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JP6003938B2 - 電子キーシステム - Google Patents

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JP6003938B2
JP6003938B2 JP2014070432A JP2014070432A JP6003938B2 JP 6003938 B2 JP6003938 B2 JP 6003938B2 JP 2014070432 A JP2014070432 A JP 2014070432A JP 2014070432 A JP2014070432 A JP 2014070432A JP 6003938 B2 JP6003938 B2 JP 6003938B2
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Description

本発明は、車両の車室外の所定の送信エリア(車室外検知エリア)にポーリング信号を無線送信し、該ポーリング信号を受信した電子キーから送信されたレスポンス信号に応じて、該電子キーを認証(検知)し、所定の機能を実行する電子キーシステムに関する。
従来、いわゆるスマートエントリーシステムを搭載した車両において、定期的に送信するポーリング信号による電力消費を抑制するため、状況に応じて、送信間隔や送信エリアを変更する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2012−026141号公報
しかしながら、スマートエントリーシステムにおける電力消費は、ポーリング信号によるものには限られず、上述した送信間隔や送信エリアの変更では電力消費を有効に抑制できない場合がある。
例えば、ユーザが車両付近で立ち話をしたり、休憩を行う際、電子キーを所持してポーリング信号により形成される車室外検知エリアの境界付近にいると、ポーリング信号の強度や電子キーの受信感度等のばらつきにより、電子キーと車両側との通信の成立と不成立とが繰り返される場合がある。この場合、電子キーと車両側との通信成立により実行される機能(例えば、車室内の照明の点灯、電子キーによるロック・アンロック許可(スマートロックセンサの起動)等)が通信成立の度に起動されるため、当該機能による電力消費が増大するおそれがある。
そこで、上記課題に鑑み、電子キーが該電子キーと車両側との通信を行うための車室外検知エリアの境界付近に継続して存在する場合における電力消費を抑制することが可能な電子キーシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態において、電子キーシステムは、
車両の車室外の所定の送信エリア内に所定間隔でポーリング信号を無線送信する送信部と、
前記ポーリング信号に応じて電子キーから送信されるレスポンス信号を受信することにより、前記電子キーを検知する検知部と、
前記送信部により第1の送信エリアに送信される前記ポーリング信号に基づき、前記検知部により前記電子キーが前記第1の送信エリア内で検知された場合、車載装置の所定の機能を実行させる実行部とを備え、
前記送信部は、所定時間内で、前記検知部により前記第1の送信エリア内で前記電子キーが検知される状態と前記電子キーが検知されない状態とが所定回数以上繰り返された場合、前記第1の送信エリアを拡大した第2の送信エリア内に前記ポーリング信号を送信し、
前記実行部は、前記検知部により前記第2の送信エリア内で前記電子キーが検知された場合、前記検知部により前記第1の送信エリアで前記電子キーが検知された場合であっても、前記所定の機能を実行させないことを特徴とする。
本実施形態によれば、電子キーが該電子キーと車両側との通信を行うための車室外検知エリアの境界付近に継続して存在する場合における電力消費を抑制することが可能な電子キーシステムを提供することができる。
電子キーシステムの構成の一例を示すブロック図である。 電子キーシステム(スマートエントリECU)により実行されるスマートエントリー制御処理の一例を示すフローチャートである。 電子キーシステム(スマートエントリECU)による電子キーの検知状態と非検知状態とが繰り返される一例を説明する図である。 電子キーシステム(スマートエントリECU)による特徴的な処理(電子キーの検知状態と非検知状態とが繰り返された場合の処理)の一例を説明する図である。 電子キーシステム(スマートエントリECU)による特徴的な処理(電子キーの検知状態と非検知状態とが繰り返された場合の処理)の一例を示すフローチャートである。 電子キーに対する省電力制御下における電子キーシステム(スマートエントリECU)による電子キー、スペア電子キーの検知処理の一例を説明する図である。 電子キーに対する省電力制御下における電子キーシステム(スマートエントリECU)による電子キーの検知処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る電子キーシステム1の構成を示すブロック図である。電子キーシステム1は、電子キー10、車両2に設けられる車両側制御装置20とを備える。
電子キーシステム1は、電子キー10と車両側制御装置20との双方向通信による電子キー10の認証結果(IDコードの照合結果等)に基づき、車載装置の所定の機能を実行させる、いわゆるスマートエントリー制御を行う。例えば、車両2がIG−OFF(イグニッションオフ)状態、かつ、車両2の全ドアがロックされた状態で、電子キー10が認証(検知)されると、車室内照明や車室外のドアミラー下部に設けられた足下照明等を点灯させる。また、車両2のIG−OFF時に、電子キー10の認証に応じて、ユーザの所定操作による車両2のロック・アンロックを実行するスマートロックシステム(不図示)をスタンバイ状態に移行させる。具体的には、スマートロックセンサ(不図示)を起動し、スマートロックセンサへ操作入力による車両のロック・アンロックが可能な状態にする。詳細は、後述する。
電子キー10は、無線通信機能を有した携帯可能な認証端末である。内部に記憶された固有のIDコードを車両側制御装置20(後述する受信機23)に対して送信し、後述するスマートエントリECU24によりIDコードの照合が行われる。IDコードの照合により認証されると、認証された電子キー10が検知されたとして、スマートエントリECU24により当該電子キー10に応じたスマートエントリー制御が実行される。
電子キー10は、車両2の各ドア3(ドア3a、3b)に設けられる車室外発信機22(22a、22b)を介して、スマートエントリECU24から送信されるポーリング信号を受信可能に構成される。また、電子キー10は、当該ポーリング信号に対応したレスポンス信号を受信機23に送信する。なお、レスポンス信号には、電子キー10の内部に記憶された固有のIDコードの情報が含まれる。
なお、図中、ドア3は、車両2の左右に2箇所のみ設けられるが、ドア3a、3bは、車両2に設けられるドアを例示したものであり、車両2に設けられるドアの枚数及び構成は、任意であってよい。また、車両2に設けられるドア3a、3b以外のドアは、スマートエントリECU24と接続される車室外発信機22が設けられてもよいし、設けられなくてもよい。以下、車室外発信機22は、ドア3a、3bのみに対応して設けられるものとして説明を行う。
車両側制御装置20は、電子キー10との通信手段として、車室外アンテナ21(21a、21b)、車室外発信機22(22a、22b)、受信機23等を含む。また、車両側制御装置20は、制御手段として、スマートエントリECU24、ボディECU25、照明装置26、ドアロック装置27等を含む。
車室外アンテナ21a、21bは、それぞれ車室外発信機22a、22bに対応してドア3a、3bのドアハンドル内等に設けられ、スマートエントリECU24から送信されたポーリング信号等を電波(ポーリング電波)として送信する電波発信手段である。
車室外発信機22a、22bは、それぞれドア3a、3bに対応して設けられ、スマートエントリECU24から送信されたポーリング信号等を、車室外アンテナ21a、21bを介して電波として発信する。車室外発信機22a、22bにより発信されたポーリング信号の到達距離は、通常、約1.0m程度である。発信されたポーリング信号が到達するエリアにより電子キー10の検知エリア、即ち、電子キー10と車両側制御装置20との双方向通信によるIDコード照合のための車室外検知エリア100(100a、100b)が形成される。車室外発信機22a、22bは、スマートエントリECU24と、例えば、LIN(Local Interconnect Network)等の車載ネットワークにより通信可能に接続されてよい。
受信機23は、電子キー10から送信されるレスポンス信号等を受信する電波受信手段である。受信機23は、スマートエントリECU24と、例えば、LIN等の車載ネットワークにより通信可能に接続され、受信したレスポンス信号等をスマートエントリECU24に送信する。
スマートエントリECU24は、電子キー10と車両側制御装置20との双方向通信による電子キー10の認証(IDコードの照合)の制御、及び、当該認証(照合)結果に基づくスマートエントリー制御を行う、電子キーシステム1における主たる制御手段である。具体的には、車両2のIG−OFF時に、所定間隔(一定時間間隔)でポーリング信号を生成し、車室外発信機22a、22bを介して車両2の車室外に無線送信することにより電子キー10の車室外検知エリア100a、100bを形成する。即ち、スマートエントリECU24は、車室外発信機22a、22bを介して、車室外検知エリア100a、100b内にポーリング信号を送信する。また、スマートエントリECU24は、電子キー10から送信され、受信機23を介して受信したレスポンス信号に基づいて、電子キー10の認証(IDコードの照合等)を行う。また、スマートエントリECU24は、当該照合の結果として、電子キー10を認証することにより、該電子キー10を車室外検知エリアに検知する。即ち、該電子キー10を所持したユーザを車室外検知エリアに検知する。また、スマートエントリECU24は、電子キー10を認証した場合(電子キー10を車室外検知エリア100a、100bに検知した場合)、ボディECU25等を介して車載装置の所定の機能を実行させる。例えば、スマートエントリECU24は、照明装置26の駆動制御を行うボディECU25に照明装置26の点灯要求信号を送信する。そして、ボディECU25は、当該点灯要求信号に応じて、照明装置26の所定の機能(車室内の照明、ドアミラー下部の足下照明等の点灯機能(お出迎え照明機能))を実行させる。また、スマートエントリECU24は、スマートロックシステム(不図示)の所定操作による全ドア(ドア3a、3b含む)のロック・アンロックのスタンバイ機能(スマートロック・アンロックスタンバイ機能)を実行させるため、所定のドア(例えば、ドア3a、3b)のハンドル等に設けられるスマートロックセンサ(不図示)に起動信号を出力する。その後、スマートロックセンサからユーザによる所定操作(接触操作等)が検出されると、スマートエントリECU24は、ボディECU25にロック信号又はアンロック信号を送信する。そして、ボディECU25は、当該ロック信号又はアンロック信号に応じて、ドアロック装置27(ドアロックモータ等)を駆動し、車両2の全ドアのロック又はアンロックを実行する。スマートエントリECU24は、車室外発信機22a、22b、受信機23、ボディECU25等と、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN等の車載ネットワークにより通信可能に接続される。
なお、スマートエントリECU24は、車室外発信機22a、22bを介して、各車室外発信機22a、22bに固有の識別コードを含むポーリング信号を送信してよい。そして、該ポーリング信号に対応して、電子キー10は、その識別コードを含むレスポンス信号を送信するようにしてよい。また、スマートエントリECU24は、各車室外発信機22a、22bに、時間差を設けて、順番にポーリング信号を送信してもよい。これにより、スマートエントリECU24は、いずれの車室外発信機22a、22bから送信されたポーリング信号に応答して、電子キー10がレスポンス信号を送信したのかを判別することができる。即ち、スマートエントリECU24は、電子キー10(を所持したユーザ)が、ドア3a、3bのうち、いずれのドア付近に存在するかを判別することができる。
ここで、スマートエントリECU24によるスマートエントリ制御処理の一例について説明をする。
図2は、電子キーシステム1(スマートエントリECU24)によるスマートエントリ制御処理の一例を示すフローチャートである。当該処理は、車両2がIG−OFF状態、かつ、車両2の全ドアがロック状態の場合に、所定時間毎に実行される。
図2を参照するに、ステップS101では、車室外検知エリア100a、100bを形成するポーリング信号に応じて、電子キー10から送信されたレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号を受信した場合、ステップS102に進み、レスポンス信号を受信しなかった場合、今回の処理を終了する。
ステップS102では、電子キー10の認証を実行する。具体的には、レスポンス信号に含まれる電子キー10に固有のIDコードとスマートエントリECU24に予め登録されたIDコードとが一致するか否か(IDコードの照合)により、電子キー10の認証が実行されてよい。
ステップS103では、電子キー10が認証されたか否かを判定する。認証された場合は、ステップS104に進み、認証されなかった場合、今回の処理を終了する。
ステップS104では、電子キー10の認証(検知)に対応して、スマートアンロックスタンバイ機能や照明装置26によるお出迎え照明機能を実行させて、今回の処理を終了する。具体的には、上述したとおり、スマートロックセンサを起動したり、ボディECU25を介して、照明装置26を駆動したりする。
なお、スマートエントリECU24は、スマートロックセンサとバッテリ(不図示)とを接続する経路に設けられるリレーを制御することによりスマートロックセンサの起動、停止を実行してよい。
このように、ユーザが携帯する電子キー10の検知に応じて、車室内照明や足下照明が点灯されるお出迎え照明機能が実行されるので、特に夜間等に車両に乗り込む際に、足下や車室内が明るくなり、ユーザーフレンドリーである。また、ユーザが携帯する電子キー10の検知に応じて、スマートアンロックスタンバイ機能が実行される(スマートロックセンサが起動される)ので、スムーズにドアの開錠を行うことができる。
図1に戻り、ボディECU25は、照明装置26、ドアロック装置27(車両2のドアの施錠・開錠等)の駆動制御を行う制御手段である。具体的には、照明装置26とバッテリ(不図示)間に設けられるリレー等を駆動制御し、照明装置26に含まれる各種照明の点灯、又は、消灯を実行する。また、ボディECU25は、ドアロック装置27に含まれるドアロック用アクチュエータ(ドアロックモータ等)を駆動制御し、ドア3a、3bを含む車両2のドアの施錠(ロック)又は開錠(アンロック)を行う。
なお、スマートエントリECU24、及びボディECU25は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、ROMに格納されたプログラムをCPU上で実行することにより上述した各種制御処理を実行してよい。また、スマートエントリECU24、及びボディECU25の機能は、任意のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせにより実現されてもよい。また、スマートエントリECU24、及びボディECU25の機能の一部又は全部は、他のECUにより実現されてもよい。また、スマートエントリECU24、及びボディECU25は、他のECUの機能の一部又は全部を実現するものであってもよい。例えば、ボディECU25の機能の一部又は全部は、スマートエントリECU24により実現されてもよいし、スマートエントリECU24の機能の一部又は全部は、ボディECU25により実現されてもよい。
照明装置26は、車両2の車室内照明や車両2の車室外のドアミラー下部に設けられる足下照明等の各種照明を含む。照明装置26に含まれる照明は、それぞれ、バッテリとリレーを介して接続され、ボディECU25により当該リレーが制御されることにより、点灯及び消灯が行われてよい。
ドアロック装置27は、ドア3a、3bを含む車両2のドアの施錠・開錠を行うためのロック機構を含むドアの施錠・開錠手段である。ドアロック装置27には、車両2の各ドアに設けられるドアロックモータ等が含まれてよい。
また、電子キーシステム1は、電子キー10に加えて、スマートエントリECU24による認証(検知)が可能な認証端末として、スペア電子キー10sを含む。スペア電子キー10sは、電子キー10と同様、無線通信機能を有した携帯可能な認証端末である。スペア電子キー10sは、電子キー10と同様の機能を有するため、詳細の説明は省略する。但し、電子キー10とスペア電子キー10sとは、異なる認証端末として、スマートエントリECU24により認証(検知)され、例えば、電子キー10とスペア電子キー10sとは、異なるIDコードを有する。これにより、スマートエントリECU24は、認証可能な電子キー10、スペア電子キー10sのうち、いずれが車室外検知エリア100a、100bで検知されたかを判断することができる。
なお、スマートエントリECU24は、車室外発信機22a、22bを介して、電子キー10に対するポーリング信号とスペア電子キー10sに対するポーリング信号とを時間差を設けて、別々に無線送信してもよい。即ち、スマートエントリECU24は、検知対象となる認証端末毎にポーリング信号を生成し、時間差を設けて、認証端末毎に形成された車室外検知エリア100(100a、100b)により、特定の認証端末の検知を行ってよい。例えば、前回、車両2の走行時(IG−ON時)に使用された認証端末がスペア電子キー10sであった場合、スマートエントリECU24は、スペア電子キー10sに対するポーリング信号を優先的に(先に)車室外検知エリア100に送信してよい。また、スマートエントリECU24は、車両2の走行時(IG−ON時)に使用された認証端末を記録し、当該記録に応じて、頻繁に使用される認証端末に対するポーリング信号を優先的に車室外検知エリア100に送信してもよい。これにより、過去の認証端末(電子キー10、スペア電子キー10s)の使用状況に応じて、車室外検知エリア100内で、迅速に認証端末の検知を行うことができる。
次に、電子キーシステム1(スマートエントリECU24)による特徴的な処理、即ち、スマートエントリECU24による電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された場合の処理について説明をする。
まず、電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返される状況について説明をする。
図3は、電子キーシステム1(スマートエントリECU24)による電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返される一例を説明する図である。図3(a)、(b)は、共に電子キー10が車室外検知エリア100aの境界近辺に存在する場合を示す図である。また、図3(a)は、車室外発信機22a、22bの出力強度や電子キー10の受信感度等のばらつきにより車室外検知エリア100a、100bの上限としての車室外検知エリア100H(100Ha、100Hb)が形成された状態を示す。また、図3(b)は、車室外発信機22a、22bの出力強度や電子キー10の受信感度等のばらつきにより、車室外検知エリア100a、100bの下限として車室外検知エリア100L(100La、100Lb)が形成された状態を示す。即ち、車室外検知エリア100Hは、車室外発信機22の出力強度や電子キー10の受信感度等のばらつきにより、車室外検知エリア100として形成される最大のエリアを表し、車室外検知エリア100Lは、車室外検知エリア100として形成される最小のエリアを表す。なお、車両2は、IG−OFF状態、かつ、車両2の全ドア(ドア3a、3bを含む)はロック状態である。
図3(a)を参照するに、電子キー10は、ばらつきの上限として形成された車室外検知エリア100Haに含まれ、車両側制御装置20(スマートエントリECU24)との双方向通信により認証(検知)される(検知状態)。
一方、図3(b)を参照するに、電子キー10は、ばらつきの下限として形成された車室外検知エリア100Laに含まれず、車両側制御装置20と双方向通信が成立しないため、認証(検知)されない(非検知状態)。
このように、車室外発信機22a、22bから送信されたポーリング電波により形成される車室外検知エリア100は、車室外発信機22a、22bの出力強度や電子キー10の受信感度等のばらつきにより、その範囲(ポーリング信号の到達範囲)が変化する。そのため、本例のように電子キー10が車室外検知エリア100の境界付近に存在する場合、車室外検知エリア100の範囲の変化に応じて、電子キー10がスマートエントリECU24により検知されたり、検知されなかったりを繰り返す場合がある。
続いて、具体的に、電子キーシステムによる特徴的な処理(電子キーの検知状態と非検知状態とが繰り返された場合の処理)を図4を用いて説明する。
図4は、電子キーシステム1(スマートエントリECU24)による特徴的な処理(電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された場合の処理)を説明する図である。なお、電子キー10は、図3に示した例と同様、車室外検知エリア100aの境界付近に継続して存在する状態である。
具体的には、車室外検知エリア100a内で、スマートエントリECU24による電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された場合に、車室外発信機22aを介して、車室外検知エリア100aよりも範囲を拡大した車室外検知エリア200(200a)を形成する。そして、スマートエントリECU24は、拡大された車室外検知エリア200a内で電子キー10を検知することができるか確認する。即ち、拡大された車室外検知エリア200aを形成する車室外発信機22aからのポーリング信号に応じて、電子キー10から送信されたレスポンス信号を受信し、電子キー10を認証(検知)することができるか確認する。
図4のように、電子キー10を携帯したユーザが車室外検知エリア100aの境界付近に継続して留まっている場合、スマートエントリECU24は、拡大された車室外検知エリア200a内で、電子キー10を検知することができる。即ち、電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された車室外検知エリア100(100a又は100b)よりも範囲を拡大した車室外検知エリア200(200a又は200b)で電子キー10が検知されることを確認することで、電子キー10が車室外検知エリア100aの境界付近に継続して存在している可能性が高いか否かを判断することができる。
なお、車室外検知エリア100aから車室外検知エリア200aへの範囲の拡大幅は、車室外検知エリア100aのばらつきの幅(車室外検知エリア100Haと100Laとの差異分)よりも大きく設定される。例えば、車室外検知エリア100aのばらつき幅がシステム感度で1dB未満であるのに対して、車室外検知エリア200aは、車室外検知エリア100aよりもシステム感度で3dB高く設定されてよい。
スマートエントリECU24は、拡大された車室外検知エリア200a内で電子キー10を検知すると、電子キー10に関して、上述した車載装置の所定の機能(お出迎え照明機能、スマートアンロックスタンバイ機能)を実行させない。これにより、電子キー10が車室外検知エリア100aの境界付近に留まっている場合等のように、ユーザにとって、車載装置の所定の機能が必要ない状況において、車載装置の所定の機能が実行されないため、当該所定の機能の実行による電力消費を抑制することができる。以下、電子キー10が検知されても当該所定の機能を実行させない制御を省電力制御と呼ぶ場合がある。
なお、本例では、車室外検知エリア100aの境界付近に電子キー10が継続して存在する場合について説明したが、車室外検知エリア100bの境界付近に電子キー10が存在する場合についても、同様の動作が行われる。即ち、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100b内で、電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された場合、車室外検知エリア100bの範囲を拡大した車室外検知エリア200b内で、電子キー10が検知されるか確認する。そして、車室外検知エリア200b内で、電子キー10が検知された場合、スマートエントリECU24は、車載装置の所定の機能を実行させない。
図5は、電子キーシステム1(スマートエントリECU24)による特徴的な処理(電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された場合の処理)の一例を示すフローチャートである。当該処理フローは、車両2がIG−OFF状態、かつ、車両2の全ドア(ドア3a、3bを含む)がロック状態において、所定時間(例えば、5分間)内で、電子キー10の検知状態と非検知状態とが所定回数(例えば、3回)以上繰り返された場合に実行される。
図5を参照するに、ステップS201では、車室外検知エリア100(車室外検知エリア100a、100bのうち、電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された車室外検知エリア)を拡大する。即ち、電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された車室外検知エリア100を形成する車室外発信機22(22a、22bのいずれか)を介して、車室外検知エリア200(車室外検知エリア200a、200bのいずれか)を形成する。
なお、車室外検知エリア100(100a、100b)の拡大は、車室外発信機22(22a、22b)の出力を変更する(高める)ことにより行われてもよいし、電子キー10によるポーリング信号の受信感度を変更する(高める)ことにより行われてよい。
続いて、ステップS202では、電子キー10の検知状態と非検知状態とが繰り返された車室外検知エリア100に対応する拡大された車室外検知エリア200(200a又は200b)を形成するポーリング信号に応じて、電子キー10から送信されたレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号を受信した場合、ステップS203に進み、レスポンス信号を受信しなかった場合、今回の処理を終了する。
ステップS203では、電子キー10の認証を実行する。具体的には、レスポンス信号に含まれる電子キー10に固有のIDコードとスマートエントリECU24に予め登録されたIDコードとが一致するか否か(IDコードの照合)により、電子キー10の認証が実行されてよい。
ステップS204では、電子キー10が認証されたか否かを判定する。認証された場合は、ステップS205に進み、認証されなかった場合、今回の処理を終了する。
ステップS205では、電子キー10の認証(検知)に対応して、電子キー10に対する省電力制御を開始し、今回の処理を終了する。即ち、電子キー10を検知しても、スマートアンロックスタンバイ機能や照明装置26によるお出迎え照明機能を実行させない。
なお、スマートエントリECU24は、電子キー10の検知に対応して、上述した車載装置の所定の機能を実行させないので、電子キー10が認証(検知)された旨の情報を車載ネットワーク(CAN等)上に出力しない。
このように、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100内で電子キー10の検知状態と非検知状態が繰り返された場合、車室外検知エリア100を拡大した車室外検知エリア200を形成し、車室外検知エリア200内で電子キー10が検知されるか否かを判定する。これにより、電子キー10が車室外検知エリア100の境界付近に継続して存在している(留まっている)可能性が高いか否かを判断することができる。即ち、車室外検知エリア200で電子キー10が検知された場合、電子キー10が継続して車室外検知エリア100の境界付近に存在している可能性が高いと判断できる。
また、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア200内で電子キー10が検知された場合、電子キー10に対する省電力制御を開始する。具体的には、電子キー10を検知しても、車載装置の所定の機能(お出迎え照明機能、スマートアンロックスタンバイ機能等)を実行させない。これにより、車載装置の所定の機能を実行させることによる電力消費を抑制することができる。また、この場合、電子キー10は、車室外検知エリア100の境界付近に継続して存在しており、車載装置の所定の機能が必要ない状況である(電子キー10を携帯したユーザは、車両2付近に継続して留まっており、車両2に乗り込む意図はないと考えられる)。そのため、車載装置の所定の機能が実行されなくとも、問題は生じない。即ち、本実施形態に係る電子キーシステム1は、電子キー10が該電子キー10と車両2側との通信を行うための車室外検知エリア100の境界付近に継続して存在する場合における電力消費を抑制することができる。
なお、上述したとおり、スマートエントリECU24は、電子キー10が検知されても、電子キー10が認証(検知)された旨の情報を車載ネットワーク(CAN等)上に出力しない。そのため、車両2のIG−OFF状態において、停止されている車載ネットワーク(CAN等)をウェイクアップさせる必要がなく、当該ウェイクアップによる消費電力を抑制することもできる。
次に、電子キー10に対する省電力制御下における電子キーシステム1による電子キー10、スペア電子キー10sの検知処理について説明をする。
図6は、電子キー10に対する省電力制御下における電子キーシステム1(スマートエントリECU24)による電子キー10、スペア電子キー10sの検知処理の一例を説明する図である。具体的には、電子キー10が車室外検知エリア100aの境界付近に存在し、スペア電子キー10s(を携帯したユーザ)が車室外検知エリア100bに侵入した状態を示している。
電子キー10に対する省電力制御下においても、基本的に、電子キー10又はスペア電子キー10sの存在を検知するための車室外検知エリア100(100a、100b)が形成される。そして、スマートエントリECU24による電子キー10、スペア電子キー10sの検知が実行される。
スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100a内で、電子キー10を検知した場合、上述したとおり、車載装置の所定の機能(お出迎え照明機能、スマートロックスタンバイ機能等)を実行させない。
加えて、スマートエントリECU24は、車室外発信機22aを介して、車室外検知エリア100aの範囲を縮小した車室外検知エリア300(300a)を形成する。そして、車室外検知エリア300a内で、電子キー10が検知されるかを確認する。
車室外検知エリア300a内で電子キー10が検知されない場合、電子キー10は、依然として、車室外検知エリア100aの境界付近に留まっていると判断することができる。これに対して、車室外検知エリア300a内で電子キー10が検知された場合、車室外検知エリア100aの境界付近に留まっていた電子キー10(を携帯したユーザ)がドア3aに接近してきたと判断することができる。
なお、車室外検知エリア100aから車室外検知エリア300aへの範囲の縮小幅は、車室外検知エリア100aのばらつきの幅(車室外検知エリア100Haと100Laとの差異分)よりも大きく設定される。例えば、車室外検知エリア100aのばらつき幅がシステム感度で1dB未満であるのに対して、車室外検知エリア300aは、車室外検知エリア100aよりもシステム感度で3dB低く設定されてよい。
電子キー10(を所持したユーザ)がドア3aに接近してきた場合、ユーザが車両2に乗り込む可能性が高いと考えられる。そのため、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア300a内で電子キー10が検知された場合、電子キー10に対する省電力制御から通常制御に移行し、電子キー10の検知に応じて、車載装置の所定の機能(お出迎え照明機能、スマートロック・アンロックスタンバイ機能等)を実行させる。これにより、縮小された車室外検知エリア300a内で電子キー10が検知されることによる若干の遅延のみで、実際に車載装置の所定の機能が必要な状況では、確実に車載装置の所定の機能を実行させることができる。即ち、電力消費の抑制のための省電力制御による電子キー10を利用するユーザの利便性への影響を最小限にすることができる。
なお、車室外検知エリア300aが車室外検知エリア100aよりもシステム感度で3dB低く設定された場合、車室外検知エリア300a内で電子キー10が検知されることによる遅延は、車室外検知エリア100a内で検知されるのに対して、10ms程度である。
一方、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100bでスペア電子キー10sを検知した場合、上述した図2のフローチャートに従い、車載装置の所定の機能(お出迎え照明機能、スマートロック・アンロックスタンバイ機能等)を実行させる。これにより、省電力制御の対象ではない電子キー10以外のキー(スペア電子キー10s)を所持して車両2に乗り込むユーザは、電子キー10に対する省電力制御の影響を受けることがない。即ち、電子キー10が車室外検知エリア100の境界付近に存在する場合における電力消費の抑制とスペア電子キー10sを利用するユーザの利便性とを両立することができる。
なお、本例では、車室外検知エリア100aの境界付近に電子キー10が継続して存在する場合について説明したが、車室外検知エリア100bの境界付近に電子キー10が存在する場合についても、同様の動作が行われる。即ち、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100bの範囲を縮小した車室外検知エリア300(300b)を形成して、縮小された車室外検知エリア300b内で、電子キー10が検知されるかを確認する。そして、車室外検知エリア300b内で、電子キー10が検知された場合、スマートエントリECU24は、電子キー10に対する省電力制御から通常制御に移行し、車載装置の所定の機能を実行させる。
図7は、電子キー10に対する省電力制御下における電子キーシステム1(スマートエントリECU24)による電子キー10の検知処理の一例を示すフローチャートである。当該フローは、電子キー10に対する省電力制御下において、電子キー10が車室外検知エリア100(100a、100bのいずれか)で検知される毎に実行される。
図7を参照するに、ステップS301では、車室外検知エリア100を縮小する。即ち、電子キー10が検知された車室外検知エリア100を形成する車室外発信機22(22a、22bのいずれか)を介して、車室外検知エリア300(車室外検知エリア300a、300bのいずれか)を形成する。
続いて、ステップS302では、縮小された車室外検知エリア300(300a、300bのいずれか)を形成するポーリング信号に応じて、電子キー10から送信されたレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号を受信した場合、ステップS303に進み、レスポンス信号を受信しなかった場合、今回の処理を終了する。
ステップS303では、電子キー10の認証を実行する。具体的には、レスポンス信号に含まれる電子キー10に固有のIDコードとスマートエントリECU24に予め登録されたIDコードとが一致するか否か(IDコードの照合)により、電子キー10の認証が実行されてよい。
ステップS304では、電子キー10が認証されたか否かを判定する。認証された場合は、ステップS305に進み、認証されなかった場合、今回の処理を終了する。
ステップS305では、電子キー10の認証(検知)に対応して、電子キー10に対する省電力制御から通常制御に移行し、今回の処理を終了する。即ち、電子キー10の検知に応じて、スマートアンロックスタンバイ機能や照明装置26によるお出迎え照明機能を実行させる。
一方、電子キー10の省電力制御下におけるスマートエントリECU24によるスペア電子キー10sの検知処理は、上述したとおり、図2で説明した処理フローに従い、実行される。
このように、電子キー10に対する省電力制御下において、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100の範囲を縮小した車室外検知エリア300内で電子キー10が検知された場合に、車載装置の所定の機能を実行させる。これにより、電力消費の抑制のための省電力制御による電子キー10を利用するユーザの利便性への影響を最小限にすることができる。即ち、ユーザの利便性をほぼ維持しつつ、電子キー10が車室外検知エリア100の境界付近に存在する場合における電力消費の抑制を行うことができる。
一方、電子キー10に対する省電力制御下において、スマートエントリECU24は、通常の車室外検知エリア100内でスペア電子キー10sが検知された場合に、車載装置の所定の機能を実行させる。これにより、電子キー10が車室外検知エリア100の境界付近に存在する場合における電力消費の抑制とスペア電子キー10sを利用するユーザの利便性とを両立することができる。
また、電子キー10に対する省電力制御下において、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100内で、電子キー10又はスペア電子キー10sの検知を行い、電子キー10が検知された場合に、更に、縮小された車室外検知エリア300内で電子キー10が検知されるかを確認する。これにより、車室外検知エリア100の境界付近に継続して留まっている電子キー10よりも、他の場所からユーザに携帯されて移動してくる可能性が高いスペア電子キー10sを優先して検知することができる。
なお、上述した例では、電子キー10に対する省電力制御下において、車室外検知エリア100内で電子キー10が検知された場合に、範囲を縮小した車室外検知エリア300を形成して、再度、電子キー10が検知されるかを確認した。しかしながら、電子キー10に対する省電力制御下において、電子キー10は、最初から縮小された車室外検知エリア300内で検知されるか否かが確認されてもよい。即ち、スマートエントリECU24は、時間差を設けて、電子キー10に対するポーリング信号、及び、スペア電子キー10s対するポーリング信号を、それぞれ、縮小された車室外検知エリア300、及び、通常の車室外検知エリア100に送信してよい。この際、スマートエントリECU24は、車室外発信機22a、22bを介して、電子キー10に対するポーリング信号よりもスペア電子キー10sに対するポーリング信号を優先的に(先に)送信してよい。これにより、車室外検知エリア100の境界付近に継続して留まっている電子キー10よりも、他の場所からユーザに携帯されて移動してくる可能性が高いスペア電子キー10sを優先して検知することができる。
また、上述した例では、電子キー10に対する省電力制御下において、電子キー10が車室外検知エリア100(100a、100bのいずれか)に検知された場合は、例外なく、車室外検知エリア300で検知されるかを確認した(図7のステップS301)。しかし、電子キー10に対する省電力制御への移行時(図5参照)に、境界付近に電子キー10が存在すると判断された車室外検知エリア100(100a、100bのいずれか)内で、電子キー10が検知された場合のみ、更に、車室外検知エリア300で検知されるかを確認してもよい。即ち、電子キー10が、省電力制御への移行時に、境界付近に電子キー10が存在すると判断された車室外検知エリア100以外で検知された場合、スマートエントリECU24は、上述した車載装置の所定の機能を実行させてよい。
また、上述した例では、電子キー10に対する省電力制御下における電子キー10、スペア電子キー10sの検知処理について述べたが、スペア電子キー10sに対する省電力制御下における電子キー10、スペア電子キー10sの検知処理についても、同様の動作が行われる。例えば、スマートエントリECU24は、車室外検知エリア100aの境界付近にスペア電子キー10sが存在する場合、車室外検知エリア100aの範囲を縮小した車室外検知エリア300aを形成して、車室外検知エリア300a内で、スペア電子キー10sが検知されるかを確認する。そして、車室外検知エリア300内で、スペア電子キー10sが検知された場合、スマートエントリECU24は、上述した車載装置の所定の機能を実行させる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態において、スマートエントリECU24による認証(検知)に応じて、スマートエントリ制御(車載装置の所定の機能)が実行される認証端末は、電子キー10、スペア電子キー10sの2個であったが、3個以上であってもよい。
1 車両用警報システム
2 車両
3、3a、3b ドア
10 電子キー(一の電子キー)
20 スペア電子キー(他の電子キー)
21、21a、21b 車室外アンテナ
22、21a、21b 車室外発信機
23 受信機
24 スマートエントリECU(送信部、検知部、実行部)
25 ボディECU
26 照明装置
27 ドアロック装置
100、100a、100b 車室外検知エリア(所定の送信エリア)
200、200a、200b 車室外検知エリア(拡大送信エリア)
300、300a、300b 車室外検知エリア(縮小送信エリア)

Claims (6)

  1. 車両の車室外の所定の送信エリア内に所定間隔でポーリング信号を無線送信する送信部と、
    前記ポーリング信号に応じて電子キーから送信されるレスポンス信号を受信することにより、前記電子キーを検知する検知部と、
    前記送信部により第1の送信エリアに送信される前記ポーリング信号に基づき、前記検知部により前記電子キーが前記第1の送信エリア内で検知された場合、車載装置の所定の機能を実行させる実行部とを備え、
    前記送信部は、所定時間内で、前記検知部により前記第1の送信エリア内で前記電子キーが検知される状態と前記電子キーが検知されない状態とが所定回数以上繰り返された場合、前記第1の送信エリアを拡大した第2の送信エリア内に前記ポーリング信号を送信し、
    前記実行部は、前記検知部により前記第2の送信エリア内で前記電子キーが検知された場合、前記検知部により前記第1の送信エリアで前記電子キーが検知された場合であっても、前記所定の機能を実行させないことを特徴とする、
    電子キーシステム。
  2. 前記送信部は、前記検知部により前記第2の送信エリア内で前記電子キーが検知された後に、前記第1の送信エリアを縮小した第3の送信エリア内に前記ポーリング信号を送信し、
    前記実行部は、前記検知部により前記第3の送信エリア内で前記電子キーが検知された場合、前記所定の機能を実行させることを特徴とする、
    請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記実行部は、前記検知部により前記第3の送信エリア内で前記電子キーが検知された後に、前記検知部により前記第1の送信エリア内で前記電子キーが検知された場合、前記所定の機能を実行させることを特徴とする、
    請求項2に記載の電子キーシステム。
  4. 前記電子キーには、一の電子キーと他の電子キーとが含まれ、
    前記実行部は、前記所定時間内で、前記検知部により前記第1の送信エリア内で前記一の電子キーが検知される状態と前記一の電子キーが検知されない状態とが前記所定回数以上繰り返され、且つ、前記検知部により前記第2の送信エリア内で前記一の電子キーが検知された後に、前記検知部により前記第3の送信エリア内で前記一の電子キーが検知された場合、又は、前記検知部により前記第1の送信エリア内で前記他の電子キーが検知された場合、前記所定の機能を実行させることを特徴とする、
    請求項2又は3に記載の電子キーシステム。
  5. 前記送信部は、前記検知部により前記第2の送信エリア内で前記一の電子キーが検知された後に、前記ポーリング信号を前記第1の送信エリア内に送信し、前記検知部により前記第1の送信エリア内で前記一の電子キーが検知されると、前記第3の送信エリア内に前記一の電子キーに対する前記ポーリング信号を送信することを特徴とする、
    請求項に記載の電子キーシステム。
  6. 前記送信部は、前記一の電子キーと前記他の電子キーのそれぞれに対して、別々に前記ポーリング信号を送信可能に構成され、前記検知部により前記第2の送信エリア内で前記一の電子キーが検知された後に、時間差を設けて、前記一の電子キーに対する前記ポーリング信号、及び、前記他の電子キーに対する前記ポーリング信号を、それぞれ、前記第3の送信エリア、及び、前記第1の送信エリアに無線送信すると共に、前記一の電子キーに対する前記ポーリング信号よりも前記他の電子キーに対する前記ポーリング信号を優先的に無線送信することを特徴とする、
    請求項に記載の電子キーシステム。
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