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JP5717585B2 - タイミング検出装置 - Google Patents

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JP5717585B2
JP5717585B2 JP2011175131A JP2011175131A JP5717585B2 JP 5717585 B2 JP5717585 B2 JP 5717585B2 JP 2011175131 A JP2011175131 A JP 2011175131A JP 2011175131 A JP2011175131 A JP 2011175131A JP 5717585 B2 JP5717585 B2 JP 5717585B2
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Description

本発明は、受信信号からタイミングを検出するタイミング検出装置に関する。
近年、無線LANやLTE(Long Term Evolution)などの広帯域な無線伝送システムでは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式やシングルキャリアブロック伝送方式などのブロック伝送方式が用いられている。ブロック伝送方式では、周波数領域でサブキャリアに送信系列をマッピングし、逆FFT(Fast Fourier Transform)で時間領域の信号に変換して送信信号とする。さらに、逆FFTされた信号の後端の一部をガードインターバルとしてその信号の前方に付加することで、マルチパスフェージングによるチャネル間干渉に耐性を持たせている。ブロック伝送方式では、復調する際、付加したガードインターバルの位置を正確に推定し、ガードインターバルを除去しない場合、チャネル間干渉に対する耐性が損なわれ、受信性能が劣化する。
ガードインターバルの位置を正確に推定するため、従来のブロック伝送方式では、受信信号と受信信号を遅延させた信号との相関演算を行い、相関演算値からタイミング検出を行っている。遅延量は、ガードインターバルを生成する際、ガードインターバルの元となった信号とガードインターバルとの差であり、ガードインターバル長の相関値を計算する。受信信号で実際にガードインターバル部分の相関値を計算するときに相関値が高くなり、ガードインターバルのタイミングを検出できる。このような技術が、下記特許文献1において開示されている。
特許第3041171号
しかしながら、上記従来の技術によれば、マルチパスの遅延広がりが大きい場合、ガードインターバル部分に前の信号が多重される。そのため、相関性が低下し、タイミング検出性能が劣化する、という問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイミング検出を高精度に行うことが可能なタイミング検出装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、周波数領域でデータをサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号間に、周波数領域でデータおよびパイロットを多重して等間隔にサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号を挿入された送信信号を受信する受信機におけるタイミング検出装置であって、時間領域の受信信号を周波数領域の受信信号に変換するDFT手段と、前記パイロットと同一のパイロットをサブキャリアにマッピングしたレプリカを生成するレプリカ生成手段と、前記周波数領域の受信信号と前記レプリカの複素共役を対応するサブキャリア毎に乗算するレプリカ乗算手段と、レプリカ乗算後の周波数領域の受信信号を時間領域の信号に変換するIDFT手段と、前記IDFT手段から出力された時間領域の信号を電力化し、所定の範囲内で電力値の最大ピークを検出し、検出したときのタイミングを出力するピーク検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、タイミング検出を高精度に行うことができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の送信信号のフレーム構成を示す図である。 図2は、実施の形態1の送信機の構成例を示す図である。 図3は、サブキャリアへのマッピング方法を示す図である。 図4は、実施の形態1の受信機の構成例を示す図である。 図5は、実施の形態1のシンボルタイミング検出部の構成例を示す図である。 図6は、レプリカF生成部の構成例を示す図である。 図7は、送信信号と相関計算長の関係を示す図である。 図8は、実施の形態2のシンボルタイミング検出部の構成例を示す図である。 図9は、受信信号のパイロットシンボルおよびレプリカのタイミングと相互相関電力の関係を示す図である。 図10は、検出タイミング補正部のメイン処理を示すフローチャートである。 図11は、非同期状態の処理を示すフローチャートである。 図12は、同期状態の処理を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態3のシンボルタイミング検出部の構成例を示す図である。 図14は、レプリカT生成部の構成例を示す図である。 図15は、実施の形態4の送信信号のフレーム構成を示す図である。 図16は、実施の形態4の送信機の構成例を示す図である。 図17は、実施の形態4の受信機の構成例を示す図である。 図18は、フレームタイミング検出部の構成例を示す図である。 図19は、相互相関演算を行う周期および範囲を示す図である。
以下に、本発明にかかるタイミング検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に適用する送信信号のフレーム構成を示す図である。送信信号は、複数のシンボル(SYM)でフレームを構成する。また、各シンボルにおいてデータを送信するが、その一部のシンボルでは、伝送路推定に用いるパイロットをデータと多重して送信する。なお、図1では、1フレームを16シンボル、パイロットは4シンボル毎にデータと多重しているが、一例であり、図1に示す構成に限定するものではない。
図2は、図1に示す送信信号を生成する本実施の形態の送信機の構成例を示す図である。送信機は、DFT(Discrete Fourier Transform)部1と、パイロット生成部2と、DFT部3と、サブキャリアマッピング部4と、IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)部5と、GI(Guard Interval)付加部6と、D/A(Digital to Analogue)変換部7と、送信無線部8と、制御部9と、から構成される。
なお、DFT部1に入力されるデータ系列は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の情報変調された複素のデータ系列である。通常、情報変調前に誤り訂正符号化等も行われるが、本実施の形態における動作には直接関係しないため省略する。
DFT部1は、入力される時間領域のデータ系列を、離散フーリエ変換(DFT)により周波数領域の系列に変換する。データの系列長は、データのみを送信するシンボルを生成する場合と、パイロットと多重するシンボルを生成する場合と、で異なる。データとパイロットを多重するシンボルで1/2をパイロットに使用する場合、データのみを送信する場合の系列長をNdataとすると、パイロットと多重するシンボルでの系列長はNdata/2となる。系列長の変更は、制御部9からの制御により行われる。
パイロット生成部2は、複素のパイロット系列を生成する。パイロット系列には、時間領域において自己相関特性の良い系列を用いる。例えば、Nを系列長、kを系列番号、qを任意の整数とした場合に、下記の式で生成されるCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation)系列の一種であるZadoff−Chu系列を用いることができる。なお、下記の式に示すように、Nが偶数と奇数の場合で用いる式が異なる。
Figure 0005717585
DFT部3は、パイロット生成部2で生成された複素のパイロット系列を、離散フーリエ変換により周波数領域の系列に変換する。
サブキャリアマッピング部4は、周波数領域のデータ系列と周波数領域のパイロット系列をサブキャリアにマッピングする。図3は、サブキャリアへのマッピング方法を示す図である。ここで、サブキャリア数は、IDFT部5のIDFTポイント数であるNdftとする。生成するシンボルがデータのみのシンボルの場合(図3(a))、系列長NdataのデータData(n);n=0〜Ndata−1は、あるサブキャリアに連続してマッピングされる。一方、生成するシンボルがデータとパイロットを多重するシンボルの場合(図3(b))、系列長Ndata/2のデータData(n);n=0〜Ndata/2−1と系列長Ndata/2のパイロットPilot(n);n=0〜Ndata/2−1は交互にマッピングされる。データのみをマッピングするか、またはデータとパイロットをマッピングするかは、制御部9から制御される。
IDFT部5は、サブキャリアにマッピングされた周波数領域の系列を逆離散フーリエ変換(IDFT)により時間領域の系列に変換する。
GI付加部6は、IDFT部5の出力する時間領域の系列の後端をガードインターバルとして、時間領域の系列の先頭に付加する。
D/A変換部7は、GI付加部6が出力するベースバンドデジタル信号をベースバンドアナログ信号に変換する。
送信無線部8は、ベースバンドアナログ信号を周波数変換後に増幅し、無線で送信する信号に変換する。
制御部9は、生成するシンボルのシンボル番号により、生成するシンボルがデータのみか、データとパイロットを多重するかを判断し、DFT部1およびサブキャリアマッピング部4に対して、データのみか、データとパイロットを多重するかを指示する制御信号を出力する。
つぎに、上記で説明した送信機から送信された信号(送信信号)を受信する受信機について説明する。図4は、本実施の形態の受信機の構成例を示す図である。受信機は、受信無線部101と、A/D(Analogue to Digital)変換部102と、シンボルタイミング検出部103と、GI除去部104と、DFT部105と、から構成される。
受信無線部101は、アンテナで受信された信号を入力し、周波数変換して受信アナログベースバンド信号として出力する。
A/D変換部102は、受信アナログベースバンド信号を受信デジタルベースバンド信号に変換し、シンボルタイミング検出部103と、GI除去部104へ出力する。
シンボルタイミング検出部103は、タイミング検出装置であり、A/D変換部102から受信デジタルベースバンド信号を入力し、GI除去部104が受信デジタルベースバンド信号のGIを除去する検出タイミングを出力する。
シンボルタイミング検出部103については、図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態におけるシンボルタイミング検出部103の構成例を示す図である。シンボルタイミング検出部103は、DFT部121と、レプリカF生成部122と、レプリカF乗算部123と、IDFT部124と、ピーク検出部125と、から構成される。
DFT部121は、入力された時間領域の受信デジタルベースバンド信号を、周波数領域の信号に変換する。
レプリカF生成部122は、時間領域の受信デジタルベースバンド信号を周波数領域に変換した信号に乗算するためのレプリカFを生成する。
レプリカF生成部122については、図6を用いて説明する。図6は、レプリカF生成部122の構成例を示す図である。レプリカF生成部122は、パイロット生成部141と、DFT部142と、サブキャリアマッピング143と、から構成される。
パイロット生成部141は、送信機のパイロット生成部2と同じ処理を実施し、送信機で生成された複素のパイロット系列と同じパイロット系列を生成する。
DFT部142は、送信機のDFT部3と同じ処理を実施し、時間領域のパイロット系列を周波数領域の系列に変換する。
サブキャリアマッピング部143は、送信機のサブキャリアマッピング部4でデータとパイロットを多重する場合と同様にパイロット系列をサブキャリアにマッピングする。このとき、データをマッピングしたサブキャリアには0をマッピングし、レプリカFとして出力する。
なお、レプリカF生成部122は、上記の通り生成したレプリカFをメモリ等に保存し、読み出す構成としてもよい。
図5のシンボルタイミング検出部103の説明に戻る。レプリカF乗算部123は、DFT部121が出力する周波数領域の受信信号に、レプリカFの複素共役を乗算する。
IDFT部124は、レプリカF乗算部123が出力した複素の出力である周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。
ピーク検出部125は、IDFT部124の複素の出力を電力化し、電力値の最大値(ピーク)を検出し、その最大値を検出したタイミングを検出タイミングとして出力する。
ピーク検出部125がピークタイミングを検出する範囲である相関計算長を、図7を用いて説明する。図7は、図1で示した送信信号とその信号を受信した場合の相関計算長の関係を示す図である。相関計算長は、その範囲にパイロットが1つ含まれる長さとする。すなわち、パイロット多重間隔が相関計算長となる。図7では、送信信号にはパイロットが4シンボル毎にデータと多重されていることから、相関計算長も4シンボルの期間となる。これにより、相関計算長の範囲で常に同じタイミングにパイロットが含まれることから、ピーク検出部125は、パイロットが多重されているシンボル先頭でピーク(図7では相関電力の最大値)を検出することができる。なお、ピーク検出は、相関計算長の電力値を複数個平均化した電力平均値を用いて実施してもよい。
レプリカFは、データがマッピングされたサブキャリアを0としているため、乗算することにより受信信号のデータ部分の影響をなくすことができ、また、パイロットには自己相関特性が良好な系列を用いるため、時間領域での相関電力はパイロットが多重されたシンボル先頭で非常に鋭いピークとして検出される。そのため、高い精度でタイミングを検出することができる。
図4の受信機の説明に戻る。GI除去部104は、シンボルタイミング検出部103より入力される検出タイミングに基づいて、受信デジタルベースバンド信号のGIを除去し、GI除去後の時間領域の信号をDFT部105へ出力する。
DFT部105は、GI除去部104から出力された時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。なお、DFT部105以降の動作については、伝送路推定、周波数領域等化、誤り訂正等の処理を実施するが、一般的な動作のため説明を省略する。
このように、周波数領域でデータをサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号間に、周波数領域でデータおよびパイロットを多重して等間隔にサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号を挿入された送信信号を受信する受信機では、GI除去部104が、シンボルタイミング検出部103が高い精度で検出したタイミングに基づいてGIを除去することができるため、受信性能を改善し、劣化を防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、受信機のタイミング検出装置において、時間領域の受信信号を周波数領域に変換した受信信号に、パイロットのみマッピングされたサブキャリアのレプリカの複素共役を乗算し、時間領域の信号に変換後、電力化してから電力値の最大値を検出し、その最大値が検出されたタイミングを検出タイミングとして出力することとした。これにより、パイロットが多重されたシンボル先頭で非常に鋭いピークとして検出されることから、シンボル先頭タイミングを高精度に検出でき、このタイミングに基づいてGIを除去することができるため、受信性能を改善することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、受信器が、実施の形態1とは異なるシンボルタイミング検出部を備える。実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態の受信機の構成は図4と同様であるが、シンボルタイミング検出部103に替えて、シンボルタイミング検出部103aを備える。図8は、本実施の形態におけるシンボルタイミング検出部103aの構成例を示す図である。シンボルタイミング検出部103aは、DFT部121と、レプリカF生成部122と、レプリカF乗算部123と、IDFT部124と、ピーク検出部125と、検出タイミング補正部126と、から構成される。シンボルタイミング検出部103(図5参照)に、検出タイミング補正部126を追加したものである。
ここで、検出タイミング補正部126について説明する前に、送信信号の特徴について説明する。図2に示す送信機の動作説明で記載したように、パイロットとデータを多重したシンボルを生成する際、周波数領域のパイロット系列をサブキャリアに1つおきにマッピングする。これを時間領域の信号に変換すると、同じ信号が2回繰り返された信号となる。このような信号とレプリカとの相互相関電力を図9に示す。図9は、受信信号のパイロットシンボルおよびレプリカのタイミングと相互相関電力の関係を示す図である。図9に示すように、受信信号のパイロットシンボルのタイミングとパイロットレプリカのタイミングが一致したときに、相互相関電力の最大ピークが検出され、その前後にそれぞれNdft/2離れたタイミングにピークが検出される。なお、NdftはDFTのポイント数である。伝搬路変動によっては、この前後のピークが最大ピークとなり、誤った検出タイミングを出力する場合がある。そのため、検出タイミング補正部126では、このようなタイミング誤検出を補正する。
なお、図示していないが、パイロット系列をマッピングする間隔を1つおきから、2つおき、3つおきと増やす場合、時間領域の信号は同じ信号が3回、4回と繰り返す回数が増えていき、ピークの検出される数も増えていく。以下では、一例として、2回繰り返される場合のタイミング誤検出の方法を説明するが、同様の考え方で、3回、4回と繰り返される場合にも適用可能である。
つづいて、図10〜図12を用いて検出タイミング補正部126の動作を説明する。図10は、検出タイミング補正部126のメイン処理を示すフローチャートである。検出タイミング補正部126は、起動されると、まず、カウンタCNTdとカウンタCNTndをそれぞれ初期化して0とする(ステップS101)。つぎに、初期状態の設定で、状態を非同期状態にする(ステップS102)。ここで、同期状態とは、送信信号を送信した送信機と送信信号を受信した受信機との間で同期が取れている状態とし、非同期状態とは、送信機と受信機との間で同期が取れていない状態とする。検出タイミング補正部126は、ピーク検出部125からの検出タイミングを待ち、検出タイミングTd(t)を受信すると(ステップS103)、状態の判定を行う(ステップS104)。状態が非同期状態の場合(ステップS104:No)、非同期状態の処理を行う(ステップS105)。一方、状態が同期状態の場合(ステップS104:Yes)、同期状態の処理を行う(ステップS106)。そして、非同期状態の処理(ステップS105)または同期状態の処理(ステップS106)終了後、次の検出タイミング待ちとなる(ステップS103)。
つぎに、図10のステップS105における非同期状態の処理について、図11を用いて詳細に説明する。図11は、非同期状態の処理を示すフローチャートである。まず、検出タイミング補正部126は、今回受信した最新の検出タイミングTd(t)をそのまま出力する(ステップS201)。そして、前回の検出タイミングTd(t―1)に対して今回の検出タイミングTd(t)が相関計算長の範囲において±ΔTdの範囲に入っているかどうかを判定する(ステップS202)。ここで、ΔTdは、マルチパスが存在する範囲であり、ガードインターバル長程度とする。
±ΔTdの範囲に入っている場合(ステップS202:Yes)、検出タイミング補正部126は、カウンタCNTdを+1する(ステップS203)。一方、±ΔTdの範囲に入っていない場合(ステップS202:No)、検出タイミング補正部126は、カウンタCNTdを0にして(ステップS204)、非同期状態の処理を終了する。
検出タイミング補正部126は、カウンタCNTdを+1すると(ステップS203)、つぎに、カウンタCNTdと閾値THdとを比較する(ステップS205)。閾値THdは、同期状態に遷移することを判定するための値である。カウンタCNTdが閾値THd未満の場合(ステップS205:Yes)、非同期状態の処理を終了する。一方、カウンタCNTdが閾値THd以上の場合(ステップS205:No)、検出タイミング補正部126は、状態を同期状態に変更して(ステップS206)、非同期状態の処理を終了する。
これにより、検出タイミング補正部126は、検出タイミングTd(t)が閾値THd回連続で±ΔTdの範囲に入らないと同期状態に遷移しないため、タイミング誤検出時に同期状態に移行することを防止することができる。
つぎに、図10のステップS106における同期状態の処理について、図12を用いて詳細に説明する。図12は、同期状態の処理を示すフローチャートである。まず、検出タイミング補正部126は、前回の検出タイミングTd(t―1)に対して今回の(最新の)検出タイミングTd(t)が相関計算長の範囲において±ΔTdの範囲に入っているかどうかを判定する(ステップS301)。±ΔTdの範囲に入っている場合(ステップS301:Yes)、カウンタCNTdとカウンタCNTndをそれぞれ初期化して0にする(ステップS302)。そして、検出タイミングTd(t)を出力し(ステップS303)、同期状態の処理を終了する。
ステップS301に戻って、±ΔTdの範囲に入っていない場合(ステップS301:No)、つぎに、検出タイミング補正部126は、前回の検出タイミングTd(t―1)に対して今回の検出タイミングに所定の差分としてNdft/2を加算したTd(t)+Ndft/2が、相関計算長の範囲において±ΔTdの範囲に入っているか判定する(ステップS304)。ここで、Ndft/2とは、DFTまたはIDFTの際のポイント数Ndftに、サブキャリアにマッピングするデータとパイロットの総数に対するパイロットの比率(ここでは1/2)を乗算した値である。±ΔTdの範囲に入っている場合(ステップS304:Yes)、カウンタCNTdを+1して、カウンタCNTndは0に初期化する(ステップS305)。そして、カウンタCNTdと閾値THdとを比較する(ステップS306)。カウンタCNTdが閾値THd未満の場合(ステップS306:Yes)、本来のタイミングTd(t)に対して+Ndft/2離れたタイミングに補正する(ステップS307)。その後、補正後の検出タイミングTd(t)を出力して(ステップS303)、同期状態の処理を終了する。一方、カウンタCNTdが閾値THd以上の場合(ステップS306:No)、そのまま、検出タイミングTd(t)を出力して(ステップS303)、同期状態の処理を終了する。
これにより、本来のタイミングに対して+Ndft/2離れたタイミングの誤検出を本来のタイミングに補正することができる。また、その補正が連続して閾値であるTHd回発生した場合、+Ndft/2離れたタイミングを本来のタイミングとするため、誤検出タイミングを取り続けることを防止することができる。
ステップS304に戻って、±ΔTdの範囲に入っていない場合(ステップS304:No)、つぎに、検出タイミング補正部126は、前回の検出タイミングTd(t―1)に対して今回の検出タイミングから所定の差分としてNdft/2を減算したTd(t)−Ndft/2が、相関計算長の範囲において±ΔTdの範囲に入っているかどうかを判定する(ステップS308)。±ΔTdの範囲に入っている場合(ステップS308:Yes)、カウンタCNTdを−1して、カウンタCNTndは0に初期化する(ステップS309)。そして、カウンタCNTdと閾値−THdとを比較する(ステップS310)。カウンタCNTdが閾値−THdよりも大きい場合(ステップS310:Yes)、本来のタイミングTd(t)に対して−Ndft/2離れたタイミングに補正する(ステップS311)。その後、補正後の検出タイミングTd(t)を出力して(ステップS303)、同期状態の処理を終了する。一方、カウンタCNTdが閾値−THd以下の場合(ステップS310:No)、そのまま、検出タイミングTd(t)を出力して(ステップS303)、同期状態の処理を終了する。
これにより、本来のタイミングに対して−Ndft/2離れたタイミングの誤検出を本来のタイミングに補正することができる。また、その補正が連続して閾値であるTHd回発生した場合、−Ndft/2離れたタイミングを本来のタイミングとするため、誤検出タイミングを取り続けることを防止することができる。
ステップS308に戻って、±ΔTdの範囲に入っていない場合(ステップS308:No)、カウンタCNTdを0に初期化して、カウンタCNTndを+1する(ステップS312)。そして、カウンタCNTndと閾値THndとを比較する(ステップS313)。閾値THndは、非同期状態に遷移することを判定するための値である。カウンタCNTndが閾値THndよりも小さい場合(ステップS313:Yes)、今回検出されたタイミングTd(t)をTd(t−1)に補正する(ステップS314)。その後、補正後の検出タイミングTd(t)を出力して(ステップS303)、同期状態の処理を終了する。一方、カウンタCNTndが閾値THnd以上の場合(ステップS313:No)、状態を非同期状態に変更する(ステップS315)。その後、検出タイミングTd(t)を出力して(ステップS303)、同期状態の処理を終了する。
これにより、想定外の検出タイミングが検出された場合、その検出タイミングを使用しないため、誤検出タイミングでの復調を防止でき、復調性能の劣化を防ぐことができる。また、想定外の検出タイミングが連続して発生する場合、同期が外れたと判断し、状態を非同期に変更する。
以上説明したように、本実施の形態では、検出したタイミングについて、今回検出したタイミング、または今回検出したタイミングにNdft/2を加算または減算したタイミングと、前回検出したタイミングとの比較を行った結果に基づいて、今回検出したタイミングを補正して、または補正せずに出力することとした。これにより、信号の特性で誤検出が起きやすいタイミングを補正することができ、実施の形態1と比較して、タイミング検出性能を改善することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、受信機が、実施の形態1、2とは異なるシンボルタイミング検出部を備える。実施の形態1、2と異なる部分について説明する。
本実施の形態の受信機の構成は図4と同様であるが、シンボルタイミング検出部103に替えてシンボルタイミング検出部103bを備える。図13は、本実施の形態におけるシンボルタイミング検出部103bの構成例を示す図である。シンボルタイミング検出部103bは、レプリカT生成部161と、相関演算部162と、ピーク検出部163と、から構成される。
レプリカT生成部161は、時間領域のパイロットレプリカであるレプリカTを生成する。
レプリカT生成部161については、図14を用いて説明する。図14は、レプリカT生成部161の構成例を示す図である。レプリカT生成部161は、パイロット生成部141と、DFT部142と、サブキャリアマッピング部143と、IDFT部144と、から構成される。実施の形態1のレプリカF生成部122に、IDFT部144を追加したものである。
IDFT部144は、サブキャリアマッピングされた周波数領域の系列を時間領域に変換し、時間領域のパイロットレプリカであるレプリカTを出力する。なお、レプリカT生成部161は、上記の通り生成したレプリカFをメモリ等に保存し、読み出す構成にしてもよい。
図13のシンボルタイミング検出部103bの説明に戻る。相関演算部162は、タイミング検出部103bに入力される受信デジタルベースバンド信号とレプリカTとの相互相関演算を実施し、複素の相関演算結果を出力する。相互相関演算は受信機において一般的に行われる演算であり、ここでは、受信デジタルベースバンド信号とレプリカTとの相関をとって、I相およびQ相からなるベクトル量を複素の相関演算結果として算出する。
ピーク検出部163は、複素の相関演算結果を電力化し、相関演算長の中で最大電力のタイミングを検出タイミングとして出力する。相関演算長は、図7で説明したものと同様である。なお、ピーク検出は、相関計算長の電力値を複数個平均化した電力平均値を用いて実施してもよい。
シンボルタイミング検出部103b(図13参照)とシンボルタイミング検出部103(図5参照)では、信号の処理領域が時間と周波数で異なり、構成が異なるが、原理的には同じ処理である。そのため、シンボルタイミング検出部103bは、シンボルタイミング検出部103と同様の効果を得ることができ、さらに、シンボル先頭タイミングを高精度に検出でき、受信性能を改善することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、シンボルタイミング検出部103bにおいて、受信信号を周波数領域に変換することなく、時間領域の受信信号をそのまま用いて相互相関演算の結果を用いてピーク検出を行うこととした。この場合においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、シンボルタイミング検出部103bに、実施の形態2で説明した検出タイミング補正部126と同等の構成を備えることも可能である。この場合、さらに、実施の形態2と同等の効果を得ることができる。
実施の形態4.
本実施の形態では、データに多重するパイロットを2種類とする。実施の形態1〜3と異なる部分について説明する。
図15は、本実施の形態に適用する送信信号のフレーム構成を示す図である。送信信号は、複数のシンボル(SYM)でフレームを構成する。図15では、16シンボルで1フレームとしているが、一例であり、1フレームのシンボル数は16でなくてもよい。また、各シンボルではデータを送信するが、その一部でパイロットをデータと多重して送信する。図15では、パイロットは4シンボル毎にデータと多重しているが、4シンボル毎でなくてもよい。図1に示す送信信号とは、第1のパイロットであるパイロット1と第2のパイロットであるパイロット2の2種類のパイロットをデータと多重している点が異なる。フレーム先頭のシンボル#0にパイロット2を多重し、その他のパイロット多重シンボルにはパイロット1を多重している。
図16は、図15に示す送信信号を生成する本実施の形態の送信機の構成例を示す図である。送信機は、パイロット1生成部201と、パイロット2生成部202と、パイロット選択部203と、DFT部1と、DFT部3と、サブキャリアマッピング部4と、IDFT部5と、GI付加部6と、D/A変換部7と、送信無線部8と、制御部204と、から構成される。
パイロット1生成部201およびパイロット2生成部202は、それぞれパイロット1系列とパイロット2系列を生成する。パイロット1系列とパイロット2系列はそれぞれ自己相関特性が良好で、相互相関が低い系列とする。例えば、前述のCAZAC系列の1種であるZadoff−Chu系列で系列番号の異なるものを使用する。
パイロット選択部203は、制御部204からの制御信号に従って、パイロット1系列かパイロット2系列のどちらかを選択して出力する。
制御部204は、生成するシンボルのシンボル番号により、生成するシンボルがデータのみか、データとパイロットを多重するかを判断し、DFT部1およびサブキャリアマッピング部4に対してデータのみか、データとパイロット多重するかを指示する制御信号を出力する。また、データとパイロットを多重する場合、パイロット1系列とパイロット2系列のどちらを使用するかを指示する制御信号を、パイロット選択部203に出力する。
つぎに、上記で説明した送信機から送信された信号を受信する受信機について説明する。図17は、本実施の形態の受信機の構成例を示す図である。受信機は、受信無線部101と、A/D変換部102と、シンボルタイミング検出部103と、GI除去部104と、DFT部105と、フレームタイミング検出部221と、から構成される。
受信無線部101、A/D変換部102、シンボルタイミング検出部103、GI除去部104、DFT部105の動作は実施の形態1(図4参照)と同様である。なお、シンボルタイミング検出部103で生成するパイロットレプリカは、パイロット1のレプリカであり、フレームタイミング検出部221に対してシンボルタイミングを出力する。
図18は、フレームタイミング検出部221の構成例を示す図である。フレームタイミング検出部221は、レプリカ2T生成部261と、相関演算部262と、ピーク検出部263と、から構成される。
レプリカ2T生成部261は、図14に示したレプリカT生成部161のパイロット生成部141で生成するパイロット系列をパイロット2にしたものであり、レプリカ2Tを生成する。
相関演算部262は、レプリカ2Tと、A/D変換部102の出力であるデジタルベースバンド信号と、シンボルタイミング検出部103からシンボルタイミングが入力される。相関演算部262では、デジタルベースバンド信号とレプリカ2Tとの相互相関演算を行い、複素の演算結果を出力する。
図19は、相互相関演算を行う周期および範囲を示す図である。相関電力1はパイロット1を、相関電力2はパイロット2を対象としたものである。相互相関演算周期は、パイロット系列が挿入される周期で実施する。図19は、パイロット系列が4シンボル毎に挿入される場合であり、相互相関演算周期も4シンボル毎に実施する。ここで、パイロット2が多重されたシンボルのタイミングについては、パイロット1が多重されたシンボルのタイミングを検出するときと比較して、相関計算範囲を限定して検出する処理を行う。図19に示すように、パイロット2が多重されたシンボルのタイミングについての相互相関演算範囲は、マルチパスによるピークタイミングの変動を考慮し、シンボルタイミングを中心に前後ガードインターバル長程度とする。
ピーク検出部263は、相関演算部262からの複素の相互相関演算結果を電力化し、1フレーム分の相互相関演算結果の中ら最大ピークのタイミングを検出し、そのタイミングをフレームタイミングとして出力する。
このように、複数のパイロットを用い、周波数領域でデータをサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号間に、時間領域で生成されたデータおよびパイロット1を多重して等間隔にサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号を所定の周期で挿入するうち、フレーム周期で前記パイロット1に替えてパイロット2を用いて生成された送信信号を受信する受信機では、1つのフレームに1つのみ多重されたパイロット2については、フレームタイミング検出部221がタイミングの検出を行う。このとき、フレームタイミング検出部221では、シンボルタイミング検出部103と比較して相互相関演算処理を限定した範囲で行う。
以上説明したように、本実施の形態では、2種類のパイロットを用い、フレームの先頭に多重されたパイロットを検出する場合、タイミング検出装置では、フレームタイミング検出部が、相互相関演算範囲を限定してピーク検出処理を行うこととした。これにより、ピーク検出を行うときの処理量を削減することができる。また、フレームタイミング検出用パイロット(パイロット2)には自己相関特性が良好な系列を用い、シンボルタイミング検出用のパイロット(パイロット1)との相互相関が低い系列を用いるため、フレーム先頭タイミングを高精度に検出することができる。
なお、受信機においてシンボルタイミング検出部103を用いる場合について説明したが、これに限定するものではなく、シンボルタイミング検出部103a、103bについても適用可能である。
以上のように、本発明にかかるタイミング検出装置は、広帯域の無線伝送システムに有用であり、特に、ブロック伝送方式を用いる場合に適している。
1 DFT部
2 パイロット生成部
3 DFT部
4 サブキャリアマッピング部
5 IDFT部
6 GI付加部
7 D/A変換部
8 送信無線部
9 制御部
101 受信無線部
102 A/D変換部
103、103a、103b シンボルタイミング検出部
104 GI除去部
105 DFT部
121 DFT部
122 レプリカF生成部
123 レプリカF乗算部
124 IDFT部
125 ピーク検出部
126 検出タイミング補正部
141 パイロット生成部
142 DFT部
143 サブキャリアマッピング部
144 IDFT部
161 レプリカT生成部
162 相関演算部
163 ピーク検出部
201 パイロット1生成部
202 パイロット2生成部
203 パイロット選択部
204 制御部
221 フレームタイミング検出部
261 レプリカ2T生成部
262 相関演算部
263 ピーク検出部

Claims (8)

  1. 複数のパイロットを用い、周波数領域でデータをサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号間に、時間領域で生成されたデータおよび第1のパイロットを多重して等間隔にサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号を所定の周期で挿入するうち、フレーム周期で前記第1のパイロットに替えて第2のパイロットを用いて生成された送信信号を受信する受信機におけるタイミング検出装置であって、
    時間領域の受信信号を周波数領域の受信信号に変換するDFT手段と、
    前記第1のパイロットと同一のパイロットをサブキャリアにマッピングした第1のレプリカを生成する第1のレプリカ生成手段と、
    前記周波数領域の受信信号と前記第1のレプリカの複素共役を対応するサブキャリア毎に乗算するレプリカ乗算手段と、
    レプリカ乗算後の周波数領域の受信信号を時間領域の信号に変換するIDFT手段と、
    前記IDFT手段から出力された時間領域の信号を電力化し、所定の範囲内で電力値の最大ピークを検出し、検出したときの第1のタイミングを出力する第1のピーク検出手段と、
    前記第2のパイロットと同一のパイロットをサブキャリアにマッピングし、時間領域の信号に変換した第2のレプリカを生成する第2のレプリカ生成手段と、
    時間領域の受信信号と前記第2のレプリカとの相関演算を所定の範囲で行い、複素の相関演算結果を出力する相関演算手段と、
    前記複素の相関演算結果を電力化し、所定の範囲内で電力値の最大ピークを検出し、検出したときの第2のタイミングを出力する第2のピーク検出手段と、
    を備えることを特徴とするタイミング検出装置。
  2. 複数のパイロットを用い、周波数領域でデータをサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号間に、時間領域で生成されたデータおよび第1のパイロットを多重して等間隔にサブキャリアにマッピングして時間領域に変換後ガードインターバルを付加した信号を所定の周期で挿入するうち、フレーム周期で前記第1のパイロットに替えて第2のパイロットを用いて生成された送信信号を受信する受信機におけるタイミング検出装置であって、
    前記第1のパイロットと同一のパイロットをサブキャリアにマッピングし、時間領域の信号に変換した第1のレプリカを生成する第1のレプリカ生成手段と、
    時間領域の受信信号と前記第1のレプリカとの相関演算を行い、第1の複素の相関演算結果を出力する第1の相関演算手段と、
    前記第1の複素の相関演算結果を電力化し、第1の所定の範囲内で電力値の最大ピークを検出し、検出したときの第1のタイミングを出力する第1のピーク検出手段と、
    前記第2のパイロットと同一のパイロットをサブキャリアにマッピングし、時間領域の信号に変換した第2のレプリカを生成する第2のレプリカ生成手段と、
    時間領域の受信信号と前記第2のレプリカとの相関演算を所定の範囲で行い、第2の複素の相関演算結果を出力する第2の相関演算手段と、
    前記第2の複素の相関演算結果を電力化し、第2の所定の範囲内で電力値の最大ピークを検出し、検出したときの第2のタイミングを出力する第2のピーク検出手段と、
    を備えることを特徴とするタイミング検出装置。
  3. 前記第2のピーク検出手段が最大ピークを検出するときの所定の範囲または第2の所定の範囲を、前記第1のタイミングの前後に前記ガードインターバルの長さを付与した範囲とする、
    ことを特徴とする請求項またはに記載のタイミング検出装置。
  4. さらに、
    前記第1のピーク検出手段で検出されたタイミングを補正して出力する検出タイミング補正手段、
    を備えることを特徴とする請求項1,2またはに記載のタイミング検出装置。
  5. 前記検出タイミング補正手段は、前記送信信号を送信する送信機と前記受信機との同期状態に応じて補正を実施するかどうかを決定する、
    ことを特徴とする請求項に記載のタイミング検出装置。
  6. 前記検出タイミング補正手段は、同期状態のとき、前回の検出タイミングと最新の検出タイミングを比較し、比較した結果、所定の差分が検出された場合は所定の差分だけ最新の検出タイミングを補正する、
    ことを特徴とする請求項に記載のタイミング検出装置。
  7. 前記検出タイミング補正手段は、同期状態のとき、前回の検出タイミングと最新の検出タイミングを比較し、比較した結果、所定の差分が連続して検出された場合は最新の検出タイミングを補正せずに出力する、
    ことを特徴とする請求項またはに記載のタイミング検出装置。
  8. 前記所定の差分、前記時間領域の信号を前記周波数領域の信号に変換するときの離散フーリエ変換または前記周波数領域の信号を前記時間領域の信号に変換するときの逆離散フーリエ変換のポイント数に、サブキャリアにマッピングするデータとパイロットの総数に対する前記パイロットの比率を乗算した値とする、
    ことを特徴とする請求項またはに記載のタイミング検出装置。
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