JP5899604B2 - マイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置 - Google Patents
マイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5899604B2 JP5899604B2 JP2015053894A JP2015053894A JP5899604B2 JP 5899604 B2 JP5899604 B2 JP 5899604B2 JP 2015053894 A JP2015053894 A JP 2015053894A JP 2015053894 A JP2015053894 A JP 2015053894A JP 5899604 B2 JP5899604 B2 JP 5899604B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biomass
- tank
- microwave
- shutter
- recycling apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Description
例えば、特許文献1ではマイクロ波を利用したバッチ式の抽出装置が提案されている。
しかし、特許文献1の装置は高効率で高品質な有用成分を抽出することが可能であるが、バッチ式であるため連続的に大量のバイオマスを処理することはできない。
また、ある程度バイオマスを脱水することは可能であるが、乾燥させることは困難であるという問題点を有する。
尚、マイクロ波の照射量を増加させることで乾燥させることは可能であるものの、バイオマスが焦げつき、有用成分の品質を低下させる恐れがある。
この装置はチャンバー内に外気を流入させることで乾燥を促進することが可能であるが、特許文献1と同様にバッチ式であるため連続的に大量のバイオマスを処理することはできないという問題点を有する。
しかし導波管とマイクロ波発生機の間にマイクロ波透過材を備えているものの、マイクロ波透過材の接続位置がタンク本体内のバイオマスの充填部に位置していないため、マイクロ波がバイオマスの表面で反射されてしまい、マイクロ波発生機により発生したエネルギーすべてを効率よくバイオマスの加熱に利用することができないという問題点を有する。
しかし、反射を防ぐ反射板を設置することでマイクロ波が反射して材料に照射されなかったり、マイクロ波照射装置に損傷を与えたりすることを防ぐことができるものの、バッチ式のため材料を連続的に大量に処理することができないという問題点を有する。また、構造が複雑化し、タンクも巨大化するという問題点を有する。
しかし、タンクを2重構造にして表面積を増やすことでマイクロ波の反射の影響を抑えることができると記載されているものの、バッチ式のため材料を連続的に大量に処理することができないという問題点を有する。また、構造が複雑化し、タンクも巨大化するという問題点を有する。
しかし、スクリューコンベアをタンク内に配置することで連続的に材料を処理できるものの、構造が複雑化し、タンクも巨大化するという問題点を有する。
しかし、この方法ではマイクロ波の照射部がスクリューコンベアの一端側に限定され、大熱量を必要とする大量処理装置では不利になるという問題点を有する。
尚、バッチ式においても大型化して大量処理することが可能ではあるが、バッチ式の装置は1回使用するたびにバイオマスの入れ替え及び洗浄作業が必要であるため、大型化すると作業効率が低下し、扱いづらいという問題点を有する。
また、このバイオマスからの蒸気を冷却凝縮器に集めて冷却し、得られた液体を回収器に回収することができる。
さらに、バイオマス再資源化装置のタンク内にスクリューコンベアを有することで、タンク内に投入されるバイオマスを投入口側から排出口側へ搬送することができる。そのため、連続的に大量のバイオマスを処理することができる。
また、マイクロ波透過材がタンクの内面から外面に向かうにつれて大となる形状をなし、且つ導波管がタンクと接続される端部にフランジを有し、マイクロ波透過材がタンクの外面側においてフランジに当接しており、導波管とマイクロ波透過材をフランジを介して接続することで、マイクロ波を効率よくバイオマスへ照射するためのアンテナとしての機能、導波管へのバイオマスの侵入防止と、減圧時の気密窓としての機能を併せ持つことができる。
また、第二配管及び第三配管に配された電磁弁を有することにより、使用する真空ポンプが1台であっても、投入側予備室と排出側予備室内の真空度を別々に制御することができる。そのため、バイオマスを連続的に投入及び排出して処理することができる。
図1は、本発明に係るマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置の好適な実施形態を示す全体構成図である。
本発明に係るマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置(1)は、バイオマスを投入するための投入口(2)とバイオマスを排出するための排出口(3)を有するタンク(4)と、マイクロ波を発生するマイクロ波発生機(5)と、マイクロ波発生機(5)により発生したマイクロ波をタンク(4)内に導く導波管(6)と、前記マイクロ波による加熱によりタンク(4)から蒸発した前記バイオマスの蒸気を冷却凝縮する冷却凝縮器(7)と、冷却凝縮器(7)により凝縮された有用成分を回収する回収器(8)と、導波管(6)とタンク(4)外周面の接続部にマイクロ波を透過するマイクロ波透過材(37)(図4参照)を備えており、タンク(4)は、タンク(4)内に投入したバイオマスを投入口側から排出口側へ撹拌しながら搬送するスクリューコンベア(10)を有し、マイクロ波透過材(37)の接続位置は、タンク(4)本体内のバイオマスの充填部に位置する。
抽出溶媒としては、バイオマスの種類に応じて適当に選択すれば良く特に限定されないが、例えば水、メタノールやエタノール等のアルコール類、エーテル類、ヘキサン、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン等を例示することができる。一般に、マイクロ波抽出の場合は抽出能力に優れており、バイオマス単独で抽出可能な例が多いが、抽出溶媒を用いる場合は水が安全且つ安価であるために好適に用いられる。
図3は、本発明に係るマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置のタンク内にて好適に使用されるスクリューコンベアの具体例を示す図である。
タンク(4)はバイオマスを収容・搬送するための容器であって、形状は略円筒形、U字形等が挙げられるが、特に限定されない。タンク(4)は長さ方向の一端(上流端)に投入口(2)を有し、他端(下流端)に排出口(3)を有している。タンク(4)の内部には、バイオマスを投入口(2)側から排出口(3)側へ撹拌しながら搬送するスクリューコンベア(10)を備えている。スクリューコンベア(10)はらせん状の撹拌翼(11)を有していることが好ましく(図2参照)、撹拌翼(11)はスクリューコンベア(10)のスクリューの外周部に設けられたスクレーパ(36)からなることが好ましい(図3参照)。スクリューコンベア(10)が撹拌翼(11)を有することにより、バイオマスを撹拌しながらタンク(4)内の投入口(2)側から排出口(3)側へ搬送することができるため、バイオマスの焦げ付き及び精油の品質低下を防ぎながら、バイオマスを乾燥させることができる。また、撹拌翼(11)がスクリューコンベア(10)のスクリューの外周部に設けられたスクレーパ(36)からなることでバイオマスの攪拌効果を向上することができ、より効果的にバイオマスの焦げ付き及び精油の品質低下を防ぎながら、バイオマスを乾燥させることができる。
撹拌翼(11)の幅は図3(A)、(E)に示すような幅の広いものであっても図3(B)乃至(D)に示すような幅の狭いもの(リボンスクリュー)であっても良いが、撹拌翼(11)へのバイオマスの付着が少ない点で幅の狭いものを使用することが望ましい。
また、スクレーパ(36)は図3(A)に示すようにスクリューコンベア(10)の長さ方向の一端(上流側)から他端(下流側)に至るように連続的に設けられたものであってもよく、図3(B)及び(D)に示すような撹拌翼(11)の間に間欠的に設けられたものであってもよい。また、図3(C)及び(E)のようにスクレーパを有さないものも使用可能である。
スクレーパ(36)の形状、幅は特に限定されず、図3(A)に示すような細い平板状のものであっても、図3(B)に示すような細い円柱状のものでも、図3(D)に示すような太い四角柱状のものであってもよい。
スクレーパ(36)の材料としては、金属及び樹脂が挙げられる。
図4(A)に示す如く、マイクロ波透過材(37)は導波管(6)とタンク(4)外周面との接続部に配置されており、マイクロ波透過材(37)、フランジ(38)、導波管(6)、マイクロ波発生機(5)の順にタンク(4)に接続されている。
図4(B)に示す如く、マイクロ波透過材(37)のタンク(4)内面側の表面形状がタンク(4)の内面と凹凸なく接続する曲面をなし、且つタンク(4)の内面から外面に向かうにつれて大となる形状をなしている。
導波管(6)はタンク(4)と接続される端部にフランジ(38)を有する。また、マイクロ波透過材(37)はタンク(4)の外面側においてフランジ(38)に当接している。図4(B)に示す如く、マイクロ波透過材(37)と導波管(6)はフランジ(38)を介して接続される。
より具体的には、図6に示す如く、導波管(6)は一体として又は別体として二つに枝分かれしていても、それより多く枝分かれしているものであっても良い。このように枝分かれした導波管(6)とマイクロ波発生機(5)の間にマイクロ波切り替え機(39)は配される。このように導波管(6)が枝分かれしているため、一台のマイクロ波発生機につき複数の照射口へマイクロ波を照射するので、マイクロ波発生機の電源をオンオフしてパルス照射を行った場合と比較して、必要なマイクロ波発生機の台数が少なくてすむ。
まず、マイクロ波切り替え機(39)によってマイクロ波発生機(5)から発せられるマイクロ波は導波管(6)のいずれかの枝に照射される。その後、ある一定の時間が経過したらマイクロ波切り替え機(39)によってマイクロ波の照射位置が切り替えられ、別の枝にマイクロ波が照射される。この動作を繰り返すことでマイクロ波発生機の電源を入れたり切ったりしなくても、マイクロ波のパルス照射を実現できる。このようにマイクロ波切り替え機(39)を備えることで、マイクロ波発生機(5)が持つ出力を有効活用でき、且つマイクロ波発生機を連続運転状態にしたまま、電源の入/切操作を繰り返しているのと同様にパルス照射を、マイクロ波発生機(5)に大きな負荷をかけずに実現できる。
また、公知のマイクロ波切り替え機として、機械的機構を用いたものがある。具体的にはロータリースイッチ等が挙げられる。
排気ダクトの材質としてはいずれのものであっても良く、木材、金属、合成樹脂又はそれらの組み合わせを使用しても良い。耐熱性を有する材質であることが望ましい。
タンク(4)の投入口(2)は上方に向けて開口しており、投入口(2)とタンク(4)は投入経路(14)により連結されている。投入経路(14)内の上流と下流にそれぞれ開閉式の第一シャッター(15)及び第二シャッター(16)を配し、第一シャッター(15)と第二シャッター(16)の間に投入側予備室(17)を備えている。
タンク(4)の排出口(3)は下方に向けて開口しており、排出口(3)とタンク(4)は排出経路(18)により連結されている。排出経路(18)内の上流と下流にそれぞれ開閉式の第三シャッター(19)及び第四シャッター(20)を配し、第三シャッター(19)と第四シャッター(20)の間に排出側予備室(21)を備えている。
第一乃至第四シャッターの開閉の様式として、図5に示す如く、回転軸(32)を支点として上下方向に回転する上下開閉式や、スライド式、観音開き等が挙げられるが、構造が簡素で詰まりにくいという理由から上下開閉式が好適に使用される。上下開閉式の回転軸(32)は、減速機を介してモータに接続されており、モータの駆動により回転する。モータの駆動は後述する制御手段(30)により制御される。また、モータに代えて油圧シリンダー等を使用してもよい。
2つのシャッターの間に挟まれた排出側予備室(21)を有することで、バイオマスを排出する際に先ず、上流側の第三シャッター(19)を開放して排出側予備室(21)にバイオマスを排出し、第三シャッター(19)を閉じて排出側予備室(21)を常圧とした後、第四シャッター(20)を開放して排出側予備室(21)のバイオマスを外部に排出することにより、タンク(4)内へ大気が流入するのを防ぐことができる。そのため、タンク(4)内を一定の真空度に保持しつつバイオマスを連続的に処理することができる。
このように、真空ポンプ(9)とタンク(4)、投入側予備室(17)、排出側予備室(21)の間にそれぞれ第一配管(22)、第二配管(23)、第三配管(24)を備えることにより、タンク(4)内、投入側予備室(17)内及び排出側予備室(21)内を1つの真空ポンプ(9)で減圧することができる。そのため、簡易な構成で制御性に優れたものとなり、タンク(4)内を一定の真空度に保持しつつバイオマスを連続的に処理することができる。
温度センサ(31)は特に限定されないが、安価で取り付けが容易という理由から熱電対、測温抵抗体等を使用するのが好ましい。温度センサ(31)を用いてタンク(4)内の温度を制御することにより、温度上昇によるバイオマスの焦げ付き及び精油の品質低下を防ぎながらバイオマスを乾燥させることができる。
本発明に係るマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置において、図8に示すような、前段階処理装置から投入口(2)へバイオマスを搬送する自動送り前処理装置(41)が好適に用いられる。前段階処理装置として、柑橘類等を搾汁した後、その搾汁残渣を排出する搾汁装置等が挙げられる。
以下に図8に例示的に示された、自動送り前処理装置(41)を用いて前段階処理装置からバイオマス再資源化装置の投入口(2)にバイオマスを搬送する方法について説明する。
まず、前段階処理装置からベルトコンベア等で搬送されたバイオマスは自動送り前処理装置(41)の投入部(42)に投入される。ベルトコンベアでなくともバイオマスを搬送することができる別の機構を備えていても良く、前段階処理装置から直接投入部(42)へバイオマスが投入されても良い。
投入されたバイオマスは第一自動送り装置(43)によって粉砕機(44)へ搬送される。第一自動送り装置(43)のバイオマスを搬送する機構としてスクリューコンベア、ベルトコンベア等が挙げられるが、特に限定されない。
粉砕機(44)によって粉砕されたバイオマスは第二自動送り装置(45)によって投入口(2)へ搬送される。第二自動送り装置(45)のバイオマスを投入口(2)へ搬送する機構としてモーノポンプ、スクリューコンベア等が挙げられるが、特に限定されない。
まず、真空ポンプ(9)を駆動し、第一シャッター(15)及び第二シャッター(16)を閉じた状態で、第二配管(23)の大気開放弁(28)を開き且つ流路開放弁(29)を閉じることにより、投入側予備室(17)内を常圧にする。次に、第一シャッター(15)を開け、第二シャッター(16)が閉じた状態で、投入口(2)から投入側予備室(17)にバイオマスと必要に応じて抽出溶媒(水等)を収容する。そして、第一シャッター(15)を閉じ、第二配管(23)の大気開放弁(28)を閉じ且つ流路開放弁(29)を開くことで投入予備室(17)内を所定の負圧にする。その後、第二シャッター(16)を開くことでバイオマスを所定の負圧になっているタンク(4)に投入する。
2 投入口
3 排出口
4 タンク
5 マイクロ波発生機
5a 連続照射用マイクロ波発生機
5b パルス照射用マイクロ波発生機
6 導波管
7 冷却凝縮器
8 回収器
9 真空ポンプ
10 スクリューコンベア
11 撹拌翼
12 通路
13 冷却装置
14 投入経路
15 第一シャッター
16 第二シャッター
17 投入側予備室
18 排出経路
19 第三シャッター
20 第四シャッター
21 排出側予備室
22 第一配管
23 第二配管
24 第三配管
25 第一圧力センサ
26 第二圧力センサ
27 第三圧力センサ
28 大気開放弁
29 流路開放弁
30 制御手段
31 温度センサ
32 回転軸
33 レベルセンサ
34 ブラシ
35 アクチュエータ
36 スクレーパ
37 マイクロ波透過材
38 フランジ
39 マイクロ波切り替え機
40 排気ダクト
41 自動送り前処理装置
42 投入部
43 第一自動送り装置
44 粉砕機
45 第二自動送り装置
Claims (19)
- バイオマスを投入するための投入口とバイオマスを排出するための排出口を有するタンクと、
マイクロ波を発生するマイクロ波発生機と、
前記マイクロ波発生機により発生したマイクロ波を前記タンク内に導く導波管と、
前記マイクロ波による加熱により前記タンクから蒸発した前記バイオマスの蒸気を冷却凝縮する冷却凝縮器と、
前記冷却凝縮器により凝縮された液体を回収する回収器と、
前記導波管と前記タンク外周面との接続部にマイクロ波を透過するマイクロ波透過材を備えており、
前記タンクは、該タンク内に投入した前記バイオマスを投入口側から排出口側へ搬送するスクリューコンベアを有し、
前記マイクロ波透過材の接続位置は、前記タンク本体内の前記バイオマスの充填部に位置することを特徴とするマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。 - 前記マイクロ波透過材は、前記タンクの内面側の表面形状が前記タンクの内面と凹凸なく接続する曲面をなし、且つ前記タンクの内面から外面に向かうにつれて大となる形状をなしており、
前記導波管は、前記タンクと接続される端部にフランジを有し、
前記マイクロ波透過材は、前記タンクの外面側において前記フランジに当接していることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。 - 前記スクリューコンベアが撹拌翼を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記タンク内を減圧するための真空ポンプをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記投入口と前記タンクを連結する投入経路を有し、前記投入経路内の上流と下流にそれぞれ開閉式の第一シャッター及び第二シャッターを配し、前記第一シャッターと前記第二シャッターの間に投入側予備室を備え、
前記排出口と前記タンクとを連結する排出経路を有し、前記排出経路内の上流と下流にそれぞれ開閉式の第三シャッターと第四シャッターを配し、前記第三シャッターと前記第四シャッターの間に排出側予備室を備えていることを特徴とする請求項4に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。 - 前記真空ポンプと前記タンクとを接続する第一配管、前記真空ポンプと前記投入側予備室とを接続する第二配管、前記真空ポンプと前記排出側予備室とを接続する第三配管を備えることを特徴とする請求項5に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記投入側予備室内の圧力を検出するための第一圧力センサと、前記排出側予備室内の圧力を検出するための第二圧力センサと、前記タンク内の圧力を検出するための第三圧力センサと、
前記第一乃至第三圧力センサの検出結果に基づいて、前記真空ポンプの駆動、前記第二配管及び前記第三配管に配された電磁弁の開閉、前記第一乃至第四シャッターの開閉、を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項6に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。 - 前記電磁弁は大気開放弁及び流路開放弁を含み、
前記制御手段は、所定のプログラムを実行することにより、
前記第一シャッター及び前記第二シャッターを閉じて、前記第二配管の大気開放弁を開き且つ流路開放弁を閉じることにより、前記投入側予備室内を常圧とする第一の段階と、
前記第一シャッターを所定時間開いて閉じる第二の段階と、
前記第二配管の大気開放弁を閉じ且つ流路開放弁を開いて前記投入側予備室内が所定の負圧となるまで前記真空ポンプを駆動する第三の段階と、
前記第二シャッターを所定時間開いて閉じる第四の段階と、
を繰り返す制御を行うことを特徴とする請求項7に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。 - 前記電磁弁は大気開放弁及び流路開放弁を含み、
前記制御手段は、所定のプログラムを実行することにより、
前記第三シャッター及び前記第四シャッターを閉じて、前記第三配管の大気開放弁を閉じ且つ流路開放弁を開くことにより、前記排出側予備室内が所定の負圧となるまで前記真空ポンプを駆動する第一の段階と、
前記第三シャッターを所定時間開いて閉じる第二の段階と、
前記第三配管の大気開放弁を開き且つ流路開放弁を閉じて前記排出側予備室内を常圧とする第三の段階と、
前記第四シャッターを所定時間開いて閉じる第四の段階と、
を繰り返す制御を行うことを特徴とする請求項7または8に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。 - 前記マイクロ波発生機は、前記バイオマスの搬送方向の上流側においてマイクロ波を連続照射し、下流側においてマイクロ波をパルス照射することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記パルス照射は、マイクロ波の照射位置を切り替えるためのマイクロ波切り替え機を前記導波管と前記マイクロ波発生機の間に配することによって行われることを特徴とする請求項10に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記マイクロ波発生機は冷却ファンを備え、前記冷却ファンによって発生した温風を集め、その温風によって前記排出口から排出された前記バイオマスを乾燥させるための排気ダクトをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記タンク内の温度を検出するための温度センサを有し、前記制御手段は、前記温度センサの検出結果に基づいて、前記マイクロ波発生機及び前記スクリューコンベアの駆動を制御することを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記撹拌翼が、前記スクリューコンベアのスクリューの外周部に設けられたスクレーパからなることを特徴とする請求項3に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記スクレーパに付着したバイオマスを除去するためのブラシを備えていることを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記タンクを上下に傾けるためのアクチュエータを備えていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記投入側予備室、前記排出側予備室及び前記タンクに内部を視認するためののぞき窓を備えることを特徴とする請求項5に記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前記バイオマスが、柑橘類の果皮、杉、ヒノキ、木の実、薬草、海藻からなる群から選択されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
- 前段階処理装置を用いて処理した後の前記バイオマスを前段階処理装置から前記投入口へ搬送し、搬送中に前記バイオマスを粉砕する自動送り前処理装置を有し、
前記自動送り前処理装置は、前記前段階処理装置から搬送された前記バイオマスが投入される投入部と、前記バイオマスを粉砕するための粉砕機と、前記投入部から前記粉砕機へと前記バイオマスを搬送するための第一自動送り装置と、前記粉砕機から排出された前記バイオマスを前記投入口に搬送するための第二自動送り装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載のマイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015053894A JP5899604B2 (ja) | 2014-03-24 | 2015-03-17 | マイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014060941 | 2014-03-24 | ||
JP2014060941 | 2014-03-24 | ||
JP2015053894A JP5899604B2 (ja) | 2014-03-24 | 2015-03-17 | マイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015192997A JP2015192997A (ja) | 2015-11-05 |
JP5899604B2 true JP5899604B2 (ja) | 2016-04-06 |
Family
ID=54432562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015053894A Active JP5899604B2 (ja) | 2014-03-24 | 2015-03-17 | マイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5899604B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106391654A (zh) * | 2016-09-20 | 2017-02-15 | 安德里茨(中国)有限公司 | 垃圾综合处理系统及垃圾综合处理方法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6863715B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2021-04-21 | トッパン・フォームズ株式会社 | 積層体及び積層体の製造方法 |
JP6803723B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2020-12-23 | トッパン・フォームズ株式会社 | 積層体 |
CN106734117B (zh) * | 2017-02-10 | 2018-11-20 | 中国科学院过程工程研究所 | 工业废醋酸钠渣的处理方法 |
CN108215280A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-06-29 | 安徽工程大学 | 一种平转油脂浸出机 |
CN108893186A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-11-27 | 中国农业科学院油料作物研究所 | 高效节能油料微波调质设备 |
JP7080437B2 (ja) * | 2019-05-29 | 2022-06-06 | 兼松エンジニアリング株式会社 | 連続抽出・乾燥装置 |
CN113332946B (zh) * | 2021-07-08 | 2022-04-01 | 中香香料(深圳)有限公司 | 一种合成香精油设备及工艺方法 |
CN113684097A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-23 | 云南养瑞科技集团有限公司 | 一种新型烟草用香料连续热处理设备及使用方法 |
CN114042334B (zh) * | 2021-11-18 | 2025-01-21 | 青岛市中心医院 | 中药微波萃取装置 |
CN115466239A (zh) * | 2022-09-02 | 2022-12-13 | 贵州成有王记善沅食品有限公司 | 一种高纯度花青素的提取方法 |
CN116271969B (zh) * | 2023-05-25 | 2023-08-08 | 汕头市潮南区星辉实业有限公司 | 基于微波耦合动态逆流浸提的植物基染料制备装置及方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69024961T2 (de) * | 1990-11-16 | 1996-08-14 | United Kingdom Government | Mikrowellenaussonderung von flüchtigen Ölen und Vorrichtung dafür |
CA2129135A1 (en) * | 1992-01-30 | 1993-08-05 | Charles Leslie Emery | Method and apparatus for the controlled reduction of organic material |
FR2705035B1 (fr) * | 1993-05-11 | 1995-08-04 | Archimex Pibs | Procédé et installation d'extraction sans solvant de produits naturels par micro-ondes. |
DE50300039D1 (de) * | 2003-01-21 | 2004-09-02 | Milestone Srl | Lösungsmittelfreie Mikrowellen-Extraktion von flüchtigen Naturstoffen |
JP5211429B2 (ja) * | 2006-03-02 | 2013-06-12 | 東京電力株式会社 | マイクロ波を用いた精油抽出装置 |
JP4923649B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2012-04-25 | 東京電力株式会社 | マイクロ波を利用した植物バイオマス処理システム |
EP1955749B1 (en) * | 2007-01-22 | 2010-03-17 | Milestone S.r.l. | Microwave hydrodiffusion for isolation of natural products |
US20100230270A1 (en) * | 2008-09-30 | 2010-09-16 | Global Resource Corporation | Microwave-based conveying devices and processing of carbonaceous materials |
JP5287524B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2013-09-11 | 東京電力株式会社 | 植物系バイオマスの多元的有効利用システム |
JP2011094049A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 精油抽出装置 |
US9187697B2 (en) * | 2010-01-04 | 2015-11-17 | Rodolfo Antonio M. Gomez | Advanced coal upgrading process for a power station |
JP6087485B2 (ja) * | 2010-02-25 | 2017-03-01 | エステー株式会社 | 芳香組成物およびこれを利用した芳香剤、消臭剤並びに抗菌剤 |
-
2015
- 2015-03-17 JP JP2015053894A patent/JP5899604B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106391654A (zh) * | 2016-09-20 | 2017-02-15 | 安德里茨(中国)有限公司 | 垃圾综合处理系统及垃圾综合处理方法 |
CN106391654B (zh) * | 2016-09-20 | 2018-07-13 | 安德里茨(中国)有限公司 | 垃圾综合处理系统及垃圾综合处理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015192997A (ja) | 2015-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5899604B2 (ja) | マイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置 | |
JP7080437B2 (ja) | 連続抽出・乾燥装置 | |
KR100389177B1 (ko) | 마이크로파 회전 건조기 | |
US9168319B2 (en) | Device and procedure for continuous treatment of waste | |
JP2017131841A (ja) | 廃棄物処理システム | |
KR20130024351A (ko) | 음식물쓰레기 처리장치 | |
KR101526171B1 (ko) | 음식물쓰레기 처리장치 | |
CN216175286U (zh) | 一种环保工程固废处理装置 | |
CN108949352B (zh) | 一种连续生产提取天然肉桂油的提取设备 | |
CN110803852A (zh) | 一种污泥输送机构、污泥干化设备及干化方法 | |
JP3057169B2 (ja) | 生ゴミの減量処理装置及び方法 | |
CN211316829U (zh) | 一种药渣脱水设备 | |
NO339255B1 (no) | Anordning for virvling av minst ett fragmentert stoff | |
KR20140042242A (ko) | 마이크로웨이브를 사용하여 음식물쓰레기를 건조처리하는 장치 | |
CN107702476B (zh) | 一种用于餐厨废弃物处理的余热回收利用装置及工艺流程 | |
KR20100116835A (ko) | 음식물 쓰레기 처리기 | |
KR20090009680U (ko) | 농산물 쓰레기 건조 장치 | |
EP4283193A1 (en) | System for the thermal treatment of municipal solid waste | |
US11491490B1 (en) | Organic waste management system | |
US11654463B2 (en) | Organic waste management system | |
CN221917746U (zh) | 一种污泥低温干化装置 | |
KR101475158B1 (ko) | 음식물 쓰레기 처리장치 | |
KR101286856B1 (ko) | 음식물처리기의 이송부재 및 이를 이용한 멸균 건조장치 | |
KR20050101530A (ko) | 마이크로웨이브를 이용한 음식물 쓰레기 처리기 | |
WO2024030631A1 (en) | Organic waste management system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150804 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20150804 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20150827 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20151104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5899604 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |