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JP5842608B2 - 基地局、通信方法およびプログラム - Google Patents

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JP5842608B2
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Description

本開示は、基地局、通信方法およびプログラムに関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、無線通信のさらなるパフォーマンスの向上を達成するために、次世代型無線通信であるLTEの規格策定作業が行われている。このLTEでは、Home eNodeB(フェムトセル基地局、携帯電話用小型基地局)、RRH(リモートラジオヘッド)およびピコeNodeBなど、マクロeNodeB以外の基地局の導入によりカバレッジを向上させることも検討されている。このような次世代型無線通信については例えば特許文献1にも開示されている。
また、LTEのRel10では、ABS(Almost Blan Subframe)という干渉制御方法が規格化された。ABSは、一部のサブフレームにおいてマクロeNodeBからのリファレンス信号以外の送信を制限すること、または、マクロeNodeBからのリファレンス信号以外の送信が制限されるサブフレームである。このABSに設定されたサブフレームでは、マクロeNodeBが提供するセル内のピコeNodeBに属するUE(User Equipment)の受信信号に対する干渉を減少させることが可能である。なお、隣接するマクロeNodeB間で同一のサブフレームに設定されることが想定されていた。
特表2011−521512号公報
しかし、3GPPでは、マクロeNodeB間で異なるABSを設定することを許容するMultiple_ABSという技術が検討されている。Multiple_ABSが導入されると、隣接する複数のマクロeNodeBのうちで、同一のサブフレームをABSに設定しているマクロeNodeBと設定していないマクロeNodeBが混在することになる。その結果、マクロeNodeBがABSを設定していないサブフレームであっても、ピコeNodeBに属するUEの受信信号は隣接するマクロeNodeBから干渉を受けてしまう場合が考えられる。
そこで、本開示では、各通信フレームの干渉からの保護状態を適切に判断することが可能な、新規かつ改良された基地局、通信方法およびプログラムを提案する。
本開示によれば、基地局であって、通信フレームのうちで、リファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定する設定部と、隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信する設定情報受信部と、前記設定部により設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断する判断部と、を備える基地局が提供される。
また、本開示によれば、通信フレームのうちで、基地局からのリファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定することと、隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信することと、前記基地局に設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断することと、を含む通信方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、通信フレームのうちで、基地局からリファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定する設定部と、隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信する設定情報受信部と、前記設定部により設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断する判断部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、各通信フレームの干渉からの保護状態を適切に判断することができる。
本開示の実施形態による通信システムの構成を示した説明図である。 4Gのフレームフォーマットを示した説明図である。 ピコeNodeBのレンジ拡張エリアを示した説明図である。 ABSに設定されたサブフレームを示す説明図である。 MBSFN型のABSに設定されたサブフレームを示す説明図である。 Configurationの具体例を示した説明図である。 本開示の第1の実施形態によるeNodeBの構成を示した機能ブロック図である。 干渉判断部による判断の具体例を示した説明図である。 本開示の第1の実施形態によるeNodeBの動作を示したフローチャートである。 干渉判断部による判断の変形例を示した説明図である。 変形例による動作を示したフローチャートである。 第1の実施形態の応用例を示した説明図である。 本開示の第2の実施形態によるeNodeBの構成を示した機能ブロック図である。 eNodeBおよびピコeNodeBの配置の一例を示した説明図である。 本開示の第2の実施形態によるeNodeBの動作を示したフローチャートである。 本開示の第3の実施形態によるピコeNodeBの構成を示した説明図である。 本開示の第3の実施形態によるUEの構成を示した機能ブロック図である。 本開示の第3の実施形態による信号品質の測定の具体例を示した説明図である。 信号品質測定の応用例を示した説明図である。 本開示の第3の実施形態による通信システムの動作を示したシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてUE20A、20Bおよび20Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、UE20A、20Bおよび20Cを特に区別する必要が無い場合には、単にUE20と称する。
また、以下に示す項目順序に従って本開示を説明する。
1.通信システムの基本構成
2.第1の実施形態
2−1.第1の実施形態によるeNodeBの構成
2−2.第1の実施形態によるeNodeBの動作
2−3.応用例
3.第2の実施形態
3−1.第2の実施形態によるeNodeBの構成
3−2.第2の実施形態によるeNodeBの動作
3−3.変形例
4.第3の実施形態
4−1.ピコeNodeBの構成
4−2.UEの構成
4−3.信号品質の測定
4−4.通信システムの動作
5.むすび
<<1.通信システムの基本構成>>
図1は、本開示の実施形態による通信システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本開示の実施形態による通信システムは、複数のeNodeB10と、複数のUE(User Equipment)20と、複数のピコeNodeB30と、を備える。
eNodeB10は、eNodeB10が提供するセル、すなわちeNodeB10のカバレッジに含まれるUE20と通信する無線基地局である(本明細書においては、特段の記載が無い場合、eNodeB10はマクロeNodeBを指す。)。このeNodeB10は、数Kmから10Km程度のセルを形成する大電力の出力を有する。また、各eNodeB10は、X2インタフェースと呼ばれる有線で接続されており、X2インタフェースを介して他のeNodeB10と制御データやユーザデータなどを通信することが可能である。
ピコeNodeB30は、eNodeB10より送信電力が例えば数10dB程度低い低送信電力型の通信制御装置である。したがって、ピコeNodeB30は、eNodeB10が形成するセル内で、eNodeB10より小さいセルを形成する。このようなピコeNodeB30は、ピコeNodeB30に属するUE20との通信を制御する。また、ピコeNodeB30は、eNodeB10とX2インタフェースにより接続され、X2インタフェースを介してeNodeB10と制御データやユーザデータなどを通信することが可能である。
UE20は、eNodeB10またはピコeNodeB30などの基地局により割り当てられたダウンリンク用のリソースブロックにおいて受信処理を行い、アップリンク用のリソースブロックにおいて送信処理を行う通信端末である。図1に示した例では、UE20Aは、eNodeB10Aに属し、eNodeB10Aとの間でアップリンク通信およびダウンリンク通信を行う。また、UE20Bは、ピコeNodeB30に属し、ピコeNodeB30との間でアップリンク通信およびダウンリンク通信を行う。
このUE20は、例えば、スマートフォンであってもよいし、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。さらに、UE20は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの移動通信装置であってもよい。
(フレーム構成)
続いて、上述したeNodeB10などの基地局と、UE20との間で共有される無線フレームについて説明する。
図2は、4Gのフレームフォーマットを示した説明図である。図2に示したように、10msの無線フレームは、10個の1msのサブフレーム#0〜#9から構成されている。各サブフレームは、12サブキャリア×14OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルからなる1つのリソースブロックであり、スケジューリングの割り当てはこのリソースブロック単位で行われる。なお、1OFDMシンボルは、OFDM変調方式の通信方式で用いられる単位であり、1回のFFT(Fast Fourier Transform)で処理されたデータを出力する単位である。
また、図2に示したように、各サブフレームは制御領域およびデータ領域からなる。制御領域は、先頭の1〜3OFDMシンボルからなり(図2においては、制御領域が3OFDMシンボルである例を示している。)、PDCCH(Phy DownLink Control Channel)と呼ばれる制御信号の送信のために用いられる。また、制御領域に続くデータ領域は、PDSCH(Phy DownLink Shared Channel)と呼ばれるユーザデータなどの送信のために用いられる。
さらに、制御領域およびデータ領域には、Cell−specificなリファレンス信号(RS)が配置される。UE20は、このリファレンス信号を受信することによりチャネル推定を行い、チャネル推定結果に基づいてPDSCHなどの復号処理を行うことが可能である。
(レンジ拡張)
ところで、UE20は、受信電力の測定(メジャメント)を行い、基本的に、受信電力が最も大きい基地局を接続先に決定する。しかし、ピコeNodeB30は、上述したようにeNodeB10よりも送信電力が低い。このため、UE20によるメジャメントでは、UE20がピコeNodeB30の近くに位置する場合であっても、eNodeB10の受信電力の方が大きくなってしまうことが多い。結果、UE20がピコeNodeB30に属する機会が少なくなってしまう。
このような不具合を改善するために、レンジ拡張(Range Expansion)という技術が考えられた。レンジ拡張は、ピコeNodeB30のセルを拡張する技術である。具体的には、UE20がメジャメントを行う際に、ピコeNodeB30の受信電力を、実際の測定値より20dB程度大きいな値とみなす技術である。
図3は、ピコeNodeB30のレンジ拡張エリアを示した説明図である。上記のレンジ拡張により、ピコeNodeB30のセルは、図3に示したレンジ拡張エリアまで拡張される。かかる構成により、UE20がピコeNodeB30に属する機会を増やすことが可能である。
一方、ピコeNodeB30に属し、レンジ拡張エリアに位置するUE20においては、eNodeB10からの受信電力が、ピコeNodeB30よりも20dB程度高くなる場合がある。このため、eNodeB10からの干渉を適切に制御することが重要である。以下、PDSCHが送信されるデータ領域の干渉制御、およびPDCCHが送信される制御領域の干渉制御について説明する。
(データ領域の干渉制御)
データ領域の干渉は、ICIC(Inter−Cell Interference Coordination)により対応可能である。具体的には、eNodeB10は、周囲のeNodeB10とX2インタフェースを介して、干渉が大きいリソースブロック、または干渉が大きくなると予想されるリソースブロックの情報を交換することにより、データ領域の干渉をリソースブロック単位で制御することが可能である。一方、ICICではPDCCHの送信は停止されないので、ICICにより制御領域の干渉を回避することは困難であった。
(制御領域の干渉制御−ABS)
このため、制御領域の干渉制御のために、ABS(Almost Blan Subframe)が採用された。ABSは、一部のサブフレームにおいてマクロeNodeBからのリファレンス信号以外の送信を制限することであり、ABSに設定されたサブフレームは、リファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームとなる。以下、図4を参照し、ABSについてより具体的に説明する。
図4は、ABSに設定されたサブフレームを示す説明図である。図4に示したように、ABSに設定されたサブフレームでは、PDCCHおよびPDSCHが送信されず、制御領域のリファレンス信号およびデータ領域のリファレンス信号が送信される。これにより、eNodeB10がABSに設定されたサブフレームでは、ピコeNodeB30の制御領域およびデータ領域の双方の干渉が抑制される。
なお、ABSには、MBSFN(Multimedia Broadcast multicast Single Frequency Network)型のABSも含まれる。MBSFN型のABSに設定されたサブフレームでは、図5に示したように、データ領域のリファレンス信号が送信されず、制御領域のリファレンス信号のみが送信される。このため、MBSFN型のABSに設定されたサブフレームでは、図4に示した通常のABSよりもピコeNodeB30の干渉がさらに抑制される。
(ABSの設定パターン)
上記のABSの設定パターンとして、8個のサブフレームを周期とする複数のConfigurationが規定されている。以下、図6を参照し、Configurationの具体例を説明する。
図6は、Configurationの具体例を示した説明図である。図6に示したように、Configuration1では、第1サブフレームにはABSが設定されず、第2〜第8サブフレームにABSが設定される。また、Configuration2では、第1および第5サブフレームにはABSが設定されず、第2〜第4サブフレームおよび第6〜第8サブフレームにABSが設定される。Configuration3〜5についても同様に8msを周期とするパターンに従ってABSが設定される。
なお、1無線フレームは10msであるが、ハイブリッドACKの周期が8msであるので、このハイブリッドACKとの整合性の観点からConfigurationの周期も8msに決められた。
(Multiple_ABS)
これまで、隣接するeNodeB10は、上記のConfigurationのうち、同一のConfigurationを設定することが考えられていた。例えば図1に示した例において、eNodeB10AがABSに設定したサブフレームは、eNodeB10Bおよび10CによってもABSに設定されることが考えられていた。このため、eNodeB10AがABSに設定したサブフレームでは、eNodeB10Aのセル境界付近に位置するUE20Bが隣接するeNodeB10Bおよび10Cから受ける干渉は少なかった。
しかし、近日、隣接するeNodeB10の間で異なるConfigurationを設定することを許容するMultiple_ABSという技術が検討されている。この背景は、eNodeB10によってABSに設定するサブフレームの適切な量は異なることであろう。すなわち、多くのピコeNodeB30が属するeNodeB10は多くのサブフレームをABSに設定すべきである一方、属するピコeNodeB30が少ないeNodeB10は多くのサブフレームをABSに設定する意義は少ない。
このようなMultiple_ABSの導入により、隣接する複数のマクロeNodeBのうちで、同一のサブフレームをABSに設定しているマクロeNodeBと設定していないマクロeNodeBが混在することになる。例えば、図1に示したeNodeB10AがConfiguration2を設定し、eNodeB10BがConfiguration5を設定した場合、eNodeB10Aにとってサブフレーム#3はABSであるが、eNodeB10Bにとってサブフレーム#3はABSでない。このため、eNodeB10Aのセル境界付近に位置するUE20Bは、サブフレーム#3においてeNodeB10Bから干渉を受ける場合がある。
<<2.第1の実施形態>>
(第1の実施形態の背景)
以上説明したように、Multiple_ABSの導入により、ピコeNodeB30は、ピコeNodeB30の属するeNodeB10のConfigurationを考慮するのみでは、適切に干渉を回避することが困難である。
このため、複数のeNodeB10が各々のConfigurationをピコeNodeB30に通知することが考えられるが、この通知は、ピコeNodeB30へのX2インタフェースの負荷増大につながる。また、ピコeNodeB30は、基本的に1つのeNodeB10との間にX2インタフェースを有するので、1のeNodeB10からConfigurationを通知することが適切である。
また、これまでの議論では、1つのConfigurationをeNodeB10とピコeNodeB30の間でX2インタフェースを介して共有することが考えられていた。したがって、バックワードコンパチビリティの観点からは、複数のeNodeB10の複数のConfigurationをピコeNodeB30に通知することは望ましくない。
そこで、上記事情を一着眼点にして本開示の第1の実施形態を創作するに至った。本開示の第1の実施形態によれば、Multiple_ABSが導入された場合であっても、各サブフレームの干渉からの保護状態を適切に判断することができる。以下、このような本開示の第1の実施形態について詳細に説明する。
<2−1.第1の実施形態によるeNodeBの構成>
図7は、本開示の第1の実施形態によるeNodeB10の構成を示した機能ブロック図である。図7に示したように、本開示の第1の実施形態によるeNodeB10は、アンテナ群104と、無線処理部110と、DA/AD変換部120と、デジタル処理部130と、ABS設定部140と、X2通信部150と、Configuration保持部160と、干渉判断部170と、を備える。
(アンテナ群)
アンテナ群104は、UE20から無線信号を受信して電気的な高周波信号を取得し、高周波信号を無線処理部110へ供給する。また、アンテナ群104は、無線処理部110から供給される高周波信号に基づいて無線信号をUE20に送信する。eNodeB10は、このように複数のアンテナからなるアンテナ群104を備えるため、MIMO通信やダイバーシティ通信を行うことが可能である。
(無線処理部)
無線処理部110は、増幅、フィルタリング、およびダウンコンバージョンなどのアナログ処理を行うことにより、アンテナ群104から供給される高周波信号をベースバンド信号(アップリンク信号)に変換する。また、無線処理部110は、DA/AD変換部120から供給されるベースバンド信号(ダウンリンク信号)を高周波信号に変換する。
(DA/AD変換部)
DA/AD変換部120は、無線処理部110から供給されるアナログ形式のアップリンク信号をデジタル形式に変換し、デジタル処理部130に供給する。また、DA/AD変換部120は、デジタル処理部130から供給されるデジタル形式のダウンリンク信号をアナログ形式に変換し、無線処理部110に供給する。
(デジタル処理部)
デジタル処理部130は、DA/AD変換部120から供給されるアップリンク信号にデジタル処理を施し、PUCCHのような制御信号や、PUSCHのようなユーザデータを検出する。また、デジタル処理部130は、eNodeB10から送信するためのデジタル形式のダウンリンク信号を生成し、ダウンリンク信号をDA/AD変換部120に供給する。
(ABS設定部)
ABS設定部140は、図6を参照して説明したConfigurationの選択および設定により、ABSを設定する。
(X2通信部)
X2通信部150は、他のeNodeB10やピコeNodeB30とX2インタフェースを介して通信を行うための構成である。例えば、X2通信部150は、周囲のeNodeB10のABSの設定情報、すなわちConfigurationを受信する設定情報受信部としての機能を有する。また、X2通信部150は、干渉判断部170によるサブフレームごとの干渉保護状態の判断結果を示す情報をピコeNodeB30に通知する通知部としての機能も有する。
(Configuration保持部)
Configuration保持部160は、X2通信部150によって受信された周囲のeNodeB10のConfigurationを保持する。
(干渉判断部)
干渉判断部170は、eNodeB10のセル内のピコeNodeB30に属するUE20の干渉保護状態をサブフレームごとに判断する。具体的には、干渉判断部170は、ABS設定部140により設定されたConfiguration、およびConfiguration保持部160に保持されている隣接するeNodeB10のConfigurationに基づいて上記干渉保護状態を判断する。
例えば、対象のピコeNodeB30をセル内に含むeNodeB10(以下、必要に応じてサービングeNodeB10と称する。)、および隣接するeNodeB10のいずれによってもABSに設定されているサブフレームでは、ピコeNodeB30に属するUE20の通信が受ける干渉は少ないと考えられる。このため、干渉判断部170は、サービングeNodeB10および隣接するeNodeB10がABSに設定しているサブフレームを保護(Protected)フレームと判断する。
また、サービングeNodeB10および隣接するeNodeB10のいずれによってもABSに設定されていないサブフレームでは、ピコeNodeB30に属するUE20の通信は複数のeNodeB10から干渉を受けると考えられる。このため、干渉判断部170は、サービングeNodeB10および隣接するeNodeB10のいずれによってもABSに設定されていないサブフレームを非保護(Not Protected)フレームと判断する。
また、隣接するeNodeB10がABSに設定しているサブフレームであっても、サービングeNodeB10がABSに設定していないサブフレームでは、ピコeNodeB30に属するUE20の通信がサービングeNodeB10から干渉を受ける可能性が高い。そこで、干渉判断部170は、隣接するeNodeB10がABSに設定しており、サービングeNodeB10がABSに設定していないサブフレームを、非保護フレームと判断してもよい。
また、サービングeNodeB10がABSに設定しているサブフレームであっても、隣接するeNodeB10がABSに設定していないサブフレームでは、ピコeNodeB30に属するUE20の通信が隣接するeNodeB10から干渉を受ける可能性がある。すなわち、ピコeNodeB30に属するUE20の通信が受ける干渉が強い場合も、弱い場合も考えられる。そこで、干渉判断部170は、サービングeNodeB10がABSに設定しており、隣接するeNodeB10がABSに設定していないサブフレームは、干渉状態が不確定な不確定(Partial Protected)フレームと判断する。
ここで、図8を参照し、上述した干渉判断部170による判断の具体例を説明する。
図8は、干渉判断部170による判断の具体例を示した説明図である。より詳細には、図8には、サービングeNodeB10AがConfiguration2を設定し、隣接するeNodeB10Bおよび10Cが各々Configuration3および4を設定している例を示している。
この場合、サブフレーム#2および#6は、全てのeNodeB10によりABSに設定されているので、干渉判断部170は、サブフレーム#2および#6を保護フレームと判断する。
また、サブフレーム#1および#5は、いずれのeNodeB10もABSに設定していないので、干渉判断部170は、サブフレーム#1および#5を非保護フレームと判断する。
また、サブフレーム#3および#7は、隣接するeNodeB10BがABSに設定しており、サービングeNodeB10AがABSに設定していないサブフレームであるので、干渉判断部170は、サブフレーム#3および#7を非保護フレームと判断する。
また、サブフレーム#4および#8は、サービングeNodeB10がABSに設定しており、隣接するeNodeB10がABSに設定していないサブフレームであるので、干渉判断部170は、サブフレーム#4および#8を不確定フレームと判断する。
干渉判断部170は、このように各サブフレームの干渉保護状態を判断すると、判断結果に対応するConfigurationXを特定する。ここで、本実施形態においては、図6を参照して説明したConfiguration1〜5に、不確定フレームを含む組合せを規定するConfigurationが追加されており、干渉判断部170は、これらConfigurationから判断結果に対応するConfigurationXを特定する。そして、X2通信部150が、干渉判断部170により特定されたConfigurationXをピコeNodeB30に通知する。
かかる構成により、複数のeNodeB10の複数のConfigurationをピコeNodeB30に通知することなく、サービングeNodeB10から通知される1つのConfigurationに基づいてピコeNodeB30が各サブフレームの干渉保護状態を適切に把握することが可能となる。
<2−2.第1の実施形態によるeNodeBの動作>
以上、本開示の第1の実施形態によるeNodeB10の構成を説明した。続いて、図9を参照し、本開示の第1の実施形態によるeNodeB10の動作を説明する。
図9は、本開示の第1の実施形態によるeNodeB10の動作を示したフローチャートである。図9に示したように、まず、サービングeNodeB10のABS設定部140がConfigurationを選択してABSを設定し(S404)、X2通信部150が隣接するeNodeB10のConfigurationを受信する(S408)。その後、干渉判断部170が、サブフレームごとにS412〜S428に示す判断を行う。
具体的には、干渉判断部170は、対象のサブフレームがサービングeNodeB10によりABSに設定されているか否かを判断する(S412)。そして、対象のサブフレームがサービングeNodeB10によりABSに設定されていない場合、干渉判断部170は当該サブフレームを非保護フレームと判断する(S416)。
一方、干渉判断部170は、対象のサブフレームがサービングeNodeB10によりABSに設定されている場合、全ての隣接するeNodeB10が当該サブフレームをABSに設定しているか否かを判断する(S420)。そして、全ての隣接するeNodeB10が当該サブフレームをABSに設定している場合、干渉判断部170は当該サブフレームを保護フレームと判断する(S424)。一方、一部の隣接するeNodeB10が当該サブフレームをABSに設定していない場合(S420)、干渉判断部170は当該サブフレームを不確定フレームと判断する(S428)。
その後、干渉判断部170は、各サブフレームの判断結果に対応するConfigurationを特定し、特定されたConfigurationをX2通信部150がピコeNodeB30に通知する(S432)。
(変形例)
なお、上記では、隣接するeNodeB10がABSに設定しており、サービングeNodeB10がABSに設定していないサブフレームが非保護フレームとして扱われる例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、干渉判断部170は、隣接するeNodeB10がABSに設定しており、サービングeNodeB10がABSに設定していないサブフレームを不確定フレームと判断してもよい。以下、図10および図11を参照し、このような変形例について説明する。
図10は、干渉判断部170による判断の変形例を示した説明図である。より詳細には、図10には、図8と同様に、サービングeNodeB10AがConfiguration2を設定し、隣接するeNodeB10Bおよび10Cが各々Configuration3および4を設定している例を示している。
この場合、サブフレーム#3および#7は、隣接するeNodeB10BがABSに設定しており、サービングeNodeB10AがABSに設定していないサブフレームであるので、変形例による干渉判断部170は、図10に示したように、サブフレーム#3および#7を非保護フレームと判断する。なお、サブフレーム#1、#2、#4〜6、および#8に関する判断結果は図8を参照して説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
図11は、変形例による動作を示したフローチャートである。図11に示したように、まず、サービングeNodeB10のABS設定部140がConfigurationを選択してABSを設定し(S404)、X2通信部150が隣接するeNodeB10のConfigurationを受信する(S408)。その後、干渉判断部170が、サブフレームごとにS414〜S430に示す判断を行う。
具体的には、干渉判断部170は、対象のサブフレームがサービングeNodeB10および隣接するeNodeB10を含む全てのeNodeB10によりABSに設定されているか否かを判断する(S414)。そして、対象のサブフレームが全てのeNodeBによりABSに設定されている場合、干渉判断部170は当該サブフレームを保護フレームと判断する(S418)。
一方、干渉判断部170は、対象のサブフレームが全てでなく一部のeNodeB10によりABSに設定されているか否かを判断する(S422)。そして、対象のサブフレームがいずれのeNodeB10によってもABSに設定されていない場合、干渉判断部170は当該サブフレームを非保護フレームと判断する(S426)。一方、対象のサブフレームが一部のeNodeB10によりABSに設定されている場合、干渉判断部170は当該サブフレームを不確定フレームと判断する(S430)。
その後、干渉判断部170は、各サブフレームの判断結果に対応するConfigurationを特定し、特定されたConfigurationをX2通信部150がピコeNodeB30に通知する(S432)。
<2−3.応用例>
以上説明したように、本実施形態によれば、干渉の可能性のある不確定フレームを示すConfigurationをピコeNodeB30に通知するので、ピコeNodeB30は、例えば、非保護フレームに加え、不確定フレームを避けてレンジ拡張エリア内のUE20に対するスケジューリングを行うことが可能となる。
しかし、不確定フレームの数が増加すると、ピコeNodeB30が割当て可能なリソース量に悪影響がでるので、ピコeNodeB30のスループットが低下する場合が考えられる。そこで、本実施形態の応用例として、不確定フレームの数を抑制するための構成を以下に説明する。
応用例によるABS設定部140は、周囲のeNodeB10と協調して、eNodeB10のセクタ毎にConfigurationを設定する。具体的には、隣接する複数のeNodeB10の各々のABS設定部140は、当該複数のeNodeB10の中心方向に向かうセクタに同一のConfigurationを設定する。以下、図12を参照してより具体的に説明する。
図12は、第1の実施形態の応用例を示した説明図である。図12に示したように、eNodeB10Aの、eNodeB10A〜10Dの中心方向に向かうセクタは、第1セクタS1Aである。また、eNodeB10Bの、eNodeB10A〜10Dの中心方向に向かうセクタは、第1セクタS1Bである。また、eNodeB10Cの、eNodeB10A〜10Dの中心方向に向かうセクタは、第1セクタS1Cである。同様に、eNodeB10Dの、eNodeB10A〜10Dの中心方向に向かうセクタは、第1セクタS1Dである。
このため、eNodeB10A〜10DのABS設定部140は、eNodeB10Aの第1セクタS1A、eNodeB10Bの第1セクタS1B、eNodeB10Cの第1セクタS1C、およびeNodeB10Dの第1セクタS1Dに、同一のConfiguration2を設定する。
同様にして、eNodeB10A、10D〜10FのABS設定部140は、eNodeB10Aの第1セクタS2A、eNodeB10Dの第1セクタS2D、eNodeB10Eの第1セクタS1E、およびeNodeB10Fの第1セクタS1Fに、同一のConfiguration3を設定する。
ここで、応用例による干渉判断部170は、隣接する複数のeNodeB10の各々の、複数のeNodeB10の中心方向に向かうセクタに設定されたConfigurationに基づいて干渉を判断する。このため、これらセクタに同一のConfigurationが設定される当該応用例によれば、同一のサブフレームをABSに設定するeNodeB10とABSに設定しないeNodeB10の混在を回避できるので、不確定フレームの数を抑制することが可能である。結果、ピコeNodeB30のスループットを向上することができる。
<<3.第2の実施形態>>
以上、本開示の第1の実施形態を説明した。続いて、本開示の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態によれば、eNodeB10−2内のピコeNodeB30ごとにConfigurationを判断することにより、各ピコeNodeB30に適したConfigurationを通知することが可能となる。
<3−1.第2の実施形態によるeNodeBの構成>
図13は、本開示の第2の実施形態によるeNodeB10−2の構成を示した機能ブロック図である。図13に示したように、本開示の第2の実施形態によるeNodeB10−2は、アンテナ群104と、無線処理部110と、DA/AD変換部120と、デジタル処理部130と、ABS設定部140と、X2通信部150と、Configuration保持部160と、干渉判断部172と、位置情報保持部180と、を備える。アンテナ群104、無線処理部110、DA/AD変換部120、デジタル処理部130およびABS設定部140などの構成については第1の実施形態において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
(位置情報保持部)
位置情報保持部180は、eNodeB10−2内のピコeNodeB30の位置情報を保持する。なお、各ピコeNodeB30の位置情報は、人的に設定されてもよいし、ピコeNodeB30から報告されてもよい。
(干渉判断部)
干渉判断部172は、複数のeNodeB10−2のConfigurationに加え、位置情報保持部180に保持されている各ピコeNodeB30の位置情報に基づき、通知するためのConfigurationをピコeNodeB30ごとに判断する。以下、図14を参照し、この点についてより具体的に説明する。
図14は、eNodeB10−2およびピコeNodeB30の配置の一例を示した説明図である。図14に示した例では、ピコeNodeB30AはeNodeB10−2Aの比較的近傍に位置し、ピコeNodeB30BはeNodeB10−2Aのセルエッジ付近に位置する。
このように、各ピコeNodeB30の位置が異なると、各eNodeB10−2のConfigurationの組合せが同一であっても、各ピコeNodeB30の干渉保護状態は異なる。例えば、eNodeB10−2Aの比較的近傍に位置するピコeNodeB30Aは、隣接するeNodeB10−2Bおよび10−2Cから受ける干渉量は少ない。一方、eNodeB10−2Aのセルエッジ付近に位置するピコeNodeB30Bは隣接するeNodeB10−2Bおよび10−2Cから比較的大きな干渉を受けることが予想される。
このため、第2の実施形態による干渉判断部172は、サービングeNodeB10−2によりABSに設定されており、隣接するeNodeB10−2によりABSに設定されていない非統一なサブフレームが存在する場合、当該サブフレームの干渉保護状態を各ピコeNodeB30の位置情報に基づいて判断する。
具体的には、干渉判断部172は、ピコeNodeB30がサービングeNodeB10−2から所定範囲内に存在する場合、上記の非統一なサブフレームを保護フレームとして判断してもよい。一方、干渉判断部172は、ピコeNodeB30がサービングeNodeB10−2から所定範囲外に存在する場合、上記の非統一なサブフレームを非保護フレームとして判断してもよい。
かかる構成によれば、不確定フレームを含む組合せを規定するConfigurationの追加が不要になるというメリットがある。ただし、干渉判断部172は、ピコeNodeB30がサービングeNodeB10−2から所定範囲内に存在する場合、または所定範囲外に存在する場合の一方において、上記の非統一なサブフレームを不確定フレームと判断してもよい。
<3−2.第2の実施形態によるeNodeBの動作>
以上、本開示の第2の実施形態によるeNodeB10−2の構成を説明した。続いて、図15を参照し、本開示の第2の実施形態によるeNodeB10−2の動作を説明する。
図15は、本開示の第2の実施形態によるeNodeB10−2の動作を示したフローチャートである。図15に示したように、まず、サービングeNodeB10−2のABS設定部140がConfigurationを選択してABSを設定し(S404)、X2通信部150が隣接するeNodeB10−2のConfigurationを受信する(S408)。その後、干渉判断部170が、サブフレームごとにS436〜S456に示す判断を行う。
具体的には、干渉判断部172は、対象のサブフレームがサービングeNodeB10−2によりABSに設定されているか否かを判断する(S436)。そして、対象のサブフレームがサービングeNodeB10−2によりABSに設定されていない場合、干渉判断部172は当該サブフレームを非保護フレームと判断する(S440)。
一方、干渉判断部172は、対象のサブフレームがサービングeNodeB10−2によりABSに設定されている場合、全ての隣接するeNodeB10−2が当該サブフレームをABSに設定しているか否かを判断する(S444)。そして、全ての隣接するeNodeB10−2が当該サブフレームをABSに設定している場合、干渉判断部172は当該サブフレームを保護フレームと判断する(S448)。
ここで、一部の隣接するeNodeB10−2が当該サブフレームをABSに設定していない場合(S444)、干渉判断部172は、対象のピコeNodeB30がサービングeNodeB10−2から所定範囲内であるか否かを判断する(S452)。そして、干渉判断部172は、対象のピコeNodeB30がサービングeNodeB10−2から所定範囲内である場合には当該サブフレームを保護フレームと判断し(S448)、所定範囲外である場合には非保護フレームと判断する(S456)。
その後、干渉判断部172は、各サブフレームの判断結果に対応するConfigurationを特定し、特定されたConfigurationをX2通信部150がピコeNodeB30に通知する(S460)。
以上説明したように、本開示の第2の実施形態によれば、各ピコeNodeB30の位置情報に基づいてConfigurationをピコeNodeB30ごとに判断することにより、各ピコeNodeB30に適したConfigurationを通知することが可能となる。
<3−3.変形例>
なお、上記ではピコeNodeB30がサービングeNodeB10−2から所定範囲内に存在するか否かに応じて干渉保護状態を判断する例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。変形例として、干渉判断部172は、ピコeNodeB30と、隣接するeNodeB10−2との距離に基づいて干渉保護状態を判断してもよい。
一例として、サービングeNodeB10−2がABSに設定しており、隣接するeNodeB10−2がABSに設定していない非統一なサブフレームを考える。この場合、ピコeNodeB30は、当該サブフレームにおいて、ピコeNodeB30と隣接するeNodeB10−2との距離が近いほどeNodeB10−2から大きな干渉を受ける。
そこで、干渉判断部172は、ピコeNodeB30と隣接するeNodeB10−2との距離が所定距離未満である場合、上記の非統一なサブフレームを非保護フレームと判断してもよい。一方、干渉判断部172は、ピコeNodeB30と隣接するeNodeB10−2との距離が所定距離以上である場合、上記の非統一なサブフレームを保護フレームと判断してもよい。
<<4.第3の実施形態>>
以上、本開示の第2の実施形態を説明した。続いて、本開示の第3の実施形態を説明する。本開示の第3の実施形態によれば、同一のサブフレームをABSに設定しているマクロeNodeBと設定していないマクロeNodeBが混在する場合に、当該サブフレームの干渉保護状態を、eNodeB10側でなく、ピコeNodeB30側で判断することが可能である。
<4−1.ピコeNodeBの構成>
図16は、本開示の第3の実施形態によるピコeNodeB30の構成を示した説明図である。図16に示したように、本開示の第3の実施形態によるピコeNodeB30は、アンテナ群304と、無線処理部310と、DA/AD変換部320と、デジタル処理部330と、X2通信部350と、Configuration保持部360と、干渉判断部370と、スケジューラ380と、測定結果保持部390と、を備える。
(アンテナ群)
アンテナ群304は、UE20から無線信号を受信して電気的な高周波信号を取得し、高周波信号を無線処理部310へ供給する。また、アンテナ群304は、無線処理部110から供給される高周波信号に基づいて無線信号をUE20に送信する。ピコeNodeB30は、このように複数のアンテナからなるアンテナ群304を備えるため、MIMO通信やダイバーシティ通信を行うことが可能である。
(無線処理部)
無線処理部310は、増幅、フィルタリング、およびダウンコンバージョンなどのアナログ処理を行うことにより、アンテナ群304から供給される高周波信号をベースバンド信号(アップリンク信号)に変換する。また、無線処理部310は、DA/AD変換部320から供給されるベースバンド信号(ダウンリンク信号)を高周波信号に変換する。
(DA/AD変換部)
DA/AD変換部320は、無線処理部310から供給されるアナログ形式のアップリンク信号をデジタル形式に変換し、デジタル処理部330に供給する。また、DA/AD変換部320は、デジタル処理部330から供給されるデジタル形式のダウンリンク信号をアナログ形式に変換し、無線処理部310に供給する。
(デジタル処理部)
デジタル処理部330は、DA/AD変換部320から供給されるアップリンク信号にデジタル処理を施し、PUCCHのような制御信号や、PUSCHのようなユーザデータを検出する。また、デジタル処理部330は、ピコeNodeB30から送信するためのデジタル形式のダウンリンク信号を生成し、ダウンリンク信号をDA/AD変換部320に供給する。このようなデジタル処理部330は、DA/AD変換部320、無線処理部310、およびアンテナ群304と共に通信部として動作する。
(X2通信部)
X2通信部350は、eNodeB10とX2インタフェースを介して通信を行うための構成である。例えば、X2通信部350は、eNodeB10から、第1の実施形態において説明したように不確定フレームの組合せを規定するConfigurationの通知を受信する。
(Configuration保持部)
Configuration保持部360は、X2通信部350によってピコeNodeB30から受信されたConfigurationを保持する。このConfigurationは、アンテナ群304を介してUE20に送信され、UE20は、受信したConfigurationに従って信号品質の測定(メジャメント)を行い、測定結果をピコeNodeB30に報告する。
(測定結果保持部)
測定結果保持部390は、上記のようにしてUE20から報告された測定結果を保持する。なお、測定を行うUE20は、ピコeNodeB30に属するいずれのUE20であってもよいし、レンジ拡張エリア内のUE20であってもよい。
(干渉判断部)
干渉判断部370は、UE20による測定結果に基づき、不確定フレームの各々を、干渉から保護されている保護フレームとして扱うか、干渉を受ける非保護フレームとして扱うかを判断する。この点については、図18および図19を参照して後述する。
(スケジューラ)
スケジューラ380は、干渉判断部370による判断結果、およびConfiguration保持部360により保持されているConfigurationに従い、ピコeNodeB30に属するUE20のスケジューリングを行う。例えば、スケジューラ380は、レンジ拡張エリア内のUE20に対しては、保護フレームの通信リソースのみを割り当てる。かかる構成により、レンジ拡張エリア内のUE20がeNodeB10から干渉を受ける場合を防止することが可能である。
<4−2.UEの構成>
以上、本開示の第3の実施形態によるピコeNodeB30の構成を説明した。続いて、本開示の第3の実施形態によるUE20の構成を説明する。
図17は、本開示の第3の実施形態によるUE20の構成を示した機能ブロック図である。図17に示したように、第3の実施形態によるUE20は、アンテナ群204と、無線処理部210と、DA/AD変換部220と、デジタル処理部230と、Configuration保持部260と、測定管理部270と、を備える。
(アンテナ群)
アンテナ群204は、eNodeB10またはピコeNodeB30から無線信号を受信して電気的な高周波信号を取得し、高周波信号を無線処理部210へ供給する。また、アンテナ群204は、無線処理部210から供給される高周波信号に基づいて無線信号をeNodeB10またはピコeNodeB30に送信する。UE20は、このように複数のアンテナからなるアンテナ群204を備えるため、MIMO通信やダイバーシティ通信を行うことが可能である。
(無線処理部)
無線処理部210は、増幅、フィルタリング、およびダウンコンバージョンなどのアナログ処理を行うことにより、アンテナ群204から供給される高周波信号をベースバンド信号(ダウンリンク信号)に変換する。また、無線処理部210は、DA/AD変換部220から供給されるベースバンド信号(アップリンク信号)を高周波信号に変換する。
(DA/AD変換部)
DA/AD変換部220は、無線処理部210から供給されるアナログ形式のダウンリンク信号をデジタル形式に変換し、デジタル処理部230に供給する。また、DA/AD変換部220は、デジタル処理部230から供給されるデジタル形式のアップリンク信号をアナログ形式に変換し、無線処理部210に供給する。
(デジタル処理部)
デジタル処理部230は、DA/AD変換部220から供給されるダウンリンク信号にデジタル処理を施し、PDCCHのような制御信号や、PDSCHのようなユーザデータを検出する。また、デジタル処理部230は、UE20から送信するためのデジタル形式のアップリンク信号を生成し、アップリンク信号をDA/AD変換部220に供給する。このようなデジタル処理部230は、DA/AD変換部220、無線処理部210、およびアンテナ群204と共に通信部として動作する。
(Configuration保持部)
Configuration保持部260は、ピコeNodeB30から受信されたConfigurationを保持する。なお、このConfigurationは、各サブフレームが保護フレーム(ABS)、非保護フレーム(Not ABS)または不確定フレームのいずれであるかを示すものとする。
(測定管理部)
測定管理部270は、Configuration保持部260に保持されているConfigurationに従って信号品質の測定を管理し、測定結果のピコeNodeB30への報告を制御する。以下、この信号品質の測定についてより詳細に説明する。
<4−3.信号品質の測定>
UE20は、Configurationによって規定されるサブフレームが保護フレームまたは被保護フレームの2種類である場合、2種類の測定を行えばよい。すなわち、測定管理部270は、複数の保護フレームの測定結果を平均化し、複数の被保護フレームの測定結果を平均化し、保護フレームの平均値および非保護フレームの平均値を測定結果としてピコeNodeB30に報告する。
一方、不確定フレームの各々は、ABSを設定しているeNodeB10の組合せによって干渉の度合いが異なると考えられるので、全ての不確定フレームの測定結果を平均化することは最適ではない。そこで、測定管理部270は、各不確定フレームの測定を独立して行ってもよい。すなわち、測定管理部270は、各不確定フレームの測定結果を平均化せずに、各不確定フレームの測定結果をピコeNodeB30に報告してもよい。以下、この点について図18を参照してより具体的に説明する。
図18は、本開示の第3の実施形態による信号品質の測定の具体例を示した説明図である。図18に示したように、UE20は、保護フレームであるサブフレーム#2、#6、#10において測定を行い(A−1〜A−3)、測定結果の平均値を保護フレームの測定結果として報告する。また、UE20は、非保護フレームであるサブフレーム#1、#5、#9において測定を行い(B−1〜B−3)、測定結果の平均値を非保護フレームの測定結果として報告する。
一方、UE20は、不確定フレームであるサブフレーム#3、#4、#7、および#8については測定を独立して行う。すなわち、UE20は、不確定フレームであるサブフレーム#3で測定を行い(C)、測定結果を他の不確定フレームの測定結果と平均化せずに報告する。なお、UE20は、サブフレーム#3の測定結果を、他の不確定フレームであっても、サブフレーム#3と周期違いのサブフレーム(例えば、次の無線フレームのサブフレーム#1)の測定結果と平均化してもよい。
また、UE20は、不確定フレームであるサブフレーム#4で測定を行い(D)、測定結果を他の不確定フレームの測定結果と平均化せずに報告する。また、UE20は、不確定フレームであるサブフレーム#7で測定を行い(E)、測定結果を他の不確定フレームの測定結果と平均化せずに報告する。同様に、UE20は、不確定フレームであるサブフレーム#8で測定を行い(F)、測定結果を他の不確定フレームの測定結果と平均化せずに報告する。
ピコeNodeB30は、UE20から上述したように不確定フレームごとの測定結果の報告を受けることにより、不確定フレームごとに保護フレームとして扱うか、非保護フレームとして扱うかを適切に判断することが可能となる。
(応用例)
上記では、全ての不確定フレームを独立して測定する例を説明したが、応用例として、異なる不確定フレームであっても、ABSを設定しているeNodeB10の組合せが同一である場合には、これら不確定フレームをグループとして扱ってもよい。以下、図19を参照し、このような応用例について説明する。
図19は、信号品質測定の応用例を示した説明図である。より詳細には、図19には、サービングeNodeB10AがConfiguration2を設定し、隣接するeNodeB10Bおよび10Cが各々Configuration3および4を設定しており、その結果、サービングeNodeB10AからピコeNodeB30にConfigurationYが通知された例を示している。
ここで、ConfigurationYにおいてサブフレーム#3、#4、#7および#8は不確定フレームであるが、サブフレーム#3および#7には同一のeNodeB10BがABSに設定しており、サブフレーム#4および#8には同一のeNodeB10Aおよび10BがABSに設定している。このため、サブフレーム#3および#7の干渉保護状態は類似し、サブフレーム#4および#8の干渉保護状態は類似すると考えられる。
そこで、UE20は、サブフレーム#3および#7において測定を行い(C−1、C−2)、測定結果の平均値をサブフレーム#3および#7からなるグループの測定結果として報告してもよい。同様に、UE20は、サブフレーム#4および#8において測定を行い(D−1、D−2)、測定結果の平均値をサブフレーム#4および#8からなるグループの測定結果として報告してもよい。
なお、サービングeNodeB10は、同一パターンのeNodeB10がABSに設定している不確定フレームが同一グループを構成するように不確定フレームをグループ化し、グループ化の結果をピコeNodeB30に例えばRRCシグナリングにより通知してもよい。そして、ピコeNodeB30が、不確定フレームのグループ化の結果をUE20に通知することにより、UE20は上記のようにグループごとの測定結果を取得および報告することが可能となる。
<4−4.通信システムの動作>
続いて、図20を参照し、本開示の第3の実施形態による通信システムの動作を整理する。
図20は、本開示の第3の実施形態による通信システムの動作を示したシーケンス図である。図20に示したように、まず、eNodeB10が例えば第1の実施形態で説明した干渉判断部170によりConfigurationを特定すると、eNodeB10は特定したConfigurationをピコeNodeB30に通知する(S510)。そして、ピコeNodeB30は、eNodeB10から受信したConfigurationをUE20に通知する(S520)。
その後、UE20は、Configurationによって規定される各不確定フレームの信号品質の測定結果を取得し(S530)、測定結果をピコeNodeB30に報告する(S540)。
続いて、ピコeNodeB30の干渉判断部370が、報告された測定結果に基づいて各不確定フレームを保護フレームまたは非保護フレームのいずれとして扱うかを判断する(S550)。そして、ピコeNodeB30のスケジューラ380が、干渉判断部370による判断結果に従ってピコeNodeB30に属するUEに対するスケジューリングを行う(S560)。
<<5.むすび>>
以上説明したように、本開示の第1の実施形態によれば、複数のeNodeB10の複数のConfigurationをピコeNodeB30に通知することなく、サービングeNodeB10から通知される1つのConfigurationに基づいてピコeNodeB30が各サブフレームの干渉保護状態を適切に把握することが可能となる。また、隣接する複数のeNodeB10の各々のABS設定部140が、当該複数のeNodeB10の中心方向に向かうセクタに同一のConfigurationを設定することにより、ピコeNodeB30のスループットを向上することができる。
また、本開示の第2の実施形態によれば、eNodeB10−2内のピコeNodeB30ごとにConfigurationを判断することにより、各ピコeNodeB30に適したConfigurationを通知することが可能となる。
また、本開示の第3の実施形態によれば、同一のサブフレームをABSに設定しているマクロeNodeBと設定していないマクロeNodeBが混在する場合に、当該サブフレームの干渉保護状態を、eNodeB10側でなく、ピコeNodeB30側で判断することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書のeNodeB10およびピコeNodeB30の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、eNodeB10およびピコeNodeB30の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、eNodeB10、UE20、およびピコeNodeB30に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述したeNodeB10、UE20、およびピコeNodeB30の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
また、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
基地局であって、
通信フレームのうちで、リファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定する設定部と、
隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信する設定情報受信部と、
前記設定部により設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断する判断部と、
を備える、基地局。
(2)
前記判断部は、
前記基地局および前記隣接基地局のいずれによっても前記送信制限フレームに設定されている通信フレームを保護フレームと判断し、
前記基地局および前記隣接基地局のいずれによっても前記送信制限フレームに設定されていない通信フレームを非保護フレームと判断する、前記(1)に記載の基地局。
(3)
前記判断部は、
前記基地局により前記送信制限フレームに設定されている通信フレームを、前記送信制限フレームに設定していない隣接基地局が存在する場合、当該通信フレームを不確定フレームと判断する、前記(1)または(2)のいずれか一項に記載の基地局。
(4)
前記判断部は、
前記基地局または前記隣接基地局のいずれかにより前記送信制限フレームに設定されている通信フレームを、前記送信制限フレームに設定していない前記基地局または前記隣接基地局が存在する場合、当該通信フレームを不確定フレームと判断する、前記(1)または(2)のいずれか一項に記載の基地局。
(5)
前記判断部は、前記基地局により前記送信制限フレームに設定されており、前記隣接基地局によって送信制限フレームに設定されていない非統一な通信フレームの干渉保護状態を、前記基地局より送信電力が低く、前記セル内に配置される低送信電力型の基地局の位置情報に基づいて判断する、前記(1)または(2)のいずれか一項に記載の基地局。
(6)
前記判断部は、前記低送信電力型の基地局が前記基地局から所定範囲内に存在する場合、前記非統一な通信フレームを保護フレームと判断する、前記(5)に記載の基地局。
(7)
前記判断部は、前記低送信電力型の基地局が前記基地局から所定範囲外に存在する場合、前記非統一な通信フレームを非保護フレームまたは不確定フレームと判断する、前記(5)または(6)に記載の基地局。
(8)
前記判断部による判断結果を、前記基地局より送信電力が低く、前記セル内に配置される低送信電力型の基地局に通知する通知部をさらに備える、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の基地局。
(9)
通信フレームのうちで、基地局からのリファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定することと、
隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信することと、
前記基地局に設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断することと、
を含む、通信方法。
(10)
コンピュータを、
通信フレームのうちで、基地局からリファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定する設定部と、
隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信する設定情報受信部と、
前記設定部により設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断する判断部と、
として機能させるための、プログラム。
20 UE
104、204、304 アンテナ群
110、210、310 無線処理部
120、220、320 DA変換部
130、230、330 デジタル処理部
140 ABS設定部
150、350 X2通信部
160、260、360 Configuration保持部
170、172、370 干渉判断部
180 位置情報保持部
270 測定管理部
380 スケジューラ
390 測定結果保持部

Claims (8)

  1. 基地局であって、
    通信フレームのうちで、リファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定する設定部と、
    隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信する設定情報受信部と、
    前記設定部により設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果を、前記基地局より送信電力が低く、前記セル内に配置される低送信電力型の基地局に通知する通知部と、
    を備え、
    前記判断部は、前記基地局により前記送信制限フレームに設定されており、前記隣接基地局によって送信制限フレームに設定されていない非統一な通信フレームの干渉保護状態を、前記低送信電力型の基地局の位置情報に基づいて判断する、基地局。
  2. 前記判断部は、
    前記基地局および前記隣接基地局のいずれによっても前記送信制限フレームに設定されている通信フレームを保護フレームと判断し、
    前記基地局および前記隣接基地局のいずれによっても前記送信制限フレームに設定されていない通信フレームを非保護フレームと判断する、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記判断部は、
    前記基地局により前記送信制限フレームに設定されている通信フレームを、前記送信制限フレームに設定していない隣接基地局が存在する場合、当該通信フレームを不確定フレームと判断する、請求項1または2に記載の基地局。
  4. 前記判断部は、
    前記基地局または前記隣接基地局のいずれかにより前記送信制限フレームに設定されている通信フレームを、前記送信制限フレームに設定していない前記基地局または前記隣接基地局が存在する場合、当該通信フレームを不確定フレームと判断する、請求項1または2に記載の基地局。
  5. 前記判断部は、前記低送信電力型の基地局が前記基地局から所定範囲内に存在する場合、前記非統一な通信フレームを保護フレームと判断する、請求項1に記載の基地局。
  6. 前記判断部は、前記低送信電力型の基地局が前記基地局から所定範囲外に存在する場合、前記非統一な通信フレームを非保護フレームまたは不確定フレームと判断する、請求項1または5に記載の基地局。
  7. 通信フレームのうちで、基地局からのリファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定することと、
    隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信することと、
    前記基地局に設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断することと、
    判断結果を、前記基地局より送信電力が低く、前記セル内に配置される低送信電力型の基地局に通知することと、
    を含み、
    前記干渉保護状態を判断することは、前記基地局により前記送信制限フレームに設定されており、前記隣接基地局によって送信制限フレームに設定されていない非統一な通信フレームの干渉保護状態を、前記低送信電力型の基地局の位置情報に基づいて判断することを含む、通信方法。
  8. コンピュータを、
    基地局であって、
    通信フレームのうちで、リファレンス信号以外の送信が制限される送信制限フレームを設定する設定部と、
    隣接基地局の送信制限フレームの設定情報を受信する設定情報受信部と、
    前記設定部により設定された送信制限フレームと、前記隣接基地局の送信制限フレームに基づいて、前記基地局が提供するセルにおける各通信フレームの干渉保護状態を判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果を、前記基地局より送信電力が低く、前記セル内に配置される低送信電力型の基地局に通知する通知部と、
    を備え、
    前記判断部は、前記基地局により前記送信制限フレームに設定されており、前記隣接基地局によって送信制限フレームに設定されていない非統一な通信フレームの干渉保護状態を、前記基地局より送信電力が低く、前記低送信電力型の基地局の位置情報に基づいて判断する、基地局として機能させるための、プログラム。

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