JP5838622B2 - 露光装置および露光方法 - Google Patents
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Description
この場合、前記正6角形領域は、前記正6角形領域の中心に位置する第1、第2または第3の位相変調領域のいずれか1つと、各位相変調領域を取り囲むよう位置するとともに光遮蔽層を有する光遮蔽領域と、によって占められていてもよい。若しくは、前記正6角形領域は、第1、第2または第3の位相変調領域のいずれか1つによって占められていてもよい。
この場合、前記正4角形領域は、前記正4角形領域の中心に位置する第1または第2の位相変調領域のいずれか1つと、各位相変調領域を取り囲むよう位置するとともに光遮蔽層を有する光遮蔽領域と、によって占められていてもよい。若しくは、前記正4角形領域は、第1または第2の位相変調領域のいずれか1つによって占められていてもよい。
この場合、互いに異なる位相変調量を有する第1、…、第n(n≧2の整数)の位相変調群は、互いに異なる位相変調量を有する第1および第2の位相変調群(前記n=2)となっており、第1の位相変調群および第2の位相変調群は各々、隙間無く配置された複数の正4角形領域によって前記位相変調マスクを仮想的に区画した場合に、第1の位相変調領域の重心および第2の位相変調領域の重心がいずれも正4角形領域の中心に位置するよう、配置されており、第1の位相変調群の第1の位相変調領域の位相変調量と第2の位相変調群の第2の位相変調領域の位相変調量との差はπとなっており、第1の位相変調領域の面積と第2の位相変調領域の面積とは同一となっていてもよい。この場合、好ましくは、隣接する2つの前記正4角形領域の中心間距離をPとし、光の波長をλとするとき、以下の関係式
以下、図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。はじめに図1を参照して、本実施の形態における露光装置10であって、光を所定の周期的な変調パターンで位相変調し、位相変調された光の回折光相互の干渉を利用して被露光物14を所定の露光パターンで露光する露光装置10について説明する。
図1は、露光装置10を示す図である。図1に示すように、露光装置10は、光を出射する照明光学系11と、照明光学系11の出射側に設けられ、照明光学系11からの光を所定の周期的な変調パターンで位相変調して出射する位相変調マスク20と、位相変調マスク20の出射側に設けられ、被露光物14を保持するとともに位相変調マスク20と被露光物14との間の距離を変化させるよう移動自在となっている保持具17と、保持具17の移動を制御する制御手段18と、を備えている。
このうち照明光学系11は、好ましくは、相互にコヒーレントな光を位相変調マスク20に向けて出射するよう構成されている。すなわち照明光学系11は、好ましくは、図1に示す矢印Tの方向に伝搬される平行光であって、含まれる光の振幅および位相に一定の関係がある平行光を出射するよう構成されている。このような照明光学系11の具体的な構成は特には限定されないが、例えば、図1に示すように、照明光学系11は、レーザ光を出射するレーザ光源12と、レーザ光源12からのレーザ光を平行光として位相変調マスク20へ導くための折り返しミラー13aおよびビームエキスパンダー13b,13cと、を有している。
照明光学系11からの平行光は、位相変調マスク20において位相変調される。また位相変調マスク20を透過した光は、様々な方向へ回折し、この結果、被露光物14上に干渉パターンが形成される。ここで、本実施の形態による位相変調マスク20は、光を所定の周期的な変調パターンで位相変調し、この結果、被露光物14上に形成される干渉パターンが位相変調マスク20によって位相変調された光の回折光のうち0次の回折光を除く回折光によって生成されるよう、構成されている。すなわち位相変調マスク20は、0次の回折光を除く回折光によって被露光物14が露光されるよう構成されている。以下、位相変調マスク20の構成について説明する。
次に、基材71から形成される各位相変調領域の位相変調量について説明する。各位相変調群の位相変調領域の位相変調量は、第uの位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差が2π/nとなるよう設定されている。ここでuは、1〜(n−1)の範囲内の任意の整数である。なお上述のように、本実施の形態においては、整数nが3となっている。すなわち、本実施の形態において、第1位相変調領域21aの第1の位相変調量θ1と第2位相変調領域22aの第2の位相変調量θ2との差が2π/3となっており、また、第2位相変調領域22aの第2の位相変調量θ2と第3位相変調領域23aの第3の位相変調量θ3との差が2π/3となっている。このように各位相変調領域21a,22a,23aを設定するための具体的な構成について、図3を参照して説明する。
また図3に示すように、光遮蔽領域25は、基材71の表面に遮蔽層72を設けることにより構成されている。遮蔽層72は、光の透過率をほぼゼロとすることができる材料から構成されており、例えば、クロム、アルミニウム、シリコン酸化物または誘電体多層膜などの遮光材料から構成されている。
次に、各位相変調群21,22,23における配置パターンについて説明する。図2に示すように、第1位相変調群21の各第1位相変調領域21aは、所定の周期的な配置パターンで配置されている。具体的には、各第1位相変調領域21aは、各第1位相変調領域21aが仮想的な三角格子(図示せず)の頂点を占めるよう配置されている。同様に、各第2位相変調領域22aは、各第2位相変調領域22aが仮想的な三角格子の頂点を占めるよう配置されており、各第3位相変調領域23aは、各第3位相変調領域23aが仮想的な三角格子の頂点を占めるよう配置されている。
次に、各位相変調領域21a,22a,23aの重心の位置について説明する。図2に示すように、隙間無く配置された複数の正6角形領域41によって位相変調マスク20を仮想的に区画した場合を考える。この場合、各位相変調群21,22,23は、各正6角形領域41において各位相変調領域21a,22a,23aのいずれか1つの重心27が正6角形領域41の中心42に位置するよう、配置されている。この場合、図2に示すように、各正6角形領域41は、各正6角形領域41の中心に位置する第1位相変調領域21a,第2位相変調領域22aまたは第3位相変調領域23aと、各位相変調領域21a,22a,23aを取り囲むよう位置する光遮蔽領域25と、によって占められることになる。
次に、位相変調マスク20における周期的な構造の周期について説明する。図2に示すように、位相変調マスク20を正6角形領域41によって仮想的に区画した場合の、隣接する2つの正6角形領域41の中心間距離をPとする。この場合、中心間距離Pは、光の波長λと中心間距離Pとの間に以下の〔数5〕の関係が成立するよう定められている。
本実施の形態においては、タルボット効果に着目することにより、被露光物14を所望の一定のパターンで精度良く露光することが実現される。ここで「タルボット効果」とは、周期的な構造を有する位相変調マスク20に光を照射したとき、位相変調マスク20の出射側に、光の伝搬方向において光強度が周期的に変化するパターンが発生するという現象である。
はじめに、第1の条件について説明する。位相変調マスクにおける周期的な構造が、所定の単位領域を繰り返し配置することにより得られていると仮定する。この場合、第1の条件は、位相変調マスクの単位領域内において複素振幅透過率の平均がゼロとなっていることを意味している。
次に、第2の条件について説明する。簡単のため、まず一次元周期構造を例にとって考える。この場合、d次(dは整数)の回折光の回折角度φは以下の〔数7〕で表される。
次に、本実施の形態による位相変調マスク20において、干渉パターンの周期性に乱れが生じることを防ぐための上述の第1および第2の条件が成立しているかどうかについて考察する。
上述のように、各位相変調群21,22,23における位相変調領域21a,22a,23aの配置パターンは全て同一となっている。この場合、本実施の形態による位相変調マスク20における周期的な構造を構成する単位領域は、第1位相変調領域21a,第2位相変調領域22aおよび第3位相変調領域23aを1つずつ含むことになる。また上述のように、各位相変調領域21a,22a,23aの面積は全て同一となっている。この場合、第1の条件における上述の〔数6〕は、以下の〔数8〕に置き換えられる。
次に、第2の条件について、図6(a)(b)(c)を参照して考察する。図6(a)(b)(c)は、位相変調マスク20が生成し得る回折光を示す図であり、位相変調マスク20の出射面20bにおける光の複素振幅分布をフーリエ変換することにより得られる図である。このうち図6(a)は、隣接する2つの正6角形領域41の中心間距離Pと光の波長λの間にP/λ<2/3の関係が成立する場合に得られる回折光を示している。また図6(b)は、2/3≦P/λ<4/3の関係が成立する場合に得られる回折光を示しており、図6(c)は、4/3≦P/λの関係が成立する場合に得られる回折光を示している。図6(a)(b)(c)において、白丸は、回折光がゼロとなる位置を示しており、黒丸は、回折光がゼロとならない位置を示している。
次に、被露光物14に対する露光を実施する方法について説明する。
まず、本実施の形態による露光装置10の照明光学系11および位相変調マスク20を用いた場合に得られる干渉パターンの変動周期を特定する。干渉パターンの変動周期を特定するための具体的な方法が特に限られることはなく、様々な方法が用いられ得る。
次に、本実施の形態による露光装置10を用いて被露光物14に対する露光を実施する手順について説明する。はじめに、照明光学系10および位相変調マスク20を準備する。次に、位相変調マスク20の出射面20b側に、保持具17によって保持された被露光物14を準備する。その後、照明光学系11からの光の出射を開始し、同時に、干渉パターンの変動周期T0のs倍(s≧1の整数)に対応する距離、例えば干渉パターンの変動周期T0の1倍の距離にわたって位相変調マスク20と被露光物14との間の距離が変化するよう、保持具17を移動させる。その後、照明光学系11からの光の出射を停止する。この際、照明光学系11および保持具17の制御は制御手段18によって実施される。この結果、変動周期T0の1倍の距離にわたって光強度分布を積算することにより得られる積算強度分布に対応する露光パターンが、被露光物14上に形成される。
なお本実施の形態において、正6角形領域41が、正6角形領域41の中心に位置する位相変調領域21a,22a,23aのいずれか1つと、各位相変調領域21a,22a,23aを取り囲むよう位置するとともに光遮蔽層を有する光遮蔽領域25と、によって占められている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図8および図9に示すように、各正6角形領域41は、位相変調領域21a,22a,23aのいずれか1つによって占められていてもよい。図8および図9に示す例においても、位相変調マスク20は、上述の第1の条件および第2の条件を満たしている。このため、干渉パターンの周期性に乱れが生じることを防ぐことができる。
次に図10乃至図12を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図10乃至図12に示す第2の実施の形態は、各位相変調群の位相変調領域が、仮想的な四角格子の頂点を占めるよう配置されている点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図7に示す第1の実施の形態と略同一である。図10乃至図12に示す第2の実施の形態において、図1乃至図7に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、各位相変調領域の位相変調量について説明する。本実施の形態においても、各位相変調群の位相変調領域の位相変調量は、第u(u=1〜n−1の整数)の位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差が2π/nとなるよう設定されている。すなわち、第1位相変調領域21aの第1の位相変調量θ1と第2位相変調領域22aの第2の位相変調量θ2との差がπとなっている。
次に、各位相変調群21,22における配置パターンについて説明する。図10に示すように、各位相変調群21,22は、各位相変調領域21a,22aが仮想的な四角格子(図示せず)の頂点を占めるよう配置されている。また、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、複数の第1位相変調領域21aの配置パターンと、複数の第2位相変調領域22aの配置パターンとは同一となっている。
次に、各位相変調領域21a,22aの重心の位置について説明する。図10に示すように、隙間無く配置された複数の正4角形領域43によって位相変調マスク20を仮想的に区画した場合を考える。この場合、各位相変調群21,22は、各正4角形領域43において各位相変調領域21a,22aのいずれか1つの重心27が正4角形領域43の中心44に位置するよう、配置されている。この場合、図10に示すように、各正4角形領域43は、各正4角形領域43の中心に位置する第1位相変調領域21aまたは第2位相変調領域22aと、各位相変調領域21a,22aを取り囲むよう位置する光遮蔽領域25と、によって占められることになる。
次に、位相変調マスク20における周期的な構造の周期について説明する。図10に示すように、位相変調マスク20を正4角形領域43によって仮想的に区画した場合の、隣接する2つの正4角形領域43の中心間距離をPとする。この場合、中心間距離Pは、光の波長λと中心間距離Pとの間に以下の〔数9〕の関係が成立するよう定められている。
上述のように、各位相変調群21,22における位相変調領域21a,22aの配置パターンは全て同一となっている。この場合、本実施の形態による位相変調マスク20における周期的な構造を構成する単位領域は、第1位相変調領域21aおよび第2位相変調領域22aを1つずつ含むことになる。また上述のように、各位相変調領域21a,22aの面積は全て同一となっている。また上述のように、第1の位相変調量θ1と第2の位相変調量θ2との差はπとなっている。従って、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、本実施の形態による位相変調マスク20において、上述の〔数8〕が満たされている。すなわち、上述の第1の条件が成立している。
次に、第2の条件について、図12(a)(b)(c)を参照して考察する。図12(a)(b)(c)は、位相変調マスク20が生成し得る回折光を示す図であり、位相変調マスク20の出射面20bにおける光の複素振幅分布をフーリエ変換することにより得られる図である。このうち図12(a)は、隣接する2つの正4角形領域41の中心間距離Pと光の波長λの間にP/λ<2^0.5/2の関係が成立する場合に得られる回折光を示している。また図12(b)は、2^0.5/2≦P/λ<10^0.5/2の関係が成立する場合に得られる回折光を示しており、図12(c)は、10^0.5/2≦P/λの関係が成立する場合に得られる回折光を示している。
なお本実施の形態において、正4角形領域43が、正4角形領域43の中心に位置する位相変調領域21a,22aのいずれか1つと、各位相変調領域21a,22aを取り囲むよう位置するとともに光遮蔽層を有する光遮蔽領域25と、によって占められている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図13および図14に示すように、各正4角形領域43は、位相変調領域21a,22aのいずれか1つによって占められていてもよい。図13および図14に示す例においても、位相変調マスク20は、上述の第1の条件および第2の条件を満たしている。このため、干渉パターンの周期性に乱れが生じることを防ぐことができる。
また本実施の形態および第1の変形例において、位相変調マスク20が、光を第1の位相変調量θ1で変調する第1位相変調群21と、光を第2の位相変調量θ2で変調する第2位相変調群22と、を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図15に示すように、位相変調マスク20が、光を第1の位相変調量θ1で変調する第1位相変調群21と、光を第2の位相変調量θ2で変調する第2位相変調群22と、光を第3の位相変調量θ3で変調する第3位相変調群23と、光を第4の位相変調量θ4で変調する第4位相変調群24と、を有していてもよい。すなわち、上記のnが4となっていてもよい。
本変形例においても、各位相変調群の位相変調領域の位相変調量は、第u(u=1〜n−1の整数)の位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差が2π/nとなるよう設定されている。すなわち、第1位相変調領域21aの第1の位相変調量θ1と第2位相変調領域22aの第2の位相変調量θ2との差がπ/2となり、第2位相変調領域22aの第2の位相変調量θ2と第3位相変調領域23aの第3の位相変調量θ3との差がπ/2となり、第3位相変調領域23aの第3の位相変調量θ3と第4位相変調領域24aの第4の位相変調量θ4との差がπ/2となっている。
次に、各位相変調群21,22,23,24における配置パターンについて説明する。図15に示すように、各位相変調群21,22,23,24は、各位相変調領域21a,22a,23a,24aが仮想的な四角格子(図示せず)の頂点を占めるよう配置されている。また、上述の各実施の形態の場合と同様に、複数の第1位相変調領域21aの配置パターンと、複数の第2位相変調領域22aの配置パターンと、複数の第3位相変調領域23aの配置パターンと、複数の第4位相変調領域24aの配置パターンとは全て同一となっている。
また図15に示すように、各位相変調群21,22,23,24は、各正4角形領域43において各位相変調領域21a,22a,23a,24aのいずれか1つの重心27が正4角形領域43の中心44に位置するよう、配置されている。
なお本実施の形態の第2の変形例において、正4角形領域43が、正4角形領域43の中心に位置する位相変調領域21a,22a,23a,24aのいずれか1つと、各位相変調領域21a,22a,23a,24aを取り囲むよう位置するとともに光遮蔽層を有する光遮蔽領域25と、によって占められている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16に示すように、各正4角形領域43は、位相変調領域21a,22a,23a,24aのいずれか1つによって占められていてもよい。図16に示す例においても、位相変調マスク20は、上述の第1の条件および第2の条件を満たしている。このため、干渉パターンの周期性に乱れが生じることを防ぐことができる。
次に図17乃至図19を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図17乃至図19に示す第3の実施の形態は、位相変調マスクにおける周期的な構造を構成する単位領域が、位相変調マスクを仮想的に区画する複数の正m角形領域(m=4または6)であって、第1、…、第nの位相変調領域をそれぞれ1つずつ含む正m角形領域に一致している点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図6(a)(b)(c)に示す第1の実施の形態または図10乃至図12(a)(b)(c)に示す第2の実施の形態と略同一である。図17乃至図19に示す第3の実施の形態において、図1乃至図7に示す第1の実施の形態または図10乃至図12(a)(b)(c)に示す第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態においても、各位相変調群の位相変調領域の位相変調量は、第u(u=1〜n−1の整数)の位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差が2π/nとなるよう設定されている。すなわち、第1位相変調領域31aの第1の位相変調量θ1と第2位相変調領域32aの第2の位相変調量θ2との差がπとなっている。
次に、各位相変調群における配置パターンについて説明する。本実施の形態において、各位相変調群は、隙間無く配置された複数の正m角形領域によって位相変調マスク20を仮想的に区画した場合、各正m角形領域に、第1、…、第nの位相変調領域がそれぞれ1つずつ含まれるよう構成されている。すなわち、図17に示すように、各位相変調群31,32は、隙間無く配置された複数の正4角形領域43によって位相変調マスク20を仮想的に区画した場合、各正4角形領域43に第1位相変調領域31aおよび第2位相変調領域32aがそれぞれ1つずつ含まれるよう構成されている。
また、各正m角形領域において、各位相変調領域は、正m角形領域に対応する回転対称性を有するよう配置されている。ここで「正m角形領域に対応する回転対称性」とは、各正m角形領域において、各位相変調領域の形状が互いにm回対称となっていることを意味している。具体的には、各正m角形領域において正m角形領域の中心を軸として各位相変調領域を2π/mだけ回転させる前後において、正m角形領域内における境界線が一致していることを意味している。ここで「正m角形領域内における境界線」とは、正m角形領域において、一の位相変調領域とその他の位相変調領域との間の境界を示す線である。
次に、本実施の位相変調マスク20における周期的な構造の周期について説明する。本実施の形態において、隣接する2つの正4角形領域43の中心間距離Pは、光の波長λと中心間距離Pとの間に以下の〔数10〕の関係が成立するよう定められている。
上述のように、本実施の形態による位相変調マスク20における周期的な構造を構成する単位領域、すなわち正4角形領域43は、第1位相変調領域31aおよび第2位相変調領域32aを1つずつ含んでいる。また上述のように、各位相変調領域31a,32aの面積は全て同一となっている。また上述のように、第1の位相変調量θ1と第2の位相変調量θ2との差はπとなっている。従って、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、本実施の形態による位相変調マスク20において、上述の〔数8〕が満たされている。すなわち、上述の第1の条件が成立している。
次に、第2の条件について、図19(a)(b)(c)を参照して考察する。図19(a)(b)(c)は、位相変調マスク20が生成し得る回折光を示す図であり、位相変調マスク20の出射面20bにおける光の複素振幅分布をフーリエ変換することにより得られる図である。このうち図19(a)は、隣接する2つの正4角形領域43の中心間距離Pと光の波長λの間にP/λ<1の関係が成立する場合に得られる回折光を示している。また図19(b)は、1≦P/λ<2^0.5の関係が成立する場合に得られる回折光を示しており、図19(c)は、2^0.5≦P/λの関係が成立する場合に得られる回折光を示している。
なお本実施の形態において、正4角形領域43の中心44に位置する第2位相変調領域32aが円形の形状を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図20に示すように、各正4角形領域43の中心44に位置する第2位相変調領域32aが正4角形の形状を有していてもよい。ここで、各位相変調領域31a,32aは、各正4角形領域43における第1位相変調領域31aの面積と第2位相変調領域32aの面積とが同一となるよう構成されている。このため、図20に示す例においても、位相変調マスク20は、上述の第1の条件および第2の条件を満たしている。このため、干渉パターンの周期性に乱れが生じることを防ぐことができる。
また本実施の形態において、各位相変調領域の重心が正m角形領域の中心に位置する例を示した。しかしながら、各正m角形領域において各位相変調領域が正m角形領域に対応する回転対称性を有する限りにおいて、各位相変調領域の具体的な構造は限定されない。例えば位相変調マスク20を正4角形領域43によって仮想的に区画する場合、図21(a)に示すように、各位相変調領域が、正4角形領域43を4等分するよう設けられた第1〜第4の位相変調領域31a,32a,33a,34aからなっていてもよい。また、位相変調マスク20を正6角形領域41によって仮想的に区画する場合、図21(b)に示すように、各位相変調領域が、正6角形領域41を6等分するよう設けられた第1〜第6の位相変調領域31a,32a,33a,34a,35a,36aからなっていてもよい。図21(a)(b)に示される例の各々において、位相変調領域の位相変調量は、第u(u=1〜n−1の整数)の位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差が2π/nとなるよう設定されている。ここでnは、図21(a)に示す例では4となっており、図21(b)に示す例では6となっている。また各位相変調領域の面積は全て同一になっている。このため、本変形例による位相変調マスク20において、上述の〔数8〕が満たされている。すなわち、上述の第1の条件が成立している。
なお本実施の形態において、位相変調領域の位相変調量は、第u(u=1〜n−1の整数)の位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差が2π/nとなるよう設定されており、また、各位相変調領域の面積は全て同一になっている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、上述の〔数6〕が満たされる限りにおいて、各位相変調領域の具体的な構成は限定されない。例えば図22に示すように、正4角形領域43を構成する第1位相変調領域31a、第2位相変調領域32aおよび第3位相変調領域33aの面積が全て同一となっていなくてもよい。この場合、各位相変調領域31a,32a,33aの面積および位相変調量は、上述の〔数6〕が満たされるよう適宜設定される。
例えば、図示はしないが、移動自在な保持具によって位相変調マスク20が保持されており、この保持具を移動させることにより、位相変調マスク20と被露光物14との間の距離を変化させてもよい。
若しくは、位相変調マスク20および被露光物14を静止させたままで、位相変調マスク20と被露光物14との間に所定の光学部品を介在させることにより、位相変調マスク20と被露光物14との間の距離を変化させてもよい。この光学部品は、位相変調マスク20から出射されて被露光物14に到達する光の行路長を任意に変化させることができるよう構成されている。この場合、「位相変調マスク20と被露光物14との間の距離」とは、「位相変調マスク20から出射されて被露光物14に到達する光の行路長」を意味している。
図20に示す上述の第3の実施の形態の第1の変形例による位相変調マスク20を作製した。正4角形からなる第2位相変調領域32aの一辺の長さLは353.6nmとした。また隣接する2つの正4角形領域43の中心間距離P、すなわち正4角形領域43の一辺の長さPは500nmとした。この場合、各正4角形領域43において、第1位相変調領域31aの面積と第2位相変調領域32aの面積とが同一になっており、このため、被露光物14上に形成される干渉パターンに0次の回折光は含まれない。また、照明光学系11のレーザ光源12としては、Nd:YAGレーザの第三高調波を放射することができる光源を用いた。この場合、光の波長λは355nmとなっていた。従って、P/λは1.54となっており、上述の〔数10〕が満たされていた。
正4角形からなる第2位相変調領域32aの一辺の長さLを330nmとしたこと以外は、上述の実施例1の場合と同様にして、位相変調マスクを作製した。この場合、正4角形領域43における第1位相変調領域31aの面積と第2位相変調領域32aの面積とが同一になっておらず、このため、上述の〔数6〕が満たされていない。従って、本比較例においては、被露光物14上に形成される干渉パターンに0次の回折光が含まれることになる。
11 照明光学系
12 レーザ光源
13a 折り返しミラー
13b,13c ビームエキスパンダー
14 被露光物
15 レジスト層
15a 開口部
16 ガラス基板
17 保持具
18 制御手段
20 位相変調マスク
21 第1位相変調群
21a 第1位相変調領域
22 第2位相変調群
22a 第2位相変調領域
23 第3位相変調群
23a 第3位相変調領域
25 光遮蔽領域
27 位相変調領域の重心
31 第1位相変調群
31a 第1位相変調領域
32 第2位相変調群
32a 第2位相変調領域
33 第3位相変調群
33a 第3位相変調領域
34 第4位相変調群
34a 第4位相変調領域
35 第5位相変調群
35a 第5位相変調領域
36 第6位相変調群
36a 第6位相変調領域
37 第1位相変調領域の重心
38 第2位相変調領域の重心
41 正6角形領域
42 正6角形領域の中心
43 正4角形領域
44 正4角形領域の中心
71 基材
72 遮蔽層
81 等強度線
82 リング
85 半径1の円
Claims (4)
- 光を所定の周期的な変調パターンで位相変調し、位相変調された光の回折光相互の干渉を利用して被露光物を所定の露光パターンで露光する露光装置において、
光を出射する照明光学系と、
前記照明光学系の出射側に設けられ、前記照明光学系からの光を所定の周期的な変調パターンで位相変調して出射する位相変調マスクと、
前記位相変調マスクと前記被露光物との間の距離を制御する制御手段と、を備え、
前記位相変調マスクは、位相変調マスクにより位相変調された光の回折光のうち0次の回折光を除く回折光によって前記被露光物が露光されるよう構成されており、
前記制御手段は、前記位相変調マスクにより位相変調された光の回折光相互の干渉パターンの変動周期のs倍(s≧1の整数)に対応する距離にわたって前記位相変調マスクと前記被露光物との間の距離を変化させ、
前記位相変調マスクは、所定の位相変調量を有する第1、…、第n(n≧2の整数)の位相変調群を有し、
第k(k=1〜nの整数)の位相変調群は、前記変調パターンに対応する所定の周期的な配置パターンで配置された複数の第kの位相変調領域を含み、各位相変調群における複数の位相変調領域の配置パターンは全て同一となっており、
第kの位相変調領域の位相変調量をθ k とし、第kの位相変調領域の面積をS k とするとき、以下の関係式
各位相変調群における近接する2つの位相変調領域の間の距離と光の波長との比率は、前記位相変調マスクから0次の回折光を除く回折光が生成されるよう定められており、
前記位相変調マスクにおいて、第u(u=1〜n−1の整数)の位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差は2π/nとなっており、
第1、…、第nの位相変調領域の面積は全て同一となっており、
前記位相変調マスクにおいて、互いに異なる位相変調量を有する第1、…、第n(n≧2の整数)の位相変調群は、互いに異なる位相変調量を有する第1、第2および第3の位相変調群(前記n=3)となっており、
第1、第2および第3の位相変調領域の形状は全て同一となっており、
第1、第2および第3の位相変調群は各々、隙間無く配置された複数の正6角形領域によって前記位相変調マスクを仮想的に区画した場合に、各正6角形領域において第1、第2または第3の位相変調領域のいずれか1つの重心が正6角形領域の中心に位置するよう、配置されており、
前記位相変調マスクにおいて、隣接する2つの前記正6角形領域の中心間距離をPとし、光の波長をλとするとき、以下の関係式
前記位相変調マスクにおいて、前記正6角形領域は、第1、第2または第3の位相変調領域のいずれか1つによって占められていることを特徴とする露光装置。 - 光を所定の周期的な変調パターンで位相変調し、位相変調された光の回折光相互の干渉を利用して被露光物を所定の露光パターンで露光する露光装置において、
光を出射する照明光学系と、
前記照明光学系の出射側に設けられ、前記照明光学系からの光を所定の周期的な変調パターンで位相変調して出射する位相変調マスクと、
前記位相変調マスクと前記被露光物との間の距離を制御する制御手段と、を備え、
前記位相変調マスクは、位相変調マスクにより位相変調された光の回折光のうち0次の回折光を除く回折光によって前記被露光物が露光されるよう構成されており、
前記制御手段は、前記位相変調マスクにより位相変調された光の回折光相互の干渉パターンの変動周期のs倍(s≧1の整数)に対応する距離にわたって前記位相変調マスクと前記被露光物との間の距離を変化させ、
前記位相変調マスクは、所定の位相変調量を有する第1、…、第n(n≧2の整数)の位相変調群を有し、
第k(k=1〜nの整数)の位相変調群は、前記変調パターンに対応する所定の周期的な配置パターンで配置された複数の第kの位相変調領域を含み、各位相変調群における複数の位相変調領域の配置パターンは全て同一となっており、
第kの位相変調領域の位相変調量をθ k とし、第kの位相変調領域の面積をS k とするとき、以下の関係式
各位相変調群における近接する2つの位相変調領域の間の距離と光の波長との比率は、前記位相変調マスクから0次の回折光を除く回折光が生成されるよう定められており、
前記位相変調マスクにおいて、第u(u=1〜n−1の整数)の位相変調群の第uの位相変調領域の位相変調量と第u+1の位相変調群の第u+1の位相変調領域の位相変調量との差は2π/nとなっており、
第1、…、第nの位相変調領域の面積は全て同一となっており、
前記位相変調マスクにおいて、互いに異なる位相変調量を有する第1、…、第n(n≧2の整数)の位相変調群は、互いに異なる位相変調量を有する第1および第2の位相変調群(前記n=2)となっており、
第1および第2の位相変調領域の形状は全て同一となっており、
第1および第2の位相変調群は各々、隙間無く配置された複数の正4角形領域によって前記位相変調マスクを仮想的に区画した場合に、各正4角形領域において第1または第2の位相変調領域のいずれか1つの重心が正4角形領域の中心に位置するよう、配置されており、
前記位相変調マスクにおいて、隣接する2つの前記正4角形領域の中心間距離をPとし、光の波長をλとするとき、以下の関係式
前記位相変調マスクにおいて、前記正4角形領域は、第1または第2の位相変調領域のいずれか1つによって占められていることを特徴とする露光装置。 - 光を所定の周期的な変調パターンで位相変調し、位相変調された光の回折光相互の干渉を利用して被露光物を所定の露光パターンで露光する露光装置において、
光を出射する照明光学系と、
前記照明光学系の出射側に設けられ、前記照明光学系からの光を所定の周期的な変調パターンで位相変調して出射する位相変調マスクと、
前記位相変調マスクと前記被露光物との間の距離を制御する制御手段と、を備え、
前記位相変調マスクは、位相変調マスクにより位相変調された光の回折光のうち0次の回折光を除く回折光によって前記被露光物が露光されるよう構成されており、
前記制御手段は、前記位相変調マスクにより位相変調された光の回折光相互の干渉パターンの変動周期のs倍(s≧1の整数)に対応する距離にわたって前記位相変調マスクと前記被露光物との間の距離を変化させ、
前記位相変調マスクは、所定の位相変調量を有する第1、…、第n(n≧2の整数)の位相変調群を有し、
第k(k=1〜nの整数)の位相変調群は、前記変調パターンに対応する所定の周期的な配置パターンで配置された複数の第kの位相変調領域を含み、各位相変調群における複数の位相変調領域の配置パターンは全て同一となっており、
第kの位相変調領域の位相変調量をθ k とし、第kの位相変調領域の面積をS k とするとき、以下の関係式
各位相変調群における近接する2つの位相変調領域の間の距離と光の波長との比率は、前記位相変調マスクから0次の回折光を除く回折光が生成されるよう定められており、
前記位相変調マスクにおいて、隙間無く配置された複数の正4角形領域によって前記位相変調マスクを仮想的に区画した場合、各正4角形領域に、第1、…、第nの位相変調領域がそれぞれ1つずつ含まれており、
各正4角形領域において、各位相変調領域は、正4角形領域に対応する回転対称性を有するよう配置されており、
前記位相変調マスクにおいて、互いに異なる位相変調量を有する第1、…、第n(n≧2の整数)の位相変調群は、互いに異なる位相変調量を有する第1および第2の位相変調群(前記n=2)となっており、
第1の位相変調群および第2の位相変調群は各々、隙間無く配置された複数の正4角形領域によって前記位相変調マスクを仮想的に区画した場合に、第1の位相変調領域の重心および第2の位相変調領域の重心がいずれも正4角形領域の中心に位置するよう、配置されており、
第1の位相変調群の第1の位相変調領域の位相変調量と第2の位相変調群の第2の位相変調領域の位相変調量との差はπとなっており、
第1の位相変調領域の面積と第2の位相変調領域の面積とは同一となっており、
隣接する2つの前記正4角形領域の中心間距離をPとし、光の波長をλとするとき、以下の関係式
- 光を所定の周期的な変調パターンで位相変調し、位相変調された光の回折光相互の干渉を利用して被露光物を所定の露光パターンで露光する露光方法において、
光を出射する照明光学系を準備する工程と、
位相変調された光の回折光のうち0次の回折光を除く回折光によって前記被露光物が露光されるよう、請求項1乃至3のいずれかに記載の前記露光装置の前記位相変調マスクを用いて前記照明光学系からの光を所定の周期的な変調パターンで位相変調する位相変調工程と、
前記位相変調マスクにより位相変調された光の回折光相互の干渉パターンの変動周期のs倍(s≧1の整数)に対応する距離にわたって前記位相変調マスクと前記被露光物との間の距離を変化させる工程と、を備えたことを特徴とする露光方法。
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