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JP5799233B2 - 導光板、金型、および金型の加工方法 - Google Patents

導光板、金型、および金型の加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶パネルや照明用のエッジライト式バックライトに用いられる導光板、金型、および金型の製造方法に関する。
近年、液晶パネルや照明用の導光板を用いたエッジライト式バックライトの光源としてLED(発光ダイオード)を用いたものが採用されており、性能向上と省エネルギー化が進んでいる。従来技術のエッジライト式バックライトユニットを図14に示す(特許文献1)。導光板18は、光の入光面になる光入射面19と、光反射面20と、光出射面21とから成る。この導光板18の上には、拡散シート24と、プリズムシート23と、各シート23、24を押さえる枠22とが順に配置される。また、導光板18の下には導光板18の光反射面20からもれた光を反射する反射シート25と、バックライトの光の光源となるLED27と、導光板18およびLED27を保持するケース26とが順に配置される。ここで、導光板18は図15に示ように、光入射面19から入射された光を、導光板18の一方の主面である光反射面20と、光反射面20に平行かつ対向する他方の主面である光出射面21とにおいて全反射することにより導光し、上記光出射面21から均一な光として出射することにより面発光を実現する。光反射面20は、n個のプリズム20Anから成るプリズムパターンで形成されており、光入射面19から入射され導光板18内に導光された光を効率よく光出射面21方向へ導く。この導光板18において、光の導光方向をX軸方向とし、光出射面21に平行な方向であってX軸方向に対して直交する方向をY軸方向とし、光出射面21から面発光して出射する方向をZ軸方向とすることによりXYZ座標系を定義する。このXYZ座標系において、各プリズム20Anのピッチまたは各プリズム20Anの高さを変えることで、導光板18が導光する光のX軸方向成分は、配光制御されている。また、シリンドリカル状の円弧の溝21Amをその軸方向がX軸方向に平行になるように形成することで、3つのLEDからX軸方向に沿って現れるライン上の輝線を低減させている。LED等を光源として導光板の横から光を入れ、面発光させるエッジライト式のバックライトでは、面の輝度の均一性を高めるために、導光板の光源の並びに平行なライン上のプリズムパターンで輝度均一性を得るようにしている。
特許文献1の場合の輝度分布を図16(a)と、図16(b)と図16(c)とで説明する。図16(a)は、導光板18の平面図であり、図16(b)は、導光板18のX軸方向の輝度分布である。図16(c)は、Y軸方向の輝度分布である。Y軸方向は中央の輝度が高く、光を制御できている。X軸方向は一定の輝度分布であることから、輝度分布を制御できていない。
一方、従来の特許文献2に述べられるように大型の液晶テレビに用いられるディスプレイの冷陰極管を用いた直下式バックライトの導光板を図17Aに示す。図17Bはまた、図17Aの断面図である。図17Aおよび図17Bに示すようにバックライト28は直管の冷陰極管30と曲がった冷陰極管30aとケース29と拡散板31から成っている。冷陰極管30aを曲げている理由は、以下の理由である。このような直下式バックライトの導光板では、液晶テレビなどの高画質化のために高輝度および高解像度が望まれており、また、低消費電力化が望まれている。これらの中でも輝度は、画像の見た目を印象づけるもっとも重要な項目である。また、液晶カラーテレビでは、他の部分より液晶画面の中央部の輝度が明るい輝度傾斜を有するいわゆる中央部輝度重視型に対応した背面照明を行うことによって、全体として見やすくしている。
このようにすると輝度分布を目立ちにくくできるのは以下の理由があると考えられている。人間の瞳は円であり、一度に画面を知覚できる領域は円形に近いため、画面内の輝度傾斜分布形状が円の場合には人間が一度に知覚できる領域と輝度傾斜の分布形状とがほぼ相似形になる。このため、観察者に一種の錯覚を起こさせることにより、輝度傾斜に関する観察者の心理的影響を小さくすることができる。
したがって、輝度傾斜は、観察者に知覚されにくくするために表示画像の輝度を略単調に減少させることが好ましく、さらに輝度傾斜に対称性があるほうがより目立ちにくい。このため、画面中央から水平、もしくは垂直方向に単調に輝度を減少させることは有効である。また、同様の理由で、輝度傾斜は表示画像の水平軸もしくは垂直軸に対して略対称となる輝度傾斜としている。このように、輝度傾斜を同心円状に分布させることにより、輝度傾斜を極めて目立ちにくくしている。なお、「同心円状の輝度分布」とは、輝度の略等しい部分を結んだ線が画面中心を略中心とする略円形となっているような分布のことである。
以上のような観点から特許文献2の技術では、冷陰極管30aを曲げることによって画面の平面的に中央の冷陰極管の密度が高くなるようにして、輝度を高くしつつ、画面の平面的に中央の輝度が高い山型の輝度分布特性を得るようにしている。
特開2005−135843号公報 特開2007−214071号公報
しかしながら、LEDを用いたエッジライト式の特許文献1の導光板では、図16(b)に示すように、導光方向(X軸方向)の輝度分布の制御しかできず、図16(c)に示すような導光方向に対する直交方向(Y軸方向)である光源の並びと平行方向の輝度分布の制御ができない。特許文献1のようなシリンダ型の輝度分布プリズム式導光板において、ライン上のプリズム20Anを複数形成することでは、当該プリズム20Anが出射方向(Z軸方向)へ効率よく光を反射させるという利点があり、また各プリズム20Anのピッチまたは各プリズム20Anの高さを変えることで、導光板18が導光する光のX軸方向成分の配光制御を行いやすい。しかし、特許文献1の技術では、Y軸方向成分の配光制御を行いにくいという問題がある。また、光出射面21に設けられるシリンドリカル状の円弧の溝21Amでは、輝度を制御する効果は低く、輝度ムラの光拡散効果による低減効果しかなく、Y軸方向における配光制御は難しい。このため、特許文献1の導光板では、人間の視覚的に、画面中心を高いと見やすく、かつ輝度ムラに見えないことをいかした輝度分布は実現できず、そのため、均一化するため、全体の輝度を必要以上に上げる必要があるという問題があった。
また、冷陰極管を用いた特許文献2の技術では、光源として冷陰極管30を採用した場合でしか実現できない。仮にLEDのような点光源を冷陰極管の伸びている状態と同一の位置に並べても、輝度のムラとなって現れるという問題がある。また、このような輝度のムラを解消するために、透過率の低い拡散板を用いると、輝度を低下させてしまうという問題が新たに発生する。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、輝度ムラを生じさせず、かつ、少ない光源において高画質化を実現できる導光板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一形態に係る導光板は、第一面と前記第一面に対向する第二面とを有し、前記第二面と平行な第一方向に沿って光を入光して、前記第一面に直交する第三方向の前記第一面側へ向けて光を出射する導光板であって、光を受け入れる入光部と、前記入光部において入光した光を前記第一方向に沿って導く光導通路と、前記光導通路によって前記第一方向に沿って導かれた光を前記第三方向の前記第一面側へ向けて反射することにより出射する出射部とを備え、前記出射部は、前記第二面において前記第一方向に交差する第二方向に沿って延び、かつ、断面がV字形状の第一V字形溝であり、前記第一V字形溝は、前記第一方向の中央に複数本設けられ、その深さが前記第一V字形溝の前記第二方向における中央が最も深く形成され、前記導光板は、さらに、前記第二面において前記第一V字形溝の前記第一方向の両外側に設けられ、断面が前記第三方向にわたって一定の第二V字形溝を備える
これによれば、第一V字形溝は、第一方向に複数が設けられ、その深さが第一V字形溝の第二方向における中央が最も深く形成される。つまり、第一V字形溝によって形成される面の面積は、第二方向の中央が第二方向の端部よりも大きくなる。このため、入光部から入光した光は、第一V字形溝の第二方向の中央側において第二方向の両端側よりも多くの光が第三方向により反射される。このように溝深さの最適化を行うことにより、中央の輝度を高くし、かつ、その周りを中央から遠ざかるに従って輝度が低下するような輝度分布とすることができる。このため、全面の輝度を上げる必要がなく、少ない光源において高画質化を実現でき、かつ、効率の良い省エネルギーのバックライトを実現できる。
また、これによれば、導光板の輝度分布は、第二方向における中央の輝度が高くなるだけでなく、第一方向における中央の輝度も高くなる。このため、輝度が同一の領域が同心円状となり、かつ、中央から遠ざかるに従って輝度が低下するような輝度分布とすることができる。
また、好ましくは、前記光を反射する前記V字形溝の反射面の角度は、前記第一方向に対して45°〜60°である。
これによれば、入光部から入光した光を第三方向へ効率よく反射させることができる。
た、好ましくは、前記複数の第一V字形溝は、前記第一方向の中央側に配置される第一V字形溝の深さが、前記第一方向の外側に配置される第一V字形溝よりも深くなるように形成される。
これによれば、導光板の輝度分布は、第二方向における中央の輝度が高くなるだけでなく、第一方向における中央の輝度も高くなる。このため、輝度が同一の領域が同心円状となり、かつ、中央から遠ざかるに従って輝度が低下するような輝度分布とすることができる。
また、好ましくは、前記第一V字形溝は、中央の深さをhとすると、端の深さh2が(h−h/6)以下となる深さを連続的に変化させる関数で表される。
これによれば、第一V字形溝の第二方向における深さの変化量を最大深さに対して6分の1としている。このため、第二方向外側の輝度を徐々に減少させることができる。
また、好ましくは、前記光の光源は、前記第二方向に沿って配列された複数の点光源である。
これによれば、点光源による光源であっても、中央の輝度を高くし、かつ、その周りを中央から遠ざかるに従って輝度が低下するような輝度分布とすることができる。
また、好ましくは、前記光は、前記導光板の対向する両側面から入射される。
これによれば、導光板に対して第一方向の両側から複数の点光源を配置しているため、第一方向における輝度分布を左右対称とすることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の一形態にかかる金型は、請求項1から7のいずれか1項に記載の導光板のV字形溝を形成するための金型であって、前記導光板の第二面に対応する第二面形成面と、前記導光板の前記第一V字形溝に対応し、第二方向に延びる第一V字形凸と、を備え、前記第一V字形凸が形成される2つの面と前記第二面形成面とが交わることにより形成される2つの境界線は、前記第一V字形凸の前記第二方向中央から端部にいくに従って近づくように、前記第二方向に対して所定角度だけ互いに傾斜している。
これによれば、第一方向に複数が設けられ、その深さが第一V字形溝の第二方向における中央からその両端に向かって浅く形成される第一V字形溝に対応する金型を作成することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の一形態にかかる金型の加工方法は、請求項8に記載の金型の加工方法であって、メッキ可能な金属マスタープレートに、溝深さが前記第二方向に対して変化するV溝を加工する工程と、前記金属マスタープレートに厚膜メッキを施す工程と、前記厚膜メッキを施された前記金属マスタープレートから前記厚膜メッキを剥がす工程と、剥がされた前記厚膜メッキを所定の金型プレートに取り付ける工程とを含む。
これによれば、厚膜メッキを行うことにより金型の第一V字凸を成形しているため、精度良く金型を成形することができる。
本発明の導光板によれば、全面の輝度を上げる必要がなく、少ない光源において高画質化を実現でき、かつ、効率の良い省エネルギーのバックライトを実現できる。
本発明での実施の形態1における導光板の斜視図である。 (a)は、本発明での実施の形態1における導光板の平面図である。(b)は、本発明での実施の形態1におけるプリズム溝断面である。 本発明での実施の形態1におけるプリズム溝断面の拡大図である。 (a)は、本発明での実施の形態1における導光板の出射面側から見た平面図である。(b)は、本発明での実施の形態1におけるX軸方向の輝度分布図である。(c)は、本発明での実施の形態1におけるY軸方向の輝度分布図である。 本発明での実施の形態2における導光板の斜視図である。 (a)は、本発明での実施の形態2における導光板の平面図である。(b)は、本発明での実施の形態2におけるプリズム溝断面である。 本発明での実施の形態2におけるプリズム溝断面の拡大図である。 (a)は、本発明での実施の形態2における導光板の出射面側から見た平面図である。(b)は、本発明での実施の形態2におけるX軸方向の輝度分布図である。(c)は、本発明での実施の形態2におけるY軸方向の輝度分布図である。 本発明の実施の形態3における金型入れ子の斜視図である。 本発明の実施の形態3におけるプリズム凸の斜視図である。 本発明の実施の形態3における1本のプリズム凸平面図である。 本発明の実施の形態3におけるプリズム凸部分斜視図である。 本発明の実施の形態3におけるプリズム凸の1/4象限の平面図である。 本発明の実施の形態3におけるプリズム凸のθ方向からみた断面図である。 本発明の実施の形態3におけるプリズム凸のY軸方向からみた断面図である。 本発明の実施の形態3における導光板の有効発光エリアとプリズム凸の寸法との関係を示す図である。 本発明の実施の形態4におけるプリズム溝を形成する金属プレートの斜視図である。 本発明の実施の形態4における金属プレートのプリズム溝断面である。 (a)は、本発明の実施の形態4における電解ニッケルメッキの状態図である。(b)は、本発明の実施の形態4における電解ニッケルメッキの剥離状態図である。 特許文献1に記載のバックライトユニットの分解斜視図である。 特許文献1に記載の導光板の斜視図である。 (a)は、特許文献1に記載の導光板の平面図である。(b)は、特許文献1に記載の導光板におけるX軸方向の輝度分布図である。(c)は、特許文献1に記載の導光板におけるY軸方向の輝度分布図である。 特許文献2に記載の冷陰極管を用いた直下式バックライトの平面模式図である。 特許文献2に記載の冷陰極管を用いた直下式バックライトの断面図である。
以下本発明を実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における導光板について、図1〜図4を用いて説明する。導光板1は、液晶ディスプレイなどのエッジライト式バックライトに利用され、導光板1の端部に配置される光源からの光を内部に導いて反射し、面発光を実現させるための板である。導光板1は、液晶ディスプレイに表示される範囲の領域(つまり有効発光エリア)において面発光するように、導光板1の端部から照射される光を内部に導いて反射する。
図1は、本発明の一実施例の導光板1を示す図である。導光板1は、第一面A1と、第一面A1と対向する第二面A2と、光源となるLED2と、LED2の光を受け入れる入光部としての入光面6と、入光面6において入光した光を第一面A1(または第二面A2)に平行な第一方向(以下、「X軸方向」という)に沿って導く光導通路Lp1と、光導通路Lp1によって導かれた光を第一面A1に直交する第三方向(以下、「Z軸方向」という)の第一面A1側へ向けて反射することにより光を出射する出射部としての第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bとから成る。光導通路Lp1は、第一面A1と第二面A2との間に形成される。
第一プリズム溝3aは、第二面A2側に設けられ、X軸方向に交差する第二方向(以下、「Y軸方向」という)に沿って延び、かつ、断面がV字形状の第一V字形溝である。第一プリズム溝3aは、X軸方向に複数が並んでY軸方向の中央に設けられる。第一プリズム溝3aの深さD1は、第一プリズム溝3aのY軸方向における中央からその両端に向かって浅く形成される。つまり、第一プリズム溝3aの深さD1は、Y軸方向における中央が最も深く、Y軸方向における両端が最も浅い。さらに、第一プリズム溝3aの中央から両端にわたって、第一プリズム溝3aの深さD1は単調減少している。
第二プリズム溝3bは、第二面A2側であって、X軸方向の両外側に設けられ、断面がY軸方向にわたって一定の第二V字形溝である。つまり、第二プリズム溝3bは、その深さD2がY軸方向にわたって均一である。第二プリズム溝3bは、導光板1の中央側から離れた位置であって、X軸方向の両端に複数本(本実施形態では2本)ずつ形成される。
図2(a)は、導光板1の第二面A2側の平面図であり、図2(b)は、第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bのX−Z平面による断面図である。図2(b)では、光を出射面としての第一面A1側のZ軸方向に反射させる立ち上がり角θ2と、第一プリズム溝3aの深さD1(または第二プリズム溝3bの深さD2)を示している。なお、第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bの構造がわかるように記載しており、第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bは共にその深さおよび幅が異なるのみでそれ以外の断面形状は同一であるため、両方の構造を図2(b)において説明している。
図3は、図2(b)の拡大図であり、導光板1の光導通路Lp1を通過する経路の一例を示す図である。図3では、第二面A2側のZ軸方向に第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bで反射される光の光路と、第二面A2において反射した光が第一面A1によって再び反射される光路とを示す。上記に示すように導光板1は、光導通路Lp1に導かれた光を第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bによって反射して、出射方向であるZ軸方向の第一面A1側に光を出射する。導光板1はまた、第一面A1および第二面A2に対して全反射角以上の角度で進行してくる光(光線B2)を第一面A1および第二面A2において全反射することにより、導光板1のY軸方向の奥側(つまり入光面6とは反対側)へ光を導く。
導光板1は、四角形の透明なアクリル樹脂板から成り、出射方向(Z軸方向)に対面する第一面A1が光学平面に仕上げられている。導光板1はまた、その第一面A1と垂直な4平面が光学平面に仕上げられ、4平面のうちの1つの面(つまり入光面6)から0.5mm離した位置に、140個のLED2を一定ピッチで並べる。なお、図1、2、4では、説明の便宜上LED2の数は7個となっているが、実際には140個が配置される。また、第二面A2についても、第一面A1と同様に光学平面に仕上げられる。
入光面6から導光板1に入光した光は、液晶パネルの画像を表示する有効発光エリアにおいて、第一プリズム溝3aまたは第二プリズム溝3bにより反射されるまで、第一面A1および第二面A2のうちの少なくとも一方により全反射されることを繰り返して導光板1の入光面6とは反対側へ導光される。第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bは、液晶パネルの有効発光エリアの範囲内に形成され、第二面A2の平面に対して、断面V字形の溝を形成する2つの反射面R1および反射面R2の立ち上がり角θ2が52°となるように形成される。図3に示すように第二面A2により反射された光線B1は、反射面R1により反射され、第一面A1を透過し、ほぼZ軸方向に沿って出射される。この反射面R1の反射面積が広い部分ほど、導光板1の当該部分から出射される輝度は高くなる。なお、第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bが形成される反射面R1および反射面R2のうち、反射面R1は光源側であり、反射面R2は光源とは反対側に形成される。
複数の第一プリズム溝3aは、X軸方向の中心に配置される第一プリズム溝3aの中央深さが最も深く、X軸方向の中心から遠ざかるに従って深さが浅くなるようにそれぞれが形成される。つまり、複数の第一プリズム溝3aは、X軸方向においても深さが異なり、中心付近の深さが最も深くなるように形成されている。好ましくは、第一プリズム溝3aは、中央の深さをhとすると、端の深さh2が(h−h/6)以下となる深さを連続的に変化させる関数で表される。
このように、第一プリズム溝3aの深さD2が深いほど反射面R1、R2の面積は大きくなり、深さD2が浅いほど反射面R1、R2の面積は小さくなる。このため、中央に配置される第一プリズム溝3aによって反射されて出射される光の輝度は高く、中央から遠ざかる位置の第一プリズム溝3aによって反射されて出射される光の輝度は低い。したがって、複数の第一プリズム溝3aは、導光板1の中央付近の輝度を高くでき、その周囲に遠ざかるに従って輝度が緩やかに低くなるように光を出射させることができる。
複数の第一プリズム溝3aおよび複数の第二プリズム溝3bが形成されるX軸方向におけるピッチ(つまり、複数の第一プリズム溝3aおよび複数の第二プリズム溝3b間の距離)は、500μmで一定である。第一プリズム溝3aでは、溝深さが4μmから70μmに、各溝間で変化する。なお、溝深さは4μm以下であると、加工誤差が0.4μmあるため、誤差の影響が10%以上になり、輝度の分布誤差が大きくなる。また溝深さが70μm以上の深さに深くなると、溝加工時間が長くかかり、製作コストと光学的な輝度設計分布とのバランスを考えると70μm以下が適している。第一プリズム溝3aのY軸方向における端部(またはX軸方向の端部の第二プリズム溝3b)では、光を反射してZ軸方向の第一面A1側へ出射するための最低限の面積が必要なため、4μm以上の深さとなる。つまり、光をZ軸方向へ出射するためには最低限として4μmの深さを有する反射面が必要となる。
図4(a)は導光板1の第一面A1側の平面図である。図4(b)は、図4(a)の第一面A1側から輝度計により輝度測定を行った場合に、X軸方向の輝度分布を示す図である。また、図4(c)は、図4(a)の第一面A1側から輝度計により輝度測定を行った場合に、Y軸方向の輝度分布を示す図である。
この結果のように、導光板1にLED2による光を入光させた場合のX軸方向における輝度分布は、図4(b)に示すように中央が高い輝度分布となる。この理由は、Y軸方向の同一位置における第一プリズム溝3aの深さは、X軸方向の中央が最も深くなっており、端に向かうに連れて浅くなるためである。このような構造とすることにより、X軸方向の中央側においてY軸方向の単位範囲の反射面R1の面積を大きくでき、X軸方向の端部においてY軸方向の単位範囲の反射面R1の面積を小さくできる。このため、図4(b)に示すような中央が高い輝度分布とすることができる。
また、同様に、導光板1にLED2による光を入光させた場合のY軸方向における輝度分布は、図4(c)のように中央が高い輝度分布となる。この理由は、同一の第一プリズム溝3aにおける深さは、Y軸方向の中央が最も深くなっており、第一プリズム溝3aの端部に向かうに連れて浅くなるためである。このような構造とすることにより、同一の第一プリズム溝3aにおいて、Y軸方向の中央側の反射面R1の面積を大きくでき、Y軸方向の端部側の反射面R1の面積を小さくできる。このため、図4(c)に示すような中央が高い輝度分布とすることができる。
また、導光板1のX軸方向の端部には、V字形状の溝が一定の平行溝とした第二プリズム溝3bを形成することにより、導光板1の端においては、図4(b)や図4(c)のような上に凸の形状の輝度分布とせずに、輝度分布が均一になるようにする。第一プリズム溝3aと第二プリズム溝3bとの溝深さの比率は、中央の輝度を持上げる範囲に応じて決定され、一定ではない。導光板1のX軸方向における長さの、両端より20%ずつの範囲の領域付近)には第二プリズム溝3bが設けられ、輝度の制御量に応じて溝深さを設定でき、当該両端より20%ずつの範囲の領域以外の領域には第一プリズム溝3aが設けられ、導光板1の中央部の輝度が高くなるようにする。なお、両端から20%が好ましいのは、中央輝度を持上げたい領域は導光板長さの中央の10%の領域であるからである。したがって、加工の困難な溝の深さが変化する第一プリズム溝3aの溝を端まで形成する必要はなく、なめらかに中央の高輝度領域につなぐ上で、端から20%のところから第一プリズム溝3aの溝とすることで急激な輝度変化をなくすようにしている。
なお、実施の形態1では、LED2を導光板1の片側に設けて、一方向からの光を制御するため、完全な対称輝度分布とはならない。しかし、上述のように、第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bを設けることによって、溝深さの最適化を行うことにより、中央の輝度を高くし、かつ、その周り輝度分布を中央から遠ざかるに従って輝度分布が低下するような分布とすることができる。つまり、輝度が同一の領域が同心円状となり、かつ、中央から遠ざかるに従って輝度が低下するような輝度分布とすることができる。このことによって、画像品質を極力落とさずに、光源の光量を下げることができる。
なお、従来の図15のように、出射面側に、反射面と直交する凸プリズムを形成し、入光側からの光のX軸方向の輝度ムラを低減させた場合においても、反射面側の中央輝度をあげるプリズム高さの効果は得られる。その際は出射面側のプリズムの屈折、反射状態を加味して最適化した反射面側のプリズム高さのプリズム高さの設計を行うことが好ましい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における導光板7について、図5から図7を用いて説明する。実施の形態2の導光板7が、実施の形態1の導光板1と異なる点は、導光板7のX軸方向における両側に導光板7の光の光源となる複数のLED8を設け、LED8の光をX軸方向の両側から入光させる入光面6aとその面の対向する入光面6bとを有することのみである。したがって、共通部分については説明を省略する。
導光板7は、第一面A1と垂直につらなる4平面が光学平面に仕上げられ、4平面のうちの1つの面(つまり入光面6a)から0.5mm離した位置に、70個の発光ダイオードを一定ピッチで並べる。入光面6aに対向するもう1つの入光面6bから0.5mm離した位置に、70個の発光ダイオードを一定ピッチで並べる。なお、図5、6、8では、説明の便宜上LED8の数は片側に7個となっているが、実際には片側につき70個が配置される。
入光面6a、6bから導光板7に入光した光(光線B3〜B6)は、図7に示すように、液晶パネルの画像を表示する有効発光エリアにおいて、第一プリズム溝3aまたは第二プリズム溝3bにより反射されるまで、第一面A1および第二面A2のうちの少なくとも一方により全反射されることを繰り返して導光される。なお、図7において、光線B3、B4は、第一プリズム溝3aまたは第二プリズム溝3bにより反射される光線を示し、光線B5、B6は、第一面A1および第二面A2のうちの少なくとも一方により全反射されることを繰り返して導光される光線を示す。第一プリズム溝3aおよび第二プリズム溝3bは、液晶パネルの有効発光エリアの範囲内に形成され、第二面A2の平面に対して、断面V字形の溝を形成する2つの反射面R1および反射面R2の立ち上がり角θ2が52°となるように形成される。図7に示すように入光面6aから入光し第二面A2により反射された光線B3は、反射面R1により反射され、第一面A1を透過し、ほぼZ軸方向に沿って出射される。また、入光面6aとは反対側の入光面6bから入光し第二面A2により反射された光線B4は、反射面R1の反対側の反射面R2により反射され、第一面A1を透過し、ほぼZ軸方向に沿って出射される。この反射面R1および反射面R2の反射面積が広い部分ほど、導光板1の当該部分から出射される輝度は高くなる。
図8(a)は導光板7の第一面A1側の平面図である。図8(b)は、図8(a)の第一面A1側から輝度計により輝度測定を行った場合に、X軸方向の輝度分布を示す図である。また、図8(c)は、図8(a)の第一面A1側から輝度計により輝度測定を行った場合に、Y軸方向の輝度分布を示す図である。
この結果のように、導光板7にLED8から光を入光させた場合のX軸方向における輝度分布は、図8(b)に示すように中央が高い輝度分布となる。また、導光板7ではX軸方向の両側に光源であるLED8を配置しているため、両方向からの光の配光特性を制御することになり左右対称な輝度分布となる。また、導光板1と同様に、導光板7にLED8から光を入光させた場合のY軸方向における輝度分布は、図8(c)のように中央が高い輝度分布となる。
この2方向の輝度分布からみてわかるように中央が楕円状に輝度が高くなる。このことによって、画像品質をおとすことなく、光源の光量を下げることを実現できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における導光板を製作する金型について、図9A、9B、図10A〜10F、および図11を用いて説明する。図9Aは、本実施の形態3の導光板1を製作するための金型の入れ子を示す。金型入れ子13は、導光板1、7の各プリズム溝3a、3bを成形するためのプリズム凸12a、12bが形成される。プリズム凸12a、12bが形成される面は、鏡面仕上げに成形されている。金型入れ子13は、ステンレス合金の上に、加工層としてのニッケルとリンの合金メッキまたは銅メッキとが施されることにより形成される。そして、金型入れ子13の厚み(プリズム凸12a、12bを含まず)は、プリズム凸12a、12bの最大高さより、50μmほど厚い。
これは、メッキ層の平面度が30μmであるため、光学平面加工する面の平面度を確保するため50μmの加工量で精密加工により平面度を1μm以下にすることが可能となる。この金型入れ子13を、直接加工し、プリズム凸12a、12bを堀残して加工し形成する。
図9Bはプリズム凸12aを斜視した図である。図9Bに示すように、プリズム凸12aは、Y軸方向に対して角度θの傾きを持つように形成される。
図10Aは、プリズム凸12aの上面視図である。プリズム凸12aは、角度θ傾いた方向(以下、「θ方向」という。)に、反射面R1、R2を形成するための反射形成面R11、R12が構成される(図9B参照)。つまり、導光板の第二面A2を形成するための第二面形成面A12と、反射形成面R11、R12との境界線である直線L1、L4は、Y軸方向に対して角度θ(所定角度)の傾きを有する。この直線L1、L4は、プリズム凸12aのY軸方向中央から端部にいくに従って近づくように、Y軸方向に対して角度θだけ互いに傾斜している。
図10Bは、プリズム凸12aの一部の斜視図である。プリズム凸12aは、Y軸方向における所定の位置において高さhを有する。
図10Cは、プリズム凸12aの上面視図(つまり図10A)において、プリズム凸12aの中心点OをX軸方向およびY軸方向における0位置と規定した場合の第4象限部分の拡大概略図である。プリズム凸12aは、中心点Oから、中心点Oを通り、かつ、Y軸方向に対して傾いている直線L1へ垂直な直線L2が直線L1と交わる点までの距離がbとなる。このため、プリズム凸12aのX軸方向における幅の1/2(つまり、中心点Oと、直線L1と中心点Oを通りX軸方向に平行な直線L3との交点P1との距離)は、b/cosθで表される。
図10Dは、θ方向に対して直角方向の直線L2とZ軸方向とにおける断面図である。当該断面図において、反射形成面R11となる斜辺とX軸方向とがなす角度を工具角αとし、プリズム凸12aの高さをhとすると、既に図10Cで規定したように当該断面図の直角三角形の底辺はbであるため、これらの関係は式1で表される。
h=b・tanα・・・・(式1)
図10Eは、中心点Oを通りX軸方向に延びる直線L3とZ軸方向とおける断面図である。当該断面図において、反射形成面R11となる斜辺とX軸方向とがなす角度を反射角βとすると、既に図10Cおよび図10Dで規定したように、プリズム凸12aの高さはhであり、当該断面図の直角三角形の底辺はb/cosθであるため、これらの関係は式2で表される。
h=(b/cosθ)・tanβ・・・・(式2)
式1および式2より工具角αは式3で表される。
Figure 0005799233
なお、図10Cにおいて、中心点Oを通りY軸方向に平行な中心線CLと直線L1との交点をP2としたときの中心点Oと交点P2との距離をy1とすると、上述の距離bは式4で表される。
b=y1・sinθ・・・・(式4)
プリズム凸12aの中心線CL状の端部をP3とし、中心点Oにおけるプリズム凸12aの高さ(つまりZ軸方向の距離)をh1とすると、高さh1は式5で表される。
h1=b・tanα・・・・(式5)
また、式4および式5よりh1は式6で表される。
h1=y1・sinθ・tanα・・・・(式6)
また、端部P3におけるプリズム凸12aの高さ(つまりZ軸方向の距離)をh2とし、高さh1と高さh2との比率をγとするとこれらの関係は式7で表される。
h1=γ・h2・・・・(式7)
ここで、高さh1および距離y1と、高さh2および距離y2とは同じ係数γを持つ比例関係にあり、距離y1と距離y2との関係も同様に係数γを用いて式8で表される。
y1=γ・y2・・・・(式8)
そして、距離y1および距離y2と、導光板のY軸方向における発光範囲Lの1/2との関係は、式9で表される。
(y1−y2)=L/2・・・・(式9)
図11は、導光板1の全体を見たX−Y平面における平面図である。図11に示すように、その導光板に光を入光させるLED2と、導光板1の有効発光エリアと、プリズムの反射面が傾く角θと、プリズム凸12aの中心ラインとθ傾いたラインが交わる点から導光板1中央までの距離y1と、プリズム凸12aの中心ラインとθ傾いたラインが交わる点から導光板1の有効発光エリアまでの距離y2と、を定義する。
このもとで、角度θを求めるためには、式3に示すθ角は初期0にかぎりなく近い値であることを想定すると、式3よりα=βとなる。このため、工具角αは、光学設計で用いる反射角βと同一であると想定した上で、角度θを求める。
式9に基づいて、式8を挿入すると式10を導出できる。
(γ・y2−y2)=L/2・・・・(式10)
式10から、距離y2を導きだすと、距離y2は式11で表される。
y2=(L/2)/(γ―1)・・・・(式11)
また、式6、式7および式8により、式12が導出される。
h2=y2・sinθ・tanα・・・・(式12)
式11および式12より角度θを求めると、角度θは式13で表される。
Figure 0005799233
これらの式を用いて具体的な設計事例について説明する。図10Bに示すプリズム凸12aを、ひとつのプリズム凸12aの中央における高さhが高くなるように加工する。このように加工するため、発光面を成形する金型面を平面的に見ると、図10Aに示すように第二面形成面A12と、反射形成面R11、R12との境界線である直線L1、L2はY軸方向に対して角度θ傾いて加工される。そして、プリズム凸12aは、導光板中央となる直線L3で対称となるように角度傾け加工され、かつ、中心線CLで対象となるように加工される。このようにプリズム凸12aを加工することにより、導光板1の端となる部分のプリズム凸12aの高さが、導光板の中央となる部分で一番高いものに加工できる。このプリズム形状の反射面の角度βは、52°に近い角度で加工するようにするため、本実施の形態においては、工具角(バイト角度)αを52°としている。反射角βと工具角αとの関係は、式3の関係であり、平面的に見た角度θによって定まる。この傾き角度θは、導光板1の端部P3のプリズム高さh2を10μm、導光板1の中心点Oのプリズム高さh1を50μmで設計し、ひとつのプリズム凸12aにおける中央と端のプリズム高さの倍率γが5で、導光板1の発光面領域(つまり、有効発光エリア)をY軸方向における長さL=800、X軸方向における長さW=450と規定し、角度θが0.1°よりも小さな値となるためα=βとし、導光板サイズと、導光板1の端部P3のプリズム高さh2と、導光板1の中心点Oのプリズム高さh1と、工具角αとに基づいて、平面的に傾けるθの角度を式13から求めることができる。
導光板1の有効発光エリアのY軸方向における長さLを800mm、導光板端のプリズム高さh2を0.01mm、中央部のプリズム高さ倍率γを5、工具角αを52°とした時、角度θは、式13により0.0045°であればよいことが求められる。この角度θを用いて、立ち上がり角θ2を52°に形成できる先端角76°のダイヤモンド工具にて、精密加工機にて加工することで、所望のプリズム凸形状を形成できる。角度θの適用範囲は、プリズム間のピッチが0.5mmである場合に、10°以下が好ましい。なお、上記の場合に角度θが10°以上であると、プリズムが干渉するため、製作可能な導光板が小さくなる。
立ち上がり角θ2は45〜60°、高さhは4μm以上かつ100μm以下、工具角αは45°〜60°の範囲で設計することが、反射効率、加工時間の観点から好ましい。特に、立ち上がり角θ2と立ち上がり角θ2を加工する工具角αとは、導光板1におけるθ2が45°未満の角度だと反射角が鈍角になり、導光板出射面からの出射方向に対して±5°範囲への光りの反射がほとんどない。また60°を超えている場合に、プリズム溝3aを透過する光が多くなり、導光板1の出射面からの出射方向に対して±5°範囲への光りの反射がほとんどなく、出射面に対する正面の輝度はあがらない。このため、立ち上がり角θ2は、45°〜60°の範囲内で設計する。
このようにして設計し、加工した金型入れ子13を金型にセットし、射出成形にて、アクリル材料を成形し、実施の形態1または実施の形態2の導光板を製作する。このことにより、プリズム高さを高精度に加工することができ、この金型によって成形された導光板の輝度分布は、導光板の中央付近の輝度を高くすることが実現できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について、図12A、図12B、および図13を用いて説明する。
図12Aは、導光板1の第二面A2のプリズム溝3a、3bを形成するための金属マスタープレート14を示す図である。金属マスタープレート14は、金型とは凹凸の逆になる溝を形成する。つまり、導光板1と同様の形状の金型として金属マスタープレート14は、成形される。
図12bは、プリズム溝15a、15bを加工方向に対して直角に断面した図である。つまり、図12Bは、プリズム溝15a、15bのX−Z平面における断面図である。プリズム溝15a、15bの深さをh3、反射面プリズム溝の反射面と立ち上がり角θ2、加工工具の頂角α2を示す図である。
図13(a)は、金属マスタープレート14に無電解ニッケルを、表面にメッキ(無電解ニッケル層16)した図である。図13(b)は、金属マスタープレート14から無電解ニッケル層16を剥離した状態を示す図である。
金属マスタープレート14のプリズム溝15a、15bを形成する表面層は、無電解ニッケルメッキまたは、銅メッキをほどこしている。当該メッキ面の表面14aは、導光板1に成形された際の光学平面の反射面となる面粗さになるよう面粗さ50nm以下に、ダイヤモンドバイトにて加工される。このように加工された表面14aには、図12Bに示す導光板1と同様に金属マスタープレート14の立ち上がり角θ2が52°のプリズム溝15aが、プリズム形成溝15aのひとつの溝において導光板中央となる部分で最大深さになるように深さを可変しながら溝加工を行うことにより形成される。この溝加工では、導光板の中央でより輝度が大きくなる輝度分布とするために、導光板の中央でより光の反射面積(つまり出射方向へ出射する面積)が大きくなるように、複数の溝が導光板の有効発光エリアの範囲内に形成される。当該プリズム溝15a、15bは、頂角α2が76°のダイヤモンドバイトにて加工され、その光学面は50nm以下の面粗さの反射面となる。このように、光学平面を50nm以下の光学とすることは、散乱光を少なくできる点で好ましい。図13(a)のように加工された金属マスタープレート14をマスターパターンとし、金属プレートの表面を離型処理し、離型処理した面に電解ニッケルメッキを行う。電解ニッケルメッキによるメッキ層は、その厚みが300μmから700μmの範囲の厚みとする。電解ニッケルメッキ完了後、図13(b)に示すようにマスターパターンとなる金属マスタープレート14から、電解ニッケルメッキ層16をひきはがす。ひきはがされた電解ニッケルメッキ層16は、導光板の溝形成に必要な凸プリズム形状が、転写されており、この電解ニッケル層300μmから700μmの範囲の厚みをもったニッケル板を、金型にとりつけ射出成形する。ニッケル層の厚みを300μmから700μmとするのは、ニッケル層の厚みが厚くなる程にメッキ時間がかかり高コストとなることを考慮しており、金型に取り付け成形するための平面度が確保でき、かつ、剛性がもてる最小限の厚みとしている。射出成形の材料としては、アクリル材料を使用し、実施の形態1または実施の形態2の導光板1、7製作する。射出成形して得られた導光板1、7は、第二面A2側に形成されたプリズム溝3a、3bがひとつの溝において導光板中央となる部分で最大深さとなるように成形されるため、光源の並び方向(Y軸方向)と平行な方向の輝度分布においても、導光板中央の輝度が最も高くなる輝度分布にすることが可能となる。
以上のように本発明によれば、光源としてLEDが採用され、LEDの発光量向上に伴い一方向または対向する2方向から光を入光させて出射方向に反射する導光板において、反射効率の良いプリズム式で、中央輝度を高める輝度分布を実現できる。つまり、画面中心の輝度が高いと見やすく、かつ、輝度ムラに見えないという人間の視覚的な性質を利用しており、該導光板を採用することにより、中央部分の周囲である周辺部分の輝度を落とすことによりLEDの総光量を減らすことができ、省エネルギー化を実現できる。
本発明は、全面の輝度を上げる必要がなく、少ない光源において高画質化を実現でき、かつ、効率の良い省エネルギーのバックライトを実現できる導光板等として利用することができる。
1、7 導光板
2、8 LED
3a 第一プリズム溝
3b 第二プリズム溝
6、6a、6b 入光面
12a、12b プリズム凸
13 金型入れ子
14 金属マスタープレート
15a、15b プリズム溝
18 導光板
19 光入射面
20 光反射面
20An プリズム
21 光出射面
21Am 溝
22 枠
23 プリズムシート
24 拡散シート
25 反射シート
26 ケース
27 LED
28 バックライト
29 ケース
30、30a 冷陰極管
31 拡散板
A1 第一面
A2 第二面
A12 第二面形成面
Lp1 光導通路
L1、L2、L3 直線
P1 交点
R1、R2 反射面
R11、R12 反射形成面
O 中心点
α 工具角
β 反射角
h1、h2 高さ

Claims (6)

  1. 第一面と前記第一面に対向する第二面とを有し、前記第二面と平行な第一方向に沿って光を入光して、前記第一面に直交する第三方向の前記第一面側へ向けて光を出射する導光板であって、
    光を受け入れる入光部と、
    前記入光部において入光した光を前記第一方向に沿って導く光導通路と、
    前記光導通路によって前記第一方向に沿って導かれた光を前記第三方向の前記第一面側へ向けて反射することにより出射する出射部と
    を備え、
    前記出射部は、前記第二面において前記第一方向に交差する第二方向に沿って延び、かつ、断面がV字形状の第一V字形溝であり、
    前記第一V字形溝は、前記第一方向の中央に複数本設けられ、その深さが前記第一V字形溝の前記第二方向における中央が最も深く形成され
    前記導光板は、さらに、前記第二面において前記第一V字形溝の前記第一方向の両外側に設けられ、断面が前記第三方向にわたって一定の第二V字形溝を備える
    導光板。
  2. 前記光を反射する前記第一V字形溝の反射面の角度は、前記第一方向に対して45°〜60°である
    請求項1に記載の導光板。
  3. 前記複数の第一V字形溝は、前記第一方向の中央側に配置される第一V字形溝の深さが、前記第一方向の外側に配置される第一V字形溝よりも深くなるように形成される
    請求項1または2に記載の導光板。
  4. 前記第一V字形溝は、中央の深さをhとすると、端の深さh2が(h−h/6)以下となる深さを連続的に変化させる関数で表される
    請求項1からのいずれか1項に記載の導光板。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の導光板のV字形溝を形成するための金型であって、
    前記導光板の第二面に対応する第二面形成面と、
    前記導光板の前記第一V字形溝に対応し、第二方向に延びる第一V字形凸と
    を備え、
    前記第一V字形凸が形成される2つの面と前記第二面形成面とが交わることにより形成される2つの境界線は、前記第一V字形凸の前記第二方向中央から端部にいくに従って近づくように、前記第二方向に対して所定角度だけ互いに傾斜している
    金型。
  6. 請求項に記載の金型の加工方法であって、
    メッキ可能な金属マスタープレートに、溝深さが前記第二方向に対して変化するV溝を加工する工程と、
    前記金属マスタープレートに厚膜メッキを施す工程と、
    前記厚膜メッキを施された前記金属マスタープレートから前記厚膜メッキを剥がす工程と、
    剥がされた前記厚膜メッキを所定の金型プレートに取り付ける工程と、を含む
    金型の加工方法。
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