JP6026393B2 - 移動装置 - Google Patents
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Description
図1に示されている本発明の移動装置の一実施形態としてのロボット1は脚式移動ロボットである。左右の区別のために適宜符号「L」および「R」が用いられる。人間と同様に基体10と、基体10の上部に設けられた頭部11と、基体10の上部左右両側から延設された左右の腕体12と、腕体12の先端部に設けられた手部13と、基体10の下部から下方に延設された左右の脚体14と、脚体14の先端部に取り付けられている足平部15とを備えている。ロボット1は、アクチュエータMOT(図2参照)から伝達される力によって、人間の肩関節、肘関節、手首関節、股関節、膝関節、足首関節等の複数の関節に相当する複数の関節機構において腕体12や脚体14を屈伸運動させることができる。
図2に示されている制御装置2はロボット1に搭載されているプログラマブルコンピュータまたは電子制御ユニット(CPU,ROM,RAM,I/O回路等により構成されている。)により構成されている。制御装置2は内部状態センサ群S1および外部状態センサ群S2のそれぞれの出力信号に基づいて種々の状態変数の値を認識し、当該認識結果に基づいて各アクチュエータMOTの動作を制御するように構成されている。
前記構成のロボット1によって実行される、行動計画としての歩容の生成方法について説明する。ロボット1は人間と同様に左右の脚体14を交互に前方に運ぶことで、左右の足平部15の着床(床面に対する接触)および離床(床面からの離間)を繰り返しながら歩行または走行する。
ロボット1の大局的歩容モデルGait1と、環境モデルObとにより定義される「単調接触判定モデル」に基づき、ロボット1が大局的歩容にしたがって移動した場合に物体と接触する可能性の有無または高低が判定される(図4/STEP02)。
当該判定結果が否定的である場合(図4/STEP02‥NO)、基準点P0は定義されない。一方、当該判定結果が肯定的である場合(図4/STEP02‥YES)、基準点P0が定義される(図4/STEP04)。たとえば、図8に示されているように、大局的歩容モデルGait1(θ)と環境モデルOb(θ)との重複領域における最低の動径成分およびその偏角成分とにより定まる点(●参照)と比較して、動径成分が所定量だけ小さい点が定義される(○参照)。この点が極座標系から直交座標系に座標変換された結果が基準点P0として定義される(図7(2)参照)。
基準点P0が定められた後、局所的歩容モデルGait2と、環境モデルObとにより定義される「非単調接触判定モデル」に基づき、ロボット1が局所的歩容にしたがって移動した場合に物体と接触する可能性の有無または高低が判定される。
当該判定結果が否定的である場合(図4/STEP10‥NO)、局所的歩容パラメータGpはそのままに維持される。一方、当該判定結果が肯定的である場合(図4/STEP10‥YES)、評価値err(Gp)が0になるように局所的歩容モデルパラメータGpの値が最適化されることで補正後局所的歩容モデルGait2_mdfdが定義される(図4/STEP12)。具体的には、関係式(10)により表わされるGauss−Newton法にしたがって、非線形最適化問題が解かれることにより局所的歩容モデルパラメータGpの値が最適化される。局所的歩容モデルパラメータGpに関する局所的歩容モデルGait2(θ)のヤコビアンJGpが用いられる。
局所的歩容パラメータにより定義される足平部15の歩容パラメータに連続するように、ロボット1の現在位置から基準点P0_mdfdに至るまでの足平部15の歩容パラメータを含む大局的歩容が生成される。これにより、図7(5)に示されているように、局所的歩容ST20〜ST22に連続するような大局的歩容ST11〜ST14が生成される(図4/STEP16)。
本発明のロボット1および制御装置2によれば、接触判定モデルとして「非単調接触判定モデル」が用いられる。当該モデルは、局所的指定動作軌道に応じて揺らぎながら指定経路にしたがって非単調に延在する局所的歩容モデルGait2(非単調予測通行領域)により定義されている(図3(b)実線および図7(2)〜(5)参照)。
床面に沿って移動する機能を有する移動装置として、図1に示されている構成の脚式移動ロボット1のほか、占有領域の位置および姿勢が予測困難な構成のあらゆる自律移動装置が採用されてもよい。たとえば、掃除用の器具を基体から伸縮または進退させて床面を掃除しながら移動する自律移動ロボットが移動装置として採用されてもよい。
Claims (11)
- 指定経路にしたがって移動するように構成されている移動装置であって、
前記指定経路に沿って延在する予測通行領域と、物体の存在領域との重なり態様を表わす接触判定モデルを用いて前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定し、当該接触可能性があると判定したことを要件として行動計画を補正するように構成されている制御装置を備え、
前記制御装置が、前記指定経路とともに行動計画を構成する指定動作軌道に応じて揺らぎながら前記指定経路に沿って非単調に延在する前記予測通行領域としての非単調予測通行領域により定義される前記接触判定モデルとしての非単調接触判定モデルを用いて前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項1記載の移動装置において、
前記移動装置が基体と、前記基体から延在する複数の脚体とを備え、前記複数の脚体の着床および離床を繰り返しながら前記基体の並進を伴って移動するように構成されている脚式移動ロボットであり、
前記制御装置が、前記複数の脚体のそれぞれの着床位置および姿勢の時間変化態様またはこれに応じて定まる前記基体の揺動態様を前記指定動作軌道として定義される前記非単調接触判定モデルを用いて前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項2記載の移動装置において、
前記制御装置が、前記脚式移動ロボットの局所的歩容に基づき、前記脚式移動ロボットの重心軌道または代表点軌道を前記指定動作軌道として決定するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項3記載の移動装置において、
前記制御装置が、前記脚式移動ロボットの局所的歩容に基づき、前記脚式移動ロボットのZMP軌道を決定したうえで、前記ZMP軌道に基づいて重心軌道または代表点軌道を前記指定動作軌道として決定するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
前記制御装置が、前記非単調予測通行領域が前記指定動作軌道に応じて定まる指定変数について偏微分可能な関数により近似され、かつ、前記非単調予測通行領域と前記物体の存在領域との重なり態様が前記関数に基づいて定まる評価値により表わされる前記非単調接触判定モデルを用い、前記評価値が0であるか否かに応じて前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定するとともに、
当該接触可能性があると判定されたことを要件として、前記指定変数による前記関数の偏微分形式を用いて前記評価値を0に近づけるような最適化問題を解いて、前記指定変数の値を決定することにより前記行動計画を補正するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項5記載の移動装置において、
前記制御装置が、前記非単調予測通行領域が前記指定変数について極値を有する連続関数の線形結合関数により近似されている前記非単調接触判定モデルを用いて、前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
前記制御装置が、前記非単調予測通行領域と、前記物体の存在領域との重なり態様が、前記移動装置に対して位置および姿勢が固定されている極座標系で表わされている前記非単調接触判定モデルを用いて前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項7記載の移動装置において、
前記制御装置が、前記非単調予測通行領域と、前記物体の存在領域とのそれぞれを直交座標系で認識した上で、直交座標系から前記極座標系への座標変換処理をすることにより前記重なり態様が前記極座標系で表わされている前記非単調接触判定モデルを定義するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
前記制御装置が、高さが異なる複数の平面のそれぞれにおいて、前記非単調接触判定モデルを用いて前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定し、当該接触可能性があると判定したことを要件として前記行動計画を補正するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の移動装置において、
前記制御装置が、前記指定動作軌道に応じて揺らぎながら延在する前記移動装置の予測通行領域を包含する広がりを有し、かつ、前記指定経路に沿って単調に延在する前記予測通行領域としての単調予測通行領域により定義されている前記接触判定モデルとしての単調接触判定モデルを用いて前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定し、当該接触可能性があると判定したことを要件として前記指定経路を補正し、
当該補正後の指定経路に連続し、かつ、前記補正後の指定経路よりも短い新たな前記指定経路により定義される前記非単調接触判定モデルを用いて、前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定するように構成されていることを特徴とする移動装置。 - 請求項10記載の移動装置において、
前記制御装置が、一の前記単調接触判定モデルを用いて前記移動装置と前記物体との接触可能性があると判定したことを要件として、前記一の単調接触判定モデルを定義する一の単調指定経路に連続し、かつ、前記一の単調指定経路よりも短い他の前記単調指定経路により定義される他の前記単調接触判定モデルを用いて、前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定し、
最後の当該補正後の指定経路に連続し、かつ、前記補正後の指定経路よりも短い新たな前記指定経路により定義される前記非単調接触判定モデルを用いて、前記移動装置と前記物体との接触可能性の有無を判定するように構成されていることを特徴とする移動装置。
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