JP5784381B2 - 歯科診療システム - Google Patents
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Description
特開2002−355262号公報には、先端にカメラを備えたペン状の口腔内カメラと、このカメラで撮影した画像を表示する小型携帯型の表示装置と、この画像を外部機器に送信する無線送信手段が開示されている。
これらの構成の中には、カメラの小型化に伴い、カメラ本体を口腔内に挿入して、直接撮影する手法が多く提案されているが、近距離からの撮影によって、撮影画像が不鮮明になってしまい奥歯のような限られた空間での撮影が困難である。他方、実公平05−30402号公報に反射鏡を用いた口腔内カメラが示されるが、単に、撮影をする為の構成であって、カメラを口腔内へ挿入するタイプと同様、有効な治療、診察、歯科実習等、撮影目的に適した構成は開示されていない。
特開平10−97405号では、コンピュータを用いた動画、静止画表示によるプレゼンテーション手法により、専門用語の理解の向上など、インフォームドコンセント用のツールが開示されている。
又、この様なプレゼンテーション手法が小学校、中学校、各事業所、老人施設等で教育用に用いることを可能としていることも記載されている。
特開平10−201757号公報には、X線画像を可視化する蛍光フィルムと、可視化した画像を、プリズムで反射させて、カメラで撮影する構成が開示されている。
又、特開平5−130991号には、X線蛍光板、光ファイバ及びCCDを積層したX線センサが開示され、X線を可視画像に変換し、デジタル画像処理を行う構成が示されており、コンピュータ処理が可能となり、X線画像の取り扱いは、より簡易化されてきている。
実用新案登録第3131408号は、画面操作によってデータが入力できるタッチパッドを備えた端末(PDA)を装着して、診察しながら、自らが画面に触れることで診察情報の記入ができる機器又は直接外部コンピュータと無線接続するワイヤレステンキーを装着して外部パーソナルコンピュータにテンキー情報を送信する機器を、腕に巻いたサポータ上で面状ファスナー等を介して交換可能に装着する構成が記載されている。
同様に、特開2009−516555号公報には、腕、足その他の部位に装着可能で、外部コンピュータへ制御コマンドを送信する構成を備えたマンマシーンインターフェースタイプの携帯型端末が示されている。
アメリカ特許5752827号には、テンキーと表示部を備え、内部に記憶手段、診療ソフトウエアがインストールされたコンピュータが内蔵され、腕にリストバンドを介して装着可能な、歯科診察情報の入力、表示が可能な携帯型端末が記載されている。
口腔内カメラは、カメラの高分解能化、小型化、デジタル処理の高度化、記録容量の増加により、口腔内データの正確な表示と、大量のデータの蓄積が行えるようになると共に、コンピュータデイスプレイによる幅広い口腔内表示が可能となり、患者が見やすくまたわかりやすい映像を手軽に表示することが出来るようになった。又、歯科治療の患者への説明を行い治療への理解と同意を求める機会も多くなってきているが、歯科分野の専門用語は、患者にとっては難解であり、患者と医師の説明で理解できる範囲は広いとは言い難い面がある。
又、歯科医師が患者に治療の説明をする際、歯科用カメラにより自らの口腔内画像や、X線画像がもちいられることもあるが、画像自体が難解である。
患者にとってわかりやすい画像、データは、歯科医師にとって、患者に診療の説明をしやすくすると共に、患者の口腔内への関心と自己管理意欲の増加が期待できるが、未だこのような期待に答える機器等は提案されていない。
更に本発明は、反射鏡を球状凸面に変えると共に、画像の補正を魚眼レンズ撮影画像補正アルゴリズムをもちいることで、歪みが少ない広範囲な口腔内画像を実現する。
尚、操作用インタフェースだけで、画面上のツールバー選択をする場合の他、例えば表示部がタッチパネル式であれば画面の所定の部位に接触する手法や、キーボード、マウス、タッチパッド等に併用であってもよい。
これらの操作用インタフェースは、1又は2以上あればよく、上述の異なる方式を用いた操作用インタフェースを配置するものであってもよい。
即ち、これらの操作用インタフェースは、好ましくはコンピュータのキーボード又はマウスのボタンと同様の機能を有するものであっても良い。
前記撮影ユニットで撮影された画像を表示するものであって、治療中でも操作者の視界に入る部位へ配置された表示手段とは、デスクトップ式、ノートブック式のコンピュータの場合は、液晶表示のモニター、デイスプレイ等が例示され、これらが治療中でも操作者の視界に入る部位へ配置可能なものであれば良く、移動に自由度を与える場合は、携帯電話モニター、PDA端末の表示部が好適に使用される。
表示手段を撮影時視界に入る部位へ配置するとは、治療している最中に視界に入るところ、首を回す程度で視界に入るところ、又は別途反射鏡を用いてモニター表示を反射させて表示させる等して、撮影時視界に入る所であれば良い。
本発明における、操作用インタフェースの操作により前記表示手段の表示面の指定位置を変更可能とし且つ確定可能とするとは、把持できる本体に設けた操作用インタフェースを操作すると、例えばボタンを押す毎に表示手段の指定位置が変化していき、他のボタンを押すと指定された部位が実行したり、画面表示のメニュー選択を、先頭のスイッチで行い、メニューを実行する為の確定をもう一つのボタンを押すことで行うこと等を示すものである。
この広範囲画像は、上顎を下方向から見たパノラマ画像的、又は下顎を上方向から見たパノラマ画像的であり、特に患者への口腔内における治療部位への説明を表示手段を用いて行う場合好適である。
これは例えば、操作用インタフェースが、スイッチ類であれば、スイッチを2回連続して押すと、2秒後に実行するように押す回数により遅延時間を調整したり、表示手段の表示のタイミングを、押す回数、押す時間、等で調整するGUI的な操作も可能とする。
歯毎のX線画像は、連写しながら、X線センサーと出力装置を移動させる手法を用いて、
この連写画像を画像処理により、連結していきながら、一部から全歯迄のX線画像を形成可能である。
この実画像と、X線画像の重ね合わせ、併置等を表示手段上でおこなうことで、患者の治療へのより一層の理解を実現する。
このように歯周を診察する場合は、歯の裏側からのパノラマ的実画像を同様の手法を用いて形成しても良く。特に反射鏡を用いた口腔内カメラは、歯の裏面を効率よく撮影できることから、歯垢付着の状況を歯の表裏から見たパノラマ的実画像が得られ、適切な予防と治療が図れる。
又、実画像の上下顎正面又は裏面から撮影した全歯画像は、例えば、歯垢染色剤を塗布した後、撮影すると歯垢の付着状況がよりわかりやすく表示できる。
当該合成は、補綴物に限らず、色の合成にも適用可能であり、特にホワイトニングのような全歯に渡る仮想的な色の付与は、実画像において現実感が高く好適な場合がある。
仮想補綴物としては、補綴全般に及ぶものであるが、例えば、シェードガイドのような、既製品を実画像撮影時に一緒に撮影し、画像データとして別々に切り離して補綴物データとして使用したり、又は予め画像データ化して使用しても良い。撮影時にシェードガイドを補綴位置で撮影して、画像化し、別々に切り離したあと、補綴部位に仮想的に合成することで、デジタル画像上での色の評価が出来る場合がある。
仮想補綴物は、平面的なものであれば足りるが、得られた口腔内画像が3次元である場合や、口腔内画像が2次元であっても、撮影位置に基づく補綴部位の方向の修正等を行う為には、3次元形状データを具えた補綴物を予め作成することが好ましい場合もある。
前記携帯端末は、歯科従事者それぞれが腕、足、上半身、下半身等身体に装着して携行してもよく、歯科従事者全員またはその一部が表示される情報を共有可能としてもよい。
携行するだけでなく、デスクトップ型、タブレット型、ノート型のパソコンとして使用するものであってもよい。
又、歯科従業員の勤怠などは、例えば、個々に勤怠入力を、自分の携帯端末、ホスト端末から入力しておき、勤怠担当者が、自分の携帯端末または、ホスト端末から新規、訂正、削除等の入力を行ってもよい。歯科従事者がそれぞれ携帯端末をもち、関連する歯科情報を供給化可能とした状態で、歯科医業全般のデータの入出力が可能で、担当者のみが処理可能なものは、パスワード設定等の権限付与可能とすることで、歯科医業の合理化とコスト削減を可能とする。
本携帯端末は、例えばソフトウエアによるタイマー機能をつけて、作業に関する時間情報等をブザー、アラーム機能により報知するものであってもよい。
これは、例えば歯科作業における硬化時間を見極めることに用いる他、例えば、時間の共有による確実な作業管理の為、特に、患者からの印象材の取得等、繰り返し作業が制限される場合等は、互いの携帯端末に時間情報が共有されることで、硬化時間内に正確な印象の取得が可能となる。
本発明は、更に歯科治療のメニューを、予め細分化されたパーツ的な細分化画像を組み合わせることで形成し、患者毎の治療に応じた静止画、スライド動画、又は動画等の説明用画像を形成することを可能とする。
細分化画像は、例えば、抜歯画像、対合歯延出画像、加工物の説明画像等でCG画像、動画像で予め作成されていることが好ましい。これらをインプラント治療や補綴物治療等の治療メニュー表示から歯科医師、歯科衛生士等が患者に基づいて選択して、結合したり、患者が選択して結合したりする。
この連結した画像は、患者自身の治療状況に即した内容を形成できる為に、より一層の理解と、虫歯予防等の啓蒙活動への効果が期待できる。このパーツ状の動画、撮影手段で患者の画像を撮影したものを、同じ画像様式に変換することで使用することができ、上述したいずれの手段も表示手段が中心となって、患者と歯科医師等との接点を形成しており、患者にわかりやすく、しかも歯科医師等の使用者にとって使用しやすい治療システムを提案する。
更に患者と歯科医師等との間に表示手段としてのコンピュータ端末と口腔内撮影手段による入出力インタフェースにGUIを用いて操作性を高め、更にX線画像と実画像の組み合わせ、好ましくは全歯パノラマ的な画像を用いることで、口腔内診察と治療に関するわかりやすい情報の提供、簡便な端末操作環境及び明確な口腔内表示をおこなう。
更に本発明は、口腔内情報を得る手段として、先端に発光素子をカメラの周囲に配置した撮影ユニットを内装し、把持部周辺で指先で操作可能な部位に操作用インタフェースを設けた本体である把持用筐体と、 例えば、先端に所定の角度で配置した反射鏡と、後端に、前記把持用筐体と装着可能な中空の円筒部を設けたミラー部を備えた口腔内撮影ユニットと前記撮影ユニットで撮影された画像を表示し、操作者の視界に入る位置に配置された表示部、及び 前記表示手段に上で表示され、前記操作用インタフェースの操作により、表示の変化と変化した表示を実行させる選択実行手段により表示手段の表示部の表示メニューなどの選択を操作用インタフェースで行うことを可能とする組み合わせ構成とし、指先等で操作できる操作用インタフェースの操作が、表示手段内の選択メニューの選択と確定の為の操作を可能とする構成を例示する。
図1(a)でしめす口腔内カメラ100は、手持ち型でペン型の把持用筐体101と、その長軸方向に配置されたレンズ及びカメラ及び照明よりなる撮影ユニット101bと、口腔内に挿入される部位であって、前記照明ユニットに着脱が自在な当該照明を反射させて、口腔内に照射し、口腔内組織に反射した反射光を更に反射させて撮影ユニット101bへ伝達させる反射部材101aとで形成される。
101d及び101eは、例えば押しボタン式の操作用インタフェースであり、キーボード105、マウス106のキーと同様の機能を備えている。即ち、ディスプレイ104に表示された、メニュー等の画面表示を操作用インタフェース101d、101eを連続して押したりするなどして選択して、更にダブルクリックと同様の操作用インタフェースへの操作等をおこない確定、実行させることができる。
本発明は、照明部材とカメラを一体化し、好ましくは中心にカメラを配置し、その周囲に360度の範囲で、反射鏡及び反射鏡を介した口腔内組織に十分な照明光を照射できる位置に照明部材を複数個配置した構成(好ましくは、カメラの周囲に等間隔で8個のLEDを配置する構成)を有する撮影ユニット101bを把持用筐体101の先端に配置し、当該撮影ユニットを内挿可能で、先端には、所定の角度をもって配置された反射部材101aを配置したミラー部101cとを組み合わせた口腔内撮影ユニットと、把持用筐体101の後端に接続する画像を外部へ出力する為のケーブル107と、携帯型の表示デイスプレーを備えた、小型コンピュータであって、好ましくはタッチスイッチタイプのような画面接触によるスイッチ操作が可能な表示体108との組み合わせが例示される。
当該操作用インタフェース101dと101eは、コンピュータに接続されるキーボードやマウスコンピュータのスイッチと同じ機能を備えても良い場合がある。
当該表示体108は、例えば、治療台、治療用イスなどに装着可能であって、歯科診療時に首を回す程度で十分に、観察可能な位置に容易に取り付けられるものであってもよい。
本発明の実施例では、これらの操作用インタフェースの操作を片手の指で行う。
これら操作用インタフェースの操作が、表示手段の操作と、表示手段の操作を介した撮影ユニットの操作を可能とすることから、奥歯10Hの見えない部分や、その他目視困難な部位の治療であっても、表示部を見ながらの操作を可能とする。
例えば、 奥歯の虫歯治療、抜歯、親知らず治療、抜歯、奥歯の歯周治療、インプラント治療、等、今まで、カメラでは撮影困難な部位の撮影を可能とし、その結果、治療部位の画像表示を治療と連動させることができる。
尚、図1(a)で示したデイスプレイ104も、口腔内カメラを使用して口腔内を観察し、治療と連動する場合、使用者の作業時に容易に視界に入る位置にある状態に位置することが好ましい。又、デイスプレイ104及び表示体108は、タッチスイッチ方式として触れるだけで、スイッチ機能が実現できることが好ましい。
202は、平面鏡、凸面鏡等の鏡面部203を所定の角度(レンズ面に対し40〜50度)で配置したミラー部であり、口腔内に挿入される部位であって、先端に反射鏡203が形成され、後端は、撮影ユニットが着脱自在に装着される円筒状の装着部208が形成されている。
207a及び207bは、操作操作用インタフェースであり、押圧、回転、回転と押圧の連動等で電源のオンオフ、倍率の変更等の指示を、押圧方式、スライド方式、タッチパネル方式などで形成する。操作スイッチは必要に応じて複数配置され、主に図1で示すデイスプレイ104、表示体108の表示を操作する例えばキーボード、マウスのスイッチのように連動して操作する機能を持つものであるが、その他、撮影および選択の決定に用いるメインスイッチと、主に状態および選択肢の切り替えに用いるサブスイッチといった組み合わせで利用されてもよい。
304は、装着部を示し、305は、反射鏡を示す、反射鏡305は、硬質性プラスチック材で形成されたミラー支持部303の先端に上述した角度を持って配置形成されている。 装着部304は、ミラー支持部303の後端に円筒状、楕円筒状で形成され、装着部304から、反射鏡305までは、開放されており、又、装着部304から反射鏡305が支持された部位まで、流線形状をしており、口腔内に刺激を与えない形状となっている。 306は、把持用筐体であり、307は、例えば照明用光源を周囲に配置したカメラを備えた撮影ユニットである。
尚、このような凸状で球面状の反射鏡は一例であっても良く、目的に応じて、凹面鏡であってもよい場合もある。
図3(b)は、撮影ユニット307の一例を示す図である。308は、撮影部であり、集光レンズ、CCDカメラなどで形成されている。上下に長軸をもつ楕円の筒状体が例示されるが、円筒状であっても良い。
309は、照明部であり、LED、発光ダイオード等で形成されている。照明部309の個数は、例えば4個〜10個を十字配置したものが示されるが、反射鏡305を介して組織を照らす場合に応じ適宜選択される。
図4において、2501は、把持用筐体であり、先端に照明用光源2501cがカメラ2501bを中心に十字方向に配置した撮影ユニット2501aが配置され、指先で操作可能な部位には、押圧式のスイッチ2507、回転と押圧可能なジョグダイヤル状の操作用インタフェース2508が設置されている。2501dは、USBケーブル等の汎用ケーブル又は専用ケーブル等の電気ケーブルを示す。
更に把持用筐体2501の先端部の楕円柱状の撮影ユニット2501aに装着されるミラー部2502の部位は、楕円筒状を形成し、先端部には、45度の角度で反射鏡2503が配置されている。
4801は、歯科治療メニュー画面の一例を示し、処理段階が移行する毎に表示が変化する事が好ましい場合もある。
4802は、症例の選択リストであり、虫歯、1歯欠損などの表示と共に、この部位をクリックする等の指定を行うことで、そのタイトルを説明する動画表示、静止画表示等が実行されることが好ましい場合もある。
4803は、歯列の模式図であり、上下に部位と、内部に歯番が示されている。4804は、目的とする部位を示す治療マークである。このマークは、色、記号等、目立つ表示がされることが好ましい場合もある。
4805は、過去の治療部位を示す治療済みマークであり、治療マーク4804と区別される色、記号、その他の表示であることが好ましい。
4806は、口腔内カメラ2500で目的とする部位を撮影した際の画像表示部であり、この表示に基づき上述した歯式4813を手元で指定することを可能としている。
4807は、シミュレーション表であり、指定する毎に該当する箇所に表示がされていく。
例えば、口腔内カメラ2500の反射鏡2503を測定歯SGに近づける。
この状態で、操作用インタフェース2507及び2508を指先で回すか押すと症例の選択が色、点滅位置が変わる様に4802a→4802b→4802c→4802d→4802eと変化し、選択する症例で、操作用インタフェース2508を押して確定させる。確定すると、シミュレーション表4807に、その症例が表示され、次の歯式表示部4803へ表示状態が変更して操作範囲が移行する。
測定歯SGが例えば、下顎左6を撮影している場合は操作用インタフェース2508のボタンを指で回すか押すと、回すか押す毎に歯式の表示又は治療マークが例えば左上から順に8→7→と移動していく、歯科医は、歯式が一致するところまで、手前の操作用インタフェース2507を押していき、表示が目的となる部位(ここでは、下顎右6)に表示マーク等が到達すると、押すのをやめるか、スイッチ2507又は操作用インタフェース2508を押して確定する。
以上の様に片方の手で、口腔内カメラ2500を持って、もう一方の手で治療用具を持ち、表示部480Pを見ながら、見えにくく、空間が限られた口腔内部位での治療、処置が可能となる。
広範囲画像補正手段
本発明は、更に、パノラマ的な全歯実画像を得る時に用いる凸面鏡による反射画像を撮影する際、凸面の歪みを補正する為、魚眼レンズ用のキャリブレーション用ソフトウエアを用いる実施例により、歯科医師及び患者にとって見やすい広範囲口腔内画像が形成できる。
図5は、本発明の他の実施例を示す図である。図5で示す撮影用プローブは、把持用筐体部分を省略して示している。
6101は、反射鏡支持部材であり、先端に球面凸面鏡6103、後端は、撮影ユニット6102の周辺に挿入固定可能状態で円筒状に開放された形状を有している。
6102は、撮影ユニットで、中心にC−MOS、CCD仕様のカメラ6104が装着され、その周辺に白色LED等の照明部材6105が略均等に配置されている。
第2補正部6107は、例えば、得られた像が仮想球面モデルに置き換えることができることから、 文献( Design Wave Magazine 2008 December P113-115)に記載された手法による補正が行われてもよく、又、予めチェス板、碁盤を凸面反射鏡で撮影して校正値を得るキャリブレーション手法でも良い。
6108は、表示手段であり、コンピュータモニター、プリンタ等、球面を補正し、平面に変換した画像を出力する。
図5で示す実施例は、口腔内の上顎又は下顎の全歯を簡易に一度に撮影する手法として、好ましい態様であり、これを平面画像に歪み無く補正するには、魚眼レンズを補正する際に使用されるキャリブレーションが好適に使用できるが、レンズの歪みを補正するキャリブレーション工程を経て、球面を平面に変換する魚眼撮影用補正手段を適用することが好ましい。
撮影動作タイミング調整手段
本発明は、実画像を得る際に操作されるスイッチの押す方法を、例えばコンピュータ操作時に行われるダブルクリック手法のような一定時間に押す回数で、実際撮影する迄の時間を調整して、歯科医の治療時、診察時及び患者説明時、カメラ操作の安定化を図ることを可能とする。又、撮影動作タイミングをモニター画像上でカメラのスイッチを操作して表示されるタイミングを示すアイコン的表示(例えば2回で2秒、その後 数回連写)を指定して、そのタイミングを決定しても良い。
又、画面上に座標等の表示機能をおこなう場合、操作ボタンの押す回数や、押し方、等によって、表示のタイミングを調整することで、口腔内にカメラを挿入しながらの説明する場合と、画像表示のタイミングを調整したりすることも可能である。具体的タイミングの仕様は、携帯端末の画面から入力調整してもよい。
タイミング調整手段の一例を図6を参照して詳細に説明する。
図6において、7001は、入力手段であり、例えば、図1の操作用インタフェースを構成する押しボタン101d、101eを示している。
7003は、遅延手段であり、前記押した回数と1回押す毎の遅延時間を計算して遅延時間を設定する為のものである。遅延時間経過後、一つのパルスを出力する。
7004は、撮影出力設定手段であり、前記遅延手段7003の遅延パルスの立ち下がり時に、撮影を開始する信号を撮影手段7005へ出力する。
撮影手段7005は、撮影開始の信号に基づいて、数枚から数十枚の静止画の連写、又は動画撮影をおこなう。
7006は、画像入力手段であり、撮影手段7005で得られた画像をデジタルデータとして取り込み画像選定手段7007へ出力する為のものである。
7007は、画像選定手段であり、例えばピントがあった画像のみを選別する為の手段である。
表示手段7009は、歯科医師が、治療の際に目につく場所に設置され、操作ボタンを押してから、あと何秒後に動作を開始するかを表示するものであり、表示手段7009の一つであるコンピュータデイスプレイ上であってもよい場合もある。
又、遅延時間の間、色が赤色であり、遅延時間が終了すると、白色へ変化するLEDや、遅延時間中のみ連続発光、点滅発光する光源等、遅延時間中であることを使用者が認識できるインジケータを設けることで、余裕のあるボタン操作が可能となり、口腔内作業の幅を広げることが可能となる。
図7(a)は、本発明の実施例を示すブロック図である。
8011は、X線画像撮影手段であり、X線出力装置と、X線ccdセンサの組み合わせや、X選出力装置とX線蛍光板及びCMOS又はCCDカメラとの組み合わせ、が例示される。具体的には、図2に一例を示した。
X線画像撮影手段には、パノラマレントゲン撮影装置、X線CT、デンタルレントゲン装置等も含まれ、少なくともコンピュータモニター上にデータとして表示可能であれば良い。直接開けるX線画像データが取得できない場合は、コンピュータに付随するX線画像ビューア化されたデータ、画面のハードコピーデータ、モニター画面共有状態でのデータ、口腔内カメラでモニター上のX線画像を撮影して得られるデータ、等のX線画像データとして取得してもよい。更に図7(b)の構成を含んでいる場合もある。
8012は、実画像撮影手段であり、例えば反射型の口腔内カメラが好適に用いられる。
実画像撮影手段8012は、更に図7(c)でしめす構成を含んでいる場合がある。
8013は、比較部位抽出手段であり、X線画像撮影手段8011で撮影された画像と一致する部分を抽出する為、比較部位を抽出する為のもので例えば撮影された画像の輪郭抽出、複数の画素値の抽出を行いX線画像抽出データを出力するものである。
8015は、比較手段であり、それぞれの比較部位抽出手段から出力された抽出データを比較し、一致、略一致、推定一致する部位を一致部として出力する。
比較する際、画像を拡大、縮小させる場合があるが、これは、例えば、実画像、X線画像データをBMP、JPEG、GIF等の汎用的形式として変換して汎用のグラフィックソフトウエアにより拡大縮小処理すれば足りる。
8016は、一致部記録手段であり、一致した部位、略一致した部位、又は推定一致部位を記録すると共に、表示手段8017へ送信する。
8017は、表示手段であり、コンピュータのモニターデイスプレイ、携帯電話表示部等が例示されるが、少なくとも、X線画像と、実画像の併置表示、重ねた表示ができる程度の大きさで、X線画像が鮮明に表示される程度の分解能があればよい。
本実施例は、おおよそコンピュータソフトウエアにより実現されるが、ハードウエアにより形成されても良い。
X線画像撮影手段と、実画像撮影手段は、別々のデバイスであっても良いが、好ましくは、一つのデバイスの一部交換して共有した状態がより好ましい。
X線画像撮影手段8011により、測定部位を動画又は静止画で撮影する。X線画像撮影手段8011が測定する部位は、一つの歯、複数の歯、又は上顎、下顎の全歯などの選択等により行われる。
次に、実画像撮影手段8012で、X線画像撮影手段8011が撮影した部位を動画又は静止画で撮影する。
同一の部位を正確に位置決めして撮影してもよいが、目安で撮影しても良い。
両者から得られた画像の歪みを補正する。補正の手法は、例えばキャリブレーション手法で良く予め基準となる碁盤の目、を撮影して、レンズによる歪み値を算出して、データを補正する。
次に比較部位抽出手段8013、8014で、特徴部位の算出を行う。特徴部位は、例えば輪郭であって、X線の場合の歯の輪郭と実画像の歯の輪郭の一部又は全部をそれぞれ抽出する。
比較手段8015は、この重複した両画像を一致部記録手段8016へ、出力し、一致部記録手段8016は、両画像を記録する。
表示手段8017は、使用者の選択に応じ、両画像を、表示し、透過状態で重ねたり、併置したりする。
図9は、X線画像撮影手段及び実画像撮影手段で撮影された画像の一例を示す。図9(a)は、X線画像であり、X線撮影された歯b103が示されている。(b)は、(a)と同部位で撮影した実画像の歯b102を示している。
(c)は、これらを重ねて表示した重複画像b103を示すものである。X線画像と実画像の対比により、X線画像が容易に理解することができる。
特に実画像表示で歯肉の色、腫れ、炎症の有無が表示可能であることから、X線画像との対応により、歯周病、う蝕の進行度やその有無を、患者にわかりやすく表示することができる。
次にX線画像撮影手段の具体的例を図8に示し詳細に説明する。
9101は、把持用筐体であり、好ましくは、X線不透過用に鉛を含むプラスチック材などで形成されている。
9102は、X線出力装置であり、一般的な歯科用の携帯タイプの既製品が好ましいが、特に限るものではなく、歯科診療で用いられるX線出力装置であれば、機能的には十分利用ができるが、携帯タイプは、在宅診療等でも有効であり、実画像と併用したX線画像の利用には好適である。携帯タイプであっても、スタンドに装着してもちいることも可能である。
9103は、電気リード線であり、汎用のUSBケーブルが用いられる他、専用のケーブル等も利用可能である。
9105は、可視光透過部材であって、鉛を含む透光性部材で形成され、可視光のみを透過させる為のものである。
9106は、撮影ユニットであって、この場合は、カメラだけでも良く、より高解像度なものが用いられることが好ましい。
9107は、X線撮影用支持部材であり、鉛を含むX線不透過部材で形成され、先端に反射鏡9108、X線用蛍光体9104等が装着され、他端は、撮影ユニット9106の周囲に挿入固定される為に開放された筒状を形成している。
(a)は、X線出力装置から出力されたX線を、X線蛍光体9104で、可視光に変換し、その後、X線成分が除去され、反射鏡9108で反射された後、撮影ユニットに入力される。
9109は、撮影部位の口腔内の歯列略図で示したものである。
9110は、X線撮影用支持部材であり、図2で示すX線撮影用支持部材9107と同様にX線不透過部材で形成されている。
9111は、可視光透過部材であり、鉛含有の透光性部材で形成され、X線を除去して、可視光を撮影ユニット9106へ伝達する為のフィルタである。
9112は、反射鏡であり、平面状の鏡であり、9113は、X線センサーであり、既成のX線CCD(CMOS)センサー、イメージングプレートで形成されている。
9114は、X線センサのセンサ信号を外部へ伝達するリード線であり、これも鉛含有の樹脂で被覆されている事が好ましい。
反射鏡9112とX線センサー9113を組み合わせた構成は、実画像は、歯の裏側を表示するが、歯の表から別途撮影した画像と照合が容易になり、同一の部位を同時に実画像とX線画像を取得できるので一致範囲を求める画像処理を施すことなく、容易に得られる点で好ましい。
口腔内のX線画像は、患者には難解な画像であるが、同じ撮影部位の実画像を、コンピュータモニター、紙面などに併置又は透過的に重ね合わせて表示することで、X線画像がよりわかりやすくなり、患者への説明が容易になる。
X線画像は、デンタルレントゲンの場合、1回の撮影で数本の歯を一枚又は一データとして撮影する。この場合、X線センサーとX線出力装置をずらしながら、例えば、連写撮影し、全顎を複数のX線画像化した後、デジタルデータとして、輪郭抽出を行う。そしてそれぞれの隣接するX線画像で歪みの少ない画像の共通部分を検出し、重ね合わせていき、パノラマ的な画像を形成してもよい。更に実画像も同様にパノラマ的な画像を形成する。これらの画像を、モニター画面又は、用紙上に印刷することで、わかりやすい比較が出来るデータが形成できる。
このようなパノラマ的な実画像を得る場合、中間輝度芳、ブロックマッチング法、オプテイカルフロー法等の手法を用いても良い。
図9(e)は、X線画像を同様につなぎ合わせて作成した上顎X線データb106と下顎X線データb107を示し、更に、下顎においては、実画像による下顎データb105を重ね合わせた状態で、患者にも見やすくしている。
尚、各歯毎のプラーク内の歯周病菌を顕微鏡で撮影して例えば、図1で示すカメラの入力部を介して画像化し、歯の画像と、併置して、歯周病の可能性、歯周病が原因で発生する生活習慣病等の説明用データを形成しても良い。
又、歯肉、顎骨で補充が必要な部位をX線、実画像で表示し、人工歯根の植立条件としての顎骨の状態や、実画像での仮想的補綴の状態の合成等がX線画像に基づいて行うことが出来、骨再生手段による再生エリアを表示することもできる。
実画像、X線画像及び顕微鏡画像は、多角的画像リストとして、見やすくまとめることができ、その編集した結果を画像表示、プリントアウトすることで、口腔内状況に基づく、治療及び予防の手順を患者にわかりやすく示すことが出来る。
実画像の撮影は、例えば、 フロキシン等歯垢着色を行って歯垢付着状況を目視にて観察可能とした後、図9(d)で示す画像を形成して記録装置に記録し、歯垢の付着状況と歯肉の状況を観察可能とする。更に、歯肉の状況に基づいて歯垢を採取し、顕微鏡を用いて歯周病菌画像を形成し、採取部位に関連した状況で、画像編集する。
更に、X線画像、との併用で、歯周病の状況を5段階程度で、見やすく表示する口腔内地図を画像データ、印字データとして形成し、歯周病予防、虫歯予防を適格におこなうことを可能とする。
この画像データの赤色の濃淡の度合いをソフトウエアによる例えば輝度値検出手法を用いて検出する検出手段により濃淡値を検出する。
この濃淡値で一定の値、例えば、歯周病菌が繁殖しやすい程度に蓄積した状態の厚さに基づく濃さの値を輝度値で換算した値を超えた場合、画像データのその部位に注意マーク(画面上に合成した記号等)を付する手段を設けることで、口腔内染色後の画像をコンピュータモニターやプリンターで出力すると、自動的に歯垢の付着量が多い部分が表示される。
この出力表示と、歯肉の状況を画像から見ることができ、歯周病の発見、予防、治療が効率よく行われる。
本発明は、X線画像と実画像との併設合成によりわかりやすい画像が形成できるが、更に、補綴物の仮想形状や色情報を当該画像に重ね合わせて合成し、治療後の仮想的な状態をわかりやすく表示することを可能とする。
一例として、図7(a)でしめすX線画像撮影手段8011に図7(b)で示す仮想形状を合成表示する為の手段を後段に付加し、図7(a)でしめす実画像撮影手段8012に図7(c)でしめす仮想形状を合成表示する手段を後段に付加する構成を示す。
更に仮想形状を予め記憶し、仮想合成表示の際、呼び出して使用する仮想形状等記憶手段8022を具えることが好ましい。
仮想形状等としては、義歯、ブリッジ、クラスプ、ノンクラスプ、インプラント、インレー、クラウン、その他の補綴物、矯正用器具形状情報、又仮想形状には、色情報も含まれ、例えば色調を決定する際に用いられる多数の歯形状を具えた色見本からなるシェードガイドを予め又は使用時にデータ化して蓄積したもの、全歯又は一つの歯の色情報等を蓄積したものが含まれてもよい。
図7(b)において、8018は、X線画像用の仮想形状調整手段であり、撮影されたX線画像撮影手段8011において、撮影されたX線撮影画像に、仮想形状等記憶手段8022から使用者から指定され、又は自動的に呼び出された仮想形状をそのサイズを徴したり、X線画像上で容易認識可能でありながら、違和感のない色彩に調整して合成可能な状態に調整する。8019は、X線画像に対する合成表示手段であり、モニター画面上にX線画像と、仮想形状を合成して表示する手段である。
図7(b)及び(c)は、それぞれ撮影手段に付随的なものとして仮想合成表示手段を追加したが、付随的なものに限らず、目的に応じて、主構成として設定しても良い。又、図7の実画像、X線画像の重ね合わせを行う構成を必要とせず、実画像、X線画像それぞれ単独で仮想表示の合成を行っても良い。この合成は、画像をBMP、JPEG、GIFなどの汎用の形式とし、グリッド表示等と同様にスーパーインポーズ手法を用いたり、汎用のグラフィックソフトウエアで用いられている透過手法や、重ね合わせ手法を用いても良い。
図7でしめす仮想表示の合成構成について図14を参照して詳細に説明する。
図7(a)において、X線画像撮影手段8011で、図14(a)で示す全歯
X線画像b201を撮影して形成する。これは、例えば既成のX線パノラマ撮影装置から得られたパノラマ画像や、数本毎に全歯をX線撮影をして画像を取得し、これをデジタル画像に変換した後、それぞれの画像に対し、例えば輪郭抽出後、共通部を検出する。
個々の画像毎に共通部で接続して全歯のパノラマ的画像を形成しても良い。
同様に実画像撮影手段8012で図14(b)で示す全歯のパノラマ的実画像b202を形成する。尚、この全歯画像は、この手法に限るものではなく連写撮影をして、適当な画像を選び出してつなぎ合わせる手法などを用いても良い。
それぞれ、欠損部であって、どのような補綴が必要かを検討し、例えば、前歯補綴物であれば、仮想形状調整手段8018で仮想形状等記憶手段8022を検索して補綴可能な形状の前歯の候補を選択する。選択された後、選択画像を読み出して、画面上で、サイズと色を選択しながら合成表示手段8019で合成して表示モニターで表示する。図14(c)は、例えば仮想構成を合成して得た画像b203である。 合成画像b203において、下顎の奥歯欠損部b219aとb219bには、人工歯根が適当と見なせる場合は、仮想形状等記憶手段8022から、人工歯根b213、上部構造b215、複数本に渡る場合は、ブリッジ用のインプラントb212及びブリッジ上部構造b214を選択し、仮想形状調整手段8018でサイズ、色を調整して、合成表示手段8019で、合成し、画像モニター、携帯端末のモニターに表示する。
b216は、図14(c)のブリッジ用上部構造b214を示し、b219は、図14(c)の上部構造b215を示す。b217は、前歯用のクラウンであり、図14(c)のb210に相当する。b218は、図14(c)の隙間補綴部b211を示す。
合成した画像b203、b204のそれぞれに補綴物を斜線で示した。例えば、合成した画像b203におけるブリッジ用インプラントb212.及びブリッジ用上部構造b214では、強度等好ましくない場合は、下顎右側と同様の3本の人工歯根と上部構造を仮想形状等記憶手段8022から読み出して、置き換えて表示し、欠損部の骨の状況、インプラント可能な範囲を画像を見ながら調整する。
例えば、前歯補綴b210は、汎用のモデルを照合しながら、隣接歯と形状、色を調整して合成し、決定しても良い。
隙間b219dの治療の仕方も、仮想形状等記憶手段8022から、インレー、クラウン等、使えそうな補綴様式を選択して、画像にはめ込みながら、仮想形状調整手段8018で調整し、合成表示手段8019で合成の具合を見ながら、その他の仮想形状を検討してもよい。この仮想形状が三次元で形成される場合は、画面上で、仮想形状を回転させたりして、平面口腔内画像であっても、より現実的な合成画像を得ることが出来る。
この表示した状態を示す画像を図14(e)で示す。合成画像b205は、実画像とX線画像を重ね合わせたものである。番号は、画像b203、b204で示す補綴状態である。 X線画像は、見にくく、特に歯肉部位は、見にくいが、このような合成画像により、
X線画像の歯肉部がわかりやすく表示され、しかも上部構造又は歯と、歯根部のバランスをわかりやすく表示可能とする。
補綴部位への仮想形状の合成により、実際の補綴物のサイズの一部を求めることができることから、仮想形状等データは、そのまま補綴物製造用のデータとして用いられる場合もある。
この手法を、コンピュータによって行うことで、迅速に実際の補綴物の大きさの一部がわかり、そのまま補綴物の製造データとして使用することも可能となる場合もある。
以下、本発明の実施例を図10を参照して詳細に説明する。
1a01は、小型電池であってボタン型、円筒型、シート型、ピン型等の電池が例示され、また一次電池、二次電池いずれも使用が可能である。
1a02は、昇圧手段であって、DCーDCコンバータ、チョッパー型、その他のスイッチングレギュレータであって、例えば1.5Vを3V前後に昇圧する機能を有するものが使用される。
1a03は、制御手段であって、ワンチップタイプのコンピュータ、ASIC等の制御チップが例示される。
1a04は、表示手段であって、液晶パネル等で形成される2次元表示可能なものが例示される。
1a07は、記憶手段で、表示部へ患者データを編集して表示する為にプログラムが記録される。患者データは、主にホストデバイス側で記録される為、一時的な記憶であっても良く、容量に応じて記憶されれば良い。1a08は、入力手段1a06と、端末側通信手段1a05を直接的に接続する電気回線であるが、これは、キーを押すと、そのまま、端末側通信手段1a05を介して、送信される機能を示すものであって、キーボードと、コンピュータとの間の回路回線と同様の構成を示しても良い。制御手段1a03が代行する場合は不要になる場合もある。
1a09は、ホスト側の通信手段であって、携帯端末側の端末側通信手段1a05と一対となる構成を示すものである。複数の患者に対して複数の携帯端末が利用されることは珍しくない為、携帯端末または通信手段1a09は多重チャネル設定可能であり、特定の携帯端末からの入力のみを受け付けるようにすることが好ましい。
1a10は、ホストコンピュータであって、表示用デイスプレイ、キーボード、マウス、プリンタ等の周辺機器との組み合わせ構成を示す。
1a11は、記録手段であって、ハードデイスク、SD、DVD、USBメモリー等の記録メデイアであって、前記ホストコンピュータ1a10内に収容されていても良い。
1a12は、通信ネットワークであって、インターネット、社内LAN、イントラネット等が例示される。
1a13は、他のホストデバイスであって、ホストデバイス1a0Bのホストコンピュータ1a10と同様の構成をもち、ホストデバイス1a0Bが所有しない患者データ等を記憶しても良い。
又、例えば遠隔地から、携帯端末へ、治療データをおくることで、操作する歯科医師の診察治療を支援することも可能となる。
電池1a01の電圧を昇圧手段1a02で昇圧して、各手段に供給する。この昇圧手段1a02により、例えば電池電圧1.5vを3V又はそれ以上の電圧に昇圧することで、C−MOS制御素子等が駆動できる。
制御手段1a03は、表示手段1a04に歯科診療時の診察データ処理用プログラムを記憶手段1a07から呼び出して実行し表示しても良い。
又は、ホストコンピュータ1a10から送信されてくるデータをそのまま表示手段1a04で表示してもよい。
表示手段1a04の表示に従って、操作者は、入力手段1a06の入力ボタンを押す、触れる等して操作する。
この場合、例えば入力手段1a06の「1」のキーを押すと、制御手段1a03を介して表示手段1a04に「1」を出力表示すると共に、端末側通信手段1a05、無線媒体1a0C、通信手段1a09を介して、ホストコンピュータ1a10へ送信する。実行ボタン信号がホストコンピュータ1a10に到達すると、例えば患者名が入力手段1a06からホストコンピュータ1a10へ送信された場合、受信したホストコンピュータ1a10内のデータベースで検索して、データを携帯端末1a0Aへ送信する。送信されたデータは、端末側通信手段1a05を介して制御手段1a03で、表示用に調整され、表示手段1a04で表示される。
ホストコンピュータ1a10に必要とする内容がない場合は、他のホストデバイス1a13に通信ネットワーク1a12を介してデータの入手を図る場合もある。
入力手段1a06からの入力は更に、ホストデバイス側の記録手段1a11に記録される。
次に本発明の実施例の動作を図10、図11を参照してより詳細に説明する。
使用開始の際、図11で示すステップ1b01で示すように自動通信テストが実行され、通信テストが失敗する(no)と(図11で示すステップ1b02)、エラーメッセージが表示され(図11で示すステップ1b03)、再び図11で示すステップ1b01で自動通信テストが行われる。
又、制御手段1a03を介さず、直接表示手段1a04にデータを表示する場合もある。
図10で示す表示手段1a04は患者・使用者選択メニューの表示を行う(図11で示すステップ1b04)。
図11で示すステップ1b05で、患者選択メニュー番号をキーパッドを押して入力した場合(yes)について説明し、その他の選択(no)は、端子1b05aへ移動して行われるが、同様の操作の繰り返しになる為図示及び説明を省略する。
患者候補がいるかどうかの選択表示がされ、いる場合は、いる場合を示すキーを押し、その押された情報が、そのままホストコンピュータ1a10に送信され、ホストコンピュータ1a10は、患者データをデータベースから呼び出して、携帯端末1a0Aへ送信する。
更に、患者データ表示の場合、制御手段1a03は、記憶手段1a07から、表示用プログラムを読み出して実行し、表示手段1a04に、プログラムに従った配列を有する表示がされても良い。
図11で示すステップ1b07で患者候補がいる場合(yes)、図10で示すホストコンピュータ1a10は、携帯端末1a0Aに患者データを送信する(図11で示すステップ1b08)。 図11で示すステップ1b07で、患者候補がいない場合(no)は、新規患者登録を行うか、再度検索する場合もあるが、再度検索のルーチン表示は、省略し、新規患者登録を行うステップ(図11で示すステップ1b09)のみ示した。
患者が特定され、記録が表示されると、次に図11で示すステップ1b10で検査のメニュー表示が携帯端末1a0Aの表示手段1a04で行われる。このメニュー表示は、ホストコンピュータ1a10が出力表示したデータ、又は、このデータを記録手段1a07から呼び出したプログラムを実行させた制御手段1a03により表示手段1a04が表示したものが例示される。
図11では、プラーク検査を指定することを示しそれ以外の選択(1b11a)は省略している。
ホストコンピュータ1a10が記録手段1a11から呼び出して携帯端末1a0Aへ出力する過去のプラークデータは、数値、記号、文字、動画、静止画等のデータである。
携帯端末側のキーパッド操作によりどの歯番のどこの側面で、どの段階のプラークを追加記載したかのデータが、図10で示すホストコンピュータ1a10へ送信される。
ホストコンピュータ1a10は、記録手段1a11にその旨のデータを記録する。
修正・追加が完了すると、他の検査を行うかどうか図11で示すステップ1b15で判断され、他の検査を行う場合は、図11で示すステップ1b10の検査メニュー表示がされ、他の検査を行わない場合は、初期メニューに戻るかどうかの表示がされ(図11で示すステップ1b16)、初期メニューへ戻る場合は、図11で示すステップ1b04の患者、使用者選択メニュー表示が行われて、処理が継続する。初期メニューにも戻らない場合は、例えば終了してもよい。
尚、以上の構成は、あくまで一例であり、例えば、スマートフォン、携帯電話をそのまま歯科情報管理用の携帯端末として使用しても良い場合もあり、少なくとも、歯科従事者が、携行し、口腔内情報、歯科事務情報、歯科従業者情報、その他関連する情報を入力、表示、登録等の操作ができ、必要に応じてホスト端末から情報を読み出し、登録でき、歯科従業者同士が、必要な情報を共有的に表示、入力できれば良く、その目的に応じた構成を取り得るものである。
管理対象となる情報としては、例えば、歯科診療の予約管理システム、電子カルテシステム、会計情報及び診療情報からレセプトデータを作成するレセプトコンピュータシステム、再来患者に関するリコール管理システム等で取り扱われる歯科事務情報、
患者情報、カルテ情報、会計情報、診療報酬情報等を入力可能とし、例えばグラフ化された帳票作成し表示する機能を備えた経営管理システムで取り扱われる歯科事務情報、デジタルレントゲン情報、歯科用顕微鏡情報、歯科用CT情報、口腔内カメラ等の検査情報、治療用歯科ユニット情報、患者用椅子等のデータ情報、歯周ポケット検査用プローブ、その他の機器からの口腔内情報、歯科医師、歯科衛生士、歯科スタッフ、受付事務スタッフ、歯科技工士等の従事者の勤怠等の歯科従事者情報が示されるが、その他、歯磨き情報、プラーク関連情報、歯周病菌情報等、予防情報、生活習慣病関連情報のような、口腔内に限らないが、歯周病に関連する疾病など間接的疾病に関する例えば、血圧、血液情報等も含まれる場合がある。
例えばアナログX線撮影装置の場合のようにアナログ写真、画像でしかデータが得られない場合や、手書きデータの場合は、イメージスキャナ、デジタルカメラ、コンピュータ画面のハードコピー等のデジタル変換手段を介してデジタル信号にして、管理することが好ましい場合もある。
データの一元管理は、上記携帯端末によって、行われても良いが、タブレット型、ノート型、デスクトップ型等の歯科用コンピュータによる一元管理であってもよい。
特にインターネットを中心としたネットブック仕様の端末、携帯端末の利用が行われてもよく、無線LANでインターネット接続した携帯端末の利用をしてもよい。
例えば、携帯端末又は、ホスト端末は、インターネットを介して存在する一乃至複数のセンタ機関が提供するアプリケーションソフトを端末側の専用又は汎用のブラウザソフトウエアでデータの入出力を、行うものであっても良い。端末側は、一元管理用のアプリケーションソフトウエアをインストールせず、インターネットエクスプローラ(商標)、ファイヤーフォックス(商標)等のブラウザソフトのみをインストールしておき、このブラウザソフトを介して、センタの歯科情報一元管理用ソフトウエアを実行することによりデータの入出力を行うことが出来、端末側の記録装置の容量を気にせず、小型で簡易性を備えたものとなり得る。
尚、汎用ブラウザではなく、歯科情報一元管理用ソフトウエア起動専用のソフトを用いてもよい。
尚、端末側は、クラウド側のリソースに情報を全部蓄積する場合や、個人情報等、安全な管理を必要とする一部情報は、端末側に蓄積する場合もある。
クラウドの態様は例えば、情報の漏洩が問題となる範囲は、社内だけ、センタ機関だけ、又は、参加する歯科グループ内だけのプライベートクラウドとして、構築されたシステムが好ましいが、セキュリテイが確実であれば、外部のコンピュータによる情報提供サービス機関等によって構築されるパブリッククラウドで構成されても良いし、場合によっては、全部をプライベートクラウド、又はパブリッククラウドとしても良い。
データの一元管理は、各システムで取り扱っているデータ間に互換性があることが好ましいが、必ずしも互換性は必要なく、例えば、画面のハードコピーデータを用いる場合など、少なくとも、携帯端末上に表示され、操作できればよい場合もある。
本実施例では、外部データベースを設定したサーバと、携帯端末が通信可能な状態でリアルタイムに用いられることが好ましいが、これに限らず、操作が、携帯端末に一時的に記録され、サーバとの交信が可能になった時点で、一時的に記録されたデータがデータベースへ自動的に転送されるバッチ手法を用いても良い。
携帯端末は、ホストデバイスと、無線・有線で接続される他、口腔内カメラと有線又は無線で接続しても良く、この場合は、治療・予防の必要性がある歯、歯周の撮影位置決めを適格にできる。
携帯端末へのデータの入力は、上述のように、付設された押型、摺動型、指、ペンその他のものを画面に接触させて操作する型の操作ボタン、回転ダイヤルの他、画面上の仮想ボタン、仮想キーボード、口腔内カメラ等の周辺機器が接続する場合は、周辺機器上の上記ボタン、ダイヤルが例示され、その他、一体的に設置されたマイクロフォンによる音声入力記録、一体的又は別体的に設置されたカメラによるスキャニング記録機能を備えることで、自由入力が容易になる。尚、スキャニング記録機能は、歯科用カメラによって写真画像記録としても良い。
例えば、患者に説明する場合、歯科衛生士に治療手法を説明する場合その他、手書きで画面に表示することが適当である場合は、携帯端末から手書きで画面を入力すると、そのまま表示されたり、ホスト端末のモニター画面に同期して表示されたりすることで、患者への説明、他の従業者への説明をしてもよく、そのまま記録され、後で使用されてもよい。
特に口腔内画像に手書きで入力した場合は、そのまま患者のデータとして使用可能である。
音声データは、例えば、携帯端末画面上で、他の携帯端末使用者と話をする場合は、ウィンドウを指定することで、音声と画像を同時に表示するものであってもよい。
又、音声データは、そのまま文字データへ変換させたり、手書き文字も文字データに変換することで、記録容量を低減可能である。特に口腔内の診断を行う場合は、う蝕の状態など、予め専門的な用語を音声データとして登録しておき、携帯端末を介して入力される音声との比較照合により、文字データに変換することで、今まで、書き留めていたデータを、自動的に電子化データとすることができる。
予め登録しておく専門用語の音声サンプルとテキストデータのテーブルを記録装置に記録し、入力された音声データと音声サンプルデータを比較し、一致又は略一致した場合の音声サンプルデータに対応するテキストデータに変換することで、的確な歯科情報記録を可能とする。
このような、端末間での表示の同期は、歯科診療が、例えば共通の室内で行われる際、複雑な入力を携帯端末上から行うことは、時間がかかる為、キーボード、マウス等の入力インタフェースを装備したホスト端末からの入力を可能とすることで、迅速な入力が可能となるのである。
又、携帯端末、その他の端末を用いた歯科情報の一元管理においては、時系列的データの自動処理を行っても良い。例えば、治療後の患者の治療完了、治療休止時の日時をデータベースから読み出して、現在の日時と照合し、治療後、予め設定した相当期間が経過した際、携帯端末、又は、ホスト端末にその旨を表示する。或いは、そのままダイレクトメールを印字作成する。メールを送信する等を自動的に行っても良い。
携帯端末は、X線撮影装置、口腔内カメラ、顕微鏡、等の周辺機器と直接又はホスト端末を介して接続することで、例えば、これらの周辺機器による撮影出力を、リアルタイムで、携帯端末に表示し、患者名等で特定された患者用データホルダーへ記録する構成も取り得る。これらの周辺機器や歯科用チェア、照明器具等の動作の制御を携帯端末から行っても良い。その際は、制御操作の記録をログとして患者カルテに記録しておいてもよい。
患者用データフォルダは、ホスト端末を中心に、重複しない状態で、記録され、各端末からの検索により、読み出し可能とすることが好ましい。患者用データフォルダは、一時的使用においては、端末毎に存在するなど複数存在しても良いが、継続的に登録する際は、一つの記憶領域に存在することが好ましい。この記憶領域は、ホスト端末だけでなく、ネットワークを介した遠隔地にあっても良い場合もある。
当該携帯端末は、更に患者との音声、画像、文字による情報交換を可能としてもよく、特に携帯端末の汎用化が図られた場合は、患者も当該携帯端末を携行することも可能となる。患者が携行した場合は、患者にとって必要な情報のみ閲覧可能とすることが好ましい。
これは、例えば、スマートフォン、その他の携帯電話のアプリケーションソフトを上述した歯科用管理端末化する場合は、患者にも、専用のアプリケーションをインストールしてもらうだけで可能となる場合もある。
歯科用説明手段
本実施例は、歯科診療について、細分化して形成された動画を目的に応じて結合させて結合動画として再生することにより、患者ごとに治療の説明をする際、わかりやすい説明を可能とするものである。歯科医師は、細分化された動画を予め結合した既成動画列を使用しても良いが、事前に選択し編集結合してもよい。
歯科医師が事前に選択編集する手法は、セミカスタム的又は既存に結合された動画列を選択使用されるものであるが
更に全ての説明データを組み合わせて、少なくとも一つの動画列を作る実施例について図12を参照して詳細に説明する。
図12は、歯科医師が事前に一つの組み合わせ動画として設定する場合の動作を説明する為の図である。
1c01は、最初のメニューの表示である。既成動画列を示すリスト、セミカスタム的に結合編集可能なリスト、個々の細分化された動画のリストが表示され、目的に応じて
選択していく。
1c03は、どれを選択したかで実行ステップが分岐するステップで、NOの場合は、他の結合動画選択(図示せず)へ端子1c03aを介して移動する。YESの場合は、この結合動画に既に登録されているかを動画名検索や細分化動画データに付された固有の符号の組み合わせの検索等の手法により判断するステップ(1c04)へ移動し、仮に登録されている場合(yes)は、端子1c03aを介して、他の結合動画選択へ移行する。
登録されていない場合は、細分化データの一覧が表示され、更に編集領域が表示される。細分化データの一覧は、目的別によって、区分けがされていてもよく、系列化、ツリーの形成がされていても良い。
図12において、細分化動画選択が完了した時(1c06)、選択し結合された動画列の再生が、試験的に行われる(1c07)。
図13は、結合動画の組み合わせ例を示したものである。
1d01は、抜歯ち歯肉の回復動画、1d02は、隣在歯の傾斜動画、1d03は、対合歯の廷出動画、1d04は、支台歯の形成動画、25は、図1で示した加工物の説明動画、1d06は、加工物のセット装着を示す動画である。
これら個々の動画は、一つではなく複数の動画が存在しているほうが好ましい場合もある。
この結合動画1d00は、順番に組み合わせて連続して再生可能な一つの動画を作成するものであるが、個々の動画は、細分化されており、それぞれに、患者用定数、医師用定数が設定されていることが好ましい。個々の動画の形式は、例えば、WMV、api、MPEG形式であって、既成の動画編集ソフトウエアにより選択し順番に結合させればよい。
ステップ1c09において、既に結合動画が作成された状態であっても再選択したい場合は、細分化動画データの選択へ移行させるステップであり、1c10は、このメニューリストを保存するかどうかを選択するステップであり、保存する場合(yes)は、ステップ1c11で結合動画名を入力して登録保存される。
しない場合は、終了ステップで元に戻って、編集を行うか、そのまま終了するかが選択される(1c12)。
当該実施例は、更に細分化動画に患者自身の口腔内画像を登録してもよく、患者特有の治療、予防等の説明の一部として利用されても良い場合もある。
本実施例は、主にインフォームドコンセントに利用されるが、患者にとっての治療時間の短縮化や、説明の効率化からすれば、より効率の良い視聴が行われることが好ましいが、その場合には、細分化し、時間が数秒から数分の動画を、医師が患者に説明しながら、実行することで、医師が使用する用語の解説的で補助的な画面表示により、患者にとって、わかりやすい説明となる。
このリストの編集を、上述した携帯端末上で表示し、歯科医師が選択する。選択した状態を、患者が見る画面上に表示する。
又、患者と治療の話をしながら、簡易携帯端末上で、患者用の選択動画した組み合わせ動画列を作成して、これを患者用に表示する即席的形成も可能である。
即ち、主に歯科従業者が携行する表示部と入力インタフェースを具えた携帯端末、及び
患者、予防希望者(患者等とする。)が視聴可能な表示用モニターを具えた端末からなり、
歯科従業者が、患者等へ伝達する内容を含む動画、細分化した動画、又はその組み合わせ動画を携帯端末上で、検索し編集する。編集が終了した状態で、患者視聴用端末へ送信する。
更に歯科医師等が携帯端末を携行した状態で、患者等が視聴する端末の画面表示上の動画の再生、停止、患者データの表示、非表示などのリモート操作を行うものであっても良い。
又、患者が視聴している画像、データを、歯科従業者が携行する携帯端末上で同期的に表示してもよい。特に、図1で示す口腔内カメラで、患者の口腔内を表示し説明する場合は、説明と症例が一致し、よりわかりやすくなる。
更に本実施例では、図10で示す携帯端末で、動画データの編集をして、患者が見ることが出来るコンピュータ画像モニターに編集した画像を出力表示させても良い。
又、当該携帯端末により、患者が見ることができる歯科用コンピュータに接続したモニターへの動画表示の操作を可能としても良い。
ところで、このような歯科説明用動画ソフトウエアは、患者にわかりやすい説明を、適当なタイミングで、適当な時間、行うれることが好ましい。その場合、歯科衛生士や歯科医師等が口腔内を説明する際に、コンピュータに接続されたモニター画像が、この説明を補足する形で出力表示することが好ましい。
指定信号に対応した動画出力手段を、モニターに自動的に表示する。患者は、歯科医師の説明を聞きながら、表示モニター上でその説明に補足的な表示を見ることができる。
101 把持用筐体
101a 反射部材
101b 撮影ユニット
101c ミラー部
101d 操作用インタフェース
101e 操作用インタフェース
102 コンピュータ
103 ケーブル
104 ディスプレイ
105 キーボード
106 マウス
Claims (2)
- 撮像部を一端に具えた把持用筐体、前記把持用筐体に装着されるための装着部を後端に有し、先端に照明部材の照明光に照らされた口腔内組織面を前記撮像部へ伝達する平面鏡を前記撮像部のレンズ面に対し40度〜50度の角度で配置したミラー支持部を有し、両端を開放的に接続したミラー部よりなる口腔内撮影用カメラを歯列側面に沿って手動で徐々に動かしながら連写撮影して、連写画像を形成し、前記連写画像の共通部位に基づいて連結して得られる全歯のパノラマ実画像を形成する実画像形成手段、前記実画像形成手段で得られた歯列側面において治療部位に対し仮想的な治療を行う為の仮想形状を記憶する記憶手段、前記実画像形成手段で形成された全歯のパノラマ実画像上に前記記憶手段で記憶された仮想形状を合成させる合成手段よりなる歯科診療システム。
- 前記実画像形成手段で得られたパノラマ実画像と、合成又は併置して対比可能な状態でパノラマX線歯列画像を同一画面上に配置して表示する表示手段、及び歯垢を色にて区別する為に歯表面を着色する着色手段を備えた請求項1に記載の歯科診療システム。
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