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JP5915215B2 - 仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法 - Google Patents

仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法に関する。
仮想テープシステムは、テープライブラリと、仮想テープ装置とを有する。テープライブラリは、データを格納する磁気テープなどの物理ボリューム(Physical Volume、以下PVと記す)を有する。仮想テープ装置は、TVC(Tape Volume Cache)を有し、ホストとテープライブラリとの間に設けられる。なお、TVCは、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)により実現される。
そして、仮想テープ装置は、テープライブラリが有するPVから読出したデータを論理ボリューム(Logical Volume、以下LVと記す)としてTVCにキャッシュする。このようにして、仮想テープシステムは、TVCにLVのデータをキャッシュし、テープライブラリによるPVのマウント処理やPVのアンマウント処理などの動作を減らすことで、ホストによるデータへのアクセスを高速化する。
また、仮想テープシステムにおいて、PVに格納されたLVのデータは、テープライブラリの外での保存や、別の仮想テープ装置での利用が望まれる場合がある。このようなことから、仮想テープシステムでは、仮想テープ装置によりPVに格納されたLVのデータを新たなPVに格納した後、テープライブラリの外へPVを搬出するエキスポート処理が行われる。
従来の技術では、仮想テープ装置は、エキスポート処理を実行する際、指定された複数個のLVを、指定された順序に従ってエキスポート用PVに格納する。具体的に、仮想テープ装置は、オンキャッシュのLVについては、TVCから直接LVをエキスポート用PVに書き込む。また、仮想テープ装置は、オフキャッシュのLVについては、当該LVが保存されているPVから一旦TVCに読み出した後、エキスポート用PVに書込みを行う。図8を用いて、オフキャッシュであるLVのエキスポート処理の一例を説明する。
図8は、オフキャッシュであるLVのエキスポート処理の一例を示す図である。例えば、エキスポート対象LVに指定された順序が「LV901、LV902、LV903」であり、LV901とLV902とはPV911に、LV903はPV912に格納されているものとする。
図8に示すように、仮想テープ装置は、PV911をマウントし、LV901とLV902とをTVC930上に読み出して(ステップS901、S902)、エキスポート用PV920に書込みを行う(ステップS903、S904)。その後、仮想テープ装置は、PV911をアンマウントしてPV912をマウントする。そして、仮想テープ装置は、PV912からLV903をTVC930上に読み出して(ステップS905)、エキスポート用PV920に書込みを行う(ステップS906)。この後、仮想テープ装置は、PV912をアンマウントしてエキスポート処理を終了する。このように、仮想テープ装置は、エキスポート対象であるLVを指定された順序でエキスポート用PVに書込みを行う。
特開平5−73221号公報 特開2011−123834号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、エキスポート処理の時間が長くなるという課題がある。具体的には、仮想テープ装置は、エキスポート対象LVをエキスポート用PVに書込む際に、エキスポート対象LVを格納するPVのマウント及びアンマウント処理を余計に行う場合がある。
図9及び図10を用いて、PVのマウント及びアンマウント処理を余計に行うエキスポート処理について説明する。図9は、PVのマウント及びアンマウント処理を余計に行うエキスポート処理の一例を示す図であり、図10は、PVのマウント及びアンマウント処理を余計に行うエキスポート処理の別の一例を示す図である。
図9に示す例では、図8と同様に、エキスポート対象LVに指定された順序が「LV901、LV902、LV903」であり、LV901とLV902とはPV911に、LV903はPV912に格納されているものとする。また、LV903がTVC930上にキャッシュされており、TVC930がフル状態であるものとする。
図9に示すように、仮想テープ装置は、PV911をマウントし、LV901とLV902とをTVC930上に読み出す前に(ステップS911、S912)、LV903をTVC930上から追い出すことになる(ステップS910)。そして、仮想テープ装置は、LV901とLV902とをエキスポート用PV920に書込みを行う(ステップS913、S914)。
続いて、仮想テープ装置は、PV911をアンマウントしてPV912をマウントする。そして、仮想テープ装置は、PV912からLV903をTVC930上に読み出して(ステップS915)、エキスポート用PV920に書込みを行う(ステップS916)。この後、仮想テープ装置は、PV912をアンマウントしてエキスポート処理を終了する。
このように、仮想テープ装置は、LV901とLV902とを読み出す際に、既にオンキャッシュであるエキスポート対象LV903をTVC930上から追い出すので、PV912をマウント及びアンマウントする処理を余計に実行することになる。
また、図10に示す例では、エキスポート対象LVに指定された順序が「LV901、LV903、LV902」であり、LV901とLV902とはPV911に、LV903はPV912に格納されているものとする。また、LV901、LV903、LV902のいずれもオフキャッシュであるものとする。
図10に示すように、仮想テープ装置は、PV911をマウントし、LV901をTVC930上に読み出して(ステップS920)、エキスポート用PV920に書込みを行う(ステップS921)。その後、仮想テープ装置は、PV911をアンマウントしてPV912をマウントする。そして、仮想テープ装置は、PV912からLV903をTVC930上に読み出して(ステップS922)、エキスポート用PV920に書込みを行う(ステップS923)。
さらに、仮想テープ装置は、PV912をアンマウントしてPV911をマウントする。そして、仮想テープ装置は、PV911からLV902をTVC930上に読み出して(ステップS924)、エキスポート用PV920に書込みを行う(ステップS925)。このように、仮想テープ装置は、PV911のマウント処理とアンマウント処理とを2回実行することになる。
1つの側面では、エキスポート処理の時間を短縮することができる仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法を提供することを目的とする。
第1の案では、仮想テープ装置は、論理ボリュームの識別子と、論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、論理ボリュームのデータがキャッシュ部にキャッシュされているか否かを示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶する。また、仮想テープ装置は、第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームに書き移すことを要求する書き移し要求を受付けた場合に、以下の処理を実行する。すなわち、仮想テープ装置は、論理ボリューム情報に基づいて、書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうちキャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在するか否かを判定する。そして、仮想テープ装置は、書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうちキャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在すると判定した場合、以下の処理を実行する。すなわち、仮想テープ装置は、書き移し要求で複数の論理ボリュームについて指定された順序とは関係なく、書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうちキャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームに格納する。
エキスポート処理の時間を短縮することができる。
図1は、実施例1に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施例1に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、実施例1に係る論理ボリューム情報テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。 図4は、実施例1に係る指定順序管理テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。 図5は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理動作の一例を示す図である。 図6は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理動作の別の一例を示す図である。 図7は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、オフキャッシュであるLVのエキスポート処理の一例を示す図である。 図9は、PVのマウント及びアンマウント処理を余計に行うエキスポート処理の一例を示す図である。 図10は、PVのマウント及びアンマウント処理を余計に行うエキスポート処理の別の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1では、仮想テープ装置を含んだ情報処理システムを例にする。また、以下では、図1から図7を用いて、情報処理システムの構成、仮想テープ装置による処理動作、仮想テープ装置による処理手順などについて説明する。
[実施例1に係る情報処理システムの構成]
図1を用いて、実施例1に係る情報処理システムの構成について説明する。図1は、実施例1に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、ホスト10と、テープライブラリ20と、仮想テープ装置30とを有する。なお、ホストの数は、図示に限定されるものではなく、変更可能である。また、図1に示すように、情報処理システム1では、仮想テープ装置30は、ホスト10及びテープライブラリ20と接続される。
ホスト10は、例えば、バックアップソフトウェア11を有するメインフレームである。ホスト10は、仮想テープ装置30に対して、テープライブラリ20からデータを読出す要求やテープライブラリ20へデータを書込む要求をする。
また、ホスト10は、仮想テープ装置30に対して、後述するテープライブラリ20が有する物理ボリューム(Physical Volume、以下PVと記す)に格納されたデータのエキスポート処理を要求する。ここで言うエキスポート処理とは、あるPVに論理ボリューム(Logical Volume、以下LVと記す)として格納されるデータを別のPVに書き移す処理を示す。なお、以下の説明では、エキスポート処理が要求されたLVを「エキスポート対象のLV」と称して適宜説明する。また、エキスポート対象のLVを格納するPVのことを「第1の物理ボリューム」と称し、エキスポート対象のLVが書き移されるエキスポート用のPVのことを「第2の物理ボリューム」と称して適宜説明する。
また、ホスト10は、エキスポート処理を要求する際に、複数個のエキスポート対象のLVについて順序を指定する。なお、この順序は、エキスポート対象のLVを格納する順序を指定するものではない。
テープライブラリ20は、物理ドライブ21a、21b、21c及び21dと、ロボット22とを有する。なお、テープライブラリ20が有する物理ドライブやロボットの数は図示したものに限定されるものではなく、変更可能である。また、テープライブラリ20は、図示しないPVを有する。例えば、PVは、LTO(Linear Tape Open)カートリッジなどの磁気テープであり、LVのデータを格納する。
物理ドライブ21a、21b、21c及び21dは、セットされた各PVに対してデータの書込みや、セットされた各PVを走行させて格納されるデータの読み出しを行う。ロボット22は、図示しないセル内に保管されているPVを取り出し、物理ドライブ21a〜21dのいずれかにセットする。
仮想テープ装置30は、TVC(Tape Volume Cache)31a及び31b、FC(Fibre Channel)スイッチ32a及び32b、LAN(Local Area Network)スイッチ33a及び33bを有する。また、仮想テープ装置30は、コンソール34a及び34b、切り替えサーバ35、サービスサーバ36を有する。また、仮想テープ装置30は、ICP(Integrated Channel Processor)37a及び37b、IDP(Integrated Device Processor)38a及び38b、VLP(Virtual Library Processor)39a及び39bを有する。
ここで、FCスイッチ32aは、TVC31a及び31b、ICP37a及び37b、IDP38a及び38b、VLP39a及び39bとFCによって接続される。また、FCスイッチ32bは、TVC31a及び31b、ICP37a及び37b、IDP38a及び38b、VLP39a及び39bとFCによって接続される。また、FCスイッチ32aとFCスイッチ32bとの間は、FCによって接続される。また、ICP37aとICP37bとの間は、FCによって接続される。また、IDP38aとIDP38bとの間は、FCによって接続される。また、VLP39aとVLP39bとの間は、FCによって接続される。
ここで、仮想テープ装置30が有するTVC31aと、FCスイッチ32aと、LANスイッチ33aと、コンソール34aと、ICP37aと、IDP38aと、VLP39aとは、0系の仮想テープ装置として機能する。また、仮想テープ装置30が有するTVC31bと、FCスイッチ32bと、LANスイッチ33bと、コンソール34bと、ICP37bと、IDP38bと、VLP39bとは、1系の仮想テープ装置として機能する。
また、0系の仮想テープ装置と1系の仮想テープ装置とは、待機系と運用系の関係にあり、以下では、0系の仮想テープ装置を運用系であり1系の仮想テープ装置を待機系であるものとして説明する。
また、0系の仮想テープ装置と1系の仮想テープ装置とが有する各部は、機能的に同等であるので、以下では、0系の仮想テープ装置と1系の仮想テープ装置とを区別することなく、説明する。例えば、TVC31aとTVC31bとは機能的に同等であり、以下では、TVC31として説明する。また、FCスイッチ32aとFCスイッチ32bとは機能的に同等であり、以下では、FCスイッチ32として説明する。また、LANスイッチ33aとLANスイッチ33bとは機能的に同等であり、以下では、LANスイッチ33として説明する。また、コンソール34aとコンソール34bとは機能的に同等であり、以下では、コンソール34として説明する。また、ICP37aとICP37bとは機能的に同等であり、以下では、ICP37として説明する。また、IDP38aとIDP38bとは機能的に同等であり、以下では、IDP38として説明する。また、VLP39aとVLP39bとは機能的に同等であり、以下では、VLP39として説明する。
TVC31は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)ストレージとファイルシステムとを有し、複数のLVを保存する。FCスイッチ32は、ファイバチャネルインターフェースの各種装置を相互に接続するスイッチであり、TVC31、ICP37、IDP38、VLP39それぞれをFCで接続する。
LANスイッチ33は、TVC31、FCスイッチ32、コンソール34、切り替えサーバ35、サービスサーバ36、ICP37、IDP38及びVLP39をLANによって相互に通信可能に接続する。
コンソール34は、CPUと主記憶装置とを有し、ICP37、IDP38、VLP39のうち操作対象となる装置に対するユーザインターフェースを提供する。
切り替えサーバ35は、CPUと主記憶装置とを有する。切り替えサーバ35は、0系の仮想テープ装置と1系の仮想テープ装置との動作を確認し、運用系と待機系との切り替えを制御する。このようにして、切り替えサーバ35は、0系の仮想テープ装置と1系の仮想テープ装置とに、いわゆるスプリットブレインが発生することを防止する。
サービスサーバ36は、CPUと主記憶装置とを有し、ICP37、IDP38、VLP39の保守などを行う。
ICP37は、CPU(Central Processing Unit)と主記憶装置とを有する。ICP37は、チャネルインターフェースカードを搭載し、FCLINK(登録商標)やOCLINK(登録商標)などのストレージ接続インターフェースを用いてホスト10と接続される。
ICP37は、テープライブラリ20からLVのデータを読出す要求やテープライブラリ20へLVのデータを書込む要求をホスト10から受付ける。そして、ICP37は、後述するVLP39に、テープライブラリ20からLVのデータの読出しや、テープライブラリ20へのLVのデータの書込みを依頼する。
IDP38は、CPUと主記憶装置とを有する。IDP38は、テープライブラリ20の物理ドライブに対するデータパスを有する。IDP38は、PVのマウント処理やアンマウント処理の依頼を後述するVLP39から受け付けた場合、ロボットを制御してPVのマウント処理やアンマウント処理を実行する。
また、IDP38は、マウントしたPVからLVの読み出しをVLP39から受け付けた場合、物理ドライブ21a〜21dのいずれかを制御して各PVに格納されているLVのデータを読み出し、読み出したLVのデータをTVC31に書き込む。言い換えると、IDP38は、LVをTVC31にオンキャッシュにする。また、IDP38は、マウントしたPVへのLVの書込みをVLP39から受け付けた場合、物理ドライブ21a〜21dのいずれかを制御して各PVにLVを書き込む。
VLP39は、CPUと主記憶装置とを有する。VLP39は、LVのデータを読出す要求やテープライブラリ20へLVのデータを書込む要求をICP37から受付けた場合、以下の処理を実行する。すなわち、VLP39は、IDP38に、PVのマウント処理、PVのアンマウント処理、マウントしたPVからLVの読み出し、マウントしたPVへのLVの書込みを依頼する。
また、VLP39は、LVの識別子と、LVのデータを格納するPVの識別子と、LVのデータがTVC31にキャッシュされているか否かを示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶する。また、VLP39は、第1の物理ボリュームに格納されるLVのデータを第2の物理ボリュームに書き移すことを要求するエキスポート要求をホスト10から受付けた場合に、以下の処理を実行する。すなわち、VLP39は、論理ボリューム情報に基づいて、エキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVが存在するか否かを判定する。そして、VLP39は、エキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVが存在すると判定した場合、以下の処理を実行する。すなわち、VLP39は、エキスポート要求に指定された順序とは関係なく、エキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVのデータを第2の物理ボリュームに格納する。このようにして、VLP39は、エキスポート処理の時間を短縮できる。
[VLPの機能構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係るVLPの機能構成について説明する。図2は、実施例1に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。実施例1に係るVLP39は、記憶部110と制御部120とを有する。
記憶部110は、例えば、半導体メモリ素子などの記憶装置であり、論理ボリューム情報テーブル111と指定順序管理テーブル112とを有する。論理ボリューム情報テーブル111は、論理ボリュームの識別子と、論理ボリュームとしてデータを格納する物理ボリュームの識別子と、論理ボリュームがTVC31にキャッシュされているか否かを示す情報とを対応付けた情報を記憶する。
図3を用いて、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する情報を説明する。図3は、実施例1に係る論理ボリューム情報テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。例えば、論理ボリューム情報テーブル111は、図3に示すように、「LV」と「PV」と「TVC」と「データサイズ」と「最終更新時間」とを対応付けて記憶する。
ここで、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「LV」は、LVの識別子を示す。例えば、「LV」には、「LV0001」、「LV0002」などが格納される。また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「PV」は、LVのデータを格納するPVの識別子を示す。例えば、「PV」には、「PV0001」、「PV0002」などが格納される。
また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「TVC」は、LVがTVC31にキャッシュされているか否かを示す。例えば、「TVC」には、LVがTVC31にキャッシュされていることを示す「オンキャッシュ」、LVがTVC31にキャッシュされていないことを示す「オフキャッシュ」などが格納される。
また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「データサイズ」は、LVのデータサイズを示す。例えば、「データサイズ」には、「64MB」、「128MB」などが格納される。また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「最終更新時間」は、LVが最終更新された時間を示す。例えば、「最終更新時間」には、LVが最終更新された年月日と日時と時刻として「2011/07/22 18:38:19」、「2011/07/22 20:42:54」などが格納される。
一例を挙げると、図3は、LV0001で識別されるLVは、PV0001で識別されるPVに格納されており、TVC31にはキャッシュされていないことを示す。また、図3は、このLV0001で識別されるLVのデータサイズは、64MBであり、2011年7月22日18時38分19秒に最終更新されたことを示す。
指定順序管理テーブル112は、エキスポート要求を受付けた際に指定されたLVの順序とこのLVがエキスポート済みであるか否かを示す情報とを対応付けた情報を記憶する。図4を用いて、指定順序管理テーブル112が記憶する情報を説明する。図4は、実施例1に係る指定順序管理テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。例えば、指定順序管理テーブル112は、図4に示すように、「指定順序」と「LV」と「処理済み」とを対応付けて記憶する。
ここで、指定順序管理テーブル112が記憶する「指定順序」は、エキスポート要求を受付けた際に指定された順序を示す。例えば、「指定順序」には、「1」、「2」などが格納される。また、指定順序管理テーブル112が記憶する「LV」は、LVの識別子を示す。例えば、「LV」には、「LV0001」、「LV0002」などが格納される。
また、指定順序管理テーブル112が記憶する「処理済み」は、LVがエキスポート済みであるか否かを示す。例えば、「処理済み」には、LVがエキスポート済みであることを示す「1」、LVがエキスポート済みではないことを示す「0」などが格納される。
一例を挙げると、図4は、指定順序が「1」であり、LV0001で識別されるLVは、エキスポート済みではないことを示す。
制御部120は、例えば、CPUやMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路であり、受付部121と、判定部122と、マウント制御部123と、キャッシュ制御部124と、格納制御部125と、格納判定部126とを有する。
受付部121は、第1の物理ボリュームに格納されるLVのデータを第2の物理ボリュームに書き移すことを要求するエキスポート要求をホスト10から受付ける。そして、受付部121は、マウント制御部123に、第2の物理ボリュームをマウントするように通知する。また、受付部121は、判定部122に、ホスト10からエキスポート要求を受付けた旨を通知する。
また、受付部121は、エキスポート要求を受付けた際に、例えば「LV0001、LV0002、LV0003」のような順序で、エキスポート対象のLVの識別子が指定される。この順序は、エキスポート要求を受付けた際に、エキスポート対象として受付けた順序を示し、エキスポート対象のLVを格納する順序を指定するものではない。そして、受付部121は、受付けた順序とLVの識別子とを対応付けて指定順序管理テーブル112に格納する。
判定部122は、受付部121によりエキスポート要求を受付けた旨を通知された場合に、以下の処理を実行する。すなわち、判定部122は、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する情報に基づいて、エキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVが存在するか否かを判定する。
例えば、判定部122は、エキスポート対象のLVの識別子を指定順序管理テーブル112から読出す。そして、判定部122は、論理ボリューム情報テーブル111を参照し、エキスポート対象のLVのうち「TVC」が「オンキャッシュ」であるLVが存在するか否かを判定する。ここで、判定部122は、エキスポート対象のLVのうち「TVC」が「オンキャッシュ」であるLVが存在すると判定した場合、該当するLVの識別子を格納制御部125に通知する。
また、判定部122は、エキスポート対象のLVのうち「TVC」が「オンキャッシュ」であるLVが存在しないと判定した場合、エキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVが存在しない旨をマウント制御部123に通知する。
マウント制御部123は、第1の物理ボリューム及び第2の物理ボリュームをテープライブラリ20の物理ドライブにマウントする処理を制御する。また、マウント制御部123は、テープライブラリ20の物理ドライブから第1の物理ボリューム及び第2の物理ボリュームをアンマウントする処理を制御する。なお、マウント制御部123によるPVのマウント処理及びアンマウント処理は、IDP38にPVのマウント処理及びアンマウント処理を依頼することで実現される。
例えば、マウント制御部123は、受付部121から第2の物理ボリュームをマウントするように通知された場合、第2の物理ボリュームを物理ドライブにマウントする。また、マウント制御部123は、後述する格納判定部126からエキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリュームに格納させていないLVが存在しない旨を通知された場合、第2の物理ボリュームをアンマウントする。
また、例えば、マウント制御部123は、判定部122からエキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVが存在しない旨を通知された場合に、以下の処理を実行する。すなわち、マウント制御部123は、論理ボリューム情報テーブル111に基づいて、エキスポート対象のいずれかのLVを格納する第1の物理ボリュームをテープライブラリ20の物理ドライブにマウントする。
具体的には、マウント制御部123は、エキスポート対象のLVの識別子を指定順序管理テーブル112から読出す。そして、マウント制御部123は、論理ボリューム情報テーブル111を参照し、エキスポート対象のLVのうち、いずれかのLVの識別子に対応するPVの識別子を選択して、選択したPVをマウントする。
また、例えば、マウント制御部123は、後述する格納判定部126によりエキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリュームに格納させていないLVが存在すると判定された場合、以下の処理を実行する。すなわち、マウント制御部123は、論理ボリューム情報テーブル111に基づいて、第2の物理ボリュームに格納させていないいずれかのLVのデータを格納する第1の物理ボリュームをテープライブラリ20の物理ドライブにマウントする。
具体的には、マウント制御部123は、指定順序管理テーブル112からエキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリュームに格納させていないLVの識別子を読出す。そして、マウント制御部123は、論理ボリューム情報テーブル111を参照し、エキスポート対象のLVのうち、いずれかのLVの識別子に対応するPVの識別子を選択し、選択したPVをマウントする。そして、マウント制御部123は、第1の物理ボリュームを物理ドライブにマウントした旨を後述するキャッシュ制御部124に通知する。
また、例えば、マウント制御部123は、後述するキャッシュ制御部124からエキスポート対象のLVをTVC31にキャッシュした旨を通知された場合、第1の物理ボリュームを物理ドライブからアンマウントする。
キャッシュ制御部124は、エキスポート対象のLVのうち、マウント制御部123によりテープライブラリ20の物理ドライブにマウントされた第1の物理ボリュームに含まれるLVをTVC31にキャッシュする。
例えば、キャッシュ制御部124は、物理ドライブにマウントされた第1の物理ボリュームからエキスポート対象のLVを読出して、TVC31にキャッシュする。一例をあげると、キャッシュ制御部124は、指定順序管理テーブル112を参照し、物理ドライブにマウントされたPVと同じPVに含まれるLVの識別子を読出して、TVC31にキャッシュする。
また、キャッシュ制御部124は、第1の物理ボリュームに含まれるLVをTVC31にキャッシュした場合、論理ボリューム情報テーブル111において、キャッシュしたLVに対応する「TVC」を「オンキャッシュ」に書き換える。
また、キャッシュ制御部124は、エキスポート対象のLVをTVC31にキャッシュした旨をマウント制御部123に通知する。また、キャッシュ制御部124は、エキスポート対象のLVのうち、TVC31にキャッシュしたLVの識別子を格納制御部125に通知する。
格納制御部125は、判定部122によりエキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVが存在すると判定された場合、以下の処理を実行する。すなわち、格納制御部125は、エキスポート要求に指定された順序とは関係なく、エキスポート対象のLVのうちTVC31にキャッシュされているLVを第2の物理ボリュームに格納する。
例えば、格納制御部125は、判定部122により通知された識別子のLVを第2の物理ボリュームに格納する。そして、格納制御部125は、指定順序管理テーブル112において、第2の物理ボリュームに格納したLVの識別子に対応する「処理済み」にLVがエキスポート済みであることを示す「1」を書込む。
また、格納制御部125は、更に、キャッシュ制御部124によりキャッシュされたLVのデータを第2の物理ボリュームに格納する。例えば、格納制御部125は、キャッシュ制御部124により通知された識別子のLVを第2の物理ボリュームに格納する。そして、格納制御部125は、指定順序管理テーブル112において、第2の物理ボリュームに格納したLVの識別子に対応する「処理済み」にLVがエキスポート済みであることを示す「1」を書込む。
格納判定部126は、格納制御部125によりエキスポート対象のLVのデータが第2の物理ボリュームに格納された場合に、エキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリュームに格納させていないLVが存在するか否かを判定する。
例えば、格納判定部126は、指定順序管理テーブル112を参照し、「処理済み」にLVがエキスポート済みであることを示す「1」が書込まれていないLVが存在するか否かを判定する。言い換えると、格納判定部126は、「処理済み」にLVがエキスポート済みではないことを示す「0」が格納されているLVが存在するか否かを判定する。
格納判定部126は、エキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリュームに格納させていないLVが存在すると判定した場合、以下の処理を実行する。すなわち、格納判定部126は、第2の物理ボリュームに格納させていないLVのいずれかを格納する第1の物理ボリュームをマウントする旨をマウント制御部123に通知する。
格納判定部126は、エキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリュームに格納させていないLVが存在しないと判定した場合、マウント制御部123に第2の物理ボリュームをアンマウントするように通知する。
[実施例1に係る仮想テープ装置による処理動作]
次に、図5及び図6を用いて、実施例1に係る仮想テープ装置による処理動作について説明する。図5は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理動作の一例を示す図であり、図6は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理動作の別の一例を示す図である。
図5に示す例では、エキスポート対象LVに指定された順序が「LV61、LV62、LV63」であり、LV61とLV62とは第1の物理ボリューム51に、LV63は第1の物理ボリューム52に格納されているものとする。また、LV63がTVC31上にキャッシュされており、TVC31がフル状態であるものとする。
図5に示す例では、判定部122は、エキスポート対象LVのうちLV63がTVC31上にキャッシュされていると判定する。このため、格納制御部125は、LV63を第2の物理ボリューム53に書込みを行う(ステップS1)。
その後、格納判定部126は、エキスポート対象のLVのうちLV61とLV62とを第2の物理ボリューム53に格納させていないと判定する。そして、マウント制御部123は、第1の物理ボリューム51をマウントする。続いて、キャッシュ制御部124は、LV61とLV62とをTVC31上に読み出す(ステップS2、S3)。そして、格納制御部125は、LV61とLV62とを第2の物理ボリューム53に書込みを行う(ステップS4、S5)。
この後、格納判定部126は、エキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリューム53に格納させていないLVが存在しないと判定してエキスポート処理を終了する。
このように、仮想テープ装置30は、LV61とLV62とを読み出す前に、エキスポート対象LVに指定された順序とは関係なく、既にオンキャッシュであるエキスポート対象のLV63をTVC31上から第2の物理ボリューム53に書込みを行う。この結果、仮想テープ装置30は、LV63を格納する第1の物理ボリューム52をアンマウントしてその後再びマウントする処理を余計に実行することを防止できる。
また、図6に示す例では、エキスポート対象LVに指定された順序が「LV61、LV63、LV62」であり、LV61とLV62とは第1の物理ボリューム51に、LV63は第1の物理ボリューム52に格納されているものとする。また、LV61、LV63、LV62のいずれもオフキャッシュであるものとする。
図6に示す例では、判定部122は、エキスポート対象LVのうちTVC31上にキャッシュされているLVが存在しないと判定する。このため、マウント制御部123は、LV61とLV62とが格納された第1の物理ボリューム51をマウントする。
そして、キャッシュ制御部124は、エキスポート対象LVに指定された順序とは関係なく、LV61と、LV62とをTVC31上に読み出す(ステップS11、S12)。そして、格納制御部125は、TVC31上に読み出したLV61とLV62とを第2の物理ボリューム53に書込みを行う(ステップS13、S14)。
続いて、マウント制御部123は、第1の物理ボリューム51をアンマウントして第1の物理ボリューム52をマウントする。そして、キャッシュ制御部124は、第1の物理ボリューム52からLV63をTVC31上に読み出す(ステップS15)。そして、格納制御部125は、TVC31上に読み出したLV63を第2の物理ボリューム53に書込みを行う(ステップS16)。
この後、格納判定部126は、エキスポート対象のLVのうち第2の物理ボリューム53に格納させていないLVが存在しないと判定してエキスポート処理を終了する。
このように、仮想テープ装置30は、第1の物理ボリューム51からLV61を読み出す際に、エキスポート対象LVに指定された順序とは関係なく、LV62も第1の物理ボリューム51から読み出す。この結果、仮想テープ装置30は、第1の物理ボリューム51をマウント及びアンマウントする処理を余計に実行することを防止できる。
[実施例1に係る仮想テープ装置による処理の処理手順]
次に、図7を用いて、実施例1に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を説明する。図7は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、受付部121は、エキスポート要求をホスト10から受付けたか否かを判定する(ステップS101)。ここで、受付部121は、エキスポート要求をホスト10から受付けていないと判定した場合(ステップS101、No)、引き続きエキスポート要求をホスト10から受付けたか否かを判定する。
マウント制御部123は、受付部121によりエキスポート要求をホスト10から受付けたと判定された場合(ステップS101、Yes)、第2の物理ボリュームを物理ドライブにマウントする(ステップS102)。続いて、判定部122は、エキスポート対象LVのうち、キャッシュ上に存在するLVが存在するか否かを判定する(ステップS103)。
そして、格納制御部125は、判定部122によりエキスポート対象LVのうち、キャッシュ上に存在するLVが存在すると判定された場合(ステップS103、Yes)、以下の処理を実行する。すなわち、格納制御部125は、キャッシュ上に存在するエキスポート対象LVを第2の物理ボリュームに格納させる(ステップS104)。
一方、判定部122によりエキスポート対象LVのうち、キャッシュ上に存在するLVが存在しないと判定された場合(ステップS103、No)、仮想テープ装置30は、ステップS106に移行する。
続いて、格納判定部126は、エキスポート対象LVを全て第2の物理ボリュームに格納したか否かを判定する(ステップS105)。マウント制御部123は、格納判定部126によりエキスポート対象LVを全て第2の物理ボリュームに格納していないと判定された場合(ステップS105、No)、以下の処理を実行する。すなわち、マウント制御部123は、エキスポート対象であり、かつオフキャッシュのLVが保存されている第1の物理ボリュームを物理ドライブにマウントする(ステップS106)。
キャッシュ制御部124は、物理ドライブにマウントした第1の物理ボリュームに格納されているエキスポート対象LVを全てキャッシュ上に読み出す(ステップS107)。そして、マウント制御部123は、キャッシュ制御部124により第1の物理ボリュームに格納されているエキスポート対象LVを全てキャッシュ上に読み出された後、第1の物理ボリュームを物理ドライブからアンマウントする(ステップS108)。続いて、格納制御部125は、キャッシュ上に存在するエキスポート対象LVを第2の物理ボリュームに格納させる(ステップS109)。
続いて、格納判定部126は、エキスポート対象であるオフキャッシュのLVが他の第1の物理ボリュームに保存されているか否かを判定する(ステップS110)。ここで、格納判定部126によりエキスポート対象であるオフキャッシュのLVが他の第1の物理ボリュームに保存されていると判定された場合(ステップS110、Yes)、仮想テープ装置30は、ステップS106に移行する。一方、格納判定部126によりエキスポート対象であるオフキャッシュのLVが他の第1の物理ボリュームに保存されていないと判定された場合(ステップS110、No)、仮想テープ装置30は、ステップS105に移行する。
また、ステップS105において、格納判定部126によりエキスポート対象LVを全て第2の物理ボリュームに格納したと判定された場合(ステップS105、Yes)、マウント制御部123は、以下の処理を実行する。すなわち、マウント制御部123は、第2の物理ボリュームを物理ドライブからアンマウントする(ステップS111)。このステップS111の処理が終了後、仮想テープ装置30は、エキスポート処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1に係る仮想テープ装置30は、エキスポート処理の時間を短縮することができる。
例えば、実施例1に係る仮想テープ装置30は、オンキャッシュ状態であるエキスポート対象LVを先に第2の物理ボリュームに格納する。すなわち、実施例1に係る仮想テープ装置30は、キャッシュフル状態の際に、エキスポート対象LVがキャッシュから追い出されるのを防止できる。このことから、実施例1に係る仮想テープ装置30は、オンキャッシュであったエキスポート対象のLVを格納する第1の物理ボリュームを再びマウント処理して、エキスポート対象のLVを読み出す処理を回避することが出来る。この結果、実施例1に係る仮想テープ装置30は、エキスポート処理の時間を短縮することができる。
また、実施例1に係る仮想テープ装置30は、オンキャッシュ状態であるエキスポート対象LVについて、第1の物理ボリュームから読み出しを行う際に、この第1の物理ボリュームに格納されているエキスポート対象LVを全て読み出す。これにより、実施例1に係る仮想テープ装置30は、後になって再度この第1の物理ボリュームのマウント処理及び読み出す処理を回避することが出来る。この結果、実施例1に係る仮想テープ装置30は、エキスポート処理の時間を短縮することができる。
ところで、本発明は、上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例2では、本発明に含まれる他の実施例について説明する。
(システム構成等)
本実施例において説明した各処理のうち自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図3に示した論理ボリューム情報テーブル111が記憶する情報は一例に過ぎず、必ずしも図示のごとく情報が格納されるものではなく、任意に設定変更できる。例えば、論理ボリューム情報テーブル111は、PVが物理ドライブにマウントされているか否かを示す情報を記憶していてもよい。
また、図示した各構成部は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のごとく構成されていることを要しない。例えば、VLP39では、マウント制御部123と格納判定部126とが統合されてもよい。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
1 情報処理システム
10 ホスト
11 バックアップソフトウェア
20 テープライブラリ
21a〜21d 物理ドライブ
22 ロボット
30 仮想テープ装置
31a、31b TVC
32a、32b FCスイッチ
33a、33b LANスイッチ
34a、34b コンソール
35 切り替えサーバ
36 サービスサーバ
37a、37b ICP
38a、38b IDP
39a、39b VLP
110 記憶部
111 論理ボリューム情報テーブル
112 指定順序管理テーブル
120 制御部
121 受付部
122 判定部
123 マウント制御部
124 キャッシュ制御部
125 格納制御部
126 格納判定部

Claims (4)

  1. 論理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームのデータがキャッシュ部にキャッシュされているか否かを示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶する記憶部と、
    第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームに書き移すことを要求する書き移し要求を受付けた場合に、前記論理ボリューム情報に基づいて、前記書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在すると判定された場合、前記書き移し要求で複数の論理ボリュームについて指定された順序とは関係なく、前記書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記第2の物理ボリュームに格納する格納制御部と、
    を有することを特徴とする仮想テープ装置。
  2. 前記判定部により前記書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在しないと判定された場合に、前記論理ボリューム情報に基づいて、前記書き移し要求を受付けたいずれかの論理ボリュームを格納する第1の物理ボリュームをテープライブラリのドライブにマウントするマウント制御部と、
    前記書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうち、前記マウント制御部により前記テープライブラリのドライブにマウントされた前記第1の物理ボリュームに含まれる論理ボリュームを前記キャッシュ部にキャッシュするキャッシュ制御部とを更に有し、
    前記格納制御部は、更に、前記キャッシュ制御部によりキャッシュされた論理ボリュームのデータを前記第2の物理ボリュームに格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想テープ装置。
  3. 論理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームのデータがキャッシュ部にキャッシュされているか否かを示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶する記憶部と、
    第1の物理ボリュームに格納される論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームに書き移すことを要求する書き移し要求を受付けた場合に、前記論理ボリューム情報に基づいて、前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在すると判定された場合、前記書き移し要求に指定された順序とは関係なく、前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記第2の物理ボリュームに格納する格納制御部と、
    前記格納制御部により前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのデータが前記第2の物理ボリュームに格納された場合に、前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうち前記第2の物理ボリュームに格納させていない論理ボリュームが存在するか否かを判定する格納判定部と、
    前記判定部により前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在しないと判定された場合に、前記論理ボリューム情報に基づいて、前記書き移し要求を受付けたいずれかの論理ボリュームを格納する第1の物理ボリュームをテープライブラリのドライブにマウントし、前記格納判定部により前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうち前記第2の物理ボリュームに格納させていない論理ボリュームが存在すると判定された場合、前記論理ボリューム情報に基づいて、前記第2の物理ボリュームに格納させていないいずれかの論理ボリュームのデータを格納する第1の物理ボリュームを前記テープライブラリのドライブにマウントするマウント制御部と、
    を有することを特徴とする仮想テープ装置。
  4. 仮想テープ装置が、
    第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームに書き移すことを要求する書き移し要求を受付け、
    記憶部に記憶された、論理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームのデータがキャッシュ部にキャッシュされているか否かを示す情報とを対応付けた前記論理ボリューム情報に基づいて、前記書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在するか否かを判定し、
    前記書き移し要求を受付けた論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームが存在すると判定された場合、前記書き移し要求で複数の論理ボリュームについて指定された順序とは関係なく、前記書き移し要求を受付けた複数の論理ボリュームのうち前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記第2の物理ボリュームに格納する
    各処理を含んだことを特徴とする仮想テープ装置の制御方法。
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