JP5832864B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents
スクリーン印刷機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5832864B2 JP5832864B2 JP2011249194A JP2011249194A JP5832864B2 JP 5832864 B2 JP5832864 B2 JP 5832864B2 JP 2011249194 A JP2011249194 A JP 2011249194A JP 2011249194 A JP2011249194 A JP 2011249194A JP 5832864 B2 JP5832864 B2 JP 5832864B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solder
- replenishment
- mask
- consumption
- squeegee
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F15/00—Screen printers
- B41F15/14—Details
- B41F15/40—Inking units
- B41F15/42—Inking units comprising squeegees or doctors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F15/00—Screen printers
- B41F15/08—Machines
- B41F15/0881—Machines for printing on polyhedral articles
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
- H05K3/12—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
- H05K3/1216—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
- H05K3/1233—Methods or means for supplying the conductive material and for forcing it through the screen or stencil
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3457—Solder materials or compositions; Methods of application thereof
- H05K3/3485—Applying solder paste, slurry or powder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Screen Printers (AREA)
Description
そのため、特許文献1に記載のスクリーン印刷機は、スキージによりロール状とされたはんだの高さがレーザ式はんだ高さセンサにより検出され、設定高さより低い場合に、はんだ供給装置が作動させられて、はんだが補給されるようになっている。
また、特許文献2には、はんだ印刷後の回路基板の重量を計測することにより、回路基板1枚毎に印刷に消費されたはんだの量を取得し、その消費量分のはんだを補給すること、あるいは簡易的に計算量のはんだを補給することにより、マスク上のはんだ量を一定に保つことが記載されている。さらに、各回路基板毎に印刷されたはんだの量を設定量と比較し、印刷の良否を判定することも記載されている。
本発明は、以上の状況を背景とし、従来技術の不足を軽減することを課題として為されたものである。
スキージをスキージ移動装置によりマスクに沿って移動させ、そのマスクに形成された複数の貫通穴を通して回路基板にクリーム状はんだを印刷するとともに、クリーム状はんだを前記マスク上に供給するはんだ供給装置を備えたスクリーン印刷機であって、
前記マスクを前記スキージ移動装置による前記スキージの移動方向に平行な方向に分割して成る複数の分割領域の各々について、印刷作業の進行に伴うクリーム状はんだの消費量を予測するはんだ消費量予測部と、
前記複数の分割領域のうちで、前記はんだ消費量予測部により予測された予測消費量が他の分割領域に比較して大きい1つ以上の分割領域に対して、印刷作業の進行途中においてクリーム状はんだを局部補給すべき時期,位置および補給量を含む補給計画を策定する補給計画策定部と、
その補給計画策定部により策定された補給計画に従って、前記はんだ供給装置にクリーム状はんだの局部補給を行うべきことを指令する局部補給指令部と
を含むことを特徴とする。
複数枚の回路基板に対する印刷作業の途中に、前記はんだ供給装置に、前記スキージの長手方向に関して一律ではない量のクリーム状はんだを補給させるはんだ補給制御部を含むことを特徴とするスクリーン印刷機。
はんだ補給制御部としては、次項以下に記載の構成のものが好適であるが、不可欠ではない。例えば、マスクを複数の分割領域に分割することは不可欠ではない。はんだの補給量をスキージの長手方向に連続的に変化させること、あるいは、補給が必要な箇所は連続的に調べるが、補給は補給が必要な箇所にのみ行うこと等が可能であり、その場合には、マスクを複数の分割領域に分割する必要はないのである。
(2)スキージをスキージ移動装置によりマスクに沿って移動させ、そのマスクに形成された複数の貫通穴を通して回路基板にクリーム状はんだを印刷するとともに、クリーム状はんだを前記マスク上に供給するはんだ供給装置を備えたスクリーン印刷機であって、
前記マスクを前記スキージ移動装置による前記スキージの移動方向に平行な方向に分割して成る複数の分割領域の各々について、印刷作業の進行に伴うクリーム状はんだの消費量を予測するはんだ消費量予測部と、
前記複数の分割領域のうちで、前記はんだ消費量予測部により予測された予測消費量が他の分割領域に比較して大きい1つ以上の分割領域に対して、印刷作業の進行途中においてクリーム状はんだを局部補給すべき時期,位置および補給量を含む補給計画を策定する補給計画策定部と、
その補給計画策定部により策定された補給計画に従って、前記はんだ供給装置にクリーム状はんだの局部補給を行うべきことを指令する局部補給指令部と
を含むことを特徴とするスクリーン印刷機。
本項において、はんだ消費量予測部を、マスクをスキージの移動方向に平行な方向に分割することなく、連続的な位置についてはんだ消費量を予測するものとし、補給計画策定部も連続的な位置について補給計画を策定するものとすることも可能である。
(3)前記はんだ消費量予測部が、前記複数の分割領域の各々に分布する前記複数の貫通穴の開口面積の和に基づいて前記はんだ消費量を予測する開口面積和依拠消費量予測部を含む(2)項に記載のスクリーン印刷機。
(4)前記はんだ消費量予測部が、前記複数の貫通穴の開口面積和に加えて、それら貫通穴の各々に対応する位置におけるマスクの厚さにも基づいて、前記はんだ消費量を予測する貫通穴容積和依拠消費量予測部を含む(3)項に記載のスクリーン印刷機。
マスクが全体にわたって厚さが一定のものである場合には、分割領域の各々に分布する複数の貫通穴の開口面積の和がはんだ消費量に比例するため、その面積和と一定の厚さとに基づいて各分割領域におけるはんだ消費量を予測することが可能である。
しかし、マスクの厚さが全体にわたって一定ではない場合には、厚さの分布も考慮することが望ましい。複数の貫通穴の容積の和に基づいて各分割領域におけるはんだ消費量を予測することが望ましいのである。
(5)前記はんだ消費量予測部が、はんだ消費量を予測すべきマスクと貫通穴の分布状態および厚さの分布状態が 同じであるマスクを用いて行われた印刷作業の実行時に取得された作業結果に基づいて、前記はんだ消費量を予測する先行印刷作業結果依拠消費量予測部を含む(2)項ないし(4) 項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
(6)前記先行印刷作業結果依拠消費量予測部が、スキージの移動に伴って形成されるクリーム状はんだのロールの直径であるロール径の、設定枚数の回路基板に対する印刷作業の実行前後における変化を、そのはんだロールの長手方向の複数箇所(長手方向に沿って連続的に測定することも可能であり、その場合は「複数箇所」の特殊な場合である無限大数箇所と考えることにする)について検出したロール径変化分布に基づいて、前記はんだ消費量を予測する先行印刷作業時ロール径変化分布依拠消費量予測部を含む(5)項に記載のスクリーン印刷機。
ロール径がはんだロールの長手方向に関して一定の状態から、設定枚数の回路基板に対する印刷作業を実行した後におけるロール径分布を取得すれば、ロール径分布自体がはんだ消費量分布と対応するため、はんだ消費量の予測が簡単となり、かつ、予測精度も向上する。しかし、不可欠ではなく、任意のロール径分布状態からのロール径の変化に基づいてもはんだ消費量の予測は可能であり、その場合には、予め、ロール径がはんだロールの長手方向に関して一定の状態を準備する必要が無くなる利点がある。
なお、「ロール」といっても、ロールの横断面形状は実際は円ではないので、「ロールの直径」あるいは「ロール径」は、クリーム状はんだのスクリーン印刷の技術分野において慣用されている表現に従ったに過ぎず、実際は「ロールの横断面の、スキージによるクリーム状はんだの貫通穴への押込圧を左右する方向の寸法」のことであって、「ロールの太さ寸法」と称すべきものである。また、先行印刷作業は、実験のために行われる印刷作業でもよく、実際の生産の一環として行われた印刷作業でもよい。
(7)前記はんだ消費量予測部が、当該スクリーン印刷機の印刷結果を検査する印刷検査装置の検査結果に基づいて、印刷作業の進行に伴うクリーム状はんだの消費量を予測する印刷検査結果依拠消費量予測部を含む(2)項ないし(6)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
(8)前記印刷検査結果依拠消費量予測部が、印刷されたクリーム状はんだの正規量に対する不足量の比率である不足度が設定値を超える状態に基づいて、はんだ消費量が他の部分に比較して消費量の大きい部分であると予測する不足度依拠消費量大部予測部を含む(7)項に記載ののスクリーン印刷機。
不足度依拠消費量大部予測部は、不足度が設定値を超える印刷箇所が設定箇所以上まとまって存在すること、同じ印刷箇所における不足度が設定値を超える頻度が設定頻度以上であること、同じ印刷箇所における不足度に増大傾向がることの少なくとも1つに基づいて、はんだ消費量が他の部分に比較して消費量の大きい部分であると予測するものであることが望ましい。
(9)前記はんだ消費量予測部が、マスクを複数の分割領域に分割するマスク分割部を含む(2)項ないし(8)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
マスク分割部は、マスクを貫通穴の形成状況とは無関係に予め定められた規則に従って分割するものとすることも可能である。例えば、等分割するものとするのである。
(10)前記マスク分割部が、複数の貫通穴の形成状況を加味してマスクを分割する貫通穴形成状況加味分割部を含む(9)項に記載のスクリーン印刷機。
(11)前記貫通穴形成状況加味分割部が、前記マスクを、前記スキージの移動方向に平行な方向に並ぶ複数の貫通穴の容積の和が実質的に均一な部分毎に前記マスクを分割する貫通穴容積和依拠分割部を含む(10)項に記載のスクリーン印刷機。
(12)前記補給計画策定部が、前記局部補給すべき時期を、印刷作業の開始または前回の補給時点から印刷された回路基板の枚数で定める印刷枚数依拠補給時期決定部を含む(2)項ないし(11)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
(13)前記補給計画策定部が、前記局部補給すべき位置を、前記予測消費量が他の分割領域に比較して大きい前記1つ以上の分割領域の各々の、前記スキージの移動方向に直角な方向である幅方向の中央の1点に決定する補給点決定部を含む(2)項ないし(12)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
前記補給計画策定部を、局部補給すべき位置を予測消費量が他の分割領域に比較して大きい1つ以上の分割領域の各々の幅全体あるいは一部である補給領域に決定する補給領域決定部を含むものとすることも可能である。
(14)前記補給計画策定部が、前記局部補給すべき補給量を、前記予測消費量が他の分割領域に比較して大きい前記1つ以上の分割領域の各々の予測消費量が大きいほど大きい補給量に決定する予測消費量対応補給量決定部を含む(2)項ないし(13)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
1回の補給量を一定量とし、補給間隔を予測消費量が大きいほど短くすることも可能であり、そうすれば、ロール径の変動が小さくなり、印刷品質が安定する利点がある。それに対し、本項の特徴によれば、補給回数を少なくし、作業の能率を高め得る利点がある。
(15)前記補給計画策定部が、はんだロールの長手方向に関するロール径の分布が適正な状態である適正ロール径分布に関する情報を記憶する適正ロール径分布記憶部を含み、その適正ロール径分布に対してロール径が大きく不足する部分ほど、前記局部補給すべき補給量を大きい補給量に決定するロール径不足量対応補給量決定部を含む(2)項ないし(14)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
(16)前記スキージの移動に伴って形成されるクリーム状はんだのロールの直径であるロール径を検出するロール径検出装置を含む(1)項ないし(15)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
(17)前記ロール径検出装置による検出結果に基づいて、検出された部分のロール径が適正であるか否かを判定するロール径適否判定部を含む(16)項に記載のスクリーン印刷機。
(18)前記はんだロールの、前記はんだ供給装置によりクリーム状はんだが補給された部分である補給対象部のロール径を前記ロール径検出装置に検出させ、検出されたロール径が不適切である場合には前記補給計画策定部によって決定された前記補給計画を修正する補給計画修正部を含む(16)項または(17)項に記載のスクリーン印刷機。
一旦補給計画が策定されても、その補給計画が適正なものではないことがある。その場合には、補給計画が修正されることが望ましい。ロール径検出装置により検出されたロール径が不適切である場合に修正するのはその一例であり、その他、補給計画に従った補給を繰り返しつつ印刷作業を継続した結果、補給計画が適正ではないことが判明した場合に補給計画を修正する補給計画修正部を含むものとすることも可能である。
(19)前記ロール径検出装置による検出結果に基づいてロール径をはんだロールの長さ方向に平均して平均径を取得し、その平均径が設定径より小さい場合は、はんだロールの全体にわたってクリーム状はんだの補給を指示する全体補給指令部を含む(16)項ないし(18)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
(20)前記はんだ供給装置が、
吐出口からクリーム状はんだを棒状に吐出するはんだ吐出器と、
そのはんだ吐出器を、前記スキージの長手方向に平行な方向に移動させる吐出器移動装置と、
前記はんだ吐出器のはんだ吐出(吐出の開始,停止や速度)と、前記吐出器移動装置による吐出器移動(移動の開始,停止や速度)とを関連制御することにより、吐出されたクリーム状はんだが全長にわたって均一な太さの棒状を成すようにする棒状補給制御部と
を含む(1)項ないし(19)項のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
(21)前記棒状補給制御部が、前記はんだ吐出器のはんだ吐出速度と、前記吐出器移動装置による吐出器移動速度との比率を変更することにより前記棒状のクリーム状はんだの太さを変更する棒状はんだ太さ変更部を含む(20)項に記載のスクリーン印刷機。
なお、請求可能発明は、下記実施形態の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
印刷機10は、図2に示すように、印刷機本体20,前コンベヤ22および後コンベヤ24を備えている。前コンベヤ22は印刷機本体20の前部に設けられ、後コンベヤ24は後部に設けられている。前コンベヤ22は、メインコンベヤ26と、基板搬送方向においてメインコンベヤ26の上流側に配設されたインコンベヤ28と、下流側に配設されたアウトコンベヤ30とを含む。メインコンベヤ26,インコンベヤ28およびアウトコンベヤ30はいずれも、ベルトコンベヤにより構成され、一対のコンベヤベルト32と、それらコンベヤベルト32をそれぞれ周回させるベルト周回装置34とを含み、回路基板35をその被印刷面が水平となる姿勢で搬送する。また、搬送すべき回路基板35の幅に合わせて搬送幅(一対のコンベヤベルト32の間隔)が、幅変えモータ36およびベルト38を含む幅変え装置により変更される。後コンベヤ24も同様に搬送幅の変更が可能なベルトコンベヤにより構成されている。
なお、印刷機10の機械的な構成は、本出願人が先に出願した特願2010−102298号の明細書および図面に記載されたものと同じであるが、以下の説明においては本願の請求可能発明との関係が薄い部分については説明を省略する。
以上S20,S26およびS32のいずれが実行された場合でも、S36においてフラグF1が「1」にセットされる。
一方、S38の判定結果がYESの場合には、S44,S46が実行されて、連続設定枚数M0の間、S16の判定結果がNOであり続けた場合にはじめて、S12において読み込まれ、記憶された検査結果が消去される。
これによって、S24およびS30の判定を実行する必要がある間、その判定に必要な枚数分の検査結果が検査結果メモリ340に保持され、その必要がない場合には、S16の判定結果がNOになる毎に検査結果が消去されることとなる。
なお、本実施形態においては、S18,S24およびS30の判定に優先順位がつけられることにより、S20,S26およびS32において同時に局部補給が決定されることがないようにされているため、これらの局部補給の実行が同時に必要となることがないが、判定に優先順位をつけないようにすることも可能であり、その場合には、S20,S26およびS32における複数種類の局部補給の実行が同時に必要となることもあり得、フローチャートをその事態に対処し得るものに変更することが必要となる。
ただし、上記「S20,S26およびS32において同時に局部補給が決定されることがない」とは、S18,S24およびS30においてそれぞれ実行される判定規則を互いに異にする局部補給の実行が同時に必要になることがないという意味であって、同じ判定規則に基づいて、はんだロールの長手方向における複数箇所で局部補給が必要になることはあり得る。
これらフローチャートに基づく局部補給は、図19に概念的に例示するように、マスク132を、スキージ222の移動方向に平行な方向に視た場合に、開口面積の大きい貫通穴130が集中的に並んでいる等の理由で、他の部分に比較してはんだ254の消費量が多くなり、その結果、図20(a)に誇張して例示するように、はんだロール400の長手方向の一部に、他の部分に比較してロール径が小さくなる部分400a,400bが発生し、そのためにそれら部分400a,400bに対応する領域において印刷量が不足気味になるという認識の下に、図20の(a)ないし(d)に例示するようにはんだの局部補給を行うものである。なお、図19は開口面積の大きい貫通穴130のみを示したものであり、他の部分には開口面積の小さい貫通穴が形成されているが、図示は省略する。
すなわち、コンピュータ310の上記S2ないしS5を実行する部分が等分割部を構成し、S6ないしS24を実行する部分が貫通穴形成状況加味分割部を構成している。また、S28ないしS36を実行する部分が、上記等分割部および貫通穴形成状況加味分割部と共に、はんだ消費量予測部を構成している。
S42において、分割領域番号Nが0に設定され、S44において、フラグF1が「1」にセットされているか否かが判定され、判定結果がNOであれば、局部補給を必要とする分割量域404はないことになるため、局部補給計画策定ルーチンの実行が終了する。
まず、S72において、分割領域の番号NとMおよびΣMとが初期値0にセットされ、整数Pが1にセットされるとともに、回路基板の生産予定枚数Mmax,M0,Nmaxが記憶される。次に、S74において、整数M(全体補給が実行されるまで増加する回路基板35の枚数に相当)と、ΣM(整数Mが0にリセットされてもリセットされないで増加し続ける回路基板35の枚数に相当)とが1ずつ増加させられ、S76において、生産予定枚数の回路基板35に対する印刷が終了したか否かが判定され、印刷が終了すれば補給実行ルーチンの実行が終了させられるが、当初はNOの判定であるため、S78において、整数Mが、全体補給を実行すべきことが予め定められている回路基板35の印刷枚数M0の整数P倍に達したか否かが判定され、YESの判定であれば、S80において、はんだロール400の全体にわたってはんだ254の補給が行われる。この補給量は、印刷枚数M0の回路基板35の印刷によって消費されるはんだの全量から、その全体補給の実施までに局部補給によって補給されたはんだ量の和を差し引いた量とされる。S80に続いて、S82で整数Pが1増加させられる。
以上の説明から明らかなように、コンピュータ310のS74,S78,S80を実行する部分が全体補給部を構成し、S74,S84ないしS94を実行する部分が局部補給部を構成している。
また、全体補給と局部補給とは、はんだ収容器242をそれぞれ移動させて行われるようにされているが、枚数M0が共通であることを積極的に利用して、全体補給と局部補給との両方が、はんだ収容器242の1回の移動中に行われるようにすることも可能である。例えば、全体補給の実行中に、はんだ収容器242が局部補給を行うべき位置に達したならば、その位置で停止させ、局部補給を行わせるのである。
さらに、貫通穴形成状況加味分割部は、オペレータの判断に基づいて領域分割を行うものとされ、そのオペレータの判断を助けるために、貫通穴形成領域全体の容積和の変化状況がグラフ表示すされるようになっている。しかし、例えば、「互いに隣接する細分領域の、容積和の差が設定値以内であること」等の条件を設定すれば、細分領域をまとめて分割領域とすることを自動で行わせることも可能であり、それによって、貫通穴形成領域の分割の自動化も可能となる。
続いて、S12において、予め定められた枚数の回路基板35への印刷が行われた後、S14において、前述の方法でロール径分布が連続的に検出され、S16においてロール径分布がロール径メモリ356に記憶させられるとともに、ディスプレイ358に表示され、かつ、オペレータに対して、マスク132の貫通穴形成領域を等分割すべきか否かを指示する入力が求められる。
以上のようにして策定された局部補給計画に従ったはんだの補給は、例えば、図18に示した補給実行ルーチンにおけると同様に行われるようにすることができる。
この場合には、全体補給と局部補給との両方によるはんだの補給量が一緒に取得されることとなるため、はんだ収容器242の1回の移動の間に、補給量が分割領域毎に増減させられることとなる。補給量の増減は、例えば、はんだ収容器242の移動速度を一定に保って、吐出口246からの吐出速度を変更したり、あるいは吐出口246からの吐出速度を一定に保って、はんだ収容器242の移動速度を変更したりすることにより実現することができる。
Claims (9)
- スキージをスキージ移動装置によりマスクに沿って移動させ、そのマスクに形成された複数の貫通穴を通して回路基板にクリーム状はんだを印刷するとともに、クリーム状はんだを前記マスク上に供給するはんだ供給装置を備えたスクリーン印刷機であって、
前記マスクを前記スキージ移動装置による前記スキージの移動方向に平行な方向に分割して成る複数の分割領域の各々について、印刷作業の進行に伴うクリーム状はんだの消費量を予測するはんだ消費量予測部と、
前記複数の分割領域のうちで、前記はんだ消費量予測部により予測された予測消費量が他の分割領域に比較して大きい1つ以上の分割領域に対して、印刷作業の進行途中においてクリーム状はんだを局部補給すべき時期,位置および補給量を含む補給計画を策定する補給計画策定部と、
その補給計画策定部により策定された補給計画に従って、前記はんだ供給装置にクリーム状はんだの局部補給を行うべきことを指令する局部補給指令部と
を含むことを特徴とするスクリーン印刷機。 - 前記はんだ消費量予測部が、当該スクリーン印刷機の印刷結果を検査する印刷検査装置の検査結果に基づいて、印刷作業の進行に伴うクリーム状はんだの消費量を予測する印刷検査結果依拠消費量予測部を含む請求項1に記載のスクリーン印刷機。
- 前記はんだ消費量予測部が、前記複数の貫通穴の開口面積和と、それら貫通穴の各々に対応する位置におけるマスクの厚さとに基づいて、前記はんだ消費量を予測する貫通穴容積和依拠消費量予測部を含む請求項1または2に記載のスクリーン印刷機。
- 前記はんだ消費量予測部が、はんだ消費量を予測すべきマスクと貫通穴の分布状態および厚さの分布状態が 同じであるマスクを用いて行われた印刷作業の実行時に取得された作業結果に基づいて、前記はんだ消費量を予測する先行印刷作業結果依拠消費量予測部を含む請求項1ないし3のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
- 前記先行印刷作業結果依拠消費量予測部が、スキージの移動に伴って形成されるクリーム状はんだのロールの直径であるロール径の、設定枚数の回路基板に対する印刷作業の実行前後における変化を、そのはんだロールの長手方向の複数箇所について検出したロール径変化分布に基づいて、前記はんだ消費量を予測する先行印刷作業時ロール径変化分布依拠消費量予測部を含む請求項4に記載のスクリーン印刷機。
- 前記はんだ消費量予測部が、マスクを複数の分割領域に分割するマスク分割部を含み、そのマスク分割部が、前記マスクを、前記スキージの移動方向に平行な方向に並ぶ複数の貫通穴の容積の和が実質的に均一な部分毎に前記マスクを分割する貫通穴容積和依拠分割部を含む請求項1ないし5のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
- 前記補給計画策定部が、前記局部補給すべき時期を、印刷作業の開始または前回の補給時点から印刷された回路基板の枚数で定める印刷枚数依拠補給時期決定部を含む請求項1ないし6のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
- 前記補給計画策定部が、前記局部補給すべき位置を、前記予測消費量が他の分割領域に比較して大きい前記1つ以上の分割領域の各々の、前記スキージの移動方向に直角な方向である幅方向の中央の1点に決定する補給点決定部を含む請求項1ないし7のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
- 前記補給計画策定部が、前記局部補給すべき補給量を、前記予測消費量が他の分割領域に比較して大きい前記1つ以上の分割領域の各々の予測消費量が大きいほど大きい補給量に決定する予測消費量対応補給量決定部を含む請求項1ないし8のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011249194A JP5832864B2 (ja) | 2011-11-14 | 2011-11-14 | スクリーン印刷機 |
CN201280055662.8A CN103930278B (zh) | 2011-11-14 | 2012-11-07 | 丝网印刷机 |
PCT/JP2012/078807 WO2013073427A1 (ja) | 2011-11-14 | 2012-11-07 | スクリーン印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011249194A JP5832864B2 (ja) | 2011-11-14 | 2011-11-14 | スクリーン印刷機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013103418A JP2013103418A (ja) | 2013-05-30 |
JP5832864B2 true JP5832864B2 (ja) | 2015-12-16 |
Family
ID=48429490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011249194A Active JP5832864B2 (ja) | 2011-11-14 | 2011-11-14 | スクリーン印刷機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5832864B2 (ja) |
CN (1) | CN103930278B (ja) |
WO (1) | WO2013073427A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013233673A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Panasonic Corp | スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法 |
JP6199988B2 (ja) * | 2013-12-05 | 2017-09-20 | 富士機械製造株式会社 | はんだ供給装置 |
JP6283690B2 (ja) * | 2013-12-05 | 2018-02-21 | 富士機械製造株式会社 | はんだ供給装置 |
US9802264B2 (en) * | 2013-12-18 | 2017-10-31 | Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. | Solder supply device including a sensor to detect movement of a solder container |
US9895874B2 (en) * | 2016-04-27 | 2018-02-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Screen printing apparatus and screen printing method |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63312838A (ja) * | 1987-06-16 | 1988-12-21 | Cmk Corp | 印刷工程におけるインキ切れ防止方法並びに装置 |
JPH05261892A (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-12 | Sharp Corp | クリーム半田スクリーン印刷機 |
JPH0623945A (ja) * | 1992-07-09 | 1994-02-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクリーン印刷機の半田ペースト供給装置 |
JPH0968415A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Hitachi Ltd | プリント基板へのはんだ付方法並びにその検査方法及びその装置 |
JP2001225450A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-21 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷機のインキ供給装置 |
JP2001253046A (ja) * | 2000-03-13 | 2001-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置におけるペースト残量検出方法 |
JP2001315302A (ja) * | 2000-05-10 | 2001-11-13 | Mitsubishi Electric Corp | 印刷機 |
JP2003094789A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Riso Kagaku Corp | インク供給装置 |
JP4793187B2 (ja) * | 2006-09-11 | 2011-10-12 | パナソニック株式会社 | 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 |
JP4921907B2 (ja) * | 2006-09-25 | 2012-04-25 | 富士機械製造株式会社 | スクリーン印刷方法およびスクリーン印刷システム |
JP2009143110A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Hitachi Plant Technologies Ltd | スクリーン印刷機 |
JP5724178B2 (ja) * | 2009-12-18 | 2015-05-27 | Jukiオートメーションシステムズ株式会社 | スクリーン印刷装置及びペースト材供給方法 |
-
2011
- 2011-11-14 JP JP2011249194A patent/JP5832864B2/ja active Active
-
2012
- 2012-11-07 CN CN201280055662.8A patent/CN103930278B/zh active Active
- 2012-11-07 WO PCT/JP2012/078807 patent/WO2013073427A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013073427A1 (ja) | 2013-05-23 |
CN103930278B (zh) | 2015-07-29 |
JP2013103418A (ja) | 2013-05-30 |
CN103930278A (zh) | 2014-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5832864B2 (ja) | スクリーン印刷機 | |
CN104136221B (zh) | 网版印刷装置 | |
US9050790B2 (en) | Printing apparatus and printing method | |
KR101217575B1 (ko) | 땜납 공급 장치, 인쇄 장치, 및 인쇄 방법 | |
JP4921907B2 (ja) | スクリーン印刷方法およびスクリーン印刷システム | |
EP2575419B1 (en) | Substrate transfer apparatus, substrate transfer method, and surface mounter | |
TWI541073B (zh) | Coating method and coating device | |
JP5732023B2 (ja) | 半田供給方法、半田供給装置 | |
WO2014109320A1 (ja) | 印刷検査装置による不良原因の推定(分類)方法 | |
US20110011288A1 (en) | Method and apparatus for calibrating print head pressure and applying an accurate print pressure during production | |
JP2007096153A (ja) | はんだペースト印刷システム | |
CN112105504B (zh) | 印刷装置 | |
JPH05261892A (ja) | クリーム半田スクリーン印刷機 | |
EP3220731A1 (en) | Mounter and method for inspecting suction posture of electronic component using moutner | |
WO2024157387A1 (ja) | スクリーン印刷方法、及びスクリーン印刷装置 | |
JP5350686B2 (ja) | スクリーン印刷装置 | |
JP2024024224A (ja) | 印刷装置及び半田供給方法 | |
WO2022230099A1 (ja) | 印刷装置および印刷装置における単位消費量算出方法 | |
CN112135735B (zh) | 品质管理系统以及品质管理方法 | |
JP7379975B2 (ja) | インクジェット印刷装置、印刷制御方法およびプログラム | |
JP2023132655A (ja) | スクリーン印刷装置 | |
CN105082732B (zh) | 焊料印刷机 | |
JP2018158498A (ja) | 印刷装置におけるブレード押圧力調整方法、印刷方法および印刷装置 | |
JP2021102317A (ja) | 印刷装置 | |
US20190168513A1 (en) | Head voltage correcting method for inkjet printing apparatus, an apparatus using same, and a program thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141009 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150723 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151013 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151028 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5832864 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |