JP5958516B2 - フマル酸ジエステル系樹脂およびそれを用いた位相差フィルム - Google Patents
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Description
(式中、dはフィルムの厚みを示す。)
本発明の位相差フィルムは、薄膜においても高い面外位相差を有することから、面外位相差(Rth)/フィルム膜厚(μm)の絶対値で5〜15nm/μmが好ましい。
核磁気共鳴測定装置(日本電子製、商品名JNM−GX270)を用い、プロトン核磁気共鳴分光(1H−NMR)スペクトル分析より求めた。
ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)装置(東ソー製、商品名HLC−8320GPC(カラムSuperHM−Hを装着))を用い、テトラヒドロフランを溶媒として40℃で測定し、標準ポリスチレン換算値として求めた。
ヘーズメーター(日本電色工業製、商品名NDH5000)を使用して、フィルムの全光線透過率およびヘーズを測定した。
アッベ屈折率計(アタゴ製)を用い、JIS K 7142(1981年度版)に準拠して測定した。
全自動服屈折率計(王子計測機器製、商品名KOBRA−WR)を用いて測定した。
攪拌機および温度計を備えた300mLのオートクレーブに、エチレングリコールジメチルエーテル60mL、マレイン酸20g、硫酸4gを仕込んだのち2−メチルプロピレン51gを圧入し、撹拌しながら40℃で2時間反応を行った。
容量75mLのガラスアンプルにフマル酸ジイソプロピル61g(0.305モル)、合成例1で得られたフマル酸ジ−tert−ブチル3g(0.013モル)および重合開始剤であるtert−ブチルパーオキシピバレート0.2g(0.001モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを45℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応の終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン400gで溶解させた。このポリマー溶液を3Lのメタノール中に滴下して析出させた後、80℃で10時間真空乾燥することにより、フマル酸ジエステル系樹脂53gを得た(収率:82%)。
容量75mLのガラスアンプルにフマル酸ジイソプロピル33g(0.165モル)、合成例1で得られたフマル酸ジ−tert−ブチル31g(0.136モル)および重合開始剤であるtert−ブチルパーオキシピバレート0.5g(0.003モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを48℃の恒温槽に入れ、24時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応の終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン400gで溶解させた。このポリマー溶液を3Lのメタノール中に滴下して析出させた後、80℃で10時間真空乾燥することにより、フマル酸ジエステル系樹脂56gを得た(収率:88%)。
容量75mLのガラスアンプルにフマル酸ジイソプロピル43g(0.215モル)、合成例1で得られたフマル酸ジ−tert−ブチル21g(0.092モル)および重合開始剤であるtert−ブチルパーオキシピバレート0.4g(0.002モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを55℃の恒温槽に入れ、24時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応の終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン400gで溶解させた。このポリマー溶液を3Lのメタノール中に滴下して析出させた後、80℃で10時間真空乾燥することにより、フマル酸ジエステル系樹脂55gを得た(収率:86%)。
容量75mLのガラスアンプルにフマル酸ジイソプロピル30g(0.150モル)、合成例1で得られたフマル酸ジ−tert−ブチル34g(0.150モル)および重合開始剤であるtert−ブチルパーオキシピバレート0.1g(0.0006モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを35℃の恒温槽に入れ、120時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応の終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン400gで溶解させた。このポリマー溶液を3Lのメタノール中に滴下して析出させた後、80℃で10時間真空乾燥することにより、フマル酸ジエステル系樹脂42gを得た(収率:65%)。
実施例1で得られたフマル酸ジエステル系樹脂をメチルイソブチルケトンに溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、100℃で10分乾燥することにより、厚み14μmのフマル酸ジエステル系樹脂の位相差フィルムを得た。
実施例2で得られたフマル酸ジエステル系樹脂をp−キシレンに溶解して10重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、130℃で10分乾燥することにより、厚み16μmのフマル酸ジエステル系樹脂の位相差フィルムを得た。
合成例2で得られたフマル酸ジエステル系樹脂をメチルイソブチルケトンに溶解して20重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、120℃で10分乾燥することにより、厚み20μmのフマル酸ジエステル系樹脂の位相差フィルムを得た。
合成例3で得られたフマル酸ジエステル系樹脂をメチルイソブチルケトンに溶解して8重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、100℃で10分乾燥することにより、厚み13μmのフマル酸ジエステル系樹脂の位相差フィルムを得た。
容量75mLのガラスアンプルにフマル酸ジイソプロピル64g(0.32モル)および重合開始剤であるtert−ブチルパーオキシピバレート0.52g(0.003モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを50℃の恒温槽に入れ、24時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応の終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン400gで溶解させた。このポリマー溶液を3Lのメタノール中に滴下して析出させた後、80℃で10時間真空乾燥することにより、フマル酸ジエステル系樹脂57gを得た(収率:89%)。
容量75mLのガラスアンプルにフマル酸ジ−tert−ブチル60g(0.263モル)および重合開始剤である2,2’−アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル0.4g(0.002モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを80℃の恒温槽に入れ、24時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応の終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン400gで溶解させた。このポリマー溶液を3Lのメタノール中に滴下して析出させた後、80℃で10時間真空乾燥することにより、フマル酸ジエステル系樹脂48gを得た(収率:80%)。
合成例4で得られたフマル酸ジエステル系樹脂をメチルイソブチルケトンに溶解して20重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、100℃で10分乾燥することにより、厚み13μmのフマル酸ジエステル系樹脂の位相差フィルムを得た。
合成例5で得られたフマル酸ジエステル系樹脂をテトラヒドロフランに溶解して20重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、120℃で10分乾燥することにより、厚み14μmのフマル酸ジエステル系樹脂の位相差フィルムを得た。
ny;nxと直交するフィルム面内方向の屈折率
nz;フィルムの厚み方向の屈折率
Claims (7)
- フマル酸ジイソプロピル残基単位およびフマル酸ジ−tert−ブチル残基単位を含み、標準ポリスチレン換算の数平均分子量が173,000〜300,000であることを特徴とするフィルム用フマル酸ジエステル系樹脂。
- フマル酸ジイソプロピル残基単位が50〜99モル%で、フマル酸ジ−tert−ブチル残基単位が1〜50モル%であることを特徴とする請求項1に記載のフィルム用フマル酸ジエステル系樹脂。
- 請求項1または請求項2に記載のフィルム用フマル酸ジエステル系樹脂を含有することを特徴とする位相差フィルム。
- フィルム面内の進相軸方向の屈折率をnx、それと直交するフィルム面内方向の屈折率をny、フィルムの厚み方向の屈折率をnzとした場合のそれぞれの関係がnx≦ny<nzであることを特徴とする請求項3に記載の位相差フィルム。
- 下記式(a)にて示される波長550nmで測定した面外位相差(Rth)が−50〜−2000nmであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の位相差フィルム。
Rth=((nx−ny)/2−nz)×d (a)
(式中、dはフィルムの厚みを示す。) - 面外位相差(Rth)/フィルム膜厚(μm)の絶対値が4.5nm/μm以上であることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかの項に記載の位相差フィルム。
- 波長450nmで測定した位相差(R450)と波長550nmで測定した位相差(R550)の比(R450/R550)が1.1以下であることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかの項に記載の位相差フィルム。
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