JP5711550B2 - 自動ねじ締め機 - Google Patents
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Description
次に吸着パイプとビットの作用について説明する。前記先端ツールの下降により前記吸着パイプがワーク表面に当接すると、前記ビットは前記スプリングの収縮により螺入されるねじに追従して吸着パイプの先端側へ移動する。この自動ねじ締め機におけるねじ浮き検出は、吸着パイプがワーク表面に当接してからのビットの移動量である前記測定相対変位を基に行われるため、ワークの表面高さが不均一であってもねじ浮き検出の精度に影響を与えることなく高精度なねじ浮き検出が行える。また、前記変位検出手段には、高い分解能を持つエンコーダを用いているため、微小な変位を正確に測定することが可能である。
S01:ロボット制御部(図示せず)から位置決め完了信号が入力されるのを待つ。
S02:モータ駆動部42に高速駆動指令信号を送る。
S03:モータ駆動部42の印加電流値を取得し、これが基準押圧力に相当する電流値に達するのを待つ。
S04:モータ駆動部42からモータ52のエンコーダ52bのパルス信号数を取得し、積算、記憶する。
S05:次式(1)により測定開始点P1を演算し、記憶する。
(エンコーダ52bのパルス信号数/モータ52の出力軸1回転当たりのエンコーダ52bのパルス信号数)×ボールねじ軸54のねじピッチ・・・(1)
S06:モータ駆動部43に設定速度駆動指令信号を送るとともに、モータ駆動部42に低トルク駆動指令信号を送る。
S07:モータ駆動部42からエンコーダ52bのパルス信号数を取得し、積算、記憶する。
S08:次式(2)によりビット63の移動量を演算する。
(エンコーダ52bのパルス信号数の増分/モータ52の出力軸1回転当たりのエンコーダ52bのパルス信号数)×ボールねじ軸54のねじピッチ・・・(2)
S09:ビット63の移動量が基準移動量を上回っているかどうかを確認する。上回っていなければS11にジャンプする。
S10:この時のビット63の移動量を補正値αに加算する。補正値αの初期値は0。
S11:モータ駆動部43からモータ62への印加電流値を取得する。
S12:フラグが立っているかどうかを確認し、立っている場合はS16にジャンプする。
S13:印加電流値が着座トルクに相当する電流値に到達しているか否かを確認し、到達していなければ、S07にジャンプする。
S14:フラグを立てる。
S15:モータ駆動部42に高トルク駆動指令信号を送り、S07にジャンプする。
S16:印加電流値が目標締付トルクに相当する電流値に到達しているか否かを確認し、到達していなければ、S07にジャンプする。
S17:各モータ駆動部42,43に駆動停止指令信号を送る。
S18:モータ駆動部42からエンコーダ52bのパルス信号数を取得し、記憶する。
S19:前記式(1)により測定終了点P2を演算し設定する。
S20:測定総移動量L2(=測定終了点P2−測定開始点P1−補正値α)を求める。
S21:測定総移動量L2が設定総移動量L1の許容範囲内にあるかどうかを確認し、許容範囲内にない場合はS23にジャンプする。
S22:ねじ締め正常表示指令信号を表示部に送る。
S23:ねじ締めエラー表示指令信号を表示部に送る。
S24:モータ駆動部42に逆駆動指令信号を送る。
S25:エンコーダ52bのパルス信号数を監視してビット63の位置を求め、これが待機位置に復帰するのを待つ。
S26:モータ駆動部42に駆動停止指令信号を送る。
S27:フラグを倒し、パルス信号数、測定開始点P1、測定終了点P2、測定総移動量L2および補正値α等をクリアする。
S28:エンド。
となるねじ締め制御を行う。
(a)ビット63とねじ駆動部の位相がずれて嵌合していない状態でねじ先端がめねじ81開口端に当接した場合(図10参照)や、
(b)ワーク8のめねじ81又は下穴82の加工誤差等により、ねじの先端がめねじ81開口端ではなく下穴82の縁に当接した場合(図11参照)
にも、その位置で測定開始点P1が設定されてしまうことがある。測定開始点P1が正しく設定された場合には、その後のビット63の移動量はねじのねじ込み時の移動量に相当する基準移動量を超えない。しかし、前記(a)、(b)等のように本来の測定開始点P1でないビット位置で測定開始点P1が設定された場合には、一時的に基準移動量よりも大きなビット63の移動量が検出される。すなわち、(a)の場合には、ビット63がねじの駆動部に嵌合する時、また(b)の場合には、ねじ先端が下穴82の縁から外れてめねじ81開口端に移行する時に、それぞれビット63の移動量が基準移動量よりも大きくなる。これを検出するため、制御部41は、測定開始点P1を設定して後、測定終了点P2を設定するまでの間、制御サイクルタイム(本実施形態においては、平均2msec)毎にビット63の移動量を求め、これが基準移動量を上回っていないかどうかを監視する。そして、ビット63の移動量が基準移動量を上回った場合は、その移動量を補正値αに積算していく。なお、図12は、前記(a)の場合のビット63の移動量、移動速度、押圧力の推移を示したものであるが、ビット63とねじSの駆動部との位相が合って嵌合する瞬間、ビット63の移動量には基準移動量を超える移動量の区間E1が現れることから、制御部41は、この区間E1において検出した移動量を補正値αに積算する。
ビット63の移動速度={(エンコーダ52bのパルス信号数の増分/モータ52の出力軸1回転当たりのエンコーダ52bのパルス信号数)×ボールねじ軸54のねじピッチ}/平均制御サイクルタイム・・・(3)
基準速度=モータ62の設定回転速度(回転数)×ねじのピッチ・・・(4)
2 ロボット
3 ねじ締めユニット
4 制御ユニット
5 往復移動ユニット
6 ドライバツール
41 制御部
42 モータ駆動部
43 モータ駆動部
44 記憶部
45 表示部
46 入力部
51 フレーム
52 ACサーボモータ
52b エンコーダ
54 ボールねじ軸
55 ナット部材
61 電気ドライバ
62 ACサーボモータ
63 ビット
68 吸着パイプ
70 チャックユニット
Claims (2)
- 回転駆動源の駆動を受けて回転可能かつねじの駆動部に嵌合可能なビットを有するドライバツールと、このドライバツールを前記ビットの軸方向に往復移動操作可能に支持した往復移動ユニットとを有する自動ねじ締め機において、
前記ドライバツールとともに移動するビットに所定の移動抵抗が作用した位置からねじ締め完了位置までのビットの総移動量を測定するとともに、このビットの総移動量からねじのねじ込み時の移動量に相当する移動量以外の移動量を除外する補正を行い、この補正したビットの総移動量を予め設定された設定総移動量と比較してねじ込み量の良否判定を行う制御ユニットを備えて成り、
前記制御ユニットは、所定の時間間隔でドライバツールの移動にともなうビットの移動量を検出し、このビットの移動量を予め設定された基準値と比較し、これが基準値を超えた場合に、その移動量を測定したビットの総移動量から差し引くことにより、ビットの総移動量を補正する処理を行う制御部を備えて成ることを特徴とする自動ねじ締め機。 - 制御部は、ビットからねじに与えられる押圧力または前記ビットの移動速度が予め設定された基準値に到達した位置をビットに所定の移動抵抗が作用した位置と判定する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動ねじ締め機。
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JP2011016992A JP5711550B2 (ja) | 2011-01-28 | 2011-01-28 | 自動ねじ締め機 |
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JP2011016992A JP5711550B2 (ja) | 2011-01-28 | 2011-01-28 | 自動ねじ締め機 |
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