JP5772386B2 - シールド部材及びシールド導電体 - Google Patents
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Description
本発明に係るシールド部材10及びシールド導電体11をコネクタ12に適用した実施形態1について、図1ないし図6を参照しつつ説明する。シールド導電体11は、図示しないハイブリッド自動車や電気自動車等の車両において、図示しないインバータ、モータ(ジェネレータ)、バッテリ間等の動力電線として配設される。本実施形態に係るコネクタ12は、インバータとモータとの間に配設されるシールド導電体11の端末に取り付けられて、図示しないインバータのケース(図示せず)に組み付けられる。以下では、上下方向については、図1を基準とし、前後方向については、図1の左方を前方、右方を後方として説明する。
コネクタ12は、合成樹脂製のコネクタハウジング13の内部に、複数の電線14の端末に接続された複数の端子金具15が収容されている。シールド導電体11は、複数の電線14と、この電線14を電磁的にシールドするシールド部材10と、を備える。シールド部材10は、電線14が挿通される金属製のブラケット16(第1シールド部材に相当)と、電線14が挿通されることで電線14を一括して包囲する編組線17(第2シールド部材に相当)と、編組線17の端部をブラケット16との間で加締めて保持するカシメリング18と、を備える。
金属製のブラケット16は、コネクタハウジング13に対して後方から外嵌可能とされており、図3及び図4に示すように、左右方向に細長い扁平な長円形状の筒部35と、筒部35の左右両端部から、筒部35の径方向外方に張り出す突出縁部36と、を備える。
続いて、本実施形態に係るコネクタ12の組み付け工程について説明する。なお、組み付け工程は、以下の説明に限定されない。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。まず、従来技術における問題点について図13を参照して説明する。従来技術に係るシールド部材においては、ブラケット116の筒部135には、筒部135の全周に亘って、筒部135の径方向外方に突出する突出縁部136が形成されている。この突出縁部136の筒部135に編組線をカシメリング118でカシメ付けると、筒部135には縮径される方向(図13における矢線Xで示す方向)の力が加わり、その力は筒部135に連なる突出縁部136によっても受けられる。筒部135の小径側の両端部(湾曲壁部分)に加わる強い縮径力は、突出縁部136が筒部135の全周にわたって連続しているから、筒部135のうち小径側の両端部以外の部分(湾曲壁間に位置する一対の対向壁)にも突出縁部136から押さえ込まれるような力を受け、結局、筒部135の対向壁にも強い力が加えられてしまい、筒部135は、その径方向内方(矢線Yで示す方向)に撓み変形してしまうと考えられる。
次に、本発明の実施形態2について図7ないし図8を参照しつつ説明する。本実施形態においては、突出縁部46の上下方向の高さ寸法は、湾曲壁38の上下方向の高さ寸法を略同じに設定されている。
次に、本発明の実施形態3について図9ないし図10を参照しつつ説明する。本実施形態においては、ブラケット55の突出縁部56の上下方向の高さ寸法は、一対の対向壁37,37の外面における上下方向の高さ寸法と略同じに形成されている。これにより、一対の対向壁37,37に形成された可撓領域Qの左右方向の幅寸法は、比較的に狭くなっている。
次に、本発明の実施形態4について図11ないし図12を参照しつつ説明する。本実施形態においては、一対の対向壁37,37には、対向壁37の肉厚方向の外方に突出する複数の突出部60が、互いに間隔を空けて形成されている。突出部60は突出縁部36とは離間して形成されている。突出部60は、ブラケット65がケースに取り付けられた状態で、ケースと接触するようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、一対の対向壁37,37は、筒部35の径方向外方について凸形状に僅かに湾曲する形状としたが、これに限られず、一対の対向壁37,37は、平坦な形状としてもよい。
11…シールド導電体
14…電線
16,45,55,65…ブラケット(第1シールド部材)
17…編組線(第2シールド部材)
18…カシメリング
35…筒部
36,46,56…突出縁部
37…対向壁
38…湾曲壁
60…突出部
P,Q,R…可撓領域
Claims (4)
- 互いに対向する一対の対向壁と前記一対の対向壁間を連ねる湾曲した一対の湾曲壁とからなる扁平な形状の筒部に電線が挿通される金属製の第1シールド部材と、
前記電線が挿通される編組線からなり端末部が前記筒部の一方の端部を覆った状態で外嵌される第2シールド部材と、
前記筒部に外嵌された前記編組線を外周側からかしめ付けて固定するカシメリングとを備えたシールド部材であって、
前記筒部の他方の端部のうち、少なくとも前記一対の湾曲壁には前記湾曲壁の肉厚方向の外方に突出する突出縁部が形成されており、
前記一対の対向壁には、前記突出縁部が形成されないことにより前記筒部の径方向外方に撓み変形可能な可撓領域が形成されているシールド部材。 - 前記一対の対向壁は、前記筒部の径方向外方について凸形状に湾曲している請求項1に記載のシールド部材。
- 前記一対の対向壁には、前記対向壁の肉厚方向の外方に突出すると共に、前記突出縁部と離間した複数の突出部が互いに間隔を空けて形成されており、複数の前記突出部のうち隣り合う突出部の間には複数の前記可撓領域が形成されており、前記突出部は機器のケースと接触する請求項1または請求項2に記載のシールド部材。
- 電線と、
互いに対向する一対の対向壁と前記一対の対向壁間を連結する湾曲した一対の湾曲壁とからなる扁平な形状の筒部に前記電線が挿通される金属製の第1シールド部材と、
前記電線が挿通される編組線からなり端末部が前記筒部の一方の端部側から外嵌される第2シールド部材と、
前記筒部に外嵌された前記編組線を外周側からかしめ付けて固定するカシメリングとを備えたシールド導電体であって、
前記筒部の他方の端部のうち、少なくとも前記一対の湾曲壁には前記湾曲壁の肉厚方向の外方に突出する突出縁部が形成されており、
前記一対の対向壁には、前記突出縁部が形成されないことにより前記筒部の径方向外方に撓み変形可能な可撓領域が形成されているシールド導電体。
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