JP5951835B1 - エレベータの調速機用テンショナ - Google Patents
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Abstract
【課題】ウエイトの小型・軽量化を図りつつ、ガバナロープに所望の張力を付加することができるエレベータの調速機用テンショナを得ることを目的とする。【解決手段】調速機用テンショナは、昇降路(2)の下部に当該昇降路(2)の高さ方向に移動可能に支持され、ガバナロープ(13)が巻き掛けられたテンショナシーブ(15)と、テンショナシーブ(15)に追従して昇降路(2)の高さ方向に移動可能なロープガイド(22)と、ロープガイド(22)に巻き掛けられたロープ(23)と、を備えている。ロープ(23)は、ロープガイド(22)よりも昇降路(2)の下方に導かれた第1の端部(39a)および第2の端部(39b)を有し、第1の端部(39a)が昇降路(2)の側に固定されている。ロープ(23)の第2の端部(39b)にガバナロープ(13)に張力を付加するウエイト(24)が吊り下げられている。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、ガバナロープに張力を付加するウエイトを備えたエレベータの調速機用テンショナに関する。
エレベータの調速機は、乗りかごの動きに追従して昇降路内を無端走行するガバナロープを備えている。昇降路内でのガバナロープの振れを防止するため、ガバナロープにはテンショナを介して張力が付加されている。テンショナは、ガバナロープが巻き掛けられたテンショナシーブを有し、当該テンショナシーブにウエイトが吊り下げられている。
調速機用のテンショナでは、一般的にガバナロープが長くなるほどテンショナシーブに吊り下げられるウエイトを重くし、ガバナロープに付加する張力を増大させる必要がある。
しかしながら、ウエイトを重くすると、ウエイトそのものが大型化するのを避けられない。この結果、ウエイトの取り扱いに手間を要するとともに、ウエイトをテンショナシーブに据え付ける際の作業性が悪化するといった問題がある。
本発明の目的は、ウエイトの小型・軽量化を図りつつ、ガバナロープに所望の張力を付加することができるエレベータの調速機用テンショナを得ることにある。
実施形態によれば、エレベータの調速機用テンショナは、昇降路の下部に当該昇降路の高さ方向に移動可能に支持され、ガバナロープが巻き掛けられたテンショナシーブと、前記テンショナシーブの真下に位置され、前記テンショナシーブに追従して前記昇降路の高さ方向に移動可能なロープガイドと、前記ロープガイドに巻き掛けられたロープと、を備えている。
前記ロープは、前記ロープガイドよりも前記昇降路の下方に導かれた第1の端部および第2の端部を有し、前記第1の端部が前記昇降路の側に固定されている。前記ロープの前記第2の端部に前記ガバナロープに張力を付加するウエイトが吊り下げられている。
前記ロープは、前記ロープガイドよりも前記昇降路の下方に導かれた第1の端部および第2の端部を有し、前記第1の端部が前記昇降路の側に固定されている。前記ロープの前記第2の端部に前記ガバナロープに張力を付加するウエイトが吊り下げられている。
このような構成によれば、テンショナシーブにウエイトの重量の二倍の荷重を掛けることができる。この結果、ウエイトの小型・軽量化を図りつつ、ガバナロープに所望の張力を付加することが可能となり、例えばウエイトを運搬したり、テンショナに据え付ける際の作業性を改善できる。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。
以下、第1の実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。
図1は、トラクション方式のエレベータ1を概略的に示している。図1に示すように、建屋の昇降路2には、一対のガイドレール3a,3bを介して乗りかご4が支持されている。乗りかご4は、メインロープ5を介して昇降路2に吊り下げられている。乗りかご4は、巻上機でメインロープ5を巻き上げたり、巻き戻すことで、昇降路2に沿って昇降動するようになっている。
乗りかご4は、一対の上部案内装置8a,8b、一対の下部案内装置9a,9bおよび一対の非常停止装置10a,10bを装備している。上部案内装置8a,8bは、乗りかご4の上梁4aに取り付けられている。下部案内装置9a,9bは、乗りかご4の下梁4bに取り付けられている。上部案内装置8a,8bおよび下部案内装置9a,9bは、ガイドレール3a,3bを挟み込むことで、乗りかご4をかご用ガイドレール3a,3bに沿って案内する。
非常停止装置10a,10bは、乗りかご4の下降速度が予め決められた上限値を超えた時に、ガイドレール3a,3bを掴むことで乗りかご4を強制的に停止させるための要素である。非常停止装置10a,10bは、下部案内装置9a,9bと共に乗りかご4の下梁4bに取り付けられている。
図1に示すように、調速機12が昇降路2の上端に据え付けられている。調速機12は、乗りかご4の下降速度を検出するガバナロープ13を備えている。ガバナロープ13は、調速機12に付設されたガバナシーブ14と昇降路2の下部に設置された第1のテンショナシーブ15との間に亘って無端状に巻き掛けられている。そのため、ガバナロープ13は、乗りかご4が昇降動する範囲の全域に亘るように昇降路2に沿って延びている。
ガバナロープ13は、ガバナシーブ14と第1のテンショナシーブ15との間の中間部が複数のリンクを組み合わせたセフティリンク機構16を介して乗りかご4に連結されている。これにより、ガバナロープ13は、乗りかご4が昇降動する方向に沿って乗りかご4と同じ速度で無端走行するようになっている。さらに、セフティリンク機構16は、乗りかご4の非常停止装置10a,10bに連結されている。
調速機12は、乗りかご4の下降速度が予め決められた上限値を超えた時に動作し、一対のシューの間でガバナロープ13を掴む。この結果、ガバナロープ13に制動力が作用するので、セフティリンク機構16を介して非常停止装置10a,10bが動作し、乗りかご4が強制的に停止される。
図1ないし図4に示すように、第1のテンショナシーブ15は、調速機12のテンショナ20を構成する要素の一つである。テンショナ20は、第1のテンショナシーブ15を含むテンショナ本体21、第2のテンショナシーブ22、ロープ23およびウエイト24を主要な要素として備えている。
テンショナ本体21は、一対の支持板25a,25bを有している。支持板25a,25bは、例えば錘を兼ねたフラットな四角い板で形成されている。支持板25a,25bは、昇降路2の高さ方向に起立するように互いに間隔を存して向かい合っている。支持板25a,25bの間の間隔Sは、複数のカラー26によって一定に保たれている。
第1のテンショナシーブ15は、支持板25a,25bの上部の間に介在されているとともに、第1のピボット27を介して一方の支持板25aに回転自在に支持されている。さらに、本実施形態では、一方の支持板25aの内面にガイド板28が取り付けられている。
図3および図4に示すように、ガイド板28は、一対の外れ止め片29a,29bを有している。外れ止め片29a,29bは、第1のテンショナシーブ15の径方向に互いに離れているとともに、一方の支持板25aの内面から他方の支持板25bに内面に向けて張り出している。外れ止め片29a,29bは、ガバナロープ13が巻き掛けられた第1のテンショナシーブ15の外周面と向かい合うことで、ガバナロープ13が第1のテンショナシーブ15から外れるのを防いでいる。
図2および図3に示すように、第2のテンショナシーブ22は、支持板25a,25bの下部の間に介在されている。第2のテンショナシーブ22は、ロープガイドの一例であって、一方の支持板25aに第2のピボット30を介して回転自在に支持されている。第2のテンショナシーブ22は、第1のテンショナシーブ15よりも径が小さいとともに、第1のテンショナシーブ15の真下に位置されている。
トップカバー32がテンショナ本体21に取り付けられている。トップカバー32は、支持板25a,25bの上端の間に跨ることで、支持板25a,25bの間の隙間Sをテンショナ本体21の上方から塞いでいる。ガバナロープ13は、トップカバー32を貫通して第1のテンショナシーブ15からガバナシーブ14に導かれている。
したがって、テンショナ本体21は、ガバナロープ13を介して昇降路2の下部に吊り下げられている。
図2に示すように、第1のテンショナシーブ15および第2のテンショナシーブ22を有するテンショナ本体21は、第1のガイドアーム33を介して昇降路2の高さ方向に直線的に移動可能に支持されている。第1のガイドアーム33は、第1のガイド部材の一例であって、その一端がレールクリップ34a,34bを介して一方のガイドレール3aに結合されている。第1のガイドアーム33は、ガイドレール3aから昇降路2の内壁面に沿うように水平に突出されている。
スライドガイド35が第1のガイドアーム33の突出部分に取り付けられている。スライドガイド35は、第1のガイドアーム33の突出部分と協働してテンショナ本体21の高さ方向に沿う中間部を取り囲んでいる。言い換えると、テンショナ本体21は、第1のガイドアーム33とスライドガイド35とで囲まれた領域を昇降路2の高さ方向に沿って摺動可能に貫通している。
このため、テンショナ本体21が昇降路2の下部で振れ動くことはなく、例えばガバナロープ13に延びが生じた場合、テンショナ本体21は、昇降路2の底に向けて真っ直ぐに降下する。
図2および図3に示すように、テンショナ20のロープ23は、第2のテンショナシーブ22に巻き掛けられている。ロープ23は、第1の直線部38aおよび第2の直線部38bを有している。第1の直線部38aおよび第2の直線部38bは、テンショナ本体21の支持板25a,25bの間を通して第2のテンショナシーブ22の下方に導かれている。
第1の直線部38aの下端に位置された第1の端部39aは、アーム40を介して昇降路2のガイドレール3aに固定されている。アーム40は、その一端がレールクリップ41a,41bを介してガイドレール3aに結合されている。アーム40は、第1のガイドアーム33の下方においてガイドレール3aから昇降路2の内壁面に沿うように水平に突出されており、当該アーム40の突出端にロープ23の第1の端部39aが固定されている。さらに、第2の直線部38bの下端に位置された第2の端部39bは、第1の端部39aよりも昇降路2の下方に導かれている。
テンショナ20のウエイト24は、ガバナロープ13に所定の張力を付加するための要素であって、ロープ23の第2の端部39bに吊り下げられている。この結果、ロープ23の第1の直線部38aおよび第2の直線部38bは、ウエイト24の重量を受けて一直線状に張られているとともに、第1の直線部38aおよび第2の直線部38bには、夫々ウエイト24の重さと等しい荷重が作用するようになっている。
本実施形態のウエイト24は、四角い板状であって、第2のガイドアーム43を介して昇降路2の高さ方向に直線的に移動可能に支持されている。第2のガイドアーム43は、第2のガイド部材の一例であって、その一端がレールクリップ44a,44bを介して一方のガイドレール3aに結合されている。第2のガイドアーム43は、アーム40の下方においてガイドレール3aから昇降路2の内壁面に沿うように水平に突出されている。
スライドガイド45が第2のガイドアーム43の突出部分に取り付けられている。スライドガイド45は、第2のガイドアーム43の突出部分と協働してウエイト24の高さ方向に沿う中間部を取り囲んでいる。言い換えると、ウエイト24は、第2のガイドアーム43とスライドガイド45とで囲まれた領域を昇降路2の高さ方向に沿って摺動可能に貫通している。
このため、ウエイト24が昇降路2の下部で振れ動くことはなく、例えばガバナロープ13に延びが生じた場合、ウエイト24は、昇降路2の底に向けて真っ直ぐに降下する。
本実施形態によると、第1のガイドアーム33の突出端にテンショナスイッチ50が取り付けられている。テンショナスイッチ50は、ガバナロープ13に張力が付加されているか否かを検出する要素であって、テンショナ本体21の位置を監視する回動アーム51を有している。回動アーム51は、水平に保持されているとともに、当該回動アーム51の先端にローラ52が支持されている。
テンショナ本体21の一側部には、テンショナスイッチ50を操作するカム板53が取り付けられている。カム板53は、テンショナスイッチ50と隣り合った位置でテンショナ本体21の移動方向に沿うように昇降路2の高さ方向に延びている。
カム板53は、第1の押圧片54aおよび第2の押圧片54bを有している。第1の押圧片54aは、テンショナスイッチ50のローラ52の上方に位置するようにカム板53の上端に形成されている。第2の押圧片54bは、テンショナスイッチ50のローラ52の下方に位置するようにカム板53の下端に形成されている。
例えばガバナロープ13の経年劣化が進み、ガバナロープ13に伸びが生じた場合、テンショナ本体21が降下する。ガバナロープ13の伸び量が許容値を上回ると、カム板53の上端の第1の押圧片54aがテンショナスイッチ50のローラ52に突き当たり、回動アーム51を下向きに回動させる。この結果、テンショナスイッチ50がガバナロープ13の過度の伸びを検出し、例えば緊急停止装置を動作させてエレベータ1の運転を強制的に停止させる。
一方、ガバナロープ13が例えば湿度の影響を受けて縮んだ場合、テンショナ本体21が上昇する。ガバナロープ13の縮み量が許容値を上回ると、カム板53の下端の第2の押圧片54bがテンショナスイッチ50のローラ52に突き当たり、回動アーム51を上向きに回動させる。この結果、テンショナスイッチ50がガバナロープ13の過度の縮みを検出し、例えば緊急停止装置を動作させてエレベータ1の運転を強制的に停止させる。
第1の実施形態では、ガナバロープ13を介して昇降路2に吊り下げられたテンショナ本体22に第2のテンショナシーブ22が支持され、当該第2のテンショナシーブ22にロープ23が巻き掛けられている。ロープ23の第1の端部39aは、テンショナ本体22の下方で昇降路2の側に固定され、ロープ23の第2の端部39bには、ウエイト24が吊り下げられている。
このため、第2のテンショナシーブ22に巻き掛けられたロープ23の第1の直線部38aおよび第2の直線部38aには、夫々ウエイト24の重さと同じ大きさの荷重が加わる。よって、ウエイト24の重さをmとすれば、第2のテンショナシーブ22にウエイト24の重さの2倍(2m)の荷重を掛けることができ、当該荷重がガバナロープ13に張力として付加される。
言い換えると、ウエイト24の重さは、ガバナロープ13に付加される荷重の半分でよいことになり、ウエイト24の小型・軽量化を図りつつ、ガバナロープ13に所望の張力を付加することができる。この結果、例えばウエイト24を運搬したり、作業現場でテンショナ本体21にウエイト24を据え付ける際の作業性を改善することができる。
さらに、本実施形態によると、第2のテンショナシーブ22の径が第1のテンショナシーブ15の径よりも小さいので、ウエイト24を吊り下げたロープ23の第2の直線部38bを極力第1のテンショナシーブ15の回転中心の真下に近づけることができる。このため、テンショナ本体21から吊り下げられたウエイト24が、テンショナ本体21の側方に大きく張り出すのを抑制することができ、テンショナ本体21の傾きを防止できる。
なお、ガバナロープ13が伸びてテンショナ本体21が降下する時、ウエイト24が降下する距離はテンショナ本体21が降下する距離の2倍となる。そのため、ウエイト24の下端は、ウエント24の降下量を予め見込んで昇降路2の底から離すことが必要となる。
[第2の実施形態]
図5および図6は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、ロープガイドの構成が第1の実施形態と相違している。それ以外のテンショナ20の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において第1の実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図5および図6は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、ロープガイドの構成が第1の実施形態と相違している。それ以外のテンショナ20の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において第1の実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図5および図6に示すように、テンショナ本体21は、一方の支持板25aの内面から他方の支持板25bに向けて突出された突出部61を備えている。突出部61は、ロープガイドの一例であって、第1のテンショナシーブ15の真下に位置されている。突出部61は、上方に向けて滑らかな円弧を描くように湾曲された外周面61aを有している。外周面61aの半径R1は、第1のテンショナシーブ15の半径R2よりも小さくすることが望ましい。
ガイド溝62が突出部61の外周面61aの先端部に形成されている。本実施形態では、ウエイト24を吊り下げたロープ23が突出部61のガイド溝62に摺動可能に巻き掛けられている。
第2の実施形態によると、突出部61のガイド溝62に巻き掛けられたロープ23の第1の直線部38aおよび第2の直線部38aには、夫々ウエイト24の重さと同じ大きさの荷重が加わる。このため、ウエイト24の重さをmとすれば、テンショナ本体21の突出部61にウエイト24の重さの2倍(2m)の荷重を掛けることができ、当該荷重がガバナロープ13に張力として付加される。
したがって、ウエイト24の重さは、ガバナロープ13に付加される荷重の半分でよいことになり、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
図7は、第3の実施形態を開示している。第3の実施形態は、ロープガイドの構成が第1の実施形態と相違している。それ以外のテンショナ20の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、第3の実施形態において第1の実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図7は、第3の実施形態を開示している。第3の実施形態は、ロープガイドの構成が第1の実施形態と相違している。それ以外のテンショナ20の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、第3の実施形態において第1の実施形態と同一の構成には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、テンショナ本体21の支持板25a,25bは、夫々開口部71a,71bを有している。開口部71a,71bは、支持板25a,25bの下部で互いに向かい合うとともに、支持板25a,25bの間の隙間に開口されている。
ロープガイド72が支持板25a,25bの開口部71a,71bの間に跨って固定されている。ロープガイド72は、第1のテンショナシーブ15の真下に位置されている。ロープガイド72は、上方に向けて滑らかな円弧を描いて湾曲された外周面72aを有している。外周面72aの一端部および他端部は、開口部71a,71bから支持板25a,25bの側方に張り出している。
ガイド溝73がロープガイド72の外周面72aに形成されている。ガイド溝73は、開口部71a,71bの上部に開口されており、当該ガイド溝73にウエイト24を吊り下げたロープ23が摺動可能に巻き掛けられている。このため、ロープ23は、支持板25a,25bの開口部71a,71bを通してテンショナ本体21の下方に導かれている。
第3の実施形態によると、ロープガイド72のガイド溝73に巻き掛けられたロープ23の第1の直線部38aおよび第2の直線部38aには、夫々ウエイト24の重さと同じ大きさの荷重が加わる。このため、ウエイト24の重さをmとすれば、テンショナ本体21のロープガイド72にウエイト24の重さの2倍(2m)の荷重を掛けることができ、当該荷重がガバナロープ13に張力として付加される。
したがって、ウエイト24の重さは、ガバナロープ13に付加される荷重の半分でよいことになり、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
第1の実施形態では、テンショナ本体21を支持する第1のガイドアーム33にテンショナスイッチ50を取り付けるとともに、テンショナ本体21にテンショナスイッチ50を操作するカム板53を取り付けたが、これに限定されるものではない。例えば、ウエイト24を支持する第2のガイドアーム43にテンショナスイッチ50を取り付けるとともに、ウエイト24にテンショナスイッチ50を操作するカム板53を取り付けてもよい。
この場合、ウエイト24は、ガバナロープ13が伸縮した時に、昇降路2の高さ方向に沿って直線的に変位するので、ウエイト24の変位量を簡単に検出することができる。
さらに、テンショナ本体21は、昇降路2の高さ方向に沿って直線的に移動する構成に限らず、例えばテンショナ本体21をガイドレール3aに対しスイングアームを介して回動可能に連結してもよい。
2…昇降路、13…ガバナロープ、15…第1のテンショナシーブ、22,61,72…ロープガイド(第2のテンショナシーブ、突出部)、23…ロープ、24…ウエイト、39a…第1の端部、39b…第2の端部。
Claims (7)
- 昇降路の下部に当該昇降路の高さ方向に移動可能に支持され、ガバナロープが巻き掛けられたテンショナシーブと、
前記テンショナシーブの真下に位置され、前記テンショナシーブに追従して前記昇降路の高さ方向に移動可能なロープガイドと、
前記ロープガイドに巻き掛けられ、当該ロープガイドよりも前記昇降路の下方に導かれた第1の端部および第2の端部を有するとともに、前記第1の端部が前記昇降路の側に固定されたロープと、
前記ロープの前記第2の端部に吊り下げられ、前記ガバナロープに張力を付加するウエイトと、
を備えたエレベータの調速機用テンショナ。 - 前記テンショナシーブを回転可能に支持するテンショナ本体をさらに備え、当該テンショナ本体に前記ロープガイドが設けられた請求項1に記載のエレベータの調速機用テンショナ。
- 前記ロープガイドは、回転可能なシーブである請求項1又は請求項2に記載のエレベータの調速機用テンショナ。
- 前記シーブは、前記テンショナシーブよりも径が小さい請求項3に記載のエレベータの調速機用テンショナ。
- 前記ロープガイドは、前記テンショナ本体に形成されているとともに、前記ロープが摺動可能に接する円弧状に湾曲された外周面を有する請求項2に記載のエレベータの調速機用テンショナ。
- 前記テンショナ本体を前記昇降路の高さ方向に直線的に移動可能に支持する第1のガイド部材をさらに備えた請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載のエレベータの調速機用テンショナ。
- 前記ウエイトを前記昇降路の高さ方向に直線的に移動可能に支持する第2のガイド部材をさらに備えた請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のエレベータの調速機用テンショナ。
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