JP5817349B2 - プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法 - Google Patents
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Description
このようなプロジェクターでは、光源から射出された光束を第1レンズアレイで複数の光束に分割し、この分割された光束を第2レンズアレイで集光する照明装置が設けられている。そして、投写される光学像の十分なコントラストを得るために、光源から射出された光の光量を調整する調光機能を有した構成が一般的に知られている。例えば、機械的に光量を絞るアイリス機構(調光機構)を備えたプロジェクターや(特許文献1,2)、発光量を制御する調光機能を有した光源を備えたプロジェクターがある。
これによれば、画面の急激な輝度変化が抑えられるのでユーザーは不自然さを感じないというメリットがある。
これによれば、画面をより瞬時に暗くすることができるので、ユーザーの意思に沿った制御が行える。
これによれば、ミュート期間の終了後においても光源の電力を徐々に復帰させることによって光源に入力される急激な電圧変動を抑えて劣化を防止しつつ、遮蔽部の開口率を最大にして画面を瞬時に明るくすることで、ミュート状態が解除されたことをユーザーが認識しやすくなる。
これによれば、光源の劣化を抑えつつ、画面における明暗の変動を穏やかにすることができる。
図1は、プロジェクターの概略構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、制御部10や光学ユニット3を主として構成されている。光学ユニット3は、平面視略L字状に構成され、光源311を有する光源装置(光源系)31、電気光学装置35、および投写光学装置(投写光学系)36を備えている。光学ユニット3は、制御部10による制御の下、光源311から射出された光束を光学的に処理して画像情報に応じた画像光を電気光学装置35にて形成し、この画像光を投写光学装置36によってスクリーン等に画像を表示させる。
光学ユニット3は、光源装置31、光源ドライバ20、照明光学装置(照明光学系)32、調光部ドライバ21、色分離光学装置33、リレー光学装置34、電気光学装置35、投写光学装置36、およびこれら各光学部品31〜36を所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
第1レンズアレイ321は、光源311から射出された光束の光軸方向から見て略矩形の輪郭を有する小レンズがマトリックス上に配列された構成を有しており、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する。
第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、部分光束を後述する液晶パネル(光変調素子)352の表面に略重畳させる。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム偏光光を液晶ライトバルブ352で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
調光部ドライバ21は、制御部10から入力される信号に基づいて一対の遮蔽部材51,51の移動量(開口率)を制御することにより、光束の通過光量を調整する。
タイマー11は制御部10の制御の下で計時処理を行う。
本実施形態の制御部10は、プロジェクター1がミュート状態であるか否かを判断し、ミュート状態であると判断した場合に光源ドライバ20および調光部ドライバ21にそれぞれ所定の信号を供給する。
図2は、非調光状態における調光機構の概略構成を示す図である。図3は、ピッチの3倍分だけ遮蔽部材が移動したときにおける調光機構の概略構成を示す図である。
図2に示すように、本実施形態における調光機構325は、一対の遮蔽部材51,51の他に、各遮蔽部材51,51に接続された移動部52,52を備えている。遮蔽部材51,51は第1レンズアレイ321と第2レンズアレイ322との間に配設され、制御部10による制御のもと、それぞれの位置が変更される。
次に、プロジェクターの制御方法について光源装置と調光機構の制御方法を中心に述べる。
図4は、光源装置と調光機構の制御方法を示す図である。
プロジェクター1においては、電源が投入されると制御部10により投写処理が実行される(映像投写期間T1)。
具体的に制御部10は、外部装置から映像信号が入力されるとその輝度レベルに基づいて光源ドライバ20および調光部ドライバ21に駆動信号を出力し、光源ドライバ20および調光部ドライバ21を介して光源311および調光機構325を制御することで調光を行い、スクリーンに向けて映像光を出射させる。
そして、レンズシャッターが閉められた場合、ミュートボタンが押された場合のようにユーザーが意図的に映像の表示を停止した場合や、映像信号が未入力である場合あるいは一定時間以上、入力信号に変化がない場合に、制御部10はプロジェクター1がミュート状態であると判断する。ここでは、光源311は点灯しているが、ユーザーが映像投写を必要としていない場合の状態をミュート状態としている。
つまり、光源311である超高圧水銀ランプは、短時間(特に、数秒単位)でランプ電力の供給量の上下変動が繰り返されると、ランプ内のタングステン電極が熱膨張と収縮を繰り返して電極の劣化が生じてしまう。例えば、電極自体が湾曲したり、アーク放電領域よりも突出したりするなどの現象が生じる。そして、結果的に、ランプの破損、不点灯など、ユーザーにとって大きなデメリットとなってしまうおそれがある。
そのため、ユーザーにとって意図しない不測の事態に備えて上記したような猶予期間T2’を設けることで、短時間の間でのランプ電力の急激な上下変動を回避するような制御が必要となる。こうすることで光源311の信頼性を安定して得ることが可能となる。
また、所定の時間をかけて光源311の電力の低下および増加を徐々に行うことによって光源311にかかる負担を最小限にしている。これにより、光源311の劣化がより一層抑えられてランプの長寿命化を図ることが可能となる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態における光源装置および調光機構の制御方法について示す図である。
先の実施形態では、ミュート移行時、およびミュート解除時のそれぞれにおいて、調光機構325におけるメカ絞りを瞬時に最大にするよう制御していた。
これに対して本実施形態では、図5に示すように、ミュート期間T2に移行すると、制御部10は調光機構325の一対の遮蔽部材51,51をすぐに全閉状態にするのではなく所定の時間をかけて徐々に閉じていき、最大開口率S1から最小開口率S2に変化させる(開口率低下期間T31)。そして、ミュート状態が解除されるまでは一対の遮蔽部材51,51の全閉状態、つまり、最小開口率S2を維持する(開口率維持期間T32)。そして、ミュート状態が解除されて映像投写期間T1へ移行すると、今度も制御部10は一対の遮蔽部材51,51をすぐに全開状態にするのではなく所定の時間をかけて徐々に開いていき、最小開口率S2から最大開口率S1へと変化させる(開口率増加期間T12)。遮蔽部材51,51の開閉動作に要する時間は、上記したランプ電力の変化と同じく5秒程度に設定される。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態における光源装置および調光機構の制御方法について示す図である。
図6に示すように、本実施例においては、ミュート状態へ移行すると、制御部10は、猶予期間T2’を設けることなく一対の遮蔽部材51,51を全開位置(最大開口率S1)から中間位置(中間開口率S3)まで瞬時に移動させ、その状態で停止させる(第1移動期間T41)。先の実施形態では全閉させていたが、ここではミュート状態へ移行したとしても全閉させることなく、メカ絞りを下限値まで下げない。なお、遮蔽部材51,51の停止位置は適宜設定されるものとする。
ここで、光源311の上昇電力値、および期間に関して、発光管に対する急激な温度上昇を回避し得るパラメーターに設定する。急激な温度上昇は発光管の破損を引き起こしかねない。そのため、ランプ電力を最大値V1まで上昇させるのではなく、発光管の破損を抑え、かつ、黒化回避に適した温度(中間値V3)に設定することによって、光源311による高い光出力レベルを長期的に維持することができる。
また、第1移動期間T41では、調光機構325の一対の遮蔽部材51,51を中間位置までしか移動させないので応答性も速く、駆動モーターの騒音も抑えられる。
また、上記においては、ミュート時における駆動方法について述べたが、全画面黒表示の映像信号が入力された場合もミュート時と同様の駆動方法を実施してもよい。
Claims (11)
- プロジェクターであって、
光源と、
前記光源の発光量を調整する第1駆動部と、
前記光源からの光を遮蔽可能な遮蔽部と、
前記遮蔽部を動作させる第2駆動部と、
前記光源からの光を画像情報に応じて変調する光変調素子と、
前記光変調素子により変調された光を投写する投写光学装置と、
前記第1駆動部および第2駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記プロジェクターがミュート期間に移行した場合、前記第2駆動部に前記遮蔽部の制御を開始させ、前記遮蔽部の制御終了から所定の猶予期間が経過した後に前記第1駆動部に前記光源の制御を開始させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記プロジェクターがミュート期間に移行した場合、前記遮蔽部の開口率を低下させ、前記遮蔽部の制御終了から前記所定の猶予期間が経過した後に、前記光源に供給される電力を低下させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記プロジェクターがミュート期間に移行した場合、前記遮蔽部の前記開口率を所定値まで徐々に低下させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2または請求項3に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記プロジェクターがミュート期間に移行した場合、前記遮蔽部の前記開口率を最小にすることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、
前記プロジェクターがミュート期間に移行した場合、前記遮蔽部の前記開口率を所定値まで低下させ、
前記ミュート期間において、前記光源に供給される電力を一時的に上昇させる電力上昇動作と、前記電力上昇動作に同期して前記遮蔽部の前記開口率を一時的に前記所定値から更に低下させる開口率低下動作とを実行することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記プロジェクターがミュート期間に移行した場合、前記光源に供給される電力を最小値に向けて徐々に低下させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項6に記載のプロジェクターであって、
前記最小値は、前記光源が発光を維持可能な最小の電力値であることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記ミュート期間が終了した場合、前記第2駆動部に前記遮蔽部の開口率が増加する制御を開始させるとともに、前記第1駆動部に前記光源に供給される電力が増加する制御を開始させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項8に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記ミュート期間が終了した場合、前記光源の前記電力を徐々に復帰させるとともに、前記遮蔽部の前記開口率を最大にすることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項8に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記ミュート期間が終了した場合、前記光源の前記電力を徐々に復帰させるとともに、前記遮蔽部の前記開口率を徐々に最大にすることを特徴とするプロジェクター。 - 光を射出する光源と、前記光源からの光を遮断可能な遮蔽部とを有するプロジェクターの制御方法であって、
前記プロジェクターをミュート期間に移行し、
前記遮蔽部の制御を開始し、
前記遮蔽部の制御終了から所定の猶予期間が経過した後に、前記光源の制御を開始することを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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