スライド孔部55aに収まって接触する突起部57aを有している。収納位置側軸部31の回転により、収納位置側軸部31周りにアーム部55が回転する。このとき、アーム部55のスライド孔部55aは、突起部57aと接触しており、アーム部55の回転による力が吸引管固定部57に伝わる。吸引管固定部57は、吸引管ガイド部59等によって移動方向が決められており、直線移動する。これにより、インク吸引管51は、上下方向D2に移動し、インクタンク3のインク供給口47aに接続、および接続を解除するように動作する。
また、インクタンク収納機構11は、図3および図4(a)に示すように、インク吸引管51がインクタンク3のインク供給口47aに接続された状態を検出する接続状態検出センサ61と、接続状態検出センサ61がインク吸引部35の接続状態を検出した場合にアーム部55をロックし、また、そのロックを解除するアームロック部63とを備えている。アーム部55がロックされると、収納位置側軸部31の回転もロックされる。なお、接続状態検出センサ61は、例えば発光素子と受光素子とで構成され、それらの間に物体が介在するか否かを判定することにより、インク吸引管51の接続状態を検出する。また、アームロック部63は、本発明の回転ロック部に相当する。
アームロック部63の構成を具体的に説明する。アーム部55には、スライド孔部55aを挟んで収納位置側軸部31の反対側にロック用孔部55bが設けられている(図3参照)。アームロック部63は、例えば、可動軸部63aを押し出したり、引き込めたりするソレノイドで構成され、その可動軸部63aがロック用孔部55bを通過することにより、アーム部55を固定する。これにより、アーム部55が回転できなくなり、インク吸引管51がインクタンク3のインク供給口47aに接続された状態が保たれ、また、回転伝動部33による扉部19が閉じた状態が保たれる。
≪ICチップ通信部≫
インクタンク3には、図6(b)に示すように、製造情報等のインクに関するインク情報を記憶するICチップ通信部67が設けられている。ICチップ通信部67は、インク供給口47aが設けられているインクタンク3のキャップ部47に設けられている。ICチップ通信部67は、その入出力端子67aがインクタンク3を収納する収納方向D1aへ向くようになっている。
一方、インクタンク収納機構11(装置側)には、図3に示すように、ICチップ通信部67に記憶されているインクに関する情報を読み書きするための機構側入出力端子69が設けられている。インクタンク3を収納方向D1aに向けて移動して、インクタンク3が収納位置P1に位置する際に、ICチップ通信部67と機構側入出力端子69とが接触して通信可能な状態となる。機構側入出力端子69の各端子は、インクタンク3を出し入れする方向D1に、弾力性があるようになっている。
なお、ICチップ通信部67は、本発明の記憶部に相当し、機構側入出力端子69は、収納位置側入出力端子に相当する。
図8(a)〜図8(c)を参照して、インク吸引部35および機構側入出力端子69が確実に接続されることを説明する。図8(a)に示すように、インクタンク3を収納方向D1aに向けて移動させる。インクタンク収納機構11は、インクタンク3を収納位置P1に移動させる際に、インクタンク3を出し入れする方向D1と直交する上下(鉛直)方向D2および水平方向D3に、インク供給部45およびICチップ通信部67が設けられたキャップ部47を位置決めする位置決めガイド部65を備えている。キャップ部47の切り欠き部47bは、位置決めガイド部65でガイドされることにより上下方向D2および水平方向D3に位置決めされる。位置決めガイド部65へは、位置決めガイド部65に傾斜を設けることにより位置決めを容易にする。
図8(b)において、インク供給部47の切り欠き部47bは、位置決めガイド部65にガイドされ、上下方向D2および水平方向D3に位置決めされている。これにより、インク吸引管51とインク供給口47aとの位置決め、およびICチップ通信部67の入出力端子67aと機構側入出力端子69とを位置決めすることができる。
そして、図8(c)に示すように、インク吸引管51をインク供給口47aに接続する。この際に、インク吸引管51は、インクタンク3を出し入れする方向D1と直交する上下方向D2からインク供給口47aに接続する。方向D1ではなく、これと直交する位置決めガイド部65側(または載置面13側)にインク吸引管51を押し付けるので、確実に、インク吸引管51をインク供給口47aに接続することができる。また、インクタンク3が固定されるので、インク吸引管51の上下方向D2に直交する方向(例えば、インクタンク3を出し入れする方向D1)への移動が抑えられる。この時、ICチップ通信部67の入出力端子67aの位置が固定され、ICチップ通信部67との通信を確実なものとすることができる。
<インクタンク収納機構11の動作>
次に、インクタンク収納機構11の動作を説明する。本実施例において、操作者は、インクタンク3の交換を、操作ハンドル25の持ち替え動作を少なく容易に行うことができる。順番に説明する。
制御部7は、インクタンク3に貯留されたインクの残量が予め設定された量(例えば、空の状態)になると、制御部7は、インクタンク収納機構11ごとに付設されたLED等の報知部79(図2参照)を制御して、操作者にインクタンク3の交換時期を報知し、また、アームロック部63により、直線移動変換部53のアーム部55のロック、すなわち、収納位置側軸部31のロックを解除する。
操作者は、操作ハンドル25を握って反時計回りに回転させる。操作ハンドル25による回転で、回転伝動部33のキー穴部材37が、図5(f)の状態から図5(c)の状態になり、扉部19のロックが解除される。また、扉部19のロックが解除されると共に、操作ハンドル25による回転は、キー穴部材37に固定される収納位置側軸部31に伝わる。収納位置側軸部31が回転すると、直線移動変換部53により、収納位置側軸部31の回転がインク吸引管51の上方向D2aの直線移動に変換される。すなわち、図7(b)の状態から図7(a)の状態になり、インク吸引管51は、インク供給口47aから取り外される。
扉部19のロックが解除された後、操作者は、操作ハンドル25を握ったままの状態で、操作ハンドル25を引いて、インクタンク3を引き出す(図4(b)参照)。この際、扉部19は、閉じた状態から開いた状態となる。インクタンク収納機構11は、引き出し式になっているので、インクタンク3を容易に交換位置P2に移動させることができる。操作者は、インクタンク3を交換する。
この後、操作者は、操作ハンドル25を握って操作ハンドル25を押して、インクタンク3を収納位置P1に移動する。この際、扉部19は、開いた状態から閉じた状態となる。扉部19が閉じられた状態、すなわち、インクタンク3が収納位置P1に位置する際に、インクタンク3のインク供給口47aは、図8(b)に示すように、キャップ部47が位置決めガイド部65により位置決めされる。これにより、インクタンク3に設けられたインク情報を記憶するICチップ通信部67の入出力端子67aと、インクタンク収納機構11側に設けられた機構側入出力端子69とが接触して通信可能な状態となる。しかしながら、この状態は、インクタンク3が確実に固定されていない状態である。すなわち、インクタンク3の位置によっては、通信できない状態となってしまうおそれがある。
インクタンク3を収納位置P1に移動させた後、操作者は、操作ハンドル25を握ったままの状態で、操作ハンドル25を時計回りに回転させる。操作ハンドル25による回転で、回転伝動部33のキー穴部材37が、図5(c)の状態から図5(f)の状態になり、扉部19がロックされる。また、扉部19がロックされると共に、操作ハンドル25による回転は、キー穴部材37に固定される収納位置側軸部31に伝わる。収納位置側軸部31が回転すると、直線移動変換部53により、収納位置側軸部31の回転がインク吸引部51の下方向D2bの直線移動に変換される。すなわち、図7(a)の状態から図7(b)の状態になり、インク吸引管51は、インク供給口47aに接続される。
インク吸引管51の接続方向について、従来方法であるインクタンク3の収納方向D1aの反対側からインクタンク3をインク供給口47aに接続させる方法では、インクタンク3の位置によっては、確実にインク吸引管51をインク供給口47aに接続できない場合がある。しかしながら、インク吸引管51は、インクタンク3を出し入れする方向D1と直交する上下方向D2から接続されるので、インク吸引管51をインク供給口47aに確実に接続させることができる。
また、インク吸引管51がインク供給口47aに接続されると、インクタンク3がインク吸引管51を基準に固定される。そのため、インクタンク3に設けられたICチップ通信部67の入出力端子67aと、インクタンク収納機構11側に設けられた機構側入出力端子69との通信状態が確保され、ICチップ通信部67と確実に接続することができる。
インク吸引管51がインク供給口47aに接続されると、この状態を接続状態検出センサ61が検出する。接続状態検出センサ61がインク吸引管51の接続状態であることを検出した場合に、アームロック部63を制御し、アーム部55のロック用孔部55bにアームロック部63の可動軸部63aを通過させる。そのため、アーム部55およびアーム部55と固定する収納位置側軸部31がロックされる。これにより、インク吸引管51および扉部19がロックされ、インク供給中などのインクジェット印刷装置1の動作中にインクタンク3を交換位置P2に引き出すことができないようにする。
制御部7の制御によりポンプ4が動作し、インクタンク3に貯留されたインクは、内部管49およびインク吸引管51で吸い込まれて、インクジェットヘッド2およびサブタンク5に供給される。操作者は、操作ハンドル25のみにより、インク供給口47aへの接続およびその接続解除動作、並びに、扉部19の開閉のロックおよびその解除、インクタンク3の引き出しおよび押し込み動作ができる。そのため、操作者は操作ハンドル25を握っていれば、そこで一連のインクタンク3の交換動作が行えることになり、持ち替え動作の回数が少なく抑えられ、重量およびサイズが増加したインクタンク3の交換を容易に行うことができる。また、インクタンク3を出し入れする方向D1と直交する上下方向D2からインク吸引管51をインク供給口47aに接続するように動作するので、インク吸引管51をインク供給口47aに確実に接続させると共に、この接続により、ICチップ通信部67の通信状態を確保することができる。
本実施例によれば、操作ハンドル27による回転で、インク吸引管51のインク供給口47aへの接続、およびその接続の解除ができ、インクタンク収納機構11におけるインクタンク3のセット、インクタンク3の交換を容易に行うことができる。また、確実にインクタンク3をインクタンク収納機構11にセットすることができる。すなわち、インク吸引管51のインク供給口47aへの接続は、インクタンク3を出し入れする方向D1と直交する上下方向D2で行われる。これにより、インク吸引管51をインク供給口47aに確実に接続させることができる。また、インク吸引管51がインク供給口47aに接続されると、インクタンク3がインク供給管51を基準に固定される。そのため、インクタンク3に設けられたICチップ通信部67と機構側入出力端子69との通信状態が確保され、機構側入出力端子69は、ICチップ通信部67と確実に接続することができる。
また、収納位置側軸部31は、開口部17が扉部19で閉じられている際に、操作ハンドル25との間に設けられた回転伝動部33により操作ハンドル25による回転を受けて回転する。すなわち、開口部17が扉部19で閉じられている際に、回転伝動部33は、操作ハンドル25と収納位置側軸部31との間で回転を伝えることができる。
また、回転伝動部33は、操作ハンドル25による回転を受けて扉部19の開閉のロック、およびそのロックの解除を行う。これにより、操作ハンドル25による回転で、扉部19の開閉のロック、およびそのロックの解除を行うことができると共に、インク吸引管51のインク供給口51への接続、およびその接続の解除ができ、インクタンク3の交換を容易に行うことができる。
また、インクタンク収納機構11は、インク吸引管51がインク供給口47aに接続された状態を接続状態検出センサ61で検出した場合に、収納位置側軸部31の回転をロックするアームロック部63を備えている。これにより、インク吸引管51の接続状態が保持される。また、扉部19の開閉をロックした状態が保持される。そのため、インク供給中などの装置1の動作中にインクタンク3の交換ができないようにすることができる。
また、大容量のインクタンク3を用いるときに容器部分が大きく位置精度が出にくいので、インクタンク3を収納位置P1に移動させる際に、位置決めガイド部65により、インクタンク3を出し入れする方向D1と直交する上下方向D2および水平方向D3にキャップ部47を位置決めする。さらに、インク吸引管51をインク供給口47aに接続させることにより、インクタンク3を出し入れする方向D1に位置決めする。この時、インクタンク3のICチップ通信部67と機構側入出力端子69ともまた正確に位置決めすることができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例において、図9(a)〜図9(c)に示すように、インク吸引管51が、違う色のインクを貯留するインクタンク3のインク供給口47aに誤って接続しないようにするために、誤挿入防止部81が設けられている。
すなわち、インクタンク収納機構11は、インクタンク3に設けられたインクの色を示す色情報突起部81aと、インク吸引管51と一体となって移動し、色情報突起部81aに対応した色情報溝部81bとが噛み合うときに、インク吸引管51がインク供給口47aに接続される誤挿入防止部81を備えている。これにより、色情報突起部81aと色情報溝部81bが噛み合わないときに、異なる色のインクが貯留されたインクタンク3であることを判別することができる。すなわち、異なる色のインクが貯留されたインクタンク3への誤挿入を防止することができる。
なお、色情報突起部81aは、各色で異なる突起パターンを有している。また、色情報溝部81bは、色情報突起部81aと噛み合う場合は、インク吸引管51をインク供給口47aに接続することができ、色情報突起部81aと噛み合わない場合は、インク吸引管51をインク供給口47aに接続できないようになっている。
(2)上述した実施例および変形例(1)では、扉部19は、載置部13に設けられて一体となって引き出し式に構成されていた。この点、図10に示すように、扉部19を、ヒンジを介在させて開口部17の外縁部に設けてもよい。この場合、扉部19を開けた後に載置部13を引き出してインクタンク3を交換し、載置部13を押し込んだ後に扉部19を閉める。
本変形例の構成は、実施例の構成に比べ、操作ハンドル25の持ち替え動作が多くなってしまう。この点、実施例は、扉部19と載置部13とが一体である場合、例えばインクタンク3を収納位置P1に移動させると同時に、開口部を扉部で閉めることができる。これにより、操作ハンドル25の持ち替え動作を少なくすることができ、インクタンク3の交換を容易に行うことができる。
(3)上述した実施例および各変形例では、図3に示すように、ハンドル本体29としてレバー状のもので構成されていた。この点、ハンドル本体29として、例えばノブ状のもので構成してもよい。また、ハンドル軸部27に回転を与えるものであれば、直線移動を回転に変換する機構をハンドル本体29に用いてもよい。
(4)上述した実施例および各変形例では、液体タンクに貯留する液体として、インクジェット印刷装置に用いられるインクを例示したが、これに限定されない。例えば、半導体製造装置に用いられる薬液等であってもよい。
2 … インクジェットヘッド
3 … インクタンク
7 … 制御部
11 … インクタンク収納機構
13 … 載置部
15 … 載置部ガイド部
17 … 開口部
19 … 扉部
25 … 操作ハンドル
31 … 収納位置側軸部
33 … 回転伝動部
47 … キャップ部
47a … インク供給口
49 … 内部管
51 … インク吸引管
53 … 直線移動変換部
61 … 接続状態検出センサ
63 … アームロック部
65 … 位置決めガイド部
67 … ICチップ通信部
69 … 機構側入出力端子
81 … 誤挿入防止部
81a … 情報突起部
81b … 情報溝部
P1 … 収納位置
P2 … 交換位置
D1 … インクタンクを出し入れする方向
D2 … 上下方向

Claims (12)

  1. 液体を貯留する液体タンクを収納する収納位置に対して前記液体タンクを出し入れするための開口部と、
    前記開口部を開閉する扉部と、
    前記扉部に回転可能に設けられ、前記開口部が前記扉部で閉じられている際に前記収納位置側に回転を伝える操作ハンドルと、
    前記操作ハンドルによる回転を受けて回転し、前記開口部を基準に前記収納位置側に設けられた収納位置側軸部と、
    前記液体タンクが前記収納位置に位置する際に、前記液体タンクに設けられた前記液体を供給する供給口に対して着脱可能に設けられ、前記液体を吸い込むための液体吸引管と、
    前記液体タンクが前記収納位置に位置する際に、前記液体タンクに設けられた記憶部と通信可能な状態となるように前記開口部を基準に前記収納位置側に設けられた収納位置側入出力端子と、
    前記収納位置側軸部の回転を直線移動に変換して、前記液体タンクを出し入れする方向と直交する方向に前記液体吸引管を移動させる直線移動変換部と、
    を備えていることを特徴とする液体タンク収納機構。
  2. 請求項1に記載の液体タンク収納機構において、
    前記収納位置側軸部は、前記開口部が前記扉部で閉じられている際に、前記操作ハンドルとの間に設けられた回転伝動部により前記操作ハンドルによる回転を受けて回転することを特徴とする液体タンク収納機構。
  3. 請求項2に記載の液体タンク収納機構において、
    前記回転伝動部は、前記操作ハンドルによる回転を受けて前記扉部の開閉のロック、およびそのロックの解除を行うことを特徴とする液体タンク収納機構。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の液体タンク収納機構において、
    前記液体吸引管が前記供給口に接続された状態を接続状態検出センサで検出した場合に、前記収納位置側軸部の回転をロックする回転ロック部を備えていること
    を特徴とする液体タンク収納機構。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の液体タンク収納機構において、
    前記液体タンクに設けられた液体の種類を示す情報突起部と、前記液体吸引管と一体となって移動し、前記情報突起部に対応した情報溝部とが噛み合うときに、前記液体吸引管が前記供給口に接続される誤挿入防止部を備えていることを特徴とする液体タンク収納機構。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の液体タンク収納機構において、
    前記液体タンクは、その供給口から内部に向かう内部管を有していることを特徴とする液体タンク収納機構。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の液体タンク収納機構において、
    前記液体タンクを載置する載置部と、
    前記載置部を、前記収納位置と前記液体タンクの交換位置との間で移動可能に支持する載置部ガイド部とを備えていることを特徴とする液体タンク収納機構。
  8. 請求項7に記載の液体タンク収納機構において、
    前記扉部は、前記載置部に設けられて一体となっていることを特徴とする液体タンク収納機構。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の液体タンク収納機構において、
    前記液体タンクを出し入れする方向と直交する方向は、上下方向であり、
    前記液体吸引は、上向きの前記供給口に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする液体タンク収納機構。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の液体タンク収納機構において、
    前記記憶部は、前記供給口が設けられている前記液体タンクのキャップ部に設けられ、
    前記液体タンクを前記収納位置に移動させる際に、前記液体タンクを出し入れする方向と直交する上下方向および水平方向に前記キャップ部を位置決めする位置決めガイド部を備えていることを特徴とする液体タンク収納機構。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の液体タンク収納機構において、
    前記液体は、インク滴を吐出するインクジェットヘッドに供給するインクであることを特徴とする液体タンク収納機構。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の液体タンク収納機構を備え、
    前記液体吸引管から吸引された液体を、その液体を消費する液体消費部に供給することを特徴とする液体供給装置。
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