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JP5720383B2 - 自動二輪車用アイドリングストップ制御装置およびこれを備える自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車用アイドリングストップ制御装置およびこれを備える自動二輪車 Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車用アイドリングストップ制御装置およびこれを備える自動二輪車に関し、詳しくは、自動二輪車においてアイドリングストップ機能を有効に利用することを実現するものに関する。
省エネルギの達成や環境汚染の低減の観点からエンジン(内燃機関)の駆動により走行する各種車両において、走行を停止している所定のタイミングにエンジンの稼働を停止するアイドリングストップ機能を備えることが知られている(なお、アイドリングストップは、単にアイドルストップと称されている場合もある)。特に、四輪自動車において、アイドリングストップ機能が急速に普及してきている。このアイドリングストップ機能では、走行を停止してから所定時間が経過した後にもその停止状態を継続する場合に、エンジンを一時的に停止する制御を実行するようになっている。
この種のアイドリングストップ機能としては、特に、四輪自動車では、アイドリング時にも極低速走行をさせる駆動力を駆動輪に伝達する、所謂、クリープ現象があることから、走行停止時には常時ブレーキペダルを踏んでいる操作をしているものとして、そのブレーキペダルが踏まれていることをアイドリングストップ条件の一つに加えている。反対に、アイドリングストップ機能により停止したエンジンは、そのブレーキペダルを踏む操作が解除されたことを走行再開の要求と判定して再起動する制御を行っている。
この種のアイドリングストップ機能は、自動二輪車でも採用されてきており、その自動二輪車特有の事情により各種工夫がなされている(例えば、特許文献1)。しかし、自動二輪車は、上記のクリープ現象がないため、平坦地ではブレーキ操作をしていなくても、アイドリング時に走行してしまうことはない。このことから、ブレーキ操作をアイドリングストップ実施条件にはしていない。また、アイドリングストップ機能により停止したエンジンは、スロットル操作そのものを走行再開の要求と判定してエンジンを再起動する制御を行っている。
特開2010−163879号公報
しかしながら、このような自動二輪車のアイドリングストップ制御にあっては、何等の操作も必要ないのにも拘わらずに、所定時間が経過しない限り、エンジンを停止させることができず、その所定時間が経過するまで待っている状況にあった。
そこで、本発明は、走行停止してから所定時間が経過する前にエンジンを停止させることを可能にする自動二輪車用アイドリングストップ制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第1の態様は、走行するための駆動力を発生するエンジンを走行停止時に、所定のアイドリングストップ条件が揃ったときに走行要求操作時に再起動可能に一時エンジン停止する自動二輪車用のアイドリングストップ制御装置であって、前記自動二輪車を停止状態から走行状態にする走行要求操作を検出する走行要求検出部と、前記エンジンの始動から停止までの間の前記自動二輪車の運転時に操作する所定の操作部の操作を検出する操作検出部と、前記操作検出部の検出情報に基づいて前記操作部に対する予め設定されている特定操作を検知したときにアイドリングストップ要求と判定するアイドリングストップ要求判定部と、前記アイドリングストップ要求判定部が前記特定操作を検知した場合を含む前記アイドリングストップ条件が揃ったときに前記エンジンを停止するアイドリングストップを実行するとともに当該アイドリングストップ実行期間中に前記走行要求検出部が前記走行要求操作を検出したときに前記エンジンを起動するエンジン制御部と、を備えることを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第2の態様は、上記第1の態様の特定事項に加え、前記操作検出部の検出対象とする前記操作部として前記自動二輪車の走行を制限して停止させる前ブレーキ用または後ブレーキ用のブレーキ操作部材の一方または双方が設定されており、前記アイドリングストップ要求判定部は、前記ブレーキ操作部材の前記特定操作を前記操作検出部の検出情報から検知したときに前記アイドリングストップ要求と判定することを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第3の態様は、上記第2の態様の特定事項に加え、前記アイドリングストップ要求判定部は、前記自動二輪車の走行停止状態時に該自動二輪車の走行制限を解除する前記ブレーキ操作部材の操作状態から当該自動二輪車の走行を制限する該ブレーキ操作部材の操作状態に移行する前記特定操作を前記操作検出部の検出情報から検知したときに前記アイドリングストップ要求と判定することを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第4の態様は、上記第2または第3の態様の特定事項に加え、前記アイドリングストップ要求判定部は、前記前ブレーキ用ブレーキ操作部材と前記後ブレーキ用ブレーキ操作部材の双方の前記特定操作を同時に前記操作検出部の検出情報から検知したときに前記アイドリングストップ要求と判定することを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第5の態様は、上記第2または第3の態様の特定事項に加え、前記アイドリングストップ要求判定部は、前記自動二輪車の走行停止状態時に前記後ブレーキ用ブレーキ操作部材が該自動二輪車の走行を制限する操作状態を継続されつつ前記前ブレーキ用ブレーキ操作部材が当該自動二輪車の走行制限を解除する操作状態から該自動二輪車の走行を制限する操作状態に移行する前記特定操作を前記操作検出部の検出情報から検知したときに前記アイドリングストップ要求と判定することを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第6の態様は、上記第1の態様の特定事項に加え、前記操作検出部の検出対象とする前記操作部として前記エンジンをスタータモータの駆動により始動させるスタータスイッチが設定されており、前記エンジンの始動後には前記スタータスイッチの操作を前記スタータモータの駆動から切り離すことを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第7の態様は、上記第1から第6のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記自動二輪車が走行停止したときのタイミングからの経過時間を計時するタイマを備えており、前記エンジン制御部は、前記タイマが予め設定されている設定時刻を越える経過時間を計時したときにも他の前記アイドリングストップ条件が揃っているときには前記アイドリングストップを実行することを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第8の態様は、上記第1から第7のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記エンジン制御部は、前記エンジンへの燃料供給を制限して前記アイドリングストップを実行することを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車用アイドリングストップ制御装置に係る発明の第9の態様は、上記第1から第7のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記エンジン制御部は、前記エンジンに供給した燃料の点火を制限して前記アイドリングストップを実行することを特徴とするものである。
上記課題を解決する自動二輪車に係る発明の第1の態様は、走行するための駆動力を発生するエンジンと、上記のいずれかの自動二輪車用アイドリングストップ制御装置と、前記エンジンの駆動回転を駆動輪が連結されている駆動軸に伝達する無段変速機と、を備えて、前ブレーキ用ブレーキ操作部材と後ブレーキ用ブレーキ操作部材の双方がハンドルの右左に配置されていることを特徴とするものである。
このように本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第1の態様によれば、特定操作を検知したときに他のアイドリングストップ条件が揃っている場合にはアイドリングストップ制御を実行してエンジンを一時停止するとともに、このアイドリングストップ期間中に走行要求操作を検出したときにはエンジンを起動して再始動させて走行を開始することができる。したがって、自動二輪車を運転するライダは特定操作をするだけで、走行停止から設定期間が経過するまで待つことなく、アイドリングストップが可能な状況であればエンジンを一時的に停止することができる。
本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第2の態様によれば、前ブレーキ用または後ブレーキ用のブレーキ操作部材の操作をアイドリングストップを実施するための特定操作として設定することができ、走行状態から停止する操作に連続して特定操作をすることができる。したがって、特別なアイドリングストップ用のスイッチを追加することなく、また、操作する対象を変更することなく、スムーズにアイドリングストップを実施することができる。
本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第3の態様によれば、走行停止後のブレーキを利かせていない状態から敢えてブレーキを利かせる操作を、例えば、走行状態から停止するためにブレーキを利かせて(走行制限して)停止した後に一旦そのブレーキ操作を解除して再度ブレーキ操作することにより、あるいは、低速状態であるためにブレーキを利かせることなく走行停止した後にブレーキ操作をすることにより、アイドリングストップを実施することができる。したがって、四輪自動車のように、アイドリング時に極低速走行する、所謂、クリープ現象がないために、走行停止時にブレーキ操作をすることが必須ではない自動二輪車にとって特有操作となるように、特別にブレーキ操作する特定操作として設定することができ、意識してアイドリングストップを実施することができる。
本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第4の態様によれば、前ブレーキと後ブレーキを同時に同一の特定操作をして初めてアイドリングストップ要求とすることができ、希望しないにもかかわらずに、不注意でアイドリングストップを実施してエンジンを停止状態にしてしまうことを回避することができる。
本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第5の態様によれば、後ブレーキを利かせつつ前ブレーキの特定操作をして初めてアイドリングストップ要求とすることができ、坂道などで後退または前進しないようにブレーキを利かせつつアイドリングストップを実施することができるとともに、希望しないにもかかわらずに、不注意でアイドリングストップを実施してエンジンを停止状態にしてしまうことを回避することができる。
本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第6の態様によれば、エンジンの始動後のスタータスイッチの操作をアイドリングストップを実施するための特定操作として設定することができ、また、エンジンの始動後にスタータモータを不必要に駆動させてしまうこともない。したがって、特別なアイドリングストップ用のスイッチを追加することなく、始動後に操作する必要のない操作を不具合発生がないようにアイドリングストップを実施する特定操作とすることができる。
本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第7の態様によれば、特定操作をするだけでなく、走行停止から所定時間経過したときに他のアイドリングストップ条件が揃っている場合にはアイドリングストップ制御を実行してエンジンを一時停止することができる。したがって、特定操作を強要することなく、アイドリングストップを実施することができる。
本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の第8、第9の態様によれば、エンジンへの燃料供給やその燃料点火をカットしてアイドリングストップを実施することができる。したがって、アイドリングストップを簡易に実行することができる。このとき、エンジンは容易かつ迅速に起動可能な状態で一時停止して再起動走行可能にするのが好適である。
本発明に係る自動二輪車の第1の態様によれば、所謂、変速機のギヤ比をマニュアルで変更する自動二輪車ではなく、自動的に無断変速する機能を備えてハンドルの左右側でブレーキ操作する自動二輪車に、本発明に係る自動二輪車用アイドリングストップ制御装置の一態様を搭載することができ、快適にアイドリングストップを利用することができる。
本発明に係るアイドリングストップ制御装置を搭載する自動二輪車の一実施形態を示す図であり、その外観を示す上面図である。 その各構成要素間の関係を示す関係ブロック図である。 そのアイドリングストップの制御処理を説明するフローチャートである。 そのアイドリングストップを説明するタイミングチャートである。 そのアイドリングストップの制御処理の適用を説明する一覧である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図5は本発明に係るアイドリングストップ制御装置を搭載する自動二輪車の一実施形態を示す図である。
図1において、自動二輪車10は、ライダ(運転者)が座る前部シート11と、2人乗りする際の2人目が座る後部シート12と、ライダおよび2人目が足置きするステップ14と、ライダが両端部を掴んだ状態で走行操作するハンドル15と、このハンドル15側の下部に配置される前輪16と、後部シート12側の下部に配置される不図示の後輪と、前輪16の上側に配設されている2灯式ヘッドライト17と、後輪の上側に配設されている不図示のテールランプと、後述するエンジン41の燃焼ガスを排気するマフラ18と、を備えている。なお、前部シート11と後部シート12は、一体に形成されて一緒にシート下の収納空間を開閉するとともに、不図示の燃料タンクの給油口を露出・カバーするようになっており、この前部シート11と後部シート12の間には、スライド式のバックレスト13が配置されている。
ハンドル15周りには、走行時などに操作する各部が配置されており、そのハンドル15の右手側端部にはスロットルグリップ21が配置されているとともに、その左手側端部には固定グリップ22が配置されている。また、ハンドル15の右手側端部には、前輪16のブレーキ操作をする前ブレーキレバー23が配置されており、ハンドル15の左手側端部には、後輪のブレーキ操作をする後ブレーキレバー24が配置されている。なお、そのハンドル15の両端部には、バックミラー25、26も配置されている。
この自動二輪車10は、図2の関係ブロック図に示すように、ハンドル15上側中央にイグニッションキースイッチ31が配置されており、そのハンドル15の右手側端部にスロットルグリップ21の他に、後述のエンジン41を起動するスタートボタンスイッチ32と、そのエンジン41の駆動を強制停止するキルスイッチ33が配置されている。また、ハンドル15の左手側端部には、図示することは省略するが、ホーンから警報音を出力させるホーンボタンスイッチ、ヘッドライト17のハイビーム・ロービームを操作する切替スイッチ、右左折する際に点滅させるウィンカ切替スイッチなども配置されている。また、このハンドル15の中央付近上側には、走行速度などの各種情報を表示等するインジケータ35が配置されている。なお、ブザー34は、手動によるホーン以外でも、異常を検出した場合に警報音を出力させるように設定されている。
また、シート11、12下には、後輪を回転駆動させる駆動力を発生するエンジン(内燃機関)41と、このエンジン41の燃焼室内に上記の燃料タンク内からガソリンをインジェクタにより噴射してスパークプラグにより点火する燃料噴射点火装置42と、エンジン41の駆動軸および後輪の間に介在して駆動回転を無断変速して伝達するトランスミッション(無段変速機)43と、各部の電装系に電源を供給するバッテリ44と、このバッテリ44からの電力供給によりエンジン41のクランクを回転させてピストン駆動させることによりそのエンジン41を始動させるスタータモータ45と、後述する各部に配設されている各種センサなどの検出信号を受け取って装置各部を統括制御するコントローラ46と、が収納されている。ここで、コントローラ46は、図示することは省略するが、CPUがROM内に予め読出可能に格納されている制御処理プログラムに従って各種パラメータを使用しつつRAMをワークエリアとして利用することにより各種制御処理を実行するようになっている。
この自動二輪車10は、ハンドル15の右手側端部のスロットルグリップ21を操作してエンジン41へのガソリン供給を調整することにより走行スピードを増減するとともに、そのハンドル15の両端部側のブレーキレバー23、24を操作することにより制動・停止を操作して運転する、所謂、スクータタイプである。また、この走行停止時には、前部シート11に座って跨るライダが足着きして支えるとともに、不図示のセンタースタンドを立てることにより、あるいは、サイドスタンドを側方から斜め方向に引き出すことにより、転倒しない状態に維持するようになっている。
このとき、コントローラ46は、イグニッションキースイッチ31がONされて、ブレーキスイッチ57がONでブレーキ操作がされていることを検知する状態で、スタートボタンスイッチ32が押下された場合に、スタータモータリレー54をONすることによりスタータモータ45にバッテリ44から電力供給してエンジン41を始動させる。なお、このエンジン41の始動は、サイドスタンドスイッチ52がONでサイドスタンドが収納されていることを検知して、また、キルスイッチ33がOFFのままで、そのエンジン41の起動が禁止されていないことが条件である。
この後に、コントローラ46は、スロットルポジションセンサ(走行要求検出部)55が検出するハンドル15右手側端部のスロットルグリップ21の捻り量(スロットル開度)に応じてエンジン41内に燃料噴射点火装置42が噴射点火するガソリン量を調整して走行を開始するとともにその走行速度を加減することができ、そのときに車速センサ56が検出する走行速度をハンドル15中央上側のインジケータ35で表示するようになっている。また、このとき、ライダは、ブレーキスイッチ57がON/OFFを検出するブレーキレバー23、24を操作してその握り量(ストローク)に応じてブレーキを利かせる油圧力を調整して制動・停止を行なうようになっており、同時に、コントローラ46は、そのブレーキスイッチ57によるブレーキレバー23、24の操作の検出と同時にテールランプを点灯させるようになっている。
そして、自動二輪車10は、所定の条件が揃ったときにエンジン41を直ちに再起動可能な状態にして一時的に停止させるアイドリングストップを行なう制御処理プログラムがコントローラ46のROM内にCPUが読出実行可能に予め格納されている。すなわち、コントローラ46がエンジン制御部を構成している。
具体的には、この自動二輪車10は、アイドリングストップ機能を利用するか否かを選択可能にアイドリングストップ切替スイッチ61がハンドル15の右手側端部にスロットルグリップ21、スタートボタンスイッチ32およびキルスイッチ33と共に配置されている。コントローラ46(CPU)は、そのアイドリングストップ切替スイッチ61がONを選択されている場合に、ROM内の制御処理プログラムや各種パラメータに基づいて、後述のアイドリングストップの許可条件および実施条件を満たしているか否かを判定して、それぞれ満たしているときに、アイドリングストップ制御処理を実行する。このアイドリングストップの許可条件および実施条件は、上述の各種スイッチや各種センサの検知・検出情報に、エンジン41を冷却する不図示のラジエータに設置されている冷却水の水温センサ62が検出するその水温や、そのエンジン41に設置されているクランク回転センサ63が検出するクランクシャフトの回転数(エンジン41の回転数)や、前部シート11にライダが座っていることを検知する着座センサ53の検知信号や、センタースタンドを立てている状態を検知するセンタースタンドスイッチ51の検知信号などを含めて満たしているか否かを判定することになる。
このコントローラ46は、アイドリングストップ許可条件として、自動二輪車10がどのような稼動状態にあるのかを確認して、次の各条件(1)〜(6)の全てを満たしているときに、アイドリングストップ制御処理の実施を許可するようになっている。
(1)アイドリングストップ切替スイッチ61がON状態になっていて、ライダによりエンジン41の一時停止が選択されていること。
(2)クランク回転センサ63が検出するクランクシャフトの回転数がエンジン41のアイドリング回転数以上で、エンジン41がアイドリングストップを有効利用することができる駆動状態であること。
(3)水温センサ62が検出する水温が設定範囲内、例えば、60℃〜110℃であり、エンジン41がスムーズに再起動できるように暖機運転済みであること。
(4)着座センサ53が前部シート11にライダが座っていることを検知する状態であり、アイドリングストップ機能で気が付かないうちに一時的にエンジン41が停止しているときに、勘違いして離れてしまって盗難に合うことのない状態であること。
(5)設定速度以上、例えば、10km/h以上で走行した履歴があって、アイドリングストップを有効利用する信号待ちなど走行途中であること。
(6)センタースタンドスイッチ51がON状態になく、例えば、センタースタンドを立ててエンジン41を掛けている暖機時などでなく、アイドリングストップを有効利用する状態であること。なお、サイドスタンドスイッチ52がOFF状態のとき(サイドスタンドが出ていることを検知している時)にはエンジン41は駆動禁止制御により停止される。
ここで、本実施形態では、上記の各条件(1)〜(6)の全てが揃うことをアイドリングストップ許可条件としているが、すべが必須であるわけではなく、少なくとも、上記条件(1)〜(3)を満たすことを条件にしてもよい。
また、このコントローラ46は、アイドリングストップ実施条件として、自動二輪車10がどのような走行操作状態にあるのかを確認して、次の各条件(A)〜(C)全てを満たしているときに、アイドリングストップ制御処理を実施する。この後に、コントローラ46は、次のタイミング条件(D−1)または(D−2)のいずれか一方を検出したときに、そのエンジン41を迅速に再起動可能な状態で一時的に停止させるようになっている。
(A)スロットルポジションセンサ55が検出するスロットルグリップ21の捻り量がゼロで、ライダが走行要求していない(スロットル開度が全閉である)こと。
(B)スロットルの全閉により、車速センサ56が検出する走行速度(車速)が0km/hになっていて、走行停止状態にあること。
(C)スロットルの全閉により、クランク回転センサ63が検出するクランクシャフトの回転数がアイドリング回転数となっていて、走行要求を待機するエンジン41の駆動状態であること。
(D−1)車速センサ56が検出する走行速度(車速)が0km/hになってから、前輪16用の前ブレーキ制動を掛けるためにハンドル15の右手側端部の前ブレーキレバー23が握られて、ブレーキスイッチ57の検出信号がOFFからONに変化する特定の操作がなされたこと。
(D−2)車速センサ56が検出する走行速度(車速)が0km/hになってからの経過時間が設定期間T1を超えても、例えば、10秒を超えても、ライダによる走行要求がなく、走行停止状態にあること。
詳細には、コントローラ46は、図3のフローチャートに示すように、イグニッションキースイッチ31がONされた場合に、アイドリングストップ制御処理を他の制御処理と並行処理して繰り返し実行するようになっており、まず、アイドリングストップ許可条件(1)〜(6)を収集して(ステップS11)、その全てを満たしているか否かを確認し(ステップS12)、そのアイドリングストップ許可条件の全てを満たす稼動状態にないことを確認したときには、そのままステップS11に戻る。
そのステップS12で、コントローラ46は、アイドリングストップ許可条件の全てを満たす稼動状態にあることを確認した場合には、続けて、アイドリングストップ実施条件(A)〜(C)、(D−1)、(D−2)を収集して(ステップS13)、そのうち条件(A)〜(C)と共に条件(D−1)または条件(D−2)の一方を満たしているか否かを確認し(ステップS14)、そのアイドリングストップ実施条件の一方の組み合わせも満たす走行操作状態にないことを確認したときには、そのままステップS11に戻る。
そして、図4のタイミングチャートに示すように、自動二輪車10は、例えば、走行状態から交差点などで走行停止する際には、ライダがスロットルグリップ21を緩めることにより(図4(a))、クランク回転センサ63が検出するエンジン41の回転数が降下する(図4(b))。これと並行して、そのライダがブレーキレバー23、24を握ってブレーキ制動を掛けることにより(図4(c))、車速センサ56が検出する走行速度(車速)も減速する(図4(d))。この後に、この自動二輪車10は、エンジン41の回転数がアイドリング回転数まで降下して稼動状態を維持することをクランク回転センサ63が検出しつつ(図4(b))、走行停止して、車速センサ56が走行速度(車速)ゼロを検出する(図4(d))。
このとき、ステップS14で、コントローラ46は、アイドリングストップ実施条件(A)〜(c)の全てを満たす稼動状態にあることを確認した場合には、具備する不図示のカウントタイマ機能を利用して経過時間を計時するタイマカウントアップを開始・継続するとともに(ステップS15)、その経過時間(カウント)が10秒経過したか否かを確認する(ステップS16)。
次いで、コントローラ46は、このアイドリングストップ制御処理の実施当初には、ステップS16では、10秒経過していないことが確認されるので、後述のエンジン停止制御を行なわずに、前ブレーキレバー23が握られて前輪16用の前ブレーキ制動が掛けられているか否かを確認する(ステップS17)。ブレーキスイッチ57がONで前ブレーキが掛けられている場合であって、後述の前ブレーキOFFフラグ「1」を確認する前には(ステップS18)、前ブレーキONフラグを「1」にしてから(ステップS19)ステップS11に戻る。
そのステップS11に戻った後にも、コントローラ46は、スロットルグリップ21を捻ってスロットル開にするライダの走行開始要求がなく、上記のアイドリングストップ許可条件(1)〜(6)とアイドリングストップ実施条件(A)〜(C)の全てを満たす走行停止状態にあることを確認する(ステップS11〜S13)。この確認後に、走行停止状態の経過時間が10秒を超える前に(ステップS14、S15)、例えば、既に自動二輪車10が走行停止しているので、図4(c)のタイミングt1に示すように、前ブレーキレバー23を放して前ブレーキ制動を意識的に解除する場合がある。この場合には、コントローラ46は、前ブレーキレバー23の解放をブレーキスイッチ57がONでないことで確認し(ステップS17)、前ブレーキOFFフラグを「1」にしてから(ステップS20)ステップS11に戻る。なお、このとき、後ブレーキレバー24は、坂道などでも動かないように、ライダが握って後輪用の後ブレーキ制動を掛けていてもよい。
また、そのステップS11に戻った後に、上記条件(1)〜(6)、(A)〜(C)の全てを満たす走行停止状態の経過時間が10秒を超える前に(ステップS11〜S16)、例えば、既に自動二輪車10が走行停止しているが、図4(c)のタイミングt2に示すように、ライダが前ブレーキレバー23を握って前輪16用の前ブレーキ制動を意識的に掛ける場合がある。この場合には、コントローラ46は、前ブレーキレバー23の操作をブレーキスイッチ57の再度ONで確認し(ステップS17)、既に前ブレーキOFFフラグも「1」にされていることを確認したときに(ステップS18)、アイドリングストップ実施条件(A)〜(C)、(D−1)の全てを満たすことになるので、ステップS21に進んで、図4(e)に示すように、アイドリングストップ制御処理におけるエンジン停止制御を実施する。すなわち、前ブレーキレバー23が操作部のブレーキ操作部材を構成するとともに、その操作が特定操作として設定されており、ブレーキスイッチ57が操作検出部を構成するとともに、コントローラ46がアイドリングストップ要求判定部およびエンジン制御部を構成している。なお、本実施形態では、前ブレーキレバー23のみが操作部のブレーキ部材を構成するが、これに限らずに、後ブレーキレバー24のみに担当させてもよく、また、これらの双方に割り当ててもよいが、後ブレーキを自由に操作可能に本実施形態のように構成するのが自動二輪車10の運転操作を考慮すると好適である。また、本実施形態では、特に限定はしていないが、後ブレーキレバー24による後ブレーキ制動を維持していることをアイドリングストップ実施条件に加えてもよく、希望しないにもかかわらずに、不注意でアイドリングストップを実施してエンジンを停止状態にしてしまうことを回避するようにしてもよい。
また、このときには、図5に示す一覧表におけるパターン1に該当し、自動二輪車10の走行停止後10秒経過前にアイドリングストップが実行されるので、その走行停止から10秒経過後には既にエンジン41は停止しているので、アイドリングストップ許可条件(2)およびアイドリングストップ実施条件(C)を満たさなくなって、コントローラ46(CPU)が混乱してしまうことがない。
このエンジン停止制御では、コントローラ46は、一般的なアイドリングストップ制御処理と同様に、図4(b)に示すように、例えば、エンジン41の燃焼室内に噴射する燃料タンク内からのガソリンの供給を遮断して(あるいは、そのエンジン41の燃焼室内に噴射するガソリンのスパークプラグによる点火を禁止してもよい)エンジン停止する(ステップS21)。このとき、コントローラ46は、クランク回転センサ63が検出するアイドリング回転数で稼動状態を維持するエンジン41を、そのクランク回転センサ63が検出するクランクシャフトの回転角が容易に再起動可能な角度になるように停止させる。また、コントローラ46は、同時に、ステップS15で開始したタイマカウントアップを停止・リセットするとともに(ステップS22)、ステップS19、S20でセットした前ブレーキON/OFFフラグをクリアした後に(ステップS23)ステップS11に戻る。
なお、このように自動二輪車10が走行停止状態になってからアイドリングストップ機能によりエンジン停止制御処理が実施された後には、図4(c)に実線で示すように、前ブレーキレバー23を放して(前ブレーキ制動解除して)ブレーキスイッチ57を再度OFFにしてもよく、また、図4(c)に二点鎖線で示すように、そのまま前ブレーキレバー23を握ったまま(前ブレーキ制動維持して)ブレーキスイッチ57をONにしたままにしてもよい。
ところで、ライダは、自動二輪車10をブレーキ制動によらずに惰性低速走行させて足着きするなどして走行停止させる場合もある。その場合にも、コントローラ46は、ステップS16で走行停止後に10秒経過していないことが確認した後には、前ブレーキレバー23が握られていないで(前ブレーキ解除)ブレーキスイッチ57がOFFされていることから(ステップS17)、前ブレーキOFFフラグを「1」にしてから(ステップS20)ステップS11に戻る。この後には、図5のパターン1と同様に、前ブレーキレバー23が握られて(前ブレーキ制動)ブレーキスイッチ57のONを確認すると(ステップS17)、既に前ブレーキOFFフラグも「1」にしていることを確認して(ステップS18)、アイドリングストップ実施条件(A)〜(C)、(D−1)の全てを満たすことになるので、ステップS21に進んで、アイドリングストップ制御処理におけるエンジン停止制御を実施する。この場合には、図5に示す一覧表におけるパターン2に該当し、そのパターン1と同様に、自動二輪車10の走行停止後10秒経過前にアイドリングストップを実行することができる。
反対に、コントローラ46は、ステップS16で10秒経過を確認する前に、ステップS17〜S19⇒S11に進むように、前ブレーキレバー23が握られたまま(前ブレーキ制動継続)ブレーキスイッチ57ONが維持された場合(図5に示す一覧表のパターン3)や、ステップS17〜S20⇒S11に進むように、前ブレーキレバー23が握られた状態から放されたまま(前ブレーキ制動⇒解除継続)ブレーキスイッチ57OFFが維持された場合(図5に示す一覧表のパターン4)や、ステップS17、S20⇒S11に進むように、自動二輪車10をブレーキ制動によらずに惰性走行の後に停止させていて走行停止時当初より前ブレーキレバー23が放されたまま(前ブレーキ解除継続)ブレーキスイッチ57OFFが維持された場合(図5に示す一覧表のパターン5)には、ステップS21に進んでエンジン停止制御処理を実施することはない。
その一方で、ステップS11に繰り返し戻った後に、同様に、上記のアイドリングストップ許可条件(1)〜(6)とアイドリングストップ実施条件(A)〜(C)の全てを満たしつつ、その走行停止状態の経過時間が10秒を超える場合がある(ステップS11〜S16)。この場合には、コントローラ46は、一般的なアイドリングストップ制御処理と同様に、アイドリングストップ実施タイミング条件(D−2)を満たすことになるので(図5に示す一覧表のパターン3〜5)、ステップS21に進んで、図4(e)に一転鎖線で示すように、特別な操作を強いることなく、アイドリングストップ制御処理におけるエンジン停止制御を実施する。
そして、コントローラ46は、スロットルポジションセンサ55がハンドル15右手側端部のスロットルグリップ21が捻られる走行要求を検出すると、その捻り量(スロットル開度)に応じて燃料噴射点火装置42がエンジン41内にガソリンを噴射点火して走行を開始する。
このように本実施形態においては、自動二輪車10が走行停止してから10秒を経過する前でも、即座にエンジン41を停止してもよい交通状況とライダが判断したときなどに、前ブレーキレバー23の特定操作をするだけで、他のアイドリングストップ許可・実施条件が揃っていることを条件に、エンジン41を一時停止することができ、特別な実施専用スイッチを設けることなく、ライダが任意に操作してスムーズにアイドリングストップを実行させることができる。したがって、アイドリングストップ時間を延長することができ、省エネルギ効果を拡大することができる。
本実施形態の他の態様としては、図示することは省略するが、前ブレーキレバー23の操作を検出するブレーキスイッチ57だけでなく、他の既存のスイッチ類、例えば、ブザー34から警報音を出力させるホーンボタンスイッチ、ヘッドライト17のハイビーム・ロービームを操作する切替スイッチ、右左折する際に点滅させるウィンカ切替スイッチなどの操作をアイドリングストップ実施要求として設定してもよい。しかしながら、これらは、割り付けられている動作そのものを実行する必要があることから、それよりも、エンジン41起動中のスタートボタンスイッチ32の押下(特定操作)をアイドリングストップ実施要求とするのが好適である。この態様でも、上述実施形態と同様に、ライダが意識して任意のタイミングにアイドリングストップさせることができる。ただし、この場合には、エンジン41の起動中にスタートボタンスイッチ32が押下されても、スタータモータ45を駆動させないように切り離しておくのが好適である。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
10 自動二輪車
11 前部シート
15 ハンドル
16 前輪
21 スロットルグリップ
23 前ブレーキレバー
24 後ブレーキレバー
32 スタートボタンスイッチ
41 エンジン
42 燃料噴射点火装置
46 コントローラ
51 センタースタンドスイッチ
53 着座センサ
55 スロットルポジションセンサ
56 車速センサ
57 ブレーキスイッチ
61 アイドリングストップ切替スイッチ
62 水温センサ
63 クランク回転センサ

Claims (6)

  1. 走行するための駆動力を発生するエンジンを走行停止時に、所定のアイドリングストップ条件が揃ったときに走行要求操作時に再起動可能に一時エンジン停止する自動二輪車用のアイドリングストップ制御装置であって、
    前記自動二輪車を走行停止状態から走行状態にする走行要求操作を検出する走行要求検出部と、
    前記エンジンの始動から停止までの間の前記自動二輪車の運転時に操作する所定の操作部の操作を検出する操作検出部と、
    前記操作検出部の検出情報に基づいて前記操作部に対する予め設定されている特定操作を検知したときにアイドリングストップ要求と判定するアイドリングストップ要求判定部と、
    前記アイドリングストップ要求判定部が前記特定操作を検知した場合を含む前記アイドリングストップ条件が揃ったときに前記エンジンを停止するアイドリングストップを実行するとともに当該アイドリングストップ実行期間中に前記走行要求検出部が前記走行要求操作を検出したときに前記エンジンを起動するエンジン制御部と、
    を備え
    前記操作検出部の検出対象とする前記操作部として前記自動二輪車の走行を制限して停止させる前ブレーキ用または後ブレーキ用のブレーキ操作部材の一方または双方が設定されており、
    前記アイドリングストップ要求判定部は、前記自動二輪車の走行停止状態時に前記後ブレーキ用ブレーキ操作部材が該自動二輪車の走行を制限する操作状態を継続されつつ前記前ブレーキ用ブレーキ操作部材が当該自動二輪車の走行制限を解除する操作状態から該自動二輪車の走行を制限する操作状態に移行する前記特定操作を前記操作検出部の検出情報から検知したときに前記アイドリングストップ要求と判定することを特徴とする自動二輪車用アイドリングストップ制御装置。
  2. 前記操作検出部の検出対象とする前記操作部として前記エンジンをスタータモータの駆動により始動させるスタータスイッチが設定されており、
    前記エンジンの始動後には前記スタータスイッチの操作を前記スタータモータの駆動から切り離すことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用アイドリングストップ制御装置。
  3. 前記自動二輪車が走行停止したときのタイミングからの経過時間を計時するタイマを備えており、
    前記エンジン制御部は、前記タイマが予め設定されている設定時刻を越える経過時間を計時したときにも他の前記アイドリングストップ条件が揃っているときには前記アイドリングストップを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車用アイドリングストップ制御装置。
  4. 前記エンジン制御部は、前記エンジンへの燃料供給を制限して前記アイドリングストップを実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の自動二輪車用アイドリングストップ制御装置。
  5. 前記エンジン制御部は、前記エンジンに供給した燃料の点火を制限して前記アイドリングストップを実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の自動二輪車用アイドリングストップ制御装置。
  6. 走行するための駆動力を発生するエンジンと、上記請求項1から5のいずれか1項に記載の自動二輪車用アイドリングストップ制御装置と、前記エンジンの駆動回転を駆動輪が連結されている駆動軸に伝達する無段変速機と、を備えて、
    前ブレーキ用ブレーキ操作部材と後ブレーキ用ブレーキ操作部材の双方がハンドルの右左に配置されていることを特徴とする自動二輪車。
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