JP5787105B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
図1〜図5に示すように、本実施形態のインバータ装置1(電力変換装置)は、直流電力を交流電力に変換する装置である。このインバータ装置1は、設置状態において後述の本体部30が前側、後述の風洞11が後側、冷却風の通風方向が上下方向となるように、配電盤や制御盤等の盤(図示せず)内で他の機器(図示せず)と並列に配置され、使用される。このようなインバータ装置1は、略板形状に形成され開口120を備えた本体ベース12(図5中では図示省略)と、本体ベース12に設けられたヒートシンク20(図5中では図示省略)と、本体ベース12の前側に配置された本体部30(後述の図6も参照)と、本体部30を収納する本体ケース(図示せず)と、本体ベース12の後側に配置され、冷却風の通風空間となる風洞11を内部に形成する風洞ケース10(ケース)とを有する。
ここで、図7を参照しつつ、本願発明者等による、本実施形態に対する比較例のインバータ装置と本実施形態のインバータ装置1との冷却能力に関するシミュレーション結果について説明する。なお、ここでは、ダイオードモジュール32については考慮しないものとする。図7(a)に示す比較例のインバータ装置1′において、本実施形態のインバータ装置1と大きく異なる点は、風洞ケース10の上端部のみにファン2が設置され風洞ケース10の下端部には吸気口140が備えられている点、風洞ケース10の外壁13,13に通風口が備えられていない点、ヒートシンク20に1つのフィン群(図示せず)のみが備えられている点である。また、比較例では、パワーモジュール36a,36b,36cが、ヒートシンクのヒートシンクベース21の前面21bにおける上記1つのフィン群に対応する領域Tに配置されている。このとき、パワーモジュール36cは、領域Tの下側(上流側)に配置されており、パワーモジュール36a,36bは、パワーモジュール36cよりも領域Tの上側(下流側)において、上下方向(通風方向)に略垂直な方向、つまり左右方向に並列に配置されている。このような比較例では、風洞11における冷却風の風量は1.012[m3/min]となると共に、パワーモジュール36aの温度は142.0℃、パワーモジュール36bの温度は143.6℃、パワーモジュール36cの温度は123.8℃となっている。上記のような比較例の構成では、例えば左右方向に2台のファンを並列配置する場合に比べて、インバータ装置1′の幅方向寸法を(ファン1台分まで)小さくできるが、1台のファン2のみを用いて冷却風を通風させるので風量が少なくなり、冷却能力が低下する。また、パワーモジュール36a,36b,36cが通風方向に直列に配置されることになるので、上流側のパワーモジュール36cによる熱干渉により下流側のパワーモジュール36a,36bの温度が比較的高温になる。
上記シミュレーション結果からも分かるように、本実施形態のような構成とすることにより、例えば左右方向に2台のファンを並列配置する場合に比べて、インバータ装置1の幅方向寸法を(ファン1台分まで)大幅に小さくできると共に、2台のファン2,3の両方を用いて冷却風を通風させるのでファン2台分の風量を確保できる。したがって、冷却能力を低下させることなく、インバータ装置1の幅方向寸法を小型化できる。
なお、実施の形態は、上記内容に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順次説明する。
上記実施形態では、上部ファン2は冷却風の流れ方向が上向きとなるように構成され、下部ファン3は冷却風の流れ方向が下向きとなるように構成されていたが、これに限定されるものではない。
上記実施形態及び(1)の変形例では、上部ファン2及び下部ファン3は、冷却風の流れ方向が互いに反対向きとなるように構成されていたが、これに限定されるものではない。図9及び図10に示すように、上部ファン2及び下部ファン3は、冷却風の流れ方向が互いに同じ向きとなるように構成されてもよい。
上記実施形態では、上部フィン群22と下部フィン群23とは分離して配置されていたが、これに限定されるものではない。
上記実施形態では、パワーモジュールが3相(U,V,W相)交流の各相に対応して設けられた3つのパワーモジュール36a,36b,36cからなる場合を一例として説明したが、これに限定されるものではない。
以上では、ヒートシンク20のヒートシンクベース21の前面21bに3つのパワーモジュール36a、36b,36c又は1つのパワーモジュール36が配置される場合を一例として説明したが、パワーモジュールの個数は特に限定されるものではなく、6つや9つあるいは他の個数等でもよい。さらには、ヒートシンク20のヒートシンクベース21の前面21bにパワーモジュールが配置されない場合にも適用可能である。
2 上部ファン(第1のファン)
3 下部ファン(第2のファン)
6 仕切り板(板部材)
10 風洞ケース(ケース)
11 風洞
20 ヒートシンク
21 ヒートシンクベース(ベース)
21a ベースの後面(ベースの一方側の面)
21b ベースの前面(ベースの他方側の面)
22 上部フィン群(第1のフィン群)
23 下部フィン群(第2のフィン群)
32 ダイオードモジュール(電気部品、第2の電気部品)
36 パワーモジュール(電気部品、第1の電気部品)
36a,36b,36c パワーモジュール(電気部品、第1の電気部品)
130 通風口
T1 上部領域(第1の領域)
T2 下部領域(第2の領域)
Claims (10)
- 電力を変換する電力変換装置であって、
ベースと、前記ベースの一方側の面に配置された第1のフィン群及び第2のフィン群と、を備えたヒートシンクと、
前記ベースの他方側の面に設けられた複数の電気部品と、
前記第1のフィン群及び前記第2のフィン群を収納して冷却風の通風空間となる風洞を形成し、前記第1のフィン群と前記第2のフィン群との間に対応する位置に通風口を備えたケースと、
前記ケースの通風方向一方側の端部に設けられ、前記第1のフィン群に前記冷却風を通風させるように構成された第1のファンと、
前記ケースの通風方向他方側の端部に設けられ、前記第2のフィン群に前記冷却風を通風させるように構成された第2のファンと、
前記ケース内における前記第1のフィン群と前記第2のフィン群との間に設けられ、前記風洞を、前記第1のファンによる前記冷却風の通風空間と、前記第2のファンによる前記冷却風の通風空間と、に区画する板部材と、
を有する
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記第1のフィン群と前記第2のフィン群とは、
分離して配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記複数の電気部品は、
前記ベースの前記他方側の面における、前記第1のフィン群に対応する第1の領域と、前記第2のフィン群に対応する第2の領域と、に分けて配置される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。 - 前記複数の電気部品は、
前記第1の領域又は前記第2の領域における前記冷却風の流れ方向上流側に配置される1以上の第1の電気部品を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。 - 前記複数の電気部品は、
複数の前記第1の電気部品を含み、
前記複数の第1の電気部品は、
前記第1の領域又は前記第2の領域のいずれか同じ領域に配置される場合、前記通風方向に略垂直な方向に並列に配置される
ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。 - 前記複数の電気部品は、
前記第1の電気部品よりも発熱量が小さな第2の電気部品をさらに含み、
前記第1の電気部品と前記第2の電気部品とが、前記第1の領域又は前記第2の領域のいずれか同じ領域に配置される場合、前記第2の電気部品は、前記第1の電気部品よりも前記流れ方向下流側に配置される
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の電力変換装置。 - 前記第1のフィン群及び前記第2のフィン群は、
前記第1の領域及び前記第2の領域のいずれか一方の領域に配置された電気部品の発熱量の合計が他方の領域に配置された電気部品の発熱量の合計よりも大きい場合に、前記発熱量の合計が大きい方の領域に対応するフィン群が、前記発熱量の合計が小さい方の領域に対応するフィン群よりも放熱量が大きくなるように、構成される
ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記発熱量の合計が大きい方の領域に対応するフィン群は、
前記発熱量の合計が小さい方の領域に対応するフィン群よりも、前記通風方向の長さが長くなるように形成される
ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換装置。 - 前記第1のファン及び前記第2のファンは、
前記冷却風の流れ方向が互いに反対向きとなるように構成され、
前記板部材は、
前記通風口を、前記第1のファンと前記第2のファンとによる吸気口同士又は排気口同士に区画する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記第1のファン及び前記第2のファンは、
前記冷却風の流れ方向が互いに同じ向きとなるように構成され、
前記板部材は、
前記通風口を、前記第1のファン及び前記第2のファンの一方による吸気口と、前記第1のファン及び前記第2のファンの他方による排気口と、に区画する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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