JP5920086B2 - 自動車のドアトリム構造 - Google Patents
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Description
このような衝撃を吸収するための従来構造としては、例えば、ドアトリム基材のアームレスト部にアームレスト蓋体部を設け、このアームレスト蓋体部の上面部に複数のスリットを小間隔を隔てて車両前後方向に一列状に配設形成し、側突時に上記スリットによりアームレスト蓋体部を山折り変形させて、衝撃を吸収するように構成したものがある。
上述の第1の不連続の複数孔部は、長孔のみで形成してもよく、丸孔のみで形成してもよく、あるいは、長孔と丸孔とを組合せて形成してもよい。
よって、側突時における衝撃吸収効果を確保することができる。
また、上述の第1の複数孔部は車両前後方向に延在する不連続の孔部であるから、通常時(非衝撃時)における上面部の必要剛性を確保することができる。
さらに、ドアトリム基材が切欠形状に合致する後面部を有するので、デザイン性を確保することができ、見栄えの向上を図ることができる。
よって、側突時における衝撃吸収を連続的に、または高い精度をもって行なうことができる。
図面は、自動車のドアトリム構造を示し、図1は右側フロントドアを車室内から見た状態で示す側面図、図2は図1の要部斜視図である。
図1,図2において、フロントドア1はドア本体2とドアサッシュ部3とを備えており、ドア本体2はドアアウタパネル4とドアインナパネル5とで構成されている。
上述のドア本体2の車室側にはドアトリム基材6,7,8が設けられている。この実施例では、下側の第1ドアトリム基材6と上下方向中間の第2ドアトリム基材7と上側の第3ドアトリム基材8とに複数分割されたドアトリム基材6,7,8により、ドアトリム9を構成しているが、この分割構造に限定されるものではない。
また、上述の第3ドアトリム基材8の前部には、ドアロックを解除するドアインナハンドル18が配設されている。
図3〜図7において、アームレスト蓋体部20は、乗員の腕載置面を形成する略水平な上面部20Aと、この上面部20Aの車内側の角部21から下方に垂下する略垂直な側面部20Bとを有し、図6,図7に示すように車幅方向の縦断面において上面部20Aと側面部20Bとが略L字状になるように合成樹脂にて一体形成されたものである。
上述の後端部であるL字状部20Dは、図3に示すように、その車幅方向後面視において、上述の角部21に近接するように切り欠かれた切欠形状を有している。
このL字状部20Dの切欠形状と対応すべく、第1ドアトリム基材6は該切欠形状に合致する凸形状の後面部6Dを有している(図2参照)。
また、図6,図7に示すように、アームレスト蓋体部20の上面部20A、側面部20B、延長部20C、後端部としてのL字状部20Cには、合成皮革製の表皮26が一体的に被着されるものである。
ツメ部27は図6に示すように、係止ツメ27aと基部27bとを備えており、この実施例では、図5に示すように、アームレスト蓋体部20の上面部20A下面側に、前後方向に間隔を隔てて合計3つのツメ部27を一体形成し、延長部20Cを含む側面部20Bの車外面側に、前後方向に間隔を隔てて合計2つのツメ部27を一体形成しており、図6に示すように、ツメ部27の係止ツメ27aをドアトリム基材6,7(図6では第2ドアトリム基材7側のみを図示)の取付孔部28に係合して、アームレスト蓋体部20をドアトリム基材6,7に取付け固定するように構成している。
また、図5,図7に示すように、アームレスト蓋体部20における側面部20Bの車外面側には、該車外面から車幅方向外方へ突出する複数の位置決め突起29,29が一体形成されている。
なお、図3,図4,図6,図7において、27cはツメ部27の基部27bに設けられたヒケ防止用の開口、30はドアトリム基材7側の表皮である。
この実施例では、第1孔部31は長孔のみで形成され、長孔相互間に所定小間隔を有するように、複数の第1孔部31が前後方向に一列かつ直線状に延在すべく構成されているが、この第1孔部31は、長孔に代えて多数の丸孔や角孔で形成してもよく、また丸孔や角孔と長孔とを組合せて形成してもよく、さらには、2列かつ直線状に延在するように形成してもよい。
また、図3〜図7に示すように、アームレスト蓋体部20の側面部20Bには、角部21に沿って車両前後方向にわたって直線状に延在する第2の不連続の複数孔32…(以下単に、第2孔部と略記する)が貫通形成されている。
さらに、図3〜図7に示すように、アームレスト蓋体部20の上面部20Aの下面側に立設した合計3つのツメ部27の基部27aの周囲において、上面部20Aには該基部27aを取り囲むように第3の不連続の複数孔部33(以下単に、第3孔部と略記する)が上下方向に貫通形成されている。
なお、図中、矢印Fは車両の前方を示し、矢印Rは車両の後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
図3,図6,図7に示すように、第1孔部31、第2孔部32、第3孔部33はそれぞれ不連続の孔部であって、これら各孔部31,32,33を構成する長孔相互間には小間隔が存在するので、通常時(非衝突時)におけるアームレスト蓋体部20の必要剛性を確保することができる。
よって、アームレスト蓋体部20の上面部20Aは円滑に山折り変形されて、衝撃荷重を吸収する。
さらに、図8の(b)、図9の(b)に示す状態から、図8の(c)、図9の(c)に示すように、衝撃吸収の後期においては、第3孔部33を変形箇所または破断箇所として、アームレスト蓋体部20の上面部20Aを連続的に変位させることができるので、第1孔部31による山折り変形と第2孔部32による谷折り変形とが衝撃吸収後期においても連続的に維持できる。
なお、図8,図9においては、図示の便宜上、クッション部材25および表皮26の図示を省略している。
よって、側突時における衝撃吸収効果を確保することができる。
さらに、ドアトリム基材6が切欠形状に合致する後面部6Dを有するので、デザイン性を確保することができ、見栄えの向上を図ることができる。
また、上記アームレスト蓋体部20の側面部20Bにおいて、上記角部21に沿って車両前後方向にわたって直線状に延在する第2の不連続の複数孔部(第2孔部32参照)が形成されたものである(図2,図3参照)。
よって、側突時における衝撃吸収を連続的に、または高い精度をもって行なうことができる。
さらに、上記アームレスト蓋体部20の上面部20Aの下面側に、上記ドアトリム基材7の取付孔部28に係合するツメ部27が立設されており、該ツメ部27の基部27bの周囲に、これを取り囲む第3の不連続の複数孔部(第3孔部33参照)が形成されたものである(図3,図6参照)。
この発明のアームレスト蓋体部の後端部は、実施例のL字状部20Dに対応し、
以下同様に、
第1の不連続の複数孔部は、第1孔部31に対応し、
第2の不連続の複数孔部は、第2孔部32に対応し、
第3の不連続の複数孔部は、第3孔部33に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、右側フロントドアのドアトリム構造について例示したが、本発明は、左側フロントドアや左右のリヤドアにおけるドアトリム構造に適用してもよい。
6D…後面部
16…ドアアームレスト部
17…開口部
20…アームレスト蓋体部
20A…上面部
20B…側面部
20D…L字状部(後端部)
21…角部
27…ツメ部
27b…基部
28…取付孔部
31…第1孔部(第1の不連続の複数孔部)
32…第2孔部(第2の不連続の複数孔部)
33…第3孔部(第3の不連続の複数孔部)
Claims (3)
- 車室内に膨出するドアアームレスト部が、ドアトリム基材とは別体であってドアトリムの開口部を覆うアームレスト蓋体部で形成されており、
該アームレスト蓋体部は、腕載置面をなす上面部と、
上面部の車内側の角部から下方に垂下する側面部と、
これら上面部と側面部の後端をなす後端部とを有してなり、
上記上面部には、車両前後方向にわたって直線状に延在する第1の不連続の複数孔部が形成され、
上記後端部は、その車幅方向後面視において、上記角部に近接するよう切り欠かれた切欠形状を有し、
上記ドアトリム基材が該切欠形状に合致する後面部を有することを特徴とする
自動車のドアトリム構造。 - 上記アームレスト蓋体部の側面部において、上記角部に沿って車両前後方向にわたって直線状に延在する第2の不連続の複数孔部が形成された
請求項1記載の自動車のドアトリム構造。 - 上記アームレスト蓋体部の上面部の下面側に、上記ドアトリム基材の取付孔部に係合するツメ部が立設されており、
該ツメ部の基部の周囲に、これを取り囲む第3の不連続の複数孔部が形成された
請求項1または2記載の自動車のドアトリム構造。
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