JP5953827B2 - 二次電池用電極合剤、その製造方法、二次電池用電極の製造方法、および二次電池の製造方法 - Google Patents
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Description
一般に、二次電池の電極としては、金属箔等の集電体と、集電体上に設けられた合剤層とを備えるものが用いられており、合剤層には電極活物質および導電助剤がバインダーによって保持されている。かかる電極は一般に、電極活物質、導電助剤、バインダー、および溶剤を混練して電極合剤を調製し、これを転写ロール等で集電体の片面又は両面に塗工し、溶剤を乾燥除去して合剤層を形成し、その後必要に応じてロールプレス機等で圧縮成形することによって作製されている。
特許文献2には、同様のゲル状物(ダマ)の生成を防止する方法として、粉末導電助剤を含む粉末材料に液状体(溶剤またはバインダー溶液)を添加し、せん断発熱により電極合剤の温度上昇が認められる固形分濃度で混練した後、残りの液状体を加えて再混練する方法が記載されている。
バインダーを粉末状で添加できれば、バインダー溶液を調製する必要がないため、コストや作業性の点で望ましい。
しかしながら本発明者等の知見によれば、粉末状のバインダーを用いて電極合剤を調製したときに、バインダー樹脂のゲル状物が無く均一に混合されているように見えても、該電極合剤を用いて二次電池を構成したときに、二次電池の良好な電池特性が充分に得られない場合がある。
また本発明は、該二次電池用電極合剤を用いた二次電池用電極、および該二次電池用電極を備える二次電池を提供する。
粘度比X=A/B ・・・(1)
式(1)において、
Aは、測定温度20℃において、せん断速度を0.01[sec−1]から100[sec−1]まで変化させながら、粘度のせん断速度依存性を測定したときの、せん断速度0.1[sec−1]での粘度の値であり、
Bは、測定温度20℃において、せん断速度を100[sec−1]から0.01[sec−1]まで変化させながら、粘度のせん断速度依存性を測定したときの、せん断速度0.1[sec−1]での粘度の値である。
本発明、本発明の二次電池用電極合剤を、集電体上に塗工し、乾燥して得られる二次電池用電極を提供する。
本発明は、本発明の二次電池用電極を備える二次電池を提供する。
本発明の二次電池用電極合剤の製造方法によれば、粉末状のバインダー樹脂を用いる方法で、電池特性を向上できる二次電池用電極合剤を、再現性良く製造できる。
本発明によれば、電池特性を向上できる二次電池用電極、および二次電池が得られる。
本発明の電極合剤は、必要に応じて、バインダー樹脂、活物質、導電助剤および溶剤以外の成分(任意成分)を含有してもよい。したがって、前記原料組成物に粉末状の任意成分が含まれていてもよく、前記溶剤中に任意成分が含まれていてもよい。任意成分は二次電池において公知の成分を適宜用いることができる。電極合剤において、該任意成分は溶剤に溶解または分散されている。
以下、粉末バインダー樹脂,活物質、導電助剤および溶剤について説明する。
本発明では粉末状のバインダー樹脂を用いる。バインダー樹脂は、シアン化ビニル単量体単位を有する重合体(以下、重合体(C1)という。)を含む。重合体(C1)のほかに、二次電池用電極合剤において公知のバインダー樹脂を含んでもよい。
重合体(C1)は、シアン化ビニル単量体単位を有することで、電気化学的安定性、結着性、蜜着性、耐電解液膨潤性等に優れる。
バインダー樹脂中における重合体(C1)の含有量は、50〜100質量%が好ましく、70〜100質量%がより好ましい。
重合体(C1)は、シアン化ビニル単量体単位を有する単独重合体または共重合体である。重合体(C1)は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
シアン化ビニル単量体単位は、シアン化ビニル単量体(以下、単量体(m1)という。)に由来する構成単位を意味する。単量体(m1)としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−シアノアクリレート、ジシアノビニリデン、フマロニトリルが挙げられる。これらの中でも、重合のし易さ、安価に入手できる点で、アクリロニトリルが好ましい。単量体(m1)は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
単量体(m1)単位の含有率の上限は特に限定されず、100モル%であってもよい。任意に単量体(m1)単位以外の構成単位(任意構成単位)を含有させる場合は、任意構成単位とのバランスを考慮して適宜設定できる。
任意構成単位の由来源となる単量体(任意単量体)としては、単量体(m1)と共重合可能なものであればよく、電極合剤のバインダー樹脂に用いられる単量体として公知の単量体のなかから適宜選択して用いることができる。
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル単量体;
(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸等のカルボキシ基含有単量体及びその塩;
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル単量体;
マレイミド、フェニルマレイミド等のマレイミド類;
(メタ)アリルスルホン酸、(メタ)アリルオキシベンゼンスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸基含有ビニル単量体及びその塩;
2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート・モノエタノールアミン塩、ジフェニル((メタ)アクリロイルオキシエチル)ホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシプロピルアシッドホスフェート、3−クロロ−2−アシッド・ホスホオキシプロピル(メタ)アクリレート、アシッド・ホスホオキシポリオキシエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、アシッド・ホスホオキシポリオキシプロピレングリコール(メタ)アクリレート等のリン酸基含有(メタ)アクリレート及びその塩;
アリルアルコールアシッドホスフェート等のリン酸基含有アリル化合物及びその塩;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの三級塩若しくは四級アンモニウム塩;
(メタ)アクリルアミド、N,N−メチレンビスアクリルアミド等のアクリルアミド化合物;
酢酸ビニル、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロリドン等が挙げられる。
「アシッドホスフェート」は、リン酸のリン原子に結合した3つの水酸基のうち、1つまたは2つがエステル化された化合物(リン酸のモノエステルまたはジエステル)である。
任意単量体は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
単量体(m2)単位としては、上記のなかでも、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートが特に好ましい。
重合体(C1)中の単量体(m2)単位の含有率は、重合体(C1)を構成する全ての構成単位の合計(100モル%)に対し、0〜30モル%が好ましく、1〜15モル%がより好ましい。30モル%以下であれば、重合体(C1)が電極合剤の調製に用いる溶剤に充分に溶解しやすく、本発明において粘度比Xの好ましい値が得られやすい。1モル%以上であれば、集電体に対する密着性等の向上効果が充分に得られやすい。
単量体(m3)としては、たとえばN,N−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
重合体(C1)中の多官能単量体(m3)単位の含有率は、重合体(C1)を構成する全ての構成単位の合計(100モル%)に対し、0〜10モル%が好ましく、0.001〜5モル%がより好ましい。
重合方法としては、例えば、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合等が挙げられる。これらの中でも懸濁重合が好ましい。
懸濁重合に用いられる重合開始剤としては、重合開始効率等に優れることから、水溶性重合開始剤が好ましい。
水溶性重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩;過酸化水素等の水溶性過酸化物;2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジハイドロクロライド等の水溶性アゾ化合物等が挙げられる。中でも、重合が容易であることから、過硫酸塩が好ましい。
過硫酸塩等の酸化剤は、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、ハイドロサルファイト等の還元剤、及び硫酸、硫酸鉄、硫酸銅等の重合促進剤と組み合わせて、レドックス系開始剤として用いることができる。
懸濁重合には、バインダー樹脂の粒子径を調節するため、水以外の溶媒を加えることができる。水以外の溶媒としては、例えば、N−メチルピロリドン(以下、NMPという。)、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;N,N−ジメチルエチレンウレア、N,N−ジメチルプロピレンウレア、テトラメチルウレア等のウレア類;γ−ブチロラクトン、γ−カプロラクトン等のラクトン類;プロピレンカーボネート等のカーボネート類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、ブチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセテート、エチルセロソルブアセテート、エチルカルビトールアセテート等のエステル類;ジグライム、トリグライム、テトラグライム等のグライム類;トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化水素類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;スルホラン等のスルホン類;メタノール、イソプロパノール、n−ブタノール等のアルコール類等が挙げられる。これらの溶媒は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
重合体(C1)の分子量分布(Mw/数平均分子量(Mn))は、1.0〜10.0が好ましく、1.0〜8.0がより好ましい。
Mw、Mnはそれぞれ、溶剤としてN,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFということもある。)、標準ポリマーとしてポリスチレンを用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定できる。
本発明の電極合剤に用いる活物質は、特に限定されず、当該電極合剤を用いて製造する電極がどのような二次電池用であるかに応じて公知のものが使用できる。活物質は通常粉末状である。
例えばリチウムイオン二次電池の場合、正極の電極活物質(正極活物質)としては、負極の活物質(負極活物質)より高電位(金属リチウムに対し)であり、充放電時にリチウムイオンを吸脱できる物質が用いられる。
正極活物質の具体例としては、例えば、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン及びバナジウムから選ばれる少なくとも1種類以上の金属と、リチウムとを含有するリチウム含有金属複合酸化物、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリアセチレン及びその誘導体、ポリパラフェニレン及びその誘導体、ポリピロール及びその誘導体、ポリチエニレン及びその誘導体、ポリピリジンジイル及びその誘導体、ポリイソチアナフテニレン及びその誘導体等のポリアリーレンビニレン及びそれらの誘導体等の導電性高分子が挙げられる。導電性高分子としては、有機溶媒に可溶なアニリン誘導体の重合体が好ましい。正極活物質は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
リチウムイオン二次電池においては、正極活物質としてリチウム含有金属複合酸化物を用い、負極活物質として黒鉛を用いることが好ましい。このような組み合わせとすることで、リチウムイオン二次電池の電圧を例えば4V以上に高められる。
導電助剤は、活物質同士の電気的接触を向上させ、二次電池の放電レート特性等の向上に寄与する。二次電池において公知の導電助剤を用いることができる。導電助剤は通常粉末状である。
具体例としては、アセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、導電性高分子等が挙げられる。これらの導電助剤は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
電極合剤中の導電助剤の含有量は、特に限定されないが、使用する活物質100質量部に対して、1〜15質量部が好ましく、1〜10質量部がより好ましい。1質量部以上であれば、電池性能がより高められる。15質量部以下であれば、合剤層と集電体との密着性が良好である。
本発明の電極合剤に用いられる溶剤としては、バインダー樹脂を溶解し、活物質を均一に分散し得るものであればよく、通常、二次電池電極用電極合剤に用いられている有機溶剤が利用できる。このような有機溶剤としては、例えば、NMP、エステル系溶剤(酢酸エチル、酢酸n−ブチル、ブチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセテート等)、グライム系溶剤(ジグライム、トリグライム、テトラグライム等)等が挙げられる。これらの有機溶剤は、1種単独で用いても2種以上を混合して混合溶剤として用いてもよい。混合溶剤の例として、NMPとエステル系溶媒との混合溶液、NMPとグライム系溶媒との混合溶液等が挙げられる。
本発明の電極合剤は、粉末状のバインダーを用いて製造されるため、電極合剤中の固形分濃度(溶剤を除く全成分の濃度)を高くすることができる。電極合剤としての最終固形分濃度は70質量%以上が好ましく、75質量%以上がより好ましい。上限は該電極合剤を用いて合剤層を形成する際に、集電体に塗工しやすい粘度を勘案して決定される。例えば85質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましい。
本発明の電極合剤は、下記の方法で求められる粘度比Xの値が0.75〜1.50である。
まず、電極合剤の粘度のせん断速度依存性(せん断速度−粘度曲線)を測定する。せん断速度−粘度曲線は流体のチキソ性の評価においても用いられるものである。
測定装置は、例えばTA Instruments Waters LC社製の応力制御レオメーターAR550など、公知の装置を用いることができる。測定温度は20℃とする。
測定は、せん断速度0.01[sec−1]から開始し、高せん断速度へと移行し、100[sec−1]まで測定した後、低せん断速度へ移行し、再度0.01[sec−1]に達するまで測定する方法で行う。
せん断速度を0.01[sec−1]から100[sec−1]まで変化させながら測定したときの、せん断速度0.1[sec−1]での粘度の値をAとし、その後、せん断速度を100[sec−1]から0.01[sec−1]まで変化させながら測定したときの、せん断速度0.1[sec−1]での粘度の値をBとする。
下記式(1)により粘度比Xを求める。
粘度比X=A/B ・・・(1)
本発明では、該粘度比Xを0.75〜1.50であると、後述の実施例に示されるように、初期充填容量およびサイクル特性が向上し、優れた電池特性が得られる。
該粘度比Xは、0.80〜1.40がより好ましく、0.85〜1.35がさらに好ましい。
分散状態のばらつきは、電極合剤の粘度や塗工性に影響を与え、該分散状態のばらつきが小さくなると電極の密着性や合剤層の平滑性が向上し、電池性能が向上すると考えられる。
また、電極合剤を調製する際に、粘度比Xが上記の範囲となるように調製することにより、分散状態が良好な電極合剤を再現性よく調製できる。この範囲となるように調整するためには、粉末活物質、粉末導電助剤、および粉末バインダー樹脂の種類、添加量、剪断速度を適宜調整する。特に、以下に述べる方法で製造することが好ましい。
本発明の電極合剤は、下記の混練工程を有する方法で製造することが好ましい。
[混練工程]
粉末活物質、粉末導電助剤、および粉末バインダー樹脂を含む粉末原料に溶剤を加えた被混練物を混練して混練物を得る。混練は、公知の混練撹拌機を用いて行うことができる。例えば自公転式撹拌機、プラネタリーミキサー等を用いることができる。
粉末活物質、粉末導電助剤、および粉末バインダー樹脂を含む粉末原料は、溶剤を加える前に混合しておくことが好ましい。
混練工程では、混練後の混練物の温度が、混練開始前の粉末原料の温度より5℃以上高くなるように、被混練物の固形分濃度を設定する。被混練物とは混練される全成分を意味し、具体的には混練攪拌機の内容物である。混練が終了した状態の被混練物を、混練後の混練物という。
混練工程における被混練物の固形分濃度は、好ましくは70〜90質量%の範囲内、より好ましくは75〜85質量%の範囲内で、前記温度差が5℃以上となる固形分濃度(以下、温度上昇時固形分濃度という。)に設定することが好ましい。
(予備工程)
まず、外部からの加熱および冷却のいずれもない状態で、混練工程と同じ条件下で、粉末原料(Y℃)に少量の所定量の溶剤を加えて60秒間混練した直後に、被混練物の温度(Z1℃)を測定する。Z1−Y<5℃であれば、さらに少量の所定量の溶剤を添加することによって固形分濃度を低下させ、60秒間混練した直後に、被混練物の温度(Z2℃)を測定する。Z2−Y≧5℃となるまで、この操作を繰り返し、Z2−Y≧5℃となったときの、被混練物の固形分濃度を、温度上昇時固形分濃度とする。
溶剤を少量ずつ添加する際の、1回の添加量は特に限定されないが、例えば活物質の100質量部に対して、0.5〜5質量部が好ましく、0.5〜3質量部がより好ましい。
また、同条件で電極合剤の製造を繰り返す場合、2回以降は予備工程を行わずに、予備工程で得た温度上昇時固形分濃度に設定して混練工程を行うことができる。
混練工程における溶剤の添加は、温度上昇時固形分濃度となる溶剤の添加量を、一括的に添加する方法でもよく、少量ずつ複数回に分けて添加および混練を繰り返す方法でもよい。
混練工程において、温度上昇時固形分濃度での混練時間は、5分以上が好ましく、10分以上がより好ましい。該混練時間の上限は特に限定されないが、活物質の微細化防止の点では120分以下が好ましく、60分以下がより好ましい。他の条件が一定であれば、該混練時間が長いほど、粘度比Xが1に近づく傾向がある。
混練工程で得られた混練物の固形分濃度が高すぎて良好な塗工性が得られない場合は、該混練物に、さらに溶剤を加えて混練する希釈工程を行って電極合剤を得る。混練工程で得られた混練物が塗工に適している場合には、該希釈工程は行わなくてもよい。この場合、混練工程で得られた混練物が電極合剤であり、該混練物の固形分濃度が最終固形分濃度となる。
希釈工程において、溶剤を一括的に添加してもよく、少量ずつ複数回に分けて添加および混練を繰り返してもよい。希釈工程における混練時間は、均一な希釈物が得られるように適宜設定することができる。
粉末のバインダー樹脂を用いる方法でありながら、良好な分散性が得られるため、電極合剤を高固形分化することができ、コストの点でも有利である。
本発明の二次電池用電極(以下、単に電極という。)は、本発明の電極合剤を、集電体上に塗工し、乾燥して得られるものである。
集電体の形状は、目的とする電池の形態に応じて決定でき、例えば、薄膜状、網状、繊維状が挙げられ、中でも、薄膜状が好ましい。
集電体の厚みは、特に限定されないが、5〜30μmが好ましく、8〜25μmがより好ましい。
集電体が薄膜状または網状である場合、合剤層は、集電体の片面に設けられても両面に設けられてもよい。
電極合剤の塗工方法は、集電体に電極合剤を任意の厚みで塗布できるものであればよく、特に限定されないが、例えば、ドクターブレード法、ディップ法、リバースロール法、ダイレクトロール法、グラビア法、エクストルージョン法、刷毛塗り法等の方法が挙げられる。
塗工量は、形成しようとする合剤層の厚みに応じて適宜設定できる。
乾燥後、必要に応じて、形成された合剤層を圧延してもよい。圧延を行うことで、合剤層の面積を広げ、かつ任意の厚みに調節できる。
本発明の二次電池は、本発明の二次電池用電極を備えるものである。二次電池の構造は特に限定されず、公知の構造を用いることができる。二次電池は、通常、電極(正極および負極)と、電解質と、セパレータとを備える。例えば、正極と負極とを多孔膜等からなるセパレータを介して重ね合わせ捲回した捲回物が、電解質と共に電池容器に収容されたもの、等が挙げられる。
電解液の有機溶剤としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等のカーボネート類;γ−ブチロラクトン等のラクトン類;トリメトキシメタン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、2−エトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等のエーテル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン等のオキソラン類;アセトニトリル、ニトロメタン、NMP等の含窒素類;ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、リン酸トリエステル等のエステル類;ジグライム、トリグライム、テトラグライム等のグライム類;アセトン、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;スルホラン等のスルホン類;3−メチル−2−オキサゾリジノン等のオキサゾリジノン類;1,3−プロパンスルトン、4−ブタンスルトン、ナフタスルトン等のスルトン類等が挙げられる。これらの有機溶剤は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
前記リチウムイオン二次電池の電解液としては、カーボネート類にLiPF6を溶解したものが好ましい。
正極および負極のいずれか一方が本発明の電極である場合、他方の電極としては、公知のものが利用できる。
電池の形状は、コイン型、円筒型、角形、扁平型など何れであってもよい。
<重合体の重量平均分子量および分子量分布>
製造例で得られた重合体10mgを10mLのN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解し、0.5μmメンブレンフィルターで濾過して試料溶液を調製した。この試料溶液を東ソー社製ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)HLC−8020を用いて測定した。この測定には、分離カラムとして東ソー社製 TSKgel SuperHZM−H(商品名)(内径4.6mm×長さ15cm)を2本直列にしたものを用い、溶媒として0.01モル/Lの塩化リチウムを含有したDMF、流量0.6mL/min、検出器として示差屈折計、測定温度40℃、注入量0.1mL、標準ポリマーとしてポリスチレンを使用して測定した。
本例では、粉末バインダー樹脂として、アクリロニトリルと酢酸ビニルの共重合体を調製した。
攪拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を装備した2リットルのセパラブルフラスコに、蒸留水870gを仕込み、窒素ガスを通気量100mL/分で15分間バブリングした。その後窒素ガスの通気をフローに切り替え、攪拌しながらフラスコ内を60℃まで昇温した。
次いで、重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.72g、50%亜硫酸水素アンモニウム水溶液2.16g、0.1%硫酸鉄水溶液0.15gを、蒸留水30gを用いて投入した。
アクリロニトリル93gと酢酸ビニル7gを均一に混合し、該混合物に対して通気量100mL/分で窒素ガスを15分間バブリングした後、該混合物を前記セパラブルフラスコに一括的に投入した。その後攪拌しながら60℃で3時間保持して重合を完了させた後、攪拌を止めて冷却し、反応液を吸引濾過した。得られた固形物を60℃の温水で洗浄後、80℃で24時間乾燥させ、粉末状のアクリロニトリル−酢酸ビニル共重合体(アクリロニトリル単位/酢酸ビニル単位=93/7(モル比))を得た。該共重合体の重量平均分子量は300,000であり、分子量分布は4であった。
本例で得られたアクリロニトリル−酢酸ビニル共重合体を、以下、樹脂(C1−1)という。
粉末活物質としてコバルト酸リチウム(日本化学工業(株)、商品名:セルシードC−5H、以下、LCOという。)100部、粉末導電助剤としてアセチレンブラック(電気化学工業(株)製、商品名:デンカブラック、以下、ABという。)5部、および製造例1で得られた粉末状の樹脂(C1−1)2部を容器に計量した。攪拌開始前の容器内の粉体(粉末原料)の温度は32℃であり、室温は20℃であった。
容器内にNMP(20℃)を1.6部加え、自公転式攪拌機(自転1000rpm、公転2000rpm、Thinky社製、商品名:あわとり練太郎、以下同様。)で60秒間攪拌する方法で混練し、攪拌直後の容器の内容物(被混練物)の温度を非接触型温度計で計測した。なお、混練の際に外部からの加熱、冷却は行わなかった。
被混練物の温度と撹拌開始前の粉体の温度(32℃)との差が5℃未満であれば、さらにNMPを1.6部加え、60秒間攪拌した直後の被混練物の温度を計測した。この操作を繰り返し、15回目のNMPの添加を行って60秒間攪拌した直後の被混練物の温度が40℃となり、撹拌開始前の粉体の温度(32℃)との差が5℃以上になった。このときのまでのNMPの添加量の合計は24部であり、このときの被混練物の固形分濃度(約82%)を温度上昇時固形分濃度と設定した。
続いて、この温度上昇時固形分濃度のまま、さらに5分間攪拌を続けて混練することにより混練物を得、続いて固形分濃度が80%となるようにNMPを加えて混練することに希釈し、最終固形分濃度が80%の電極合剤を得た。
実施例1において、温度上昇時固形分濃度となる溶剤の添加量を、一括的に投入する方法で電極合剤を製造した。
LCOの100部、ABの5部、製造例1で得られた樹脂(C1−1)の2部、およびNMPの24部を軟膏容器に計量した(固形分濃度約82%に相当)。自公転式攪拌機で10分攪拌して、共重合体を充分に溶解、混練することにより混練物を得、続いて固形分濃度が80%となるようにNMPを加えて混練することに希釈し、最終固形分濃度が80%の電極合剤を得た。
実施例1において、樹脂(C1−1)の添加量を1部に変更した以外は、実施例1と同様にして合剤を調製した。
実施例1と同様に、容器内にNMPを1.6部ずつ加えながら、攪拌直後の被混練物の温度を計測し、15回目のNMPの添加を行って60秒間攪拌した直後の被混練物の温度が42℃となり、撹拌開始前の粉体の温度(32℃)との差が5℃以上になった。このときのまでのNMPの添加量の合計は24部であり、このときの被混練物の固形分濃度(約82%)を温度上昇時固形分濃度と設定した。
続いて、この温度上昇時固形分濃度のまま、さらに5分間攪拌を続けて混練することにより混練物を得、続いて固形分濃度が79%となるようにNMPを加えて混練することに希釈し、最終固形分濃度が79%の電極合剤を得た。
実施例3において、温度上昇時固形分濃度となる溶剤の添加量を、一括的に投入する方法で電極合剤を製造した。
LCOの100部、ABの5部、樹脂(C1−1)の1部、およびNMPの24部を軟膏容器に計量した(固形分濃度約82%に相当)。自公転式攪拌機で10分攪拌して、共重合体を充分に溶解、混練することにより混練物を得、続いて固形分濃度が79%となるようにNMPを加えて混練することに希釈し、最終固形分濃度が79%の電極合剤を得た。
実施例2において、溶剤の添加量を36部に変更した(固形分濃度約75%に相当)。本例において最終固形分濃度は75%とし、粉体原料とNMPとを混練した後の希釈は行わなかった。
すなわち、LCOの100部、ABの5部、樹脂(C1−1)の2部、およびNMPの36部を軟膏容器に計量し、自公転式攪拌機で10分間攪拌して、共重合体を充分に溶解、混練することにより、最終固形分濃度が75%の電極合剤を製造した。10分間の攪拌を終えた直後の被混練物(電極合剤)の温度を計測したところ35℃であり、撹拌開始前の粉体の温度(32℃)との差は5℃未満であった。
本例では、実施例1において、粉末バインダー樹脂を粉末状のポリフッ化ビニリデン(キシダ化学(株)製、商品名:PVDF#1100、以下、F1−1という。)に変更した以外は、実施例1と同様にして合剤を調製した。
実施例1と同様に、容器内にNMPを1.6部ずつ加えながら、攪拌直後の被混練物の温度を計測した。19回目のNMPの添加を行って60秒間攪拌した直後の被混練物の温度が40℃となり、撹拌開始前の粉体の温度(32℃)との差が5℃以上になった。このときのまでのNMPの添加量の合計は30.4部であり、このときの被混練物の固形分濃度(約78%)を温度上昇時固形分濃度と設定した。
続いて、この温度上昇時固形分濃度のまま、さらに5分間攪拌を続けて混練することにより混練物を得、続いて固形分濃度が68%となるようにNMPを加えて混練することに希釈し、最終固形分濃度が68%の電極合剤を得た。
上記実施例および比較例で得られた電極合剤について、粘度のせん断速度依存性を以下の(1)〜(5)の条件で測定し、測定結果から粘度比Xを求めた。その結果を表1に示す。
表1には各例の主な製造条件も示す。
(1)装置:応力制御レオメーターAR550(TA Instruments Waters LC)。
(2)ジオメトリー:コーンプレート(φ40mm、角度2°)。
(3)ギャップ:69μm。
(4)測定温度:20℃。
(5)せん断速度範囲および測定時間:5分間で0.01sec−1から100sec−1、まで移行させた後、5分間で100sec−1から0.01sec−1まで移行させた。
(6)粘度比Xの算出:0.01〜100sec−1での測定における、0.1sec−1での粘度値A及び、100〜0.01sec−1での測定における、0.1sec−1での粘度値Bから、粘度比X=A/Bを求めた。
これに対して、混練工程において、混練後の混練物の温度が、混練開始前の粉末原料の温度より5℃以上高くならない固形分濃度で混練を行った比較例1は、粘度比Xの値が0.5と低かった。
また粉末バインダー樹脂としてシアン化ビニル単量体単位を有する重合体を含有しなかった比較例2は、粘度比Xの値が0.05と格段に低かった。
実施例1及び比較例1で得られた電極合剤を、アルミ箔(19cm×25cm、厚み20μm)上にドクターブレードを用いて塗布し、循環式熱風乾燥機中80℃で1時間乾燥させ、更に、真空乾燥機にて100℃で12時間減圧乾燥することにより膜厚80μmの正極電極を得た。
前記正極電極及び金属リチウム負極電極を、セパレータ(ポリポア社製、商品名:セルガード♯2400)を介して対向させた。電解液として、エチレンカーボネート/ジエチルカーボネート=1/2(体積比)の混合物を溶媒とした1Mの六フッ化リン酸リチウム溶液を用いて、2016型コイン電池を製造した。
製造した2016型コイン電池について、初期放電容量とサイクル特性を測定した。
すなわち、60℃で充放電レートを0.5Cとし、定電流法(電流密度:0.6mA/g−活物質)で4.2Vに充電し、3Vまで放電する充放電を50回繰り返した。初期充電容量は、1サイクル目の充電容量から求めた。また、サイクル特性は、50サイクル目の電池容量から算出した。結果を表2に示す。
Claims (5)
- 粉末活物質、粉末導電助剤、シアン化ビニル単量体単位を有する重合体を含有する粉末バインダー樹脂および溶剤を含み、下記式(1)で求められる粘度比Xの値が0.75〜1.50である、二次電池用電極合剤。
粘度比X=A/B ・・・(1)
式(1)において、
Aは、測定温度20℃において、せん断速度を0.01[sec−1]から100[sec−1]まで変化させながら、粘度のせん断速度依存性を測定したときの、せん断速度0.1[sec−1]での粘度の値であり、
Bは、測定温度20℃において、せん断速度を100[sec−1]から0.01[sec−1]まで変化させながら、粘度のせん断速度依存性を測定したときの、せん断速度0.1[sec−1]での粘度の値である。 - 請求項1に記載の二次電池用電極合剤を製造する方法であって、
粉末活物質、粉末導電助剤、および粉末バインダー樹脂を含む粉末原料に、溶剤を加えた被混練物を、混練して混練物を得る混練工程を有し、
前記混練工程において、混練後の混練物の温度が、混練開始前の粉末原料の温度より5℃以上高くなるように、被混練物の固形分濃度を設定する、二次電池用電極合剤の製造方法。 - 前記混練工程の後、さらに溶剤を加えて混練する希釈工程を有する、請求項2に記載の二次電池用電極合剤の製造方法。
- 請求項1に記載の二次電池用電極合剤を、集電体上に塗工し、乾燥する、二次電池用電極の製造方法。
- 請求項4に記載の製造方法により二次電池用電極を製造し、得られた二次電池用電極を用いて二次電池を製造する、二次電池の製造方法。
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