JP5910336B2 - 電磁ソレノイド装置 - Google Patents
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Description
これに対し、特許文献1では、電磁スイッチのフレームと電気的に接続された端部プレートの表面に紫外線硬化樹脂を用いて電子部品(特許文献1ではダイオード)を接着固定する技術が開示されている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、装置のフレーム内部に電子部品を搭載する際に、電子部品の組み付け性を向上でき、且つ、低コストに生産できるスタータ用電磁ソレノイド装置を提供することにある。
また、弾性押圧部は、フレームの開口部にシール部材を介してカバーを組み付ける際に、シール部材と同時にフレームの内部に組み込むことができるので、専用の固定部材を使用する場合と比較して、組み付け作業性が向上すると共に、弾性押圧部の組み付け位置がシール部材によって規制されるため、組み付け時にずれが生じる可能性を低減できる。
これに対し、本発明では、シール部材より弾性押圧部のばね定数が低く設定されているので、電子部品を過度の圧力で押圧することはない。これにより、シール部材によるシール性が損なわれることなく、且つ、弾性押圧部による必要十分な押圧力で電子部品を押圧固定することが可能となる。
また、本発明では、シール部材と一体に設けられた弾性押圧部の弾力を利用して電子部品を押圧固定しているので、特許文献1に開示された従来技術のように、紫外線硬化樹脂を扱うための専用機を使用する必要はなく、設備的かつ工数的にも低コスト化を図ることができる。
先ず、本発明に係る電磁ソレノイド装置1を備えるエンジン始動用スタータ2の構成を説明する。
スタータ2は、図2に示す様に、回転力を発生するモータ3と、このモータ3の回転力が伝達される出力軸4と、この出力軸4の外周にクラッチ5と一体に配置されるピニオン6と、本発明に係る電磁ソレノイド装置1などより構成される。
モータ3は、図5に示す様に、界磁を構成する複数の永久磁石7と、電機子軸の反ピニオン側に整流子8を設けた電機子9と、電機子軸の回転に伴って整流子8の外周上を摺接するブラシ10等を備える整流子モータである。なお、モータ3の界磁は、永久磁石7の代わりに、界磁巻線を用いた電磁石界磁でも良い。
クラッチ5は、図2に示す様に、出力軸4の外周に形成されるヘリカルスプライン4aに嵌合して出力軸4の軸上に配置され、出力軸4に伝わるモータ3の駆動トルクをピニオン6に伝達する一方、ピニオン6から出力軸4へのトルク伝達を遮断する一方向クラッチとして構成されている。
ピニオン6は、クラッチ5と一体的に構成されて、クラッチ5と一体に出力軸4の軸上を移動可能に設けられている。
なお、以下の説明では、図1(a)および図2に示す電磁ソレノイド装置1の図示左側
をフロント側と呼び、図示右側をリヤ側と呼ぶ。
電磁ソレノイド装置1は、図1(a)に示す様に、フロント側に底面11aを有すると
共に、リヤ側に円形に開口する開口部を有する円筒形の金属製フレーム11と、このフレーム11の内部
に挿入されるソレノイドユニット(後述する)と、シール部材であるガスケット12を介
してフレーム11の開口部を気密に閉塞する樹脂製のスイッチカバー13等より構成され
る。
フレーム11は、底面11aの中央部に開口する丸孔を有し、その丸孔より径方向の外
側に取り付けられた2本のスタッドボルト(図示せず)を介してスタータハウジング14
(図2参照)の軸方向端面に固定される。
ソレノイドSL1とソレノイドSL2は、図1(a)に示す様に、それぞれ樹脂製のボビン16、17にエナメル被覆された銅線を巻回して形成されるコイル18、19を有する。コイル18とコイル19との間には、磁気回路の一部を形成する円環状の固定プレート20が配置され、その固定プレート20の内周に固定鉄心21が圧入嵌合して固定プレート20と一体に構成されている。
この可動鉄心22は、径方向の中央部に円筒孔を有する略円筒状に設けられ、その円筒孔は、可動鉄心22のリヤ側に底面を有し、フロント側が開口している。円筒孔には、可動鉄心22の動きをシフトレバー15に伝達するためのジョイント24と、ピニオン6をエンジンのリングギヤ25(図5参照)に噛み合わせるための反力を蓄えるドライブスプリング26とが挿入されている。
ドライブスプリング26は、円筒孔の内部に挿入されてジョイント24の外周に配置され、ジョイント24のフランジ部24aと可動鉄心22の開口端部にかしめ固定されるスプリング受け部27との間に配置される。このドライブスプリング26は、可動鉄心22が固定鉄心21に吸引されて移動する際に、シフトレバー15を介して反モータ方向に押し出されたピニオン6がリングギヤ25に当接した後、可動鉄心22が固定鉄心21のフロント側端面に吸着される間に圧縮されて反力を蓄える。
コイル19の径方向外側と軸方向リヤ側には、それぞれ磁気回路の一部を形成する円筒形状の補助ヨーク30と円環状の磁性プレート31が配置される。
補助ヨーク30は、肉厚が薄く形成されたフレーム11のリヤ側開口部の内周に挿入されて、固定プレート20と磁性プレート31との間を磁気的に接続している。
この磁性プレート31には、図3に示す様に、コイル18の一方の引出し線の端部18aと、コイル19の一方の引出し線の端部19aとが、それぞれ樹脂部材32(図3では省略している)より露出する軸方向リヤ側のプレート表面に溶接または半田付け等によって機械的かつ電気的に接続されている。また、コイル18の他方の引出し線の端部18bと、コイル19の他方の引出し線の端部19bは、それぞれ通電用端子33、34に電気的かつ機械的に接続されている。
スイッチカバー13の外側に取り出された通電用端子33、34には、図5に示す様に、バッテリBからコイル18、19に電力を供給するための給電線35、36がコネクタ接続される。
給電線35、36には、それぞれ、スタータリレー37、38が接続され、このスタータリレー37、38の開閉動作が電子制御装置であるECU39によって制御される。
ガスケット12は、例えば、矩形断面を有するゴム製の環状部品であり、磁性プレート31とスイッチカバー13との間で軸方向に圧縮され、径方向の外周面がフレーム11の内周面に密着することにより、フレーム11とスイッチカバー13との嵌合隙間を気密にシールしている。
B端子ボルト40には、バッテリBのプラス端子に繋がるバッテリケーブル42(図5参照)のターミナルが接続され、M端子ボルト41には、モータ3のプラス側ブラシ10に繋がるモータリード線43(図2参照)のターミナルが接続される。
一組の固定接点44は、B端子ボルト40とM端子ボルト41とにそれぞれ電気的かつ機械的に結合されている。但し、一組の固定接点44をB端子ボルト40およびM端子ボルト41と一体に設けることも可能であり、例えば、スイッチカバー13の内部に配置されるB端子ボルト40とM端子ボルト41の頭部をそのまま固定接点44として利用することも出来る。
可動接点45は、可動鉄心28に固定される樹脂製のシャフト46の端面に支持されて、一組の固定接点44より軸方向リヤ側に配置され、且つ、スイッチカバー13に保持される接点圧スプリング47の荷重を受けてシャフト46の端面に押し付けられている。
ダイオード48、49は、図3に示す様に、カソード側のリード端子48a、49aが、それぞれ通電用端子33、34に接続され、アノード側のリード端子48b、49bが、それぞれ磁性プレート31のリヤ側表面に溶接または半田付け等によって電気的かつ機械的に接合される。つまり、ダイオード48、49は、それぞれ、通電用端子33、34を介してコイル18、19と並列に接続されている。
なお、弾性押圧部50は、電磁ソレノイド装置1を取り付けたスタータ2を車両に搭載した状態で、図4(a)、(b)に示す様に、蛇腹形状の山部と谷部とが重力方向(図示下方向)に沿って形成されている。但し、ダイオード48、49は、弾性押圧部50の谷部に入り込むことがない様に、図1(a)に示す様に、蛇腹形状の山部に当接した状態で配置される。
ここでは、アイドリングストップが実施された場合の一例として、エンジン停止過程(エンジンの回転が完全に停止するまでの減速期間中)に再始動要求が発生した場合の作動について説明する。
ECU39は、エンジン停止過程で再始動要求が発生すると、スタータリレー38より先にスタータリレー37をオン制御する。スタータリレー37がオン作動してバッテリBから通電用端子33に電力が供給されると、通電用端子33に接続されるコイル18が励磁されて電磁石を形成する。これにより、磁化された固定鉄心21に可動鉄心22が吸引されて軸方向リヤ側へ移動し、その可動鉄心22の移動に伴い、シフトレバー15を介してピニオン6がクラッチ5と一体に反モータ方向へ押し出される。ピニオン6のフロント側端面がリングギヤ25のリヤ側端面に当接した後、減速中のリングギヤ25がピニオン6と噛み合い可能な位置まで回転した時点で、ドライブスプリング26に蓄えられた反力によりピニオン6が押し出されてリングギヤ25に噛み合う。
実施例1の電磁ソレノイド装置1は、磁性プレート31のリヤ側表面を部分的に覆っている樹脂部材32に対し、ダイオード48、49を押圧して固定するための弾性押圧部50がガスケット12と一体に設けられているので、ダイオード48、49を固定するための専用の固定部材をガスケット12と別体に設ける必要はない。これにより、ガスケット12とは別体に専用の固定部材を使用する場合と比較して、部品点数の削減によるコスト低減が可能である。また、弾性押圧部50は、フレーム11の開口部にガスケット12を介してスイッチカバー13を組み付ける際に、ガスケット12と同時にフレーム11の内部に組み込むことができるので、専用の固定部材を使用する場合と比較して、組み付け作業性が向上する。
さらに、実施例1の構成では、ガスケット12と一体に設けられた弾性押圧部50の弾力を利用してダイオード48、49を押圧固定しているので、電子部品を紫外線硬化樹脂により接着固定する従来技術(特許文献1)と比較して、専用機を使用しなくても効率的な生産が可能であり、生産コストおよび組み付け工数を低減できる。
なお、図4に示す弾性押圧部50は、蛇腹形状の山部と谷部とが重力方向に沿って形成される事例であるが、重力方向に沿って形成することを限定するものではなく、例えば、図6に示す様に、排水性が確保できる程度に傾斜(例えば、重力方向に対し±30程度傾斜)した状態で形成することもできる。
この実施例2は、図7に示す様に、ダイオード48、49をダイオードボックス51に収納して、そのダイオードボックス51に弾性押圧部50の弾力を付与して磁性プレート31に対し押圧固定する一例である。
ダイオードボックス51は、例えば樹脂製であり、二つのダイオード48、49を並列に配置して収納できる大きさを有している。また、ダイオードボックス51には、ダイオード48、49のアノード側のリード端子48b、49bを磁性プレート31に対しアース接続するための共通のアースターミナル52と、カソード側のリード端子48a、49aをそれぞれ通電用端子33、34に接続するための2本の接続用ターミナル53、54とがインサート成形されている。なお、2本の接続用ターミナル53、54と磁性プレート31との間は、磁性プレート31のリヤ側表面を部分的に覆っている樹脂部材32(図7では省略している)によって電気絶縁されている。
この実施例2に示す構成では、弾性押圧部50の弾力が直接ダイオード48、49に印加されることはないが、ダイオード48、49の各リード端子48a、48b、49a、49bが、ダイオードボックス51にインサート成形されたターミナル52、53、54に溶接等によって強固に接続されるので、弾性押圧部50の弾力でダイオードボックス51を押圧して樹脂部材32の表面上に固定することにより、ダイオードボックス51を介してダイオード48、49も安定的に固定できる。なお、実施例2の構成は、弾性押圧部50の弾力が直接ダイオード48、49に印加されることを否定するものではなく、ダイオードボックス51を使用する場合でも、弾性押圧部50の弾力の一部がダイオード48、49に直接印加されるように構成しても良い。
また、磁性プレート31および通電用端子33、34への接続は、線径の細いリード端子48a、48b、49a、49bではなく、ダイオードボックス51にインサート成形された板状のターミナル52、53、54を接続すれば良いので、ダイオード48、49の細いリード端子48a、48b、49a、49bを接続する場合と比較して作業性が良く、品質も安定する。
実施例1に記載した電磁ソレノイド装置1は、図1(b)に示した様に、フレーム11の外周形状が円筒形であり、フレーム11のリヤ側に開口する開口部(以下、リヤ側開口部と言う)の形状が円形であるが、この実施例3は、フレーム11の外周形状を非円筒形とし、リヤ側開口部の形状を非円形とした一例である。リヤ側開口部の形状は、例えば、図8に示す様に、多角形とすることができる。但し、多角形であっても、全ての辺の長さが等しい正多角形ではない方が望ましい。
この実施例3の構成によれば、ガスケット12をリヤ側開口部の形状に沿って組み付けることで、リヤ側開口部の周方向に対するガスケット12の組み付け位置を規制できるので、ガスケット12と一体に設けられた弾性押圧部50のダイオード48、49に対する位置決めが容易となり、組み付け性が向上する。
なお、図8に示す弾性押圧部50は、蛇腹形状を省略した状態で図示されているが、実施例1と同じく蛇腹形状に設けられており、ガスケット12よりばね定数が低く設定されていることは同じである。
また、リヤ側開口部の形状は、非円形であれば良く、多角形以外にも、例えば、楕円形であっても同様の効果を得ることが可能である。
この実施例4は、本発明の電磁ソレノイド装置1を減速型スタータ2に適用した一例を説明する。なお、実施例1と同一名称を使用する部品には、同一番号を付して説明する。 減速型スタータ2は、図9に示す様に、軸上にピニオン6を支持するピニオン軸55と同軸線上に電子ソレノイド装置1が配置され、モータ3の電機子軸3aとピニオン軸55とが周知の歯車減速装置を介して連結されている。
電磁ソレノイド装置1は、電磁石の吸引力を利用してピニオン軸55をエンジンのリングギヤ25側(図示左方向)へ押し出すソレノイドSL1と、モータ3の電源回路に接続されるメイン接点を開閉するソレノイドSL2とを備える。
樹脂フレーム57には、図11(図10のXI−XI断面図)に示す様に、ダイオード48、49を搭載するための設置台60が一体に設けられている。この設置台60は、電磁ソレノイド装置1の軸方向にエンドカバー58と対向してソレノイドSL2の作動方向(可動鉄心28の移動方向)と直交する平面60aを有し、この平面上に二つのダイオード48、49を収納したダイオードボックス51が設置される。
このダイオードボックス51は、図11に示す様に、ガスケット12と一体に設けられた弾性押圧部50を介して設置台60に固定される。弾性押圧部50は、樹脂フレーム57に固定されるエンドカバー58により押圧されて弾性変形し、その弾性変形によって生じる弾力によってダイオードボックス51を設置台60に押圧して固定している。
また、設置台60は、樹脂フレーム57と一体に樹脂成形できるので、設置台60を樹脂フレーム57と別体に設ける必要はなく、部品点数が増加することもない。
さらに、実施例4に記載した電磁ソレノイド装置1は、図10に示す様に、樹脂フレーム57のリヤ側開口部の形状が非円形であるので、実施例3と同様の効果を得ることができる。具体的には、樹脂フレーム57の周方向に対するガスケット12(図10には示されていない)の組み付け位置を規制できるので、ガスケット12と一体に設けられた弾性押圧部50のダイオードボックス51に対する位置決めが容易であり、組み付け性が向上する。
実施例1〜4では、本発明の電子部品の一例としてダイオード48、49をコイル18、19に対し電気的に並列接続した事例を説明したが、ダイオード48、49以外の電子部品として、例えば、コンデンサ63を使用する場合にも本発明の構成を適用できる。
整流子モータ3を使用するスタータ2では、モータ3の回転時に整流子8とブラシ10との間で火花が発生し、この火花の発生がカーナビやオーディオ等の電子機器に対してノイズの原因となることがある。
そこで、実施例5では、図12に示す様に、ノイズ対策用のコンデンサ63をモータ3に対して電気的に並列接続し、そのコンデンサ63を実施例1のダイオード48、49と同様に、弾性押圧部50の弾力を利用して、磁性プレート31のリヤ側表面を覆う樹脂部材32に対し押圧して固定している。
なお、この実施例5の場合、実施例4と同様に、電磁ソレノイド装置1のフレーム内部に樹脂製の設置台を設けて、この設置台にコンデンサ63を搭載し、弾性押圧部50の弾力を利用して、設置台の平面上にコンデンサ63を押圧して固定することもできる。さらに、実施例2または実施例4に記載したダイオードボックス51(図7、図10参照)に相当するコンデンサボックス(本発明の収納ボックス)にコンデンサ63を収納して、実施例4と同様の方法により、コンデンサボックスを設置台に固定することもできる。
実施例1に記載した電磁ソレノイド装置1は、ピニオン6をリングギヤ25側へ押し出すためのソレノイドSL1と、モータ3のメイン接点を開閉するためのソレノイドSL2とを備える構成であるが、ピニオン6を押し出す働きと、メイン接点を開閉する働きとを共通のソレノイドによって行う方式にも本発明の構成を適用できる。
具体的には、図13に示す様に、吸引コイル64aと保持コイル64bとで構成される励磁コイル64を有し、この励磁コイル64への通電によって電磁石が形成されると、その電磁石に吸引されて可動鉄心65が図示右方向へ移動する。この可動鉄心65の移動により、シフトレバー15を介してピニオン6がリングギヤ25側(図示左方向)へ押し出され、且つ、可動鉄心65の動きに連動して可動接点45が一組の固定接点44に当接することによりメイン接点が閉成する。
この実施例6においても、実施例5と同様に、コンデンサ63をコンデンザボックスに収納して固定することもできる。
実施例1に記載した電磁ソレノイド装置1は、ソレノイドSL1とソレノイドSL2とを一体的にフレーム11の内部に挿入して構成されるが、ソレノイドSL1とソレノイドSL2をそれぞれ別々のフレームに収容して、互いに独立した構成とすることもできる。この場合、ダイオード48はソレノイドSL1のフレーム内部に搭載され、ダイオード49はソレノイドSL2のフレーム内部に搭載されることは言うまでもない。
また、実施例1に記載したソレノイドSL1は、コイル18が1コイルで構成されているが、1コイルであることを限定するものではなく、実施例6に記載した吸引コイルと保持コイルとからなる2コイル式であっても良い。
2 スタータ
3 モータ
11 フレーム
12 ガスケット(シール部材)
13 スイッチカバー(カバー)
18 コイル
19 コイル
22 可動鉄心
28 可動鉄心
31 磁性プレート(プレート部材)
33 通電用端子(接続部材)
34 通電用端子(接続部材)
48 ダイオード(電子部品)
49 ダイオード(電子部品)
50 弾性押圧部
51 ダイオードボックス(収納ボックス)
57 樹脂フレーム(フレーム)
58 エンドカバー(カバー)
60 設置台
63 コンデンサ(電子部品)
Claims (10)
- エンジンのリングギヤ(25)にピニオン(6)を噛み合わせて、モータ(3)に発生する回転力を前記ピニオン(6)から前記リングギヤ(25)に伝達して前記エンジンを始動させるスタータ(2)に用いられ、
軸方向の一端側に開口部を有するフレーム(11、57)と、
このフレーム(11、57)の内部に収容されるコイル(18、19、64)と、
このコイル(18、19、64)の内周を軸方向に可動する可動鉄心(22、28、65)と、
前記モータ(3)もしくは前記コイル(18、19、64)に対し電気的に並列接続されて、前記フレーム(11、57)の内部に収容される電子部品(48、49、63)と、
弾性体であるシール部材(12)を介して前記フレーム(11、57)の開口部を閉塞するカバー(13、58)とを備え、
前記コイル(18、19、64)への通電によって電磁石を形成し、この電磁石の吸引力により前記可動鉄心(22、28、65)を駆動する電磁ソレノイド装置(1)であって、
前記フレーム(11、57)の内部で軸方向に前記カバー(13、58)と対向して前記可動鉄心(22、28、65)の移動方向と直交する平面を有し、この平面上に前記電子部品(48、49、63)を直接または間接的に搭載する設置台(60)もしくは前記設置台を兼ねるプレート部材(31)と、
前記設置台(60)もしくは前記プレート部材(31)の平面上に搭載される前記電子部品(48、49、63)に対し、弾力を利用して直接または間接的に押圧する弾性押圧部(50)とを有し、
この弾性押圧部(50)は、前記シール部材(12)と一体に設けられて、前記シール部材(12)よりばね定数が低く設定され、且つ、山部と谷部とが交互に連続する蛇腹形状に形成されると共に、前記スタータ(2)が車両に搭載された状態で前記蛇腹形状の山部と谷部とが重力方向に沿って形成されていることを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1に記載したスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
前記弾性押圧部(50)は、前記カバー(13、58)に押圧されて弾性変形し、その弾性変形によって生じる弾力によって前記電子部品(48、49、63)を前記設置台(60)もしくは前記プレート部材(31)に対し押圧して固定することを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1に記載したスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
前記電子部品(48、49、63)を収納する樹脂製の収納ボックス(51)を有し、 前記弾性押圧部(50)は、前記カバー(13、58)に押圧されて弾性変形し、その弾性変形によって生じる弾力によって前記収納ボックス(51)を前記設置台(60)もしくは前記プレート部材(31)に対し押圧して固定していることを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1〜3に記載した何れか一つのスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
前記電子部品は、ダイオード(48、49)であり、前記コイル(18、19)の通電用端子(33、34)を介して前記コイル(18、19)と並列に接続されていることを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1〜3に記載した何れか一つのスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
前記電子部品は、コンデンサ(63)であり、前記モータ(3)の電源回路に接続されるM端子ボルト(41)を介して前記モータ(3)と並列に接続されていることを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1〜5に記載した何れか一つのスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
前記弾性押圧部(50)は、前記電子部品(48、49、63)に向かって凸となる前記蛇腹形状の山部が前記電子部品(48、49、63)または前記収納ボックス(51)に当接していることを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1〜6に記載した何れか一つのスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
バッテリ(B)より前記モータ(3)に電力を供給するための電源回路に接続されるメイン接点を備え、前記コイル(19)への通電によって電磁石を形成し、その電磁石に吸引されて移動する前記可動鉄心(28)の動きに応じて前記メイン接点を閉成する働きを有することを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1〜6に記載した何れか一つのスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
前記コイル(18)への通電によって電磁石を形成し、その電磁石に吸引されて移動する前記可動鉄心(22)の動きに応じて前記ピニオン(6)を前記リングギヤ(25)側へ押し出す働きを有することを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1〜6に記載した何れか一つのスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において、
バッテリ(B)より前記モータ(3)に電力を供給するための電源回路に接続されるメイン接点を備え、励磁コイル(64)への通電によって電磁石を形成し、その電磁石に吸引されて移動する可動鉄心(65)の動きに応じて、前記メイン接点を閉成する働きと、前記ピニオン(6)を前記リングギヤ(25)側へ押し出す働きとを兼ね備えていることを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。 - 請求項1〜9に記載した何れか一つのスタータ用電磁ソレノイド装置(1)において
前記フレーム(11、57)は、前記シール部材(12)を介して前記カバー(13、58)が組み付けられる前記開口部の形状が非円形であることを特徴とするスタータ用電磁ソレノイド装置。
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