JP5769425B2 - 制御システムおよび制御装置 - Google Patents
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Description
例えば、鉄道交通システムにおいて、車両の走行領域である沿線柵内に設置された機器の保守作業を実施する場合、保守作業員の安全を確保するために、中央指令室の指令員によって、架線等の電力供給設備への給電停止や、信号設備の制御等による車両進入防護(進入禁止)または対向側線路への減速指令などの措置が実施される。
例えば、鉄道交通システムにおいて、保守作業員が沿線柵内で保守作業中であるにもかかわらず、中央指令室の指令員の状況誤認識や誤操作により、安全措置が実施されず、あるいは、一旦実施された安全措置が解除されて、保守作業員を危険にさらすおそれがある。また、保守現場にいる保守作業員は、安全措置の実施状況を直接確認できない場合があり、安全措置が実施されているか否か不安を感じるおそれがある。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、作業現場付近に物理的なスイッチを設けて遠隔操作を遮断するものである。鉄道交通システムのように広域な作業現場が存在する場合、遠隔操作遮断用のスイッチを設けて保守作業員が現場にて遠隔操作を遮断できるようにするためには、膨大な数のスイッチを設ける必要があり、設置コストおよびメンテナン・スコストが多大となる。また、作業終了後にスイッチを入れ忘れると遠隔操作を行えなくなってしまい、この膨大な数のスイッチを適切に管理・運営して遠隔操作を適切に機能させることは事実上不可能と思われる。
このように、広域な作業現場を有するシステムに対しては、特許文献1に記載の技術のような、現場付近に遠隔操作遮断用のスイッチを設ける方法を適用することは出来ない。
図1は、本発明の一実施形態における鉄道交通制御システムの概略構成を示す構成図である。同図において、鉄道交通制御システム(制御システム)1は、中央制御装置(制御装置)100と、保守作業員端末装置200と、電力制御装置910と、信号制御装置920とを備える。中央制御装置100は、表示部110と、操作入力部120と、通信部130と、記憶部140と、制御情報通信部150と、制御部190とを具備する。保守作業員端末装置200は、表示部210と、操作入力部220と、通信部230と、記憶部240と、制御部(ロック要求生成部)290とを具備する。
電力制御装置910は、保守作業が行われるエリア(以下、「保守作業エリア」と称する)の架線に電力を供給する。保守作業員がこの架線に接触して感電するおそれがある点で、電力制御装置910は、保守作業の安全性に影響を及ぼす。
また、信号制御装置920は、保守作業エリアないしその周辺の信号機を制御する。信号制御装置920が、信号機の表示を、保守作業エリアへの進入を許可する表示とすると、電車が保守作業エリアに進入するおそれがある点で、信号制御装置920は、保守作業の安全性に影響を及ぼす。
表示部110は、液晶ディスプレイあるいはプラズマディスプレイ等の表示画面を有し、制御部190の制御に従って画像や文字等を表示する。特に、表示部110は、後述する作業指示書のフォームや、許可申請(指示確認済情報)や、対象機器900の制御状況に関する情報を表示する。
記憶部140は、作業指示書のフォームや、中央制御装置100による対象機器900の制御の状態を示す安全措置管理データなどの各種データや、制御部190の機能を実現するためのプログラム等を記憶する。また、記憶部140は、制御部190のワーキングメモリとして機能する。
制御部190は、中央制御装置100の具備するCPU(Central Processing Unit;中央制御装置)が記憶部140からプログラムを読み出して実行することにより実現され、中央制御装置100の各部を制御する。また、制御部190は、上述のように対象機器900を制御し、通信部130を介して制御状況を保守作業員端末装置200に通知する。
操作入力部220は、例えばキーボードやタッチパネル等の入力デバイスを有し、保守作業員による力操作を受け付ける。特に、操作入力部220は、表示部210が保守作業の許可申請のフォームとしての作業指示書を表示する状態において、当該許可申請のフォームへの必要事項の入力操作を受け付ける。
記憶部240は、保守作業員の要求に応じて表示部210が表示する路線図のデータなどの各種データや、制御部290の機能を実現するためのプログラム等を記憶する。また、記憶部240は、制御部290のワーキングメモリとして機能する。
制御部290は、保守作業員端末装置200の具備するCPUが記憶部240からプログラムを読み出して実行することにより実現され、保守作業員端末装置200の各部を制御する。特に、制御部290は、操作入力部220の受け付ける保守作業員の入力操作に応じて、保守可能状態(安全措置を実施している状態)を維持するよう中央制御装置100に要求するロック要求や、保守可能状態の維持を解除するよう中央制御装置100に要求するロック解除要求を生成し、通信部230を介して中央制御装置100に送信する。
図2は、保守作業員端末装置200の表示部210による作業指示書の表示例を示す図である。表示部210は、中央制御装置100から送信された作業指示書を通信部230が受信すると、制御部290の制御に従って、作業指示書を表示する。
同図において、作業指示書は、領域A11とA12とを含む。
領域A11は、保守作業内容の表示領域であり、作業の区分(Work category)を示す識別符号の表示領域A111と、現場監督者名(Work supervisor name)の表示領域A112と、連絡先(Contact)電話番号の表示領域A113と、保守作業日程(Date of Work)の表示領域A114と、保守作業時刻(Time)の表示領域A115と、作業の説明(Description of work)の表示領域A116と、保守作業場所(Location of work)の表示領域A117とを含む。
例えば、表示部210が図2の作業指示書を表示している状態において、保守作業員は、領域A11に示される各項目に間違いや不備が無いことを確認した上で、領域A121に表示される項目の中から、必要な安全措置をチェックする。
そして、通信部230は、制御部290から出力された許可申請を、中央制御装置100に送信する。
後述するように、中央制御装置100では、指令員が、保守作業員端末装置200から送信された許可申請を確認し、当該許可申請が受理されると、中央制御装置100は、対象機器900が保守可能状態となるように制御を行う。
図3に示すPINロックが行われていない状態におけるPIN入力画面は、保守作業員がPINロックを要求する際に、PINを入力する画面である。
同図に示すPIN入力画面において、図3の各部と同様の内容を表示する部分には、同一の符号(A21、A22、A23、A24、B21、C21、C22)を付し、説明を省略する。
アイコンC33は、領域A21に示される安全措置がPINロックされていることを示す。従って、アイコンC33が表示されている図4の状態では、原則として、保守作業員によってPINロックの解除要求が行われない限り、領域A21に示される臨速が行われ続ける。
また、アイコンC34は、領域A22に示される安全措置がPINロックされていることを示す。従って、アイコンC33が表示されている図4の状態では、原則として、保守作業員によってPINロックの解除要求が行われない限り、領域A22に示されるき電OFF状態が維持される。
また、図4では、図3のロック要求ボタンB22に代えて、PINロックの解除を要求するためのロック解除要求ボタンB32が表示されている。
同図において、領域A41には、保守作業エリアおよびその周辺における電力供給状況を示す図が表示されている。そして、×印のアイコンC411およびC413を表示し、さらには、両×印の間の路線の表示の輝度を抑えることによって、この×印C411およびC413の間の区間においてき電OFF(電力供給停止)となっていることが示されている。このき電OFFは、中央制御装置100が電力制御装置910を制御することによって行われる。
また、アイコンC412は、この×印C411およびC413の間の区間におけるき電OFFがPINロックされていることを示している。
領域A421は、安全措置の実施状況の表示領域であり、アイコンC421〜C424によって、安全措置の実施状況を表示している。アイコンC421は、アイコンC21(図3)と同様、安全措置として行われている臨速を象徴する。アイコンC422は、領域A41で示されているき電OFFを象徴する。また、アイコンC423は、アイコンC33(図4)と同様、アイコンC421の示す安全措置(臨速)がPINロックされていることを示し、アイコンC424は、アイコンC34と同様、アイコンC422の示す安全措置(き電OFF)がPINロックされていることを示す。
ここで、保守作業員端末装置200は、携帯用の端末装置であり、保守作業員端末装置200の表示画面は、中央制御装置100の表示画面よりも小さい。そこで、例えば、保守作業員端末装置200は、操作入力部220が受け付ける、保守作業員による画面選択操作に応じて、領域A41の図と領域A42の図とのうち、選択された図を表示する。
図6は、記憶部140の記憶する安全措置管理データのデータ構成を示す説明図である。
同図に示す安全措置管理データの1行が1つの保守作業に対応し、各行は、作業指示書番号格納欄と、PIN格納欄と、安全措置毎の状態情報格納欄とを有する。
ここで、電力制御装置910が電力を供給する区域は、予め幾つかの区間に分割されており、指令員は、この分割された区間毎に電力を供給するか否かを決定する。すなわち、指令員は、区間単位で安全措置を実施する。同様に、信号制御装置920が信号機を制御する区域は、予め幾つかの区間に分割されており、指令員は、この分割された区間毎に信号機に表示させる内容を決定する。すなわち、指令員は、区間単位で安全措置を実施する。そこで、安全措置管理データの各行は、電力制御装置910と信号制御装置920との各々について、分割された区間毎、すなわち、安全措置の実施単位毎に状態情報格納欄を有する。
図7は、中央制御装置100による作業指示書の生成から、中央制御装置100および保守作業員端末装置200による安全措置有効表示までの処理における鉄道交通制御システム1の動作例を示すシーケンス図である。鉄道交通制御システム1は、例えば線路上の電力設備に故障が発生した際に、同図の処理を開始する。
まず、中央制御装置100において、操作入力部120が、指令員による作業指示書の作成フォームの表示要求を受け付けると、制御部190は、記憶部140の記憶する作業指示書の作成フォームを読み出し、表示部110に表示させる(シーケンスS101)。
そして、通信部130は、制御部190から出力される作業指示書を作業指示書番号と共に、保守作業員端末装置200の通信部230に送信する(シーケンスS103)。
そして、上述したシーケンスS121において中央制御装置100から送信される作業指示書を、通信部230が受信すると、制御部290は、当該作業指示書を表示部210に表示させる(シーケンスS122)。
そして、制御部290は、シーケンスS123で生成した許可申請を通信部230に出力し、通信部230は、当該許可申請を中央制御装置100に送信する(シーケンスS124)。
保守作業員端末装置200では、通信部230が中央制御装置100からの受理通知を受信し、制御部290が、当該受理通知を表示部210に表示させる(シーケンスS131)。
図7の例では、指令員は、保守作業エリアへの電力供給停止指示用の押ボタンと、保守作業エリアへの車両進入禁止指示用の押ボタンとを押下する。そして、操作入力部120は、保守作業エリアへの電力供給停止を指示する情報と、保守作業エリアへの車両進入禁止を指示する情報とを、制御部190に出力する。
具体的には、制御部190は、操作入力部120から出力される保守作業エリアへの電力供給停止を指示する情報に基づいて、電力制御装置910が保守作業エリアへの電力供給を停止するよう指示する制御情報を、制御情報通信部150を介して電力制御装置910に送信する(シーケンスS142)。この制御情報に従って、電力制御装置910は、指定区間(保守作業エリア)への電力供給を停止する(シーケンスS144)。また、制御部190は、操作入力部120から出力される保守作業エリアへの車両進入禁止を指示する情報に基づいて、信号制御装置920が保守作業エリアへの車両進入禁止を示す信号表示を行うよう指示する制御情報を、制御情報通信部150を介して信号制御装置920に送信する(シーケンスS143)。この制御情報に従って、信号制御装置920は、その制御対象の信号機の信号表示を、指定区間(保守作業エリア)への車両進入禁止を示す信号表示とする(シーケンスS145)。
中央制御装置100では、制御部190が、対象機器900から送信された情報を、制御情報通信部150を介して取得する。そして、制御部190は、安全措置が有効となっていることを示す情報を、通信部130を介して保守作業員端末装置200に送信する(シーケンスS148)。
保守作業員端末装置200では、通信部230が、制御部190からの上記情報を受信して制御部290に出力し、制御部290は、安全措置が実施されている旨を、表示部210に表示させる(シーケンスS151)。
保守作業員端末装置200において、操作入力部220がPIN入力画面の表示要求を受け付けると、表示部210は、制御部290の制御に従って、PIN入力画面を表示する(シーケンスS162)。図3および図4で説明したように、PIN入力画面は、PINロックまたはPINロック解除を要求するための画面である。
例えば、操作入力部220は、その具備するキーボードからPINの入力を受け付けて、制御部290にPINを出力し、制御部290は、表示部210を制御して、PIN入力領域(図3の領域A24)にPINを表示させる。そして、操作入力部220は、ロック要求ボタン(図3のボタンB22)の押下を受け付けて、制御部290にPINロック要求を出力する。
ここで、PINを非公開とすることによって、各保守作業員は、自身のPINのみを入力可能となる。これにより、PINロック要求の際やPINロック解除要求の際に、PINをパスワードとして用いることができる。
また、制御部190は、PINロックが有効となったことを示す情報を通信部130に出力し、通信部130は、当該情報を保守作業員端末装置200に送信する(シーケンスS167)。
PINロックが有効となったことを保守作業員端末装置200にて確認した後、保守作業員は、保守作業を実行する。
これにより、中央制御装置100は、保守作業員端末装置200からの要求、すなわち、保守作業員による要求無しには、原則として安全措置を解除できない状態となり、そのことが保守作業員端末装置200に表示されるので、中央指令室の指令員の状況誤認識や誤操作により、安全措置が解除されて、作業員を危険にさらすことを防止できる。すなわち、保守作業員を危険にさらすおそれを軽減できる。
また、保守作業員は、安全措置が維持される状態となったことを確認できるので、保守作業員に不安を与えるおそれを軽減できる。さらには、保守作業員は、安全措置が維持される状態となったことを確認してから保守作業を開始できるので、指令員の状況誤認識や誤操作により安全措置が実施されずに、保守作業員を危険にさらすことを防止できる。
図9は、図7の一連の処理によって安全措置が有効となった後、中央制御装置100を操作することによってPINロックを行う際の鉄道交通制御システム1の動作例を示すシーケンス図である。以下では、中央制御装置100を操作することによって行うPINロックを、「マスターキーによるPINロック」と称する。
PINロック要求権限者が不在の場合、保守作業員は、マスターキーによるPINロックを要求する操作として、メール送信ボタンを押下(例えば、画面上でタッチ)する。操作入力部220が、この押下操作を受け付けると(シーケンスS182)、制御部290は、メール送信手段を提供する(シーケンスS183)。具体的には、制御部290は、表示部210を制御してメール生成画面を表示させ、操作入力部220の受け付ける文字入力操作に従って電子メールを生成する。そして、操作入力部220が電子メール送信操作を受け付けると、制御部290は、通信部230を介して中央制御装置100に電子メールを送信する。
なお、マスターキーによるPINロック要求を行う方法は、上述したメール送信による方法に限らない。例えば、保守作業員が、鉄道交通制御システム1から独立した電話装置を用いて指令員と音声通話を行って、マスターキーによるPINロックを要求するようにしてもよい。
その後、操作入力部120は、マスターキーによるPINロック操作を受け付け(シーケンスS185)、制御部190は、当該操作に応じてPINロック状態に遷移する(シーケンスS186)。例えば、操作入力部120が、指令員による作業指示書番号の入力を受け付け、制御部190は、当該作業指示書番号に従って、図6で説明した安全措置管理データの状態情報格納欄の値を「実施」から「ロック」に書き換える。
以下、シーケンスS187〜S189は、図8のシーケンスS166〜S168と同様である。
保守作業員は、保守作業を完了すると、PINロック解除を要求するために、PIN入力画面の表示要求を行う。操作入力部220が、このPIN入力画面の表示要求を受け付けると、表示部210は、制御部290の制御に従って、PIN入力画面を表示する(シーケンスS201)。
例えば、操作入力部220は、その具備するキーボードからPINの入力を受け付けて、制御部290にPINを出力し、制御部290は、表示部210を制御して、PIN入力領域(図4の領域A24)にPINを表示させる。そして、操作入力部220は、ロック解除要求ボタン(図4のボタンB32)の押下を受け付けて、制御部290にPINロック解除要求を出力する。
その後、制御部290は、シーケンスS121(図7)において受信した作業指示書に含まれる作業指示書番号と、シーケンスS202で入力されたPINとを含むPINロック解除要求を生成して通信部230に出力する。そして、通信部230は、作業指示書番号とPINとを含むPINロック解除要求を中央制御装置100に送信する(シーケンスS204)。
また、制御部190は、PINロックが解除されたことを示す情報を通信部130に出力し、通信部130は、当該情報を保守作業員端末装置200に送信する(シーケンスS208)。
操作入力部220が作業完了報告フォームの表示要求操作を受け付けると、制御部290は、当該要求に応じて、記憶部240が予め記憶する作業完了報告フォームを読み出す。そして、制御部290は、表示部210を制御して、作業完了報告フォームを表示させる(シーケンスS210)。
図11は、図8または図9の一連の操作によってPINロックが有効となった後、中央制御装置100を操作することによってPINロックを解除する際の鉄道交通制御システム1の動作例を示すシーケンス図である。以下では、中央制御装置100を操作することによって行うPINロック解除を、「マスターキーによるPINロック解除」と称する。
PINロック解除要求権限者が不在の場合、保守作業員は、マスターキーによるPINロック解除を要求する操作として、メール送信ボタンを押下(例えば、画面上でタッチ)する。操作入力部220が、この押下操作を受け付けると(シーケンスS222)、制御部290は、シーケンスS183(図9)で説明したのと同様に、メール送信手段を提供する(シーケンスS223)。
なお、マスターキーによるPINロック解除要求を行う方法は、上述したメール送信による方法に限らない。例えば、保守作業員が、鉄道交通制御システム1から独立した電話装置を用いて指令員と音声通話を行って、マスターキーによるPINロック解除を要求するようにしてもよい。
その後、操作入力部120が、マスターキーによるPINロック解除操作を受け付けると(シーケンスS225)、制御部190は、所定の手順が実行されたことを確認する処理を行う(シーケンスS226)。ここでいう所定の手順は、PINロックを解除し、さらに安全措置を解除しても危険が生じないことを確認する手順である。
例えば、制御部190は、記憶部140が予め記憶する「確認要員を派遣して、現場の安全を確認して下さい。」といったメッセージを読み出し、表示部110を制御して当該メッセージを表示させる。このメッセージを読んだ指令員は、自ら保守作業エリアに出向くか、あるいは保守作業エリアに最寄の作業基地に電話連絡して安全確認を依頼する。安全確認が完了した後、指令員は、操作入力部120にて安全確認完了を示す操作を行う。
以下、シーケンスS228〜S233は、図10のシーケンスS207〜S212と同様である。
図10のシーケンスS212または図11のシーケンスS233において送信された作業完了報告を通信部130が受信すると、制御部190は、表示部110を制御して当該作業完了報告を表示させる(シーケンスS261)。
保守作業員端末装置200では、通信部230が、中央制御装置100からの受理通知を受信し、制御部290が、当該受理通知を表示部210に表示させる(シーケンスS264)。
図12の例では、指令員は、保守作業エリアへの電力供給再開指示用の押ボタンと、保守作業エリアへの車両進入禁止解除指示用の押ボタンとを押下する。そして、操作入力部120は、保守作業エリアへの電力供給再開を指示する情報と、保守作業エリアへの車両進入禁止解除を指示する情報とを、制御部190に出力する。
そして、制御部190は、値が「ロック」となっている行が無いと判定した場合のみ、電力供給を再開する処理を行う。一方、値が「ロック」となっている行が有ると判定した場合、例えば、制御部190は、表示部110を制御して、値ら「ロック」となっている行の作業指示書番号と、安全措置を解除できない旨のメッセージとを表示させる。
そして、値が「ロック」となっている行が無いと判定すると、制御部190は、信号制御装置920が保守作業エリアへの車両進入禁止の信号表示を解除するよう指示する制御情報を、制御情報通信部150を介して信号制御装置920に送信する(シーケンスS267)。この制御情報に従って、信号制御装置920は、その制御対象の信号機に対する、指定区間(保守作業エリア)への車両進入禁止の信号表示とする制御を解除する(シーケンスS272)。
中央制御装置100では、制御部190が、対象機器900から送信された情報を、制御情報通信部150を介して取得する。そして、制御部190は、取得した情報に基づいて、安全措置が解除されたことを示す情報を、通信部130を介して保守作業員端末装置200に送信する(シーケンスS275)。
保守作業員端末装置200では、通信部230が、制御部190からの上記情報を受信して制御部290に出力し、制御部290は、安全措置が解除された旨を、表示部210に表示させる(シーケンスS291)。
その後、制御部190は、操作入力部220の受け付ける操作に従って、作業指示書の表示ウィンドウを閉じるように表示部210を制御する。
図13は、中央制御装置100が行う処理手順の概要を示すフローチャートである。中央制御装置100は、事故あるいは定期保守点検等により、保守作業の必要が生じた際に、保守作業毎に同図の処理を行う。
まず、中央制御装置100において、操作入力部120が、指令員による作業指示書の作成フォームの表示要求を受け付けると、制御部190は、記憶部140の記憶する作業指示書の作成フォームを読み出し、表示部110に表示させる(ステップS421)。この処理はシーケンスS101(図7)の処理に相当する。
そして、制御部190は、操作入力部120の受け付ける入力操作に応じて作業指示書を生成し、生成した作業指示書に作業指示書番号を付加して、通信部130に出力する(ステップS423)。ステップS422およびS423の処理は、シーケンスS102の処理に相当する。
その後図14の処理を終了し、ステップS402(図13)に進む。
まず、通信部130が、保守作業員端末装置200から送信される許可申請を待ち受ける(ステップS441)。そして、通信部130が、保守作業員端末装置200からの許可申請を受信すると、制御部190は、当該許可申請を、表示部110に表示させる(ステップS442)。ステップS441およびS442の処理は、シーケンスS125(図7)の処理に相当する。
操作入力部120が確認結果の入力操作を受け付けると、制御部190は、当該確認結果が問題無しを示すか否かを判定する(ステップS444)。例えば、指令員が、操作入力部120の有するキーボードにおいて「OK」と入力すると、制御部190は、問題無しを示すと判定する。一方、指令員が「NG」と入力し、続けて不備内容を入力すると、制御部190は、問題有りを示すと判定する。
問題有りを示すと判定した場合(ステップS444:NO)、制御部190は、確認結果に含まれる不備内容を通信部130に出力し、通信部130は、当該不備内容を保守作業員端末装置200に送信する(ステップS451)。その後、ステップS441に戻り、保守作業員端末装置200からの許可申請の再送信を待ち受ける。
その後、操作入力部120は、指令員による安全措置実施を指示する操作を待ち受ける。そして、操作入力部120は、安全措置の実施を指示する入力操作を受け付けると、受け付けた入力操作を示す情報を制御部190に出力する(ステップS462)。この処理はシーケンスS141の処理に相当する。
その後、制御部190は、対象機器900から送信される情報に基づいて安全措置が有効となっていることを検出し、安全措置が有効となっていることを示す情報を、通信部130を介して保守作業員端末装置200に送信する(ステップS464)。この処理はシーケンスS148の処理に相当する。
また、制御部190は、安全措置が実施されていることを、表示部110に表示させる(ステップS465)。この処理はシーケンスS152の処理に相当する。
その後、図15の処理を終了し、ステップS403(図13)に進む。
まず、通信部130は、保守作業員端末装置200からのPINロック要求の送信を待ち受ける。そして、通信部130は、保守作業員端末装置200からのPINロック要求を受信すると、当該PINロック要求を制御部190に出力する。一方、操作入力部120は、マスターキーによるPINロックを要求する操作を待ち受ける。そして、操作入力部120は、マスターキーによるPINロックを要求する操作を受け付けると、マスターキーによるPINロック要求を制御部190に出力する(ステップS501)。なお、シーケンスS184(図9)で説明した電子メールの受信および表示も、ステップS501にて行われる。
その後、ステップS501に戻り、再びPINロック要求を待ち受ける。
また、制御部190は、PINロックが有効となったことを示す情報を通信部130に出力し、通信部130は、当該情報を保守作業員端末装置200に送信する(ステップS533)。この処理はシーケンスS167の処理に相当する。
その後、図16の処理を終了し、ステップS404(図13)に進む。
一方、ステップS502において、操作入力部120からPINロック要求が出力されたと判定した場合(ステップS502:NO)、ステップS531に進む。すなわち、中央制御装置100は、マスターキーによるPINロックを要求されており、当該要求に基づいてPINロックを行う。
まず、通信部130は、保守作業員端末装置200からのPINロック解除要求の送信を待ち受ける。そして、通信部130は、保守作業員端末装置200からのPINロック解除要求を受信すると、当該PINロック解除要求を制御部190に出力する。一方、操作入力部120は、マスターキーによるPINロック解除を要求する操作を待ち受ける。そして、操作入力部120は、マスターキーによるPINロック解除を要求する操作を受け付けると、マスターキーによるPINロック解除要求を制御部190に出力する(ステップS601)。なお、シーケンスS222(図11)で説明した電子メールの受信および表示も、ステップS601にて行われる。
その後、ステップS601に戻り、再びPINロック解除要求を待ち受ける。
また、制御部190は、PINロックが解除されたことを示す情報を通信部130に出力し、通信部130は、当該情報を保守作業員端末装置200に送信する(ステップS643)。この処理はシーケンスS208の処理に相当する。
その後、図17の処理を終了し、ステップS405(図13)に進む。
一方、ステップS602において、操作入力部120からPINロック解除要求が出力されたと判定した場合(ステップS602:NO)、制御部190は、シーケンスS226で説明した、所定の手順が実行されたことを確認する処理を行う(ステップS631)。
PINロック解除不可と判定した場合(ステップS632:NO)、ステップS631に戻って安全確認完了を待ち受ける。一方、PINロック解除可能と判定した場合(ステップS632:YES)、ステップS641に進み、PINロックを解除する。
まず、操作入力部120は、指令員による作業完了報告の要否についての入力操作を待ち受ける(ステップS661)。図12では、作業完了報告が行われる場合について説明したが、作業完了報告を不要とする場合も考えられる。例えば、数日にわたる保守作業において、最終日のみ作業完了報告を必要とし、他の日は作業完了報告を不要としてもよい。そこで、操作入力部120は、指令員による作業完了報告の要否の入力を待ち受ける。
作業完了報告が不要と判定した場合(ステップS662:NO)、ステップS691に進み、後述する安全措置の解除処理を行う。
一方、作業完了報告が必要と判定した場合(ステップS662:YES)、制御部190は、通信部130を介して作業完了報告が必要であることを示す情報を保守作業員端末装置200に送信する(ステップS671)。
作業完了報告を通信部130が受信すると、制御部190は、表示部110を制御して当該作業完了報告を表示させる(ステップS673)。この処理はシーケンスS261(図12)の処理に相当する。
操作入力部120が確認結果の入力操作を受け付けると、制御部190は、当該確認結果が問題無しを示すか否かを判定する(ステップS674)。例えば、指令員が、操作入力部120の有するキーボードにおいて「OK」と入力すると、制御部190は、問題無しを示すと判定する。一方、指令員が「NG」と入力し、続けて不備内容を入力すると、制御部190は、問題有りを示すと判定する。
問題有りを示すと判定した場合(ステップS674:NO)、制御部190は、確認結果に含まれる不備内容を通信部130に出力し、通信部130は、当該不備内容を保守作業員端末装置200に送信する(ステップS679)。その後、ステップS672に戻り、保守作業員端末装置200からの作業完了報告の再送信を待ち受ける。
その後、操作入力部120は、作業完了報告にて安全を確認した指令員による安全措置の解除を指示する入力操作を待ち受ける。そして、操作入力部120は、安全措置の解除を指示する入力操作を受け付けると、受け付けた入力操作を示す情報を制御部190に出力する(ステップS681)。この処理は、シーケンスS265の処理に相当する。
そして、制御部190は、シーケンスS262〜S274(図12)で説明したように、記憶部140の記憶する安全措置管理データを参照して、解除対象の安全措置に対するPINロックが全ての保守作業において解除されているか否かを判定する(ステップS682、S683)。
一方、ステップS683において、全ての保守作業でPINロックが解除されていると判定した場合(ステップS683:YES)、制御部190は、操作入力部120から出力される情報に応じて、保守可能状態を解除して通常の状態となるよう対象機器900を制御する(すなわち、安全措置を解除する。ステップS684)。この処理はシーケンスS266〜S274(図12)の処理に相当する。
また、制御部190は、安全措置が解除されたことを、表示部110に表示させる(ステップS686)。この処理はシーケンスS281の処理に相当する。
その後、図18の処理を終了する。
図19は、保守作業員端末装置200が行う処理手順の概要を示すフローチャートである。保守作業員端末装置200は、電源を接続(ON)されると同図の処理を行う。
そして、保守作業員端末装置200の制御部290は、操作入力部220における保守作業員による入力操作の有無、および、通信部230における無線信号の受信の有無を確認する(ステップS702)。
情報表示を要求する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS711:YES)、制御部290は、表示部210を制御して、要求された図を表示させる(ステップS712)。その後、ステップS702に戻る。
一方、ステップS721において、許可申請送信後かつPINロックされる前と判定した場合(ステップS721:PINロック前状態)、保守作業員端末装置200は、PINロックを要求する処理を行い(ステップS723)、その後、ステップS702に戻る。
一方、ステップS721において、作業完了報告を要求されている状態にあると判定した場合(ステップS721:作業完了報告要求受付状態)、保守作業員端末装置200は、作業完了報告を生成して送信する処理を行い(ステップS725)、その後、ステップS702に戻る。
一方、ステップS721において、上記のいずれにも該当しないと判定しない場合、そのままステップS702に戻る。例えば、作業指示書を受信する前の状態が、この状態に該当し得る。
まず、制御部290は、中央制御装置100から送信された作業指示書を、許可申請のフォームとして表示部210に表示させる(ステップS751)。この処理はシーケンスS122(図7)の処理に相当する。
次に、操作入力部220が許可申請の必要事項の入力操作を受け付けると、制御部290は、操作入力部220の受け付ける入力に基づいて許可申請を生成する(ステップS752)。この処理はシーケンスS123の処理に相当する。
例えば、保守作業員が作業指示書の指示内容を確認する際に、保守作業の詳細手順を知りたい場合、作業マニュアルや作業対象機器の詳細データの表示を要求する操作を行う。そして、保守作業員端末装置200は、当該操作に応じて、作業マニュアルや作業対象機器の詳細データを表示する。さらに、保守作業員端末装置200が、作業エリアの天候情報など保守作業に関連する情報を表示するようにしてもよい。
一方、ステップS753において、詳細情報の表示を指示する操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS753:NO)、制御部290は、必要事項の入力が完了したか否かを判定する(ステップS761)。例えば、制御部290は、表示部110の表示する入力完了ボタンが押下されたか否かに基づいて、必要事項の入力が完了したか否かを判定する。
必要事項の入力が完了していないと判定した場合(ステップS761:NO)、ステップS752に戻って、制御部290は、引き続き許可申請の生成処理を行う。
その後、通信部230は、中央制御装置100からの許可申請の確認結果の送信を待ち受ける。そして、通信部230は、確認結果を受信すると、当該確認結果を制御部290に出力する(ステップS772)。
問題があったと判定した場合(ステップS773:NO)、制御部290は、確認結果から許可申請の不備内容を読み出し、読み出した不備内容を表示部210に表示させる(ステップS781)。その後、ステップS751に戻って、許可申請の修正処理を行う。
その後、通信部230は、中央制御装置100からの安全措置が有効となっていることを示す情報の送信を待ち受ける。当該情報を受信すると、通信部230は、受信した情報を制御部290に出力する(ステップS792)。そして、制御部290は、通信部230から出力される情報に基づいて、安全措置が有効となっている旨を表示部210に表示させる(ステップS793)。この処理はシーケンスS151(図7)の処理に相当する。
その後、図20の処理を終了し、ステップS702(図19)に戻る。
まず、制御部290は、操作入力部220が受け付けるPIN入力画面の表示要求に従って、表示部210を制御し、PIN入力画面を表示させる(ステップS801)この処理はシーケンスS161(図8)の処理に相当する。
その後、操作入力部220は、入力操作を待ち受けて、受け付けた入力操作の内容を示す情報を制御部290に出力する(ステップS802)。この処理はシーケンスS162
そして、制御部290は、操作入力部220がPINの入力操作およびPINロック要求操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS803)。
これらの操作を受け付けたと判定した場合(ステップS803:YES)、制御部290は、作業指示書番号とPINとを含むPINロック要求を生成して通信部230に出力する。そして、通信部230は、当該PINロック要求を中央制御装置100に送信する(ステップS811)。この処理はシーケンスS163の処理に相当する。
その後、ステップS812に進む。
その後、ステップS812に進む。
一方、ステップS841において、メール送信ボタンの押下操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS841:NO)、ステップS802に戻り、操作入力部220が入力操作を待ち受ける。
そして、制御部290は、確認結果に従って、PINロック要求に問題が無かったか否かを判定する(ステップS813)。例えば、制御部290は、確認結果が、ステップS533(図16)において送信されたPIN有効通知か、ステップS521において送信された不備内容かによって問題の有無を判定する。
問題があったと判定した場合(ステップS813:NO)、制御部290は、確認結果からPINロック要求の不備内容を読み出し、読み出した不備内容を表示部210に表示させる(ステップS821)。その後、ステップS802に戻って、操作入力部220が入力操作を待ち受ける。
その後、図21の処理を終了し、ステップS702(図19)に戻る。
まず、制御部290は、操作入力部220が受け付けるPIN入力画面の表示要求に従って、表示部210を制御し、PIN入力画面を表示させる(ステップS851)この処理はシーケンスS201(図10)の処理に相当する。
その後、操作入力部220は、入力操作を待ち受けて、受け付けた入力操作の内容を示す情報を制御部290に出力する(ステップS852)。この処理はシーケンスS202の処理に相当する。
これらの操作を受け付けたと判定した場合(ステップS853:YES)、制御部290は、表示部210を制御して、安全措置が解除され得る旨の警告を所定の時間表示させる(ステップS861)。この処理はシーケンスS203の処理に相当する。
その後、制御部290は、作業指示書番号とPINとを含むPINロック解除要求を生成して通信部230に出力する。そして、通信部230は、当該PINロック解除要求を中央制御装置100に送信する(ステップS811)。この処理はシーケンスS204の処理に相当する。
その後、ステップS863に進む。
その後、ステップS863に進む。
一方、ステップS891において、メール送信ボタンの押下操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS891:NO)、ステップS852に戻り、操作入力部220が入力操作を待ち受ける。
そして、制御部290は、確認結果に従って、PINロック解除要求に問題が無かったか否かを判定する(ステップS864)。例えば、制御部290は、確認結果が、ステップS633(図17)において送信されたPINロック解除通知か、ステップS621において送信された不備内容かによって問題の有無を判定する。
問題があったと判定した場合(ステップS864:NO)、制御部290は、確認結果からPINロック解除要求の不備内容を読み出し、読み出した不備内容を表示部210に表示させる(ステップS881)。その後、ステップS852に戻って、操作入力部220が入力操作を待ち受ける。
その後、図22の処理を終了し、ステップS702(図19)に戻る。
まず、操作入力部220が受け付けた作業完了報告フォームの表示要求操作に従って、制御部290は、記憶部240が予め記憶する作業完了報告フォームを読み出す。そして、制御部290は、表示部210を制御して、作業完了報告フォームを表示させる(ステップS901)この処理は、シーケンスS210(図10)ないしS231(図11)の処理に相当する。
そして、制御部290は、操作入力部220から出力される必要事項に従って、作業完了報告を生成する。そして、操作入力部220が作業完了報告の送信操作を受け付けると、制御部290は、生成した作業完了報告を、通信部230を介して中央制御装置100に送信する(スップS903)。
その後、通信部230は、作業完了報告の確認結果を待ち受ける。そして、通信部230は、当該確認結果を受信すると、受信した確認結果を制御部290に出力する(ステップS904)。
問題が有ったと判定した場合(ステップS905:NO)、制御部290は、確認結果からPINロック解除要求の不備内容を読み出し、読み出した不備内容を表示部210に表示させる(ステップS911)。その後、ステップS902に戻り、操作入力部220が入力操作を待ち受ける。
その後、図23の処理を終了し、ステップS702(図19)に戻る。
これにより、中央制御装置100は、保守作業員端末装置200からの要求、すなわち、保守作業員による要求無しには、原則として安全措置を解除できない状態となり、そのことが保守作業員端末装置200に表示されるので、中央指令室の指令員の状況誤認識や誤操作により、安全措置が解除されて、作業員を危険にさらすことを防止できる。すなわち、保守作業員を危険にさらすおそれを軽減できる。
また、保守作業員は、安全措置が維持される状態となったことを確認できるので、保守作業員に不安を与えるおそれを軽減できる。さらには、保守作業員は、安全措置が維持される状態となったことを確認してから保守作業を開始できるので、指令員の状況誤認識や誤操作により安全措置が実施されずに、保守作業員を危険にさらすことを防止できる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
100 中央制御装置
110 表示部
120 操作入力部
130 通信部
140 記憶部
150 制御情報通信部
190 制御部
200 保守作業員端末装置
210 表示部
220 操作入力部
230 通信部
240 記憶部
290 制御部
910 電力制御装置
920 信号制御装置
Claims (10)
- 保守作業の安全性に影響を及ぼす対象機器と、
前記保守作業を安全に行える状態である保守可能状態となるよう前記対象機器を制御する制御部と、通信を行う通信部と、を具備する制御装置と、
前記保守作業を行う保守作業員による入力操作を受け付ける操作入力部と、前記制御装置の前記制御部が前記対象機器を前記保守可能状態となるよう制御しているときに、前記操作入力部の受け付ける入力操作に応じて、前記保守可能状態を維持するよう前記制御装置に要求するロック要求を生成するロック要求生成部と、通信を行う通信部と、を具備する保守作業員端末装置と、
を備え、
前記保守作業員端末装置の前記通信部は、前記ロック要求を送信し、
前記制御装置の前記通信部は、前記ロック要求を受信し、
前記制御装置の前記制御部は、前記制御装置の前記通信部が受信する前記ロック要求に基づいて、前記保守可能状態を維持するよう前記対象機器を制御するロック状態に遷移し、また、前記制御装置の前記制御部は、1つの対象機器に対して複数のロック要求が行われた場合、当該ロック要求によるロック状態が全て解除された後に、当該対象機器を保守可能状態となるように制御する前記制御を解除する、ことを特徴とする制御システム。 - 前記制御装置は、入力操作を受け付ける操作入力部を具備し、
前記制御装置の前記通信部は、前記制御装置の前記操作入力部が受け付ける入力操作に従って、前記保守作業の内容を示す作業指示を前記保守作業員端末装置に送信し、
前記保守作業員端末装置の前記通信部は、前記作業指示を受信済みであるときに、前記保守作業員端末装置の前記操作入力部が受け付ける入力操作に従って、前記保守作業員が前記作業指示を確認したことを示す指示確認済情報を前記制御装置に送信し、
前記制御装置の前記制御部は、前記保守作業員端末装置から送信される前記指示確認済情報に基づいて、前記保守可能状態となるよう前記対象機器を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記制御装置の前記通信部は、前記制御部が、前記保守可能状態となるよう前記対象機器を制御すると、前記保守可能状態となったことを示す情報を前記保守作業員端末装置に送信し、
前記保守作業員端末装置の前記通信部は、前記保守可能状態となったことを示す情報を受信済みのときに、前記保守作業員端末装置の前記操作入力部の受け付ける前記入力操作に従って、前記ロック要求を前記制御装置に送信し、
前記制御装置の前記制御部は、前記保守作業員端末装置から送信される前記ロック要求に基づいて前記ロック状態に遷移する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御システム。 - 前記保守作業員端末装置の前記操作入力部は、前記保守作業員を識別するPINコードの入力を含むロック要求操作を受け付け、
前記保守作業員端末装置の通信部は、前記PINコードを含む前記ロック要求を送信し、
前記制御装置の前記制御部は、前記ロック要求に含まれるPINコードが、予め登録されたPINコードと一致すると判定した場合に前記ロック状態に遷移する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の制御システム。 - 前記制御装置の前記通信部と前記保守作業員端末装置の前記通信部とは無線通信を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の制御システム。
- 前記保守作業員端末装置の前記通信部は、前記ロック要求を送信済みのときに、前記保守作業員端末装置の前記操作入力部が受け付ける入力操作に従って、前記ロック状態の解除を要求するロック解除要求を送信し、
前記制御装置の前記制御部は、前記ロック解除要求に基づいて、前記ロック状態を解除する、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の制御システム。 - 前記保守作業員端末装置の前記操作入力部は、前記保守作業員を識別するPINコードの入力を含むロック解除要求操作を受け付け、
前記保守作業員端末装置の通信部は、前記PINコードを含む前記ロック解除要求を送信し、
前記制御装置の前記制御部は、前記ロック解除要求に含まれるPINコードが、予め登録されたPINコードと一致すると判定した場合に前記ロック状態を解除する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の制御システム。 - 前記制御装置は、入力操作を受け付ける操作入力部を具備し、
前記制御部は、前記制御装置の前記操作入力部が受け付ける入力操作に基づいて、前記ロック状態を解除する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 保守作業の安全性に影響を及ぼす対象機器を、保守作業を安全に行える状態である保守可能状態となるよう制御する制御部と、
前記保守可能状態を維持するよう要求するロック要求を受信する通信部と、
を具備し、
前記制御部は、前記保守可能状態となるよう前記対象機器を制御しているときに、前記通信部が前記ロック要求を受信すると、前記保守可能状態を維持するよう前記対象機器を制御するロック状態に遷移し、また、前記制御部は、1つの対象機器に対して複数のロック要求が行われた場合、当該ロック要求によるロック状態が全て解除された後に、当該対象機器を保守可能状態となるように制御する前記制御を解除する、ことを特徴とする制御装置。 - 前記通信部は、前記ロック状態の解除を要求するロック解除要求を受信し、
前記制御部は、前記ロック状態にあるときに、前記通信部が前記ロック解除要求を受信すると、当該ロック解除要求に基づいて前記ロック状態を解除する、ことを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
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