JP5709679B2 - エレベータ巻上げ機の人力駆動装置 - Google Patents
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Description
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ巻上げ機の人力駆動装置の構成を模式的に示す正面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ巻上げ機の人力駆動装置を用いたエレベータの人力運転を説明する図、図4は図3のA部拡大図である。
このように構成されたエレベータでは、シーブ23がモータにより正逆両方向に回転され、乗りかご16を昇降させている。
まず、作業者は、制動機26を開放しても乗りかご16が昇降しないか否かを確認する。そして、制動機26を開放しても乗りかご16が昇降しない場合には、作業者は、機械室19に入り、制動機26を開放し、上述手順により人力駆動装置100を設置する。そして、作業者は、操作ハンドル9を回し、乗りかご16を最寄り階まで昇降させた後、制動機26の開放を解除し、ブレーキドラム24に制動力を付与する。そして、乗りかご16内の乗客を着床階に救出する。
また、ベルト13の材質は、特に限定されず、必要な強度が得られ、かつプーリ8およびブレーキドラム24との間に所定の摩擦力が得られて所望のトルクを伝達できればよく、例えばスチール、ゴムを用いることができる。
また、操作ハンドル9がプーリ8に同軸に直接固着されているので、操作ハンドル9で発生した回転トルクをプーリ8に伝達する動力伝達機構が不要となり、人力駆動装置100の構成の簡素化が図られ、低コスト化が図られる。
また、ベルト13がブレーキドラム24とブレーキライニング27との間に位置するようにブレーキドラム24に巻き付けられているので、ブレーキドラム24の軸長さの縮小が可能となり、巻上げ機20の小型化が図られる。
上記実施の形態1では、アイドラープーリ支持部材10が本体部6からテンション調整用ボルト3の軸方向と第1軸7の軸方向とに直交する方向に所定長さに延設されているものとしているが、この実施の形態2では、アイドラープーリ支持部材10がテンション調整用ボルト3の軸方向と第1軸7の軸方向とに直交する方向に伸縮可能に本体部6に取り付けられている。アイドラープーリ支持部材10の伸縮機構は、図示していないが、例えば、テンション調整用ボルト3と架台1に形成された雌ねじ部2との螺合による本体部6の昇降機構と同様の構成で実現される。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
図5はこの発明の実施の形態3に係るエレベータの巻上げ機人力駆動装置の設置状態を説明する図、図6は図5のB部の拡大図である。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
一方、図5中、操作ハンドル9を反時計回りに回すと、プーリ8、アイドラープーリ12およびブレーキドラム24に巻き掛けられたベルト13Aは反時計回りに走行しようとする。このとき、ベルト13Aとブレーキライニング27との間で発生する摩擦力が大きいので、ベルト13Aの走行がブレーキライニング27により阻止され、ブレーキドラム24の反時計回りの回転が阻止される。
そこで、作業者が操作ハンドル9を離しても、乗りかご16とつり合い重り17との重量差による乗りかご16の昇降が、ベルト13Aとブレーキライニング27との間に発生する摩擦力により阻止されるので、エレベータの人力運転が容易となる。さらに、1人の作業者が、人力駆動装置100Aをセットした後、非常止め装置の作動を解除し、さらに乗りかご16の着床後、非常止め装置を作動させることができるので、作業者の人数を減らすことができる。
Claims (5)
- 本体部と、
上記本体部に第1軸周りに回転可能に取り付けられ、該第1軸を巻上げ機の回転軸と平行にして、該巻上げ機の回転軸と直交する同一の平面上に該巻上げ機の回転軸に固着されたブレーキドラムとともに位置するように配置されるプーリと、
人力により上記プーリを上記第1軸周りに回転させる回転トルクを発生する人力回転トルク発生手段と、
上記プーリと上記ブレーキドラムとに巻き掛けられて該プーリの回転トルクを該ブレーキドラムに伝達するベルトと、
上記プーリを上記平面上を上記ブレーキドラムに対して接離する方向に移動させて上記ベルトのテンションを調整するベルトテンション調整手段と、
を備えていることを特徴とするエレベータ巻上げ機の人力駆動装置。 - 上記ベルトは、上記ブレーキドラムに作用して制動力を発生するブレーキライニングと該ブレーキドラムとの間に位置するように該ブレーキドラムに巻き掛けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ巻上げ機の人力駆動装置。
- 上記平面上に上記ブレーキドラムと上記プーリとともに位置するように配置され、上記ベルトが巻き掛けられるアイドラープーリと、
上記アイドラープーリが上記第1軸と平行な第2軸周りに回転可能に取り付けられ、上記平面上における上記プーリと上記ブレーキドラムとに接する線分に対する該アイドラープーリの延出量を調整可能に上記本体部に取り付けられた支持部材と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータ巻上げ機の人力駆動装置。 - 上記ベルトは、上記ブレーキドラム側の表面における長さ方向の両方向の摩擦係数が等しく、該ブレーキドラムと反対側の表面における長さ方向の両方向の摩擦係数が異なるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ巻上げ機の人力駆動装置。
- 上記人力回転トルク発生手段は、上記プーリに同軸に固着され、該プーリを上記第1軸周りに回転させる操作ハンドルであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータ巻上げ機の人力駆動装置。
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