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JP5784525B2 - 信号解析装置及び該装置を用いた周波数拡張方法 - Google Patents

信号解析装置及び該装置を用いた周波数拡張方法 Download PDF

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JP5784525B2 JP2012037550A JP2012037550A JP5784525B2 JP 5784525 B2 JP5784525 B2 JP 5784525B2 JP 2012037550 A JP2012037550 A JP 2012037550A JP 2012037550 A JP2012037550 A JP 2012037550A JP 5784525 B2 JP5784525 B2 JP 5784525B2
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Description

本発明は、被測定信号の出力波形を解析するにあたって、簡易な構成で解析周波数範囲を拡張することができる信号解析装置及び該装置を用いた周波数拡張方法に関する。
被測定信号の出力波形を解析する信号解析装置としては、例えば下記特許文献1などに開示されるように、横軸を周波数、縦軸を電力又は電圧とした二次元のグラフを表示画面上に表示する電気計測器からなるスペクトラムアナライザが従来より知られている。
ところで、近年は、例えばミリ波レーダー、ワイヤレスHDMI、テレビ中継などにおいて60GHz帯の通信が多く使われて来ており、これらの通信帯域を含む被測定信号の出力波形の解析が行える信号解析装置の提供が望まれている。
ところが、従来の信号解析装置に使用される帯域制限用の選択性バンドパスフィルタでは、連続した1つの周波数バンドで対応可能な周波数範囲(例えば4GHz〜50GHz)に制限があった。このため、連続した1つの周波数バンドで50GHz以上の周波数解析範囲による被測定信号の出力波形の解析を行うことができなかった。そこで、一般的には、複数の周波数バンドに分け、各周波数バンド毎に局部発振器を用意し、信号を個別にダウンコンバータで中間周波数(IF)に周波数変換(ダウンコンバート)した後、これらを合成して周波数範囲を拡張し、所望の解析周波数範囲を得ていた。
特開2009−115610号公報
このように、従来の信号解析装置において、周波数範囲を拡張して所望の解析周波数範囲を得るためには、周波数バンドを複数に分け、各周波数バンド毎にダウンコンバータ用に新たに局部発振器を用意する必要があり、コストが嵩むとともに、消費電力が増すという課題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で解析周波数範囲を拡張することができる信号解析装置及び該装置を用いた周波数拡張方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された信号解析装置は、被測定信号が入力される入力端子1bと、
前記入力端子から入力される被測定信号の信号レベルを適正レベルに減衰する減衰器4と、
所定の周波数範囲内で掃引される局部信号を発生する局部発振器2と、
前記局部発振器からの局部信号を分配する分配器7と、
前記分配器により分配入力される前記局部信号の周波数をてい倍する周波数てい倍器8と、
前記周波数てい倍器で周波数てい倍された信号を出力する外部出力端子1cと、
前記減衰器からの信号を特定の周波数範囲内に帯域制限する選択性バンドパスフィルタ6と、
前記分配器により分配入力される前記局部信号と前記選択性バンドパスフィルタにより帯域制限された信号とを混合して周波数変換する第1ダウンコンバータ9とを装置本体1aに備え、
前記被測定信号と前記外部出力端子から出力される信号とを混合し、前記選択性バンドパスフィルタで対応可能な周波数にダウンコンバードする第2ダウンコンバータ11が前記入力端子及び前記外部出力端子に接続可能とされており、
前記第1ダウンコンバータの入力周波数をRF1、局部周波数をLO1、ダウンコンバート周波数をIF1とし、前記第2ダウンコンバータの入力周波数をRF2、局部周波数をLO2、ダウンコンバート周波数をIF2としたときに、IF1=|RF1±LO1|、IF2=|RF2±LO2|、RF1=IF2、LO2=n×LO1(nは整数)の関係式を満足するように中間周波数である前記IF1,IF2を決定して前記局部信号を掃引することを特徴とする。
請求項5に記載された信号解析装置を用いた周波数拡張方法は、被測定信号が入力される入力端子1bと、
前記入力端子から入力される被測定信号の信号レベルを適正レベルに減衰する減衰器4と、
所定の周波数範囲内で掃引される局部信号を発生する局部発振器2と、
前記局部発振器からの局部信号を分配する分配器7と、
前記分配器により分配入力される前記局部信号の周波数をてい倍する周波数てい倍器8と、
前記周波数てい倍器で周波数てい倍された信号を出力する外部出力端子1cと、
前記減衰器からの信号を特定の周波数範囲内に帯域制限する選択性バンドパスフィルタ6と、
前記分配器により分配入力される前記局部信号と前記選択性バンドパスフィルタにより帯域制限された信号とを混合して周波数変換する第1ダウンコンバータ9とを装置本体1aに備え、
前記被測定信号と前記外部出力端子から出力される信号とを混合し、前記選択性バンドパスフィルタで対応可能な周波数にダウンコンバードする第2ダウンコンバータ11が前記入力端子及び前記外部出力端子に接続可能とされた信号解析装置を用いた周波数拡張方法であって、
前記第1ダウンコンバータの入力周波数をRF1、局部周波数をLO1、ダウンコンバート周波数をIF1とし、前記第2ダウンコンバータの入力周波数をRF2、局部周波数をLO2、ダウンコンバート周波数をIF2としたときに、IF1=|RF1±LO1|、IF2=|RF2±LO2|、RF1=IF2、LO2=n×LO1(nは整数)の関係式を満足するように中間周波数である前記IF1,IF2を決定して前記局部信号を掃引することを特徴とする。
本発明によれば、従来のように、周波数バンドを複数に分け、各周波数バンド毎に局部発振器とダウンコンバータを用意する必要がなく、低コスト、低消費電力による簡素な構成で解析周波数範囲を拡張し、既存の選択性バンドパスフィルタで対応して被測定信号の出力波形の解析を行うことができる。
また、イメージ除去フィルタを用いれば、減衰器から切替器を介して入力される信号の少なくとも対象周波数以外の周波数を除去して第2ダウンコンバータに入力でき、正規の信号以外の不要なイメージを除去することができる。
本発明に係る信号解析装置の第1実施の形態を示すブロック構成図である。 本発明に係る信号解析装置の第2実施の形態を示すブロック構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。尚、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などによりなされる実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれる。
図1は本発明に係る信号解析装置の第1実施の形態を示すブロック構成図、図2は本発明に係る信号解析装置の第2実施の形態を示すブロック構成図である。
本発明に係る信号解析装置は、1つの局部発振器を用い、ダウンコンバータの内部ミキサの周波数関係を工夫することによって解析周波数範囲の拡張を図り、例えばミリ波レーダー、ワイヤレスHDMI、ハイビジョンクラスのテレビ中継などの通信で使用可能な50GHz以上の高周波を含む被測定信号の出力波形の解析が行えるものである。以下、本発明に係る各実施の形態の構成について図面を参照しながら説明する。
なお、本発明における解析周波数範囲とは、被測定信号の出力波形の解析が可能な連続した1つの周波数バンドによる周波数範囲であり、選択性バンドパスフィルタ6が対応可能な周波数範囲(例えば4GHz〜50GHz)と、この周波数範囲よりも高い周波数からなる周波数拡張範囲(例えば50GHz〜70GHz)とを包含するものである。
第1実施の形態による信号解析装置1(1A)は、図1に示すように、被測定信号(RF)が入力される入力端子2bを装置本体1aに備え、局部発振器2、掃引発生部3、減衰器4、切替器5、選択性バンドパスフィルタ6、分配器7、周波数てい倍器8、第1ダウンコンバータ9、イメージ除去フィルタ10、第2ダウンコンバータ11、検波部12、波形処理部13、表示部14が装置本体1a内に設けられた構成である。
局部発振器2は、被測定信号の解析周波数範囲に応じた所定の周波数範囲(例えば5〜10GHz)内での周波数掃引により周波数が可変制御され、この周波数が可変された1つの局部信号を分配器6に入力している。
掃引発生部3は、被測定信号の解析周波数範囲に応じた所定の周波数範囲(例えば5〜10GHz)内で電圧制御により局部発振器2の周波数を可変して周波数掃引している。また、掃引発生部3は、局部発振器2の周波数掃引に同期して表示部14に横軸信号を入力している。
減衰器4は、入力端子2bから入力される被測定信号(RF)の信号レベルを、被測定信号の解析周波数範囲に応じた適正レベルに減衰して切替器5に入力している。
切替器5は、減衰器4と選択性バンドパスフィルタ6との間を直接接続する経路R1と、減衰器4と選択性バンドパスフィルタ6との間をイメージ除去フィルタ10、第2ダウンコンバータ11を経由して接続する経路R2とを、入力端子1bから入力される被測定信号の周波数が選択性バンドパスフィルタ6で対応可能な周波数範囲内にあるか否かに応じて選択的に切り替えている。さらに説明すると、切替器5は、減衰器4に入力される被測定信号の周波数が選択性バンドパスフィルタ6で対応可能な周波数範囲内にあるとき、減衰器4と選択性バンドパスフィルタ6との間を直接接続する経路R1に切り替わる。これに対し、切替器5は、減衰器4に入力される被測定信号の周波数が選択性バンドパスフィルタ6で対応可能な周波数範囲内になく、周波数拡張が必要なとき、減衰器4と選択性バンドパスフィルタ6との間をイメージ除去フィルタ10、第2ダウンコンバータ11を経由して接続する経路R2に切り替わる。
選択性バンドパスフィルタ6は、減衰器4から切替器5を介して入力される信号、又は減衰器4から切替器5、イメージ除去フィルタ10を経由して第2コンバータ11から入力される信号の周波数に関して、予めフィルタ特性によって決まる特定の周波数範囲(例えば4GHz〜50GHz)内に帯域制限して第1ダウンコンバータ9に通過させている。
分配器7は、局部発振器2からの1つの局部信号を周波数てい倍器8と第1ダウンコンバータ9にそれぞれ分配して入力している。
周波数てい倍器8は、分配器7から分配入力される局部信号の局部周波数LO1を整数倍n(n=1,2,・・・)して増幅し、この整数倍nに増幅した周波数LO2の周波数てい倍信号を第2ダウンコンバータ11に入力している。
第1ダウンコンバータ9は、分配器7から分配入力される局部周波数LO1の局部信号と、選択性バンドパスフィルタ6で帯域制限された入力周波数RF1の帯域制限信号とを内部ミキサで混合して周波数変換(ダウンコンバート)し、ダウンコンバート周波数IF1の中間周波数信号を出力している。
イメージ除去フィルタ10は、例えばハイパスフィルタやバンドパスフィルタで構成され、減衰器4から切替器5を介して入力される信号の少なくとも対象周波数以外の周波数を除去して第2ダウンコンバータ11に入力している。これにより、正規の信号以外の不要なイメージを除去することができる。
なお、イメージ除去フィルタ10は、切替器5と第2ダウンコンバータ11との間の十分なアイソレーションが取れていれば、省略する構成としても良い。
第2ダウンコンバータ11は、周波数てい倍器8からの局部周波数LO2の周波数てい倍信号と、減衰器4から切替器5を介してイメージ除去フィルタ10から入力される入力周波数RF2の信号とを内部ミキサで混合して周波数変換(ダウンコンバート)し、選択性バンドパスフィルタ6で対応可能なダウンコンバート周波数IF2の中間周波数信号を出力している。
本例では、上述した第1ダウンコーバータ9の内部ミキサと第2ダウンコンバータ11の内部ミキサの動作により、以下に示す4つの関係式(1)〜(4)が導かれる。
IF1=|RF1±LO1|…(1)
IF2=|RF2±LO2|…(2)
RF1=IF2…(3)
LO2=n×LO1(但し、nは整数)…(4)
そして、上記4つ関係式(1)〜(4)を満足するべく、中間周波数であるIF1,IF2を決定し、決定した中間周波数に応じて局部発振器2が出力する局部信号の周波数LO1を掃引発生部3で掃引することにより、従来の選択性バンドパスフィルタ6で対応可能な周波数範囲から拡張周波数範囲まで掃引することが可能になる。
検波部12は、第1ダウンコンバータ9の内部ミキサで周波数変換された中間周波数信号を復調するべく、A/Dコンバータを検波器として備えており、第1ダウンコンバータ9からの信号を所定ビットのディジタル信号として波形処理部13に出力している。
波形処理部13は、検波部12からのディジタル信号を信号処理する信号処理部を有し、この信号処理によって得られる被測定信号に含まれる各周波数成分の大きさ(強度)を信号処理結果として表示部14に出力している。
表示部14は、液晶などの表示器からなり、局部発振器2の周波数掃引に同期して横軸信号が入力され、横軸を周波数目盛りとして、波形処理部13の信号処理で得られる被測定信号に含まれる各周波数成分の大きさ(強度)を被測定信号のスペクトラム波形として表示している。
次に、上記のように構成される第1実施形態の信号解析装置1Aの動作(周波数拡張方法)について説明する。
第1実施の形態の信号解析装置1Aでは、従来ダウンコンバータ毎に局部発振器を用意する必要があったのに対し、2個の局部発振器を用いることなく、局部発振器2の1つの局部信号を分配器7で2つに分配し、同時に2つのダウンコンバータ(第1ダウンコンバータ9、第2ダウンコンバータ11)の内部ミキサを前述した関係式(1)〜(4)を満足する周波数関係で動作させている。
まず、入力端子1bから入力される被測定信号の解析対象となる周波数が選択性バンドパスフィルタ6で対応可能な場合(例えば4〜50GHz)は、切替器5が減衰器4と選択性バンドパスフィルタ6との間を直接接続する経路R1に切り替わる。そして、被測定信号が入力端子1aから入力されると、この被測定信号は減衰器4で適正レベルに減衰された後、選択性バンドパスフィルタ6で帯域制限される。そして、周波数RF1の信号が第1ダウンコンバータ9に入力される。また、局部発振器2からの周波数LO1の局部信号は、分配器7で分配されて第1ダウンコンバータ9に入力される。第1ダウンコンバータ9は、周波数RF1の信号と、局部発振器2から分配器7を介して入力される周波数LO1の局部信号とを内部ミキサで混合して周波数変換し、周波数IF1の中間周波数信号を出力する。検波部12は、第1ダウンコンバータ9からの周波数IF1の中間周波数信号を所定ビットのディジタル信号に変換して波形処理部13に出力する。波形処理部13は、検波部12からのディジタル信号を各周波数成分の大きさ(強度)として表示部14に出力する。表示部14は、局部発振器2の周波数掃引に同期して横軸信号が入力され、横軸を周波数目盛りとして、波形処理部13の信号処理で得られる被測定信号に含まれる各周波数成分の大きさ(強度)を被測定信号のスペクトラム波形として表示する。
これに対し、入力端子1bから入力される被測定信号の解析対象となる周波数が選択性バンドパスフィルタ6で対応不可能であって、周波数拡張が必要な場合(例えば50〜70GHz)は、切替器5が減衰器4と選択性バンドパスフィルタ6との間をイメージ除去フィルタ10、第2ダウンコンバータ11を経由して接続する経路R2に切り替わる。そして、被測定信号が入力端子1aから入力されると、この被測定信号は減衰器4で適正レベルに減衰された後、周波数RF2の信号としてイメージ除去フィルタ10を介して第2ダウンコンバータ11に入力される。また、局部発振器2からの周波数LO1の局部信号は、分配器7により分配されて周波数てい倍器8に入力される。周波数てい倍器8は、分配器7からの局部信号の周波数LO1を周波数てい倍し、周波数LO2の局部信号を第2ダウンコンバータ11に入力する。第2ダウンコンバータ11は、周波数RF2の信号と、周波数てい倍器8からの周波数LO2の信号とを内部ミキサで混合して周波数変換し、選択性バンドパスフィルタ6で対応可能な周波数IF2の中間周波数信号を出力する。この周波数IF2の中間周波数信号は、選択性バンドパスフィルタ6で帯域制限され、周波数RF1の信号が第1ダウンコンバータ9に入力される。第1ダウンコンバータ9は、周波数RF1の信号と、局部発振器2から分配器7を介して入力される周波数LO1の局部信号とを内部ミキサで混合して周波数変換し、周波数IF1の中間周波数信号を出力する。検波部12は、第1ダウンコンバータ9からの周波数IF1の中間周波数信号を所定ビットのディジタル信号に変換して波形処理部13に出力する。波形処理部13は、検波部12からのディジタル信号を各周波数成分の大きさ(強度)として表示部14に出力する。表示部14は、局部発振器2の周波数掃引に同期して横軸信号が入力され、横軸を周波数目盛りとして、波形処理部13の信号処理で得られる被測定信号に含まれる各周波数成分の大きさ(強度)を被測定信号のスペクトラム波形として表示する。例えばIF1を1GHzとし、1GHzの信号が入ると表示部14に波形が表示される信号解析装置の場合、RF2が64GHzの信号が入力された時、局部発振器2のLO1が9GHzで周波数てい倍器8で6倍されLO2が54GHzとなり、第2ダウンコンバータ11によりIF2が10GHzとなる。RF1がつまり10GHzとなり、第1ダウンコンバータ9にRF1の10GHzとLO1の9GHzでIF1が1GHzとなり、64GHzの信号が入力された時、表示部14に波形が表示される。
次に、第2実施の形態の信号解析装置1(1B)の構成について図2を参照しながら説明する。なお、第2実施の形態の信号解析装置1Bにおいて、第1実施の形態の信号解析装置1Aと同一又は同等の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
第2実施の形態の信号解析装置1Bは、第1実施の形態の信号解析装置1Aの切替器5及びイメージ除去フィルタ10が省かれた構成であって、入力端子1bと外部出力端子1cを装置本体1aに備え、局部発振器2、掃引発生部3、減衰器4、選択性バンドパスフィルタ6、分配器7、周波数てい倍器8、第1ダウンコンバータ9、A/D変換部12、波形処理部13、表示部14が装置本体1a内に設けられている。
第2ダウンコンバータ11は、信号発生装置1Bの装置本体1aとは別体に構成され、入力端子1bと外部入力端子1cに電気的に接続可能とされている。この第2ダウンコンバータ11は、周波数拡張が必要なときに、入力端子1bを介して減衰器4に接続されるとともに、外部出力端子1cを介して周波数てい倍器8に接続される。
なお、第2実施の形態の信号解析装置1Bにおいても、上述した4つ関係式(1)〜(4)を満足するべく、IF周波数を決定し、決定したIF周波数に応じて局部発振器2が出力する局部信号の周波数LO1が掃引発生部3により掃引制御される。
この第2実施の形態の信号解析装置1Bによれば、装置本体1a内の第1ダウンコンバータ9で解析できない範囲の入力周波数を装置本体1aに接続可能な第2ダウンコンバータ11によってカバーすることができる。すなわち、第2ダウンコンバータ11の内部ミキサで周波数変換(ダウンコンバート)した信号RF2を信号解析装置1Bの入力端子1bから入力すれば、拡張周波数が解析可能である。これにより、従来回路をそのまま活用でき、用意に周波数拡張が可能となる。さらに、外部の第2ダウンコンバータ11での解析周波数範囲においても選択性バンドパスフィルタ6を通過させることが可能なので、後段の第1ダウンコンバータ9の内部ミキサによるイメージレスポンスも抑えることが可能となる。
このように、本発明では、解析周波数範囲を拡張するためのダウンコンバータ用に新たに局部発振器を用意する必要がなく、1つの局部発振器2を用い、同時に2つのダウンコンバータ9,11の内部ミキサを関係式(1)〜(4)を満足する周波数関係で動作させている。これにより、低コスト、低消費電力による簡素な構成で解析周波数範囲を拡張し、既存の選択性バンドパスフィルタで対応して被測定信号の出力波形の解析を行うことができる。また、第2ダウンコンバータ11のIF2の信号の周波数を高くすることができるため、イメージスプリアスを抑えることができる。
1(1A,1B) 信号解析装置
1a 装置本体
1b 入力端子
1c 外部出力端子
2 局部発振器
3 掃引発生部
4 減衰器
5 切替器
6 選択性バンドパスフィルタ
7 分配器
8 周波数てい倍器
9 第1ダウンコンバータ
10 イメージ除去フィルタ
11 第2ダウンコンバータ
12 A/D変換部
13 波形処理部
14 表示部

Claims (2)

  1. 被測定信号が入力される入力端子(1b)と、
    前記入力端子から入力される被測定信号の信号レベルを適正レベルに減衰する減衰器(4)と、
    所定の周波数範囲内で掃引される局部信号を発生する局部発振器(2)と、
    前記局部発振器からの局部信号を分配する分配器(7)と、
    前記分配器により分配入力される前記局部信号の周波数をてい倍する周波数てい倍器(8)と、
    前記周波数てい倍器で周波数てい倍された信号を出力する外部出力端子(1c)と、
    前記減衰器からの信号を特定の周波数範囲内に帯域制限する選択性バンドパスフィルタ(6)と、
    前記分配器により分配入力される前記局部信号と前記選択性バンドパスフィルタにより帯域制限された信号とを混合して周波数変換する第1ダウンコンバータ(9)とを装置本体(1a)に備え、
    前記被測定信号と前記外部出力端子から出力される信号とを混合し、前記選択性バンドパスフィルタで対応可能な周波数にダウンコンバードする第2ダウンコンバータ(11)が前記入力端子及び前記外部出力端子に接続可能とされており、
    前記第1ダウンコンバータの入力周波数をRF1、局部周波数をLO1、ダウンコンバート周波数をIF1とし、前記第2ダウンコンバータの入力周波数をRF2、局部周波数をLO2、ダウンコンバート周波数をIF2としたときに、IF1=|RF1±LO1|、IF2=|RF2±LO2|、RF1=IF2、LO2=n×LO1(nは整数)の関係式を満足するように中間周波数である前記IF1,IF2を決定して前記局部信号を掃引することを特徴とする信号解析装置。
  2. 被測定信号が入力される入力端子(1b)と、
    前記入力端子から入力される被測定信号の信号レベルを適正レベルに減衰する減衰器(4)と、
    所定の周波数範囲内で掃引される局部信号を発生する局部発振器(2)と、
    前記局部発振器からの局部信号を分配する分配器(7)と、
    前記分配器により分配入力される前記局部信号の周波数をてい倍する周波数てい倍器(8)と、
    前記周波数てい倍器で周波数てい倍された信号を出力する外部出力端子(1c)と、
    前記減衰器からの信号を特定の周波数範囲内に帯域制限する選択性バンドパスフィルタ(6)と、
    前記分配器により分配入力される前記局部信号と前記選択性バンドパスフィルタにより帯域制限された信号とを混合して周波数変換する第1ダウンコンバータ(9)とを装置本体(1a)に備え、
    前記被測定信号と前記外部出力端子から出力される信号とを混合し、前記選択性バンドパスフィルタで対応可能な周波数にダウンコンバードする第2ダウンコンバータ(11)が前記入力端子及び前記外部出力端子に接続可能とされた信号解析装置を用いた周波数拡張方法であって、
    前記第1ダウンコンバータの入力周波数をRF1、局部周波数をLO1、ダウンコンバート周波数をIF1とし、前記第2ダウンコンバータの入力周波数をRF2、局部周波数をLO2、ダウンコンバート周波数をIF2としたときに、IF1=|RF1±LO1|、IF2=|RF2±LO2|、RF1=IF2、LO2=n×LO1(nは整数)の関係式を満足するように中間周波数である前記IF1,IF2を決定して前記局部信号を掃引することを特徴とする信号解析装置を用いた周波数拡張方法。
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