JP5751045B2 - プラントの運転条件最適化システム、プラントの運転条件最適化方法、プラントの運転条件最適化プログラム - Google Patents
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Description
決定変数同士は完全に独立に設定できるものではなく、一般に決定変数同士が相関を持っている場合がある。この場合、決定変数同士の相関を保ったまま変化させる必要があるが、一般の非線形最適化手法では、それを考慮できないという問題があった。
一方において、線形モデルよりも厳密な非線形モデルが得られれば、その予測精度は一般に線形モデルよりも優れている。この予測精度の優れた非線形モデルを用いて、決定変数同士の相関を保ったままの範囲で各種制約条件を満たしながら最適な決定変数を定めることができれば、望ましいことはいうまでもない。
また、本発明の目的は、既に計測されているプラントの通常運転データから運転状態とそのときのプラント運転評価指標との関係を多変量解析によりモデル化し、このモデルに基づいて線形の最適化手法により最適な運転評価指標を効率的または少ない計算量で実現可能な運転条件を得ることにある。
更に、本発明の目的は、線形に限らずに高精度なモデルを利用可能とし、元のデータまたはそれから非線形変換等を施して得られた変数に対してQ統計量、T2統計量を計算してこれらに対する制約条件を設定することで、元のデータが持っていた変数同士の相関を保った範囲で最適解が得られるようにすることにある。
なお、本明細書において、予測手段または予測モデルへの入力を説明変数といい、予測手段または予測モデルからの出力を目的変数というものとする。
図1で、符号1、2、3、……、Nは最適化の対象となるプラント1、プラント2、プラント3、……、プラントNである(以下、「プラント1等」と略す。)。図1に示されるように、プラント1等側には、プラント1等を計測・制御する生産実行システム(Manufacturing Execution System:MES)11及び分散型制御システム(Distributed Control System:DCS)12がある。プラント1等では、対象を計測するセンサ13(流量計、圧力計、温度計等)で計測された種々のセンサデータが記録装置14に収集されている。
図1に示されるように、プラント1等側には各々ルータ21、22、23、24(以下、「ルータ21等」と略す。)が設けられており、ルータ21等は各々ネットワーク20に接続されている。図1で、符号30はプラント1等の運転条件を最適化するコンピュータ、25はコンピュータ30側に設けられネットワーク20に接続されたルータ、31はコンピュータ30に接続された記録装置、40はコンピュータ30の機能を示す機能ブロックである。図1に示されるように、記録装置14に収集されたセンサデータは、MES11及びDCS12を経由し、ルータ21、ネットワーク20、ルータ25を介してコンピュータ30側へ遠隔で送信される。あるいは、センサ13で収集されたセンサデータは直接ルータ21、ネットワーク20、ルータ25を介してコンピュータ30側へ遠隔で送信してもよい。
図1の運転状態データ取得部(運転状態データ取得手段)41は、プラント1等における複数のセンサ13により測定されたプラント1等の運転状態を示す運転状態データを取得する。プラント1等には一般に複数のセンサ13が設置されており、これらのセンサ13により定期または非定期に一括してプラント1等の運転状態を表すデータである運転状態データが測定され、ネットワーク20を介してコンピュータ30側へ送信される。
図2は、記録装置31に設けられた計測データのデータベース50(データ記録部。以下、「計測DB」と呼ぶ。)を示す。図2に示されるように、送信された運転状態データは取得されたタイミング毎に1セットとして計測DB50の1行(1レコード)に格納される。例えば、図2に示されるように、計測DB50の取得タイミング欄51が「3」の運転状態データS−DATAは、センサ1欄52が「10.6」、センサ2欄52が「9.3」、センサN欄54が「0.12」となっている。これら一括して取得される運転状態データS−DATAは同時に取得する必要はなく、例えばセンサ(変数)毎に一定の遅れを持って取得する場合もある。
図3は、発電プラントを例にした場合における計測DB50aを示す。図3で図2と同じ符号及び記号を付した個所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図3に示されるように、運転状態データS−DATAと運転指標データI−DATとを一組として計測DB50aの1レコード(行)とし、この1レコードを1サンプルとして複数のサンプル分を格納する。例えば、計測時刻欄(取得タイミング欄)51が「2009/5/12 1:00」のサンプルの運転状態データS−DATAとして発電機の発電出力欄=「38.6」があり、運転指標データI−DATAとして運転状態データS−DATAに基づき得られた温度内部効率1欄(%)=「91.1」がある。
図4は、回帰モデル60を説明するための概念図である。図4に例示されるように、温度、圧力、流量等が説明変数であり、z1、z2、……、znが成分、濃度が目的変数である。回帰モデル60は、温度等の説明変数を相互に無相関でかつ元の説明変数より少ない数の成分z1等へ変換する成分変換部(成分変換手段)46と、成分変換部46により変換された成分z1等から濃度等の目的変数を予測する予測部(予測手段)47と、成分変換部46の変換方法に対応した方法で成分z1等から温度等の説明変数を推定する逆変換部(逆変換手段)48とを有している。
回帰モデル60は、成分z1等から予測部47により目的変数を表す(予測する)ことができるが、同時に成分z1等が与えられた場合に、成分変換部46に対応した方法で、成分z1等に対応する元の説明変数を算出(推定)する(逆変換する)ことができる。これは、成分z1等が元の説明変数同士の相関を集約しているので、成分z1等から逆にこの相関を満たす元の説明変数の値を表すものである。
以上のようにして、成分z1等から変数間の相関を考慮して算出(逆変換)された説明変数の推定値と、目的変数の推定値との両者を同時に評価することにより、説明変数、目的変数に関する制約を満たしつつ目的変数を最適(最大化、最小化、または望ましい所定の値に近づける)にするような成分の値を定めることができる。
逆変換部48により説明変数の推定値(逆変換値)はx=Ptと表され、予測部47により目的変数yの推定値はQtと表される。従って、例えば説明変数xに対する上下限制約の範囲内で目的変数(y=)Qtを最大化する場合には、以下の数式1のようになる。
図5に示されるように、データ取得装置49は、複数のセンサ13により測定されたプラント1等の運転状態を示す運転状態データS−DATAを取得する(運転状態データ取得ステップ)。データ取得装置49は、運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データS−DATAに対応するタイミングで、別途センサ13または分析計(不図示)で測定及び評価を行うことにより、運転指標データI−DATAを取得する(運転指標データ取得ステップ)。あるいは、運転状態データ取得ステップで取得された運転データS−DATAに基づき、プラント1等の運転を評価する運転指標データI−DATAを求めてもよい。データ取得装置49は、運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データS−DATAと運転指標データ取得ステップで求められた運転指標データI−DATAとを所定の項目(例えば、図2の取得タイミング欄51に示される取得タイミング)に基づき、関連させた一組の計測データとし、当該計測データを記録装置31内の計測DB50に記録する(計測データ記録ステップ)。以上のデータ取得装置49の機能はコンピュータ30の機能(プラントの運転条件最適化プログラム)の一部として実現することができるが、データ取得装置49はコンピュータ30とは別のコンピュータとして実現することが好適である。
図6に示されるように、各計測点で計測されたセンサデータ(圧力1欄50b−2、流量1欄50b−3、温度1欄50b−4等で示されるS−DATA)は、計測時刻50b−1欄に示される同時刻毎(所定の項目毎)に取得されてまとめて1行として格納され、これが一般に一定のサンプリング周期の計測時刻毎に取得されて蓄積される。これらの各時刻における運転指標データI−DATAとして例えば効率欄50b−5に示される効率が、運転指標データ取得部42により算出される。運転指標データI−DATAが効率ではない場合、運転指標データI−DATAは別途センサ13等により計測される。
図8は主成分分析処理及び主成分回帰モデル作成処理に各々用いられるデータ行列を例示する。図8で図2及び図6と同じ符号を付した個所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図8に示されるように、2次元データXはセンサデータS−DATAにおいて計測時刻欄50b−1に示される計測時刻及び各変数欄50b−2等に示される変数名を除いた正味のデータだけで構成され、2次元データYは運転指標データI−DATAにおいて計測時刻欄50b−1に示される計測時刻及び各指標欄50b−5等に示される指標名を除いた正味のデータだけで構成されている。
図9は、主成分分析処理及び主成分回帰モデル作成処理の流れを説明する図である。図9で図2及び図6と同じ符号を付した個所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図9に示されるように、計測DB50等に蓄積された計測データから、運転条件についてのサンプル×変数の2次元データXが取り出され主成分分析処理44aが行われてローディング行列P及び主成分tを得る。次に、計測DB50等に蓄積された計測データから、運転指標についての2次元データYが取り出され、Yと主成分分析処理44aで得られた主成分tとにより主成分回帰モデル作成処理45aが行われて回帰行列Qを得る。以下の数式4に示す回帰モデル60a作成(主成分分析)用のデータ行列Xの各行はサンプルに対応し、各列は変数に対応する。ここで、サンプルの数(行列)はM、変数の数(列数)はNである。
主成分分析モデル係数Pは主成分数をAとしたN行A列の行列である。主成分数Aとしては例えば上記非特許文献2記載の累積因子寄与率=80%となる値とする。主成分分析モデル係数Pは以下の1)から7)のようにして求める。
2)
6)次の主成分の計算が必要ならX=X−tpTとして1)へ戻って繰り返す。不要なら終了する。
7)以上のようにして1)〜6)の処理をA個の縦ベクトルpが得られるまで行い、得られた縦ベクトルpを順に左から並べて主成分分析モデル係数Pを得る。
さて、次に回帰行列Qの求め方(図9の主成分回帰モデル作成処理45a)について説明する。いま、Yを1変数yとした場合、上述した主成分スコアt(縦ベクトル)を第1主成分から第A主成分まで並べた行列をTとし、bをA行1列の回帰ベクトルとすると、主成分回帰モデルは、以下の数式10となる。
図9に示されるように、制約条件等はコンピュータ30のキーボード、マウス等の入力部34から与えることができ、最適運転条件値Xopt65aはコンピュータ30のディスプレイ等の出力部33に出力(表示)して、監視員(または専門家)35に示すことができる。
Xopt:標準化される前の変数(単位系)での最適条件
yopt:標準化された変数(単位系)での最適運転指標
Yopt:標準化される前の変数(単位系)での最適運転指標
Xm:X平均値
Xs:X標準偏差
Ym:Y平均値
Ys:Y標準偏差
以上より、成分変換部46と予測部47とを組み合わせることにより、説明変数から目的変数を予測することができる。回帰モデル60は、成分z1等から予測部47により目的変数を表す(予測する)ことができるが、同時に成分z1等が与えられた場合に、成分変換部46に対応した方法で、成分z1等に対応する元の説明変数を算出(推定)する(逆変換する)ことができる。これは、成分z1等が元の説明変数同士の相関を集約しているので、成分z1等から逆にこの相関を満たす元の説明変数の値を表すものである。運転指標変数最適化部45は、回帰モデル作成部44により作成された回帰モデル60に基づき運転指標変数を最適化する運転状態変数を求める。より詳しくは、逆変換部48により推定された説明変数に関する制約条件を満たしつつ予測部47により予測された目的変数に関する評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、当該説明変数値をプラント1等の最適な運転条件とする。
以上のようにして、成分z1等から変数間の相関を考慮して算出(逆変換)された説明変数の推定値と、目的変数の推定値との両者を同時に評価することにより、説明変数、目的変数に関する制約を満たしつつ目的変数を最適(最大化、最小化、または望ましい所定の値に近づける)にするような成分の値を定めることができる。この結果、現実の物理量に合わせるために多大な労力が必要となる物理モデル及び計算が煩雑になる非線形最適化手法を用いることなく、安価かつ容易にモデル化ができ、人が制御・設定できる変数を用いることにより現実にプラントに実装することができ、取得したデータが示していた変数間の相関性を保った範囲で最適な運転条件を得ることができるプラントの運転条件最適化システム等を提供することができる。
図10に示されるように、記録装置31の計測DB50等に蓄積された計測データから、正常な部分のPLSモデル60b作成用のデータについて、数式15に示される説明変数のサンプル×変数の2次元データ行列Xと目的変数のサンプル×1変数のデータベクトルyとが取り出され、入力される。
図10に示されるように、制約条件等はコンピュータ30のキーボード、マウス等の入力部34から与えることができ、最適運転条件値Xopt65bはコンピュータ30のディスプレイ等の出力部33に出力(表示)して、監視員(または専門家)35に示すことができる。
Yopt=Ys.yopt+Ym
[数14]
Xopt=Xs.xopt+Xm
Xopt:標準化される前の変数(単位系)での最適条件
yopt:標準化された変数(単位系)での最適運転指標
Yopt:標準化される前の変数(単位系)での最適運転指標
Xm:X平均値
Xs:X標準偏差
Ym:Y平均値
Ys:Y標準偏差
ここでX、Yは複数の変数からなるためベクトルであり、その平均値や標準偏差もベクトルとしている。Ys.yopt等のベクトル同士の積において、間に「.」を記しているのはベクトルの各要素同士の積として得られるベクトルを表す。
具体的には、各評価関数に対する重み付き和を新しい一つの評価関数とする。複数の評価関数の重み付き和を最適化における評価関数として設定して最適化手法で解くことにより、複数の目的変数の各々を重みで考慮した最適運転条件値を得ることができる。この結果、所定の多変量解析が主成分回帰または部分的最小二乗法PLSのいずれの場合においても、現実の物理量に合わせるために多大な労力が必要となる物理モデル及び計算が煩雑になる非線形最適化手法を用いることなく、安価かつ容易にモデル化ができ、人が制御・設定できる変数を用いることにより現実にプラントに実装することができ、取得したデータが示していた変数間の相関性を保った範囲で最適な運転条件を得ることができるプラントの運転条件最適化システム等を提供することができる。
例えば、散布図一覧の(1,1)要素は発電出力の度数分布、(1,2)要素は縦軸が発電出力で横軸が凝縮水流量とした場合の散布図、(1,3)要素は縦軸が発電出力で横軸が主蒸気流量とした場合の散布図、(以下同様)である。図11では、最適運転条件値65bを内部を黒色とした四角または丸で示し、現実のデータ(PLSモデル60b作成に用いたデータ)中、計算結果である最適運転条件値65bに近い現実の点を、内部を斜線とした四角または丸で示し、現実のデータ中で最良の運転指標を示した運転条件を、内部を灰色とした四角または丸で示している。図11に示されるように、最適運転条件値65bに近い現実の点と最適運転条件値65bの点とに基づき、得られた最適運転条件値65bの現実の妥当性を評価することができる。
図14は7つの運転状態変数S−DATAの時系列グラフ80を示し、図15は3つの運転指標変数I−DATAの時系列グラフ90を示す。図16は、得られたPLSモデル60bを示す。図17は、得られたPLSモデル60bに基づいて3つの運転指標変数I−DATAを重み付けし、線形計画法で最適化したときの結果(最適化結果100)を示す。
図17に示されるように、重みとしては[w1,w2,w3]=[1,1,1],[10,1,1],[1,1,10],[1,10,1]の4通りについて実施した。図18は、得られた最適運転条件値65bの妥当性の評価のための画面表示例70’を示す。図18は、図11の表示例70に示した最適運転条件値65bの妥当性評価(散布図一覧)中、(2,1)要素に対応する1つの散布図を抜き出して表示した表示例70’である。
図18で、横軸は発電出力、縦軸は凝縮水流量であり、菱形が実績データ、四角が高効率運転条件、丸が実績データ(類似データ)、三角が実績データ(最高効率)である。図18に示されるように、両変数は互いに相関を持っているため、この相関を保った範囲で最適運転条件値65bを設定する必要がある。図18では相関を保っている既存のデータの範囲内に最適運転条件値65b(四角)もプロットされており、得られた最適条件も相関を保っていることがわかる。既存データ(菱形)中で最高の効率を示したデータ(三角)と比較すると非常に近い条件となっており、現実の状況と適合していることを示している。即ち、実績データ(菱形)が示していた変数間の相関性を保った範囲で最適運転条件値65bを得ることができると共に、得られた最適運転条件値65bの現実の妥当性を評価することができる。
図19に示されるように、コンピュータ30の機能ブロック40には以下の機能が追加されている。即ち、運転指標変数最適化部45により求められた最適運転条件値65等(最適な運転条件)を顧客のプラント1’等側に実装する最適運転条件値実装部(最適運転条件値実装手段)36と、最適運転条件値実装部36による実装前後の所定の期間における顧客プラント1’等の運転を評価する運転指標データI−DATAに基づき、顧客の利益増加及び/または費用節減効果を算出する利益等算出部(利益等算出手段)37と、利益等算出部37により算出された顧客の利益増加及び/または費用節減効果に基づく対価を徴収する対価徴収部(対価徴収手段)38とを更に備えている。
本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM122からバス130を介し、あるいは記録装置31またはDVD若しくはCD−ROM127等の記録媒体からコントローラ126を経由してバス130を介しRAM123へロードされる。入力制御部128は、マウス、テンキー等の入力操作部34と接続され入力制御等を行う。画像メモリであるVRAM124はコンピュータ30のディスプレイ等の出力部33の少なくとも一画面分のデータ容量に相当する容量を有しており、画像制御部125はVRAM124のデータを画像データへ変換して出力部33へ送出する機能を有している。このようにして妥当性評価部の画面表示機能が実行される。外部I/F部129は入出力インタフェース機能を有しており、これによりコンピュータ30はルータ25、ネットワーク20、プラント1等、プラント1’等と接続されている。以上のようにCPU121が本発明のコンピュータ・プログラムを実行することにより、本発明の目的を達成することができる。
前記同様に、データ取得装置49は、複数のセンサ13により測定されたプラント1等の運転状態を示す運転状態データS−DATAを取得する。データ取得装置49は、運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データS−DATAに対応するタイミングで、別途センサ13または分析計(不図示)で測定及び評価を行うことにより、運転指標データI−DATAを取得する。あるいは、運転状態データ取得ステップで取得された運転データS−DATAに基づき、プラント1等の運転を評価する運転指標データI−DATAを求めてもよい。データ取得装置49は、運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データS−DATAと運転指標データ取得ステップで求められた運転指標データI−DATAとを所定の項目(例えば、図2の取得タイミング欄51に示される取得タイミング)に基づき、関連させた一組の計測データとし、当該計測データを記録装置31内の計測DB50に記録する。以上のデータ取得装置49の機能はコンピュータ30の機能(プラントの運転条件最適化プログラム)の一部として実現することができるが、データ取得装置49はコンピュータ30とは別のコンピュータとして実現することが好適である。
なお、計測DB50に記録される計測データは、例えば前述した図7のようなものである。図7において、効率は運転状態データから物理的な数式等により求められる場合も多い。例えば、発電プラントであれば、効率はエンタルピー計算等の複雑な数式とテーブルとから求められることになる。
なお、予測モデル60cは、請求項28に記載するように、元の説明変数と非線形処理を施して得られた新たな変数との全体か、またはそのうち変数減少法等により一部の変数を抽出して予測モデルの説明変数とし、これに対して運転指標変数を目的変数とする重回帰モデルを用いることができる。ここで、変数減少法は、例えば、竹内寿一郎による「重回帰分析における変数選択について」(日本APL協会、2004年シンポジウム論文集)に記載されている。
また、予測モデル60cは、請求項30や請求項31に記載するように、元の説明変数と非線形処理を施して得られた新たな変数との全体を予測モデルの説明変数とし、これに対して運転指標変数を目的変数とする主成分回帰モデルや部分的最小二乗法(PLS)モデルを用いることができる。
更に、予測モデル60cには、請求項32に記載するように、元の説明変数及び運転指標変数を学習させて構築したニューラルネットワークを用いることもできる。
一般に、説明変数は多数あり、互いに相関を持っている。そこで、成分変換手段62では、入力されるモデル作成用データの中の説明変数を主成分分析や部分的最小二乗法等の多変量解析により互いに無相関な、元の説明変数よりも数が少ない中間変数としての「成分」に集約・圧縮することにより成分変換を行う。ここで、「成分」は元の説明変数の空間中の部分空間内の座標に対応し、この部分空間は元の説明変数の空間の一部を構成している。元の説明変数を「成分」に変換することは、元の説明変数を部分空間に射影し、その点の部分空間の座標を求めることであり、この射影に対応する変換係数行列62aが成分変換手段62となる。
成分変換手段62により得られた「成分」により、元の説明変数の空間内に部分空間が形成され、この部分空間は、モデル作成用データの説明変数同士が持っていた相関を保っており、部分空間上の射影点は説明変数の空間内では互いに相関を保っていることになる。
ここで、説明変数の空間内の任意の点(運転状態に対応するベクトル)から部分空間上に射影して得られた点は、元の説明変数が部分空間に含まれなければ、その部分空間上の元の説明変数に最も近い点であるので、元の説明変数の部分空間上の近似点となる。説明変数の空間内の任意の点とその部分空間上の射影点との距離の2乗(説明変数の空間内の2ノルム)を前記Q統計量と呼ぶ。このQ統計量は、説明変数の空間内の任意の点と部分空間との距離であり、モデル作成用データの説明変数同士が持っていた相関からの乖離に対応している。
また、説明変数の空間内の任意の点から部分空間内に射影した点と、この部分空間の中心(モデル作成用データの説明変数の空間内の平均に対応し、部分空間内の座標の中心:ゼロ)との、正規化された距離の2乗を前記T2統計量と呼ぶ。正規化された距離とは、座標(「成分」)ごとに重み付けされた距離であり、この重みは、「成分」ごとに元のデータから計算される当該「成分」の分散の逆数として定められるものである。これは、複数の説明変数を含めた平均値からの外れ度を示している。
なお、図23は、Q統計量及びT2統計量を説明するための概念図である。
これらの上限値を制約条件とし、Q統計量を上限値以下とすることで元の説明変数同士が持っていた相関を保ったデータとすることができ、特にQ統計量はゼロに近いほど変数間の相関が高いことを示すので、上限値を小さく設定すれば変数間の相関がより高い場合のみ許容することができる。また、T2統計量を上限値以下とすることにより、元の説明変数を平均値から大きく外れないようにすることができ、多変数空間内で存在していた範囲を逸脱することがない。
ここで、予測モデルは一般に非線形であるため、これを説明変数(運転状態変数)の関数として、y^=f(x1,x2,……,xN)と表すものとする。
運転条件最適化手段45cは、上記予測モデルを用いて、最適化問題として数式55に示す定式化を行う。
なお、この最適化問題では最大化が目的であるため、数式55ではmaximize …となっているが、最小化が目的の最適化問題では、minimize …となる。
なお、上記最適化問題を解くための最適化手法としては、柳浦,茨木による「組合せ最適化−メタ線略を中心として−」(経営科学のニューフロンティア2、朝倉書店、2001年)や、J. Kennedy and R. Eberhartによる“A discrete binary version of the particle swarm optimization algorithm”(Proc. Of the IEEE conference on Systems, Man, and Cybernetics (SMC’97), pp.4104-4109,1997年)等に記載された準ニュートン法、逐次二次計画法、PSO(Particle Swarm Optimization)等を用いることができる。
例えば、元の運転状態変数に非線形処理として2乗を適用し、元の運転状態変数と、得られた2乗の項との全体を説明変数xとして以下の主成分分析処理を行う。
記憶装置31の計測DB50に蓄積された計測データから、運転条件についてのサンプル×変数の2次元データXと運転指標についての同様の2次元データYとが取り出され、コンピュータ30に入力される。
これらのデータは、図8に示したように時刻や変数名を除いた正味のデータだけで構成されており、各行がサンプルに対応して各列が変数に対応する、サンプル×変数の2次元データであり、例えば2次元データXは数式56に対応する。
主成分分析処理では、入力された2次元データXから主成分分析モデル係数Pを計算し、これを記憶装置31(モデルデータベース)に格納する。Pは主成分数をAとすると、N行A列の行列である。
Aとしては、例えば非特許文献2に記載された累積因子寄与率80%となる値とする。
1)行列Xのうち分散最大の行(横ベクトル)の転置をpの初期値とする。
2)次に、数式57を計算する。
4)次に、数式58を計算する。
7)このようにして1)〜6)の処理をA個の縦ベクトルpが得られるまで行い、得られたpを順に左から並べてPを得る。
Q=(TTT)−1TTY
この場合には、元の運転状態変数を説明変数xとして上記と同様に主成分分析処理を行い、得られた係数行列Pを用いて、Q統計量・T2統計量を数式60、数式61によりそれぞれ計算する。
Xopt:標準化される前の変数(単位系)での最適条件
yopt:標準化された変数(単位系)での最適運転指標
Yopt:標準化される前の変数(単位系)での最適運転指標
Xm:X平均値
Xs:X標準偏差
Ym:Y平均値
Ys:Y標準偏差
例えば、元の運転状態変数に非線形処理として2乗を適用し、元の運転状態変数と得られた2乗の項との全体を説明変数xとして、以下の部分的最小二乗法モデル作成処理を行う。
記憶装置31の計測データベース50に蓄積された計測データから、正常な部分のモデル作成用データについて、数式64に示す説明変数及び目的変数のサンプル×変数の2次元データXとサンプル×1変数のyとが取り出され、入力される。
部分的最小二乗法の場合も、主成分分析の場合と同様に潜在変数の行列T2は左の列から分散の大きい順に並んでおり、分散を左の列から順に積算したものが分散全体の和(XとT2とで全列の分散全体の和は一致する)に対する比率(累積因子寄与率と呼ばれる)が80%に達する分が潜在変数の数として適当であると考えられるため、例えば、累積因子寄与率が80%となる値をAの値として採用する。
具体的には、taを潜在変数行列T2の第a列、σtaをtaの標準偏差としたとき、数式66に示すとおりである。
この場合には、元の運転状態変数を説明変数xとして上記と同様に主成分分析処理を行い、得られた係数行列Pを用いて、数式72によりQ統計量を、数式73によりT2統計量を計算する。
なお、請求項30に示すように、元の運転状態変数と、上記のように非線形処理(2乗)を施した変数を含めた全体をxとして行った主成分分析に基づいて、Q統計量・T2統計量をそれぞれ計算してもよい。
フィルム状の太陽電池製造における太陽電池の製膜工程において、製膜条件によって製品の品質(太陽電池の変換効率)が変化する。品質の予測モデルとして製膜条件から変換効率を表す非線形モデルを作成し、製膜条件が最適となる製膜条件を求める。ここで、膜は10程度の層よりなり、各層について膜厚、ドープ量等、複数の製膜条件があるため全体で製膜条件(因子)は数十に及び、それらは互いに相関を持った動きをする。
この実施例では、数十の因子のうち20個の因子を、製品品質である太陽電池の変換効率が最適となるように定める。これらの20因子の一例を、図24に示す。
そこで、各因子の2次項を含めて説明変数として部分的最小二乗法でモデル化したところ、図25に示すように推定精度が向上し、製品品質を推定するモデルとして十分な精度が得られたと判断された。
この場合のQ統計量、T2統計量は、それぞれ数式75、数式76に示すとおりである。なお、数式75において、非線形モデルでは、元の20個の説明変数にそれぞれの2次項が加わるため、説明変数は合計40個となっている。また、数式76において、元の説明変数の次元40から、部分空間を13次元とした。
この条件は現実的に実装可能であり、またこの条件による推定効率値0.919は十分に高い値であり、これまでの製造実績の経験から製品品質である変換効率の向上が期待できる条件であることを確認した。
10,10’:プラント(顧客プラント)の運転条件最適化システム
11,11’:MES
12,12’:DCS
13,13’:センサ
14,14’,31:記録装置
20:ネットワーク
21,22,23,24,25:ルータ
30:コンピュータ
33:出力部
34:入力部
35:専門家(監視員)
36:最適運転条件値実装部
37:利益等算出部
38:対価徴収部
40:機能ブロック
41:運転状態データ取得部
42:運転指標データ取得部
43:計測データ記録部
44:回帰モデル作成部
44a:主成分分析処理(部)
44b:部分的最小二乗法処理
45:運転指標変数最適化部
45a,45b:運転条件最適化(部)
45c:運転条件最適化手段
46:成分変換部
47:予測部
48:逆変換部
50,50a,50b,50c:計測DB
50b−1:計測時刻欄
50b−2:圧力1欄
50b−3:温度1欄
50b−5,50c−5:効率欄
50c−1:ロット番号欄
50c−2:計測時刻1欄
50c−3:計測時刻2欄
51:計測タイミング欄
52:センサ1欄
53:センサ2欄
54:センサN欄
55:運転指標1欄
56:運転指標K欄
60,60a:回帰モデル
60b:PLSモデル
60c:予測モデル
61:予測モデル作成手段
62:成分変換手段
62a:変換係数行列
63:Q統計量・T2統計量上限値設定手段
65,65a,65b:最適運転条件部
70,70’:表示例
80,90:時系列グラフ
100:最適化結果
110:RAM
120:内部ブロック
121:CPU
122:ROM
123:RAM
124:VRAM
125:画像制御部
126:コントローラ
127:記録媒体
128:入力制御部
129:外部I/F部
130:バス
Claims (32)
- プラントの運転条件最適化システムであって、
複数のセンサにより測定されたプラントの運転状態を示す運転状態データを取得する運転状態データ取得手段と、
プラントに設けられたセンサにより測定された、または前記運転状態データ取得手段により取得された運転状態データに基づいて求められた、プラントの運転を評価する運転指標データを取得する運転指標データ取得手段と、
前記運転状態データ取得手段により取得された運転状態データと前記運転指標データ取得手段により求められた運転指標データとを所定の項目に基づき関連させた一組の計測データとし、該計測データをデータ記録部に記録する計測データ記録手段と、
前記データ記録部に記録された複数組の計測データに基づき、運転状態データ側を表す運転状態変数を説明変数とし、運転指標データ側を表す運転指標変数を目的変数として所定の多変量解析を行い回帰モデルを作成する回帰モデル作成手段であって、該回帰モデルは、説明変数を相互に無相関でかつ元の説明変数より少ない数の成分へ変換する成分変換手段と、該成分変換手段により変換された成分から目的変数を予測する予測手段と、該成分変換手段に対応した方法で成分から説明変数を推定する逆変換手段とを有するものであり、
前記回帰モデル作成手段により作成された回帰モデルに基づき運転指標変数を最適化する運転状態変数を求める運転指標変数最適化手段であって、前記逆変換手段により推定された説明変数に関する制約条件を満たしつつ前記予測手段により予測された目的変数に関する評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、該説明変数値を最適な運転条件とすることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項1記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記運転指標データ取得手段により求められる運転指標データが複数ある場合、
前記計測データ記録手段は、前記運転状態データ取得手段により取得された運転状態データと前記運転指標データ取得手段により求められた複数の運転指標データとを所定の項目に基づき関連させた一組の計測データとし、該計測データをデータ記録部に記録し、
前記回帰モデル作成手段は、前記データ記録部に記録された複数組の計測データであって一組の計測データ中に複数の運転指標データを含み得るものに基づき、運転状態データ側を表す運転状態変数を説明変数とし、運転指標データ側を表す複数の運転指標変数を複数の目的変数として各々所定の多変量解析を行い各回帰モデルを作成し、該回帰モデルは、説明変数を相互に無相関でかつ元の説明変数より少ない数の成分へ変換する成分変換手段と、該成分変換手段により変換された成分から複数の目的変数を予測する予測手段と、該成分変換手段に対応した方法で成分から説明変数を推定する逆変換手段とを有するものであり、
前記運転指標変数最適化手段は、前記回帰モデル作成手段により作成された回帰モデルに基づき運転指標変数を最適化する運転状態変数を求めるものであって、前記逆変換手段により推定された説明変数に関する制約条件を満たしつつ、前記予測手段により予測された複数の目的変数に関する各評価関数に基づく一つの評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、該説明変数値を最適な運転条件とすることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項2記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記一つの評価関数は各評価関数の所定の重み付け和により求められることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記所定の多変量解析は主成分回帰であることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記所定の多変量解析は部分的最小二乗法(Partial Least Squares:PLS)であることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記評価関数が目的関数に関する線形な式でありかつ前記制約条件が説明変数に関する線形な式である場合、前記最適化は線形計画法を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記評価関数が目的変数に関する非線形な式でありかつ前記制約条件が説明変数に関する非線形な式である場合、前記最適化は非線形計画法を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記運転指標変数最適化手段により得られた最適な運転条件と前記運転状態データ取得手段により取得された運転状態データとに基づき、該最適な運転条件の妥当性を評価可能に出力する妥当性評価手段を更に備えたことを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項1〜8のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記プラントは顧客のプラントであり、
前記運転指標変数最適化手段により求められた最適な運転条件を顧客のプラント側に実装する最適運転条件値実装手段と、
前記最適運転条件値実装手段による実装前後の所定の期間における顧客のプラントの運転を評価する運転指標データに基づき、顧客の利益増加及び/または費用節減効果を算出する利益等算出手段と、
前記利益等算出手段により算出された顧客の利益増加及び/または費用節減効果に基づく対価を徴収する対価徴収手段とを更に備えたことを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項1〜9のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記プラントは発電プラントであり、前記運転状態データは発電プラントにおける流量、圧力、温度のいずれか1つ以上を含み、前記運転指標データは効率を含むことを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- プラントの運転条件の最適化をコンピュータに実行させるプラントの運転条件最適化方法であって、
複数のセンサにより測定されたプラントの運転状態を示す運転状態データを取得する運転状態データ取得ステップと、
プラントに設けられたセンサにより測定された、または前記運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データに基づいて求められた、プラントの運転を評価する運転指標データを取得する運転指標データ取得ステップと、
前記運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データと前記運転指標データ取得ステップで求められた運転指標データとを所定の項目に基づき関連させた一組の計測データとし、該計測データをデータ記録部に記録する計測データ記録ステップと、
前記データ記録部に記録された複数組の計測データに基づき、運転状態データ側を表す運転状態変数を説明変数とし、運転指標データ側を表す運転指標変数を目的変数として所定の多変量解析を行い回帰モデルを作成する回帰モデル作成ステップであって、該回帰モデルは、説明変数を相互に無相関でかつ元の説明変数より少ない数の成分へ変換する成分変換部と、該成分変換部により変換された成分から目的変数を予測する予測部と、該成分変換部の変換に対応した方法で成分から説明変数を推定する逆変換部とを有するものであり、
前記回帰モデル作成ステップで作成された回帰モデルに基づき運転指標変数を最適化する運転状態変数を求める運転指標変数最適化ステップであって、前記逆変換手段により推定された説明変数に関する制約条件を満たしつつ前記予測手段により予測された目的変数に関する評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、該説明変数値を最適な運転条件とすることを特徴とするプラントの運転条件最適化方法。 - 請求項11記載のプラントの運転条件最適化方法において、前記運転指標データ取得ステップにより求められる運転指標データが複数ある場合、
前記計測データ記録ステップは、前記運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データと前記運転指標データ取得ステップで求められた複数の運転指標データとを所定の項目に基づき関連させた一組の計測データとし、該計測データをデータ記録部に記録し、
前記回帰モデル作成ステップは、前記データ記録部に記録された複数組の計測データであって一組の計測データ中に複数の運転指標データを含み得るものに基づき、運転状態データ側を表す運転状態変数を説明変数とし、運転指標データ側を表す複数の運転指標変数を複数の目的変数として各々所定の多変量解析を行い各回帰モデルを作成し、該回帰モデルは、説明変数を相互に無相関でかつ元の説明変数より少ない数の成分へ変換する成分変換部と、該成分変換部により変換された成分から複数の目的変数を予測する予測部と、該成分変換部の変換に対応した方法で成分から説明変数を推定する逆変換部とを有するものであり、
前記運転指標変数最適化ステップは、前記回帰モデル作成ステップで作成された各回帰モデルに基づき運転指標変数を最適化する運転状態変数を求めるものであって、前記逆変換部により推定された説明変数に関する制約条件を満たしつつ、前記予測部により予測された複数の目的変数に関する各評価関数に基づく一つの評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、該説明変数値を最適な運転条件とすることを特徴とするプラントの運転条件最適化方法。 - 請求項12記載のプラントの運転条件最適化方法において、前記一つの評価関数は各評価関数の所定の重み付け和により求められることを特徴とするプラントの運転条件最適化方法。
- 請求項11〜13のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化方法において、前記所定の多変量解析は主成分回帰であることを特徴とするプラントの運転条件最適化方法。
- 請求項11〜13のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化方法において、前記所定の多変量解析は部分的最小二乗法(Partial Least Squares:PLS)であることを特徴とするプラントの運転条件最適化方法。
- 請求項11〜15のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化方法において、前記評価関数が目的変数に関する線形な式でありかつ前記制約条件が説明変数に関する線形な式である場合、前記最適化は線形計画法を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化方法。
- 請求項11〜15のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化方法において、前記評価関数が目的変数に関する非線形な式でありかつ前記制約条件が説明変数に関する非線形な式である場合、前記最適化は非線形計画法を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化方法。
- プラントの運転条件の最適化を求めるプラントの運転条件最適化プログラムであって、コンピュータに、
複数のセンサにより測定されたプラントの運転状態を示す運転状態データを取得する運転状態データ取得ステップ、
プラントに設けられたセンサにより測定された、または前記運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データに基づいて求められた、プラントの運転を評価する運転指標データを取得する運転指標データ取得ステップ、
前記運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データと前記運転指標データ取得ステップで求められた運転指標データとを所定の項目に基づき関連させた一組の計測データとし、該計測データをデータ記録部に記録する計測データ記録ステップ、
前記データ記録部に記録された複数組の計測データに基づき、運転状態データ側を表す運転状態変数を説明変数とし、運転指標データ側を表す運転指標変数を目的変数として所定の多変量解析を行い回帰モデルを作成する回帰モデル作成ステップであって、該回帰モデルは、説明変数を相互に無相関でかつ元の説明変数より少ない数の成分へ変換する成分変換部と、該成分変換部により変換された成分から目的変数を予測する予測部と、該成分変換部の変換に対応した方法で成分から説明変数を推定する逆変換部とを有するものであり、
前記回帰モデル作成ステップで作成された回帰モデルに基づき運転指標変数を最適化する運転状態変数を求める運転指標変数最適化ステップであって、前記逆変換部により推定された説明変数に関する制約条件を満たしつつ前記予測部により予測された目的変数に関する評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、該説明変数値を最適な運転条件とするステップを実行させるためのプラントの運転条件最適化プログラム。 - 請求項18記載のプラントの運転条件最適化プログラムにおいて、前記運転指標データ取得ステップにより求められる運転指標データが複数ある場合、
前記計測データ記録ステップでは、前記運転状態データ取得ステップで取得された運転状態データと前記運転指標データ取得ステップで求められた複数の運転指標データとを所定の項目に基づき関連させた一組の計測データとし、該計測データをデータ記録部に記録し、
前記回帰モデル作成ステップでは、前記データ記録部に記録された複数組の計測データであって一組の計測データ中に複数の運転指標データを含み得るものに基づき、運転状態データ側を表す運転状態変数を説明変数とし、運転指標データ側を表す複数の運転指標変数を複数の目的変数として各々所定の多変量解析を行い各回帰モデルを作成し、該回帰モデルは、説明変数を相互に無相関でかつ元の説明変数より少ない数の成分へ変換する成分変換部と、該成分変換部により変換された成分から複数の目的変数を予測する予測部と、該成分変換部の変換に対応したプログラムで成分から説明変数を推定する逆変換部とを有するものであり、
前記運転指標変数最適化ステップでは、前記回帰モデル作成ステップで作成された各回帰モデルに基づき運転指標変数を最適化する運転状態変数を求めるものであって、前記逆変換部により推定された説明変数に関する制約条件を満たしつつ、前記予測部により予測された複数の目的変数に関する各評価関数に基づく一つの評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、該説明変数値を最適な運転条件とすることを特徴とするプラントの運転条件最適化プログラム。 - 請求項19記載のプラントの運転条件最適化プログラムにおいて、前記一つの評価関数は、各評価関数の所定の重み付け和により求められることを特徴とするプラントの運転条件最適化プログラム。
- 請求項18〜20のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化プログラムにおいて、
前記所定の多変量解析は主成分回帰であることを特徴とするプラントの運転条件最適化プログラム。 - 請求項18〜20のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化プログラムにおいて、
前記所定の多変量解析は部分的最小二乗法(Partial Least Squares:PLS)であることを特徴とするプラントの運転条件最適化プログラム。 - 請求項18〜22のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化プログラムにおいて、
前記評価関数が目的変数に関する線形な式でありかつ前記制約条件が説明変数に関する線形な式である場合、前記最適化は線形計画法を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化プログラム。 - 請求項18〜22のいずれかに記載のプラントの運転条件最適化プログラムにおいて、
前記評価関数が目的変数に関する非線形な式でありかつ前記制約条件が説明変数に関する非線形な式である場合、前記最適化は非線形計画法を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化プログラム。 - プラントの運転条件最適化システムであって、
複数のセンサにより測定されたプラントの運転状態を示す運転状態データを取得する運転状態データ取得手段と、
プラントに設けられたセンサにより測定された、または前記運転状態データ取得手段により取得された運転状態データに基づいて求められた、プラントの運転を評価する運転指標データを取得する運転指標データ取得手段と、
前記運転状態データ取得手段により取得された運転状態データと前記運転指標データ取得手段により求められた運転指標データとを所定の項目に基づき関連させた一組の計測データとし、該計測データをデータ記録部に記録する計測データ記録手段と、
前記データ記録部に記録された複数組の計測データに基づき、運転状態データ側を表す運転状態変数を説明変数とし、運転指標データ側を表す運転指標変数を目的変数とする予測モデルを作成する予測モデル作成手段と、
前記計測データを対象として、互いに相関を持つ説明変数を、相互に無相関であり、かつ元の説明変数より少ない数の成分であって、元の説明変数を部分空間に射影することにより設定された座標としての成分に変換する成分変換手段と、
元の説明変数の空間内の任意の点と前記部分空間上の射影点との距離の2乗をQ統計量として計算し、前記射影点と前記部分空間の中心との正規化された距離の2乗をT2統計量として計算するQ統計量・T2統計量計算手段と、
前記Q統計量及びT2統計量から最適化における制約条件としての上限値をそれぞれ設定するQ統計量・T2統計量上限値設定手段と、
前記予測モデルに基づき目的変数を最適化する説明変数を求める手段であって、前記Q統計量及びT2統計量がそれぞれ前記上限値以下であることを制約条件の少なくとも一つとし、元の説明変数同士が持っていた相関を保ちつつ、前記目的変数に関する評価関数を最適化する際の説明変数値を求め、この説明変数値を最適な運転条件とする運転条件最適化手段と、
を備えたことを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項25記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記成分変換手段として主成分分析を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項25記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記成分変換手段として部分的最小二乗法を用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
- 請求項25記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、
前記予測モデルとして、元の運転状態変数と、元の運転状態変数に非線形変換を施して得られる新しい変数とを合わせた全変数、またはそのうちの適当な変数を抽出した変数を説明変数とし、運転指標変数を目的変数とする重回帰モデルを用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項28記載のプラントの運転条件最適化方法において、
前記Q統計量・T2統計量計算手段が、元の説明変数と前記予測モデルの作成に用いた非線形項の一部または全部を含めた変数と、に基づいて前記Q統計量及びT2統計量を計算することを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項28または29記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、
前記予測モデルとして、元の運転状態変数に非線形変換を施して得られる新しい変数を加えた変数を説明変数とし、運転指標変数を目的変数とする主成分回帰モデルを用い、
前記Q統計量・T2統計量計算手段が、前記主成分回帰モデルの中で計算される主成分分析に基づいて前記Q統計量及びT2統計量を計算することを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項28または29記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、
前記予測モデルとして、元の運転状態変数に非線形変換を施して得られる新しい変数を加えた変数を説明変数とし、運転指標変数を目的変数とする部分的最小二乗法モデルを用い、
前記Q統計量・T2統計量計算手段が、前記予測モデルとしての部分的最小二乗法モデルに基づいて前記Q統計量及びT2統計量を計算することを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。 - 請求項25記載のプラントの運転条件最適化システムにおいて、前記予測モデルとしてニューラルネットワークを用いることを特徴とするプラントの運転条件最適化システム。
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