JP5795043B2 - 殺菌装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、近年、環境保全の観点から水銀を用いない殺菌ランプが望まれており、その一つとして、ランプの放電容器にキセノン(Xe)ガスとヨウ素(I2)蒸気とが放電媒体として封入されたヨウ化キセノンランプが知られている(特許文献1)。当該ヨウ化キセノンランプは、ヨウ化キセノンのエキシマ発光(XeI,B→X遷移)のピーク波長が253[nm]であるため、前記低圧水銀ランプに代替するものとして期待されている。
本発明は、上記した課題に鑑み、ランプへの投入電力を増大させることなく、それでいて高い殺菌性を有する無水銀殺菌ランプ、および当該無水銀殺菌ランプを有する殺菌装置を提供することを目的とする。
また、前記透光性材料は、少なくとも178[nm]以上の波長領域の紫外線を透過することを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明にかかる殺菌装置は、上記した無水銀殺菌ランプと、当該無水銀殺菌ランプを点灯駆動する交流電源とを有し、前記交流電源が、40[kHz]〜80[kHz]の範囲の点灯周波数で前記無水銀殺菌ランプを点灯駆動することを特徴とする。
<ランプ構成>
図1(a)は、実施の形態に係る誘電体バリア放電ヨウ化キセノンエキシマランプ10(以下、単に「ランプ10」と言う。)の概略構成を示す縦断面図であり、図1(b)は、図1(a)におけるA・A線断面図である。なお、図1および後掲する図12において、各部材間の縮尺は統一していない。
図1に戻り、内管12と外管14の両端は閉じられていて(封止されていて)、両者の間で放電空間18が形成されている。外管14の外径と放電ギャップ長d(即ち、外管14の内径と内管14の外径との差の半分)については後述する。
外管14の一端部外周には、有底筒状をしたヨウ素(I2)ガス導入管20(以下、単に「導入管20」と言う。)が設けられている。導入管20内部と放電空間18とは、外管14に開設された連通孔22を介して連通している。導入管20には、ランプ10の製造過程で所定量の固体ヨウ素(I2)がガラスカプセル24に封入された形で投入され、その後、当該ガラスカプセル24を割ることによって、固体ヨウ素I2が、ヨウ素蒸気(ガス)となって、放電空間18へと拡散していく。ランプ10の放電空間18には、前記キセノン(Xe)ガスに加え、ヨウ素(I2)蒸気が、例えば、0.04[kPa]封入されている。
一方、外管14の外周面には、外側電極28が設けられている。外側電極28は、0.1[mm]径のニッケル(Ni)線が、2[mm]ピッチで螺旋状に、管軸方向L1=10[cm]に渡って、外管14の外周面に密着して巻回されてなるものである。このような細い金属線を用いることで、放電空間18からランプ10外部へ放出される光の通過性を確保することができる。本例の場合、通過性は95[%]である。なお、ランプ10の有効発光領域(active area)は、管軸方向の外部電極28の長さ(L1)で規定される。
<交流電源>
ランプ10には、内側電極26と外側電極28に接続された交流電源30によってランプ10を点灯させるために交流電力が供給される。用いた交流電源は以下の4つである。
様:U=0〜3.3[kVrms]、I=0〜20[mArms]、f=25[kHz]〜15
9.9[kHz]
(2)バイポーラ・パルス電源PS1:最大振幅U=0〜4.4[kV]、立上がり時間0.9[μs]、立下がり時間0.6[μs]、f=21.5[kHz]〜115[kHz]
(3)ユニポーラ・パルス電源PS2(高速高電圧トランジスタープッシュプルスイッチ型番・HTS 31-01-GSM (Behlke 社製)を使用):U=0〜3[kV]、立上がり時間60[ns]、立下がり時間40[ns]、f=10[kHz]
(4)ユニポーラ・パルス電源PS3(プッシュプルスイッチ・型番HTS 81-06-GSM (Behlke 社製)を使用):U=0〜8[kV]、立上がり時間160[ns]、立下がり時間60[ns]、f=10[kHz]〜80[kHz]
<ランプ実験>
(1)内側電極
内側電極26(図1)を構成する円筒部材に種々の金属材料を用い、その各々について効率を調べた。ここで、効率[%]とは、投入電力[W]に対する紫外線(UV)放射パワー[W]の比率をいう。当該放射パワーは、ランプ10から10[cm]の距離において、2×2[cm2]の光学絞り(diaphragm)を用いて測定した。なお、実験に供したランプ10における、キセノンとヨウ素の封入量は、Xe/I2=13.3[kPa]/0.04[kPa]である。また、交流電源には、前記AC電源PS0を用いた。
(a)Ni:厚さ0.1[mm]のニッケルの薄板を2枚重ね、これを円筒状に丸めたものを、内管12(図1)に挿入して、内管12内周面に密着させたもの。2枚重ねにしたのは、後記する銅およびアルミニウムの薄板との厚みを揃えるためである。
(b)Al foil:市販の食品パッケージ用アルミ箔(厚さ0.012[mm])の光沢面を外側にして円筒状に丸め、内管12(図1)に挿入して、内管12内周面に密着させたもの。
(d)Al:円筒状に丸めたアルミニウムの薄板(厚さ0.2[mm])を、内管12(図1)に挿入して、内管12内周面に密着させたもの。
(e)Al+Al foil:アルミニウムの薄板(厚さ0.2[mm])に、市販の食品パッケージ用アルミ箔(厚さ0.012[mm])の非光沢面側を重ねたものを、アルミ箔が外側になるように円筒状に丸め、これを内管12(図1)に挿入して、内管12内周面に密着させたもの。
(g)Ni+Al foil:ニッケルの薄板(厚さ0.1[mm]を2枚重ねたもの)に、市販の食品パッケージ用アルミ箔(厚さ0.012[mm])の非光沢面側を重ねたものを、アルミ箔が外側になるように円筒状に丸め、これを内管12(図1)に挿入して、内管12内周面に密着させたもの。
実験結果から(a)Ni、(c)Cu、(d)Alの中では、(d)Alが最も高い効率を示すことが分かる。これは、内側電極の紫外線(UV)反射率の違いに因るものであると思われた。そこで、本願発明者らは、(b)Al foilの内側電極の外周面をアクリルラッカーで黒く塗ったものを準備し、当該黒塗りの内側電極でも実験を行った(実験結果は不図示)。その結果、黒塗りの内側電極は、(b)Al foilの内側電極よりも紫外線(UV)放射パワーが20[%]少なくなることが分かった。これにより、内側電極の紫外線(UV)反射率が、効率に影響を及ぼすことが確認できた。
では、(f)Cu+Al foilが最も高い効率を示すことが分かる。これは、エキシマ発
光する放電媒体にあっては、過熱状態になると効率が低下するところ、内側電極の芯になっているAl,Ni,Cuの内、Cuが最も熱伝導率が良いので、適度な冷却効果が発揮されているためであると考えられる。
上記の結果を踏まえ、以下の実験において内側電極は、(f)Cu+Al foilを用いた。
(2)放電ギャップ長d
本願発明者らは、異なる放電ギャップ長d(図1)のランプを作製し、その各々について紫外線(UV)放射パワー[mW]を測定し、比較した。放電ギャップ長dは、d=2[mm]、d=7.4[mm]とした。
(i)放電ギャップ長d=2[mm]
外管:外径17.7[mm]、内径15.1[mm](肉厚1.3[mm])
内管:外径11.1[mm]、内径9.0[mm](肉厚1.05[mm])
(ii)放電ギャップ長d=7.4[mm]
外管:外径30.0[mm]、内径26.8[mm](肉厚1.6[mm])
内管:外径12.0[mm]、内径9.2[mm](肉厚1.4[mm])
また、本願発明者らは、放電ギャップ長が9[mm]のランプも作製した。
当該ランプは、二重管ではなく単管構造とした。上記(i),(ii)と同じ溶融石英ガラスからなるガラス管の両端が封止されてなる放電容器に上記(i),(ii)と同じ量のキセノン(Xe)ガスとヨウ素(I2)蒸気が封入されている。なお、当該ガラス管の外径は11.1[mm]、内径は9.0[mm](肉厚1.05[mm])である。
実験の結果、放電ギャップ長=2[mm]、放電ギャップ長=9[mm]のランプの紫外線(UV)放射パワー[mW]は、放電ギャップ長=7.4[mm]のランプの1/3〜1/5であることが分かった。すなわち、大きな紫外線(UV)放射パワー[mW]を得るためには、放電ギャップ長は、長すぎることは勿論、短すぎてもだめであることが判明した。
(3)交流電源
本願発明者らは、交流電源の波形や周波数の異なる電源でランプ10を点灯させ、投入電力[W]に対する単位面積当たりの紫外線(UV)放射パワー[mW/cm2]と効率[%]について調査した。なお、実験に供したランプ10における、キセノンとヨウ素の封入量は、Xe/I2=13.3[kPa]/0.04[kPa]である。
実験結果を図4に示す。
図4から、AC電源PS0を用いて投入電力を増大させると、放射パワーは、略直線的に上昇することが分かる。
なお、図4には示していないが、ユニポーラ・パルス電源PS3を用い、周波数80[kHz]で点灯させたところ、10.3[mW/cm2]の放射パワーと5[%]〜8[%]の効率が得られた。
(4)キセノン封入圧
本願発明者らは、キセノン封入圧に対する紫外線(UV)パワーの変化の様子を調査した。キセノン封入圧(封入量)の異なる供試ランプを準備し、その各々を、バイポーラ・パルス電源PS1を用い、4.2[kV]、f=60[kHz]、デューティ比50[%]で点灯駆動した。
実験の結果、紫外線(UV)パワーは、キセノンの圧力が13〜14[kPa]までは、は単調に増加した後、減少に転じ、40[kPa]に達すると放電しなくなることが認められた。したがって、25[kPa]付近までの実験結果について図5に示す。
図5に示す実験結果から、ヨウ素(I2)の封入量が一定の場合には、キセノン(Xe)の封入量を12[kPa]以上15[kPa]以下に設定することが、多くの紫外線(UV)パワーを得るためには好ましいことが分かる。また、供試ランプの中では、13.3[kPa]のキセノン(Xe)の封入量(封入圧)のものの紫外線(UV)パワーが最高であった。
(5)発光スペクトル
上記「(4)キセノン封入圧」の実験におけるキセノンの封入量(封入圧)が、13.3[kPa]の供試ランプの発光スペクトルを図6に、発光スペクトル(VUV〜UV領域)の強度分布値を図7に示す。なお、図6中、一点鎖線で示すのは、DNAの紫外線吸収率(相対値)曲線である。
従来の殺菌用ヨウ化キセノンランプは、253.7[nm]にピーク波長を有する低圧水銀ランプの代替品との位置づけから、当該低圧水銀ランプに用いられるガラス材料をその放電容器に用いている。すなわち、253[nm]およびその付近の紫外光が透過すれば良いとの観点から、図2において、破線で示すような透過率曲線を有するガラス材料を使用している。なお、破線は、従来の殺菌ランプに用いられているガラス材料の代表的なものの一例として示す、Vycor 7913(コーニング社製)の透過率曲線である。
これに対し、実施の形態に係るランプ10の放電容器16(図1)は、178[nm]〜188[nm](ピーク値:178.3[nm]、179.9[nm]、183.0[nm]、184.4[nm]、187.6[nm])の範囲のヨウ素原子(I*)の発光による殺菌力をも利用すべく、実線で示すような、すくなくとも178[nm]以上の波長領域の紫外線を透過するガラス(以下、「供試ガラス」と言う。)材料を放電容器に用いることとしたのである。
前記Suprasil 311,312は合成石英ガラスである。Vycor 7913と供試ガラスとは、共に溶融石英ガラスであるが、供試ガラスは、Vycor 7913よりも不純物をより多く除去したものであり、そのため、より短波長域の紫外線の透過率が向上している。
ランプ10と比較ランプの殺菌性に関する比較実験については後述する。
(6)点灯周波数
本願発明者らは、点灯周波数を変化させた場合、I*(206.2[nm])の発光強度とXeI*(253[nm])の発光強度がどのように変化するのかを調査すべく実験を実施した。
一方、I*(206[nm])放射強度は、40[kHz]までおおむね直線的に増大し、40[kHz]からその増加率が急上昇する。そして、70[kHz]〜80[kHz]で増加率が鈍化するため、80[kHz]を超えると、あまり発光強度の増加は望めないと思われる。また、詳細なデータは省略するが、効率は60[kHz]で最高値を示し、70[kHz]、80[kHz]と周波数が高くなるほど低下することが確認されている。よって、ランプ10は、40[kHz]〜80[kHz]の範囲で点灯駆動させることが好ましい。
<殺菌実験>
本願発明者らは、ランプ10(Xe/I2=13.3[kPA]/0.04[kPa])を点灯周波数60[kHz]で点灯させ殺菌実験を行った。このとき用いた交流電源は、バイポーラ・パルス電源PS1である。
(1)ペトリ皿を用いた実験
本実験では、比較対象として前記比較ランプ(GL4、東芝)による殺菌実験も実施した。
ランプ10から2[cm]、5[cm]の距離における紫外線照度は、それぞれ、1.71[mW/cm2]、0.76[mW/cm2]であった。
、比較ランプによる紫外線の照射時間は、ランプ10よりも短くした。
ペトリ皿の中で所定時間紫外線が照射された芽胞懸濁液を103倍に希釈し、希釈液の少量を、シャーレ(Sterile S shale,Eiken Chemical Co.)に収納された標準寒天培地(Parlkore, Eiken Chemical Co.)上に均一に塗沫して、培養した。培養条件は、37[℃]で48[時間]とした。
実験結果を図10に示す。
図10中、比較ランプによる生菌率を「■」で、ランプ10のペトリ皿との距離が5[cm]の場合の生菌率を「▲」で、ランプ10のペトリ皿との距離が2[cm]の場合の生菌率を「▼」で、それぞれプロットした。
なお、図10には示していないが、ランプ10による完全殺菌(100[%]殺菌)は、紫外線量が50[mJ/cm2]〜55[mJ/cm2]を超えると達成された。
また、ランプ10のD値(Decimal Reduction Value)は、約5[mJ/cm2]〜8[mJ/cm2]であった。
また、略15[mJ/cm2]以上では、紫外線量が同じであれば、ランプ10の生菌率は比較ランプよりも低い(すなわち、殺菌性が高い)ことが分かる。比較ランプのピーク波長が253.7[nm]のみであるのに対し、ランプ10のピーク波長が253[nm]に加え、178[nm]〜207[nm]の範囲に存することから判断して、当該178[nm]〜207[nm]といった短波長領域の紫外線の殺菌性が高いためであると考えられる。
図10における、ランプ10の、ペトリ皿からの距離が5[cm]の場合と2[cm]の場合とを比較すると、同じ生菌率の殺菌性を達成するのに必要な紫外線量[mJ/cm2]は、2[cm]の場合の方が5[cm]の場合よりも少なくて済むことがわかる。これにより、ランプ10における、178[nm]〜188[nm]領域と206.2[nm]におけるI*発光が殺菌に寄与していることが確認されたと考えられる。
図11(a)の右側は、22.8[mJ/cm2]の紫外線量照射後の結果であり。図11(b)の右側は、45.6[mJ/cm2]の紫外線量照射後の結果である。
(2)流水殺菌装置を用いた実験
ペトリ皿を用いた上記実験は、滞留する水中に存する枯草菌芽胞に対する殺菌性を調査したが、本実験では、流水中に存する枯草菌芽胞に対する殺菌性を調査した。
前記芽胞懸濁液を1[l]貯留するステンレス製の水槽44から、当該懸濁液42がチューブポンプ(Masterflex,Cole Parmer Instrument Co.)46によって、5.4[l/min]の流速で汲み上げられる。汲み上げられた芽胞懸濁液は、幅90[mm]で、図示のように傾斜したステンレス製の平板48上に流出される。
一方、平板48の上方には、平板48との垂直方向の距離が4[cm]の位置に、ホルダー50に支持されてランプ10が配置されている。なお、ホルダー50によってランプ10が直接的に支持されているのは、紫外線照射の妨げにならないランプ10端部である。
ランプ10から側方に、カバー54が設けられている。これは、クーリングファン52がもたらす風によって運ばれる、空気中のミクロフローラ(microflora)が水槽44中の芽胞懸濁液42に入りこまないように遮蔽するためである。なお、「(1)ペトリ皿を用いた実験」の項では言及しなかったが、ペトリ皿を用いた実験においても、クーリングファンを用い、ランプ10には、ペトリ皿の中の芽胞懸濁液にミクロフローラ(microflora)が侵入するのを防止するためカバー54と同様のカバーを取り付けた。
上記殺菌装置40を用い、平板48上を流れる芽胞懸濁液42に、ランプ10によって1[min]〜10[min]の間、紫外線を照射した。
そして、上記「(1)ペトリ皿を用いた実験」で説明したのと同様な手法で、生菌率(生存菌数[CFU]/初発菌数[CFU])を求めた。
図13から分かるように、流水中の枯草菌芽胞に対しても殺菌性が認められた。これは、ランプ10が水の殺菌浄化システムにも好適に用いることができることを示唆している。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態とすることも可能である。
また、上記実施の形態では、放電容器を溶融石英ガラスや合成石英ガラスなどのガラス材料で形成したが、これに限らず、例えば、フッ化マグネシウム(MgF2)等の他の透光性材料で形成しても構わない。要は、ヨウ素原子(I*)の発光波長領域の紫外線(特に、178[nm]以上の波長領域の紫外線)を透過する透光性材料であれば良いのである。
16 放電容器
40 殺菌装置
Claims (2)
- キセノンガスとヨウ素蒸気とが封入された放電容器を有する無水銀殺菌ランプと、前記無水銀殺菌ランプを点灯駆動する交流電源と、を備え、
前記放電容器が、ヨウ素原子(I*)の発光波長178[nm]〜188[nm]、および206.2[nm]の領域を含む、少なくとも178[nm]以上の波長領域の紫外線を透過する石英ガラスで形成され、
前記交流電源は、前記無水銀殺菌ランプの点灯周波数を周期的に変化させることで、ヨウ化キセノンの発光とヨウ素原子の発光との比率を周期的に変化させることを特徴とする殺菌装置。 - 前記交流電源は、40[kHz]〜80[kHz]の範囲の点灯周波数で前記無水銀殺菌ランプを点灯駆動することを特徴とする請求項1に記載の殺菌装置。
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