JP5888009B2 - 温度センサ回路 - Google Patents
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Description
(特徴1)温度センサ回路の一実施形態は、発振回路と遅延回路と遅延時間計測回路とを備えていてもよい。発振回路は、クロック信号を生成するものである。クロック信号のパルス幅は、温度に対して変動してもよい。クロック信号のパルス幅は、温度に対して増加する正の温度依存特性を有していてもよく、温度に対して減少する負の温度依存特性を有していてもよい。発振回路の一例としては、リングオシレータ、シュミットインバータ、RCフィルタ、RC発振回路を有していてもよい。遅延回路は、クロック信号を利用して遅延信号を生成するものである。ここで、「クロック信号を利用して」とは、クロック信号を直接的に遅延させて遅延信号を生成してもよく、クロック信号を起源とする信号を遅延させて遅延信号を生成してもよい。後者の例には、クロック信号を低周波化させた低周波信号を遅延させて遅延信号を生成する例が含まれる。遅延信号の遅延時間も、温度に対して変動してもよい。遅延信号の遅延時間は、温度に対して増加する正の温度依存特性を有していてもよく、温度に対して減少する負の温度依存特性を有していてもよい。なお、クロック信号のパルス幅が正の温度依存特性を有する場合、遅延信号の遅延時間が正の温度依存特性を有しているのが望ましい。遅延回路の一例としては、インバータチェーン、CR−LPF、位相シフタを有していてもよい。遅延時間計測回路は、遅延信号の遅延時間をクロック信号のクロック数に基づいて計測するものである。遅延時間計測回路は、アナログ回路を利用して遅延時間を計測してもよく、デジタル回路を利用して遅延時間を計測してもよい。遅延時間計測回路は、回路構成の簡単化、小サイズ化のためには、デジタル回路を利用するのが望ましい。クロック信号のパルス幅の温度依存特性と遅延信号の遅延時間の温度依存特性が異なっている。
(特徴2)発振回路は、インバータの複数個がリング状に接続されているリングオシレータを有していてもよい。遅延回路は、インバータの複数個が直列に接続されているインバータチェーンを有していてもよい。この実施形態では、発振回路と遅延回路の双方がCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)で構成することができるので、1チップ化が容易である。
(特徴3)リングオシレータのインバータを構成する電界効果型トランジスタとインバータチェーンのインバータを構成する電界効果型トランジスタが、異なるチャネル長変調効果を有するように構成されていてもよい。この実施形態によると、チャネル長変調効果の相違によって、リングオシレータの温度依存特性とインバータチェーンの温度依存特性が異なるものとなる。すなわち、リングオシレータで生成されるクロック信号のパルス幅の温度依存特性とインバータチェーンで生成される遅延信号の遅延時間の温度依存特性が異なることとなる。この実施形態では、リングオシレータとインバータチェーンの双方のインバータを構成する電界効果型トランジスタのチャネルのレイアウトを調整するだけで、異なる温度依存特性のクロック信号と遅延信号を生成することができる。
(特徴4)温度センサ回路は、クロック信号を低い周波数に変換した低周波信号を生成し、遅延回路に提供する分周回路をさらに備えていてもよい。この実施形態では、遅延時間が、低周波信号の立ち上がりと遅延信号の立ち上がりの時間差とすることができる。
(特徴5)分周回路は、複数段のバイナリカウンタを有していてもよい。この場合、遅延時間計測回路は、バイナリカウンタのカウント値を記憶可能に構成されている記憶装置を有していてもよい。さらに、記憶装置は、遅延回路の出力の立ち上がりに応答して、バイナリカウンタのカウント値を記憶してもよい。この実施形態によると、遅延時間の遅延時間において、バイナリカウンタがカウントしたクロック数が記憶装置に記憶される。また、バイナリカウンタの最上位ビットによって、記憶装置に記憶されるクロック数がリセットされるのが望ましい。
図8に、シミュレーションに用いた温度センサ回路10の構成を示す。この温度センサ回路10は、発振回路12と分周回路13と遅延回路14と遅延時間計測回路15とを備えている。発振回路12は、図2及び図4で例示したように、第1インバータINV1の11段で構成されたリングオシレータである。分周回路13は、NAND型のD型フリップフロップで構成された10ビットのバイナリカウンタである。このため、分周回路13は、クロック信号CLKの周波数を1/1024倍に低周波化する。遅延回路14は、図3及び図4で例示したように、第2インバータINV2の50段で構成されたインバータチェーンである。遅延時間計測回路15は、D型フリップフロップで構成された記憶装置(11ビット×2のラッチ回路である)を有するエンコーダである。遅延時間計測回路15は、分周回路13のカウンタ値を入力可能に構成されている。ここで、分周回路13の最上位ビットは、遅延回路14に入力するとともに、遅延時間計測回路15の記憶装置のリセット端子にも入力している。遅延回路14の出力は、遅延時間計測回路15の記憶装置のセット端子に入力している。遅延時間計測回路15の記憶装置は、セット端子に「1」が入力した時に分周回路13のカウント値を記憶し、リセット端子に「1」が入力した時に記憶していたカウント値を消去する。
(1)本実施例の温度センサ回路1,10は、1つの発振回路2,12から出力されるクロック信号CLKが、直列に接続された回路要素間のラインを経由するように構成されている。例えば、従来の温度センサ回路のように、2つの発振回路から出力される温度依存クロック信号と基準クロック信号が、並列に設けられた2つのラインを経由する場合に比して、回路構成を簡単化できる。
(2)従来の温度センサ回路では、温度依存クロック信号の周波数と基準クロック信号の周波数の絶対値を利用するものであり、それぞれの周波数を正確に調整する必要がある。しかしながら、プロセスバラツキの影響により、それぞれの周波数の正確に調整することは困難である。一方、本実施例の温度センサ回路1,10では、リングオシレータの第1インバータINV1の温度依存特性とインバータチェーンの第2インバータINV2の温度依存特性の相対的な差を利用するので、プロセスバラツキの影響が抑制される。
(3)また、本実施例の温度センサ回路1,10は、全ての回路要素をデジタル回路で構成することが可能である。このため、設計が容易であること、異なる製造プロセスに柔軟に対応できること、プロセスバラツキが抑制されること、低電圧で低消費電力化に対応できること、等のメリットがある。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2,12:発振回路
3,13:分周回路
4,14:遅延回路
5,15:遅延時間計測回路
Claims (5)
- クロック信号を生成する発振回路と、
前記クロック信号を利用して遅延信号を生成する遅延回路と、
前記遅延信号の遅延時間を前記クロック信号のクロック数に基づいて計測する遅延時間計測回路と、を備えており、
前記クロック信号のパルス幅の温度に対する温度依存特性と前記遅延信号の前記遅延時間の温度に対する温度依存特性の相違に基づいて、前記遅延時間計測回路で計測される前記クロック数が温度に対して変動するように構成されている温度センサ回路。 - 前記発振回路は、インバータの複数個がリング状に接続されているリングオシレータを有しており、
前記遅延回路は、インバータの複数個が直列に接続されているインバータチェーンを有している請求項1に記載の温度センサ回路。 - 前記リングオシレータの前記インバータを構成する電界効果型トランジスタと前記インバータチェーンの前記インバータを構成する電界効果型トランジスタが、異なるチャネル長変調効果を有するように構成されている請求項2に記載の温度センサ回路。
- 前記クロック信号を低い周波数に変換した低周波信号を生成し、前記遅延回路に提供する分周回路をさらに備えており、
前記遅延時間は、前記低周波信号の立ち上がりと前記遅延信号の立ち上がりの時間差である請求項1〜3のいずれか一項に記載の温度センサ回路。 - 前記分周回路は、複数段のバイナリカウンタを有しており、
前記遅延時間計測回路は、前記バイナリカウンタのカウント値を記憶可能に構成されている記憶装置を有しており、
前記記憶装置は、前記遅延回路の出力の立ち上がりに応答して、前記バイナリカウンタの前記カウント値を記憶する請求項4に記載の温度センサ回路。
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