JP5788381B2 - ヒドロキシルアミンおよび薬剤を調製するための新規のプロセス - Google Patents
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Description
[式中、
R1、R2、R3およびR4は、独立して水素、ハロ、−NO2、−CN、−C(O)2Rx1、−ORx2、−SRx3、−S(O)Rx4、−S(O)2Rx5、−N(Rx6)Rx7、−N(Rx8)C(O)Rx9、−N(Rx10)S(O)2Rx11またはRx12を表し;
Rx1、Rx2、Rx3、Rx6、Rx7、Rx8、Rx9およびRx10は、独立して水素または、場合により1もしくはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表し;
Rx4、Rx5、Rx11およびRx12は、独立して、場合により1またはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表す]
の化合物の調製のためのプロセスであって、式IIA:
[式中、
PG1はイミノ保護基を表し;そして
R1、R2、R3およびR4は前記で定義したとおりである]
の化合物の脱保護を含み、反応がハロゲン化水素、リン酸または硫酸および少なくとも15重量%の水を含む溶媒系の存在下で実施されることを特徴とするプロセスが提供され、このプロセスを、本明細書中以下では「本発明のプロセス」と称する。
R1、R2、R3およびR4は、独立して水素、ハロ、−NO2、−CN、−C(O)2Rx1、−N(Rx6)Rx7または−N(Rx10)S(O)2Rx11を表し;
Rx1、Rx2、Rx3、Rx6、Rx7、Rx8、Rx9およびRx10は、独立して水素または、場合により1もしくはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−4アルキルを表し;
Rx4、Rx5、Rx11およびRx12は、独立して、場合により1またはそれ以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されたC1−4アルキルを表す
ものを含む。
R1、R2、R3およびR4のいずれか3つ(好ましくはR1、R3およびR4)は水素を表し;
R1、R2、R3およびR4のいずれか1つ(好ましくはR2)は、ハロ、−CN、−C(O)2Rx1、好ましくは−N(Rx10)S(O)2Rx11または、より好ましくは−NO2または−N(Rx6)Rx7から選択される置換基を表し;
Rx1は、HまたはC1−3アルキル(例えばイソプロピルなどのプロピル)を表し;
Rx6、Rx7およびRx10は独立して水素を表し;
Rx11はC1−2アルキル(例えばメチル)を表す
ものを含む。
[式中、R1、R2、R3およびR4は、独立して水素、ハロ、−NO2、−CN、−C(O)2Rx1、−ORx2、−SRx3、−S(O)Rx4、−S(O)2Rx5、−N(Rx6)Rx7、−N(Rx8)C(O)Rx9、−N(Rx10)S(O)2Rx11またはRx12を表し;
Xは、水素または、場合により1もしくはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表し;
Yは、Hまたは−C(O)−Zを表し;
Zは、場合により−ORa、ハロ、−NO2、−CN、−C(O)2Ra1、−SRa3、−S(O)Ra4、−S(O)2Ra5、−N(Ra6)Ra7、−N(Ra8)C(O)Ra9、−N(Ra10)S(O)2Ra11およびRa12から選択される1またはそれ以上の置換基によって置換されたアリールまたはヘテロアリールを表し;
Raは、オキシ保護基、水素または、場合によりハロ、−C(O)2Rb1および−N(Rb2)Rb3から選択される1もしくはそれ以上の置換基によって置換されたC1−6アルキルを表し;
Rx1、Rx2、Rx3、Rx6、Rx7、Rx8、Rx9、Rx10、Ra1、Ra3、Ra6、Ra7、Ra8、Ra9、Ra10、Rb1、Rb2およびRb3は、独立して水素または、場合により1もしくはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表し;
Rx4、Rx5、Rx11、Rx12、Ra4、Ra5、Ra11およびRa12は、独立して、場合により1またはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表す]
の化合物を調製するために使用してよく、前記プロセスは、前記で定義した本発明のプロセスによって調製される式IIの化合物と、式III:
[式中、YおよびXは前記で定義したとおりである]
の化合物との反応を含み、このプロセスも、本明細書中以下では「本発明のプロセス」と称する。
Yが−C(O)Zを表す;このプロセスは、前記で定義した本発明のプロセスによって調製される式IIの化合物と、前記で定義したとおりであるが、Yが−C(O)Zを表す式IIIの化合物と反応を含む;
反応が「ワンポット」法として実施される;
R2が−NO2を表す;このプロセスは、前記で定義したとおりであるが、R2が−NO2を表す、本発明のプロセスによって調製される式IIの化合物と、前記で定義した式IIIの化合物との反応を含む;または
プロセスがアシル化試薬なしで実施される(例えば、本発明のプロセスが式XXIV(以下で定義される)の中間体を介して進行する場合、その中間体は、最初、アシル化試薬(例えば無水トリフルオロ酢酸またはトリフルオロアセチルトリフレート)の存在下では反応せず、式Iの化合物を形成するペリ環状環化反応を促進するためにN−アシル化中間体を形成する)
ことを特徴とする、式Iの化合物の調製のためのプロセスが提供される。
[式中、Laは適切な脱離基、例えばスルホン酸基(例えば−OS(O)2CF3、−OS(O)2CH3もしくは−OS(O)2PhMe)または、より好ましくはハロ(例えばブロモ、フルオロもしくは、好ましくはクロロ)を表し、そしてR1、R2、R3およびR4は前記で定義したとおりである]
の化合物と、式V:
[式中、PG1は前記で定義したとおりである]
の化合物との、例えば標準的な芳香族置換反応条件下での反応によって調製し得る。例えば、芳香族置換反応は、極性非プロトン性溶媒(ジメチルホルムアミドなど)の存在下で実施してもよい。これに関連して、挙げられる他の極性非プロトン性溶媒は、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジエチルエーテルおよびジオキサンを含む。しかし、今や、このプロセスステップはまた、一方だけが極性非プロトン性溶媒である(そして他方は非極性溶媒である)、溶媒の混合物中でも実施し得ることが認められた。従って、本発明のもう1つの態様では、前記で定義した(および好ましくはジメチルホルムアミドである)極性非プロトン性溶媒に加えて使用される、非極性溶媒、例えば非極性非プロトン性溶媒の存在下でのそのようなプロセスが提供される。好ましい非極性非プロトン性溶媒はトルエンを含むが、式Vの化合物を抽出する(例えば以下で定義する反応混合物から)ために使用し得る任意の溶媒であってよい。
(i)式VII:
[式中、Zは前記で定義したとおりである]の化合物と、式VIII:
[式中、L1は適切な脱離基、例えばハロ(例えばブロモ、クロロもしくはヨード)または、より好ましくは−OC1−6アルキル(例えば−OCH3もしくは、好ましくは−OCH2CH3)を表し、そしてXは前記で定義したとおりである]の化合物との、好ましくは適切な塩基、例えばアルカリ金属水素化物(例えばKH、CaH2もしくは、好ましくはNaH)、有機リチウム塩基(例えばn−、s−またはt−ブチルリチウムもしくは、好ましくはリチウムジイソプロピルアミド)、他のアルカリ金属ベースの塩基(例えばNa2CO3、K2CO3、K3PO4、t−BuONa、t−BuOKもしくは、好ましくはCH3ONa)、または塩基の混合物、および適切な溶媒(例えばテトラヒドロフラン(THF)、トルエンおよび/もしくはジメチルホルムアミド;THFなどの極性非プロトン性溶媒が特に好ましい)の存在下に、標準的な条件下での、例えば室温または高温、例えば約65℃での反応;
(ii)式IX:
[式中、Xは前記で定義したとおりである]の化合物と、式X:
[式中、ZおよびL1は前記で定義したとおりである]の化合物との、例えば式IIIの化合物の調製に関して前述したような(上記プロセスステップ(i))反応条件下での反応;
(iii)Yが−C(O)−Zを表し、そしてZが−OHによって置換されたアリールまたはヘテロアリールを表す、式IIIの化合物に関しては、式XI:
[式中、Zaは、−O−C(O)−X(式中、Xは前記で定義したとおりである)で置換されたアリールまたはヘテロアリールを表す]の対応する化合物と、塩基との、例えば式IIIの化合物の調製に関して前記で定義したような(上記プロセスステップ(i))塩基および反応条件下での反応。誤解を避けるため、式XIの化合物の−O−C(O)−X置換基は、式IIIの化合物の−OH置換基に変換される;
(iv)式XII:
[式中、XおよびZは前記で定義したとおりである]の化合物またはその保護された(例えば−C(O)OH保護された)誘導体(−C(O)OHのエステルなど)の、当業者に公知の標準的な脱カルボキシル化反応条件下での脱カルボキシル化;
(v)式XIII:
[式中、Rs1およびRs2は、独立して水素、場合により1もしくはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表すか、またはRs1とRs2は一緒に連結されて、それらが必然的に結合している窒素原子と共に、4〜8員(例えば5もしくは6員)ヘテロシクロアルキル基(場合によりさらなるヘテロ原子、例えばさらなる窒素もしくは酸素ヘテロ原子を含み、場合によりハロもしくはC1−6アルキルから選択される1もしくはそれ以上の置換基によって置換されている)、例えばピペリジニル環またはピロリジニル環を形成し、そしてXおよびZは前記で定義したとおりである]の化合物の、標準的な条件下での、例えば水性酸(例えばハロゲン化水素の水溶液)の存在下での加水分解;
(vi)Zが、好ましくは−SRa3、−N(Ra6)Ra7または、好ましくは−ORaで置換された(好ましくはオルト位でもしくは、より好ましくはパラ位で)アリール(例えばフェニル)を表す式IIIの化合物に関しては、式XIV:
[式中、Zは前記で定義したとおりであり、好ましくは−SRa3、−N(Ra6)Ra7または、好ましくは−ORaで置換された(好ましくはオルト位でもしくは、より好ましくはパラ位で)アリール(例えばフェニル)を表し、そしてRa、Ra3、Ra6およびRa7は前記で定義したとおりである]の化合物と、
(A)式XV:
[式中、Xは前記で定義したとおりであり、そしてL1は、前記で定義したとおりであり、好ましくはハロ(例えばブロモもしくは、好ましくはクロロ)を表す]の化合物またはその保護された誘導体(例えばアセタール)、または
(B)式XVI:
[式中、Xは前記で定義したとおりである]の化合物またはその保護された誘導体(例えばアセタール)
のいずれかとの、当業者に公知の標準的な反応条件下での、例えばフリーデル−クラフツアシル化反応条件下での、例えば適切な酸、例えばプロトン性酸(例えば硫酸)または、好ましくはAlCl3などのルイス酸の存在下での反応。当業者は、式XVまたはXVIの化合物の保護された誘導体(例えばアセタール保護誘導体)を使用する場合、生じる式IIIの化合物を標準的な条件下で脱保護する必要があり得ることを認識する。使用してよい保護基は、存在する任意のカルボニル基を保護し得る、アセタールを含む。挙げられる式XVまたはXVIの化合物のアセタール誘導体は、式X−C(ORv1)2−CH2−C(O)−L1およびX−C(ORv1)2−CH2−CN[式中、各々のRv1は、独立してC1−6アルキルを表すか、または2つのRv1基が一緒に連結されて、それらが必然的に結合している酸素原子と共に、4〜7員(例えば5もしくは6員)環(すなわち環状アセタール)を形成してもよい]の化合物を含む。そのようなアセタール保護基は、適切なアルコール(例えば式HO−Rv1の)または、環状アセタールの形成の場合はジオール(例えば式HO−Rv1−Rv1−OH[式中、関連するRv1基は一緒に連結されている]の)の存在下に、適切な酸または塩基触媒条件下での、式XVまたはXVIの化合物の反応によって導入してよい。そのようなアセタール保護基は、標準的な条件下で、例えば加水分解によって、例えば酸の存在下での加水分解によって除去してよい;
(vii)式XVIA:
の化合物、または式XVIB:
[式中(両方の場合に)、XおよびZは前記で定義したとおりである]の化合物の、水性酸の存在下に、標準的な条件下での還元、例えば適切な触媒系の存在下で実施し得る水素化分解による還元。触媒は、遷移貴金属、例えば白金、ルテニウム、ニッケル(例えばラネーニッケル)または、特にパラジウムであってよい。金属は、そのまま粉末形態で、その酸化物もしくは水酸化物として、または、好ましくは粉炭などの適切な支持体上で使用してよい。典型的には、活性炭担持パラジウムを使用する(例えば5%Pd/C)。好都合にも、式IIIの化合物を形成するために還元を必要とする別の基が存在する場合、基本的に2つのステップを「ワンポット」で実施してよい。例えば、Zが−ORa[式中、Raは、水素化分解反応によって開裂しやすい保護基、例えばベンジル保護基を表す]によって置換されたアリールまたはヘテロアリールを表す場合、そのような基も、イソオキサゾール部分が適切なジケトン(式IIIの)への水素化分解を受けるのと同時に、そのような水素化分解反応によって開裂されて対応する−OH基を形成し得る。
[式中、Zは、少なくとも1個(例えば1個)の−OH基によって置換されたアリールまたはヘテロアリールを表す]
の化合物またはその誘導体と、式VIII:
[式中、Xは前記で定義したとおりであり;
B1は、−C≡Nまたは、好ましくは−C(O)L1を表し;
L1は適切な脱離基、例えばハロ(例えばブロモ、クロロもしくはヨード)または、より好ましくは−OC1−6アルキル(例えば−OCH3もしくは、好ましくは−OCH2CH3)を表す]
の化合物またはその誘導体との、塩基の存在下での反応によって調製され得、前記塩基はアルカリ金属アルコキシド[アルコキシドのアルキル部分は分枝C3−6アルキル基である]等(すなわちそのような塩基の等価物)を含み、前記反応も、本明細書中以下では本発明のプロセスと称する。
XがC1−4アルキル(場合により1またはそれ以上のフルオロ原子によって置換されているが、好ましくは置換されていない)、例えばC4アルキル、例えば1−メチルプロピルまたは、最も好ましくはブチル(特にn−ブチル)を表し;
Zが、2位、3位または、好ましくは4位で1個の−OH基(またはその塩、例えば−O−Na+基)によって置換されたフェニルを表し;
L1が、好ましくは、適切な脱離基、例えばハロ(例えばブロモ、クロロもしくはヨード)または、より好ましくは−OC1−6アルキル(例えば−OCH3もしくは、好ましくは−OCH2CH3)を表すが、等価の脱離基を使用してもよい
ものを含む。
[式中、Rq1およびRq2 は前記で定義したとおりである]
の化合物との、標準的な反応条件下での反応によって調製し得る。そのような生成物を得るための反応混合物は、非極性溶媒(例えばトルエン)などの適切な溶媒で抽出してよい。
[式中、Zbは−OHで置換されたアリールまたはヘテロアリールを表す]
の化合物と、前記で定義した式VIIIの化合物との、標準的な条件下での、例えば式IIIの化合物の調製に関して前述した(上記プロセスステップ(i))条件下での反応によって調製し得る。
[式中、Xは前記で定義したとおりである]
の化合物またはその保護された(例えば−C(O)OH保護された)誘導体(例えば−C(O)OHのエステル)との、標準的な反応条件下での、例えば式IIIの化合物の調製に関して前述した(上記プロセスステップ(i))条件下での反応によって調製し得る。
[式中、Z、Rs1およびRs2は前記で定義したとおりである]
の化合物と、前記で定義した式VIIIの化合物との、式IIIの化合物の調製に関して前述したような(上記プロセスステップ(i))、および好ましくは、塩基を使用する場合、それが弱塩基、例えばNa2CO3、K2CO3、K3PO4、t−BuONa、t−BuOK、好ましくはCH3ONa、またはそれらの混合物である反応条件下での反応によって調製し得る。
[式中、Rq1は前記で定義したとおりである]
の化合物と、式XXII:
[式中、Rq2は前記で定義したとおりである]
の化合物との、標準的な反応条件下での、例えばハロゲン化水素(例えばHCl)などの酸の存在下での反応によって調製し得る。
[式中、Rs1およびRs2は前記で定義したとおりである]
の化合物との、標準的な脱水反応条件下での、例えば適切な酸触媒(例えばパラトルエンスルホン酸等のような非水性酸)の存在下での反応によって調製し得る。
[式中、R1〜R4、XおよびYは前記で定義したとおりである]
の化合物を介して進行してもよく、前記中間体は、次にペリ環状転位を受けて、最終的にベンゾフラン環を形成することを認識する。本発明の1つの実施形態では、本発明のプロセスをアシル化試薬なしで実施することが前記に明言されている。この場合、本発明のプロセスが式XXIVの中間体を介して進行するときには、式XXIVのフェニルオキシム中間体は、最初、アシル化試薬と反応せず、例えば以下の式XXIVA:
[式中、Q1は、例えば、場合により1またはそれ以上のフルオロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表し(それ故、例えば−CF3基を形成する)、そしてR1〜R4、XおよびYは前記で定義したとおりである]
の化合物またはその別のエナミノ等価物(例えば、Xがアルキル基を表す場合、エナミノ部分の二重結合はX基に隣接してもよい)によって示されるように、イミノ窒素でN−アシル基を形成する(関連するイミノ官能基はエナミノ官能基に変換される)。
R1、R2、R3およびR4は、独立して水素、ハロ、−NO2、−CN、−C(O)2Rx1、−N(Rx6)Rx7または−N(Rx10)S(O)2Rx11を表し;
XはC1−6アルキルを表し;
Zは、場合により−ORa、−NO2、−CN、−C(O)2Ra1および−N(Ra6)Ra7から選択される1またはそれ以上の置換基によって置換されたヘテロアリールまたは、好ましくはアリール(例えばフェニル)を表し;
Raは、オキシ保護基、水素または、場合により−N(Rb2)Rb3から選択される1もしくはそれ以上の置換基によって置換されたC1−4(例えばC1−3)アルキルを表し;
Rx1、Rx2、Rx3、Rx6、Rx7、Rx8、Rx9、Rx10、Ra1、Ra3、Ra6、Ra7、Ra8、Ra9、Ra10、Rb1、Rb2およびRb3は、独立して水素または、場合により1もしくはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−4アルキルを表し;
Rx4、Rx5、Rx11、Rx12、Ra4、Ra5、Ra11およびRa12は、独立して、場合により1またはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−4アルキルを表す
ものを含む。
R1、R2、R3およびR4のいずれか3つ(好ましくはR1、R3およびR4)は水素を表し;
R1、R2、R3およびR4のうち1つ(好ましくはR2)は、ハロ、−CN、−C(O)2Rx1、好ましくは−N(Rx10)S(O)2Rx11または、より好ましくは−NO2または−N(Rx6)Rx7から選択される置換基を表し;
Rx1は、HまたはC1−3アルキル(例えばイソプロピルなどのプロピル)を表し;
Rx6、Rx7およびRx10は独立して水素を表し;
Rx11はC1−2アルキル(例えばメチル)を表し;
Zがフェニルを表す場合、そのような基は置換されていなくてもよく、または好ましくは、例えばオルト位もしくは、好ましくはパラ位で1もしくは2個(例えば1個)の置換基によって置換されており;
Z基上の置換基(例えばZがフェニルを表す場合)は、好ましくは−CN、−C(O)2Ra1、好ましくは−NO2、−N(Ra6)Ra7、ハロ(例えばヨード)および、より好ましくは−ORaから選択され;
Raは、オキシ保護基、水素または、場合により−N(Rb2)Rb3から選択される1もしくはそれ以上の置換基によって置換されたC1−3アルキル(例えばエチルもしくは、好ましくはプロピルもしくはメチル)(それ故、例えば−(CH2)2−N(Rb2)Rb3もしくは、好ましくは−(CH2)3−N(Rb2)Rb3基を形成する)を表し;
Ra1は、HまたはC1−3(例えばC1−2)アルキル(例えばイソプロピルなどのプロピル)を表し;
Ra6およびRa7は独立して水素を表し;
Rb2およびRb3は、独立してHまたは、好ましくはC1−4アルキル(例えばエチルもしくは、好ましくはブチル、例えばn−ブチル)を表す
ものを含む。
R1、R2、R3およびR4は、独立して水素または−NO2を表し;
XはC1−4アルキル(例えばブチル)を表し;
Zは、場合によりハロ(例えばヨード)および、好ましくは−ORaから選択される1またはそれ以上の置換基によって置換されたアリール(例えばフェニル)を表し;
Raは、水素、C1−3アルキル(例えばメチル)またはオキシ保護基(例えばベンジル)を表す
ものを含む。
R1、R3およびR4は、独立して水素を表し;
R2は−NO2を表し;
Xはn−ブチルを表し;
Yは−C(O)−Zを表し;
Zは、−O−ベンジル、−OCH3または、より好ましくは−OHから選択される1またはそれ以上(例えば1個)の置換基によって置換された(例えばオルト位または、好ましくはパラ位で)フェニルを表す
ものを含む。
(またはその塩、例えば塩酸塩)を調製するためのプロセスであって、本明細書で述べるプロセス(例えば、2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランまたは2−ブチル−3−(4−メトキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランの調製のためのプロセス)をプロセスステップとして含むことを特徴とするプロセスが提供される。
1)必要な場合(すなわち2−ブチル−3−(4−メトキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランの場合)、「4−メトキシ」部分の「4−ヒドロキシ」部分への変換(例えば標準条件下でのメチルフェニルエーテル部分の開裂によって、例えばBBr3およびAlCl3を使用することによって);ならびに
2)ニトロ(−NO2)基のメチルスルホニルアミノ(−NHS(O)2CH3)基への変換(例えば、ニトロ基のアミノ(−NH2)基への変換と、それに続くCH3−S(O)2−La[式中、Laはハロ、好ましくはクロロを表す]との反応を介して)、
3)−OH基の、関連するオキシアルキルアミノアルキル(例えばO−(CH2)3−N(C4H9)2)基への変換、
4)必要な/要求される場合、そのようにして形成されたドロネダロンの任意の遊離塩基の塩(塩酸塩など)への変換
を含むプロセスが提供される。
例えば、式Iの化合物が2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランである場合、そのような化合物は、上記ステップ(3)に示すように反応させてよく、その反応は、式XXV:
[式中、L1a1は適切な脱離基、例えばスルホン酸基(例えばトリフレートまたはスルホネート)、ヨード、ブロモまたは、好ましくはクロロである]の化合物の存在下に、例えば米国特許第5,223,510号(実施例1(e)参照)に記載されているような、標準的なアルキル化反応条件下で実施して、式XXVI:
のドロネダロン中間体化合物を形成し得る。
[式中、各々のL1a1は、独立して、適切な脱離基、例えばヨード、クロロまたは、好ましくはブロモを表す]の化合物を反応させ、それ故式XXVIB:
[式中、L1a1は前記で定義したとおりである(好ましくはブロモである)]のドロネダロン中間体を形成して、この中間体を、次に、例えば中国特許公開公報第101153012号に記載されているような反応条件下で、HN(n−ブチル)2(ジ−n−ブチルアミン)と反応させ、式XXVIのドロネダロン中間体を形成してもよい。
式XXVIの中間体化合物を、次に、上記ステップ(2)に示すように反応させてもよく、その反応は、異なるサブステップ:
(i)例えば米国特許第5,223,510号(実施例1(f)参照)または国際公開公報第WO02/48132号に記載されているような、標準的な反応条件下での、−NO2基の−NH2基への還元、例えばH2(例えば水素雰囲気または発生期水素、例えばギ酸アンモニウム)および貴金属触媒(例えばPtO2またはPd/C)の存在下に、適切な溶媒(例えばアルコール、例えばエタノール)の存在下で水素化し、それにより式XXVI:
の中間体化合物を形成する、
(ii)式XXVIIのドロネダロン中間体化合物を、次に、式XXVIII:
[式中、L1a2は適切な脱離基、例えばブロモ、ヨードまたは、好ましくはクロロを表す]の化合物との、米国特許第5,223,510号(実施例3(a))に記載されているような反応条件下での反応によってメシル化し得る、
ことから構成され得る。
前記(ステップ(4))で明言したように、ドロネダロンは、例えば米国特許第5,223,510号(実施例3(b)参照)に記載されているように、例えばエーテル中でドロネダロンとHClを会合させることによって、または米国特許第6,828,448号(実施例4などの実施例参照)に記載されているように、例えばドロネダロン、塩酸(例えば約30〜40%)およびイソプロパノールなどのアルコール性溶媒を会合させることによって、塩酸塩などの塩に変換してもよい。
の中間体化合物を介して進行してもよく(ステップ2)、また式XXXI:
[式中、L1a1は前記で定義したとおりである]の中間体化合物を介して進行してもよい(2ステッププロセスとして実施する場合、ステップ(3))。
0−4−ニトロフェニルヒドロキシルアミン
生成物181g、0.807mol(乾燥時)を含む、水で湿らせたエチル−N−(4−ニトロフェノキシ)アセトイミデート240gを、温度を25〜32℃に保持しながら、37%塩酸397g(5当量)に50分間にわたって少しずつ添加した。60分後の分析(HPLC)は99.9%の変換を示した。スラリーを水37mlで希釈し、次に、温度を33℃未満に保持しながら33%NaOH 580gで中和した。その後スラリーを24℃に冷却し、ろ過して、ろ過ケークを水210mlで洗浄した。乾燥して、0−4−ニトロフェニルヒドロキシルアミン124.5gを得た。アッセイ(NMR)99.8%、クロマトグラフィー純度(HPLC)99.4面積%。収率99.9%。
方法A
2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフラン
(a)4−ベンジルオキシアセトフェノン(10g)およびペンタン酸エチル(1.2当量)を、DMF(6.5g)を含むトルエン(30g)に溶解した。混合物を65℃に加熱し、NaOMe(3当量)を3.5時間にわたって少しずつ添加した。4時間後に採取した試料の分析は97%の変換を示した。反応混合物を水(30ml)に添加することによってクエンチングした。これに続いて、塩酸で酸性化し、トルエン(40ml)で抽出して、次いで溶媒をMeOH(100ml)に交換した。冷却後に結晶化する生成物をろ過によって収集し、メタノールで洗浄して、減圧下で乾燥した。1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘプタン−1,3−ジオンの収量8.04g。
(b)1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘプタン−1,3−ジオン(4g;上記ステップ(a)参照)をトルエン(20ml)に溶解し、Pd/C(3%、80mg)を添加した。水素の取込みが停止するまで、混合物を室温で撹拌した。触媒をろ過した後、溶媒を蒸発させて、1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン−1,3−ジオン2.84gを100%の収率で得た。
(c)実施例1に従って調製したO−4−ニトロフェニルヒドロキシルアミン(1.0g)を酢酸(10ml)に懸濁し、1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン−1,3−ジオン(1.36g;上記ステップ(b)参照)を添加した。混合物を70℃で3時間、次に100℃でさらに22時間撹拌した。混合物を室温に冷却させ、溶媒を減圧下で蒸発させた。2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランの収率80%。
2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフラン
1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘプタン−1,3−ジオン(191mg;実施例1(a)参照)をHBr/酢酸1mlに懸濁し、O−4−ニトロフェニルヒドロキシルアミン(実施例1に従って調製した)100mgを添加した。混合物を室温で6時間撹拌した。水でクエンチングし、EtOAcで抽出して、次に溶媒を蒸発させた後、表題化合物約125mgを含む粗物質を得た。収率約59%。
2−ブチル−3−(4−メトキシシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフラン
実施例1に従って調製したO−4−ニトロフェニルヒドロキシルアミン(100mg)を酢酸0.5mlに懸濁し、1−(4−メトキシフェニル)−ヘプタン−1,3−ジオンを添加した。混合物を70℃で3時間、次に100℃でさらに14時間撹拌した。混合物を室温に冷却させ、溶媒を減圧下で蒸発させた。2−ブチル−3−(4−メトキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランの収率70%。
ドロネダロンの合成
ドロネダロンは、先行技術で記述されている(および本明細書中で参照する)標準的な合成プロセスを使用し、本明細書で述べるプロセスのいずれか、例えば実施例2(上記のプロセスプロセスA、BおよびC)で述べる中間体2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランおよび2−ブチル−3−(4−メトキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランへのプロセスを組み込んで合成される。ドロネダロンは、ニトロ(−NO2)基をメチルスルホニルアミノ(−NHS(O)2CH3)基に変換し(例えばアミノ(−NH2)基を介して)、−OH(または−OCH3)基を任意の関連するオキシアルキルアミノアルキル(例えば−O−(CH2)3−N(C4H9)2)基に変換するための任意の標準的な経路を使用してこれらの中間体から作製できる。さらに、関連する化合物の塩(塩酸塩など)も調製し得る。そのようなステップは当業者に公知の標準的なステップであり、前記ステップは、本明細書で開示する参考文献などの先行技術において記述されている技術に従って実施し得る。
方法A
エチルN−(4−ニトロフェノキシ)アセトイミデート
4−クロロニトロベンゼン136.2gおよびエチルN−ヒドロキシアセトイミデート111.4gをDMF 216mlに溶解する。温度を30℃に調整し、固体NaOH 41.6gを、温度を30〜35℃に保持しながら8回に分けて添加する。1時間後、温度を40〜45℃に調整し、混合物を1.5時間撹拌する。冷却し、水520mlを、温度を約40℃に保持する速度で供給する。形成されたスラリーを17℃に冷却し、ろ過する。ろ過ケークをエタノール/水 90/10(V/V)175ml、次いで水175mlで洗浄する。乾燥エチルN−(4−ニトロフェノキシ)アセトイミデート192gに相当する、湿潤生成物214.5gを単離する。収率98.5%。
エチルN−(4−ニトロフェノキシ)アセトイミデート
トルエン976g中のエチルN−ヒドロキシアセトイミデート549gの溶液に、DMF 1267g、Aliquat 336 39.9gおよび4−クロロニトロベンゼン799gを添加する。温度を30℃に調整し、固体NaOH223gを、10〜15分ごとに25〜30gずつに分けて添加する。添加が完了したとき、ジャケット温度を40℃に設定し、反応が完了するまで3〜4時間、混合物を撹拌する。ジャケット温度を50℃に調整し、約80%のトルエンを減圧で揮散させる。温度を最大45℃に保持しながら水3040gを添加する。形成されたスラリーを効率よく撹拌し、残留トルエンを減圧で揮散させる。15℃に冷却した後、生成物をろ過し、EtOH/水 90/10(V/V)1080g、次いで水1080gで洗浄する。乾燥エチルN−(4−ニトロフェノキシ)アセトイミデート1080gに相当する湿潤生成物1188gを得る。収率95%。
O−(4−ニトロフェニル)ヒドロキシルアミン
上記で述べた実施例1に従ってこの化合物を調製した。
(a)1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−ヘプタンジオン
ナトリウムtert−ブトキシド1270gをTHF 1390g中にスラリー化し、混合物を還流温度に加熱する。THF 1390g中の4−ヒドロキシアセトフェノン580gおよび吉草酸エチル555gの溶液を30分間にわたって添加する。反応が完了するまで約4.5時間、溶液を還流温度で撹拌し、その後反応混合物を37%HCl 1270gに添加してクエンチングする。THFを減圧で蒸留することによって混合物を濃縮し、残留物にトルエン900gを添加する。水相を分離し、トルエン相を10%NaCl水溶液900gで洗浄する。トルエンを減圧で揮散させ、残留オイルを酢酸850gで希釈する。溶液を8℃に冷却し、水850mlを緩やかに添加する。形成されたスラリーを5〜8℃で90分間撹拌し、次にろ過して、20%酢酸水溶液608gで洗浄する。減圧下に40℃で乾燥し、1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−ヘプタンジオン608gを得る。収率65%。
ナトリウムt−ブトキシド180.5g、1.878molをTHF 378mlと混合し、撹拌する。THF 56ml中の4−ヒドロキシアセトフェノン85.3g、0.626molと吉草酸エチル81.5g、0.626molの混合物を約45℃に加熱し、その透明な溶液をナトリウムt−ブトキシド/THF混合物に添加する。混合物を還流温度(約68℃)に加熱し、6時間撹拌する。温度を約60℃に調整し、水294ml中の酢酸120gの溶液に添加して粘性混合物をクエンチングする。THFおよび他の揮発性物質を揮散させ、残留乳濁液をトルエン146mlで抽出する。水相の分離後、残留物を減圧下で濃縮し、生成物を酢酸130mlと水138mlの混合物から結晶化させる。生成物をろ過によって単離し、ろ過ケークを20%酢酸、次に水で洗浄する。湿潤生成物を減圧下で乾燥し、1−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン−1,3−ジオン93.1g、0.423molを得る。収率67.5%。
吉草酸エチル74ml中の4−ヒドロキシアセトフェノン13.6g、0.10molの溶液に、ナトリウムtert−ブトキシド29.7g、0.31molを少しずつ添加する。形成されたスラリーを82℃に加熱し、4時間撹拌した後、混合物を水47ml中の酢酸2mlの溶液に添加してクエンチングする。生成物を含有する下部水相を分離し、酢酸16mlで処理してpH4にする。上部油相を分離し、酢酸20mlおよび水2.3gで希釈する。混合物を冷却し、20℃で結晶が分離し始める。5℃まで冷却を続ける。水19mlを25分間にわたって添加し、次いで20分間撹拌して、その後生成物をろ過によって単離し、20%酢酸23.5g、次に水23.5gで洗浄する。気流中、室温で乾燥して、1−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン−1,3−ジオン14.6gを得た。純度(HPLC)<99.8%、収率65%。クエンチからの上部相をトルエン30mlで希釈し、少量の水相を分離する。有機相を濃縮し、次に蒸留して、理論上の回収率の48%で粗吉草酸エチルを得た。
2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフラン
1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−ヘプタンジオン(方法D、反応(a)、(b)および/または(c)参照)697gを酢酸2532gに溶解する。O−(4−ニトロフェニル)ヒドロキシルアミン(実施例1に従って調製した)488gを約20℃で少しずつ添加する。形成されたスラリーを酢酸739gで希釈し、混合物を115℃に加熱して、3時間撹拌する。暗色溶液を冷却し、温度を70〜80℃に保持しながら水1635gを添加する。温度を60℃に調整し、種結晶を添加する。結晶化が始まったとき、スラリーを4℃に冷却し、ろ過して、67%酢酸水溶液870g、次いで水580gで洗浄する。減圧にて70℃で乾燥し、2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフラン736gを得る。収率69%。
1−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン−1,3−ジオン−3−[O−(4−ニトロフェニル)オキシム]
1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−ヘプタンジオン(方法D、反応(a)、(b)および/または(c)参照)1121gを酢酸4070gに溶解する。O−(4−ニトロフェニル)ヒドロキシルアミン784gを、温度を約20℃に保持しながら少しずつ添加する。形成されたスラリーを3時間撹拌し、15℃に冷却して、ろ過し、酢酸1590gで洗浄する。乾燥1−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン−1,3−ジオン−3−[O−(4−ニトロフェニル)オキシム]1596gに相当する湿潤ケーク1944gを得る。収率88%。
2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフラン
方法Fで得た湿潤1−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン−1,3−ジオン−3−[O−(4−ニトロフェニル)オキシム]1944gを酢酸4900g中にスラリー化する。スラリーを115℃に加熱し、3時間撹拌する。形成された暗色溶液を冷却し、温度を70〜80℃に保持しながら水2630gを添加する。温度を60℃に調整し、種結晶を添加する。結晶化が始まったとき、スラリーを4℃に冷却し、ろ過して、67%酢酸水溶液1400g、次いで水930gで洗浄する。減圧にて70℃で乾燥し、2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフラン1182gを得る。収率78%。
ドロネダロンは、先行技術で記述されている(および本明細書中で参照する)標準的な合成プロセスを使用し、本明細書で述べるプロセスのいずれか、例えば上記実施例3(方法A〜H)で述べる中間体2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランおよび2−ブチル−3−(4−メトキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランへのプロセスを組み込んで合成される。ドロネダロンは、ニトロ(−NO2)基をメチルスルホニルアミノ(−NHS(O)2CH3)基に変換し(例えばアミノ(−NH2)基を介して)、−OH(または−OCH3)基を任意の関連するオキシアルキルアミノアルキル(例えば−O−(CH2)3−N(C4H9)2)基に変換するための任意の標準的な経路を使用してこれらの中間体から作製できる。さらに、関連する化合物の塩(塩酸塩など)も調製し得る。そのようなステップは当業者に公知の標準的なステップであり、前記ステップは、本明細書で開示する参考文献などの先行技術において記述されている技術に従って実施し得る。
ドロネダロンは、例えばMultaq(登録商標)の商標名で市販されている製品を形成するための、標準的な手順を用いて医薬的に許容される剤型に製剤し得る。
Claims (18)
- 式I:
[式中、
R 1 、R 3 およびR 4 は、水素を表し;
R 2 は、−NO 2 を表し;
Xは、n−ブチルを表し;
Yは、−C(O)−Zを表し;
Zは、どちらも、場合により−ORa、ハロ、−NO2、−CN、−C(O)2Ra1、−SRa3、−S(O)Ra4、−S(O)2Ra5、−N(Ra6)Ra7、−N(Ra8)C(O)Ra9、−N(Ra10)S(O)2Ra11およびRa12から選択される1またはそれ以上の置換基によって置換された、アリールまたはヘテロアリールを表し;
Raは、オキシ保護基、水素または、場合によりハロ、−C(O)2Rb1および−N(Rb2)Rb3から選択される1もしくはそれ以上の置換基によって置換されたC1−6アルキルを表し;
R a1、Ra3、Ra6、Ra7、Ra8、Ra9、Ra10、Rb1、Rb2およびRb3は、独立して水素または、場合により1もしくはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表し;
R a4、Ra5、Ra11およびRa12は、独立して、場合により1またはそれ以上のハロ原子によって置換されたC1−6アルキルを表す]
の化合物の調製のためのプロセスであって、式II:
[式中、
R 1 、R 3 およびR 4 は、水素を表し;
R 2 は、−NO 2 を表す]
の化合物と、式III:
[式中、YおよびXは前記で定義したとおりである]
の化合物との反応を含み、
そして、前記プロセスはさらに、式IIA:
[式中、
PG1はイミノ保護基を表し(ここで、前記イミノ保護基はアミノ部分のための保護基であり、前記保護基がイミノ官能基を構成する);そして
R1、R2、R3およびR4は前記で定義したとおりである]
の化合物の脱保護を含むプロセスを介した式IIの化合物の調製を含み、
式IIAの化合物の前記脱保護は、ハロゲン化水素、リン酸または硫酸および少なくとも15重量%の水を含む溶媒系の存在下で実施されることを特徴とするプロセス。 - 式IIの化合物の前記調製に用いる前記溶媒系は少なくとも25重量%の水を含んでいる、請求項1に記載のプロセス。
- 請求項1で定義したとおりであるが、
(a) 前記反応が「ワンポット」法として実施される;および/または
(b) 前記プロセスがアシル化試薬なしで実施される
ことを特徴とする、式Iの化合物の調製のためのプロセス。 - Zが、−OH、−OCH3または−O−ベンジルによってパラ位で置換されたフェニルを表す、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロセス。
- 式Iの化合物の前記調製が酸の存在下で実施される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記酸が弱有機酸である、請求項5に記載のプロセス。
- 前記弱有機酸溶媒中の式IIの化合物の濃度が0.1M〜5Mである、請求項6に記載のプロセス。
- (I) 式IIの化合物を式IIIの化合物に添加する;
(II) 式Iの化合物の調製が60℃〜115℃の温度で実施される;および/または、
(III) 式IIおよびIIIの化合物が3:2〜2:3のモル比で存在する
請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロセス。 - 式IIの化合物の前記調製に関して、
(i) 前記反応がハロゲン化水素の存在下で実施される;または
(ii) 前記溶媒系が少なくとも50重量%の水を含む;
請求項1に記載のプロセス。 - (A) 前記ハロゲン化水素がHClである;または
(B) 前記溶媒系が水から成る
請求項9に記載のプロセス。 - (a) 式IIAの化合物を酸に添加する;
(b) PG1が=C(Rq1)ORq2[式中、Rq1およびRq2は、独立してC1−6アルキルを表す]を表す;および/または、
(c) 前記プロセスステップが、式IIの化合物の遊離塩基を得るための中和をさらに含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプロセス。 - 前記プロセスが、式Iの化合物を溶液から結晶化する付加的なステップをさらに含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のプロセス。
- (I) ドロネダロンまたはその塩;または
(II) ドロネダロンまたはその塩を含有する医薬製剤
を調製するためのプロセスであって、
請求項1〜13のいずれか一項に記載のプロセスをプロセスステップとして含むことを特徴とする、プロセス。 - 請求項14に記載のドロネダロンまたはその塩の調製のためのプロセスであって、
1)請求項1〜13のいずれか一項に記載の2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランまたは2−ブチル−3−(4−メトキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランの調製のためのプロセス;
2)2−ブチル−3−(4−メトキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランの場合は、4−メトキシ部分の4−ヒドロキシ部分への変換;次いで、実施可能な順序で、
3)ニトロ(−NO2)基のメチルスルホニルアミノ(−NHS(O)2CH3)基への変換;
4)−OH基の−O−(CH2)3−N(C4H9)2基への変換;および
5)必要な場合および/または望まれる場合は、そのようにして形成されたドロネダロンの遊離塩基の塩への変換
を含むプロセス。 - ステップ(1)が2−ブチル−3−(4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ニトロベンゾフランの調製を含み、その後にステップ(4)、次にステップ(3)、次にステップ(5)が続く、請求項15に記載のプロセス。
- ドロネダロンまたはその塩を含有する医薬製剤の調製のためのプロセスであって、請求項14、15又は16に記載のドロネダロンまたはその塩の調製のためのプロセスを含み、次いで、そのようにして形成されたドロネダロン(またはその塩)を、
(i) 医薬的に許容される賦形剤、アジュバント、希釈剤または担体;または
(ii) ポロキサマーから選択される医薬的に許容される非イオン性親水性界面活性剤および、場合により1またはそれ以上の医薬賦形剤
と組み合わせることを含むプロセス。 - ドロネダロンの中間体またはその塩の調製のためのプロセスであって、請求項1〜13のいずれか一項に記載のプロセスステップ、次いで請求項15に記載の(1)、(2)、(3)および(4)で開示される1またはそれ以上のプロセスステップを含むプロセス。
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