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JP5895508B2 - 通信システムおよびピックアップ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端末間において着信をピックアップ可能な通信システムおよびピックアップ方法に関する。
従来、通信網に接続する複数の端末間において音声や画像等の情報を送受信する通信システムでは、ある端末が「呼出中」の状態にある場合に、該端末とは異なる他の端末より所定操作(例えば、予め設定した特定番号のダイヤル操作など)を行うことによって、上記呼出中の端末への着信を上記他の端末で代理応答するサービスが知られており、「ピックアップサービス」と呼ばれている。
一般的なピックアップサービスにおいて、呼出中の端末への着信をピックアップ可能な他の端末は、呼出中の端末と同じピックアップグループに登録されている端末となる。例えば、図1の概念図に示すように3つのピックアップグループPUG−A,PUG−B,PUG−Cを含む通信システムにおいて、ピックアップグループPUG−Bに登録されている端末B2が呼出中の状態にあるとき、同じピックアップグループPUG−Bに登録されている各端末B1,B3は、所定操作を行うことにより呼出中の端末B2への着信をピックアップすることができる。
一方、ピックアップグループPUG−Bとは異なるピックアップグループPUB−A,PUG−Cに登録されている各端末A1,A2,C1〜C3については、呼出中の端末B2への着信をピックアップすることができない。このため、例えば、オフィス等において、休み時間や休日、夜間などの在席者が少ない状況で、呼出中の端末が属するピックアップグループの付近に誰も居ないような場合、該ピックアップグループから離れた場所の在席者が呼出中の端末まで移動して応答することが必要になり、ピックアップサービスの利便性を低下させていた。
上記のようなピックアップサービスに関連して、例えば特許文献1には、局間ピックアップ方法について、局外トランクからグループ着信があると、交換装置が全中継台/受付台に着信情報を通知し、各中継台/受付台が着信情報の分析をそれぞれ行い、他グループの着信であれば未応答状態の継続時間に応じて着信表示を行うことにより、自グループの着信だけでなく他グループの着信もピックアップ可能にする技術が開示されている。
特開2005−151490号公報
しかし、上記のようなピックアップサービスに関連した従来技術については、前述の図1に示したような通信システムにおける各端末に相当する中継台/受付台が、交換装置からの着信情報の分析、並びに、該分析結果および未応答状態の継続時間に応じた着信表示の制御を行う機能を備える必要がある。このため、個々の端末(中継台/受付台)の構成および処理動作が複雑なものになり、その結果、通信システムのコスト上昇を招くという課題がある。
また、上記従来技術に従えば、着信時からの経過時間に応じて所要のグループ内の全端
末を呼び出して、当該端末のいずれかで応答して着信をピックアップする方式となる。しかし、このようなピックアップの方式は、発信元が通信相手に指定した端末だけを呼び出し、空きの状態にある他の端末により所定操作を行って呼出中の端末への着信をピックアップするという一般的な方式とは異なっているため、既存の通信システムにおけるピックアップサービスへの応用が難しいという問題もある。
なお、前述の図1に示したような通信システムにおいて、個々のピックアップグループの範囲を広く定義することにより、ピックアップサービスの利便性を向上させることは可能である。しかし、1つのピックアップグループが広範囲に及ぶ場合、代理応答しようとする操作者が呼出中の状態にあると予期していた端末とは違う別の端末への着信をピックアップしてしまう可能性があり、ピックアップサービスの運用面で問題が生じる。また、ピックアップグループ内における呼出中の端末の判定処理に多くのステップを費やすことになるため、交換機等における処理負荷の増加を招くという欠点もある。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、呼出中の端末への着信を簡略な処理動作によって広範囲かつ確実にピックアップできる通信システムおよびピックアップ方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、複数のピックアップグループのいずれかに登録され、通信網に接続する複数の端末と、前記通信網を介して前記複数の端末間の呼処理を行うと共に、呼出中の端末への着信を空き状態の端末でピックアップする処理を行うことが可能な交換機と、を備えた通信システムを提供する。この通信システムの一態様における前記交換機は、前記複数の端末の現在の状態を示す端末状態情報、および、前記ピックアップグループ毎に、自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループを定めたピックアップグループ拡大情報を記憶する記憶手段と、前記複数の端末のうちの空き状態の端末で所定操作が行われることにより該端末から伝えられるピックアップ処理の要求を受信すると、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記ピックアップ処理の要求元の端末が属するピックアップグループ内に呼出中の端末が存在するか否かを判定し、該当する呼出中の端末が存在するとき、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行う一方、該当する呼出中の端末が存在しないときには、前記記憶手段に記憶されたピックアップグループ拡大情報を参照して、前記要求元の端末が属するピックアップグループに対応した範囲拡大対象ピックアップグループを特定し、さらに、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出して、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行うピックアップ処理手段と、を含む。
上記のような通信システムによれば、ピックアップグループ拡大情報を参照して、ピックアップ処理の要求元の端末が属するピックアップグループの範囲が拡大されるようにしたことで、交換機における簡略な処理動作によって呼出中の端末への着信を広範囲かつ確実にピックアップすることが可能になり、利便性に優れたピックアップサービスを実現することができる。
一般的なピックアップサービスを説明するための概念図である。 通信システムの一実施形態における全体構成を示す図である。 上記実施形態に用いる交換機の具体的な構成の一例を示すブロック図である。 上記実施形態の交換機におけるピックアップ処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態における各端末および交換機間での具体的なピックアップ動作を説明するためのシーケンス図である。 図5のシーケンスにおけるピックアップ動作前の端末状態情報の一例を示す図である。 図5のシーケンスにおけるピックアップグループ情報の一例を示す図である。 図5のシーケンスにおけるピックアップグループ拡大情報の一例を示す図である。 図5のシーケンスにおけるピックアップ動作後の端末状態情報の一例を示す図である。 上記実施形態に関連したピックアップ処理の応用例の流れを示すフローチャートである。 上記応用例における各端末および交換機間での具体的なピックアップ動作を説明するためのシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、通信システムの一実施形態における全体構成を示す図である。
図2において、通信システム1は、例えば、通信網2に接続する複数の端末A1〜An,B1〜Bn,C1〜Cn,D1〜Dnおよび交換機3を備える。通信網2は、例えば、移動体通信網、公衆回線網、IP(Internet Protocol)技術を利用した次世代通信網等の周知の通信網であり、各端末A1〜Dn間で交換機3を介して送受信される音声や画像等の情報を伝送する。
各端末A1〜Dnは、例えば、携帯電話や固定電話等の一般的な通信機器であり、各々の配置場所やアクセスポイント等に応じて、複数のピックアップグループPUG−A,PUG−B,PUG−C,PUG−Dのうちのいずれかに登録されている。ここでは、端末A1〜AnがピックアップグループPUG−Aに登録され、端末B1〜BnがピックアップグループPUG−Bに登録され、端末C1〜CnがピックアップグループPUG−Cに登録され、端末D1〜DnがピックアップグループPUG−Dに登録されている。なお、ここでは通信網2に接続する全端末がn台ずつ4つのピックアップグループに区分される一例を示したが、ピックアップグループの総数および個々のピックアップグループに登録される端末の台数は任意に設定することが可能である。
交換機3は、通信網2上において各端末A1〜Dn間の呼処理を行う機能を備えると共に、ある1台の端末が呼出中の状態にある場合に、該端末とは異なる他の端末で所定操作が行われることにより、呼出中の端末への着信を他の端末で代理応答するピックアップ処理を行う機能を備える。なお、交換機3は、上記呼処理およびピックアップ処理を行う各機能の他に、保留や転送などの周知の各種サービスに対応した機能を備えていてもよい。このような交換機3の具体例としては、IPネットワーク上で上記各機能を実現するSIP(Session Initiation Protocol)サーバなどがある。ただし、交換機3が上記具体例に限定されることを意味するものではない。
図3は、交換機3の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
図3において、交換機3は、CPU31にバス32を介して接続されたメモリ33、通信制御装置34および補助記憶装置35を備える。CPU31は、後述する呼処理プログラムに従って、各端末A1〜Dn間における呼設定やピックアップ等の各種サービスに対応した処理を実行する。
メモリ33は、局データを記憶するための領域33A、端末データを記憶するための領域33Bおよび呼処理プログラムを記憶するための領域33Cを有する。局データは、例
えば、各端末A1〜Dnに割り当てられる内線等の番号の設定や、ボタン操作の設定などに関するデータを含む。端末データは、各端末A1〜Dnの現在の状態を示す端末状態情報33B、各端末A1〜Dnと各ピックアップグループPUG−A〜PUG−Dとの対応関係を示すピックアップグループ(PUG)情報33B、および、ピックアップグループPUG−A〜PUG−D毎に、自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループを呼出時間に応じて段階的に定めたピックアップグループ(PUG)拡大情報33Bを含む。なお、上記局データおよび端末データは、コマンド等の保守手段によりメモリ33内に予め用意されており、当該データの追加、変更および削除等も可能である。上記端末状態情報33B、ピックアップグループ情報33Bおよびピックアップグループ拡大情報33Bの詳細については後述する。
通信制御装置34は、通信網2に対応した通信プロトコルに従って、各端末A1〜Dnに対する送信メッセージおよび受信メッセージの制御を行う。補助記憶装置35は、上記メモリ33に展開されるプログラムや各種データなどを保存する。
ここで、上記交換機3において呼処理プログラムに従いCPU31を中心に実行されるピックアップ処理の流れを図4のフローチャートを参照しながら説明する。
前述の図2に示したような通信システムにおいて、通信網2に接続する任意の端末が要求メッセージを送信すると、該要求メッセージが通信網2を介して交換機3で受信される(図4のS10)。
交換機3は、受信した要求メッセージの内容がピックアップ処理を要求するものであるか否かを判定する(S20)。ピックアップ処理の要求ではない場合、交換機3は、呼処理プログラムに従って通常の呼処理を実行する(S30)。この呼処理については後で具体例を挙げて詳しく説明する。一方、ピックアップ処理の要求である場合、交換機3は、メモリ33のピックアップグループ情報33Bを参照して、当該メッセージの要求元の端末が属するピックアップグループを特定し、そのピックアップグループ内に呼出中の状態にある端末が存在するか否かを、メモリ33の端末状態情報33Bを参照して判定する(S40)。
上記ピックアップグループ内に呼出中の端末が存在する場合、交換機3は、該呼出中の端末への着信を上記メッセージの要求元の端末でピックアップ可能にするためのピックアップ処理を実行する(S50)。このピックアップ処理についても後で具体例を挙げて詳しく説明する。一方、上記ピックアップグループ内に呼出中の端末が存在しない場合、交換機3は、呼出時間に応じてピックアップグループの範囲拡大を図るために使用する変数Nを1に設定する(S60)。
続いて、交換機3は、メモリ33のピックアップグループ拡大情報33Bを参照し、上記メッセージの要求元の端末が属するピックアップグループについて、N番目の範囲拡大対象となる他ピックアップグループが登録されているか否かを判定する(S70)。他ピックアップグループの登録がない場合、交換機3は、上記メッセージの要求元の端末に対して、ピックアップ処理を実行できないことを通知する応答メッセージを送信する(S80)。一方、他ピックアップグループの登録がある場合、交換機3は、メモリ33の端末状態情報33Bを参照し、該他ピックアップグループ内において、N番目に対応する呼出時間以上に亘り呼出中の状態にある端末が存在するか否かを判定する(S90)。
該当する呼出中の端末が存在する場合、交換機3は、前述したS50の場合と同様にして、該呼出中の端末への着信を上記メッセージの要求元の端末でピックアップ可能にするためのピックアップ処理を実行する(S100)。一方、該当する呼出中の端末が存在しない場合、交換機3は、変数Nの値に1を加算した後(S110)、前述したS70に戻
って同様の処理を繰り返す。
上記のような交換機3におけるピックアップ処理の具体例として、ピックアップグループPUG−Aに属する端末A1がピックアップグループPUG−Bに属する端末B1に電話をかけ、該端末A1から端末B1への着信をピックアップグループPUG−Cに属する端末C1でピックアップする場合を想定し、この想定における具体的な処理の内容を詳しく説明することにする。
図5は、上記想定における各端末A1,B1,C1および交換機3間でのメッセージの遣り取りを時間軸に沿って表したシーケンス図である。
図5の左上に示すように、まず、ピックアップグループPUG−Aの端末A1が、ピックアップグループPUG−Bの端末B1を通信相手として、着信メッセージINVITE(A1−B1)を送信する。この着信メッセージINVITE(A1−B1)は、通信網2を通って交換機3で受信される。
端末A1からの着信メッセージINVITE(A1−B1)を受信した交換機3は、受信メッセージがピックアップ処理を要求するものではなく、端末B1を呼び出すための処理を要求するものであることを判定して、端末A1からの着信メッセージINVITE(A1−B1)を端末B1に転送する処理を行う(図4のS10〜S30に対応)。また、交換機3は、メモリ33の端末状態情報33Bについて、端末A1の状態を「空き」から「発信中」に書き換える処理を行う。
着信メッセージINVITE(A1−B1)を受信した端末B1は、着信音を出力して「呼出中」の状態になると共に、着信メッセージINVITE(A1−B1)に対する応答として、呼出メッセージ180を端末A1に宛てて送信する。この呼出メッセージ180は、通信網2を介して交換機3で受信される。
端末B1からの呼出メッセージ180を受信した交換機3は、該呼出メッセージ180を端末A1に転送する処理を行う。また、交換機3は、メモリ33の端末状態情報33Bについて、端末B1の状態を「空き」から「呼出中」に書き換えると共に、呼出開始日時を設定する。図6は、このときの端末状態情報33Bの一例を示している。図6の例より、端末A1に対応する端末状態が「発信中」に設定され、また、端末B1に対応する端末状態および呼出開始日時が「呼出中」および「2011/06/21 16:44:32」に設定されていることが分かる。
上記交換機3の転送処理により端末B1からの呼出メッセージ180を受信した端末A1は、リングバックトーン(RBT)を出力して「発信中」の状態になる。これにより、端末A1は、「呼出中」の状態にある端末B1による応答、または、空きの状態にある他の端末による代理応答を待つことになる。
続いて、端末C1において、呼出中の端末B1への着信をピックアップするための所定操作として、例えば、予め設定された特定番号「12」がダイヤルされる。これにより、端末C1は、代理着信メッセージINVITE(C1−12)を送信する。この代理着信メッセージINVITE(C1−12)は、通信網2を通って交換機3で受信される。
代理着信メッセージINVITE(C1−12)を受信した交換機3は、メモリ33のピックアップグループ情報33Bを参照して、当該メッセージの送信元(ピックアップ処理の要求元)である端末C1がどのピックアップグループに登録されているかを特定する。図7は、ピックアップグループ情報33Bの一例を示しており、端末C1がピックアップグループPUG−Cに登録されていることが確認される。なお、図7のピックアッ
プグループ情報33Bの一例において、登録端末の括弧内の番号は、当該端末に割り当てられた内線等の番号を表している。本明細書中の説明では、各端末の識別子として各々の符号A1〜Dnを用いているが、上記内線等の番号を利用して各端末を識別するようにしてもよい。
端末C1がピックアップグループPUG−Cに属することが特定されると、交換機3は、メモリ33の端末状態情報33B(図6)を参照して、該ピックアップグループPUG−C内に呼出中の端末が存在するか否かを判定する(図4のS40に対応)。ここでは、ピックアップグループPUG−B内の端末B1だけが呼出中の状態にあるため、交換機3は、ピックアップグループPUG−C内に呼出中の端末は存在しないことを判定する。この判定結果を受けて、交換機3は、端末B1の呼出時間に応じたピックアップグループの範囲拡大を図ることになる。このピックアップグループの範囲拡大は、メモリ33のピックアップグループ拡大情報33Bを参照し、ピックアップグループPUG−Cについて、段階的に登録されている他ピックアップグループを加えることにより行われる(図4のS60〜S110に対応)。
図8は、ピックアップグループ拡大情報33Bの一例を示している。このピックアップグループ拡大情報33Bでは、ピックアップ処理の要求元となるピックアップグループPUG−Cについて、1回目(No.1)の範囲拡大として、呼出時間「20秒」、拡大ピックアップグループ(PUG)「B」が登録されており、また、2回目(No.2)の範囲拡大として、呼出時間「40秒」、拡大ピックアップグループ「A,D」が登録されている。なお、拡大ピックアップグループは、範囲拡大対象となる他ピックアップグループを示している。つまり、20秒以上に亘って呼出中の状態にある端末がピックアップグループPUG−B内に存在する場合、または、40秒以上に亘って呼出中の状態にある端末がピックアップグループPUG−A内若しくはピックアップグループPUG−D内に存在する場合に、当該呼出中の端末への着信をピックアップグループPUG−Cの端末C1〜Cnによりピックアップ可能となる。
具体的には、ピックアップグループPUG−Cの端末C1からピックアップ要求があった場合、呼出開始直後から20秒経過前までの期間について、同じピックアップグループPUG−C内の他の端末C2〜Cnへの着信がピックアップ可能となる。また、20秒経過後から40秒経過前までの期間については、同じピックアップグループPUG−C内の他の端末C2〜Cnに加えて、異なるピックアップグループPUG−B内の端末B1〜Bnへの着信がピックアップ可能となる。さらに、40秒経過以降については、ピックアップグループPUG−B,PUG−C内の端末B1〜Bn,C2〜Cnに加えて、ピックアップグループPUG−A,PUG−D内の端末A1〜An,D1〜Dnへの着信がピックアップ可能となる。このような呼出時間に応じたピックアップグループの範囲拡大は、例えば、オフィス等において、呼出開始直後は同一グループ内、その後20秒経過が経過すると同一課内、さらに40秒が経過すると同一フロア内でピックアップ可能となるようなピックアップサービスの運用形態を実現するのに好適である。
前述の図5に示したシーケンスに戻ると、端末B1の呼出開始から端末C1による最初のピックアップ要求を受けるまでの経過時間は約10秒となっている。端末B1の呼出時間が20秒未満のタイミングでは、要求元と同じピックアップグループPUG−C内だけがピックアップ可能となるが、該ピックアップグループPUG−C内に呼出中の端末は存在していない。このため、上記タイミングにおいて呼出中の端末B1への着信を端末C1でピックアップすることは認められない。そこで、交換機3は、端末C1からの最初の代理着信メッセージINVITE(C1−12)に対する応答として、ピックアップ可能な呼出中の端末が存在しないためピックアップ要求を拒否することを通知するエラーメッセージ404を端末C1に返信する(図4のS80に対応)。
交換機3からのエラーメッセージ404を受信した端末C1は、最初のピックアップ要求を一旦取り消し、所要の時間が経過した後に改めて特定番号「12」をダイヤル操作することにより、2度目の代理着信メッセージINVITE(C1−12)を送信する。端末C1から通信網2を介して2度目の代理着信メッセージINVITE(C1−12)を受信した交換機3は、前述した最初の代理着信メッセージINVITE(C1−12)の受信時と同様の処理を実行する。
このとき、図5に示したシーケンスでは、端末B1の呼出開始から端末C1による2度目のピックアップ要求を受けるまでの経過時間が20秒を超えており、これは図8に示したピックアップグループ拡大情報33Bにおける1回目の範囲拡大の条件を満たしているので、交換機3は、端末C1でピックアップ可能な呼出中の端末として、ピックアップグループPUG−B内の端末B1を検出する。これにより、交換機3は、各端末A1,C1に対して各々の要求が承認されたことを示す応答メッセージ200を送信する。
交換機3からの応答メッセージ200を受信した各端末A1,C1は、該応答メッセージ200に対する確認通知メッセージACKを交換機3に返信する。各端末A1,C1からの確認通知メッセージACKを受信した交換機3は、端末A1と端末C1との間の呼設定を行って通信中の状態にすると共に、メモリ33の端末状態情報33Bについて、端末A1の状態を「発信中」から「通信中」に書き換え、端末C1の状態を「空き」から「通信中」に書き換える。
そして、交換機3は、端末B1に対する呼出を取り消すための取消メッセージCANCELを端末B1に送信する。交換機3からの取消メッセージCANCELを受信した端末B1は、取消を了承する応答メッセージ200を交換機3に送る。端末B1からの応答メッセージ200を受信した交換機3は、確認通知メッセージACKを端末B1に返すと共に、メモリ33の端末状態情報33Bについて、端末B1の状態を「呼出中」から「空き」に書き換え、かつ、呼出開始日時をクリアする。このときの端末状態情報33Bの一例を図9に示しておく。交換機3からの確認通知メッセージACKを受信した端末B1は、着信音の出力を停止して「空き」の状態となる。
その後、端末A1が呼切断メッセージBYEを送信すると、該呼切断メッセージBYEが通信網2および交換機3を介して端末C1に転送される。そして、端末A1からの呼切断メッセージBYEを受けた端末C1が応答メッセージ200を端末A1に返すことにより、端末A1,C1間における通信が終了する。
以上のように通信システム1によれば、呼出時間に応じてピックアップグループの範囲が拡大されるようにしたことで、交換機3における簡略な処理動作によって呼出中の端末への着信を広範囲かつ確実にピックアップすることが可能になる。これにより、オフィス等において、呼出中の状態が長く続いている端末があっても、離れた場所から呼出中の端末まで移動して応答する必要がなくなるため、利便性に優れたピックアップサービスを実現することができる。
なお、上記ピックアップサービスにおいては、ピックアップグループの範囲拡大に伴い、ピックアップ可能な端末の検出処理に費やすステップ数が増加する特性があるので、比較的小規模な通信システム1への適用が特に有効である。
次に、上述した通信システム1におけるピックアップ処理の応用例について説明する。この応用例では、呼出中の端末への着信をピックアップするための所定操作として、例えば、2種類の特定番号「12」および「13」を使い分けてダイヤル操作することにより
、呼出時間に応じてピックアップグループの範囲拡大を行うか、呼出時間に関係なくピックアップグループの範囲拡大を行うかを選択できるようにしている。
図10は、上記ピックアップ処理の応用例の流れを示すフローチャートである。なお、上述の図4に示したフローチャートと同様のステップには同じ符号を付して説明を省略する。また、上記応用例における通信システム1の全体構成および交換機3の構成は上述の図2および図3に示した構成と同一であるため、ここでの説明を省略する。
図10において、交換機3は、上述の図4に示した処理と同様にして、受信メッセージがピックアップ処理の要求である場合に、要求元の端末が属するピックアップグループ内に呼出中の端末が存在するか否かを判定する(S10〜S40)。そして、該当する呼出中の端末が存在しない場合、交換機3は、メモリ33のピックアップグループ拡大情報33Bを参照して、要求元の端末が属するピックアップグループについて、N番目の範囲拡大対象となる他ピックアップグループが登録されているか否かを判定し、登録が無い場合にピックアップ不可の応答メッセージを要求元の端末に送信する(S60〜S80)。
一方、N番目の範囲拡大対象となる他ピックアップグループの登録があった場合、交換機3は、要求元の端末においてダイヤル操作された特定番号が「12」であるか否かを判定する(S85)。特定番号が「12」であった場合、交換機3は、上述の図4に示した処理と同様にして、メモリ33の端末状態情報33Bを参照し、上記他ピックアップグループ内に、N番目に対応した呼出時間以上に亘り呼出中の状態にある端末が存在するか否かを判定する(S90)。
これに対して、特定番号が「12」でなかった場合、すなわち、特定番号が「13」の場合、交換機3は、メモリ33の端末状態情報33Bを参照し、上記他のピックアップグループ内に、呼出中の状態にある端末が存在するか否かを判定する(S95)。つまり、特定番号「13」のダイヤル操作によりピックアップ要求がなされた場合、交換機3は、呼出時間の制限を受けることなく、範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出し、該呼出中の端末への着信をピックアップ可能にする。なお、上記S90またはS95の判定において呼出中の端末が検出されなかった場合、交換機3は、変数Nの値に1を加算した後(S110)、S70に戻って同様の処理を繰り返す。
ここで、上記のようなピックアップ処理の応用例についても、前述の図5に示した場合と同様な具体例を想定して処理内容の詳細な説明を行うことにする。
図11は、上記応用例について図5と同様にして作成したシーケンス図である。図11に示すシーケンスが前述した図5のシーケンスと異なっている点は、端末C1からの最初の代理着信メッセージINVITE(C1−12)に対して、交換機3がエラーメッセージ404を返信することで、端末C1によるピックアップ要求が一旦取り消された直後に、端末C1で特定番号「13」がダイヤル操作されて、代理着信メッセージINVITE(C1−13)が端末C1から交換機3に送信され、該代理着信メッセージINVITE(C1−13)によりピックアップ動作が行われている点である。
具体的に、端末C1からの代理着信メッセージINVITE(C1−13)を受信した交換機3は、メモリ33のピックアップグループ情報33B(図7)および端末状態情報33B(図6)を参照して、要求元の端末C1が属するピックアップグループPUG−C内に呼出中の端末が存在しないことを判定した後に、ピックアップグループの範囲拡大を図る。
このピックアップグループの範囲拡大において、交換機3は、まず、メモリ33のピックアップグループ拡大情報33B(図8)を参照し、要求元の端末C1が属するピック
アップグループPUG−Cについて、N=1番目の範囲拡大対象としてピックアップグループPUG−Bが登録されていることを確認する。そして、交換機3は、端末C1による今回のピックアップ要求が特定番号「13」のダイヤル操作によるものであることを確認した後(図10のS85に対応)、メモリ33の端末状態情報33B(図6)を参照して、N=1に対応した呼出時間(20秒)にかかわらず、ピックアップグループPUG−B内に呼出中の端末が存在するか否かを判定する(図10のS95に対応)。
図11に示したシーケンスにおいて、端末B1の呼出開始から代理着信メッセージINVITE(C1−13)の受信時までの呼出時間は約12秒であるが、交換機3は、この呼出時間の制約を受けることなく、呼出中の端末B1をピックアップ可能な端末として検出する。仮に、ピックアップグループPUG−B内に呼出中の端末が存在していない場合を想定すると、交換機3は、変数Nを+1して、ピックアップグループ拡大情報33BにおけるN=2番目の拡大範囲に登録されているピックアップグループPUG−A,PUG−D内に存在する呼出中の端末を、呼出時間にかかわらずピックアップ可能な端末として検出する。つまり、特定番号「13」のダイヤル操作によるピックアップ要求では、ピックアップグループ拡大情報33Bにおいて、要求元のピックアップグループに対応して登録されている全ての範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末が、呼出時間に関係なくピックアップ可能とされることになる。
上記のようにして端末C1によりピックアップ可能な呼出中の端末B1が検出されると、交換機3は、各端末A1,C1に対して応答メッセージ200を送信し、各々の端末A1,C1から返信される確認通知メッセージACKを受けて、端末A1と端末C1との間の呼設定を行って通信中の状態にする。また、交換機3は、端末B1に対して取消メッセージCANCELを送信して、端末B1での着信音の出力を停止させる。
上述したようなピックアップ処理の応用例によれば、2種類の特定番号「12」および「13」を使い分け、ピックアップグループの範囲拡大を呼出時間に応じて行うか、或いは呼出時間に関係なく行うかを選択可能にしたことで、より一層利便性に優れたピックアップサービスを実現することができる。
なお、図8に示したピックアップグループ拡大情報33Bの一例における要求元のピックアップグループPUG−Dについての登録内容、すなわち、No.1に対応した呼出時間が「0秒」、拡大ピックアップグループが「A,B,C」(要求元を除いた全てのピックアップグループ)という設定については、上述した応用例における特定番号「13」のダイヤル操作によるピックアップ要求の場合と同様なピックアップグループの範囲拡大が行われることになる。すなわち、ピックアップグループPUG−Dに属する端末において、特定番号「12」のダイヤル操作によるピックアップ要求があったとしても、交換機3は、要求元と同じピックアップグループPUG−D内に呼出中の端末が存在していない場合に、要求元を除いた全ての範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を、呼出時間に関係なく(0秒)、ピックアップ可能とすることになる。
上記のようなピックアップグループ拡大情報33Bの設定内容を考慮すると、複数のピックアップグループのうちで特定のピックアップグループのみについて呼出時間に関係なくピックアップグループの範囲拡大を行いたい場合には、該特定のピックアップグループに対して図8のピックアップグループ拡大情報33Bにおける要求元のピックアップグループPUG−Dと同様な登録を行うようにする。一方、任意のピックアップグループについて呼出時間に関係なくピックアップグループの範囲拡大を行いたい場合には、上述した応用例のような特定番号の使い分けを行うようにするのが有効である。
以上の実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 複数のピックアップグループのいずれかに登録され、通信網に接続する複数の端末と、前記通信網を介して前記複数の端末間の呼処理を行うと共に、呼出中の端末への着信を空き状態の端末でピックアップする処理を行うことが可能な交換機と、を備えた通信システムであって、
前記交換機は、
前記複数の端末の現在の状態を示す端末状態情報、および、前記ピックアップグループ毎に、自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループを定めたピックアップグループ拡大情報を記憶する記憶手段と、
前記複数の端末のうちの空き状態の端末で所定操作が行われることにより該端末から伝えられるピックアップ処理の要求を受信すると、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記ピックアップ処理の要求元の端末が属するピックアップグループ内に呼出中の端末が存在するか否かを判定し、該当する呼出中の端末が存在するとき、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行う一方、該当する呼出中の端末が存在しないときには、前記記憶手段に記憶されたピックアップグループ拡大情報を参照して、前記要求元の端末が属するピックアップグループに対応した範囲拡大対象ピックアップグループを特定し、さらに、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出して、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行うピックアップ処理手段と、を含むことを特徴とする通信システム。
(付記2) 付記1に記載の通信システムであって、
前記記憶手段は、前記ピックアップグループ毎に、自ピックアップグループの範囲拡大が可能になる呼出時間を定めた前記ピックアップグループ拡大情報を記憶し、
前記ピックアップ処理手段は、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出する際に、呼出開始からピックアップ処理の要求受信時までの時間が、前記記憶手段のピックアップグループ拡大情報に定められた呼出時間以上に該当する端末の状態を呼出中とすることを特徴とする通信システム。
(付記3) 付記2に記載の通信システムであって、
前記ピックアップグループ拡大情報は、自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループおよび当該範囲拡大が可能になる呼出時間が段階的に定められていることを特徴とする通信システム。
(付記4) 付記2または3に記載の通信システムであって、
前記ピックアップ処理手段は、前記要求元の端末で2種類以上の所定操作が選択的に行われることによりピックアップ処理が要求されたとき、前記範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出する際に、前記要求元の端末での所定操作の種類に応じて、前記記憶手段のピックアップグループ拡大情報に定められた呼出時間を使用するか否かを決めることを特徴とする通信システム。
(付記5) 付記1〜4のいずれか1つに記載の通信システムであって、
前記交換機は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバであることを特徴とする通信システム。
(付記6) 複数のピックアップグループのいずれかに登録された複数の端末について、呼出中の端末への着信を空き状態の端末でピックアップ可能にするためのピックアップ方法であって、
前記複数の端末間の呼処理を行う交換機が、
前記複数の端末の現在の状態を示す端末状態情報を記憶すると共に、前記ピックアップグループ毎に、自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループを定めたピックアップグループ拡大情報を記憶し、
前記複数の端末のうちの空き状態の端末で所定操作が行われることにより該端末から伝えられるピックアップ処理の要求を受信し、
前記端末状態情報に基づいて、前記ピックアップ処理の要求元の端末が属するピックアップグループ内に呼出中の端末が存在するか否かを判定し、
該当する呼出中の端末が存在するとき、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行い、
該当する呼出中の端末が存在しないときには、前記ピックアップグループ拡大情報を参照して、前記要求元の端末が属するピックアップグループに対応した範囲拡大対象ピックアップグループを特定し、
さらに、前記端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出し、
該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行うことを特徴とするピックアップ方法。
(付記7) 付記6に記載のピックアップ方法であって、
前記ピックアップグループ拡大情報として、前記ピックアップグループ毎に、自ピックアップグループの範囲拡大が可能になる呼出時間が定められており、
前記端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出する際に、呼出開始からピックアップ処理の要求受信時までの時間が、前記ピックアップグループ拡大情報に定められた呼出時間以上に該当する端末の状態を呼出中とすることを特徴とするピックアップ方法。
(付記8) 付記7に記載のピックアップ方法であって、
前記ピックアップグループ拡大情報として、自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループおよび当該範囲拡大が可能になる呼出時間が段階的に定められていることを特徴とするピックアップ方法。
(付記9) 付記7または8に記載のピックアップ方法であって、
前記要求元の端末で2種類以上の所定操作が選択的に行われることによりピックアップ処理が要求されたとき、前記範囲拡大対象ピックアップグループ内に存在する呼出中の端末を検出する際に、前記要求元の端末での所定操作の種類に応じて、前記ピックアップグループ拡大情報に定められた呼出時間を使用するか否かを決めることを特徴とするピックアップ方法。
1…通信システム
2…通信網
3…交換機
31…CPU
32…バス
33…メモリ
33A,33B,33C…領域
33B…端末状態情報
33B…ピックアップグループ情報
33B…ピックアップグループ拡大情報
34…通信制御装置
35…補助記憶装置
A1〜An,B1〜Bn,C1〜Cn,D1〜Dn…端末
PUG−A,PUG−B,PUG−C,PUG−D…ピックアップグループ

Claims (6)

  1. 複数のピックアップグループのいずれかに登録され、通信網に接続する複数の端末と、前記通信網を介して前記複数の端末間の呼処理を行うと共に、呼出中の端末への着信を空き状態の端末でピックアップする処理を行うことが可能な交換機と、を備えた通信システムであって、
    前記交換機は、
    前記複数の端末の現在の状態を示す端末状態情報、および、前記ピックアップグループ毎に、呼出中の端末の呼出時間に応じて自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループを定めたピックアップグループ拡大情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の端末のうちの空き状態の端末で所定操作が行われることにより該端末から伝えられるピックアップ処理の要求を受信すると、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記ピックアップ処理の要求元の端末が属するピックアップグループ内に呼出中の端末が存在するか否かを判定し、該当する呼出中の端末が存在するとき、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行う一方、該当する呼出中の端末が存在しないときには、前記記憶手段に記憶されたピックアップグループ拡大情報を参照して、前記要求元の端末が属するピックアップグループに対応した範囲拡大対象ピックアップグループを特定し、さらに、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループにおいて前記呼出時間以上に亘って呼出中の端末を検出して、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行うピックアップ処理手段と、を含むことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記記憶手段は、前記ピックアップグループ毎に、自ピックアップグループの範囲拡大が可能になる前記呼出時間を定めた前記ピックアップグループ拡大情報を記憶し、
    前記ピックアップ処理手段は、前記記憶手段に記憶された端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループにおいて前記呼出時間以上に亘って呼出中の端末を検出する際に、呼出開始からピックアップ処理の要求受信時までの時間が、前記記憶手段のピックアップグループ拡大情報に定められた前記呼出時間以上に該当する端末の状態を呼出中とすることを特徴とする通信システム。
  3. 請求項2に記載の通信システムであって、
    前記ピックアップグループ拡大情報は、自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループおよび当該範囲拡大が可能になる前記呼出時間が段階的に定められていることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項2または3に記載の通信システムであって、
    前記ピックアップ処理手段は、前記要求元の端末で2種類以上の所定操作が選択的に行われることによりピックアップ処理が要求されたとき、前記範囲拡大対象ピックアップグループにおいて前記呼出時間以上に亘って呼出中の端末を検出する際に、前記要求元の端末での所定操作の種類に応じて、前記記憶手段のピックアップグループ拡大情報に定められた前記呼出時間を使用するか否かを決めることを特徴とする通信システム。
  5. 複数のピックアップグループのいずれかに登録された複数の端末について、呼出中の端末への着信を空き状態の端末でピックアップ可能にするためのピックアップ方法であって、
    前記複数の端末間の呼処理を行う交換機が、
    前記複数の端末の現在の状態を示す端末状態情報を記憶すると共に、前記ピックアップグループ毎に、呼出中の端末の呼出時間に応じて自ピックアップグループの範囲拡大対象となる他ピックアップグループを定めたピックアップグループ拡大情報を記憶し、
    前記複数の端末のうちの空き状態の端末で所定操作が行われることにより該端末から伝えられるピックアップ処理の要求を受信し、
    前記端末状態情報に基づいて、前記ピックアップ処理の要求元の端末が属するピックアップグループ内に呼出中の端末が存在するか否かを判定し、
    該当する呼出中の端末が存在するとき、該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行い、
    該当する呼出中の端末が存在しないときには、前記ピックアップグループ拡大情報を参照して、前記要求元の端末が属するピックアップグループに対応した範囲拡大対象ピックアップグループを特定し、
    さらに、前記端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループにおいて前記呼出時間以上に亘って呼出中の端末を検出し、
    該呼出中の端末への着信を前記要求元の端末でピックアップする処理を行うことを特徴とするピックアップ方法。
  6. 請求項5に記載のピックアップ方法であって、
    前記ピックアップグループ拡大情報として、前記ピックアップグループ毎に、自ピックアップグループの範囲拡大が可能になる前記呼出時間が定められており、
    前記端末状態情報に基づいて、前記範囲拡大対象ピックアップグループにおいて前記呼出時間以上に亘って呼出中の端末を検出する際に、呼出開始からピックアップ処理の要求受信時までの時間が、前記ピックアップグループ拡大情報に定められた前記呼出時間以上に該当する端末の状態を呼出中とすることを特徴とするピックアップ方法。
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