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JP5892804B2 - レーザ点火装置 - Google Patents

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JP5892804B2
JP5892804B2 JP2012028260A JP2012028260A JP5892804B2 JP 5892804 B2 JP5892804 B2 JP 5892804B2 JP 2012028260 A JP2012028260 A JP 2012028260A JP 2012028260 A JP2012028260 A JP 2012028260A JP 5892804 B2 JP5892804 B2 JP 5892804B2
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Description

本発明は、内燃機関の点火に用いられるレーザ点火装置に関する。特に、高か級、高圧縮の自動車用エンジン、シリンダボア径の大きいエンジン、天然ガスを用いた発電用エンジン等の難着火性エンジンの点火に好適なものである。
近年、高過給エンジン、高圧縮エンジン、シリンダ内径の大きな天然ガスエンジン等、難着火性の内燃機関の点火に、フラッシュランプ、半導体レーザ等の励起用光源から波振した励起光をQスイッチ式のレーザ媒質を含むレーザ共振器に照射し、短いパルス幅でエネルギを集中させて放出するパルスレーザとして発振させ、さらにパルスレーザを集光レンズなどの光学素子を用いて、混合気中に集光して、エネルギ密度の高い火炎核を発生させることにより、内燃機関の点火を行うレーザ点火装置について種々提案されている。
例えば、非特許文献1には、気体燃料エンジンの点火に用いられるレーザ点火装置において、レーザ光のエネルギ密度が一定以上の範囲で燃焼室窓の表面に堆積した汚れを焼き切る効果が発揮され、そのエネルギ密度が燃焼室窓ガラスの強度限界に近いことが示されている。
また、特許文献1には、保護ガラスの表面に付着した汚れを検出する手段と、汚れ除去用のレーザ光を発振する汚れ除去手段を備えたレーザ点火装置が開示されている。
ところが、非特許文献1や特許文献1にあるように、保護ガラスの表面に堆積した汚れを除去すべく、所定のエネルギ密度のレーザ光を照射すると、汚れの付着した保護ガラスが擬似的な鏡となって、照射したレーザ光の一部又は全部が反射して集光レンズ側で焦点を結ぶことが判明した。
このとき、反射光の焦点付近に保護ガラスや集光レンズ等の光学系の固体物があると、その部分に反射光のエネルギが集中し、プラズマや衝撃波を発生して、保護ガラスや集光レンズの内部にクラックが発生したり、集光レンズの表面に施されたARコーティング膜が剥がれたりする等、光学系の損傷を招く虞があることが判明した。
集光レンズ等の光学系にクラックや、ARコーティング膜の剥離等が発生するとそこを通過する際にレーザ光の散乱を招き、燃焼室内に集光されるレーザ光の着火エネルギが低下し、安定した着火が困難となる虞がある。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑みなされたもので、保護ガラスの表面に付着した汚れを確実に除去しつつ、反射光による光学系素子の損傷を防ぎ、安定した着火を実現可能なレーザ点火装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、内燃機関(5)に設けられ、励起用光源(2)から励起光調整光学素子(10)を介して導入した励起光(LSRPMP)を、Qスイッチ(111)とレーザ媒質(110)とを含むレーザ共振器(11)に照射し、短いパルス幅でエネルギを集中させて放出するパルスレーザ(LSRPLS)として発振し、該パルスレーザのビーム径を一旦、パルスレーザ拡張光学素子(12)によって拡張した後、パルスレーザ集光光学素子(13)を用いて、上記内燃機関の燃焼室(500)内に導入した混合気内の所定位置における集光点(FP)に集光して、エネルギ密度の高いプラズマ火炎核を発生させて、上記内燃機関の点火を行うレーザ点火装置であって、上記パルスレーザ集光光学素子は、上記燃焼室側へ向かって凸となる形状のレンズであり、
上記パルスレーザ集光光学素子を上記燃焼室から隔離して保護すべく上記燃焼室を臨む位置に、平行平板形状の保護用光学窓(14)を設け、該保護用光学窓を構成する光学素子材料がサファイアであり、その燃焼室側の表面を基準面(142)として、上記集光点に対して基端側に向かって略対称の位置となる反射光集光点(BFP)が上記パルスレーザ集光光学素子より上記基端側の領域に位置する
請求項2の発明では、上記パルスレーザ集光光学素子の先端側表面から上記集光点までの距離を集光距離(LFP)とし、上記パルスレーザ集光光学素子の肉厚を集光素子厚(TFL)とし、上記保護用光学窓の先端側表面から上記集光点までの距離を焦点表面間距離(LSF)とし、上記保護用光学窓の肉厚を光学窓厚(TCG)とし、上記集光光学素子の先端側表面から上記保護用光学窓の基端側表面までの距離を素子窓間距離(G)としたとき、上記集光距離(LFP)よりも、上記集光素子厚(TFL)と上記光学窓厚(TCG)と上記素子窓間距離(G)との合計が短くなるように、即ち、LFP=LSF+TCG+G、LFP+TFL<2LSFの関係を満たすように設定する。
請求項3の発明では、上記パルスレーザが上記保護用光学窓の表面を通過する際のエネルギ密度(FISRF)が、上記保護用光学窓の表面に付着した付着物(DP)を燃焼除去可能なエネルギ密度である付着物可燃閾値(FIDEP)以上である。
請求項4の発明では、上記パルスレーザ、又は、その反射光が、上記パルスレーザ集光光学素子、及び、上記保護用光学窓を通過する際のエネルギ密度(FISRF/FIBCK)が、これらを構成する光学素子材料の破損強度閾値(FIBRK)以下である。
請求項5の発明では、上記パルスレーザが、上記保護用光学窓の表面を通過する際のエネルギ密度(FISRF)が、400MW/cm以上である。
請求項6の発明では、上記パルスレーザ集光光学素子を構成する光学素子材料が石英、または、サファイアのいずれかであって、上記パルスレーザ、又は、その反射光が、上記パルスレーザ集光光学素子、又は、上記保護用光学窓を通過する際のエネルギ密度(FISRF/FIBCK)が、40.5GW/cm以下である。
本発明によれば、上記保護用光学窓の表面に煤などが付着し、擬似的な鏡となって、上記パルスレーザ(LSRPLS)が、上記保護用光学窓の表面で反射されても、その反射光の集光する反射光集光点(BFP)に上記集光光学素子や、上記保護用光学窓を構成する固体物が存在せず、しかも、上記保護用光学窓によって上記燃焼室と隔離されており、燃焼室内のようにパルスレーザのエネルギの吸収が可能な高い圧力の混合気が存在せず、その周囲に存在するのは固体物に比べて遙かに密度の低い大気のみであるため、反射光集光点でプラズマを発生することなく拡散し、上記集光光学素子や上記保護用光学窓が損傷することがない。
また、上記保護用光学窓の表面に煤等が付着しても、上記パルスレーザがその表面を通過する際のエネルギ密度が、上記付着物可燃閾値FIDEP以上、具体的には、400MW/cm以上である場合には、上記保護用光学窓の表面に付着した煤等の付着物が燃焼除去され、常に上記保護用光学窓の表面が清浄に保たれ、煤等の付着による疑似ミラーの形成を抑制し、上記反射光による光学系の損傷を防ぐと共に、上記集光点に集光するエネルギ密度を高く維持できる。
さらに、上記反射光が上記集光光学素子、又は、上記保護用光学窓の内部で集光しない場合であっても、集光点が上記集光光学素子、又は、上記保護用光学窓の表面から近い位置であると、その近傍で、上記集光光学素子、又は、上記保護用光学窓の内部でエネルギ密度が高くなり、その部分の損傷を招く虞がある。
しかし、本発明のように、上記パルスレーザ、又は、その反射光が、上記集光光学素子、又は上記保護用窓を通過する際のエネルギ密度が、一定の破損強度閾値FIBRK以下である場合、具体的には、上記光学素子材料が石英、又は、サファイアのいずれかであり、上記集光光学素子、又は上記保護用窓を通過する際のエネルギ密度が40.5GW/cm以下の場合には、光学系の破損を招く虞がない。
したがって、本発明によれば、安定した着火性能を示す信頼性の高いレーザ点火装置が実現できる。
本発明の第1の実施形態におけるレーザ点火装置の概要を示す断面図。 本発明の第1の実施形態におけるレーザ点火装置の効果を示し、(a)は、正常なパルスレーザ出力状態における要部断面図、(b)は、疑似ミラーが形成された場合のパルスレーザ出力状態における要部断面図。 光学素子の破損を起こすエネルギ密度を知るために行った試験方法を示す模式図。 試料表面から集光点までの距離と集光強度、及び、破損に至る集光強度との関係を示す特性図。 デポジット除去効果を発揮するエネルギ密度を知るために行った試験方法を示す模式図。 集光光学系の組合せによって保護ガラス表面の集光径を変えて行った試験方法を示す模式図。 試料表面におけるビーム直径と集光強度とデポジットの消失領域との関係について図5、図6に示した各試験条件の試験結果を示す特性図 集光レンズと保護ガラスとの位置関係を変化させた場合の本発明の効果を発揮する範囲と発揮し得ない範囲を示す要部断面図。
図1を参照して本発明の第1の実施形態におけるレーザ点火装置1の概要について説明する。
本実施形態におけるレーザ点火装置1は、詳述略の内燃機関5に設けられ、エンジン制御装置4(以下、ECU4と称する。)と、励起光源駆動制御装置3(以下、DRV3と称する。)と、励起用光源2(以下、LD2と称する。)と、励起光調整光学素子10(以下、励起光レンズ10と称する。)と、レーザ共振器11(以下、共振器11と称する。)と、パルスレーザ拡張光学素子12(以下、拡張レンズ12と称する。)と、パルスレーザ集光光学素子13(以下、集光レンズ13と称する。)と、保護用光学窓14(以下、保護ガラス14と称する。)と、ハウジング15とによって構成されている。
ECU4は、内燃機関5の運転状況に応じて点火信号IGtを出力する。
その点火信号IGtにしたがって、DRV3が制御され、LD2への駆動電圧の供給と停止とが行われる。
LD2は、半導体レーザ等の公知の励起光源を具備し、DRV3から供給されたエネルギを高周波の励起光LSRPMPに変換し、図略の光ファイバを経由して励起光レンズ10に励起光LSRPMPを入射する。なお、光ファイバには、例えば、NA<0.09(NAは、Numerical Aperture、開口数)、コア径600μmの公知の光ファイバを用いることができる。
LD2から導入した励起光LSRPMPは、励起光レンズ10を介して、一定のビーム径を有する平行光となり、共振器11に照射される。
共振器11に入射された励起光LSRPMPは、短いパルス幅でエネルギを集中させて放出するパルスレーザLSRPLSとして発振される。
パルスレーザLSRPLSは、一旦、拡張レンズ12によってビーム径が拡張された後、集光レンズ13を用いて、内燃機関5の燃焼室500内に導入した混合気内の所定位置における集光点FPに集光される。
集光点FPにおいて、エネルギ密度の高いプラズマ火炎核が発生し、内燃機関5の点火が行われる。
本発明のレーザ点火装置1は、特に、気体燃料エンジンや、高過給気エンジン等の難着火性エンジンの点火に優れた着火性を発揮するものである。
本発明のレーザ点火装置1は、集光レンズ13を燃焼室500から隔離して保護すべく燃焼室500を臨む位置に設けた保護ガラス14の燃焼室側の表面を基準面142として、集光点FPに対して基端側に向かって略対称の位置となる反射光集光点BFPが集光レンズ13、保護ガラス14を構成する固体物質が存在しない領域に位置する
励起光レンズ10は、LD2から入射された励起光LSRPMPを一定のビーム径を有する平行光に調整して、共振器11に出射する。
励起光レンズ10のレンズ基体100には、光学ガラス、耐熱ガラス、石英ガラス、サファイアガラス等の公知の光学素子材料が用いられ、入射面101が先端側に向かって凹面状に窪み、出射面102が先端側に向かって凸面状に膨らんで、それぞれが異なる曲率半径を有する非球面レンズを構成して一体的に形成されている。
励起光レンズ10に入射面101と出射面102のそれぞれには、励起光LSRPMPの反射を抑制すべく、フッ化マグネシウム等の公知のARコーティングが施されている。
共振器11は、励起光LSRPMPの反射を抑制するARコーティング112と、励起光LSRPMPの入射は許容し、レーザ媒質110内からの戻り光を全反射する全反射鏡111と、レーザ媒質110と、受動Qスイッチ113と、励起光LSRPMPをレーザ媒質側に反射し、所定の閾値を超えるパルスレーザLSRPLSは出射する部分反射鏡114が一体に形成されている。
レーザ媒質110には、例えば、YAG単結晶にNdをドーピングしたNd:YAG等、公知のレーザ媒質が用いられている。
また、受動Qスイッチ113には、YAG単結晶にCr4+をドーピングしたCr:YAG等公知の受動Qスイッチが用いられている。
共振器11は、共振器11内に導入された励起光LSRPMPを共振、増幅させ、エネルギ密度の高いパルスレーザLSRPLSとして出射する。
共振器11から放出されるパルスレーザLSPPLSは、例えば、M=1.2〜1.4の集光性が高く、約φ1.2mmのビーム径を有する平行光となっている。
なお、共振器11は、上記構成に限定するものではなく、レーザ媒質110には, 公知のNd:YVO、Nd:GVO、Nd:GGG、Nd:SUAP、Yb:YAG、Yb:LUAG、等を、 受動Qスイッチ113には、Cr:GGG、V:YAG、Co:スピネル等を適宜採用できる。
共振器11から出射されたパルスレーザLSRPLSは、一旦、拡張レンズ12によってビーム径が広げられ、集光レンズ13によって燃焼室内の所定の集光点FPに集光することによってエネルギ密度を高くしている。
拡張レンズ12を構成する拡張レンズ基体120には、光学ガラス、耐熱ガラス、石英ガラス、サファイアガラス等の公知の光学素子材料が用いられている。
拡張レンズ12の入射面121と出射面122のそれぞれには、パルスレーザLSRPLPを反射するARコーティングが施されている。
また、拡張レンズ12は、入射面121と出射面122とが異なる曲率半径を有する一体の非球面レンズとなっている。
集光レンズ13を構成する集光レンズ基体130には、光学ガラス、耐熱ガラス、石英ガラス、サファイアガラス等の公知の光学素子材料が用いられている。
集光レンズ13の入射面131と出射面132のそれぞれには、パルスレーザLSRPLPを反射するARコーティングが施されている。
また、集光レンズ13は、入射面131と出射面132とが異なる曲率半径を有する一体の非球面レンズとなっている。
保護ガラス14は、燃焼室内を臨み、燃焼室内の熱、圧力、燃料、煤等による汚染等から集光レンズ13を保護している。
保護ガラス14には、光学ガラス、耐熱ガラス、石英ガラス、サファイアガラス等の公知の光学素子材料が用いられている。
保護ガラス14の入射面141には、集光レンズ13から出射されたパルスレーザLSRPLSの反射を抑制するARコーティングが施されている。
また、保護ガラス14は、燃焼室500内に発生する燃焼圧力から集光レンズ13を保護するため十分な耐圧強度が必要となるが、保護ガラス14の厚みTCGが厚くなると、それだけ反射光BLSRPLSが、集光レンズ13や保護ガラス14の内部で焦点BFPを結び易くなるので、焦点距離を長くする必要を生じる。
しかし、焦点距離が長くなるとそれだけ集光強度が低下し、着火性の低下を招く虞がある。したがって、保護ガラス14の肉厚TCGはできる限り薄くするのが望ましい。
例えば、サファイアを用いて保護ガラス14をモールド成形した場合に、厚さ2.5mmで、耐圧40MPaを確保できることが判明した。
励起光レンズ10、共振器11、拡張レンズ12、集光レンズ13、保護ガラス14は、略筒状のハウジング15によって同軸上に一体的に保持されている。ハウジング15には、SUS等の耐熱性金属が用いられている。
各素子10、11、12、13、14とハウジング15との間には、金属製の弾性部材が適宜介装され、寸法差を吸収しつつ、それぞれの光軸が一致し、かつ、それぞれ、焦点距離が一定となるように収容されている。
本発明のレーザ点火装置1では、図2(a)に示すように、パルスレーザLSRPLSが集光レンズ13及び保護ガラス14を通過する際のエネルギ密度が、それぞれを構成する光学素子材料の破損強度閾値FIBRKを超えず、さらに、保護ガラス14の表面を通過する際のエネルギ密度FISRFが、保護ガラス表面に堆積したデポジットを燃焼除去可能な付着物可燃閾値FIDEP以上となるように、拡張レンズ12と、集光レンズ13と、保護ガラス14との距離、集光点FPの位置、及び、集光レンズ13の肉厚TFL、保護ガラス14の肉厚TCGを設定したことを特徴としている。
また、後述する試験によって、付着物可燃閾値FIDEPが400MW/cmであり、光学素子材料として、石英を用いた場合には、破損強度閾値FIBRKが40.5GW/cmであり、サファイアを用いた場合には、破損強度閾値FIBRKが45.2GW/cmであることが判明した。
即ち、保護ガラス14を通過する際のパルスレーザLSRPLSのエネルギ強度が400MW/cm以上であれば、煤を燃焼除去して、煤の堆積により、点火が不安定となるのを防ぐことができることが判明した。
また、集光レンズ13及び保護ガラス14に石英、又は、サファイア等の耐久性の高い光学材料を用いた場合、これらの光学素子を通過する際のパルスレーザLSRPLS又は反射光BLSRPLSのエネルギ密度が、40.5GW/cm以下となるように設定することにより、集光レンズ13及び保護ガラス14の破損を抑制することができることが判明した。
さらに、集光レンズ13の先端側表面から集光点FPまでの距離をLFPとし、集光レンズ13の肉厚をTFLとし、保護ガラス14の先端側表面から集光点FPまでの距離をLSFとし、保護ガラス14の肉厚をTCGとし、集光レンズ13の先端側表面から保護ガラス14の基端側表面までの距離をGとしたとき、LP=LSF+TCG+G、LFP+TFL<2LSFの関係を満たすように設定するのが望ましい。
本発明のレーザ点火装置1において通常の点火の際には、図2(a)に示すように、所定の周波数で発振されたパルスレーサLSRPLSが集光レンズ13の先端から一定の焦点距離LFPだけ離れた集光点FPに集光して高いエネルギ状態のプラズマ火炎核を形成する。
このとき、燃焼室内に露出した保護ガラス14の表面において、付着物可燃閾値FIDEP以上のエネルギ密度となっているので、保護ガラス14の表面に煤等の付着物DPが付着しても、デポジットを形成する前に、パルスレーザのエネルギを吸収して、燃焼、除去され、安定した着火の維持を図っている。
さらに、図2(b)に示すように、保護ガラス14の表面に煤などが付着したときに、疑似ミラーとなって、レーザ共振器11から出力したパルスレーザ光LSRPLSが反射しても、集光レンズ13や保護ガラス14等の固体物の内部で反射光BLSRPLSが集光することがなく、しかも、燃焼室500と隔離されているので、その周囲には支燃物である空気が存在しても可燃物が存在しないので、反射光集光点BFPではプラズマを発生することなく拡散し、集光レンズ13や保護ガラス14が損傷することがない。
また、集光レンズ13内に反射光集光点がなくても、集光レンズ13の外側の極近い位置に反射光集光点BFPが存在し、その近傍のエネルギ密度が、破損強度閾値FIBRKである40.5GW/cmを超えると集光レンズ13の損傷を招く虞があるが、集光レンズ13内における反射光集光強度FIBCKが40.5GW/cm以下となるように、保護ガラス14の表面から反射光集光点BFP迄の距離LBFPが十分長くなるように集光レンズ13と保護ガラス14との配置を設定すれば、反射光BLSRPLSによる集光レンズ13の損傷を免れる。
図3、図4を参照して、集光レンズ及び保護ガラスに用いられる光学素子を構成するガラス部材が破損されるレーザ光の強度を明らかにすべく本発明者等が行った試験について説明する。
図3(a)に示すように、調査対象となる供試ガラス(13又は14を構成する材料のテストピース)の入射面を光軸C/Lに対してブリュースター角度θ(=Arctan(n/n)、ただし、nは入射側の屈折率、nは出射側の屈折率。例えば、屈折率1の空気中から屈折率が1.5のガラスに入射する光のブリュースター角は約56度である。)で配置してある。
試料を光軸C/Lに対してブリュースター角度θを設けて傾けることで、反射光BLSRPLSの集光点BFPを集光レンズ13の外側に移動させ、試験中に集光レンズ13が損傷するのを回避することができる。
本図(b)に示すように、試料を光軸C/Lに対して垂直方向に平行移動さながら、試料の先端側表面における集光面積Si、及び、試料の先端側表面から集光点FPまでの距離Liを変化させながら、集光点FPにおけるエネルギをレーザパワーメータで検出し、集光点までの距離Lから試料表面における集光強度を算出する。
本図(c)に示すように、試料の内部のエネルギ密度が一定の範囲を超えるとクラック等の欠陥を生じ、試料を通過するパルスレーザLSRPLSが拡散され、レーザパワーメータの検出出力が低下するので、各試料の破損限界閾値を求めることができる。
供試ガラス(13、14)を平行移動させてガラス表面から集光点FPまでの距離Lを徐々に変化させたときに、レーザパワーメータで検出される光強度の変化を計測した結果を図4(a)に示す。本図(b)は、従来のレーザ点火装置において、反射光により破損した集光レンズの一例を示す。
図4に示すように、距離Lを短くすると、距離の二乗に反比例して、集光面積Sが小さくなり、それに伴って、試料表面における集光密度FI(GW/cm)は高くなる。
距離Lが一定の限界距離(破損距離閾値LBRK)以下となると、試料に欠陥を生じ、レーザパワーメータで検出される出力が低下する。
そこで、このときの試料表面における集光強度を破損強度閾値FLBRKとした。
供試ガラスとして、耐熱ガラス(耐熱性硼珪酸ガラス)、一般的な光学ガラス(硼珪ガラス)、石英ガラス、及び、サファイアガラスを用いて同様の試験を繰り返し、その結果を表1に示す。
なお、測定条件は、印加エネルギ:3.16mJ、パルス幅:0.78ns、出力:4.05MW、駆動周波数:30Hz、ビーム径:φ1.2mmで行った。
Figure 0005892804
表1に示すように、比較的エネルギ密度の高いレーザ装置に光学素子材料として、広く用いられている石英を用いた場合には、エネルギ密度が40.5GW/cm以上となった場合に、集光レンズ13や保護ガラス14にクラック等の損傷を招く虞があり、最も耐久性に優れたサファイアを用いても、エネルギ密度が45.2GW/cm以上となった場合に、集光レンズ13や保護ガラス14にクラック等の損傷を招く虞があることが判明した。
また、表1に示すように、使用する光学素子材料によって破損強度閾値が異なるため、実際に集光レンズ13、及び、保護ガラス14に使用される光学素子材料に応じて、パルスレーザLSRPLS、又は、その反射光BLSRPLSが、集光レンズ13、及び、保護ガラス14を通過する際のエネルギ密度(FISRF/FIBCK)が、これらを構成する光学素子材料の破損強度閾値(FIBRK)以下となるように、拡張レンズ11、集光レンズ13、保護ガラス14の肉厚、屈折率、各レンズの曲率、レンズ間の距離等の諸元を設定する必要がある。
次いで、図5、図6を参照して、保護ガラス14の表面に付着した煤等の付着物にパルスレーザLSRPLSを照射した場合の効果を調査した結果について説明する。
保護ガラス14の燃焼室側に付着する付着物DPを模して、図5(c)に示すように、カーボンを主成分として含むペーストを用いて透明なフィルム上に印刷形成した後、乾燥したものをテストサンプルQDEPとし、図5(a)試験条件1として示すように、保護ガラス14の燃焼室側の表面に密着させた状態で配設し、これに、一定の条件でパルスレーザを照射したときの変化と、図5(b)に試験条件2として示すように、保護ガラス14の燃焼室側の表面から2mm離した状態で配設し、これに、一定の条件でパルスレーザを照射したときの変化を調査した。
併せて、試験に用いるパルスレーザLSRPLSの入力条件と集光光学系の組合せ条件の違いによる付着物可燃閾値の変化を調査した。
具体的には、レーザAとして、印加エネルギが5.2mJ、パルス幅が1.6ns、レーザBとして、印加エネルギが11.5mJ、パルス幅が0.87nsを用いた。
また、図6(a)に示す、集光光学系aでは、保護ガラス14の燃焼室側表面におけるビーム径がφ3.48mm、図6(b)に示す、集光光学系bでは保護ガラス14の燃焼室側表面におけるビーム径がφ2.94mm、図6(c)に示す、集光光学系cでは保護ガラス14の燃焼室側表面におけるビーム径がφ2.49mmとなるように設定してある。
なお、図6に示すF30、F25、F22は、それぞれのレンズの焦点距離を有効口径で割った値を意味し、F値が小さいほど、ビーム径に集光されるエネルギ密度が高くなる。
本試験の結果を表2、及び、図7に示す。
レーザAを用いた場合には、集光強度が低く、試験条件1、試験条件2のいずれの場合にも、カーボンを焼失させることはできなかった。
レーザBを用いた場合、試験条件1、試験条件2のそれぞれについて、集光光学系a、b、cのいずれにおいても中心部のエネルギ密度の高い領域でカーボンが焼失された。
さらに、図7に示す各集光光学系a、bcにおけるビーム直径DBM(mm)と集光強度FI(MW/cm)との関係と、デポジットを模したカーボンが焼失された領域とを重ねあわせると、いずれの条件においても、集光強度FIが400MW/cm以上となった場合にカーボンが焼失していることが分かる。
以上の試験結果により、保護ガラス14の表面に煤等が付着しても、パルスレーザLSRPLSがその表面を通過する際のエネルギ密度FIが、一定の付着物可燃閾値以上、具体的には、400MW/cm以上である場合には、保護ガラス14の表面に付着した煤等の付着物が燃焼除去され、常に保護ガラス14の表面が清浄に保たれ、煤等の付着による疑似ミラーの形成を抑制し、反射光BLSRPLSが集光レンズ13や保護ガラス14などの光学系の内部に集光して損傷されるのを防ぐと共に、集光点FPに集光するエネルギ密度を高く維持できるとの知見を得た。
Figure 0005892804
上述したように、保護ガラス14の表面を通過する際の、パルスレーザLSRPLSの集光強度FIを、一定の付着物可燃閾FIDEP値以上とすることで、保護ガラス14の表面を清浄に保つことが可能となり、さらに、集光レンズ13、及び、保護ガラス14を通過する際のパルスレーザLSRPLS、又は、反射光BLSRPLSの集光強度FI/FIBCKを一定の破損強度閾値FIBRK以下とすることで集光レンズ13及び保護ガラス14の破損を抑制できることが判明したが、より具体的にレーザ点火装置1を実現する際の留意点として、図8を参照して、使用するレーザの出力条件が一定で、焦点距離LFP、集光レンズ13の厚みTFL、保護ガラス14の厚みTCGを一定としたときに、集光レンズ13と保護ガラス14との軸方向の距離Gを変化させた場合を影響について説明する。
図8中、L 〜L は、それぞれ(a)〜(e)における保護ガラス14と集光点FPとの距離、即ち、焦点表面間距離L SF である。本図(a)に示すように、集光レンズ13と保護ガラス14との間の距離Gが十分狭い場合、即ち、0<G1<{LFP−(TFL+2TCG)}/2、の関係を満たす場合には、反射光BLSRPLSの集光点BFPは、集光レンズ13よりも基端側となるので、集光レンズ13が反射光によって損傷を受けることがない。
なお、集光レンズ14と保護ガラス14とが接していると保護ガラス14を介して燃焼室500内で発生した熱が集光レンズ13に伝達され、集光点FPの位置ずれや、集光レンズ13の耐久性の低下を招く虞があり望ましくない。
しかし、本図(b)、(c)に示すように、距離Gが{LFP−(TFL+2TCG)}/2≦G≦(LFP−2TCG)/2の範囲では、集光レンズ13内にBFPが形成されるので、集光レンズ13の内部で、反射光BLSRPLSの集光強度FIが40.5GW/cm以上となった場合には、集光レンズ13が破損する虞がある。
さらに、本図(d)に示すように、集光レンズ13と保護ガラス14との間に反射光焦点BFPが形成される場合、即ち、(LFP−2TCG)/2<G< FP −2T CG の範囲で、集光レンズ13、及び、保護ガラス14の内部で、集光強度FIが40.5GW/cmより低く保たれている場合には、反射光BLSRPLSによって集光レンズ13、及び、保護ガラス14が損傷を受けることがない。
さらに、本図(e)に示すように、距離Gが、 FP −2T CG を超えると、反射光使用点BFPが保護ガラス14の内部に形成されることになり、その集光強度FIが、40.5GW/cmを超える場合には、反射光LSRPLSによって保護ガラス13の損傷を招く虞がある。
以上のことから、集光レンズ13の先端側表面から集光点FPまでの距離を集光距離LFPとし、集光レンズ13の肉厚を集光素子厚TFLとし、保護ガラス14の先端側表面から集光点FPまでの距離を焦点表面間距離LSFとし、保護用ガラス14の肉厚を光学窓厚TCGとし、集光レンズ13の先端側表面から保護用ガラス14の基端側表面までの距離を素子窓間距離Gとしたとき、集光距離LFPよりも、光素子厚TFLと光学窓厚TCGと素子窓間距離Gとの合計が短くなるように、即ち、LFP=LSF+TCG+G、LFP+TFL<2LSFの関係を満たすように設定するのが望ましいとの知見を得た。
1 レーザ点火装置
10 励起光調整光学素子(励起光レンズ)
11 レーザ共振器
110 レーザ媒質
111 Qスイッチ
12 パルスレーザ拡張光学素子(拡張レンズ)
13 パルスレーザ集光光学素子(集光レンズ)
14 保護用光学窓(保護ガラス)
2 励起用光源
5 内燃機関
LSRPMP 励起光
LSRPLS パルスレーザ
500 燃焼室
FP 集光点
BFP 反射光集光点
特開2010−116841号公報
Dr.Gunther Herdin / GE Jenbacher Gmbh & Co OHG et al.「Laser Ignition − a New Concept to Use and Increase the Potentials of Gas Engines」 ICEF2005−1352 p.1−p.9 ASME Internai Combustion Engine Division 2005 Fall Technical Conferrence : ARES−ARICE Symposium on Gas Fired Reciprocating Engines(September 11−14 2005)、Ottawa Canada

Claims (6)

  1. 内燃機関(5)に設けられ、励起用光源(2)から励起光調整光学素子(10)を介して導入した励起光(LSRPMP)を、少なくともQスイッチ(111)とレーザ媒質(110)とを含むレーザ共振器(11)に照射し、短いパルス幅でエネルギを集中させて放出するパルスレーザ(LSRPLS)として発振し、該パルスレーザのビーム径を一旦、パルスレーザ拡張光学素子(12)によって拡張した後、パルスレーザ集光光学素子(13)を用いて、上記内燃機関の燃焼室(500)内に導入した混合気内の所定位置における集光点(FP)に集光して、エネルギ密度の高いプラズマ火炎核を発生させて、上記内燃機関の点火を行うレーザ点火装置であって、
    上記パルスレーザ集光光学素子は、上記燃焼室側へ向かって凸となる形状のレンズであり、
    上記パルスレーザ集光光学素子を上記燃焼室から隔離して保護すべく上記燃焼室を臨む位置に、平行平板形状の保護用光学窓(14)を設け、該保護用光学窓を構成する光学素子材料がサファイアであり、その燃焼室側の表面を基準面(142)として、
    上記集光点に対して基端側に向かって略対称の位置となる反射光集光点(BFP)が、上記パルスレーザ集光光学素子より上記基端側の領域に位置することを特徴とするレーザ点火装置。
  2. 上記パルスレーザ集光光学素子の先端側表面から上記集光点までの距離を集光距離LFPとし、上記パルスレーザ集光光学素子の肉厚を集光素子厚TFLとし、上記保護用光学窓の先端側表面から上記集光点までの距離を焦点表面間距離LSFとし、上記保護用光学窓の肉厚を光学窓厚TCGとし、上記集光光学素子の先端側表面から上記保護用光学窓の基端側表面までの距離を素子窓間距離Gとしたとき、
    上記集光距離LFPよりも上記集光素子厚TFLと上記光学窓厚TCGと上記素子窓間距離Gとの合計が短くなるように、
    即ち、
    FP=LSF+TCG+G、LFP+TFL<2LSF
    の関係を満たすように設定した請求項1に記載のレーザ点火装置。
  3. 上記パルスレーザが、上記保護用光学窓の表面を通過する際のエネルギ密度(FISRF)が、上記保護用光学窓の表面に付着した付着物(DP)を燃焼除去可能な付着物可燃閾値(FIDEP)以上である請求項1又は2に記載のレーザ点火装置。
  4. 上記パルスレーザ、又は、その反射光が、上記パルスレーザ集光光学素子、又は、上記保護用光学窓を通過する際のエネルギ密度(FISRF/FIBCK)が、これらを構成する光学素子材料の破損強度閾値(FIBRK)以下である請求項1ないし3のいずれか記載のレーザ点火装置。
  5. 上記パルスレーザが、上記保護用光学窓の表面を通過する際のエネルギ密度(FISRF)が、400MW/cm以上である請求項1ないし4いずれか記載のレーザ点火装置。
  6. 上記パルスレーザ集光光学素子を構成する光学素子材料が石英、又は、サファイアのいずれかであって、上記パルスレーザ、又は、その反射光が、上記パルスレーザ集光光学素子、又は、上記保護用光学窓を通過する際のエネルギ密度(FISRF/FIBCK)が、40.5GW/cm以下である請求項1ないし5のいずれか記載のレーザ点火装置。
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