JP5720934B2 - ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 - Google Patents
ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5720934B2 JP5720934B2 JP2011013398A JP2011013398A JP5720934B2 JP 5720934 B2 JP5720934 B2 JP 5720934B2 JP 2011013398 A JP2011013398 A JP 2011013398A JP 2011013398 A JP2011013398 A JP 2011013398A JP 5720934 B2 JP5720934 B2 JP 5720934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin sheet
- ball
- ball head
- contact surface
- solid lubricant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/068—Special features relating to lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0685—Manufacture of ball-joints and parts thereof, e.g. assembly of ball-joints
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/102—Construction relative to lubrication with grease as lubricant
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1095—Construction relative to lubrication with solids as lubricant, e.g. dry coatings, powder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2202/00—Solid materials defined by their properties
- F16C2202/50—Lubricating properties
- F16C2202/52—Graphite
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2240/00—Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
- F16C2240/40—Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2240/00—Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
- F16C2240/40—Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
- F16C2240/44—Hole or pocket sizes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/20—Land vehicles
- F16C2326/24—Steering systems, e.g. steering rods or columns
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32631—Universal ball and socket
- Y10T403/32737—Universal ball and socket including liner, shim, or discrete seat
- Y10T403/32771—Porous
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
本願発明者らは、球頭部と樹脂シートとの間に十分な量のグリースを介在させるために、樹脂シートの接触面の全域において、球頭部の外表面との間に微細なグリース溜まりを設ける(分布させる)ことを検討している。そのため、グリースを溜めるための微細な溝を多数、樹脂シートの接触面の全域に予め形成しておくことを、本願発明者らは考えた。
そこで、この発明の目的は、樹脂シートの接触面の全域において、球頭部の外表面との間にグリース溜まりを設けることができ、これにより、球頭部と樹脂シートとの間の潤滑状態を良好に保つことができるボールスタッドおよびその製造方法を提供することである。
この構成によれば、球頭部の外表面と接触面との間に、粉末状の固体潤滑材が介在している。各固体潤滑材が接触面に押し付けられることにより、接触面における各固体潤滑材が当接する部分の周囲が凹み、接触面と球頭部の外表面との間における各固体潤滑材の周囲に隙間が確保される。樹脂シートの接触面の全域において、球頭部の外表面との間に固体潤滑材が介在されているので、接触面の全域に隙間が設けられる。接触面と球頭部の外表面との間にはグリースが充填されているので、このグリースが固体潤滑材の周囲に形成された隙間に入り込み、この隙間がグリース溜まりとして機能する。そのため、樹脂シートの接触面の全域において、球頭部の外表面との間にグリース溜まりを設けることができ、これにより、球頭部と樹脂シートとの間の潤滑状態を良好に保つことができる。
請求項4記載の発明は、ボールスタッド(17)の一端に設けられた球頭部(22)が樹脂シート(16)を介して摺動可能に保持されたボールジョイント(12)を製造するための製造方法であって、前記球頭部の外表面(22a)に接触するための前記樹脂シートの接触面(16a)に、粉末状の固体潤滑材を撒布する固体潤滑材撒布工程と、前記球頭部の外表面と前記接触面との間にグリース(G)を充填するグリース充填工程と、前記固体潤滑材撒布工程の後、開口(51)を有するハウジング(15)の内部に、前記球頭部の外表面を前記樹脂シートの接触面で被覆した状態で、前記球頭部および樹脂シートを挿入する挿入工程と、前記ハウジングにおける前記開口を形成する部分(18a)をかしめて小径にするかしめ工程とを含む、ボールジョイントの製造方法である。
なお、粉末状の固体潤滑材は、樹脂シートよりも硬いものであってもよいし、樹脂シートよりも柔らかいものであってもよいし、樹脂シートと同程度の硬さを有するものであってもよいのは言うまでもない。
図1は、本発明の一実施形態に係るボールジョイントを備える車両用操舵装置1の概略構成を示す模式図である。車両用操舵装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、転舵輪(図示せず)を転舵する転舵機構としてのラックアンドピニオン機構3とを備えている。
ラックアンドピニオン機構3は、ピニオン軸6およびラック軸7を備えるものであり、ピニオン軸6は、中間軸5に連結された軸部8と、この軸部8の先端に連結されたピニオン9とを含む。ステアリングホイール2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介してピニオン軸6に伝達される。
また、ラック軸7は筒状のハウジング11を挿通している。ラック軸7の両端部は、それぞれハウジング11から突出している。ラック軸7の各端部には、インナーボールジョイント12を介して、タイロッド14の一端が連結されている。また、タイロッド14の他端(いわゆるタイロッドエンド)には、アウターボールジョイント13が設けられている。図示はしないが、アウターボールジョイント13には、たとえばコイルばねなどを含む懸架装置を介して転舵輪が連結されている。
インナーボールジョイント12は、ラック軸7の端部に連結されるハウジング15と、このハウジング15にそれぞれ保持された樹脂シート16およびボールスタッド17とを備えている。ハウジング15は、樹脂シート16およびボールスタッド17を保持するハウジング本体18と、ラック軸7の端部に連結するための連結部19とを含む。ハウジング本体18は開口51を有する有底円筒状をなしており、その中心軸の軸方向における中間部分の内径および外径が一定にされている。開口51にはボールスタッド17のロッド23が挿通している。ハウジング本体18の開口端18a(ハウジング15における開口51を形成する部分。図2では右端部。)は、その内側に向かって湾曲しており、ハウジング本体18の中間部分と比較して、その内径および外径が小さくされている。ハウジング本体18の内部に収容されたボールスタッド17の一部(後述する球頭部22)および樹脂シート16は、ハウジング本体18の開口端18aによって抜け止めされている。また、樹脂シート16はカップ状をなしており、筒状の周壁部20と、周壁部20の端部(図2では左端)に設けられた底部21とを含む。樹脂シート16は合成樹脂、より具体的にはポリアセタール (POM)を用いて形成されている。樹脂シート16は、底部21がハウジング本体18の底に位置するように配置されている。
ハウジング本体18はたとえば鋼などの金属製の単一部材を用いた一体成形品であり、有底円筒状をなしている。ハウジング本体18の開口端18a(図3では上端部。)は、後述するように、球頭部22および樹脂シート16をハウジング15内に収容した状態で、金型45(図8参照)が押し付けられてハウジング本体18がかしめられることにより(かしめ加工)、ハウジング本体18の開口端18aがその内側に湾曲し、ハウジング本体18の中間部分と比較してその内径および外径が小さくされる。
樹脂シート16の周壁部20は、ボールジョイント12の組み立て前において、内径および外径が一定の円筒状にされている。すなわち、樹脂シート16の周壁部20は、ハウジング15に対するかしめにより、図3に示すように、ハウジング15と球頭部22との間に挟まれ、その一部が弾性変形している。これにより、周壁部20の内面および外周面がそれぞれ球頭部22の外表面22aおよびハウジング本体18の内周面に沿う形状にされている。また、ハウジング15に対するかしめにより、樹脂シート16に予圧が与えられ、その結果、樹脂シート16の内面16aが球頭部22の外表面22aを所定の接触圧で押圧している。したがって、ボールスタッド17を揺動または回転させるときは、樹脂シート16に対して球頭部22を摺動して球頭部22に摩擦抵抗が与えられることにより、所定のトルクがボールスタッド17に生じる。
ハウジング15のかしめにより樹脂シート16に予圧が与えられているので、樹脂シート16は、樹脂シート16の内面16aにおける貫通穴40、軸方向溝41または周方向溝42を除く部分と球頭部22の外表面22aとの間に介在する黒鉛粉末Cを、球頭部22の外表面22aに押し付けている。そして、樹脂シート16の黒鉛粉末Cに対する押付け力の反力により、黒鉛粉末Cが樹脂シート16の内面16aに押し付けられ、その結果、樹脂シート16のうち黒鉛粉末Cが当接する部分が弾性変形し、樹脂シート16の内面16aにおける各黒鉛粉末Cが当接する部分の周囲に凹み44が形成されている。各凹部44の内部には、対応する黒鉛粉末Cが収容されている。樹脂シート16の内面16aと球頭部22の外表面22aとの間における各黒鉛粉末Cの周囲に微細な隙間Sが確保されている。樹脂シート16の内面16aと球頭部22の外表面22aとの間にはグリースGが充填されているので、このグリースGが黒鉛粉末Cの周囲に形成された隙間Sに入り込んでおり、これにより、この微細な隙間Sがグリース溜まりとして機能している。このように、樹脂シート16の内面16aの全域において、球頭部22の外表面22aとの間にグリース溜まりを良好に設けることができ、これにより、球頭部22および樹脂シート16の間の潤滑状態を良好に保つことができる。ゆえに、樹脂シート16の異常な磨耗を防止することができ、これにより、ボールジョイントの長寿命化を図ることができる。
ボールジョイント12の製造方法は、黒鉛粉末撒布工程(固体潤滑材撒布工程)と、グリース充填工程と、嵌入れ工程(挿入工程)と、かしめ工程とを含んでいる。
作業者は、まず、樹脂シート16の内面16aに黒鉛粉末Cを撒布する(黒鉛粉末撒布工程)。具体的には、図6に示すように、樹脂シート16の内面16aの全域に黒鉛粉末Cが行き渡るように、作業者は樹脂シート16の上方から適量の黒鉛粉末Cを撒布する。この黒鉛粉末Cの撒布により、図6に示すように、樹脂シート16の内面16aの全域、すなわち周壁部20の内面全域と、底部21の内面全域とに黒鉛粉末Cがほぼ均一に分布するようになる。
また、嵌入れ工程に並行して、樹脂シート16と球頭部22との間にグリースGが充填される(グリース充填工程)。具体的には、樹脂シート16をハウジング15内に嵌め入れた後、球頭部22の樹脂シート16内への嵌入れに先立って、樹脂シート16と球頭部22との間にグリースGを充填する。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態でも実施することができる。
この場合におけるアウターボールジョイント13の製造方法は次の通りである。すなわち、インナーボールジョイント12の前述の製造方法と同様、図6に示すような黒鉛粉末撒布工程が実行される。次いで、樹脂シート29およびボールスタッド30の球頭部36が筒状のハウジング28内にこの順で嵌め入れられる(嵌入れ工程)。また、嵌入れ工程に並行して、樹脂シート29と球頭部36との間にグリースが充填される(グリース充填工程)。具体的には、樹脂シート29をハウジング28内に嵌め入れた後、球頭部36の樹脂シート29内への嵌入れに先立って、樹脂シート29と球頭部36との間にグリースを充填する。その後、プラグ板32によって、樹脂シート30と球頭部36とを、ハウジング28の他端(図2では上端。)側の方向に押圧しながら、ハウジング28の一端にプラグ板32を挿入した後、そのハウジング28の一端(図2では下端。)をかしめてプラグ板32を固定する。樹脂シート29および球頭部36の挿入により、樹脂シート29が球頭部36に押し付けられる。そして、樹脂シート29の黒鉛粉末Cに対する押付け力の反力により、黒鉛粉末Cが樹脂シート29の内面に押し付けられる。そして、樹脂シート29のうち黒鉛粉末Cが当接する部分が弾性変形し、樹脂シート29の内面におけるその黒鉛粉末Cが当接する部分の周囲に凹みが形成され、これにより、樹脂シート29の内面と球頭部36の外表面との間における各黒鉛粉末Cの周囲に隙間が確保される。この隙間にグリースが入り込み、この隙間がグリース溜まりとして機能する。
また、前述の実施形態では、粉末状の固体潤滑材として黒鉛粉末Cを例に挙げて説明したが、同じ炭素系の粉末として、粒状の炭素繊維(カーボンファイバ)を採用することもできる。その他、二酸化モリブデンや四フッ化エチレン樹脂(PTFE)を固体潤滑材として用いることができる。また、前述の実施形態では、粉末状の固体潤滑材の粒径を数十ミクロン程度としたが、樹脂シートに凹みを形成させても強度上影響の少ない粒径として、樹脂シートの肉厚の1/4程度以下、たとえば0.3mm程度であってもよい。
なお、前述の実施形態では、樹脂シート16,29の内面が、黒鉛粉末Cなどの固体潤滑材の押付けにより弾性変形する場合を例に挙げて説明したが、固体潤滑材の押付けにより樹脂シート16,29が塑性変形するものであってもよいのは言うまでもない。
Claims (4)
- 一端に球頭部を有するボールスタッドと、
前記球頭部の外表面に接触する接触面を有し、当該外表面を被覆して、前記球頭部を摺動可能に支持する樹脂シートと、
開口を有し、前記球頭部および前記樹脂シートを収容するハウジングとを含み、
前記球頭部の外表面と前記接触面との間には、グリースが充填されているとともに粉末状の固体潤滑材が介在されており、
前記球頭部の外表面と前記接触面との間に介在する前記固体潤滑材が前記接触面に押し付けられることにより、前記接触面におけるその固体潤滑材が当接する部分の周囲に凹みが形成され、前記接触面と前記球頭部の外表面との間における前記固体潤滑材の周囲に隙間が確保されている、ボールジョイント。 - 前記凹部の内部には、当該固体潤滑材が収容されている、請求項1記載のボールジョイント。
- 前記接触面に前記固体潤滑材が撒布されるとともに、その接触面によって前記球頭部の外表面が被覆された状態で前記球頭部および前記樹脂シートが前記ハウジングに収容された後、前記ハウジングにおける前記開口を形成する部分がかしめられて前記開口が小径にされることにより、前記球頭部の外表面と前記接触面との間に介在する前記固体潤滑材が前記接触面に押し付けられている、請求項1または2記載のボールジョイント。
- ボールスタッドの一端に設けられた球頭部が樹脂シートを介して摺動可能に保持されたボールジョイントを製造するための製造方法であって、
前記球頭部の外表面に接触するための前記樹脂シートの接触面に、粉末状の固体潤滑材を撒布する固体潤滑材撒布工程と、
前記球頭部の外表面と前記接触面との間にグリースを充填するグリース充填工程と、
前記固体潤滑材撒布工程の後、開口を有するハウジングの内部に、前記球頭部の外表面を前記樹脂シートの接触面で被覆した状態で、前記球頭部および樹脂シートを挿入する挿入工程と、
前記ハウジングにおける前記開口を形成する部分をかしめて小径にするかしめ工程とを含む、ボールジョイントの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011013398A JP5720934B2 (ja) | 2011-01-25 | 2011-01-25 | ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 |
US13/353,577 US8616800B2 (en) | 2011-01-25 | 2012-01-19 | Ball joint, and ball joint production method |
CN201210019333.XA CN102619870B (zh) | 2011-01-25 | 2012-01-20 | 球窝接头及其制造方法 |
EP12152190.0A EP2479445B1 (en) | 2011-01-25 | 2012-01-23 | Ball joint, and ball joint production method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011013398A JP5720934B2 (ja) | 2011-01-25 | 2011-01-25 | ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012154402A JP2012154402A (ja) | 2012-08-16 |
JP5720934B2 true JP5720934B2 (ja) | 2015-05-20 |
Family
ID=45509319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011013398A Expired - Fee Related JP5720934B2 (ja) | 2011-01-25 | 2011-01-25 | ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8616800B2 (ja) |
EP (1) | EP2479445B1 (ja) |
JP (1) | JP5720934B2 (ja) |
CN (1) | CN102619870B (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6253337B2 (ja) * | 2013-10-17 | 2017-12-27 | 株式会社ソミック石川 | ボールシートおよびボールジョイント |
US9371861B2 (en) | 2014-02-11 | 2016-06-21 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | Swaged bearing assembly with a flange mounted thereon |
JP6510204B2 (ja) * | 2014-09-18 | 2019-05-08 | 株式会社ソミック石川 | ボールジョイント及びそのハウジング |
US10856539B2 (en) * | 2015-03-08 | 2020-12-08 | Jeffrey Scott Thomas | Rod holder assembly and method of using the same |
KR101661855B1 (ko) * | 2015-05-20 | 2016-09-30 | 주식회사 프라이맥스 | 볼 조인트 |
KR101669757B1 (ko) * | 2015-05-20 | 2016-10-26 | 주식회사 프라이맥스 | 볼 조인트 |
JP6300772B2 (ja) * | 2015-10-02 | 2018-03-28 | 日本発條株式会社 | ボールジョイント |
US10557496B2 (en) * | 2016-04-08 | 2020-02-11 | RB Distribution, Inc. | Ball joint |
US10001163B1 (en) * | 2016-12-22 | 2018-06-19 | Federal-Mogul Motorparts, LLC | Ball joint with improved upper bearing and method of construction thereof |
FR3070190A1 (fr) * | 2017-08-18 | 2019-02-22 | Psa Automobiles Sa | Liaison a rotule d’une biellette de direction d’un vehicule automobile |
US10934683B2 (en) | 2018-09-07 | 2021-03-02 | Caterpillar Inc. | Ball stud joint assembly with grease groove |
CN110454495A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-11-15 | 合肥华骏汽车部件有限公司 | 一种超长寿命球头结构 |
JP7185293B2 (ja) * | 2019-10-29 | 2022-12-07 | 株式会社ソミックマネージメントホールディングス | ボールジョイント |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3969232A (en) * | 1974-01-25 | 1976-07-13 | Sargent Industries, Inc. | Bearing and bearing liner wear resistant compliant layer |
JPS5125657A (ja) * | 1974-08-29 | 1976-03-02 | Ishikawa Tekko Kk | Boorujointo |
JPS61112813A (ja) | 1984-11-07 | 1986-05-30 | Musashi Seimitsu Kogyo Kk | 開口据込みボ−ルジヨイントの製造方法 |
US4904106A (en) * | 1989-06-26 | 1990-02-27 | Dana Corporation | Socket bearing |
JP2817467B2 (ja) * | 1991-09-12 | 1998-10-30 | 株式会社日立製作所 | ボールジョイントを用いた伝動機構及びそれを用いた圧縮機 |
JP4215285B2 (ja) * | 1995-08-08 | 2009-01-28 | 株式会社小松製作所 | 自己潤滑性焼結摺動材およびその製造方法 |
DE10135386A1 (de) * | 2001-07-25 | 2003-02-13 | Zf Lemfoerder Metallwaren Ag | Kugelgelenk |
JP4300456B2 (ja) | 2001-12-27 | 2009-07-22 | 株式会社ジェイテクト | ボールシート |
US20060093246A1 (en) * | 2003-08-25 | 2006-05-04 | Hideki Akita | Sliding bearing assembly and sliding bearing |
JP4347682B2 (ja) * | 2003-12-25 | 2009-10-21 | 株式会社ソミック石川 | ボールジョイントおよびそのベアリングシート |
FR2882408B1 (fr) | 2005-02-21 | 2008-09-05 | Ct Stephanois De Recherchees | Organe de guidage |
US7904993B2 (en) | 2005-12-21 | 2011-03-15 | Oiles Corporation | Spherical bearing for lock gate door and lock gate door having the same |
CN100567749C (zh) | 2006-07-31 | 2009-12-09 | 大连三环复合材料技术开发有限公司 | 风力发电机组主轴调心滑动轴承 |
JP5177518B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2013-04-03 | 株式会社ジェイテクト | ボールジョイント |
KR100948816B1 (ko) * | 2009-11-04 | 2010-03-19 | 주식회사 센트랄 링크텍 | 인서트 몰딩 형식의 볼조인트 |
-
2011
- 2011-01-25 JP JP2011013398A patent/JP5720934B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2012
- 2012-01-19 US US13/353,577 patent/US8616800B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2012-01-20 CN CN201210019333.XA patent/CN102619870B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-01-23 EP EP12152190.0A patent/EP2479445B1/en not_active Not-in-force
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2479445A3 (en) | 2012-10-31 |
US8616800B2 (en) | 2013-12-31 |
EP2479445A2 (en) | 2012-07-25 |
JP2012154402A (ja) | 2012-08-16 |
EP2479445B1 (en) | 2013-07-10 |
CN102619870A (zh) | 2012-08-01 |
CN102619870B (zh) | 2015-12-09 |
US20120189375A1 (en) | 2012-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5720934B2 (ja) | ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 | |
CN109312776B (zh) | 插槽组件和制造插槽组件的方法 | |
US9845823B1 (en) | Restricted swing angle socket assembly | |
CN102027249B (zh) | 具有减摩涂层的杆端 | |
WO2014083907A1 (ja) | ボールジョイント | |
WO2015056592A1 (ja) | ボールシートおよびボールジョイント | |
JP5263598B2 (ja) | ボールジョイント | |
JP2010030507A (ja) | ボールジョイントおよびラック軸の固定構造 | |
US20200040937A1 (en) | Socket assembly with a coated washer | |
JP5355280B2 (ja) | ボールジョイント用ベアリングシートにおける受け部および保持部の配置方法、およびボールジョイント。 | |
JP6115854B2 (ja) | ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 | |
JP6752041B2 (ja) | ボールジョイント及びそのベアリングシート | |
JP2010101416A (ja) | ボールジョイント | |
CN112041572B (zh) | 压缩加载的球窝组件 | |
JP4498124B2 (ja) | ボールジョイント | |
JP2018168909A (ja) | 直動アクチュエータの潤滑剤塗布方法 | |
JP2010138934A (ja) | ボールジョイント | |
JP5316837B2 (ja) | ボールジョイントの製造方法 | |
JP2010101424A (ja) | ボールジョイント | |
JP2009208692A (ja) | タイロッドエンド用ボールジョイント | |
JP6694125B2 (ja) | 球面軸継手装置 | |
JP2017101743A (ja) | 球面軸継手装置 | |
JP5110371B2 (ja) | ラックエンド用ボールジョイント | |
JP5105173B2 (ja) | ボールジョイント | |
JP5252198B2 (ja) | ボールジョイント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150311 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5720934 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |