JP6022364B2 - 立体縁付き金属部品の製造用金型 - Google Patents
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Description
すなわち、特にブランクが高強度鋼板である場合などにおいて、曲がり縁部を立体化する立体縁付き金属部品を従来のプレス成形金型で製造すると、単純な工程ではわれ、しわが生じて立体縁付き金属部品の目標形状を達成することができず、工程簡素化と製品軽量化との両立は極めて困難であるという課題があった。
(1) 金属板から切り出した、両端をもつ曲線状の曲がり縁部を有するブランクを素材とし、前記曲がり縁部あるいはさらに該曲がり縁部に隣接するブランク部分を立体に成形して立体縁付き金属部品を製造する際に用いる、立体縁付き金属部品の製造用金型であって、前記曲がり縁部に、該曲がり縁部の曲がりに沿った山折れ又は谷折れいずれかの折れ形線を付与する折れ形線付与工程に用いる1工程目金型と次いで、前記曲がり縁部の両端間の中央部分を押して、該両端の間隔が狭まるように動かすことにより、前記折れ形線を起点として前記曲がり縁部あるいはさらに該曲がり縁部に隣接するブランク部分を立体化する立体成形工程に用いる2工程目金型とを有することを特徴とする立体縁付き金属部品の製造用金型。
(2) 前記1工程目金型を用いて付与する折れ形線が曲げ半径0.5mm以上30mm以下の折れ形線であることを特徴とする前記(1)に記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
(3) 前記1工程目金型は、平坦な挟持部、および該挟持部から前記ブランクの本体部分である一つ又は複数の中の少なくとも一つの折れ形線を付与される部分の両端あるいは中途部に繋がる中間部を前記ブランクに付与する構成とされたこと特徴とする前記(1)又は(2)に記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
(4) 前記折れ形線は、複数の曲線とされ、該複数のうちの少なくとも1つの曲線の一部が該一部の両側に連なる曲線部分よりも大きな曲率とされることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
(5) 前記2工程目金型は、前記曲がり縁部が立体化する起点となる折れ形線の周辺を押さえる構成とされたことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
(6) 前記2工程目金型は、前記立体化する曲がり縁部に隣接する部位である縦壁部を押さえる構成とされたことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
(7) 前記2工程目金型は、前記折れ形線の立体化を押さえる構成とされたことを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
前記製造用金型は、前記曲がり縁部に、該曲がり縁部の曲がりに沿った山折れ又は谷折れいずれかの折れ形線を付与する折れ形線付与工程に用いる1工程目金型と次いで、前記曲がり縁部の両端間の中央部分を押して、該両端の間隔が狭まるように動かすことにより、前記折れ形線を起点として前記曲がり縁部あるいはさらに該曲がり縁部に隣接するブランク部分を立体化する立体成形工程に用いる2工程目金型とを有する[本発明(1)]。ここで、前記両端をもつ曲線は、両端をもつ折れ線をも含むものとする。
図4は、本発明の実施形態例(4)を示す概略図である。本例では、実施形態例(3)において、山折れ線111、谷折れ線121に代えて、夫々、他部分よりも曲率の大きい部分50をもつ山折れ線113、谷折れ線123とした場合の1工程目金型の構造を示している。尚、前掲図と同一部又は相当部には同じ符号を付し説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態例(7)を示す概略図である。本例では、2工程目金型が、弓なり状に立体化する山折れ線110の円弧状の立ち上がり43を押さえる押さえブロック42を備えた場合を示している。尚、前掲図と同一部又は相当部には同じ符号を付し説明を省略する。
さらに、目視により目標形状との一致具合を観察し、実施例No.5と比較して目標形状との一致具合が同等ならば○、さらに良好な場合には形状評価を◎とした。
表2より、高強度鋼板を素材としたブランクの曲がり縁部を立体成形して立体縁付き金属部品を製造する際、従来プレス成形ではわれ、しわが発生したが、本発明では、われ、しわを発生させることなく、所望の部品を製造できた。
2 パンチ
5 挟持部
6 中間部
10 ブランク
11 1工程目成形品
12 2工程目後或いは途中の成形品
15 曲がり縁部
16 曲がり縁部の端
20 ホルダ
21 板押さえパッド(下)
22 板押さえパッド(上)
23 パンチ
24 カムスライダー
25 カムドライバー
30 押込み
31 回転
32 被保持部
40 押さえ治具
41 曲がり縁部の立ち上がり
42 押さえブロック
43 円弧状の立ち上がり
50 他部分よりも曲率の大きい部分
110,111,112,113 山折れ線
120,121,122,123 谷折れ線
Claims (7)
- 金属板から切り出した、両端をもつ曲線状の曲がり縁部を有するブランクを素材とし、前記曲がり縁部あるいはさらに該曲がり縁部に隣接するブランク部分を立体に成形して立体縁付き金属部品を製造する際に用いる、立体縁付き金属部品の製造用金型であって、前記曲がり縁部に、該曲がり縁部の曲がりに沿った山折れ又は谷折れいずれかの折れ形線を付与する折れ形線付与工程に用いる1工程目金型と次いで、前記曲がり縁部の両端間の中央部分を押して、該両端の間隔が狭まるように動かすことにより、前記折れ形線を起点として前記曲がり縁部あるいはさらに該曲がり縁部に隣接するブランク部分を立体化する立体成形工程に用いる2工程目金型とを有することを特徴とする立体縁付き金属部品の製造用金型。
- 前記1工程目金型を用いて付与する折れ形線が曲げ半径0.5mm以上30mm以下の折れ形線であることを特徴とする請求項1に記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
- 前記1工程目金型は、平坦な挟持部、および該挟持部から前記ブランクの本体部分である一つ又は複数の中の少なくとも一つの折れ形線を付与される部分の両端あるいは中途部に繋がる中間部を前記ブランクに付与する構成とされたこと特徴とする請求項1又は2に記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
- 前記折れ形線は、複数の曲線とされ、該複数のうちの少なくとも1つの曲線の一部が該一部の両側に連なる曲線部分よりも大きな曲率とされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
- 前記2工程目金型は、前記曲がり縁部が立体化する起点となる折れ形線の周辺を押さえる構成とされたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
- 前記2工程目金型は、前記立体化する曲がり縁部に隣接する部位である縦壁部を押さえる構成とされたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
- 前記2工程目金型は、前記折れ形線の立体化を押さえる構成とされたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の立体縁付き金属部品の製造用金型。
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