JP5973781B2 - 耐腐食性複合シール構造 - Google Patents
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Description
図14と図15に例示した従来の酸素プラズマ環境又は耐酸素ラジカル環境の真空配管用継手31では、被接続パイプ32,33が一体に連結される一対の金属製カップリング34,35、及び、シール材36等から成り、特に、このシール材36は、弧状凹部37を外周面に有する金属製センターリング38と、弧状凹部37に嵌着されたOリング39と、から構成されている。
しかしながら、FFKMは高価であるという欠点、及び、(FKMに比較して)真空保持性が劣り、高真空環境には不向きであるという欠点があった。
弾性シールは、腐食気体によって劣化することがなくなるので、真空保持性等の密封性を長期にわたって発揮できる。
図1〜図6に示す第1の実施の形態に於て、本発明に係る耐腐食性複合シール構造Sは
、相互に平行な対応平面11,12間に介装され、しかも、酸素プラズマ、酸素ラジカル等の腐食気体(ガス)が存在する第1空間部1と、この第1空間部1の圧力よりも高い圧力の非腐食気体が存在する第2空間部2とを、遮断して密封するシール構成である。
具体的には、図1に於て、クランプ形配管継手シール構造を例示し、被接続パイプ32,33が一体に連結される一対の金属製カップリング4,5の外鍔部の(軸心直交状の)端面4A,5Aが、前述の相互に平行な対応平面11,12に相当する。
ル外方向へ突設された突出部8Bとから成る。
第1空間部1は、筒状のカップリング4,5の内部と、センターリング8の内部によっ
て形成され、酸素プラズマ、酸素ラジカル等の腐食気体が流れる。第2空間部2とは、例
えば大気であり、第1空間部1は大気よりも圧力が低い、いわゆる真空圧である。
部には矩形状の小凹部10が形成されている(図2,図5等参照)。即ち、ラジアル内方向の第1空間部1寄りにセンターリング8を配設し、このセンターリング8の第2空間部2側───ラジアル外方向───には、溝底小凹部10を有するV字状溝9が形成され、このV字状溝9に、耐腐食性シール3が嵌着され、さらに、この耐腐食性シール3のラジアル外方には、弾性シール6が配設されている。
有する。即ち、一対の密封用リップ部13,13が開脚状に、第2空間部2側へ延伸して、その間に受圧凹溝7を形成している。
さらに、この弾性シール6は、ラジアル内方向───第1空間部1側───へ突出する
くさび形突隆部14を、一体に有する。
記くさび形突隆部14が押込まれて開脚方向への力を受ける一対の密封用リップ部15,15を有する。つまり、耐腐食性シール3は、ラジアル外方向へ開口状の凹溝16が一対の密封用リップ部15,15によって形成されると共に、上記開脚方向の力を受けることによって、対応平面11,12にリップ部15,15が密接する(図6参照)。
側へ押圧されることとなり、その押圧力によって、一層強く、くさび形突隆部14が凹溝16の奥方へ(ラジアル内方向へ)押込まれて、前述した対応平面11,12に対するリップ部15,15の面圧が増大する。
明すれば、図2と図3に示すように、センターリング8の前記V字状溝9に嵌着される頂
部小突出子17付の三角突部18が形成され、この小突出子17は略半円形等として、センターリング8の小凹部10に、図5,図6のように嵌合して組立てられる。
空間部2側へ、しだいに増加するストレート勾配状に形成し、図6に示した圧縮使用状態
に於て、対応平面11,12に接触するシール接触面22を、腐食気体遮断幅W22の大きい平面
としている。これによって、長期にわたって弾性シール6のシール性を維持できて、長寿
命のシール構造となる。
シール3の一対のリップ部15,15の外端幅寸法W15よりも、弾性シール6の一対のリップ
部13,13の外端幅寸法W13を大きく設定し、第2空間部2の非腐食性気体を密封するシー
ル面圧を高めている。
の図8〜図10,図13等の他の実施形態では、一対のリップ部13,13の外面先端部23に、対応平面11,12に接触して弾性圧縮変形する局部面圧上昇のための小突出部24を有する。
なお、図7に示した第2の実施形態では、この小突出部24を省略して、リップ部13,13の外面先端部23を、勾配ストレート状に形成した場合を示している。対応平面11,12に圧接したときのシール面圧が確保可能な場合は、この図7に示すような形状とするも自由である。なお、図7は、図5と、それ以外はほとんど同様の構成であるので、説明を省略する(同一符号は同様の構成である)。
シールとは相違して、)いわゆるフランジ固定用等の場合を例示する。即ち、断面矩形状
シール溝25を有する取付部材26と、平面的に対向する相手部材27との間を、密封するために用いられる。
即ち、断面矩形状シール溝25に、耐腐食性シール3と弾性シール6、及び、(前述したセンターリング8に代わる)断面略コの字状受け金具28とを、嵌着する。相互に平行な、上述の実施形態の対応平面11,12の内の一つは、シール溝25の溝底面25Aが該当し、対応平面11,12の内の他方は相手部材27の平坦面が該当している。
この受け金具28は、第2空間部2側に、溝底小凹部10を有するV字状溝9が凹設されている(即ち、既述の第1・第2の実施形態のセンターリング8と同様の構成を一部分に備えている)。
シール3は、受け金具28のV字状溝9に嵌着される頂部小突出子17付の三角突部18を有する。
この三角突部18の形状、及び、V字状溝9の形状等は、図1〜図7と同様である。
図9と図10に示した第4の実施形態のものは、図8に示した第3の実施形態に於ける受け金具28を、耐腐食性シール3と同一材質として、両者を完全に一体化した形状であると言うこともできる。
即ち、角部42を含み、外面先端部23の幅寸法W23が、上記間隔寸法G0よりも大きく設
定して、密封用リップ部13によるシール面圧にプラスして、角部42の弾性的圧縮変形により、一層、シール面圧を増加できる。
トン(PEEK)、ポリイミド(PI)、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、又は、パ
ーフロロエラストマー(FFKM)が適しており、また、弾性シール6の材質としては、
フッ素ゴム、エチレン−プロピレンゴム、ニトリルゴム、又は、水素添加ニトリルゴム、
若しくは、フッ化ビニリデン系(FKM)ゴムとする。本発明では、材質として高価なF
FKM(テトラフルオロエチレン−パープルオロビニルエーテル系のフッ素ゴム)を用い
ることなく、あるいは、FFKMを従来よりも少量用いるのみにて、酸素プラズマ、酸素
ラジカル等が存在する第1空間部1と、例えば、大気(非腐食気体)が存在する第2空間
部2とを、安価に製造可能であり、かつ、長期にわたって密封遮断可能となる。
と外とを入れ替えても良い。即ち、第2空間部2を、配管内等のラジアル内方側とし、第
1空間部1を配管の外側等のラジアル外方側として、耐腐食性シール3と弾性シール6の
凹溝16,7をラジアル内方に向くように配設するも自由である。
あるいは、真空用に限らずに、第1空間部1よりも第2空間部2の圧力が高ければ、適
用自由である。また、センターリング8(図1参照)や受け金具28(図8参照)の断面形状も図示以外に種々変形可能である。また、耐腐食性シール3と弾性シール6と受け金具28(図8参照)等の全体形状は、円環状に限らず、矩形等の多角形や楕円等の環状とするも自由である。
このように、両シール3,6は各々異なる作用・機能を発揮して、各々は高価な前記F
FKMのような材料のものを使用せずに、確実にシール性(密封性)及び耐久性を発揮で
きる。
繰り返して言えば、耐腐食性シール3は、酸素プラズマ、酸素ラジカル等の腐食気体が
弾性シール6へ流れることを抑止でき、弾性シール6は腐食気体によって劣化しないので
、真空保持性等の密封性能を長期間にわたって維持でき、かつそのような劣化による弾性
シール6の発塵をも防止して、半導体製造装置やFPD製造装置に於ける製品に不純物が
付着することがなくなる。
りも、弾性シール6の一対のリップ部13,13の外端幅寸法W13を大きく設定したので、真
空保持性等の上記密封性能を、一層、向上できる。
少するテーパ状に形成され、かつ、耐腐食性シール3の一対の密封用リップ部15,15にて形成されるくさび受け用凹溝16は、第2空間部2側へしだいに幅寸法W16が増加するテーパ状に形成されているので、弾発付勢力に富んだ弾性シール6は、巧妙に内側から耐腐食性シール3を開脚方向へ押拡げて、耐腐食性シール3の前記作用・機能を確実に発揮させる。
の第2空間部2側には、溝底小凹部10を有するV字状溝9が凹設され、耐腐食性シール3には、V字状溝9に嵌着される頂部小突出子17付の三角突部18が形成されているので、センターリング8と耐腐食性シール3とが相互に安定姿勢をもって嵌合し(組立てられ)、シール装着性に優れ、かつ、使用状態に於て、シール3,6の姿勢が常に安定する。
空間部2側に断面円弧状凹溝49を有するJIS B 8365のセンターリングであって、耐腐食性シール3には、断面円弧状凹溝49に嵌着される円弧状突部50が形成されているので、(図13に示すように、)JIS B 8365のセンターリングを流用することができて至便である。すなわち、従来JIS B 8365とともに使用していたOリングを、本発明の(第5の実施の形態の)耐腐食性シール3及び弾性シール6と交換するのみで、真空保持性と耐腐食ガス性を具備し、その真空保持性と耐腐食ガス性を長期的に維持できる複合シール構造とすることができる。
ド、四フッ化エチレン樹脂、又は、パーフロロエラストマーから成り、さらに、弾性シー
ル6は、フッ素ゴム、エチレン−プロピレンゴム、ニトリルゴム、又は、水素添加ニトリ
ルゴム、若しくは、フッ化ビニリデン系(FKM)ゴムから成るので、耐腐食性シール3
は、耐酸素プラズマや耐酸素ラジカル性に優れ、劣化が防止でき、弾性シール6の真空保
持性等の密封性を長期的に維持する。さらに、弾性シール6は、一層、密封性(弾発力)
を長期的に維持できる。そして、複合シールとして、前記FFKMのような高価な材料を
使用せずに済み、あるいは、従来よりも少量のみの使用で済む。
2 第2空間部
3 耐腐食性シール
6 弾性シール
7 受圧凹溝
8 センターリング
9 V字状溝
10 小凹部
11,12 対応平面
13 密封用リップ部
14 くさび形突隆部
15 密封用リップ部
15A 先端部
16 凹溝
17 頂部小突出子
18 三角突部
19 外面基端部
20 外面先端部
22 シール接触面
23 外面先端部
24 小突出部
25 シール溝
25A 溝底面
25B 溝側面
28 受け金具
29 溝底肉部
49 断面円弧状凹溝
50 円弧状突部
T29 肉厚寸法
W14,W16,W23 幅寸法
W20 相互幅寸法
W22 腐食気体遮断幅
W13,W15 外端幅寸法
G0 間隔寸法
Claims (6)
- 相互に平行な対応平面(11)(12)間に介装されて、腐食気体が存在する第1空間部(1)と、該第1空間部(1)の圧力よりも高い圧力の非腐食気体が存在する第2空間部(2)とを遮断して密封する耐腐食性複合シール構造に於て、
上記第2空間部(2)側に開口する受圧凹溝(7)を形成するように開脚する一対の密
封用リップ部(13)(13)と、上記第1空間部(1)側へ突出するくさび形突隆部(14)とを、一体に有する弾性シール(6)と、
上記第2空間部(2)側に開口すると共に上記くさび形突隆部(14)が押込まれて開脚方向への力を受けて上記対応平面(11)(12)に密接する一対の密封用リップ部(15)(15)を有する耐腐食性シール(3)と、
を具備し、
断面形状に於て、上記くさび形突隆部(14)は第1空間部(1)側へしだいに幅寸法(W 14 )が減少するテーパ状に形成され、かつ、上記耐腐食性シール(3)の上記一対の密封用リップ部(15)(15)にて形成されるくさび受け用凹溝(16)は、第2空間部(2)側へしだいに幅寸法(W 16 )が増加するテーパ状に形成され、組立て自由状態に於て、上記弾性シール(6)のくさび形突隆部(14)の傾斜辺(14C)(14C)が、上記耐腐食性シール(3)の凹溝(16)の傾斜辺(16C)(16C)に、密に接触するように構成し、
かつ、第1空間部(1)寄りに金属製センターリング(8)を配設し、かつ、該センターリング(8)の第2空間部(2)側には、溝底小凹部(10)を有するV字状溝(9)が凹設され、上記耐腐食性シール(3)には、上記V字状溝(9)に嵌着される頂部小突出子(17)付の三角突部(18)が形成されていることを特徴とする耐腐食性複合シール構造。 - 相互に平行な対応平面(11)(12)間に介装されて、腐食気体が存在する第1空間部(1)と、該第1空間部(1)の圧力よりも高い圧力の非腐食気体が存在する第2空間部(2)とを遮断して密封する耐腐食性複合シール構造に於て、
上記第2空間部(2)側に開口する受圧凹溝(7)を形成するように開脚する一対の密封用リップ部(13)(13)と、上記第1空間部(1)側へ突出するくさび形突隆部(14)とを、一体に有する弾性シール(6)と、
上記第2空間部(2)側に開口すると共に上記くさび形突隆部(14)が押込まれて開脚方向への力を受けて上記対応平面(11)(12)に密接する一対の密封用リップ部(15)(15)を有する耐腐食性シール(3)と、
を具備し、
断面形状に於て、上記くさび形突隆部(14)は第1空間部(1)側へしだいに幅寸法(W 14 )が減少するテーパ状に形成され、かつ、上記耐腐食性シール(3)の上記一対の密封用リップ部(15)(15)にて形成されるくさび受け用凹溝(16)は、第2空間部(2)側へしだいに幅寸法(W 16 )が増加するテーパ状に形成され、組立て自由状態に於て、上記弾性シール(6)のくさび形突隆部(14)の傾斜辺(14C)(14C)が、上記耐腐食性シール(3)の凹溝(16)の傾斜辺(16C)(16C)に、密に接触するように構成し、
かつ、断面矩形状シール溝(25)に装着されるように構成され、相互に平行な上記対応平面(11)(12)の内の一つは、上記シール溝(25)の溝底面(25A)が該当し、さらに、該シール溝(25)の第1空間部(1)側に上記耐腐食性シール(3)を受ける受け金具(28)を嵌着すると共に、該受け金具(28)の第2空間部(2)側には、溝底小凹部(10)を有するV字状溝(9)が凹設され、上記耐腐食性シール(3)には、上記V字状溝(9)に嵌着される頂部小突出子(17)付の三角突部(18)が形成されていることを特徴とする耐腐食性複合シール構造。 - 相互に平行な対応平面(11)(12)間に介装されて、腐食気体が存在する第1空間部(1)と、該第1空間部(1)の圧力よりも高い圧力の非腐食気体が存在する第2空間部(2)とを遮断して密封する耐腐食性複合シール構造に於て、
上記第2空間部(2)側に開口する受圧凹溝(7)を形成するように開脚する一対の密封用リップ部(13)(13)と、上記第1空間部(1)側へ突出するくさび形突隆部(14)とを、一体に有する弾性シール(6)と、
上記第2空間部(2)側に開口すると共に上記くさび形突隆部(14)が押込まれて開脚方向への力を受けて上記対応平面(11)(12)に密接する一対の密封用リップ部(15)(15)を有する耐腐食性シール(3)と、
を具備し、
断面形状に於て、上記くさび形突隆部(14)は第1空間部(1)側へしだいに幅寸法(W14)が減少するテーパ状に形成され、かつ、上記耐腐食性シール(3)の上記一対の密封用リップ部(15)(15)にて形成されるくさび受け用凹溝(16)は、第2空間部(2)側へしだいに幅寸法(W16)が増加するテーパ状に形成され、組立て自由状態に於て、上記弾性シール(6)のくさび形突隆部(14)の傾斜辺(14C)(14C)が、上記耐腐食性シール(3)の凹溝(16)の傾斜辺(16C)(16C)に、密に接触するように構成し、
かつ、断面矩形状シール溝(25)に装着されるように構成され、相互に平行な上記対応平面(11)(12)の内の一つは、上記シール溝(25)の溝底面(25A)が該当し、さらに、上記耐腐食性シール(3)は断面略U字型であって、溝底肉部(29)が上記シール溝(25)の第1空間部(1)側の溝側面(25B)に、当接するよう装着され、さらに、上記耐腐食性シール(3)のラジアル方向全長寸法(T 3 )と、溝底肉部(29)の肉厚寸法(T 29 )を、T 3 × 0.4≦T 29 ≦T 3 × 0.7に設定したことを特徴とする耐腐食性複合シール構造。 - 相互に平行な対応平面(11)(12)間に介装されて、腐食気体が存在する第1空間部(1)と、該第1空間部(1)の圧力よりも高い圧力の非腐食気体が存在する第2空間部(2)とを遮断して密封する耐腐食性複合シール構造に於て、
上記第2空間部(2)側に開口する受圧凹溝(7)を形成するように開脚する一対の密封用リップ部(13)(13)と、上記第1空間部(1)側へ突出するくさび形突隆部(14)とを、一体に有する弾性シール(6)と、
上記第2空間部(2)側に開口すると共に上記くさび形突隆部(14)が押込まれて開脚方向への力を受けて上記対応平面(11)(12)に密接する一対の密封用リップ部(15)(15)を有する耐腐食性シール(3)と、
を具備し、
断面形状に於て、上記くさび形突隆部(14)は第1空間部(1)側へしだいに幅寸法(W 14 )が減少するテーパ状に形成され、かつ、上記耐腐食性シール(3)の上記一対の密封用リップ部(15)(15)にて形成されるくさび受け用凹溝(16)は、第2空間部(2)側へしだいに幅寸法(W 16 )が増加するテーパ状に形成され、組立て自由状態に於て、上記弾性シール(6)のくさび形突隆部(14)の傾斜辺(14C)(14C)が、上記耐腐食性シール(3)の凹溝(16)の傾斜辺(16C)(16C)に、密に接触するように構成し、
かつ、第1空間部(1)寄りに金属製センターリング(8)を配設し、該センターリング(8)が第2空間部2側に断面円弧状凹溝(49)を有するJIS B 8365のセンターリングであって、上記耐腐食性シール(3)には、上記断面円弧状凹溝(49)に嵌着される円弧状突部(50)が形成されていることを特徴とする耐腐食性複合シール構造。 - 自由状態に於て、耐腐食性シール(3)の一対の上記リップ部(15)(15)の外端幅寸法(W 15 )よりも、弾性シール(6)の一対の上記リップ部(13)(13)の外端幅寸法(W 13 )を大きく設定した請求項1,2,3又は4記載の耐腐食性複合シール構造。
- 上記弾性シール(6)の一対のリップ部(13)(13)の外面先端部(23)に、上記対応平面(11)(12)に接触して弾性圧縮変形する局部面圧上昇のための小突出部(24)を有する請求項1,2,3,4又は5記載の耐腐食性複合シール構造。
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