[go: up one dir, main page]

JP5950939B2 - 屈折型偏波変換器及び偏光色合成器 - Google Patents

屈折型偏波変換器及び偏光色合成器 Download PDF

Info

Publication number
JP5950939B2
JP5950939B2 JP2013550475A JP2013550475A JP5950939B2 JP 5950939 B2 JP5950939 B2 JP 5950939B2 JP 2013550475 A JP2013550475 A JP 2013550475A JP 2013550475 A JP2013550475 A JP 2013550475A JP 5950939 B2 JP5950939 B2 JP 5950939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
color
polarization
polarized light
polarized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013550475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014511542A5 (ja
JP2014511542A (ja
Inventor
アンドリュー ジェイ. オーデルカーク,
アンドリュー ジェイ. オーデルカーク,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2014511542A publication Critical patent/JP2014511542A/ja
Publication of JP2014511542A5 publication Critical patent/JP2014511542A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5950939B2 publication Critical patent/JP5950939B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2073Polarisers in the lamp house
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • G02B27/283Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising used for beam splitting or combining
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/208Homogenising, shaping of the illumination light
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/315Modulator illumination systems
    • H04N9/3152Modulator illumination systems for shaping the light beam

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

スクリーン上に画像を投射するために使用される投射システムは、異なる色を有する発光ダイオード(LED)などの多色光源を使用して、照射光を生成することができる。LEDから画像表示装置まで光を結合し、移送するために、いくつかの光学要素がLEDと画像表示装置との間に配置される。画像表示装置は、様々な方法を使用して光に画像を与えることができる。例えば、画像表示装置は、透過型又は反射型液晶ディスプレイのように偏光を使用してもよい。
画像を画面上に投射するために使用される更に他の投影システムでは、Texas InstrumentsのDigital Light Processor(DLP(登録商標))ディスプレイに使用されるアレイなどのデジタルマイクロミラー(DMM)アレイから画像として反射するように構成された白色光を使用することができる。DLP(登録商標)ディスプレイでは、デジタルマイクロミラーアレイ内の個々のミラーは、投射される画像の個々のピクセルにあたる。ディスプレイのピクセルは、対応するミラーが傾くときに光の照射を受けて、入射光を投射光学経路に向ける。光学経路内に配置される回転カラーホイールは、反射される白色光が、フィルターにかけられて、ピクセルに対応する色を投射するように、デジタルマイクロミラーアレイからの光の反射に対して時間調節される。次いで、デジタルマイクロミラーアレイは、次の所望のピクセル色に切り替えられ、このプロセスは、投射されるディスプレイ全体が、連続して照明されるように見えるような速い速度で継続される。デジタルマイクロミラー投射システムは、少ないピクセル化されたアレイコンポーネントしか必要とせず、結果として、より小さな寸法のプロジェクタを実現できる。
画像輝度は、投射システムの重要なパラメータである。色光源の輝度、及び光を集光し、結合し、均質化し、また画像表示装置へと送達する効率は、全て輝度に影響を及ぼす。最近のプロジェクタシステムは、小型化するに従い、色光源によって発生する熱を、小さなプロジェクタシステム中で放散可能な低いレベルに保ちながら、同時に、適切な出力輝度レベルを維持する必要がある。より効率的に複数の色光を結合して、光源が電力を過度に消費することなく適切な輝度レベルの光出力を供給する光結合システムが必要とされている。
液晶ディスプレイはしばしば光の一方の偏光のみを使用し、かつ一般に、非偏光を生じる光源を使用する。偏光ビームスプリッター、及び複屈折プリズム又は偏光プリズムのアレイを含む、非偏光を偏光に変換するいくつかの手段が、偏光の生成に使用されてきた。これらの系は、特に集光光学系及び積分系を考慮するとかなりの容積を必要とすることがある。手で持てる装置、マイクロ投射システム、及びヘッドマウント式ディスプレイを含むいくつかの形のディスプレイは、コンパクトで高効率であることを必要とする。
超小型及びポケットサイズのプロジェクタでは、高効率の色合成器、光積分器、及び/又はホモジナイザーに使用可能な空間が限られている。結果として、このようなプロジェクタに使用される光学装置(色合成器及び偏波変換器など)から高効率で均一な光出力には、コンパクトで効率のよい光学設計が必要とされる。
本開示は、概ね、屈折型偏波変換器、屈折型偏波変換器を用いる偏光色合成器、及び特にポケットプロジェクタなどの小型フォーマットプロジェクタで有用であることができる屈折型偏波変換器を用いる偏光色合成器に関する。開示されている屈折型偏波変換器は、非偏光光束を直交した偏光方向を有する発散した偏光光束に分離することができる、少なくとも1つの複屈折プリズムを備える。
1つの態様では、本開示は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系、光軸に平行な第1の伝搬方向に沿って光入力面の中に非偏光光束を入射することができる非偏光光源、及び複屈折プリズムを含む光学素子であって、この光学素子が第1の集光光学系に面し、かつ光入力面に相対して配設された、光学素子を備える偏波変換器を提供する。偏波変換器は、光学素子及び第1の集光光学系から光入力面に向かって第1及び第2の偏光光束を逆に反射するように配設された反射器を更に備える。光学素子は非偏光光束を、直交した偏光状態を有する第1の偏光光束及び第2の偏光光束に分割することができ、第1及び第2の偏光光束の少なくとも1つは第1の伝搬方向から発散する。第1の偏光光束は、非偏光光源からずれて配置された第1の位置で光入力面を通り抜けかつ第2の偏光光束は第1の位置及び非偏光光源からずれて配置された第2の位置で光入力面を通り抜ける。別の態様では、偏波変換器は、結合された偏光出力光が第2の偏光状態で偏光するように、第1の偏光光束の第1の偏光状態を第2の偏光状態に変換することができる、光入力面に隣接して配設された半波長リターダを備える。更に別の態様では、偏波変換器は、第1及び第2の偏光光束を受け入れるように配設された光学積分器を更に備える。
別の態様では、本開示は、偏波変換器を備える偏波変換色合成器を提供する。偏波変換器は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系、光軸に平行な第1の伝搬方向に沿って光入力面の中に非偏光光束を入射することができる非偏光光源、及び複屈折プリズムを含む光学素子であって、この光学素子が第1の集光光学系に面し、かつ光入力面に相対して配設された、光学素子を備える。偏波変換器は、光学素子及び第1の集光光学系から光入力面に向かって第1及び第2の偏光光束を逆に反射するように配設された反射器を更に備える。光学素子は非偏光光束を、直交した偏光状態を有する第1の偏光光束及び第2の偏光光束に分割することができ、第1及び第2の偏光光束の少なくとも1つは第1の伝搬方向から発散する。第1の偏光光束は、非偏光光源からずれて配置された第1の位置で光入力面を通り抜けかつ第2の偏光光束は第1の位置及び非偏光光源からずれて配置された第2の位置で光入力面を通り抜ける。非偏光光源は、それぞれが光軸からずれて配置され、第1の色光を出射することができる第1の色光源及び第2の色光を放射することができる第2の色光源を含み、それぞれが光軸からずれて配置されて、並びに反射器はダイクロイックプレートを含む。別の態様では、偏波変換器は、結合された偏光出力光が第2の偏光状態で偏光するように、第1の偏光光束の第1の偏光状態を第2の偏光状態に変換することができる、光入力面に隣接して配設された半波長リターダを備える。更に別の態様では、偏波変換器は、第1及び第2の偏光光束を受け入れるように配設された光学積分器を更に備える。
更に別の態様では、本開示は、偏波変換器を備える偏波変換色合成器を提供する。偏波変換器は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系、光軸に平行な第1の伝搬方向に沿って光入力面の中に非偏光光束を入射することができる非偏光光源、及び複屈折プリズムを含む光学素子であって、この光学素子が第1の集光光学系に面し、かつ光入力面に相対して配設された、光学素子を備える。偏波変換器は、光学素子及び第1の集光光学系から光入力面に向かって第1及び第2の偏光光束を逆に反射するように配設された反射器を更に備える。光学素子は非偏光光束を、直交した偏光状態を有する第1の偏光光束及び第2の偏光光束に分割することができ、第1及び第2の偏光光束の少なくとも1つは第1の伝搬方向から発散する。第1の偏光光束は、非偏光光源からずれて配置された第1の位置で光入力面を通り抜けかつ第2の偏光光束は第1の位置及び非偏光光源からずれて配置された第2の位置で光入力面を通り抜ける。非偏光光源は、それぞれが光軸からずれて配置され、第1の色光を出射することができる第1の色光源及び第2の色光を放射することができる第2の色光源を含み、それぞれが光軸からずれて配置されて、並びに反射器はダイクロイックプレートを含む。偏波変換器は、光軸からずれて配置され、かつ第3の色光を光入力面に入射するように配設された、第3の色光源を更に備え、ダイクロイックプレートは、第3の色光を反射して、光軸に沿って光入力面から出射することができる第3の反射器を更に含む。別の態様では、偏波変換器は、結合された偏光出力光が第2の偏光状態で偏光するように、第1の偏光光束の第1の偏光状態を第2の偏光状態に変換することができる、光入力面に隣接して配設された半波長リターダを備える。更に別の態様では、偏波変換器は、第1及び第2の偏光光束を受け入れるように配設された光学積分器を更に備える。
更に別の態様では、本開示は、偏波変換器、結合された偏光出力光に画像を付与するように配設された空間光変調器、及び投射光学系を備える、画像プロジェクタを提供する。偏波変換器は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系、光軸に平行な第1の伝搬方向に沿って光入力面の中に非偏光光束を入射することができる非偏光光源、及び複屈折プリズムを含む光学素子であって、この光学素子が第1の集光光学系に面し、かつ光入力面に相対して配設された、光学素子を備える。偏波変換器は、光学素子及び第1の集光光学系から光入力面に向かって第1及び第2の偏光光束を逆に反射するように配設された反射器を更に備える。光学素子は非偏光光束を、直交した偏光状態を有する第1の偏光光束及び第2の偏光光束に分割することができ、第1及び第2の偏光光束の少なくとも1つは第1の伝搬方向から発散する。第1の偏光光束は、非偏光光源からずれて配置された第1の位置で光入力面を通り抜けかつ第2の偏光光束は第1の位置及び非偏光光源からずれて配置された第2の位置で光入力面を通り抜ける。別の態様では、偏波変換器は、結合された偏光出力光が第2の偏光状態で偏光するように、第1の偏光光束の第1の偏光状態を第2の偏光状態に変換することができる、光入力面に隣接して配設された半波長リターダを備える。更に別の態様では、偏波変換器は、第1及び第2の偏光光束を受け入れるように配設された光学積分器を更に備える。
更に別の態様では、本開示は、偏波変換色合成器、偏光した第1、第2、及び第3の色光に画像を付与するように配設された空間光変調器、及び投射光学系を含む、画像プロジェクタを提供する。偏波変換色合成器は偏波変換器を備える。偏波変換器は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系、光軸に平行な第1の伝搬方向に沿って光入力面の中に非偏光光束を入射することができる非偏光光源、及び複屈折プリズムを含む光学素子であって、この光学素子が第1の集光光学系に面し、かつ光入力面に相対して配設された、光学素子を備える。偏波変換器は、光学素子及び第1の集光光学系から光入力面に向かって第1及び第2の偏光光束を逆に反射するように配設された反射器を更に備える。光学素子は非偏光光束を、直交した偏光状態を有する第1の偏光光束及び第2の偏光光束に分割することができ、第1及び第2の偏光光束の少なくとも1つは第1の伝搬方向から発散する。第1の偏光光束は、非偏光光源からずれて配置された第1の位置で光入力面を通り抜けかつ第2の偏光光束は第1の位置及び非偏光光源からずれて配置された第2の位置で光入力面を通り抜ける。非偏光光源は、それぞれが光軸からずれて配置され、第1の色光を出射することができる第1の色光源及び第2の色光を放射することができる第2の色光源を含み、それぞれが光軸からずれて配置されて、並びに反射器はダイクロイックプレートを含む。偏波変換器は、光軸からずれて配置され、かつ第3の色光を光入力面に入射するように配設された、第3の色光源を更に備え、ダイクロイックプレートは、第3の色光を反射して、光軸に沿って光入力面から出射することができる第3の反射器を更に含む。別の態様では、偏波変換器は、結合された偏光出力光が第2の偏光状態で偏光するように、第1の偏光光束の第1の偏光状態を第2の偏光状態に変換することができる、光入力面に隣接して配設された半波長リターダを備える。更に別の態様では、偏波変換器は、第1及び第2の偏光光束を受け入れるように配設された光学積分器を更に備える。
上記の概要は、本発明の開示されるそれぞれの実施形態又は全ての実現形態を説明することを目的としたものではない。以下の図面及び詳細な説明により、例示的実施形態をより詳細に例示する。
本明細書の全体を通じ、同様の参照符合が同様の要素を示す添付の図面を参照されたい。
光学素子の概略断面図。 偏波変換器の概略断面図。 偏波変換器の概略断面図。 色合成器の概略断面図。 色合成器の概略断面図。 色合成器の概略断面図。 色合成器の概略断面図。 色合成器の概略断面図。 色合成器の概略断面図。 画像プロジェクタの概略図。 図の縮尺は必ずしも正確ではない。図中、用いられる同様の番号は同様の構成要素を示すものとする。しかしながら、特定の図中のある要素を示す数字の使用は、同じ数字によって示される別の図中のその要素を限定しようとするものではないことは理解されるであろう。
本開示は、概ね、屈折型偏波変換器、屈折型偏波変換器を用いる偏光色合成器、及び特にポケットプロジェクタなどの小型フォーマットプロジェクタで有用であることができる屈折型偏波変換器を用いる偏光色合成器に関する。開示されている屈折型偏波変換器は、非偏光光束を直交した偏光方向を有する発散した偏光光束に分離することができる、少なくとも1つの複屈折プリズムを備える。
LCDバックライト、プロジェクタ、及びヘッドアップディスプレイを含む、多数のディスプレイ素子は偏光した光を使用する。特定の一実施形態では、本開示は、高効率かつ高輝度光源をコンパクトなフォーマットで提供するコンパクトな偏波変換器を提供する。一部の場合には、非偏光光源、集光光学系、複屈折プリズム、第2の集光光学系、及び半波長リターダを使用して、1つの偏光状態を有する光束を生成させることができる。更に、偏光光束は、光源の光学的な均質性を改善するために、光積分器と容易に結合されてもよい。
有用な複屈折プリズムの例としては、ウオラストンプリズム、セナルモンプリズム、ニコルプリズム、ロションプリズム、ノルマルスキプリズムなどが挙げられる。単一の複屈折プリズム、並びにこのプリズムの組み合わせを使用してもよい。ウオラストンプリズムなどの複屈折プリズムは、カルサイト又は別の複屈折性鉱物を用いる慣用の手段により作製されてもよく、又は複屈折性ポリマー又は液晶から作製されてもよい。特定の一実施形態では、好適な設計は、一軸配向のポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフテネート(PEN)、又は別の複屈折性ポリマーからプリズムを作製することである。2つ以上の複屈折性材料の組み合わせを使用して、プリズムの分散を低下させてもよい。一部の場合には、個別の複屈折プリズムをそれぞれ複屈折性材料の単一のシートから作製してもよく、又は複屈折性材料層又はフィルムの結合した堆積体から作製してもよい。結合層は、使用される場合には、好ましくは極めて薄く、典型的には複屈折性層の厚さの5分の1以下である。
記述した偏波変換器は、2010年9月22日出願の、「Tilted Dichroic Color Combiner I」と題する同時係属中の米国特許出願第61/385237号(代理人整理番号66530US002);「Tilted Dichroic Color Combiner II」と題する米国特許出願第61/385241号(代理人整理番号66791US002);又は「Tilted Dichroic Color Combiner III」と題する米国特許出願第61/385248号(代理人整理番号66792US002)で記述されている傾斜ダイクロイックプレート色合成器などの色合成器と組み合わされてもよい。
画像プロジェクタは、画面に投射される光の輝度及び色の均一性を向上させるために、光束を光学的に均質化する素子を含むことが多い。2つの一般的な素子は、積分型トンネル又はロッド及びフライアイアレイ(FEA)ホモジナイザーである。フライアイホモジナイザーは、非常に小型であり得、この理由で一般的に使用される装置である。積分トンネルは、均質化において高効率であり得るが、一般に中空のトンネルは、一般に、高さ又は幅のいずれか大きい方の5倍の長さを必要とする。中実のトンネルは、屈折作用のために中空のトンネルより長いことが多い。光積分型トンネル又はロッドは、例えば、長方形、正方形、多角形、円、楕円などを含む任意の所望の断面を有する。典型的には、積分型トンネル又はロッド、又はFEAのいずれかを均質化に使用することができるが、一般に両方の手法は一緒には使用されない。積分型ロッドは、エテンデュに及ぼす影響を小さくできるが、偏光解消を引き起こす可能性がある。FEAは偏光の保存性は良好である(これらが低複屈折性材料から作製されるならば)が、エテンデュを大きくする可能性がある。
特定の一実施形態では、それぞれ異なる色を有する少なくとも2つの発光ダイオード(LED)を備えた色合成器を記述する。2つのLEDから放射される光はコリメートされて実質的に重なった光束となり、これら2つのLEDからの光は、結合され、2つのLEDによって放射される光より小さいエテンデュ及び高い輝度を有する結合光束を持つ共通の領域の中に導かれる。
LEDを使用してプロジェクタを照明してもよい。LEDは特定の領域全体にわたって近似ランバート角度分布で光を放射するので、プロジェクタの輝度は光源及び投射システムのエテンデュによって制約される。LED光源のエテンデュを減少させる一方法は、ダイクロイック反射器を使用して、空間的に重なってあたかも同一領域から放射されているかのように見える2つ以上のLED色を形成することである。通常、色合成器ではダイクロイック反射器を約45度の角度で使用する。これは強い反射帯のシフトを引き起こし、有用なスペクトル及びダイクロイック反射器の角度範囲を制限する。特定の一実施形態では、本開示は、入射光ビームに対して垂直に近い角度のダイクロイック反射器を用いて異なる色のLEDを結合する物品を記述する。
1つの態様では、本開示は、異なる色の非偏光光源からの出力を、単一の偏光状態を有する結合された色に高効率で結合するコンパクトな方法を提供する。これは、エテンデュで制限されたコンパクトな投射システムのための光照射器の作製に特に有用であり得る。例えば、それぞれのLEDの出力が、一組の一次光学系により部分的にコリメートされた赤色、緑色、及び青色LEDの直線的なアレイは、非偏光を、発散した直交した偏光成分に分離する屈折型偏波変換器を通り抜け、次いで赤色、緑色、及び青色の光を異なる角度で反射するダイクロイック反射器プレートを含む傾斜反射器プレート組み立て体上に入射する。次いで、反射した偏光は、それぞれの偏光状態の赤色、緑色、及び青色LEDに対する共通出力を形成する開口へと一次光学系により焦点を絞られる。共通出力は、均一に偏光した光が色合成器により放射されるように、光をコリメートし、偏光状態の1つを回転する、別の組の集光光学系に結合されてもよい。共通出力により放射される光は、また、別に説明するように積分型ロッドに結合されてもよい。出口開口は、集光光学系の主軸(例えば、光軸)上で中心を有してもよく、又は主軸からオフセットされてもよい。出力開口はLEDと一直線上にあるか、LEDに隣接するか、又はこれらの組み合わせであってよい。一部の場合には、例えば本明細書と同日出願の「LED Color Combiner」と題する米国特許出願(代理人整理番号67010US002)に記述されているように、出口開口及びLEDを可撓性基板などの共通基板上に配設することができる。
3つのLEDを備える構成は、当業者ならば理解するように、黄色及び赤外光をはじめとする他の色に拡張することも可能である。光源はLEDと組み合わされたレーザーを含んでもよいし、全レーザー系でもよい。LEDは、少なくとも赤、緑、及び青の原色の短波長域を放射する1セットと、赤、緑、及び青の原色の長波長域を放射する第2のセットとからなってよい。また、光が混合される場所となる開口にフライアイアレイ(FEA)を組み込むことによって、更なる色積分を得るようにしてもよい。これは、別に説明するように少なくとも1つの次元が2〜約20のレンズを有する、1次元又は2次元レンズアレイからなるものでもよい。
LCoS系可搬型投射システムは、低価格で高解像度のLCoSパネルが入手可能であることにより一般的になってきている。LED照射型LCoSプロジェクタの要素のリストには、LED光源、任意の色合成器、任意のプレ偏光システム、リレー光学系、PBS、LCoSパネル、及び投射レンズユニットを挙げてもよい。LCoSを用いた投射システムの場合、プロジェクタの効率及びコントラストは、PBSに入る光の偏光度に直接関連する。偏光変換光による1つの問題は、空間不均一性に難点があり、表示画像のアーティファクトを生じ得ることである。それゆえ、偏波変換器を有するシステムでは、別に説明するように均質化システムが望ましい場合がある。
特定の一実施形態では、偏光光束は、モノリシックFEA積分器を通り抜ける可能性がある。モノリシックFEA積分器は、光束を発散させることができ、次いで光束が、例えば、光線に画像を付与するための空間光変調器、及び画像を画面に表示するための投射光学系を使用することによる更なる処理に向けられる。
図1は、非偏光光束を別々の直交した偏光状態に分割するのに使用可能な、本開示の一態様に従った光学素子10の概略断面図を示す。光学素子10としては、ウオラストンプリズム、セナルモンプリズム、ニコルプリズム、ロションプリズム、ノルマルスキプリズム、グラン・トンプソンプリズム、グラン・フーコープリズム、又はこれらの組み合わせなどの公知の偏光スプリッターを挙げることができる。それぞれの場合、入射する非偏光光束は、分割されて、偏光状態の少なくとも1つは、別に説明するように、入射する非偏光光束の伝搬方向から逸脱する。
特定の一実施形態では、光学素子10は、第1のプリズム表面22、第2のプリズム表面24、及びその間の対角の第1のプリズム表面15を有する第1の複屈折プリズム20を備えるウオラストンプリズムと対比可能である。光学素子10は、第3の表面32、第4の表面34、及びその間の対角の第2のプリズム表面15’を有する第2の複屈折プリズム30を更に備える。第1の複屈折プリズム20の速軸は第1の偏光方向26と位置合わせされ、第2の複屈折プリズム30の速軸は第2の偏光方向36と位置合わせされる。第1及び第2の複屈折プリズム20、30の各々は、当業者には公知であるように、例えば、カルサイト結晶又は他の複屈折性材料から作製可能である。
第1及び第2の複屈折プリズム20、30は、第1及び第2の偏光方向26、36が、それぞれ、お互いに直交するように配置され、第1及び第2の複屈折プリズム20、30は、対角の第1及び第2のプリズム表面15、15’がお互いに密に隣接するように配置される。一部の場合には、対角の第1及び第2のプリズム表面15、15’は、光学用接着剤を用いてお互いに接着可能である。特定の一実施形態では、第4のプリズム表面34は、第1及び第2の複屈折プリズム20、30から光束を逆に反射するように配設された反射器40を備えることができる。反射器40は、広帯域ミラーなどの任意の公知の反射器であることができる。反射器は、例えば、無機若しくは有機多層膜スタック、又は無機及び有機多層膜スタックの組み合わせを含む多層誘電性反射器などの干渉反射器を含む金属若しくは金属合金ミラー、又はダイクロイック反射器であることができる。反射器40は、図1に示すように第4のプリズム表面34に密に隣接して配設可能であるか、又は別に説明するように、第4のプリズム表面34から分離して配設可能である。
伝搬方向52に沿って進む非偏光の入力光束50は、ランダムな偏光状態51を含む。非偏光の入力光束50は、第2の複屈折プリズム30に入るとき、第1の複屈折プリズム20の第2のプリズム表面24、及び対角の第1及び第2のプリズム面15、15’を通り抜ける。非偏光の入力光束50の直交した偏光成分のそれぞれ(第1の偏光方向26及び第2の偏光方向36)は、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’で別々に屈折する。非偏光の入力光束50は、伝搬方向52に対して第1の屈折角度θ1で伝搬する第1の偏光方向26を有する第1の偏光光束53、及び伝搬方向52に対して第2の屈折角度θ2で伝搬する第2の偏光方向36を有する第2の偏光光束54に発散する。第1及び第2の偏光光束53、54は、反射器40から反射し、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’から再度屈折し、並びに非偏光の入力光束50と異なり、分離された角度及び位置で進む第1及び第2の偏光光束53、54として、第1のプリズム面24を出射する。すなわち、偏光方向の各々は分離され、発散する。
一部の場合には、第1の屈折角度θ1及び第2の屈折角度θ2は、図1に示すように本質的に同一である(例えば、対角の第1のプリズム面15が第1及び第2のプリズム表面22、24の各々に対して45度の角度のウオラストンプリズムにおいて)。一部の場合には、この角度は、例えば対角の第1のプリズム面15が45度とは異なる角度のウオラストンプリズム(図示せず)において、又は当業者には公知のように上述の代替の複屈折プリズムの1つを使用することにより異なる可能性がある。一般に、光学素子10は、偏光した光束の任意の所望の分離及び発散を受け入れるように設計可能である。
図2A〜2Bは、本開示の一態様による偏波変換器100の概略断面図を示す。図2A〜2Bに示されている要素15〜40はそれぞれ、前に記載されている、図1の同様に番号付けられた要素15〜40に対応している。図2A〜2Bで、偏波変換器100は、第1のレンズ要素110及び第2のレンズ要素120を含む第1の集光光学系105を備える。第1の集光光学系105は、光入力面114、及び光入力面114に垂直な光軸102を備える。非偏光光源80は、光入力面114に面する光入射面104上に配設される。非偏光光源80は、図2A〜2Bで光軸102上に配設されているように示されているが、しかしながら、光入射表面104に沿って光軸102から所望するように分離して配置することができる。非偏光光源80は、別に説明するように、所望の色又は波長の非偏光の光81を光入力面114の中に入射するように配設される。
特定の一実施形態では、偏波変換器100は、光軸102に沿って第1の集光光学系105に面して配設された光学素子10を更に含み、第1のレンズ要素110及び第2のレンズ要素120が光学素子10と光入力面114との間に存在するようになっている。光学素子10は、図1を参照しながら既に説明したコンポーネントを備える。
特定の一実施形態では、第1の集光光学系105は、非偏光光源80から放射される光をコリメートする機能を果たす光コリメータであることができる。第1の集光光学系105は、1つのレンズを含む光コリメータ(図示せず)、2つのレンズを含む光コリメータ(図示せず)、回折光学素子(図示せず)、又はこれらの組み合わせを含み得る。2つのレンズを含む光コリメータは、光入力面114と相対して配設される第1の凸面112を含む、第1のレンズ要素110を有する。第2のレンズ要素120は、第1の凸面112に面する第2の面122、及び第2の面122と相対する第3の凸面124を含む。第2の面122は、凸面、平面、及び凹面から選択されることができる。
図2Aを参照すると、非偏光光源80からの非偏光の光81の第1の偏光成分81pの経路を、偏波変換器100からたどることができる。一部の場合には、当業者には公知のように、第1の偏光方向を「p−」偏光と表すことができ、第2の偏光方向を「s−」偏光と表すことができる。非偏光光源80は、光軸102に沿った光伝搬方向で進む第1の中心の光線82、及び境界が第1の境界光線84、86により表される、非偏光の入力光コリメーション角度φ1内の非偏光81の円錐を含む。第1の中心の光線82は、非偏光光源80から光入力面114の中に光軸102に概ね平行な方向で入射され、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通り抜け、そして第2のプリズム面24から光学素子10に入る。図2Aから分かるように、第1の集光光学系105は、非偏光光源80から光学素子10へと通る非偏光81をコリメートする機能を果たす。
第1の中心の光線82は、第1の複屈折プリズム20を通り抜け、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’から第2の複屈折プリズム30の中に通り抜けるときに屈折される。中心光線82pの第1の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して直交しているが、別に説明するように、光を非偏光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、中心光線82pの第1の偏光成分は、反射器40から反射する。
第1の境界光線84、86の各々は、光入力面114の中に光軸102に概ね光軸102に対して非偏光の入力光コリメーション角度φ1の方向で入射され、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通り抜け、そして第2のプリズム面24から光学素子10に入る。第1の境界光線84、86は第1の複屈折プリズム20を通り抜け、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’から第2の複屈折プリズム30の中に通り抜けるときに屈折される。境界光線84p、86pの第1の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して直交しているが、別に説明するように、光を非偏光の光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、境界光線84p、86pの第1の偏光成分は、反射器40から反射されて、反射された光束は、図示するように光軸102に概ね平行となる。
中心光線及び境界光線82p、84p、86pの第1の偏光成分の各々は、反射器40から反射し、光軸102に平行なコリメートされた光線として、第1の集光光学系105から戻る。中心光線及び境界光線82p、84p、86pの第1の偏光成分は、第1の偏光線焦点87p上で集束することができる、第1の偏光方向の出力光束81pをまとめて形成する。次いで、第1の偏光方向出力光束81pは、当業者には公知のように、光積分型ロッド95の中に導入されることにより、より均一化可能である。
図2Bを参照すると、非偏光光源80からの非偏光81の第2の偏光成分81sの経路を、偏波変換器100からたどることができる。非偏光光源80からの中心光線、第1の境界光線、及び第2の境界光線82、84、86の経路は、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’から既にたどったところである。中心光線82sの第2の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して平行であるが、別に説明するように、光を非偏光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、中心の光線82sの第2の偏光成分は、反射器40から反射する。
境界光線84s、86sの第2の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して平行であるが、別に説明するように、光を非偏光の光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、境界光線84s、86sの第2の偏光成分は、反射器40から反射して、反射された光束は、図示するように光軸102に概ね平行となる。
中心光線及び境界光線82s、84s、86sの第2の偏光成分の各々は、反射器40から反射し、光軸102に平行なコリメートされた光線として、第1の集光光学系105から戻る。中心光線及び境界光線82s、84s、86sの第2の偏光成分は、第2の偏光方向の出力光束81sをまとめて形成し、それは第2の偏光光線の焦点87s上で集束することができる。次いで、第2の偏光方向の出力光束81sは、半波長リターダ90を通り抜けることができ、第2の偏光方向の出力光束81sは第1の偏光方向(すなわち、第1の偏光方向の出力光束81pと同一)に回転し、回転された中心光線及び境界光線82sp、84sp、86spを含む、回転された第2の偏光方向の出力光束81spとなる。次いで、回転された第2の偏光方向の出力光束81spは、当業者には公知であるように、光積分型ロッド95の中に導入されることにより、より均一化可能である。
特定の一実施形態では、半波長リターダ90は、積分型ロッド95の半分を覆うことができ、積分型ロッドの他方の半分により集光されたのと同じ偏光状態に偏光を変換する。半波長リターダ90は、石英又はリターデーション板用に一般的に使用される他の材料から作製され得る。一部の場合には、半波長リターダ90は、アクロマチック又はアポクロマチックであり、広い受光角度範囲を備えることができる。例えば、石英及びサファイアから好適な広角のリターデーション板を作製することができる。一部の場合には、リターデーション板の側壁上に入射する光を反射するために、半波長リターダ90の側壁をメタライズしてもよい。また、入射光を鏡面反射するために、側壁を研磨してもよい。
図2A〜2Bに示すように、非偏光81は、第1の偏光方向の出力光束81p及び回転された第2の偏光方向の出力光束81spを含む、第1の偏光方向の偏光した出力光束となる。特定の一実施形態では、第2の偏光光線焦点87sが半波長リターダ90に配置され、偏波変換器100の効率の改善が得られるように、半波長リターダ90を配設することができる。焦点が半波長リターダ90にくるように、第2の偏光光線焦点87sを調整してもよく、又は第2の偏光光線焦点87sを遮るために、半波長リターダを光入力面114に近づけて配置してもよい。
図3A〜3Cは直交座標系のX−Z面に対して垂直に眺めた、本開示の一態様による偏光色合成器200の概略断面図を示す。偏光色合成器200は、「Tilted Dichroic Color Combiner I」と題する同時係属中の米国特許出願第61/385237号(代理人整理番号66530US002)で記述されている色結合成分のコレクションを備える。非偏光を偏光成分に分割できる、本開示で記述する光学素子10は、「Tilted Dichroic Color Combiner II」と題する同時係属中の米国特許出願第61/385241号(代理人整理番号66791US002);及び「Tilted Dichroic Color Combiner III」と題する同時係属中の米国特許出願第61/385248号(代理人整理番号66792US002)などで記述されているものなどの任意の好適な色合成器に適合可能であるということは理解されるべきである。
偏光色合成器200のX−Z面の図では、偏光分割はY−Z面で起こるので、可視化できない。図4A〜4Bで提供されるY−Z面の図では、偏光分割は可視化でき、色結合は可視化できない。図3A〜3C及び図4A〜4Bの偏光色合成器の別々に眺めた光路への分離は、単に図のわかり易さを目的したものであり、着色した光束の直交した偏光への分離及び着色した光束の結合された色光束への結合が同時に起こるということは理解されるべきである。
図3A〜3Cでは、色合成器200は、第1のレンズ要素110及び第2のレンズ要素120を含む第1の集光光学系105を備える。第1の集光光学系105は、光入力面114及びこの光入力面114に垂直な光軸102を備える。第1の非偏光光源140、第2の非偏光光源150、及び任意の第3の非偏光光源160は、それぞれ、光入力面114に面する光入射面104上に配設される。光出力領域170は光軸102上に位置し、光入射面104上に配設される。第1、第2、及び任意の第3の非偏光光源140、150、160の各々は、光軸102からずれて配置される。第1、第2、及び任意の第3の非偏光光源140、150、160の各々は、別に説明するように、第1の色光141、第2の色光151、及び任意の第3の色光161をそれぞれ光入力面114の中に入射するように配設される。
一つの特定の実施形態では、偏光色合成器200は、光軸102に沿って第1の集光光学系105に面して配設されたダイクロイックプレート130を更に含み、第1のレンズ要素110及び第2のレンズ要素120が、ダイクロイックプレート130と光入力面114との間に存在するようになっている。ダイクロイックプレート130は、光軸に対して傾斜角φ2で配設可能であり、第1の色光141を反射し、かつその他の色光を全て透過させることができる第1のダイクロイック反射器132を含む。ダイクロイックプレート130は、第2の色光151を反射し、かつその他の色光を全て透過させることができる第2のダイクロイック反射器134を更に備える。ダイクロイックプレート130は、任意の第3の色光161を反射することができる任意の第3のダイクロイック反射器136を更に備える。一部の場合には、例えば、第1及び第2の非偏光光源140、150のみを含む(すなわち、任意の第3の非偏光光源160が省略される)場合には、その他の波長(すなわち色)の光を透過させる必要がないことから、代わりに第2のダイクロイック反射器を広帯域ミラーのような一般的な反射器とすることができる。一部の場合には、例えば、任意の第3の非偏光光源160が含まれる場合、他の色光は全部、第3の反射器136に達する前に既に他のダイクロイック反射器によって反射されてしまうことから、任意の第3のダイクロイック反射器136は、広帯域ミラーのなどの反射器であることができる。
ダイクロイックプレート130は、第1、第2、及び任意の第3のダイクロイック反射器132、134、136の各々が、光軸102に対してそれぞれ第1のダイクロイック傾斜角α1、第2のダイクロイック傾斜角α2、及び第3のダイクロイック傾斜角α3で傾斜しているように作製される。場合によっては、例えば図3A〜3Cに示すように、第1のダイクロイック傾斜角α1は、異なっていてもよいが、ダイクロックプレート傾斜角φ2と同一であることができる。第1、第2、及び第3のダイクロイック傾斜角α1、α2、α3の各々は、別に説明するように、第1、第2、及び任意の第3の非偏光光源140、150、160からの反射光束を光出力領域170から向けるように選択可能である。
特定の一実施形態では、偏光色合成器200は、別に説明する、第1の集光光学系105とダイクロイックプレート130との間に配設された光学素子10を更に備える。光学素子10は、別に説明するように、非偏光光束を発散した偏光成分に分割することができる。図3A〜3C及び図4A〜4Bに示す一つの特定の実施形態では、図1及び図2A〜2Bを参照しながら説明した反射器40は、本開示で記載の第1、第2、及び任意の第3のダイクロイック反射器132、134、136を含むダイクロイックプレート130により置き換えられる。図3A〜3C及び図4A〜4Bに示すように、ダイクロイックプレート130を、光学素子10から分離して配設することができ、図1及び図2A〜2Bに示すように複屈折プリズムに密に隣接して配設する必要はない。
一つの特定の実施形態では、第1の集光光学系105は、第1、第2、及び任意の第3の非偏光光源140、150、160から放射される光をコリメートする機能を果たす光コリメータであることができる。第1の集光光学系105は、1つのレンズを含む光コリメータ(図示せず)、2つのレンズを含む光コリメータ(図示せず)、回折光学素子(図示せず)、又はこれらの組み合わせを含み得る。2つのレンズを含む光コリメータは、光入力面114とは反対側に位置する第1の凸面112を含む、第1のレンズ要素110を有する。第2のレンズ要素120は、第1の凸面112に面する第2の面122と、第2の面122とは反対側に位置する第3の凸面124とを含む。第2の面122は、凸面、平面、及び凹面から選択可能である。
図3Aを参照すると、第1の非偏光光源140からの第1の色光141の経路を、偏光色合成器200からたどることができる。第1の色光141は、第1の光伝播方向に進む第1の色中心光線142、及び第1の入力光コリメーション角θ1i内の光錐(その境界は第1の境界光線144、146によって表される)を含む。第1の色中心光線142は、第1の非偏光光源140から光入力面114の中に光軸102にほぼ平行な方向で入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120、光学素子10を通過し、かつ図示するように反射光束が光軸102に一致するように第1のダイクロイック反射器132から反射する。第1の色境界光線144、146の各々は、光軸102に対してほぼ第1の入力光コリメーション角θ1iとなる方向で光入力面114の中に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120、光学素子10を通過して、図示するように反射ビームが光軸102にほぼ平行になるように、第1のダイクロイック反射器132から反射する。図1Aから分かるように、第1の集光光学系105は、第1の非偏光光源140からダイクロイックプレート130へと通る第1の色光141をコリメートする機能を果たす。
第1の色中心光線142及び第1の色境界光線144、146の各々は、第1のダイクロイック反射器132から反射し、光軸102に平行で光軸上に中心を合わせたコリメートされた光線として、第1の集光光学系105から戻る。図3Aに示す一つの特定の実施形態では、コリメート光線は、収束して、第1の出力コリメーション角θ2oを有する第1の色光束148として光出力領域170から偏光色合成器200を出射する。次いで、第1の色光束148は、当業者には公知であるように、光積分型ロッド95の中に導入されることにより、より均一化可能である。半波長リターダ90は、図4A〜4Bを参照しながら説明するように、光積分型ロッド95の一部を覆って、偏光方向を変換する。
図3Bを参照すると、第2の非偏光光源150からの第2の色光151の経路を、偏光色合成器200からたどることができる。第2の色光151は、第2の光伝播方向を進む第2の中心光線152と、第2の入力光コリメーション角θ2i内の光錐(その境界が第2の境界光線154、156によって表される)とを含む。第2の中心光線152は、第2の非偏光光源150から光入力面114の中に光軸102にほぼ平行な方向で入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120、光学素子10を通過し、かつ図示するように反射ビームが光軸102に一致するように第2のダイクロイック反射器134から反射する。第2の境界光線154、156の各々は、光軸102に対してほぼ第2の入力光コリメーション角θ2iとなる方向で光入力面114の中に入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120、光学素子10を通過し、かつ図示するように反射ビームが光軸102にほぼ平行になるように、第2のダイクロイック反射器134から反射する。図3Bから分かるように、第1の集光光学系105は、第2の非偏光光源150からダイクロイックプレート130へと通過する第2の色光151をコリメートする機能を果たす。
第2の中心光線152及び第2の境界光線154、156の各々は、第2のダイクロイック反射器134から反射し、光軸102に平行で光軸上に中心を合わせたコリメート光線として、第1の集光光学系105から戻る。図3Bに示す特定の一実施形態では、コリメートされた光線は、収束して、第2の出力コリメーション角θ2oを有する第2の色光束158として光出力領域170から偏光色合成器200を出射する。次いで、第2の色光束158は、当業者には公知であるように、光積分型ロッド95の中に導入されることにより、より均一化可能である。半波長リターダ90は、図4A〜4Bを参照しながら説明するように、光積分型ロッド95の一部を覆って、偏光方向を変換する。
図3Cを参照すると、任意の第3の非偏光光源160からの任意の第3の色光161の経路を、偏光色合成器200からたどることができる。任意の第3の色光161は、第3の光伝播方向を進む第3の中心光線162、及び第3の入力光コリメーション角θ3i内の光錐(その境界が第3の境界光線164、166によって表される)を含む。第3の中心光線162は、任意の第3の非偏光光源160から光入力面114の中に、光軸102にほぼ平行な方向で入射し、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120、光学素子10を通過し、かつ図示するように反射光束が光軸102に一致するように、第3のダイクロイック反射器136から反射する。第3の境界光線164、166の各々は、光軸102に対してほぼ第3の入力光コリメーション角θ3iとなる方向で光入力面114の中に入射され、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120、光学素子10を通過し、かつ図示するように反射光束が光軸102にほぼ平行になるように、第3のダイクロイック反射器136から反射する。図3Cから分かるように、第1の集光光学系105は、任意の第3の光源160からダイクロイックプレート130へと通る任意の第3の色光161をコリメートする機能を果たす。
第3の中心光線162及び第3の境界光線164、166の各々は、第3のダイクロイック反射器136から反射し、光軸102に平行で光軸上に中心を合わせたコリメート光線として、第1の集光光学系105から戻る。図3Cに示す特定の一実施形態では、コリメートされた光線は、収束して、第3の出力コリメーション角θ3oを有する任意の第3の色光束168として光出力領域170から色合成器200を出射する。次いで、第3の色光束168は、当業者には公知であるように、光積分型ロッド95の中に導入されることにより、より均一化可能である。半波長リターダ90は、図4A〜4Bを参照しながら説明するように、光積分型ロッド95の一部を覆って、偏光方向を変換する。
特定の一実施形態では、第1、第2、及び第3の入力コリメーション角θ1i、θ2i、θ3iの各々は、同一であることができ、第1、第2、及び任意の第3の非偏光光源140、150、160の各々に関連する入射光学系(図示せず)は、これらの入力コリメーション角を約10度〜約80度、又は約10度〜約70度、又は約10度〜約60度、又は約10度〜約50度、又は約10度〜約40度、又は約10度〜約30度又はそれ以下に制約することができる。一部の場合には、第1の集光光学系105及びダイクロイックプレート130は、第1、第2、及び第3の出力コリメーション角θ1o、θ2o、θ3oの各々が同一で、また対応する入力コリメーション角と実質的に等しくなり得るように、作製可能である。一つの特定の実施形態では、各入力コリメーション角度は約60〜約70度の範囲であり、各出力コリメーション角度もまた約60〜約70度の範囲である。
図4A〜4Bは直交座標系のX−Z面に垂直に眺めた、本開示の一態様による偏光色合成器200の概略断面図を示す。偏光色合成器200のX−Z面の図では、色結合はY−Z面で起こるので、可視化できない。図3A〜3Cで提供されるY−Z面の図では、色結合は可視化でき、偏光分割は可視化できない。図3A〜3C及び図4A〜4Bの偏光色合成器の別々に眺めた光路への分離は、単に図をわかり易くする目的のものであり、着色光束の直交した非偏光への分離、及び着色非偏光光束の結合した色光束への結合が同時に起こるということは理解されるべきである。簡略化するために、第1の非偏光光源140からの第1の色光141の経路のみが描かれるが、しかしながら、光の他の色の経路も類似であるということは当業者には明白である。
図4Aを参照すると、第1の非偏光光源140からの第1の色光141の第1の色光148pの経路を、偏光色合成器200からたどることができる。別に説明するように、当該技術分野において公知のように、第1の偏光方向を「p−」偏光と表すことができ、第2の偏光方向を「s−」偏光と表すことができる。第1の非偏光光源140は、光軸102に沿った光伝搬方向で進む第1の色中心光線142、及び境界が第1の色境界光線144、146により表される、非偏光の入力光コリメーション角度θ1i内の第1の色光141の光81の円錐を含む。第1の色中心光線142は、第1の非偏光光源140から光入力面114の中に光軸102に概ね平行な方向で入射され、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通り抜け、そして第2のプリズム面24から光学素子10に入る。図4Aから分かるように、第1の集光光学系105は、第1の非偏光光源140から光学素子10へと通過する第1の色光141をコリメートする機能を果たす。
第1の色中心光線142は、第1の複屈折プリズム20を通り抜け、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’から第2の複屈折プリズム30の中に通り抜けるときに屈折される。第1の色中心光線142pの第1の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して直交しているが、別に説明するように、光を非偏光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、第1の色中心光線142pの第1の偏光成分は、第4のプリズム表面34を通り抜け、ダイクロイックプレート130の第1のダイクロイック反射器132から反射する。
第1の色境界光線144、146の各々は、光入力面114の中に光軸102に概ね光軸102に対して非偏光の入力光コリメーション角度φ1iの方向で入射され、第1のレンズ要素110、第2のレンズ要素120を通り抜け、そして第2のプリズム面24から光学素子10に入る。第1の色境界光線144、146は、第1の複屈折プリズム20を通り抜け、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’から第2の複屈折プリズム30の中に通り抜けるときに屈折される。第1の色境界光線144p、146pの第1の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して直交しているが、別に説明するように、光を非偏光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、第1の色境界光線144p、146pの第1の偏光成分は、第4のプリズム表面34を通り抜け、ダイクロイックプレート130の第1のダイクロイック反射器132から反射して、反射された光束は、図示するように光軸102に概ね平行となる。
第1の色中心光線及び第の境界光線142p、144p、146pの第1の偏光成分の各々は、第1のダイクロイック反射器132から反射し、光軸102に平行なコリメート光線として第1の集光光学系105から戻る。第1の色中心光線及び境界光線142p、144p、146pの第1の偏光成分は、第1の偏光線焦点147p上で集束することができる、第1の偏光方向の出力光束148pをまとめて形成する。次いで、第1の偏光方向の第1の色出力光束148pは、当業者には公知であるように、光積分型ロッド95の中に導入されることにより、より均一化可能である。
図4Bを参照すると、第1の非偏光光源140からの第1の色光141の第1の色光148sの第2の偏光成分の経路を、偏波変換器200からたどることができる。第1の非偏光光源140からの第1の色中心光線、第1の境界光線、及び第2の境界光線142、144、146の経路は、対角の第1及び第2のプリズム面15、15’から既にたどったところである。第1の色中心光線142sの第2の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して平行であるが、別に説明するように、光を非偏光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、第1の色中心の光線142sの第2の偏光成分は、第4のプリズム表面34を通り抜け、ダイクロイックプレート130の第1のダイクロイック反射器132から反射する。
第1の色境界光線144s、146sの第2の偏光成分は、第2の偏光方向36(すなわち、速軸)に対して平行であるが、別に説明するように、光を非偏光の光の伝搬方向(光軸102に沿った)から逸脱させる。次いで、第1の色境界光線144s、146sの第2の偏光成分は、第4のプリズム表面34を通り抜け、ダイクロイックプレート130の第1のダイクロイック反射器132から反射して、反射された光束は、図示するように光軸102に概ね平行となる。
第1の色中心光線及び境界光線142s、144s、146sの第2の偏光成分の各々は、第1のダイクロイック反射器132から反射し、光軸102に平行なコリメートされた光線として、第1の集光光学系105から戻る。第1の色中心光線及び境界光線142s、144s、146sの第2の偏光成分は、第2の偏光線焦点147s上で集束することができる、第2の偏光方向出力第2の色光束148sをまとめて形成する。次いで、第2の偏光方向の第1の色出力光束148sは、半波長リターダ90を通り抜けることができ、第2の偏光方向の第1の色光束148sは第1の偏光方向(すなわち、第1の偏光方向の出力光束81pと同一)に回転し、回転された第2の偏光方向の第2の色光束148spとなる。次いで、回転された第2の偏光方向の第1の色出力光束148spは、当業者には公知であるように、光積分型ロッド95の中に導入されることにより、より均一化可能である。
図4A〜4Bに示すように、入力第1の色光束141は、第1の偏光方向の第1の色出力光束148p及び回転された第2の偏光方向の出力第1の色光束148spを含む、第1の偏光方向に偏光した第1の色出力光束となる。特定の一実施形態では、第2の偏光光線焦点147sが半波長リターダ90に位置し、偏光色合成器200の効率の改善が得られるように、半波長リターダ90を配設することができる。
図5は、本開示の一態様による偏光色合成器システム500の概略断面図を示す。図5で、図3A〜3Cを参照しながら説明したような偏光色合成器200は、第2の集光光学系220と組み合わされて、偏光色合成器200の出力が積分型ロッド95(又は光均質化トンネル95)に入り、偏光された色が更に混合されて第2の集光光学系220の中に入力される。第2の集光光学系220は、先に説明した第1の集光光学系105に類似であることができ、結合された色光出力を拡大する光コリメータとしての機能を果たすことができる。一部の実施形態では、前述したような第1、第2、及び第3の出力コリメーション角θ1o、θ2o、θ3oを有する結合された色光出力を、任意の広帯域ミラー230から反射される色合体コリメート偏光280へと拡大することができる。色結合されたコリメート偏光280は、約20度未満、約15度未満、又は更に約12度未満であることができる小さな広がり角を有する光を含む。
図6は、本開示の一態様による画像プロジェクタ600の概略図を示す。画像プロジェクタ600は、部分的にコリメートされた結合色偏光出力24を反射器230上に入射して、部分的にコリメートされた結合色偏光出力280を任意のフライアイコンバイナーアレイ42に向けることができる偏光色合成器モジュール12を備え、そこで、部分的にコリメートされた結合色偏光出力280が均質化された偏光45に転換され、画像生成器モジュール60に入る。画像生成器モジュール60が画像化光65を出力し、これが投射モジュール70に入り、そこで画像化光65が投射された画像化光79となる。
一態様では、色合成器モジュール12は、別に説明するように、偏光色合成器200から入力される、異なる波長スペクトルの入力光源を含む。偏光色合成器200は、光均質化トンネル95内を通る異なる波長スペクトル光を含む、結合された光出力を生成する。次いで、光均質化トンネル95内を通る結合光出力は、別に説明するように、第2の集光光学系220を通過し、部分的にコリメートされた結合色偏光出力24として色合成器モジュール12を出射する。
一態様では、入力光源は非偏光であり、部分的にコリメートされた結合色偏光出力24は非偏光である。部分的にコリメートされた結合色偏光出力24は、1つ以上の光波長スペクトルを含む多色の結合光であることができる。部分的にコリメートされた結合色偏光出力24は、受光した光の各々の時分割出力であることができる。一態様では、異なる波長スペクトル光のそれぞれは、異なる色光(例えば、赤色、緑色、及び青色)に相当し、結合光出力は白色光、又は時系列の赤色、緑色、及び青色の光である。本明細書に提供される説明のために、「色光」及び「波長スペクトル光」は、両方とも、人間の目に可視的である場合に、特定の色と関連付けられ得る波長スペクトル範囲を有する光を意味することが意図される。より一般的な「波長スペクトル光」という用語は、可視光、及び例えば、赤外光を含む、他の波長スペクトルの光の両方を指す。
一態様によると、各入力光源は、1つ以上の発光ダイオード(LED)を含む。様々な光源、例えば、レーザー、半導体レーザー、有機LED(OLED)、並びに適切な集光器及び反射器を備えた超高圧(UHP)ハロゲンランプ又はキセノンランプなどの非固体光源を使用することができる。本発明で有用な光源、光コリメータ、レンズ、及び光積分器は、例えば、米国特許出願公開第2008/0285129号に更に記載されており、その開示は全体として本明細書に含まれる。
任意のフライアイコンバイナーアレイ42には、別に説明する、部分的にコリメートされた結合色偏光出力280の均一性を均質化し、改善することができるレンズの任意のモノリシックフライアイアレイ(FEA)などのレンズのモノリシックアレイを挙げることができる。任意のFEAの代表的な構成は、例えば、「FLY EYE INTEGRATOR POLARIZATION CONVERTER」と題する同時係属中の米国特許出願第61/346183号(代理人整理番号66247US002、2010年5月19日出願)、「POLARIZED PROJECTION ILLUMINATOR」と題する米国特許出願第61/346190号(代理人整理番号66249US002、2010年5月19日出願)、及び「COMPACT ILLUMINATOR」と題する米国特許出願第61/346193号(代理人整理番号66360US002、2010年5月19日出願)に記述されている。一部の場合には、積分型トンネル又はロッド(例えば、光均質化トンネル95)、又はFEA(例えば、フライアイコンバイナーアレイ42)のいずれかを均質化に使用することができるが、一般に両方の手法は一緒には使用されない。
一態様では、画像生成器モジュール60は偏光ビームスプリッター(PBS)66、代表的な画像化光学系62、64、及び空間光変調器68を含み、これらが協働して均質化された偏光45を画像化光65に変換する。好適な空間光変調器(すなわち、画像生成器)は、以前に、例えば、米国特許第7,362,507号(Duncanら)、同第7,529,029号(Duncanら)、米国特許出願公開第2008−0285129−A1号(Magarillら)に、また国際特許公開第2007/016015号(Duncanら)にも、記述されている。特定の実施形態では、均質化された偏光45は、任意のFEAの各レンズから始まる発散光である。画像化光学系62、64、及びPBS 66を通過した後、均質化された偏光45は、空間光変調器68を均一に照明する画像化光61となる。特定の一実施形態では、任意のFEAの各レンズからの各発散光束は、個々の発散光束が互いに重なり合うように空間光変調器68の主要部分を照射する。
一態様では、投射モジュール70は、画像化光65を投射光79として投射するのに使用可能な代表的な投射光学系72、74、76を含む。好適な投射光学系72、74、76は以前に記述されており、当業者には周知である。
以下に、本開示の実施形態を列記する。
項目1は、光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系;光軸に平行な第1の伝搬方向に沿って光入力面の中に非偏光光束を入射することができる非偏光光源;複屈折プリズムを含む光学素子であって、光学素子が第1の集光光学系に面し、かつ光入力面に相対して配設され、光学素子が非偏光光束を直交した偏光状態を有する第1の偏光光束及び第2の偏光光束に分割することができ、第1及び第2の偏光光束の少なくとも1つが第1の伝搬方向から発散する、光学素子;並びに光学素子及び第1の集光光学系から光入力面に向かって第1及び第2の偏光光束を逆に反射するように配設された反射器であって、第1の偏光光束が非偏光光源からずれて配置された第1の位置で光入力面を通り抜けかつ第2の偏光光束が第1の位置及び非偏光光源からずれて配置された第2の位置で光入力面を通り抜ける、反射器を含む、偏波変換器である。
項目2は、結合された偏光出力光が第2の偏光状態で偏光するように、第1の偏光光束の第1の偏光状態を第2の偏光状態に変換することができる、光入力面に隣接して配設された半波長リターダを更に含む、項目1の偏波変換器である。
項目3は、第1及び第2の偏光光束を受け入れるように配置された光学積分器を更に含む、項目1の偏波変換器である。
項目4は、第1の集光光学系が光コリメーション光学系を含む、項目1〜項目3の偏波変換器である。
項目5は、光コリメーション光学系が、1つのレンズを用いた設計、2つのレンズを用いた設計、回折光学素子、又はこれらの組み合わせを含む、項目1〜項目4の偏波変換器である。
項目6は、非偏光光束、第1の偏光光束、及び第2の偏光光束の各々が光発散角を備える、項目1〜項目5の偏波変換器である。
項目7は、第1の集光光学系が、光入力面に相対する第1の凸面を有する第1のレンズ、並びに第1の凸面に面する第2の面、及び第2の面に相対する第3の凸面を有する第2のレンズを含む、項目1〜項目6の偏波変換器である。
項目8は、光学素子が、ウオラストンプリズム、セナルモンプリズム、ニコルプリズム、ロションプリズム、ノルマルスキプリズム、グラン・トンプソンプリズム、グラン・フーコープリズム、又はこれらの組み合わせを含む、項目1〜項目7の偏波変換器である。
項目9は、反射器が広帯域ミラーを含む、項目1〜項目8の偏波変換器である。
項目10は、結合された偏光出力光が第2の集光光学系に透過し、第2の集光光学系が結合された偏光出力光を拡大して、小発散角を有する拡大された偏光光束とする、項目2の偏波変換器である。
項目11は、第2の集光光学系が、光軸上に中心をおき、第4の凸面及び第4の凸面に相対する第2の光入力面を有し、光入力面から出射する光を第2の光入力面に透過することができる、第3のレンズ、並びに光軸上に中心をおき、第4の凸面に面する第5の面、及び第5の面と相対する第6の凸面を有する、第4のレンズを含み、第2の光入力面に入る光が、拡大された偏光光束として第6の凸面を出射する、項目10の偏波変換器である。
項目12は、小発散角が約15度未満の角度を含む、項目10又は項目11の偏波変換器である。
項目13は、項目1〜項目12の偏波変換器を含み、非偏光光源が、第1の色光を放射することができる第1の色光源及び第1の色光及び第2の色光を放射することができる第2の色光源を含み、それぞれが光軸からずれて配置され、並びに反射器がダイクロイックプレートを含む、偏波変換色合成器である。
項目14は、ダイクロイックプレートが、第1の色光を反射し、かつその他の色光を透過することができる第1のダイクロイック反射器;及び第2の色光を反射することができる第2の反射器を含み、第1及び第2の色光が反射されて、光軸に沿って光入力面から、結合された色光束として出射するように、第1のダイクロイック反射器及び第2の反射器がそれぞれに傾斜している、項目13の偏波変換色合成器である。
項目15は、第2の反射器が広帯域ミラーを含む、項目13又は項目14の偏波変換色合成器である。
項目16は、第2の反射器が、第2の色光を反射し、かつその他の色光を透過することができる第2のダイクロイック反射器を含む、項目13又は項目14の偏波変換色合成器である。
項目17は、光軸からずれて配置され、かつ第3の色光を光入力面の中に入射させるように配設された、第3の光源を更に含み、ダイクロイックプレートが、第3の色光を反射して、光軸に沿って光入力面から出射することができる第3の反射器を更に含む、項目13〜項目16に記載の偏波変換色合成器である。
項目18は、第3の反射器が広帯域ミラーを含む、項目17の偏波変換色合成器である。
項目19は、第3の反射器が、第3の色光を反射し、かつその他の色光を透過することができる第3のダイクロイック反射器を含む、項目17の偏波変換色合成器である。
項目20は、項目2〜項目12の偏波変換器;結合された偏光出力光に画像を付与するように配置された空間光変調器;及び投射光学系を含む、画像プロジェクタである。
項目21は、項目17〜項目19の偏波変換色合成器;偏光した第1、第2、及び第3の色光に画像を付与するように配置された空間光変調器;及び投射光学系を含む、画像プロジェクタである。
項目22は、空間光変調器が、液晶オンシリコン(LCoS)画像装置又は透過型液晶ディスプレイ(LCD)を含む、項目20又は項目21の画像プロジェクタである。
指示がない限り、本明細書及び請求項で使用される特性となる大きさ、量、及び物理特性を示す全ての数字は、「約」と言う用語によって修飾されることを理解されたい。それ故に、別の指示がない限りは、本明細書及び添付の請求項に説明される数字のパラメータは近似値であり、本明細書に開示された教示を使用して当業者が獲得しようとする所望の特性に応じて変化し得る。
本明細書に引用した全ての参照文献及び刊行物は、本開示と直接矛盾しうる場合を除いて、それらの全容を本開示に明確に援用するものである。以上、本明細書において特定の実施形態について図示及び説明してきたが、当業者であれば、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な代替的及び/又は同等の実施形態を、図示及び説明した特定の実施形態に置き換えることが可能である点は認識されるであろう。本出願は、本明細書において考察した特定の実施形態のあらゆる適合形態又は変形形態を網羅するものである。したがって、本開示は「特許請求の範囲」及びその均等物によってのみ限定されるものとする。

Claims (3)

  1. 偏波変換器であって、
    光入力面及び光軸を有する第1の集光光学系、
    前記光軸に平行な第1の伝搬方向に沿って前記光入力面の中に非偏光光束を入射することができる非偏光光源、
    複屈折プリズムを含む光学素子であって、前記光学素子が、前記第1の集光光学系の前記光入力面とは反対側において前記第1の集光光学系に面し
    記光学素子が前記非偏光光束を、直交した偏光状態を有する第1の偏光光束及び第2の偏光光束に分割することができ、前記第1及び第2の偏光光束の少なくとも1つが前記第1の伝搬方向から発散する、光学素子、並びに
    前記光学素子及び前記第1の集光光学系から前記光入力面に向かって前記第1及び第2の偏光光束を逆に反射するように配設された反射器であって、
    前記第1の偏光光束が前記非偏光光源からずれて配置された第1の位置で前記光入力面を通り抜けかつ前記第2の偏光光束が前記第1の位置及び前記非偏光光源からずれて配置された第2の位置で前記光入力面を通り抜ける、反射器を含む、偏波変換器。
  2. 請求項1に記載の偏波変換器を含み、前記非偏光光源が、第1の色光を放射することができる第1の色光源及び第2の色光を放射することができる第2の色光源を含み、それぞれが前記光軸からずれて配置され、並びに前記反射器がダイクロイックプレートを含む、偏波変換色合成器。
  3. 前記ダイクロイックプレートが、
    前記第1の色光を反射し、かつその他の色光を透過することができる第1のダイクロイック反射器、及び
    前記第2の色光を反射することができる第2の反射器を含み、
    前記第1及び第2の色光の両方が反射されて、前記光軸に沿って前記光入力面から、結合された色光束として出射するように、前記第1のダイクロイック反射器及び前記第2の反射器がそれぞれに傾斜している、請求項2に記載の偏波変換色合成器。
JP2013550475A 2010-12-29 2011-12-22 屈折型偏波変換器及び偏光色合成器 Expired - Fee Related JP5950939B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201061428032P 2010-12-29 2010-12-29
US61/428,032 2010-12-29
PCT/US2011/066718 WO2013095482A2 (en) 2010-12-29 2011-12-22 Refractive polarization converter and polarized color combiner

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014511542A JP2014511542A (ja) 2014-05-15
JP2014511542A5 JP2014511542A5 (ja) 2015-01-29
JP5950939B2 true JP5950939B2 (ja) 2016-07-13

Family

ID=48669679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013550475A Expired - Fee Related JP5950939B2 (ja) 2010-12-29 2011-12-22 屈折型偏波変換器及び偏光色合成器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9122140B2 (ja)
JP (1) JP5950939B2 (ja)
KR (1) KR20130137666A (ja)
CN (1) CN103460089B (ja)
TW (1) TWI575256B (ja)
WO (1) WO2013095482A2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6109076B2 (ja) 2010-12-29 2017-04-05 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー Led色結合器
CN104977722A (zh) * 2014-04-03 2015-10-14 光宝科技股份有限公司 投影装置
CN106569381B (zh) * 2015-10-08 2021-02-19 松下知识产权经营株式会社 投影式图像显示装置
US20180035090A1 (en) * 2016-03-15 2018-02-01 Sutherland Cook Ellwood, JR. Photonic signal converter
CN109932806B (zh) * 2017-12-18 2021-06-08 中强光电股份有限公司 光学镜头
US11109004B2 (en) * 2018-07-31 2021-08-31 Texas Instruments Incorporated Display with increased pixel count
CN111123535B (zh) * 2018-10-31 2021-06-11 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种光学准直系统
US11947130B2 (en) 2018-11-08 2024-04-02 Lumus Ltd. Optical devices and systems with dichroic beamsplitter color combiner
TW202127106A (zh) 2019-09-04 2021-07-16 以色列商魯姆斯有限公司 具有二向色光束組合器的光學裝置、結合二向色光束組合器使用的光學裝置及其製造方法
US11686942B2 (en) * 2019-09-12 2023-06-27 Meta Platforms Technologies, Llc Polarization-based processing of unpolarized image light
TWI848176B (zh) 2019-09-15 2024-07-11 以色列商魯姆斯有限公司 橫向光導管
TWI872142B (zh) * 2019-10-23 2025-02-11 以色列商魯姆斯有限公司 具有提高的均勻性和/或眼睛安全性的雷射照射顯示器
CN114846400A (zh) 2019-12-19 2022-08-02 鲁姆斯有限公司 使用相位图像生成器的图像投影仪
KR20220134774A (ko) 2020-02-06 2022-10-05 밸브 코포레이션 머리-착용 디스플레이 시스템들에 대한 편광-멀티플렉싱된 광학부들
CN115176458B (zh) 2020-04-20 2024-06-07 鲁姆斯有限公司 具有增强的激光效率和眼睛安全的近眼显示器
CN113448104A (zh) * 2021-06-28 2021-09-28 成都华宇明科技有限公司 一种折反式广角激光接收光学系统
KR20240020206A (ko) 2021-07-04 2024-02-14 루머스 리미티드 근안 디스플레이를 위한 색상 시프트된 광학 시스템
WO2023092038A2 (en) * 2021-11-17 2023-05-25 Avegant Corp. Light engine using a polarization splitting lens unit for exit pupil illumination
CN118511114A (zh) 2022-05-04 2024-08-16 鲁姆斯有限公司 修改颜色和斜率中介层
DE102023125990A1 (de) * 2023-09-26 2025-03-27 Ams-Osram International Gmbh Optoelektronisches modul

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4446305A (en) 1981-03-02 1984-05-01 Polaroid Corporation Optical device including birefringent polymer
JP2718057B2 (ja) 1988-04-15 1998-02-25 セイコーエプソン株式会社 偏光素子
JP2997312B2 (ja) 1989-03-03 2000-01-11 ビューラー・アクチェンゲゼルシャフト 偏光干渉計
KR0174852B1 (ko) * 1995-04-18 1999-03-20 김주용 패널식 액정 전면 투영기용 광편향프리즘을 이용한 개선 광학계
JP3737566B2 (ja) 1996-06-20 2006-01-18 富士通株式会社 光デバイス
US6075647A (en) * 1998-01-30 2000-06-13 Hewlett-Packard Company Optical spectrum analyzer having tunable interference filter
US6480331B1 (en) * 1999-11-10 2002-11-12 Avanex Corporation Reflection-type polarization-independent optical isolator, optical isolator/amplifier/monitor, and optical system
US6697198B2 (en) 1999-12-31 2004-02-24 Jds Uniphase Corporation Optical interleavers/deinterleavers
US6393039B1 (en) * 2000-03-21 2002-05-21 Lucent Technologies Inc. Double-pass polarization diversified birefringent filter
US6711311B2 (en) 2000-04-20 2004-03-23 Jds Uniphase Inc. Polarization beam splitter or combiner
US6373630B1 (en) 2000-05-05 2002-04-16 Chih-Kung Lee Light beam polarization converter
US6563641B2 (en) * 2000-06-23 2003-05-13 Cirvine Corporation Fold interleaver
EP1402307A1 (en) * 2001-04-13 2004-03-31 Corning Incorporated Dynamic spectral equalizer and wavelength selective switch having extremely low polarization dependent loss and polarization mode dispersion
TW550409B (en) 2001-06-07 2003-09-01 Ind Tech Res Inst Optical signal interlace de-multiplexer
US7298540B2 (en) * 2001-08-22 2007-11-20 Avanex Corporation Equalizing optical wavelength routers
US6639742B2 (en) * 2001-08-30 2003-10-28 3M Innovative Properties Company Apparatus and methods for mounting an optical element in an optical system
CN1314978C (zh) 2002-04-26 2007-05-09 国际商业机器公司 偏振光束分离器
JP2004077935A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Sony Corp 照明光学装置及び表示装置
US7035497B2 (en) * 2002-10-25 2006-04-25 Oplink Communications, Inc. Miniature 1×2 magneto-optic switch
TWI255933B (en) 2004-02-06 2006-06-01 Ind Tech Res Inst Optical polarization beam combiner
JP4239944B2 (ja) * 2004-09-28 2009-03-18 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ、及びプロジェクタ等に用いられる偏光部材
US7362507B2 (en) 2005-07-29 2008-04-22 3M Innovative Properties Company Polarizing beam splitter
US7529029B2 (en) 2005-07-29 2009-05-05 3M Innovative Properties Company Polarizing beam splitter
US20070023941A1 (en) 2005-07-29 2007-02-01 Duncan John E Method for making polarizing beam splitters
US7673993B2 (en) * 2005-12-22 2010-03-09 3M Innovative Properties Company Projection system using reflective polarizers
US7330314B1 (en) * 2007-02-28 2008-02-12 Corning Incorporated Color combiner for solid-state light sources
US7821713B2 (en) 2007-05-18 2010-10-26 3M Innovative Properties Company Color light combining system for optical projector
JP5333215B2 (ja) * 2007-05-31 2013-11-06 株式会社ニコン チューナブルフィルタ、光源装置およびスペクトル分布測定装置
TWM385719U (en) * 2010-02-09 2010-08-01 Cordic Technology Co Ltd Miniature projector structure
EP2572230A2 (en) 2010-05-19 2013-03-27 3M Innovative Properties Company Compact illuminator
WO2011146266A2 (en) 2010-05-19 2011-11-24 3M Innovative Properties Company Fly eye integrator polarization converter
EP2572232A2 (en) 2010-05-19 2013-03-27 3M Innovative Properties Company Polarized projection illuminator
CN103119513A (zh) 2010-09-22 2013-05-22 3M创新有限公司 倾斜的二向色合色器ii
CN103119514A (zh) * 2010-09-22 2013-05-22 3M创新有限公司 倾斜的二向色合色器i
WO2012039895A1 (en) 2010-09-22 2012-03-29 3M Innovative Properties Company Tilted dichroic color combiner iii
JP6109076B2 (ja) 2010-12-29 2017-04-05 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー Led色結合器

Also Published As

Publication number Publication date
US20130335708A1 (en) 2013-12-19
WO2013095482A3 (en) 2013-09-26
TWI575256B (zh) 2017-03-21
JP2014511542A (ja) 2014-05-15
TW201239409A (en) 2012-10-01
KR20130137666A (ko) 2013-12-17
WO2013095482A2 (en) 2013-06-27
CN103460089B (zh) 2016-07-06
CN103460089A (zh) 2013-12-18
US9122140B2 (en) 2015-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5950939B2 (ja) 屈折型偏波変換器及び偏光色合成器
US10139645B2 (en) Tilted dichroic polarizing beamsplitter
US8982463B2 (en) Tilted plate normal incidence color combiner with a polarizing beam splitter
US20130057786A1 (en) Polarized projection illuminator
TWI639795B (zh) 反射型複眼陣列照明器
US20130063701A1 (en) Fly eye integrator polarization converter
US20130169893A1 (en) Tilted dichroic color combiner ii
US20130169937A1 (en) Tilted dichroic color combiner i
US20130063671A1 (en) Compact illuminator
WO2013062930A1 (en) Tilted dichroic polarized color combiner

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5950939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees