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JP5868730B2 - ブーツバンド - Google Patents

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JP5868730B2
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Description

本発明は、例えばドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれる固定式および摺動式等速自在継手に取り付けられ、継手外部からの異物侵入や継手内部からの潤滑剤漏洩を防止するためのブーツを締め付け固定するブーツバンドに関する。
例えば、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として使用される等速自在継手には、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手の二種がある。これら両者の等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。
自動車のエンジンから駆動車輪に動力を伝達するドライブシャフトは、エンジンと車輪との相対的位置関係の変化による角度変位と軸方向変位に対応する必要があるため、一般的にエンジン側(インボード側)に摺動式等速自在継手を、駆動車輪側(アウトボード側)に固定式等速自在継手をそれぞれ装備し、両者の等速自在継手を中間シャフトで連結した構造を具備する。
これら摺動式等速自在継手あるいは固定式等速自在継手では、継手内部に封入されたグリース等の潤滑剤の漏洩を防ぐと共に継手外部からの異物侵入を防止するため、等速自在継手の外側継手部材と中間シャフトとの間にブーツを装着している。この種のブーツは、金属製のブーツバンド(例えば、特許文献1参照)により外側継手部材および中間シャフトに締め付け固定されることによりシール性が確保されている。
従来のブーツバンド110は、図21(A)(B)に示すように、帯板状部材120の一端側121に係合爪130および第一の工具爪150を設けると共に他端側122に係合孔140および第二の工具爪160を設けた構造を具備する。このブーツバンド110の場合、二つの係合爪130とこれら係合爪130に対応させて二つの係合孔140が設けられている。
図22に示すように、帯板状部材120をブーツ(図示せず)に巻回してリング状に成形して帯板状部材120の一端側121と他端側122とを重ね合わせた状態から、図23に示すように、第一の工具爪150と第二の工具爪160とを工具(図示せず)で強制的に近接させることにより係合爪130を係合孔140に係止させることでブーツを外側継手部材および中間シャフトに締め付けるようにしている。
特許第4403728号公報
ところで、従来のブーツバンド110では、図22に示すように、帯板状部材120をリング状に成形して帯板状部材120の一端側121と他端側122とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪150と第二の工具爪160とを強制的に近接させようとした場合、帯板状部材120の他端側122が一端側121の係合爪130を乗り越える時の抵抗が大きい。
つまり、図22に示すように、帯板状部材120の一端側121と他端側122とを重ね合わせた状態では、係合爪130が設けられた一端側121が内径側に、係合孔140が設けられた他端側122が外径側になるように重ね合わせた状態となっている。そのため、内径側に位置する一端側121の係合爪130が外径側に突出した形状をなすことから、外径側に位置する他端側122が内径側に位置する一端側121の係合爪130を乗り越える時に、係合爪130が帯板状部材120により内径側に押し潰され、逆に、係合孔140の周縁部が係合爪130により外径側に押し上げられる。
このようにして、係合爪130および係合孔140に変形が生じると、第一の工具爪150および第二の工具爪160とを強制的に近接させるブーツバンド110の締め付け時に、変形した係合爪130および係合孔140でブーツを外側継手部材および中間シャフトに締め付け固定することが困難となって、シール性および組み付け性の低下を招くおそれがあった。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、帯板状部材の係合爪および係合孔の変形の発生を未然に防止し、シール性および組み付け性の向上を図り得るブーツバンドを提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明に係るブーツバンドは、帯板状部材の一端側に第一の工具爪および第一の係合部を配設すると共に帯板状部材の先端側に位置する第一の工具爪と第一の係合部との間に貫通孔を形成し、帯板状部材の他端側に第二の係合部および第二の工具爪を配設し、帯板状部材をブーツに巻回してリング状に成形してその一端側と他端側とを他端側が内径側となるように重ね合わせ、帯板状部材の先端側に位置する第二の係合部を貫通孔に内径側から外径側へ挿通させ、第一の工具爪と第二の工具爪とを強制的に近接させることにより、貫通孔から外径側へ導出された第二の係合部を第一の係合部に引っ掛け係止させるようにしたことを特徴とする。
本発明では、帯板状部材をブーツに巻回してリング状に成形してその一端側と他端側とを他端側が内径側となるように重ね合わせ、帯板状部材の先端側に位置する第二の係合部を貫通孔に内径側から外径側へ挿通させ、第一の工具爪と第二の工具爪とを強制的に近接させることにより、貫通孔から外径側へ導出された第二の係合部を第一の係合部に係止させることで、このブーツバンドによりブーツを被固定部材に締め付ける。
このブーツバンドの締め付けに際して、帯板状部材の一端側と他端側とをその他端側が内径側となるように重ね合わせることで、帯板状部材の他端側をその一端側で押え付けた状態とする。その状態で、帯板状部材の他端側の第二の係合部を貫通孔に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔から外径側へ導出された第二の係合部を第一の係合部に係止させる。これにより、帯板状部材をリング状に成形して帯板状部材の一端側と他端側とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪と第二の工具爪とを強制的に近接させようとした場合でも、第一の係合部および第二の係合部が変形することはない。
本発明において、帯板状部材の他端側に位置する第二の係合部の根元部位を外径側へ折曲成形することが望ましい。このようにすれば、帯板状部材の他端側の第二の係合部を貫通孔に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔から導出されて外径側に位置する帯板状部材の他端側の第二の係合部を、帯板状部材の一端側の第一の係合部に係止させることが容易となる。
本発明における第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、帯板状部材の幅方向に間隔をあけて配された二つの爪部を有する係合爪で構成され、第二の係合部は、係合爪の爪部間に挿入配置される首部と、その首部の先端側に一体的に設けられ、係合爪の爪部に係止される頭部とからなる係合片で構成された構造が可能である。この構造の場合、貫通孔から導出された係合片の首部を係合爪の二つの爪部間に挿入し、その係合片の首部の先端側に位置する頭部を係合爪の爪部に係止させることで、ブーツバンドの締め付けが可能となる。
本発明における第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成された係合爪で構成され、第二の係合部は、その先端を内径側に折り曲げることにより形成され、係合爪の先端に引っ掛けた状態で係止される折曲部を有する係合片で構成された構造が可能である。この構造の場合、貫通孔から導出された係合片の折曲部を係合爪の先端に引っ掛けて係止させることで、ブーツバンドの締め付けが可能となる。
本発明における第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、その先端を帯板状部材に沿って平行に延在させた爪部を有する係合爪で構成され、第二の係合部は、その先端を内径側に彎曲させることにより形成され、係合爪の爪部を抱持するように係止される彎曲部を有する係合片で構成された構造が可能である。この構造の場合、貫通孔から導出された係合片の彎曲部を係合爪の爪部に引っ掛けてその爪部を抱持するように係止させることで、ブーツバンドの締め付けが可能となる。
本発明における第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成された係合爪で構成され、第二の係合部は、内径側から外径側へ貫通するように形成され、係合爪が挿通された状態で係止される係合孔で構成された構造が可能である。この構造の場合、貫通孔から導出された係合孔に係合爪を挿通して係止させることで、ブーツバンドの締め付けが可能となる。
本発明における第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、その先端を帯板状部材に沿って平行に延在させた爪部を有する係合爪で構成され、第二の係合部は、内径側から外径側へ貫通するように形成され、係合爪が挿通された状態でその係合爪の爪部とで挟持されるように係止される係合孔で構成された構造が可能である。この構造の場合、貫通孔から導出された係合孔に係合爪を挿通してその爪部とで挟持するように係止させることで、ブーツバンドの締め付けが可能となる。
本発明によれば、ブーツバンドによりブーツを被固定部材に締め付けるに際して、帯板状部材の一端側と他端側とをその他端側が内径側となるように重ね合わせることで、帯板状部材の他端側をその一端側で押え付けた状態とし、その状態で、帯板状部材の他端側の第二の係合部を貫通孔に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔から外径側へ導出された第二の係合部を第一の係合部に係止させる。これにより、帯状部材をリング状に成形して帯状部材の一端側と他端側とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪と第二の工具爪とを強制的に近接させようとした場合でも、第一の係合部および第二の係合部が変形することはない。その結果、シール性および組み付け性に優れたブーツバンドを提供することができる。
本発明の第一の実施形態で、(A)はブーツバンドを展開した状態で示す平面図、(B)は(A)の断面図である。 図1の帯板状部材をリング状に成形して帯板状部材の一端側と他端側とを重ね合わせた締め付け前の状態を示す断面図である。 図2の状態から第一の工具爪と第二の工具爪とを強制的に近接させることにより第二の係合部を第一の係合部に係止させた締め付け後の状態を示す断面図である。 (A)は第一の係合部の変形例を示す部分拡大平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の側面図である。 本発明の第二の実施形態で、(A)はブーツバンドを展開した状態で示す平面図、(B)は(A)の断面図である。 図5(B)の第二の係合部を第一の係合部に係止させた状態を示す部分拡大断面図である。 (A)は第一の係合部の変形例を示す部分拡大平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の側面図である。 本発明の第三の実施形態で、(A)はブーツバンドを展開した状態で示す平面図、(B)は(A)の断面図である。 図8(B)の第二の係合部を第一の係合部に係止させた状態を示す部分拡大断面図である。 (A)は第一の係合部の変形例を示す部分拡大平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の側面図である。 本発明の第四の実施形態で、(A)はブーツバンドを展開した状態で示す平面図、(B)は(A)の断面図である。 図11(B)の第二の係合部を第一の係合部に係止させた状態を示す部分拡大断面図である。 (A)は第一の係合部の変形例を示す部分拡大平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の側面図である。 本発明の第五の実施形態で、(A)はブーツバンドを展開した状態で示す平面図、(B)は(A)の断面図である。 図14(B)の第二の係合部を第一の係合部に係止させた状態を示す部分拡大断面図である。 (A)は第一の係合部の変形例を示す部分拡大平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の側面図である。 第二の工具爪の変形例およびその第二の工具爪で帯板状部材の一端側を押さえ込んだ状態を示す部分拡大断面図である。 (A)は第一の工具爪の変形例で示す部分拡大平面図、(B)は第二の工具爪の変形例を示す部分拡大平面である。 等速自在継手の外側継手部材と中間シャフトにブーツをブーツバンドで締め付け固定した状態を示す正面図である。 図19の断面図である。 従来のブーツバンドで、(A)はブーツバンドを展開した状態で示す平面図、(B)は(A)の正面図である。 図21の帯板状部材をリング状に成形して帯板状部材の一端側と他端側とを重ね合わせた締め付け前の状態を示す正面図である。 図22の状態から第一の工具爪と第二の工具爪とを強制的に近接させることにより係合爪を係合孔に係止させた締め付け後の状態を示す正面図である。
本発明に係るブーツバンドの実施形態を以下に詳述する。以下の実施形態におけるブーツバンドを適用する等速自在継手としては、自動車のドライブシャフトに組み込まれ、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達する構造を備えた固定式等速自在継手の一つであるアンダーカットフリー型等速自在継手を例示する。なお、本発明は、ツェッパ型等速自在継手などの他の固定式等速自在継手にも適用可能であり、また、ダブルオフセット型等速自在継手、クロスグルーブ型等速自在継手やトリポード型等速自在継手などの摺動式等速自在継手にも適用可能である。
図19および図20に示す等速自在継手は、軸方向に延びる円弧状トラック溝71が球面状内周面72の複数箇所に円周方向等間隔で形成された外側継手部材73と、その外側継手部材73のトラック溝71と対をなして円弧状トラック溝74が球面状外周面75の複数箇所に円周方向等間隔で形成された内側継手部材76と、外側継手部材73のトラック溝71と内側継手部材76のトラック溝74との間に介在するボール77と、外側継手部材73の球面状内周面72と内側継手部材76の球面状外周面75との間に配されてボール77を保持するケージ78とで主要部が構成されている。
なお、外側継手部材73のトラック溝71の開口側部分と内側継手部材76のトラック溝74の奥側部分は、継手軸方向に平行なストレート形状とすることにより、作動角の高角化を図っている。また、内側継手部材76には中間シャフト79の一端がスプライン嵌合により連結されている。この中間シャフト79の他端には、摺動式等速自在継手(図示せず)の内側継手部材がスプライン嵌合により連結されている。
この等速自在継手は、継手内部に封入されたグリース等の潤滑剤の漏洩を防ぐと共に継手外部からの異物侵入を防止するため、外側継手部材73と中間シャフト79との間にゴム製または樹脂製の蛇腹状ブーツ80を装着した構造を具備する。外側継手部材73およびブーツ80の内部空間に潤滑剤を封入することにより、外側継手部材73に対して中間シャフト79が作動角をとりながら回転する動作時における潤滑性を確保するようにしている。
ブーツ80は、その大径端部81が外側継手部材73の外周面にブーツバンド10により締め付け固定され、小径端部82が中間シャフト79の外周面にブーツバンド10により締め付け固定されている。このブーツバンド10による締め付け固定でもってシール性を確保するようにしている。
ブーツ80は、等速自在継手が作動角をとりながら回転する機能を備えていることから、その挙動に追従できる柔軟性を確保するために伸縮自在な蛇腹形状をなすゴム製または樹脂製のものが使用される。ゴム素材としては、表面硬さがHs50〜70であるクロロプレンゴムあるいはシリコンゴム等が好適である。また、樹脂素材としては、表面硬さがHD38〜50である熱可塑性ポリエステル系エラストマ−または熱可塑性ポリエステル系エラストマ−を含む組成物等が好適である。
前述したブーツ80を外側継手部材73および中間シャフト79に締め付け固定する金属製のブーツバンド10は、以下の構造を具備する。
図1(A)(B)に示す第一の実施形態におけるブーツバンド10は、帯板状部材20の一端側21に第一の工具爪50および第一の係合部である係合爪30を配設すると共に帯板状部材20の先端側に位置する第一の工具爪50と係合爪30との間に貫通孔23を形成し、帯板状部材20の他端側22に第二の係合部である係合片40および第二の工具爪60を配設した構造を具備する。
この実施形態の場合、帯板状部材20の一端側21に設けられた第一の係合部は、帯板状部材20の他端側22および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、帯板状部材20の幅方向に間隔をあけて配された二つの爪部31を有する係合爪30で構成されている。この係合爪30の爪部31は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としている。
帯板状部材20の他端側22の先端に設けられた第二の係合部は、係合爪30の二つの爪部31の間隔よりも小さい幅寸法を有する首部41と、その首部41の先端側に一体的に設けられ、首部41の幅寸法よりも大きな幅寸法を有する頭部42とからなり、その首部41と頭部42との間にテーパ状の段差部43が設けられた係合片40で構成されている。この係合片40は、その首部41の根元部位を外径側へ折曲成形することにより、首部41および頭部42が帯板状部材20の長手方向に沿って平行に配置されている。
また、帯板状部材20の一端側21に設けられた第一の工具爪50は、帯板状部材20の長手方向に沿って長尺な平面矩形状の貫通孔23の周縁部分を外径側に切り起こすことにより平面半円形状に形成されている。帯板状部材20の他端側22に設けられた第二の工具爪60は、帯板状部材20の切り込み部分を外径側に隆起させることにより、その帯板状部材20の開口部両側を跨ぐように形成されている。
このブーツバンド10では、図2に示すように、帯板状部材20をブーツ(図19および図20参照)に巻回してリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とをその他端側22が内径側となるように重ね合わせ、帯板状部材20の先端側に位置する係合片40を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させる。このようにして、帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態では、帯板状部材20の他端側22をその一端側21で外径側から内径側へ押え付けた状態となる。
この状態から、図3に示すように、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを工具(図示せず)で強制的に近接させることにより、貫通孔23から外径側へ導出された係合片40を係合爪30に引っ掛け係止させる。具体的には、係合片40の首部41を係合爪30の二つの爪部31間に挿通させ、その爪部31で係合片40の頭部42を係止させる〔図1(A)参照〕。このブーツバンド10の締め付けにより、ブーツを外側継手部材あるいは中間シャフトに固定する。
このようにして、帯板状部材20をリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを強制的に近接させようとした場合でも、帯板状部材20の重なり部分でその帯板状部材20の外径側が係合爪30を乗り越えるようなことがないので、係合爪30および係合片40が変形することはない。
このブーツバンド10において、係合爪30は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としていることから、係合片40の係合爪30への引っ掛け係止を確実にしている。また、帯板状部材20の他端側22に位置する係合片40の根元部位を外径側へ折曲成形した構造とすることにより、係合片40を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔23から導出されて外径側に位置する係合片40を、内径側に位置する帯板状部材20に沿わせて係合爪30に引っ掛け係止することが容易となる。
なお、ブーツバンド10では、帯板状部材20の幅方向に間隔をあけて配された二つの爪部31を切り起こしにより形成した係合爪30を例示しているが、図4(A)〜(C)に示すように、帯板状部材20の幅方向に間隔をあけて配された二つの爪部31aを、帯板状部材20の切り込み部分を隆起させることにより形成された係合爪30aとすることも可能である。
図5(A)(B)に示す第二の実施形態におけるブーツバンド10は、帯板状部材20の一端側21に第一の工具爪50および第一の係合部である係合爪32を配設すると共に帯板状部材20の先端側に位置する第一の工具爪50と係合爪32との間に貫通孔23を形成し、帯板状部材20の他端側22に第二の係合部である係合片44および第二の工具爪60を配設した構造を具備する。なお、この第二の実施形態において、第一の実施形態と異なる点は、係合爪32および係合片44のみであるため、それ以外の部分、つまり、第一の工具爪50および第二の工具爪60については第一の実施形態と同一参照符号を付して重複説明は省略する。
この実施形態の場合、帯板状部材20の一端側21に設けられた第一の係合部は、帯板状部材20の他端側22および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成された係合爪32で構成されている。この係合爪32は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としている。
帯板状部材20の他端側22の先端に設けられた第二の係合部は、その先端を内径側に折り曲げることにより形成された折曲部45を有する係合片44で構成されている。この係合片44は、その根元部位を外径側へ折曲成形することにより、帯板状部材20の長手方向に沿って平行に配置されている。係合片44の折曲部45は、係合片44が帯板状部材20の長手方向に沿って平行に延びる方向に対する折り曲げ角度βを90°以上としている。
このブーツバンド10では、帯板状部材20をブーツ(図19および図20参照)に巻回してリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とをその他端側22が内径側となるように重ね合わせ、帯板状部材20の先端側に位置する係合片44を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させる(図2参照)。このようにして帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態では、帯板状部材20の他端側22をその一端側21で外径側から内径側へ押え付けた状態となる。
この状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを工具(図示せず)で強制的に近接させることにより、貫通孔23から外径側へ導出された係合片44を係合爪32に引っ掛け係止させる(図3参照)。具体的には、図6に示すように、係合片44の先端の折曲部45を係合爪32の先端に引っ掛け係止させる。このブーツバンド10の締め付けにより、ブーツを外側継手部材あるいは中間シャフトに固定する。
このようにして、帯板状部材20をリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを強制的に近接させようとした場合でも、帯板状部材20の重なり部分でその帯板状部材20の外径側が係合爪32を乗り越えるようなことがないので、係合爪32および係合片44が変形することはない。
このブーツバンド10において、係合爪32は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下とし、係合片44の折曲部45は、係合片44が帯板状部材20の長手方向に沿って平行に延びる方向に対する折り曲げ角度βを90°以上としていることから、係合片44の係合爪32への引っ掛け係止を確実にしている。また、帯板状部材20の他端側22に位置する係合片44の根元部位を外径側へ折曲成形した構造とすることにより、係合片44を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔23から導出された係合片44を係合爪32に引っ掛け係止させることが容易となる。
なお、ブーツバンド10では、帯板状部材20を切り起こすことにより形成した係合爪32を例示しているが、図7(A)〜(C)に示すように、帯板状部材20の切り込み部分を隆起させることにより形成された係合爪32aとすることも可能である。
図8(A)(B)に示す第三の実施形態におけるブーツバンド10は、帯板状部材20の一端側21に第一の工具爪50および第一の係合部である係合爪33を配設すると共に帯板状部材20の先端側に位置する第一の工具爪50と係合爪33との間に貫通孔23を形成し、帯板状部材20の他端側22に第二の係合部である係合片46および第二の工具爪60を配設した構造を具備する。なお、この第三の実施形態において、第一の実施形態と異なる点は、係合爪33および係合片46のみであるため、それ以外の部分、つまり、第一の工具爪50および第二の工具爪60については第一の実施形態と同一参照符号を付して重複説明は省略する。
この実施形態の場合、帯板状部材20の一端側21に設けられた第一の係合部は、帯板状部材20の他端側22および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、その先端を帯板状部材に沿って平行に延在させた爪部34を有する係合爪33で構成されている。この係合爪33は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としている。
帯板状部材20の他端側22の先端に設けられた第二の係合部は、その先端を内径側に彎曲させることにより形成された彎曲部47を有する係合片46で構成されている。この係合片46は、その根元部位を外径側へ折曲成形することにより、帯板状部材20の長手方向に沿って平行に配置されている。係合片46の彎曲部47は、係合片46が帯板状部材20の長手方向に沿って平行に延びる方向に対する彎曲角度βを90°以上としている。
このブーツバンド10では、帯板状部材20をブーツ(図19および図20参照)に巻回してリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とをその他端側22が内径側となるように重ね合わせ、帯板状部材20の先端側に位置する係合片46を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させる(図2参照)。このようにして帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態では、帯板状部材20の他端側22をその一端側21で外径側から内径側へ押え付けた状態となる。
この状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを工具(図示せず)で強制的に近接させることにより、貫通孔23から外径側へ導出された係合片46を係合爪33に引っ掛け係止させる(図3参照)。具体的には、図9に示すように、係合片46の先端の彎曲部47は係合爪33の先端の爪部34を抱持するように引っ掛け係止される。このブーツバンド10の締め付けにより、ブーツを外側継手部材あるいは中間シャフトに固定する。
このようにして、帯板状部材20をリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを強制的に近接させようとした場合でも、帯板状部材20の重なり部分でその帯板状部材20の外径側が係合爪33を乗り越えるようなことがないので、係合爪33および係合片46が変形することはない。
このブーツバンド10において、係合爪33は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下とし、係合片46の彎曲部47は、係合片46が帯板状部材20の長手方向に沿って平行に延びる方向に対する彎曲角度βを90°以上としていることから、係合片46の係合爪33への引っ掛け係止を確実にしている。また、帯板状部材20の他端側22に位置する係合片46の根元部位を外径側へ折曲成形した構造とすることにより、係合片46を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔23から導出された係合片46を係合爪33に引っ掛け係止させることが容易となる。
なお、ブーツバンド10では、帯板状部材20を切り起こすことにより形成した係合爪33を例示しているが、図10(A)〜(C)に示すように、帯板状部材20の切り込み部分を隆起させることにより形成された係合爪33aとすることも可能である。
図11(A)(B)に示す第四の実施形態におけるブーツバンド10は、帯板状部材20の一端側21に第一の工具爪50および第一の係合部である係合爪35を配設すると共に帯板状部材20の先端側に位置する第一の工具爪50と係合爪35との間に貫通孔23を形成し、帯板状部材20の他端側22に第二の係合部である係合孔48および第二の工具爪60を配設した構造を具備する。なお、この第四の実施形態において、第一の実施形態と異なる点は、係合爪35および係合孔48のみであるため、それ以外の部分、つまり、第一の工具爪50および第二の工具爪60については第一の実施形態と同一参照符号を付して重複説明は省略する。
この実施形態の場合、帯板状部材20の一端側21に設けられた第一の係合部は、帯板状部材20の他端側22および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成された係合爪35で構成されている。この係合爪35は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としている。
帯板状部材20の他端側22の先端に設けられた第二の係合部は、内径側から外径側へ貫通するように形成され、係合爪35が挿通された状態で係止される係合孔48で構成されている。この係合孔48は、帯板状部材20の他端側22の先端部分を外径側へ折曲成形することにより、その先端部分が帯板状部材20の長手方向に沿って平行に配置されている。
このブーツバンド10では、帯板状部材20をブーツ(図19および図20参照)に巻回してリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とをその他端側22が内径側となるように重ね合わせ、帯板状部材20の他端側22を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させる(図2参照)。このようにして帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態では、帯板状部材20の他端側22をその一端側21で外径側から内径側へ押え付けた状態となる。
この状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを工具(図示せず)で強制的に近接させることにより、貫通孔23から外径側へ導出された係合孔48を係合爪35に引っ掛け係止させる(図3参照)。具体的には、図12に示すように、係合孔48に係合爪35の先端を挿通させて引っ掛け係止させている。このブーツバンド10の締め付けにより、ブーツを外側継手部材あるいは中間シャフトに固定する。
このようにして、帯板状部材20をリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを強制的に近接させようとした場合でも、帯板状部材20の重なり部分でその帯板状部材20の外径側が係合爪35を乗り越えるようなことがないので、係合爪35および係合孔48が変形することはない。
このブーツバンド10において、係合爪35は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としていることから、係合孔48の係合爪35への引っ掛け係止を確実にしている。また、帯板状部材20の他端側22に位置する係合孔48を外径側へ折曲成形した構造とすることにより、帯板状部材20の他端側22を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔23から導出されて外径側に位置する帯板状部材20の他端側22を、内径側に位置する帯板状部材20の一端側21に沿わせて係合孔48を係合爪35に引っ掛け係止することが容易となる。
なお、ブーツバンド10では、帯板状部材20を切り起こすことにより形成した係合爪35を例示しているが、図13(A)〜(C)に示すように、帯板状部材20の切り込み部分を隆起させることにより形成された係合爪35aとすることも可能である。
図14(A)(B)に示す第五の実施形態におけるブーツバンド10は、帯板状部材20の一端側21に第一の工具爪50および第一の係合部である係合爪36を配設すると共に帯板状部材20の先端側に位置する第一の工具爪50と係合爪36との間に貫通孔23を形成し、帯板状部材20の他端側22に第二の係合部である係合孔49および第二の工具爪60を配設した構造を具備する。なお、この第五の実施形態において、第一の実施形態と異なる点は、係合爪36および係合孔49のみであるため、それ以外の部分、つまり、第一の工具爪50および第二の工具爪60については第一の実施形態と同一参照符号を付して重複説明は省略する。
この実施形態の場合、帯板状部材20の一端側21に設けられた第一の係合部は、帯板状部材20の他端側22および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、その先端を帯板状部材20に沿って平行に延在させた爪部37を有する係合爪36で構成されている。この係合爪36は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としている。
帯板状部材20の他端側22の先端に設けられた第二の係合部は、内径側から外径側へ貫通するように形成され、係合爪36が挿通された状態で係止される係合孔49で構成されている。この係合孔49は、帯板状部材20の他端側22の先端部分を外径側へ折曲成形することにより、その先端部分が帯板状部材20の長手方向に沿って平行に配置されている。
このブーツバンド10では、帯板状部材20をブーツ(図19および図20参照)に巻回してリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とをその他端側22が内径側となるように重ね合わせ、帯板状部材20の他端側22を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させる(図2参照)。このようにして帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態では、帯板状部材20の他端側22をその一端側21で外径側から内径側へ押え付けた状態となる。
この状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを工具(図示せず)で強制的に近接させることにより、貫通孔23から外径側へ導出された係合孔49を係合爪36に引っ掛け係止させる(図3参照)。具体的には、図15に示すように、係合孔49に係合爪36の先端を挿通させてその爪部37とで挟持するように引っ掛け係止させる。このブーツバンド10の締め付けにより、ブーツを外側継手部材あるいは中間シャフトに固定する。
このようにして、帯板状部材20をリング状に成形して帯板状部材20の一端側21と他端側22とを重ね合わせた状態から、第一の工具爪50と第二の工具爪60とを強制的に近接させようとした場合でも、帯板状部材20の重なり部分でその帯板状部材20の外径側が係合爪36を乗り越えるようなことがないので、係合爪36および係合孔49が変形することはない。
このブーツバンド10において、係合爪36は、帯板状部材20の板面に対する傾斜角度αを90°以下としていることから、係合孔49の係合爪36への引っ掛け係止を確実にしている。また、帯板状部材20の他端側22に位置する係合孔49を外径側へ折曲成形した構造とすることにより、帯板状部材20の他端側22を貫通孔23に内径側から外径側へ挿通させ、その貫通孔23から導出されて外径側に位置する帯板状部材20の他端側22を、内径側に位置する帯板状部材20の一端側21に沿わせて係合孔49を係合爪36に引っ掛け係止することが容易となる。
なお、ブーツバンド10では、帯板状部材20を切り起こすことにより形成した係合爪36を例示しているが、図16(A)〜(C)に示すように、帯板状部材20の切り込み部分を隆起させることにより形成された係合爪36aとすることも可能である。
以上で説明した各実施形態では、帯板状部材20の他端側22に設けられた第二の工具爪50は、帯板状部材20の切り込み部分を外径側に隆起させることにより、その帯板状部材20の開口部両側を跨ぐように形成され、その開口部を第一の係合部側と第二の係合部側の両側に開口させた構造を例示したが、図17に示すような構造であってもよい。同図に示す第二の工具爪51は、帯板状部材20の他端側22を切り起こして形成され、第二の係合部側のみを開口させた構造であってもよい。
また、図18(A)に示すように第一の工具爪50において、第二の工具爪60と対向する部位に出っ張り部52を設け、図18(B)に示すように第二の工具爪60において、第一の工具爪50と対向する部位に出っ張り部62を設けるようにしてもよい。このようにすれば、ブーツバンド10の締め付け時に、工具が第一の工具爪50および第二の工具爪60に引っ掛け易くなる点で有効である。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
10 ブーツバンド
20 帯板状部材
21 帯板状部材の一端側
22 帯板状部材の他端側
30,32,33,35,36 第一の係合部(係合爪)
40,44,46,48,49 第二の係合部(係合片、係合孔)
50 第一の工具爪
60 第二の工具爪
80 ブーツ
73 被固定部材(外側継手部材)
79 被固定部材(中間シャフト)

Claims (7)

  1. 帯板状部材の一端側に第一の工具爪および第一の係合部を配設すると共に前記帯板状部材の先端側に位置する第一の工具爪と前記第一の係合部との間に貫通孔を形成し、前記帯板状部材の他端側に第二の係合部および第二の工具爪を配設し、前記帯板状部材をブーツに巻回してリング状に成形してその一端側と他端側とを前記他端側が内径側となるように重ね合わせ、前記帯板状部材の先端側に位置する第二の係合部を貫通孔に内径側から外径側へ挿通させ、第一の工具爪と第二の工具爪とを強制的に近接させることにより、前記貫通孔から外径側へ導出された第二の係合部を第一の係合部に引っ掛け係止させるようにしたことを特徴とするブーツバンド。
  2. 前記帯板状部材の他端側に位置する第二の係合部の根元部位を外径側へ折曲成形した請求項1に記載のブーツバンド。
  3. 前記第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、前記帯板状部材の幅方向に間隔をあけて配された二つの爪部を有する係合爪で構成され、前記第二の係合部は、前記係合爪の爪部間に挿入配置される首部と、その首部の先端側に一体的に設けられ、係合爪の爪部に係止される頭部とからなる係合片で構成されている請求項1又は2に記載のブーツバンド。
  4. 前記第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成された係合爪で構成され、前記第二の係合部は、その先端を内径側に折り曲げることにより形成され、前記係合爪の先端に引っ掛けた状態で係止される折曲部を有する係合片で構成されている請求項1又は2に記載のブーツバンド。
  5. 前記第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、その先端を帯板状部材に沿って平行に延在させた爪部を有する係合爪で構成され、前記第二の係合部は、その先端を内径側に彎曲させることにより形成され、前記係合爪の爪部を抱持するように係止される彎曲部を有する係合片で構成されている請求項1又は2に記載のブーツバンド。
  6. 前記第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成された係合爪で構成され、前記第二の係合部は、内径側から外径側へ貫通するように形成され、前記係合爪が挿通された状態で係止される係合孔で構成されている請求項1又は2に記載のブーツバンド。
  7. 前記第一の係合部は、帯板状部材の他端側および外径側に向けて傾斜するように切り起こして形成され、その先端を帯板状部材に沿って平行に延在させた爪部を有する係合爪で構成され、前記第二の係合部は、内径側から外径側へ貫通するように形成され、前記係合爪が挿通された状態でその係合爪の爪部とで挟持されるように係止される係合孔で構成されている請求項1又は2に記載のブーツバンド。
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