[go: up one dir, main page]

JP5869399B2 - 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置 - Google Patents

流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5869399B2
JP5869399B2 JP2012076847A JP2012076847A JP5869399B2 JP 5869399 B2 JP5869399 B2 JP 5869399B2 JP 2012076847 A JP2012076847 A JP 2012076847A JP 2012076847 A JP2012076847 A JP 2012076847A JP 5869399 B2 JP5869399 B2 JP 5869399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
flow path
bottom plate
path member
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012076847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013207200A (ja
Inventor
阿部 裕一
裕一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2012076847A priority Critical patent/JP5869399B2/ja
Publication of JP2013207200A publication Critical patent/JP2013207200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5869399B2 publication Critical patent/JP5869399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

本発明は、流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置に関する。
近年、ハイブリッド自動車や電気自動車の急速な普及に伴い、インバータ装置や、交流−直流電力変換装置などのパワーモジュールと呼ばれる半導体装置が多く用いられようになってきている。
そして、このような半導体装置は、車載用に限らず、多くは大電流のスイッチングを繰り返し高温となるため、半導体素子の機能を低下させないためには強制的な冷却が必要とされる。
特許文献1には、半導体部品が実装される回路基板を有するセラミック回路基板において、半導体部品が実装される回路基板に冷媒流路となる空隙部が形成されたことが開示されている。
特開2002-329938号公報
しかしながら、特許文献1の回路基板は、全体が同一のセラミックからなることから、半導体部品が実装される場所の熱による影響を受けやすい。そのため、回路基板全体の温度が上昇し易く、電子部品による熱と流体との間での熱交換効率が低下しやすいという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために案出されたものであり、熱交換効率の低下を抑制し、流路部材の熱の影響を抑制した流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置を提供することを目的とするものである。
本発明の流路部材は、蓋体部と非可撓性材料からなる側壁部と可撓性材料である樹脂材料からなる底板部とを備え、前記蓋体部と前記側壁部と前記底板部とで内部に流体が流れる流路を構成してなり、前記蓋体部および前記側壁部の熱伝導率が、前記底板部の熱伝導率よりも高いことを特徴とするものである。
また、蓋体部とセラミックスの積層体からなる側壁部と底板部とを備え、
前記蓋体部と前記側壁部と前記底板部とで内部に流体が流れる流路を構成してなり、前記蓋体部および前記側壁部の熱伝導率が、前記底板部の熱伝導率よりも高いことを特徴とするものである。
また、本発明の熱交換器は、上記構成の流路部材と、前記流路部材の前記蓋体部上に設けられた金属部材とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の半導体装置は、上記構成の熱交換器の前記金属部材上に半導体素子が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の流路部材によれば、流路部材の蓋体部に電子部品を実装した場合には、蓋体部が受けた熱が効率良く側壁部に伝熱され、蓋体部と側壁部とで流体との熱交換ができるので、流体との熱交換効率の低下を抑制することができる。
また、本発明の熱交換器は、上記構成の流路部材と、前記流路部材の前記蓋体部上に設けられた金属部材とを備えることから、蓋体部と側壁部とで金属部材との熱交換を効率良く行なうことができ、熱交換効率の高い熱交換器とすることができる。
また、本発明の半導体装置は、上記構成の熱交換器の前記金属部材上に半導体素子が設けられていることから、シンプルな構造で半導体素子の温度上昇の抑制が可能な半導体装置とすることができる。
本実施形態の流路部材の一例を示す、(a)は流路部材の斜視図であり、(b)は(a)に示すX−X線の部分断面図である。 本実施形態の流路部材の他の一例を示し、(a)〜(c)は、図1(b)の破線で囲んだC部に相当する部分を拡大した部分断面図である。 本実施形態の流路部材のさらに他の一例を示す、(a)は流路部材の斜視図であり、(b)は積層体の側壁部を分解した平面図である。 図4は本実施形態の流路部材のさらに他の一例を示し、(a)は流路部材を構成する蓋体部、側壁部および底板部をねじで締結した状態の側面図であり、(b)は、かしめ部材で締結した状態の側面図である。 本実施形態の熱交換器の一例を示す、流路部材の蓋体部上に金属部材を設けてなる熱交換器の斜視図である。 本実施形態の半導体装置の一例を示す、熱交換器の金属部材上に半導体素子を設けてなる半導体装置の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の流路部材の実施の形態の一例を、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態の流路部材の一例を示す、(a)は流路部材の斜視図であり、(b)は(a)に示すX−X線の部分断面図である。なお、図1においては内部に複数の流路を有する流路部材を示している。
図1(a)(b)に示すように、本実施形態の流路部材1は、蓋体部2と側壁部3と底板部4とを備え、この蓋体部2と側壁部3と底板部4とで、内部に気体または液体などの流体を流すための流路5が構成されている。
そして、本実施形態の流路部材1によれば、蓋体部2および側壁部3の熱伝導率が、底板部4よりも高いことから、例えば、流路部材1の蓋体部2に電子部品を実装し、底板部4が載置される場所が高温となる場合でも、底板部4が受けた熱の影響を受けにくく、蓋体部2が電子部品から受けた熱が効率良く側壁部3に伝熱され、蓋体部2と側壁部3とで流体との熱交換ができる。それにより、流体との熱交換効率が低下することを抑制した流路部材1を提供できる。
また、本実施形態の流路部材1において、流路5を複数有する場合には、それぞれの流路5を仕切る隔壁3bを有し、この隔壁3bは、側壁3と同じ態様であってもよい。
そして、蓋体部2,側壁部3および底板部4の材質としては、セラミックスや樹脂、または、金属、さらには、これらの複合体や、多孔質体等の組合せで作製することができる
表1は、本実施形態で用いることができる材料の種類および具体的な材質の組合せを示したものであり、群No.1は蓋体部2および側壁部3がセラミックスで底板部4が樹脂、群No.2は蓋体部2,側壁部3および底板部4共にセラミックス、群No.3は蓋体部2,側壁部3および底板部4共に樹脂、群No.4は蓋体部2および側壁部3が金属で底板部4がセラミックス、さらに、群No.5は蓋体部2,側壁部3および底板部4共に金属の組合せで、具体的な一例として、表1に示すような材質を用いることができる。
Figure 0005869399
本実施形態における流路部材1は、表1に示すように、群毎の蓋体部2および側壁部3のそれぞれを構成する材質の熱伝導率は、底板部4を構成する材質の熱伝導率よりも高いものをリストアップしている。
具体例としては、例えば、群No.2においては、蓋体部2,側壁部3および底板部4共に材質の種類はセラミックスとしているが、蓋体部2および側壁部3として用いることのできる材質として、熱伝導率の高い窒化アルミから熱伝導率の低いジルコニア・アルミナまでを例示し、これらと組み合わせる底板部4として用いることのできる材質として、アルミナ(アルミナ含有量95〜99.8質量%)から多孔質セラミックスまたは樹脂複合セラミックスまでを例示している。
そして、本実施形態の流路部材1の蓋体部2,側壁部3および底板部4のそれぞれの材質は、蓋体部2および側壁部3を構成する材質の熱伝導率が、底板部4を構成する材質の熱伝導率よりも高くなるように適宜組み合わせて用いることができる。例えば、蓋体部2
および側壁部3の材質としてジルコニア・アルミナを用いる場合には、底板部4の材質としては、ジルコニアや多孔質セラミックスまたは樹脂複合セラミックスの何れかを用いればよい。
なお、群No.2に示した材質は、耐熱性、機械的強度および耐食性が高く、高温環境下や酸およびアルカリなどの液体等に曝されても流路が損傷することを抑制できる材質である。
流路部材1の蓋体部2,側壁部3および底板部4を、このような材質の組合せとして作製し、例えば、自動車のエンジン付近の上方に、流路部材1の底板部4が熱源に近接するように配設した場合には、蓋体部2および側壁部3の熱伝導率が底板部4の熱伝導率よりも高いことから、底板部4が受けた熱の影響を受けにくく、蓋体部2が電子部品から受けた熱が効率良く側壁部3に伝熱され、蓋体部2および側壁部3で流体との熱交換ができる。それにより、流体との熱交換効率が低下することを抑制した流路部材1を提供できる。
また、流路5を仕切る隔壁3bを設けることによって流路を複数構成する場合には、側壁部3および隔壁3bは、蓋体部2よりも熱伝導率が高いことが好ましい。この様な構成とすることで、蓋体部2上に電子部品などの熱交換対象物を実装したときに、蓋体部2で受けた熱を、隔壁3bおよび側壁部3により伝熱することができるので、流路5を流れる流体との間で、効率良く熱交換を行なうことができる。さらに、流路部材1の構成として、側壁部3と隔壁3bとの熱伝導率は、流路部材1が周囲からの熱による影響を受けにくくするにあたり、隔壁3bの熱伝導率が側壁部3の熱伝導率より高い方が好ましい。
特に、使用環境の温度もしくは熱交換対象物が、高温(300℃以上)であるときは、側
壁部3および底板部4の材質は、セラミックスまたは金属であることが好ましい。また、これより低温(300℃未満)であれば、セラミックス、金属に加え樹脂を用いることが好
ましい。
また、流路部材1の軽量化が求められる場合には、多孔質体のセラミックスや樹脂を用いればよく、たとえば、車載用のIGBTの流路部材としては、従来は、金属を主体として構成されていたが、耐熱性、耐食性さらには軽量化を考慮すれば、流路部材の少なくとも一部に多孔質セラミックスや樹脂複合セラミックスまたは、樹脂や多孔質樹脂を用いることが好ましい。
また、蓋体部2の上に直接、半導体素子などの熱交換対象物を実装するときには、蓋体部2を構成する材質が、配線層を直接形成できるセラミックスであれば、金属である場合に比べ、絶縁物を介在させる必要がないことからシンプルな構造とすることができる。
図2は、本実施形態の流路部材の他の一例を示し、(a)〜(c)は、図1(b)の破線で囲んだC部に相当する部分を拡大した部分断面図である。
本実施形態の流路部材1は、側壁部3が非可撓性材料からなり、底板部4が可撓性材料からなることが好ましい。このような構成とすることによって、流路部材1の組み立て工程において、蓋体部2と側壁部3と底板部4との接合時に、ねじ締め付けなどにより加圧することで、図2(a)に示すように、非可撓性である側壁部3は、側壁部3よりも可撓性である底板部4に食い込んで接合される。
つまり、側壁部3と底板部4との接合部8に、凹または凸の形状を事前に形成しなくても、加圧接合することにより側壁部3が底板部4に食い込み、流路5に接する側壁部3の内面3aの一部が底板部4で覆れた接合部8となる。このようにして作製した流路部材1
は、繰り返し使用することによって熱応力が発生しても、側壁部3と底板部4との接合部8に隙間が発生することを抑制できる。それにより、流路5に高い圧力の流体を流しても流路部材1が破壊されにくく、密閉性の高い流路部材1とすることができる。
また(b)に示すように、底板部4と側壁部3との接合部8に隣接して部分的に底板部4を凸形状にして内面3aと接するようにすることや、(c)に示すように、底板部4と側壁部3との接合部8における底板部4側を凹形状若しくは、側壁部3側の先端を凸形状とし、これらの側壁部3と底板部4と、蓋体部2とを加圧し接合すると、側壁部3の底板部4との接合部8における食い込み量は大きくなる。それにより、さらに密閉性が高く、破壊のおそれの少ない流路部材1とすることができる。
ここで、底板部4の可撓性材料としては、樹脂材料や金属材料があり、側壁部3の非可撓性材料としては、底板部4が樹脂材料であるときには、剛性の高いセラミックス、樹脂複合セラミックス、または、金属材料を用いることができる。また、底板部4がアルミニウム系の金属材料の場合は、側壁部3としては銅または銅合金などの金属材料またはセラミックスを用いることができる。
また、本実施形態の流路部材1において、流路5を複数有する場合には、それぞれの流路5を構成する隔壁3bについても側壁部3と同様であり、隔壁3bの内面の一部が底板部4と接していることが好ましい。それにより、複数の流路5を有する流路部材において、隣り合う流路5間の隔壁3bと底板部4との接合部8が破壊することを抑制できる。あわせて、流路5の隔壁部3bの厚み(幅)を薄くすることも可能となり、熱交換効率の高い流路部材1とすることができる。
また、本実施形態の流路部材は、底板部4の可撓性材料として樹脂材料を用いることが好ましい。それにより、セラミックスや金属材料により作製された側壁部3を用いて、蓋体部2と側壁部3と底板部4とを加圧接合したときに、側壁部3が可撓性のある樹脂材料の底板部4に食い込んで接合されることから、側壁部3の内面3aの一部が底板部4で覆われた形状となる。それにより、流路部材1に繰り返し熱応力が加わっても接合部8に隙間が生じることを抑制でき、高い圧力の流体を流しても流路5が破壊しにくく、密閉性の高い流路部材1とすることができる。
そして、さらに、底板部4を樹脂材料により形成した場合であれば、樹脂材料の熱伝導率が、銅などの金属や炭化珪素や窒化アルミニウムなどのセラミックスの熱伝導率に比べ1/2000〜1/100程度と遙かに低い熱伝導率であるから、例えば、流路部材1を発熱体
の上面に当接するように設けたときに、底板部4が発熱体の熱を拾受することを抑制できる。それにより、発熱体の熱が底板部4を伝わって流体に影響し、電子部品から受けた熱と流体との熱交換が低下することを抑制でき、熱交換効率の高い流路部材1とすることができる。
ここで、底板部4に用いられる樹脂材料としては、POM(ポリオキシメチレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ナイロン、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエーテルイミド系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリフェニレンエーテル系樹脂−スチレン系樹脂−ポリアミド系樹脂混合樹脂、フッ素系樹脂および、ポリカーボネート(PC)系樹脂などがあるが、耐熱性、耐食性に富むPPS系樹脂やPEEKが好ましく、より好ましくは、耐熱性の高いPC系樹脂である。
図3は、本実施形態の流路部材のさらに他の一例を示す、(a)は流路部材の斜視図であり、(b)は積層体の側壁部を分解した平面図である。
図3(a)に示すように、本実施形態の流路部材21は、蓋体部2と底板部4間に介在する側壁部3が、セラミックグリーンシートからなる複数の板状体7(ここでは、3層の板状体7からなる例を示す。)が積層されて焼成された積層体からなっている。
側壁部3をこの様な積層構造とすることによって、複雑な流路5の形成を容易に行なうことができ、また、耐熱性、耐食性、さらに、耐圧性のいずれにも富む流路部材21とすることができる。
例えば、流路5が単純な形状であれば、押出成形等で容易に加工できるものの、流路5を平面視したときの形状が、図3(b)に示す波線状のような複雑な形状の場合には、押出成形では加工できず、また、流路5間の幅が狭い場合も、耐熱性、耐食性および耐圧性を確保することが難しい場合がある。それゆえ、このような形状の流路5を設けようとする場合においては、未焼成のセラミックグリーンシートの平板に所望の流路5となる貫通孔5aを形成した板状体7を、積層して焼成することにより作製すればよい。
図4は本実施形態の流路部材のさらにその他の一例を示し、(a)は流路部材を構成する蓋体部、側壁部および底板部をねじで締結した状態の側面図であり、(b)は、かしめ部材で締結した状態の側面図である。
図4(a)に示す流路部材31は、蓋体部2と側壁部3と底板部4との、それぞれの間にパッキン11を挟み、これらにねじ孔9を開け、ねじ10によって、積層した蓋体部2と側壁部3と底板部4とを螺合している。図4(b)に示す流路部材41は、蓋体部2と側壁部3と底板部4との長手方向の両端部を、かしめ材12によって接合している。
上述において、セラミックグリーンシートの板状体7を積層して焼成することによって一体化した側壁部3を得る例を示したが、個々の板状体7を焼成しセラミック板を重ね合わせ、蓋体部2と底板部4でこれらを狭持し、それらをねじ止めや、かしめ部材などにより一括して接合、固定してもよい。但し、この場合は、板状体7間にはパッキン11を挟み込む必要がある。また、この他に、金属材料とセラミックスの接合には、ろう材を用いてもよく、蓋体部2と側壁部3とがセラミックスのときには、各々が未焼成の成形体で接合した接合部8にセラミックスグリーンシート作製時の泥漿と同一のものを密着液として用いて塗布し、積層・加圧し、所定の温度で焼成することによって一体化することがより好ましい。
また、蓋体部2および側壁部3の未焼成の成形体は、各々が異なるセラミックスであってもよく、この場合には、密着液の焼結温度は、それぞれのセラミックスの焼結温度の中間になるものであれば、接合強度の低下などの問題を少なくすることができる。
ここで、パッキン11は、耐熱性および耐食性に富むフッ素ゴムやシリコーンゴム、アクリルゴムまたはブチルゴムなどを用いることが好ましい。
次に、本実施形態の熱交換器について、図5を用いて説明する。
図5は本実施形態の熱交換器の一例を示す、流路部材の蓋体部上に金属部材を設けてなる熱交換器の斜視図である。
本実施形態の熱交換器101は、本実施形態の流路部材1の蓋体部2の上面に金属部材102
を設けている。これにより、蓋体部2と金属部材102との熱交換を効率的に行なうことが
でき、熱交換効率の高い熱交換器101とすることができる。
次に、本実施形態の半導体装置について、図6を用いて説明する。
図6は本実施形態の半導体装置の一例を示す、熱交換器の金属部材上に半導体素子を設けてなる半導体装置の斜視図である。
本実施形態の半導体装置201は、本実施形態の熱交換器101に半導体素子202を実装した
ことから、底板部4が載置される場所が高温となる場合でも、底板部4が受けた熱の影響を受けにくく、金属部材102を通して蓋体部2が電子部品から受けた熱が効率良く側壁部
3に伝熱され、蓋体部2と側壁部3とで流体との熱交換ができる。それにより、流体との熱交換効率が低下することを抑制し、半導体素子202の温度を効率良く低下させることが
できる半導体装置201とすることができる。
また、半導体素子202自身または外部から繰り返し熱応力が加わったときでも、熱応力
を吸収軽減できる熱交換器を用いていることから、流路が破壊することを抑制し、流体と流路部材1との高い熱交換効率があり、半導体素子202の機能低下を抑制することができ
る。
また、図5および6のそれぞれの熱交換器101、半導体装置201の例では、蓋体部2の上面に直接金属部材102に設けている例で記載しているが、蓋体部2が絶縁性の低いもので
形成されている場合には、絶縁性の高いもの例えば、(セラミックスの薄板や、アルミニウムを電解処理して表面にアルミナ酸化膜を生成したアルミニウムの薄板等、ポリイミド等耐熱性の高い樹脂をコーティングした金属部材、ガラスコーティング等)を蓋体部2と金属部材102との間に介在させて用いればよい。
1、21、31、41:流路部材
2:蓋体部
3:側壁部、3a:内面、3b:隔壁
4:底板部
5:流路、5a:貫通孔
7:板状体
8:接合部
9:ねじ孔
10:ねじ
11:パッキン
12:かしめ部材
101:熱交換器
102:金属部材
201:半導体装置
202:半導体素子

Claims (4)

  1. 蓋体部と非可撓性材料からなる側壁部と可撓性材料である樹脂材料からなる底板部とを備え、
    前記蓋体部と前記側壁部と前記底板部とで内部に流体が流れる流路を構成してなり、前記蓋体部および前記側壁部の熱伝導率が、前記底板部の熱伝導率よりも高いことを特徴とする流路部材。
  2. 蓋体部とセラミックスの積層体からなる側壁部と底板部とを備え、
    前記蓋体部と前記側壁部と前記底板部とで内部に流体が流れる流路を構成してなり、前記蓋体部および前記側壁部の熱伝導率が、前記底板部の熱伝導率よりも高いことを特徴とする流路部材。
  3. 請求項1または請求項に記載の流路部材と、前記流路部材の前記蓋体部上に設けられた金属部材とを備えることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項に記載の熱交換器の前記金属部材上に半導体素子が設けられていることを特徴とする半導体装置。
JP2012076847A 2012-03-29 2012-03-29 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置 Active JP5869399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076847A JP5869399B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076847A JP5869399B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013207200A JP2013207200A (ja) 2013-10-07
JP5869399B2 true JP5869399B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=49525965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076847A Active JP5869399B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5869399B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3326988B1 (en) * 2015-08-28 2019-11-06 Kyocera Corporation Flow path member
EP3376536B1 (en) * 2015-12-18 2020-01-29 Kyocera Corporation Flow path member and semiconductor module
BR112021026005A2 (pt) * 2019-06-21 2022-02-08 Mitsui Chemicals Inc Dispositivo e estrutura de refrigeração

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3528376B2 (ja) * 1994-11-30 2004-05-17 住友電気工業株式会社 基板の製造方法
JP2001215092A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 積層式熱交換器
JP4985382B2 (ja) * 2007-12-21 2012-07-25 株式会社デンソー 半導体冷却構造
JP5531573B2 (ja) * 2008-12-09 2014-06-25 日本軽金属株式会社 樹脂部材と金属部材の接合方法、液冷ジャケットの製造方法及び液冷ジャケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013207200A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5968425B2 (ja) 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置
CN111108819B (zh) 电动装置和制造电动装置的方法
JP6871183B2 (ja) 放熱構造体およびそれを備えるバッテリー
JP5714119B2 (ja) 流路部材、これを用いた熱交換器および半導体装置ならびに半導体製造装置
JP6060078B2 (ja) ヒーター
TWI579986B (zh) A power module substrate with heat sink
KR101572787B1 (ko) 방열 장치 및 반도체 장치
CN107112300B (zh) 冷却组件
KR20140040865A (ko) 전기 발열체, 차량용 난방 장치, 및 발열체를 생산하기 위한 방법
US10037837B2 (en) Resistor and method for manufacturing resistor
US11495842B2 (en) Heat dissipating structure and battery provided with the same
JP5621698B2 (ja) 発熱体モジュール及びその製造方法
JP5869399B2 (ja) 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置
CN108140705B (zh) 发光模块用基板、发光模块、带制冷器的发光模块用基板及发光模块用基板的制造方法
CN108140706B (zh) 带制冷器的发光模块及带制冷器的发光模块的制造方法
CN107078111B (zh) 冷却装置、用于加工冷却装置的方法和功率电路
CN107644819A (zh) 功率电子开关装置、其布置结构及制造开关装置的方法
GB2536051A (en) Heatsink
US9871006B2 (en) Semiconductor module having a solder-bonded cooling unit
JP6738193B2 (ja) 伝熱構造体、絶縁積層材、絶縁回路基板およびパワーモジュール用ベース
JP6432295B2 (ja) 排熱デバイス
CN117157753A (zh) 具有冷却体和至少一个半导体模块的半导体模块组件
JP7359647B2 (ja) パワー半導体装置およびパワー半導体装置の製造方法
JP2017017189A (ja) 半導体装置の製造方法
CN115966449A (zh) 晶片载放台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160107

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5869399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150