JP5757143B2 - トナー用樹脂、該トナー用樹脂を使用したトナー、該トナーを用いた現像剤、並びに該現像剤を用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
の画像形成に用いられるトナーの製造に適したトナー用樹脂、該トナー用樹脂を使用したトナー、該トナーを用いた現像剤、並びに該現像剤を用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
[1]ポリヒドロキシカルボン酸骨格を含有し、有機溶剤に可溶なトナー用樹脂であって、前記トナー用樹脂の構造が下記一般式(1)で表され、該一般式(1)において、少なくともXまたはZのどちらか一方に極性を示す官能基を有することを特徴とするトナー用樹脂。
X−(Y−Z)n (1)
ただし、Xは平面構造を有する骨格、Yはポリヒドロキシカルボン酸骨格、Zは芳香族化合物又はコレステロール、を表し、nは2以上の整数を表す。
[2]前記トナー用樹脂に含有される極性を示す官能基が酸性極性基であることを特徴とする上記[1]に記載のトナー用樹脂。
[3]前記極性を示す官能基として、カルボキシル基、スルホ基、またはそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1以上の官能基を有することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のトナー用樹脂。
[4]前記トナー用樹脂におけるXが複素環式化合物であることを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
[5]前記トナー用樹脂におけるXがイソシアヌレートであることを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
[6]前記トナー用樹脂におけるYがウレタン結合を有することを特徴とする上記[1]〜[5]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
[7]前記ウレタン結合がYの中央付近に位置することを特徴とする上記[6]に記載のトナー用樹脂。
[8]前記トナー用樹脂のガラス転移温度が57℃以上であり、かつ、90%RH環境下での圧縮試験においてその変形温度が53℃以上であることを特徴とする上記[1]〜[7]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
[9]前記トナー用樹脂の数平均分子量Mnが5000以上であることを特徴とする上記[1]〜[8]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
[10]前記トナー用樹脂が、光学活性モノマーからなるポリヒドロキシカルボン酸骨格を有し、下記式(2)で示される光学純度X(%)が、80%以下であることを特徴とする上記[1]〜[9]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
光学純度X(%)=|X(L体)−X(D体)| ・・・(2)
〔ただし、X(L体)は、光学活性モノマー換算での前記トナー用樹脂に含まれるL体比率(モル%)を表し、X(D体)は、光学活性モノマー換算での前記トナー用樹脂に含まれるD体比率(モル%)を表す。〕
[11]前記トナー用樹脂のポリヒドロキシカルボン酸骨格が、炭素数2〜6のヒドロキシカルボン酸が共重合した骨格であることを特徴とする上記[1]〜[10]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
[12]前記トナー用樹脂のポリヒドロキシカルボン酸骨格が、L−ラクチドとD−ラクチドの混合物を開環重合して得られたものであることを特徴とする上記[1]〜[11]のいずれかに記載のトナー用樹脂。
[13]上記[1]〜[12]のいずれかに記載のトナー用樹脂を使用して製造されたことを特徴とするトナー。
[14]前記トナーが、有機溶媒中に少なくとも、上記[1]〜[12]のいずれかに記載のトナー用樹脂を含む結着樹脂、着色剤、離型剤を溶解乃至分散させた溶液乃至分散液を水系媒体中で乳化乃至分散させて造粒して得られたものであることを特徴とする上記[13]に記載のトナー。
[15]前記トナーにおいてトナー表面が樹脂微粒子で被覆されていることを特徴とする上記[13]又は[14]に記載のトナー。
[16]上記[13]〜[15]のいずれかに記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
[17]更にキャリアを含むことを特徴とする上記[16]に記載の現像剤。
[18]静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像を上記[13]〜[15]のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、
前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、
記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程と、
を少なくとも有することを特徴とする画像形成方法。
[19]静電潜像担持体と、
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像を上記[13]〜[15]のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段と、
前記可視像を記録媒体に転写する転写手段と、
記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段と、
を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
[20]静電潜像を担持する静電潜像担持体と、
該静電潜像担持体上に担持された静電潜像を、上記[13]〜[15]のいずれかに記載のトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段と、
を少なくとも有してなり、
画像形成装置本体に着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
本発明に係るトナー用樹脂はポリヒドロキシカルボン酸骨格を含有し、有機溶剤に可溶なトナー用樹脂であって、前記トナー用樹脂の構造が下記一般式(1)で表され、該一般式(1)において、少なくともXまたはZのどちらか一方に極性を示す官能基を有することを特徴としている。
X−(Y−Z)n (1)
ただし、Xは平面構造を有する骨格、Yはポリヒドロキシカルボン酸骨格、Zは剛直性骨格、を表し、nは2以上の整数を表す。
Xとして使用される平面構造を有する分子としては、2官能性であれば、芳香環を有する、レゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、1,3−ジヒドロキシナフタレン、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート(略称:BHET)、ビス(2−ヒドロキシプロピル)テレフタレート(略称:BHPT)のようなジオール系化合物、3官能性であれば、イソシアネート基やエポキシ基のようにポリヒドロキシカルボン酸骨格(Y)との反応性を有する官能基であればいずれも用いることができるが、中でも下記式で表されるイソシアヌレート骨格は、耐熱性向上の観点から好ましい。
X(%)=|X(L体)−X(D体)| ・・・(2)
〔ただし、X(L体)は、光学活性モノマー換算での前記トナー用樹脂に含まれるL体比率(モル%)を表し、X(D体)は、光学活性モノマー換算での前記トナー用樹脂に含まれるD体比率(モル%)を表す。〕
X(L体)% = 100× S(L)/(S(L)+S(D))
X(D体)% = 100× S(D)/(S(L)+S(D))
光学純度X% = |X(L体)−X(D体)|
なお、当然のことながら、原料で用いているL体、D体は光学異性体であり、光学異性体は、光学特性以外の物理的、化学的性質は同じであるため、重合に用いた場合その反応性は等しく、モノマーの成分比と重合体におけるモノマーの成分比は同じとなる。
上記光学純度が80%以下であると、溶剤溶解性、樹脂の透明性が向上するため好ましい。
−トナーの製造方法−
前記トナーを構成するコア粒子の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適
宜選択することができ、例えば混練粉砕法、乳化凝集法、溶解懸濁法、溶解乳化法、懸濁造粒法、懸濁重合法やエステル伸長法等が挙げられる。以下にこれらを詳細に説明する。
混練粉砕法の場合、ステップ1の前混合工程と、ステップ2の溶融混練工程と、ステップ3の粉砕工程と、ステップ4の分級工程とを含む。
以下に、ステップ1〜ステップ4の各製造工程について詳細に説明する。
ステップ1の前混合工程では、少なくとも結着樹脂、着色剤および疎水性微粒子を混合機によって乾式混合して混合物を作製する。混合物には、結着樹脂、着色剤および疎水性微粒子の他に、その他のトナー添加成分が含有されていてもよい。その他のトナー添加成分としては、たとえば、前述の離型剤、帯電制御剤などが挙げられる。
乾式混合に用いられる混合機としては、公知のものを使用でき、たとえば、ヘンシェルミキサ(商品名:FMミキサ、三井鉱山株式会社製)、スーパーミキサ(商品名、株式会社カワタ製)、メカノミル(商品名、岡田精工株式会社製)などのヘンシェルタイプの混合装置、オングミル(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)、ハイブリダイゼーションシステム(商品名、株式会社奈良機械製作所製)、コスモシステム(商品名、川崎重工業株式会社製)などが挙げられる。
ステップ2の溶融混練工程では、前混合工程で作製された混合物を溶融混練して溶融混練物を作製する。混合物の溶融混練は、結着樹脂の軟化点以上、熱分解温度未満の温度に加熱して行われ、結着樹脂を溶融または軟化させて結着樹脂中に結着樹脂以外のトナーの各原料を分散させる。
溶融混練に使用される混練機としては公知のものを使用でき、たとえば、ニーダ、二軸押出機、二本ロールミル、三本ロールミル、ラボブラストミルなどの一般的な混練機を用いることができる。さらに具体的には、たとえば、TEM‐100B(商品名、東芝機械株式会社製)、PCM‐65/87、PCM‐30(以上いずれも商品名、株式会社池貝製)などの1軸または2軸のエクストルーダや、MOS320‐1800、ニーデックス(以上いずれも商品名、三井鉱山株式会社製)などのオープンロール型混練機などが挙げられる。トナー原料の混合物は、複数の混練機を用いて溶融混練されても構わない。
ステップ3の粉砕工程では、溶融混練工程にて得られた溶融混練物を冷却して固化させた後、粉砕して粉砕物を作製する。すなわち、冷却固化された溶融混練物は、まずハンマーミルまたはカッティングミルなどによって、たとえば体積平均粒径100μm以上5mm以下程度の粗粉砕物に粗粉砕される。その後、得られた粗粉砕物は、たとえば体積平均粒径15μm以下の粉砕物にまでさらに微粉砕される。
粗粉砕物の微粉砕には、たとえば、超音速ジェット気流を利用して粉砕するジェット式粉砕機、高速で回転する回転子(ロータ)と固定子(ライナ)との間に形成される空間に粗粉砕物を導入して粉砕する衝撃式粉砕機などを用いることができる。なお、冷却固化された溶融混練物は、ハンマーミルまたはカッティングミルなどによる粗粉砕を経ることなく、直接ジェット式粉砕機または衝撃式粉砕機などにより粉砕されてもよい。
ステップ4の分級工程では、粉砕工程にて作製された粉砕物から、分級機を用いることによって、過粉砕トナー粒子(以下、「過粉砕物」と記す場合がある)や粗大トナー粒子(以下、「粗粉」と記す場合がある)を除去する。過粉砕トナー粒子や粗大トナー粒子は、他のトナーの製造に再利用するために回収して使用することもできる。分級には、遠心力による分級や風力による分級によって過粉砕トナー粒子や粗大トナー粒子を除去できる公知の分級機を使用することができ、たとえば、旋回式風力分級機(ロータリー式風力分級機)などを使用することができる。分級は分級条件を適宜調整して、分級後に得られるトナー粒子の体積平均粒径が3μm以上15μm以下となるように行われることが好ましい。
乳化凝集法の場合、ステップ1の凝集工程と、ステップ2の付着工程と、ステップ3の融合工程を含む方法により製造される。結着樹脂粒子は一般に乳化重合などにより製造される。
(凝集工程)
ステップ1の凝集工程では、結着樹脂粒子を調製する段階で重合性単量体により結着樹脂粒子を調製し、結着樹脂粒子をイオン性界面活性剤により溶媒中に分散させる。続いて、これと反対極性イオン性界面活性剤で分散された着色剤等のその他のトナー構成材料を混合してヘテロ凝集を生じさせて凝集粒子を形成する。
ステップ2の付着工程では、必要に応じて、樹脂粒子が形成された溶液に更に樹脂粒子を添加して、凝集粒子表面に付着させて、凝集粒子表面を被覆する被覆層を形成する。これによりコアシェル構造を有するトナーを得ることができる。
ステップ3の融合工程では、凝集工程あるいは付着工程を経た後の凝集粒子を、これに含まれる結着樹脂のうち最も高いガラス転移点あるいは融点を有する樹脂の当該ガラス転移点あるいは融点以上に加熱することにより凝集粒子を融合する。
そして、その後、洗浄、乾燥を経てトナーを得る。
更にこの付着工程は複数回、くり返し実施してもよい。
溶解懸濁法の場合、結着樹脂、着色剤、及び、必要に応じて用いられる離型剤等のその他の成分を、一旦、たとえば、酢酸エチルの如きこれを溶解する有機溶剤に溶解し、ついでこれを溶解しないたとえば水系溶媒中に燐酸カルシウムの如き無機微粒子や、ポリビニルアルコールやポリアクリル酸ナトリウムの如き有機の分散剤とともに、たとえばTKホモミキサーの如きホモジナイザーにより、機械的せん断力を与えて、分散させる。
ついで、得られた分散液をたとえば1M塩酸水溶液中に添加し、分散剤成分を溶解、除去した後、ろ紙を用いてヌッチェなどによって固液分離した後に、粒子中に残存する溶媒成分を留去する工程を経てトナーを得る。
溶解乳化法の場合は、結着樹脂成分を溶解するたとえば酢酸エチルの如き溶媒中に溶解したのち、これをイオン性界面活性剤の存在下、たとえばTKホモミキサーの如きホモジナイザーによる機械的せん断力とたとえばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のイオン性界面活性剤の界面活性力によって乳化樹脂粒子を得た後、減圧蒸留等によって残存する溶媒分を留去することで、樹脂粒子分散液を得る。
続いてこれ以降は、この樹脂粒子分散液を用いて乳化凝集法と同様にしてトナーを得る。
懸濁造粒法の場合、重合性単量体をあらかじめ予備重合させGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定から求められる重量平均分子量Mwが3000〜15000の予備重合体を含む重合体溶液を調製後、この溶液に着色剤、重合性単量体、重合開始剤、さらに必要に応じて離型剤等のその他の成分を加え、続いて、これを無機分散剤あるいは有機分散剤の存在下において、機械的せん断力を与え懸濁させた後、攪拌せん断を与えながら、熱エネルギーを付与することによって重合体粒子を得ることもできる。
懸濁重合法の場合、重合性単量体、重合開始剤、着色剤、離型剤等を含有する重合性混合物を、懸濁安定剤を含有する水系媒体中に投入し、撹拌することで重合粒子を形成することで製造することができる。更に好ましくは、重合性単量体、重合開始剤、着色剤、離型剤、カチオン性重合体、を含有する重合性混合物、アニオン性分散剤を添加した水性分散媒系中に投入し、撹拌下に造粒する懸濁重合法が望ましい。このように造粒されたトナーは、離型剤が懸濁粒子中に内包され、定着性や耐オフセット性が顕著に改善される。
少なくとも結着樹脂を有するトナー材料の溶解液乃至分散液を水系媒体中に乳化乃至分散させ、乳化液乃至分散液を調製した後、トナーを造粒(水系造粒)する方式である。この方式としては例えば以下の工程〔1〕〜〔4〕から成る。
前記トナー材料の溶解液乃至分散液は、着色材、結着樹脂などのトナー材料を有機溶剤
に溶解乃至分散させることにより調製される。なお、前記有機溶剤は、トナーの造粒時乃
至造粒後に除去される。
前記水系媒体としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、水、該水と混和可能なアルコール、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類、低級ケトン類、など溶剤、これらの混合物などが挙げられるが、これらの中でも、水が特に好ましい。
前記水系媒体の調製は、例えば、樹脂微粒子のような分散安定化剤を前記水系媒体に分散させることにより行うことができる。樹脂微粒子の水系媒体中への添加量としては、特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができ、例えば、0.5〜10質量%が好ましい。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも微細な球状の樹脂粒子の水性分散液が得られ易い点で、ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂およびポリエステル樹脂から選択される少なくとも1種で形成されているのが好ましい。
前記トナー材料を含む溶解液乃至分散液を前記水系媒体中で乳化乃至分散させる際、トナー材料を含む溶解液乃至分散液を前記水系媒体中で攪拌しながら分散させるのが好ましい。分散の方法としては、特に限定されるものではないが、ホモジナイザー(IKA社製)、ポリトロン(キネマティカ社製)、TKオートホモミキサー(特殊機化工業社製)等のバッチ式乳化機、エバラマイルダー(在原製作所社製)、TKフィルミックス、TKパイプラインホモミキサー(特殊機化工業社製)、コロイドミル(神鋼パンテック社製)、スラッシャー、トリゴナル湿式微粉砕機(三井三池化工機社製)、キャピトロン(ユーロテック社製)、ファインフローミル(太平洋機工社製)等の連続式乳化機、マイクロフルイダイザー(みずほ工業社製)、ナノマイザー(ナノマイザー社製)、APVガウリン(ガウリン社製)等の高圧乳化機、膜乳化機(冷化工業社製)等の膜乳化機、バイブロミキサー(冷化工業社製)等の振動式乳化機、超音波ホモジナイザー(ブランソン社製)等の超音波乳化機等が挙げられる。中でも、粒径の均一化の観点から、APVガウリン、ホモジナイザー、TKオートホモミキサー、エバラマイルダー、TKフィルミックス、TKパイプラインホモミキサーを用いることが好ましい。
次に、前記乳化乃至分散により得られた乳化スラリーから有機溶剤を除去する。有機溶剤の除去は、(1)反応系全体を徐々に昇温させて、油滴中の有機溶剤を完全に蒸発除去する方法、(2)乳化分散体を乾燥雰囲気中に噴霧して、油滴中の非水溶性有機溶剤を完全に除去してトナー微粒子を形成し、併せて水系分散剤を蒸発除去する方法等が挙げられる。
本発明によるトナーは、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。その他の成分としては、帯電制御剤、異形化剤、着色剤、離型剤、無機微粒子、流動性向上剤、クリーニング性向上剤、磁性材料、などが挙げられる。
本発明によるトナーは、トナーの帯電性を制御することを目的として、帯電制御剤をトナー中に含有させることができる。帯電制御剤としては、特に制限はなく、下記の各材料が挙げられる。
本発明によるトナーは、カラートナーの形状を異形化することを目的として、異形化剤を有してもよい。異形化剤としては、この目的が達成できるものであれば、目的に応じて適宜選択することができるが、層状無機鉱物が有する層間のイオンの少なくとも一部を有機物イオンで変性した層状無機鉱物を含有することが好ましい。本発明において異形化剤として用い得る層状無機鉱物が有する層間のイオンの少なくとも一部を有機物イオンで変性した層状無機鉱物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、スメクタイト系の基本結晶構造を持つものを有機カチオンで変性したものが望ましい。また、層状無機鉱物の2価金属の一部を3価の金属に置換することにより、金属アニオンを導入することができる。しかし、金属アニオンを導入すると親水性が高いため、金属アニオンの少なくとも一部を有機アニオンで変性した層状無機化合物が望ましい。
[一般式中、R1は炭素数13を有するアルキル基、R2は炭素数2〜6を有するアルキレン基を表し、nは2から10の整数を表し、Mは1価の金属元素を表す]
本発明において、着色剤としては、特に制限はなく、公知の着色剤から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明によるトナーに用い得る離型剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、ワックス類、等が好適に挙げられる。このワックス類としては、特に脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス、ポリエチレンワックス、モンタンワックス及び酸化ライスワックスを単独又は組み合わせて使用することができる。カルナウバワックスとしては、微結晶のものがよく、酸価が5以下であり、トナーバインダー中に分散した時の粒子径が1μm以下の粒径であるものが好ましい。モンタンワックスについては、一般に鉱物より精製されたモンタン系ワックスを指し、カルナウバワックス同様、微結晶であり、酸価が5〜14であることが好ましい。酸化ライスワックスは、米ぬかワックスを空気酸化したものであり、その酸価は10〜30が好ましい。その理由は本発明のトナー結着樹脂に対してこれらのワックスは適度に微分散するため後述するようにオフセット防止性と転写性・耐久性ともに優れたトナーとすることが容易なためである。これらワックス類は1種又は2種以上を併用して用いることができる。
本発明によるトナーは、トナー粒子に流動性、現像性、帯電性等を付与するための外添剤として無機微粒子を有してもよい。
流動性向上剤は、表面処理を行って、疎水性を上げ、高湿度下においても流動特性や帯電特性の悪化を防止可能なものを意味し、例えば、シランカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリング剤、アルミニウム系のカップリング剤、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル、などが挙げられる。なかでも、シリカ及び酸化チタンは、このような流動性向上剤により表面処理行い、疎水性シリカ、疎水性酸化チタンとして使用するのが好ましい。
クリーニング性向上剤は、感光体や一次転写媒体に残存する転写後の現像剤を除去するためにトナーに添加され、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸等の脂肪酸金属塩、ポリメチルメタクリレート微粒子、ポリスチレン微粒子等のソープフリー乳化重合により製造されたポリマー微粒子、などが挙げられる。このポリマー微粒子は、比較的粒度分布が狭いものが好ましく、体積平均粒径が0.01μm〜1μmのものが好適である。
磁性材料としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のもののなかから適宜選択することができ、例えば、鉄粉、マグネタイト、フェライト、等が挙げられる。これらの中でも、色調の点で白色のものが好ましい。
本発明による現像剤は、上述の本発明によるトナーを少なくとも含有してなり、キャリア等の適宜選択したその他の成分を含有してなる。本発明による現像剤としては、一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の向上に対応した高速プリンター等に使用する場合には、寿命向上等の点で二成分現像剤が好ましい。
キャリアとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、芯材と、この芯材を被覆する樹脂層とを有するものが好ましい。
本発明による画像形成方法は、静電潜像形成工程と、現像工程と、転写工程と、定着工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、除電工程、クリーニング工程、リサイクル工程、制御工程等を含む。
静電潜像形成工程は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程である。静電潜像担持体(「電子写真感光体」、「感光体」、「像担持体」と称することがある)としては、その材質、形状、構造、大きさ、等について特に制限はなく、公知のもののなかから適宜選択することができるが、その形状としてはドラム状が好適に挙げられ、その材質としては、例えばアモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体(OPC)、などが挙げられる。これらのなかでも、長寿命性の点でアモルファスシリコン等が好ましい。
現像工程は、静電潜像を、本発明のトナー又は現像剤を用いて現像して可視像を形成する工程である。可視像の形成は、例えば、静電潜像を本発明のトナー乃至現像剤を用いて現像することにより行うことができ、現像手段により行うことができる。現像手段は、例えば、本発明のトナー乃至現像剤を用いて現像することができる限り、特に制限はなく、公知のもののなかから適宜選択することができ、例えば、本発明のトナー乃至現像剤を収容し、静電潜像に現像剤を接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好適に挙げられる。
転写工程は、可視像を記録媒体に転写する工程であるが、中間転写体を用い、中間転写体上に可視像を一次転写した後、この可視像を記録媒体上に二次転写する態様が好ましく、トナーとして二色以上、好ましくはフルカラートナーを用い、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写工程と、この複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写工程とを含む態様がより好ましい。転写は、例えば、可視像を転写帯電器を用いて静電潜像担持体(感光体)を帯電することにより行うことができ、転写手段により行うことができる。転写手段としては、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写手段と、この複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写手段とを有する態様が好ましい。なお、中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体のなかから適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
定着工程は、記録媒体に転写された可視像を定着手段を用いて定着させる工程であり、各色のトナーに対し記録媒体に転写する毎に行ってもよいし、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。定着手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組合せ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組合せ、などが挙げられる。定着手段が、発熱体を具備する加熱体と、この加熱体と接触するフィルムと、このフィルムを介して加熱体と圧接する加圧部材とを有し、フィルムと加圧部材の間に未定着画像を形成させた記録媒体を通過させて加熱定着する手段であることが好ましい。加熱加圧手段における加熱は、通常、80℃〜200℃が好ましい。なお、本発明においては、目的に応じて、定着工程及び定着手段と共に或いはこれらに代えて、例えば、公知の光定着器を用いてもよい。
<<除電工程及び除電手段>>
除電工程は、静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加して除電を行う工程であり、除電手段により好適に行うことができる。除電手段としては、特に制限はなく、静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加することができればよく、公知の除電器のなかから適宜選択することができ、例えば、除電ランプ等が好適に挙げられる。
クリーニング工程は、静電潜像担持体上に残留するトナーを除去する工程であり、クリーニング手段により好適に行うことができる。クリーニング手段としては、特に制限はなく、静電潜像担持体上に残留する電子写真トナーを除去することができればよく、公知のクリーナのなかから適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレードクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナ等が好適に挙げられる。
リサイクル工程は、クリーニング工程により除去したトナーを現像手段にリサイクルさせる工程であり、リサイクル手段により好適に行うことができる。リサイクル手段としては、特に制限はなく、公知の搬送手段等が挙げられる。
制御工程は、本発明による画像形成方法の各工程を制御する工程であり、制御手段により好適に行うことができる。制御手段としては、各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
本発明で用いるプロセスカートリッジは、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に担持された静電潜像を、トナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段とを、少なくとも有してなり、画像形成装置本体に着脱可能であり、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段を有してなる。
前記プロセスカートリッジは、各種電子写真方式の画像形成装置に着脱可能に備えさせることができ、本発明で用いる画像形成装置に着脱可能に備えさせるのが好ましい。
(分子量、残留モノマー量の測定)
装 置:GPC(東ソー(株)製)、 検出器:RI、測定温度:40℃、
移動相:テトラヒドロフラン、 流 量:0.45mL/min.
分子量Mn、Mw、及び分子量分布Mw/Mnは、夫々、分子量既知のポリスチレン試料によって作成した検量線を標準としてGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)にて測定される数平均分子量、重量平均分子量、分子量分布である。
装置:TMA(SIIナノテクノロジー(株)製、EXSTAR7000)
試料5〜10mgを3mmφ、厚さ1mmのダイに充填し、ハンドプレスにて圧縮し、錠剤成形したものを測定に供した。装置付属の温度/湿度制御装置を使用し、90%RH条件下で30℃から90℃まで2℃/min.で昇温し、標準プローブを用いて圧縮力100mNで加圧してその変位を追った。得られたサーモグラムにおけるピークトップを90%RH熱変形温度とし、評価を行った。
装置:DSC(TAインスツルメンツ社製、Q2000)
試料5〜10mgをアルミ製の簡易密閉パンに充填したものを以下の測定フローに供した。
1st Heating:30℃〜220℃、5℃/min.、220℃到達後1分保持
冷却 :温度制御なしで−20℃までクエンチ、−20℃到達後1分保持
2nd Heating:−20℃〜180℃、5℃/min.
ガラス転移温度は、2nd Heatingのサーモグラムにおいてミッドポイント法を採用して値を読み取り、ガラス転移温度として評価を行った。
合成して得られた樹脂1.5gを8.5gの酢酸エチル、テトラヒドロフラン、トルエンの三種の溶媒に20mLのスクリューバイアル中で24時間撹拌し、目視により溶存成分がないか確認した。三種の溶剤全てに溶解したものを有機溶剤可溶性ありとして判定した。
フラスコ中に、L−ラクチド85.0質量部、D−ラクチド15.0質量部、および開始剤としてコレステロール24質量部を投入し、内温を徐々に昇温し減圧条件下で脱水処理を行った。次いで、N2パージ下でさらに昇温し、目視下で系が均一化したことを確認した後、2−エチルヘキサン酸スズ0.03質量部を系に投入して重合反応を行った。この際、系の内温が190℃を超えないように制御した。2時間の反応時間経過後、系を再び流出ラインに切り替え、減圧条件下で未反応のラクチドを除去し、重合反応を完結させ、樹脂Aを得た。
製造例1において、使用する開始剤の種類および量、ラクチドの量を表1に示す通りに変更した以外は製造例1と同様の手順により樹脂B〜Kを合成した。ただし、化合物Pとは以下に示したような構造のものである。
フラスコ中に、樹脂Aを149質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、系の温度を150℃に保ち、BAYER社製の「Bayhydur XP2655」(以下、化合物Qという)を15質量部、2−エチルヘキサン酸スズ0.20質量部を加えて反応させ、樹脂1を得た。なお、化合物Qは一般式(1)におけるYと反応する官能基数は3.2であり、極性を有する官能基としてスルホ基を有している。
フラスコ中に、樹脂Bを149質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、系の温度を150℃に保ち、化合物Qを15質量部、2−エチルヘキサン酸スズ0.20質量部を加えて反応させ、樹脂2を得た。
フラスコ中に、樹脂Bを153質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、化合物Pを6.7質量部加えて反応させ、樹脂3を得た。
フラスコ中に、樹脂Cを268質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、化合物Pを6.7質量部加えて反応させ、樹脂4を得た。
フラスコ中に、樹脂Dを153質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、化合物Pを6.7質量部加えて反応させ、樹脂5を得た。
フラスコ中に、樹脂Eを76質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、樹脂Jを76質量部加えて反応させ、樹脂6を得た。
フラスコ中に、樹脂Gを76質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、樹脂Jを76質量部加えて反応させ、樹脂7を得た。
フラスコ中に、樹脂Hを150質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、系の温度を150℃に保ち、下記式で表される化合物Rを13質量部、2−エチルヘキサン酸スズ0.20質量部を加えて反応させ、樹脂8を得た。
フラスコ中に、樹脂Iを150質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、系の温度を150℃に保ち、化合物Rを13質量部、2−エチルヘキサン酸スズ0.20質量部を加えて反応させ、樹脂9を得た。
フラスコ中に、樹脂Bを153質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを10質量部加えて反応させ、樹脂10を得た。
フラスコ中に、樹脂Aを150質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、系の温度を150℃に保ち、化合物Rを13質量部、2−エチルヘキサン酸スズ0.20質量部を加えて反応させ、樹脂11を得た。
フラスコ中に、樹脂Fを459質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、フェノールを7質量部加えて反応させ、樹脂12を得た。
フラスコ中に、樹脂Bを153質量部投入し、内温を徐々に昇温した。目視下で系の均一化を確認した後、減圧下で脱水処理を行った。その後、酢酸エチルを加えて50質量%とし、2−エチルヘキサン酸スズ0.20を質量部、イソホロンジイソシアネートを17質量部加えた後、系の温度を80℃に保ち、反応させた。その後、トリメチロールプロパンを3質量部加えて反応させ、樹脂13を得た。
−マスターバッチaの作成−
表3に示す部数で顔料、各種樹脂1〜10、水をヘンシェルミキサーにて混合し、顔料凝集体中に水が染み込んだ混合物を得た。
これをロール表面温度130℃に設定した2本ロールにより45分間混練を行ない、パルベライザーで1mmφの大きさに粉砕し、マスターバッチaを得た。また、トナー1〜10で使用する樹脂は表4に示した通りである。
−ポリエステルプレポリマーの合成−
冷却管、撹拌機、及び窒素導入管の付いた反応容器内に、ビスフェノールAのエチレンオキシド2モル付加物720質量部、ビスフェノールAのプロピレンオキシド2モル付加物90質量部、テレフタル酸290質量部、無水トリメリット酸25質量部、及びジブチルスズオキシド2質量部を入れ、常圧下、230℃で8時間反応させた後、10〜15mmHgの減圧下で7時間反応させ、中間体ポリエステル樹脂を合成した。
次に、冷却管、撹拌機、及び窒素導入管の付いた反応容器内に、400質量部の中間体ポリエステル樹脂、イソホロンジイソシアネート95質量部、及び酢酸エチル580質量部を入れ、100℃で8時間反応させ、ポリエステルプレポリマーを合成した。
得られたポリエステルプレポリマーは、遊離イソシアネートの含有量が1.42質量%であった。
水1,000質量部、及びDBP吸油量が42ml/100g、pHが9.5のカーボンブラック(Printex35、デグサ社製)530質量部、及び1200質量部の樹脂(各種樹脂1〜3、7、8:表6参照)を、ヘンシェルミキサー(三井鉱山株式会社製)を用いて混合した。
二本ロールを用いて、得られた混合物を150℃で30分間混練した後、圧延冷却し、パルペライザー(ホソカワミクロン株式会社製)で粉砕して、マスターバッチbを作製した。
撹拌棒、及び温度計をセットした反応容器内に、イソホロンジアミン30質量部、及びメチルエチルケトン70質量部を仕込み、50℃で5時間反応させ、ケチミン化合物を合成した。
得られたケチミン化合物は、アミン価が423mgKOH/gであった。
攪拌棒および温度計をセットした反応容器に、水600部、スチレン120部、メタクリル酸100部、アクリル酸ブチル45部、アルキルアリルスルホコハク酸ナトリウム塩(エレミノールJS‐2、三洋化成工業製)10部、過硫酸アンモニウム1部を仕込み、400回転/分で20分攪拌したところ、白色の乳濁液が得られた。
さらに1%過硫酸アンモニウム水溶液30部を加え、75℃で6時間熟成してビニル樹脂(スチレンーメタクリル酸一メタクリル酸ブチルーアルキルアリルスルホコハク酸ナトリウム塩の共重合体)の水性分散液である微粒子分散液Wを得た。
微粒子分散液WをELS‐800で測定した体積平均粒径は0.08μmであった。
微粒子分散液Wの一部を乾燥して樹脂分を単離し、該樹脂分のフローテスター測定によるガラス転移温度は74℃であった。
イオン交換水300質量部、微粒子分散液300質量部、及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2質量部を混合撹拌して均一に溶解させて水系媒体を調製した。
反応容器内に表6に示す部数で各種樹脂、ポリエステルプレポリマー、及び酢酸エチル80質量部を加えて攪拌して、樹脂溶液1〜5を調製した。
次に、樹脂溶液1〜5各400質量部に、カルナウバワックス(分子量1,800、酸価2.7mgKOH/g、針入度1.7mm(40℃))5質量部、及びマスターバッチb 5質量部を仕込み、ビーズミルのウルトラビスコミル(アイメックス社製)を用いて、送液速度1kg/時、ディスク周速度6m/秒で、粒径が0.5mmジルコニアビーズを80体積%充填した条件で3パスし、油相1〜5を得た。ただし、油相5は更に、ケチミン化合物2.5質量部を加えて溶解させ油相を得た。
次に、別の容器内に、水系媒体相 150質量部を入れ、TK式ホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて、12,000rpmで攪拌しながら、油相1〜5 100質量部を添加し、10分間混合して乳化スラリーを得た。更に、攪拌機及び温度計をセットしたコルベンに、乳化スラリー100質量部を仕込み、攪拌周速20m/分で攪拌しながら、30℃で10時間脱溶剤し、分散スラリーを得た。
実施例1〜10の製造方法において、使用する樹脂を下記表7のように変更した以外は同様の手順によりトナー16、17、19を作成した。
実施例11〜15の製造方法において、樹脂溶液を調整する際、使用する樹脂および添加量を下記表8のように変更した以外は同様の手順によりトナー18を作成した。
トルエン100質量部に、下記成分を添加し、ホモミキサーで20分間分散させて、樹脂層塗布液を調製した。
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 5質量部
カーボンブラック 10質量部
トナー1〜19のそれぞれを5質量部と、前記キャリア95質量部とを混合して、実施例1〜15及び比較例1〜4の各現像剤を作製した。
定着ローラとして、テフロン(登録商標)ローラを使用した電子写真方式の複写機(MF−200、株式会社リコー製)の定着部を改造した装置を用いて、定着ベルトの温度を変化させて、普通紙及び厚紙の転写紙タイプ6200(株式会社リコー製)及び複写印刷用紙<135>(NBSリコー社製)に、トナーの付着量が0.85±0.1mg/cm2のベタ画像を形成した。
このとき、普通紙でホットオフセットの発生しない上限温度を定着上限温度とした。また、厚紙でベタ画像をパットで擦った後の画像濃度の残存率が70%以上となる下限温度を定着下限温度とした。
このようにして得た定着上限温度及び定着下限温度について、下記の評価基準に基づいて、評価した。A〜Cの評価が合格基準である。
A:125℃未満
B:125℃以上130℃未満
C:130℃以上140℃未満
D:140℃以上
A:定着上限温度が190℃以上
B:定着上限温度が180℃以上190℃未満
C:定着上限温度が170℃以上180℃未満
D:定着上限温度が170℃未満
トナー4gを、直径5cm、高さ2cmの開封系の円筒容器に入れ、温度45℃、相対湿度65%の環境下で、72時間放置した。放置後、トナーを入れた容器を軽く振り、トナーの凝集の発生の有無を目視により観察し、以下の評価基準にしたがって、保存性を評価した。A〜Cの評価が合格基準である。
A:トナーの凝集は全く認められない
B:トナーの凝集の粒が1〜2個観測される
C:トナーの凝集の粒が3〜5個観測される
D:トナーの凝集の粒が6個以上観測される
得られた現像剤を気温23℃、相対湿度50%の環境下(M/M環境)にてボールミルで5分間攪拌した後に、現像剤1.0gを採取し、ブローオフ帯電量測定装置(京セラケミカル社製TB−200)を用い、1分間窒素ブローした後の測定値を帯電量として用いた。また、この測定を気温40℃、相対湿度90%の環境下(H/H環境)、及び気温10℃、相対湿度30%の環境下(L/L環境)の2つの条件にて各現像剤の帯電量を評価した。このようにして得た帯電量に基づいて下記式より環境変動率を算出し、算出した環境変動率について、下記の評価基準に基づいて、評価した。環境変動率が低いほど帯電性の安定な現像剤であると言うことができる。A〜Cの評価が合格基準である。
A:環境変動率が40%未満
B:環境変動率が40%以上50%未満
C:環境変動率が50%以上60%未満
D:環境変動率が60%以上
定着性評価の画像サンプルとして単色画像サンプル(OHPシートに、トナーの付着量が0.85±0.01mg/cm2となるように形成したベタ画像)を、定着ベルトの温度を160℃にして、OHPシートのタイプPPC−DX(株式会社リコー製)に現像したサンプルのヘイズ度を、直読ヘイズ度コンピュータ(HGM−2DP型、スガ試験機株式会社製)を用いて測定した。得たヘイズ度について、下記の評価基準に基づいて評価した。ヘイズ度は、曇り度とも言われ、トナーの透明性を示す尺度として測定され、この値が低い程、透明性が高く、OHPシートを用いた場合の発色性が良好となる。A〜Cの評価が合格基準である。
A:ヘイズ度が20%未満
B:ヘイズ度が20%以上25%未満
C:ヘイズ度が25%以上30%未満
D:ヘイズ度が30%以上
10K ブラック用感光体
10Y イエロー用感光体
10M マゼンタ用感光体
10C シアン用感光体
14 支持ローラ
15 支持ローラ
16 支持ローラ
17 中間転写体クリーニング装置
18 画像形成手段
20 帯電ローラ
21 露光装置
22 二次転写装置
23 ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
30 露光装置
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読取りセンサ
42K 現像剤収容部
42Y 現像剤収容部
42M 現像剤収容部
42C 現像剤収容部
43K 現像剤供給ローラ
43Y 現像剤供給ローラ
43M 現像剤供給ローラ
43C 現像剤供給ローラ
44K 現像ローラ
44Y 現像ローラ
44M 現像ローラ
44C 現像ローラ
45 現像装置
45K ブラック用現像ユニット
45Y イエロー用現像ユニット
45M マゼンタ用現像ユニット
45C シアン用現像ユニット
49 レジストローラ
50 中間転写体
51 ローラ
52 コロナ帯電器
53 手差し給紙路
54 手差しトレイ
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排出トレイ
58 コロナ帯電器
60 クリーニング装置
61 現像装置
62 転写帯電器
63 クリーニング装置
64 除電器
70 除電ランプ
80 転写ローラ
90 クリーニング装置
95 記録媒体
100 画像形成装置
101 静電潜像担持体(感光体)
102 帯電手段
103 露光手段
104 現像手段
105 記録媒体
107 クリーニング手段
108 転写手段
120 タンデム型現像器
130 原稿台
142 給紙ローラ
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラ
146 給紙路
147 搬送ローラ
148 給紙路
150 複写装置本体
160 帯電装置
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
L 露光
Claims (20)
- ポリヒドロキシカルボン酸骨格を含有し、有機溶剤に可溶なトナー用樹脂であって、前記トナー用樹脂の構造が下記一般式(1)で表され、該一般式(1)において、少なくともXまたはZのどちらか一方に極性を示す官能基を有することを特徴とするトナー用樹脂。
X−(Y−Z)n (1)
ただし、Xは平面構造を有する骨格、Yはポリヒドロキシカルボン酸骨格、Zは芳香族化合物又はコレステロール、を表し、nは2以上の整数を表す。 - 前記トナー用樹脂に含有される極性を示す官能基が酸性極性基であることを特徴とする請求項1に記載のトナー用樹脂。
- 前記極性を示す官能基として、カルボキシル基、スルホ基、またはそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1以上の官能基を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー用樹脂。
- 前記トナー用樹脂におけるXが複素環式化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトナー用樹脂。
- 前記トナー用樹脂におけるXがイソシアヌレートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトナー用樹脂。
- 前記トナー用樹脂におけるYがウレタン結合を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトナー用樹脂。
- 前記ウレタン結合がYの中央付近に位置することを特徴とする請求項6に記載のトナー用樹脂。
- 前記トナー用樹脂のガラス転移温度が57℃以上であり、かつ、90%RH環境下での圧縮試験においてその変形温度が53℃以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のトナー用樹脂。
- 前記トナー用樹脂の数平均分子量Mnが5000以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のトナー用樹脂。
- 前記トナー用樹脂が、光学活性モノマーからなるポリヒドロキシカルボン酸骨格を有し、下記式(2)で示される光学純度X(%)が、80%以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のトナー用樹脂。
光学純度X(%)=|X(L体)−X(D体)| ・・・(2)
〔ただし、X(L体)は、光学活性モノマー換算での前記トナー用樹脂に含まれるL体比率(モル%)を表し、X(D体)は、光学活性モノマー換算での前記トナー用樹脂に含まれるD体比率(モル%)を表す。〕 - 前記トナー用樹脂のポリヒドロキシカルボン酸骨格が、炭素数2〜6のヒドロキシカルボン酸が共重合した骨格であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のトナー用樹脂。
- 前記トナー用樹脂のポリヒドロキシカルボン酸骨格が、L−ラクチドとD−ラクチドの混合物を開環重合して得られたものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のトナー用樹脂。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のトナー用樹脂を使用して製造されたことを特徴とするトナー。
- 前記トナーが、有機溶媒中に少なくとも、請求項1〜12のいずれかに記載のトナー用樹脂を含む結着樹脂、着色剤、離型剤を溶解乃至分散させた溶液乃至分散液を水系媒体中で乳化乃至分散させて造粒して得られたものであることを特徴とする請求項13に記載のトナー。
- 前記トナーにおいてトナー表面が樹脂微粒子で被覆されていることを特徴とする請求項13又は14に記載のトナー。
- 請求項13〜15のいずれかに記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
- 更にキャリアを含むことを特徴とする請求項16に記載の現像剤。
- 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像を請求項13〜15のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、
前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、
記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程と、
を少なくとも有することを特徴とする画像形成方法。 - 静電潜像担持体と、
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像を請求項13〜15のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段と、
前記可視像を記録媒体に転写する転写手段と、
記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段と、
を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。 - 静電潜像を担持する静電潜像担持体と、
該静電潜像担持体上に担持された静電潜像を、請求項13〜15のいずれかに記載のトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段と、
を少なくとも有してなり、
画像形成装置本体に着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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