JP5705051B2 - 路面状態推定方法、及び路面状態推定装置 - Google Patents
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Description
また、左右の車輪の車両バネ下部に加速度センサーを取付けて車両が路面突起を乗り越えたときの車両バネ下部の振動を検出するとともに、バネ下振動の最大値と最小値との差Ap-pを算出し、この最大値と最小値との差Ap-pと予め求めておいた路面突起高さX1及び路面突起幅X2と最大値と最小値との差Ap-pとの関係を示す重回帰式とを用いて路面突起高さX1と路面突起幅X2とを推定する路面形状検出装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。なお、重回帰式は車輪速毎に求められる。
また、車両バネ下部の振動を検出する方法では、車両が路面突起を乗り越えたときに発生する11〜12Hz前後のバネ下共振を利用しているため、一過性の路面突起の形状については推定できるものの、路面の滑り易さに関係する路面性状を推定することは困難である。
すなわち、本願発明は、走行中の路面状態を推定する方法であって、車両のバネ下に取付けられた加速度センサーによりバネ下前後加速度を検出するステップと、車輪速を検出するステップと、前記検出された車輪速の変化量を算出するステップと、前記算出された車輪速の変化量の変動幅と前記検出されたバネ下前後加速度の変動幅とをそれぞれ算出するステップと、前記車輪速の変化量の変動幅と前記バネ下前後加速度の変動幅との関係から走行中の路面が凹凸のある路面であるか否かを推定するステップと、前記推定された路面が凹凸のある路面である場合に、前記検出されたバネ下前後加速度を周波数分析して求められる周波数スペクトルの200Hz〜230Hz帯域内におけるピーク位置の周波数であるピーク周波数を算出し、前記ピーク周波数と車輪速とから前記凹凸のある路面が滑り易い路面か否かを推定するステップとを備え、前記走行中の路面が凹凸のある路面であるか否かを推定するステップでは、前記算出されたバネ下前後加速度の変動幅が、前記車輪速の変化量の変動幅を予め求めておいたバネ下前後加速度の変動幅と車輪速の変化量の変動幅との関係を示す変動幅判定式に代入して得られたバネ下前後加速度の変動幅の計算値を超えた場合に、走行中の路面が凹凸のある路面であると推定し、前記凹凸のある路面が滑り易い路面か否かを推定するステップでは、予め求めておいたピーク周波数と車輪速との関係を示す周波数判定式に前記検出された車輪速を代入して得られたピーク周波数の計算値よりも前記検出されたピーク周波数が小さい場合に、前記凹凸のある路面が、路面摩擦係数μが0.3よりも小さい滑り易い路面であると推定することを特徴とする。
更に、路面が凹凸のある路面である場合には、バネ下前後加速度を周波数分析して求められる周波数スペクトルの200Hz〜230Hz帯域内におけるピーク位置の周波数であるピーク周波数と車輪速とから凹凸のある路面が滑り易い路面か否かを推定するようにしたので、凹凸のある路面が排水性舗装路などの滑りにくい路面なのか雪路などの滑り易い路面なのかを精度よく推定することができる。
なお、変動幅判定式としては、例えば、下記の式に示すような、様々な路面で車両を走行させて求めた、車輪速の変化量の変動幅とバネ下前後加速度の変動幅との関係を示す一次式を挙げることができる。
σ(Gx)=K・σ(ΔVw)+σ(g)
また、周波数判定式としては、例えば、下記の式に示すような、排水舗装路と雪路とで車両を走行させて求めた、ピーク周波数fpと車輪速Vwとの関係を示す一次式を挙げることができる。
fp=a・Vw+b
また、車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)やバネ下前後加速度Gxの変動幅σ(Gx)としては、所定時間(例えば、0.5秒)分のΔVwのデータ、及びGxのデータがガウス分布しているとしたときの標準偏差σや半値幅のような、データのバラつきを表す量を用いることができる。
ここで、「不整路」は、未舗装路やひび割れが生じている路面、あるいは、シャーベット路などのように、路面の凹凸が大きくかつ不規則な路面であって、通常の接地性が得られない路面を指す。走行中の路面が不整路である場合には、車輪速の変化量の変動幅及びバネ下前後加速度の変動幅のいずれか一方もしくは両方が大きくなる。
そこで、σ(ΔVw)>σAMまたはσ(Gx)>σGMである場合には、路面が不整路と推定して、排水舗装路や雪路などの凹凸のある路面と区別する。
このような構成を採ることにより、走行中の路面が凹凸のある路面か否かを精度よく推定できるとともに、路面が凹凸のある路面である場合には、路面が滑り易い路面であるか否かを容易に推定することのできる路面状態推定装置を得ることができる。
路面状態推定装置10は、バネ下前後加速度検出手段としての加速度センサー11と、車輪速検出手段としての車輪速センサー12と、車輪速変化量算出手段13と、変動幅算出手段14と、記憶手段15と、路面状態判別手段16と、周波数分析手段17と、ピーク周波数抽出手段18と、路面状態推定手段19とを備える。車輪速変化量算出手段13、変動幅算出手段14、及び、路面状態判別手段16〜路面状態推定手段19の各手段は、例えば、コンピュータのソフトウェアにより構成される。
加速度センサー11は、図1に示すように、ナックル21に取り付けられてバネ下前後加速度Gxを検出する。ナックル21は、タイヤTを装着するホイール22とともに回転するホイールハブ23と軸受けを介して連結された車輪部20の非回転側部品(車両バネ下部品)で、図示しない車体にショックアブゾーバー24等のサスペンション部材により懸架される。
車輪速センサー12は車輪の回転速度(以下、車輪速という)Vwを検出するもので、本例では、外周部に歯車が形成され車輪とともに回転するローターと、このローターと磁気回路を構成するヨークと、磁気回路の磁束変化を検出するコイルとを備え、車輪の回転角度を検出する周知の電磁誘導型の車輪速センサーを用いている。ヨークとコイルとはナックル21に装着される。
本例では、後述するように、変動幅σ(ΔVw),σ(Gx)を算出する関係上、バネ下前後加速度Gxのデータと車輪速Vwのデータとを、それぞれ、加速度センサー11及び車輪速センサー12の出力をサンプリングしてA/D変換した値を用いている。
なお、車両の走行状態を制御する車両制御手段にCAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)などのネットワークが形成されている車両では、車輪速Vwのデータをネットワークから取得することが好ましい。
変動幅算出手段14は、加速度センサー11で検出したバネ下前後加速度Gxの変動幅σ(Gx)と、車輪速変化量算出手段13で算出した車輪速ΔVwの変化量の変動幅σ(ΔVw)とをそれぞれ算出する。所定時間T(例えば、T=0.5秒)分のバネ下前後加速度Gxのデータと車輪速の変化量ΔVwのデータとはガウス分布で近似できるので、本例では、変動幅σ(Gx)をそれぞれのガウス分布の標準偏差σとした。
なお、変動幅σとしては所定時間内のデータバラつきを表す量であればよいので、半値幅や2σなどを用いてもよい。
記憶手段15は、予め設定されたバネ下前後加速度の変動幅の最大値σGMと車輪速の変化量の変動幅の最大値σAMと、下記の式(1)に示す、予め求めておいた車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)とバネ下前後加速度の変動幅σ(Gx)との関係を示す一次式から成る変動幅判定式とを記憶する。
σ(Gx)=K・σ(ΔVw)+σ(g) ……(1)
ここで、Kは比例係数、σ(g)は一次式の切片である。
変動幅判定式(1)は、様々な路面で車両を走行させて求めたバネ下前後加速度の変動幅σ(Gx)と車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)のデータから得られた式で、バネ下前後加速度の変動幅の最大値σGMと車輪速の変化量の変動幅の最大値σAMも上記データから設定することができる。
路面状態判別手段16は、変動幅算出手段14で算出された車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)とバネ下前後加速度の変動幅σ(Gx)と、記憶手段15から取り出したバネ下前後加速度の変動幅の最大値σGM、車輪速の変化量の変動幅の最大値σAM、及び、前記変動幅判定式とを用いて、走行中の路面が不整路か、凹凸の比較的大きな路面(以下、凹凸のある路面という)か、平滑路かのいずれかであるかを判定する。
図2は、ナックルに加速度センサーを装着した車両を、平滑路(平滑な舗装路と凍結路)、凹凸のある路面(排水性舗装路)、及び、不整路において一定速度(30km/h〜80km/h)で走行させて算出した車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)とバネ下前後加速度の変動幅σ(Gx)との関係を示す図で、図3はその原点付近の拡大図である。なお、使用したタイヤはサイズが225/55R17のスタッドレスタイヤで、変動幅のデータは6.5m走行毎に算出した。
また、左輪の車輪速情報は車両の情報システム(CANのライン)から取得した。
図2及び図3の横軸はσ(ΔVw)で縦軸はσ(Gx)である。また、各図において、色のうすい丸印が平滑な舗装路のデータ、色の濃い丸印が凍結路のデータ、小さい方の四角が排水性舗装路のデータ、大きな四角が不整路のデータで、図3の太い一点鎖線で示す直線がσ(ΔVw)とσ(Gx)との関係を示す変動幅判定式である。
図3に示すように、平滑路のデータは変動幅判定式のほぼ下側に分布し、凹凸のある路面のデータは変動幅判定式のほぼ上側に分布している。
したがって、車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)と前後加速度の変動幅σ(Gx)との関係を調べれば、走行中の路面状態が平滑路であるか凹凸のある路面であるかを判定できることが分かる。
更に、バネ下前後加速度の変動幅σ(Gx)がバネ下前後加速度の変動幅の最大値σGMを超えているか、もしくは、車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)が車輪速の変化量の変動幅の最大値σAMを超えている場合には、路面が、未舗装路やひび割れが生じている路面、あるいは、シャーベット路などのように、路面の凹凸が大きくかつ不規則な通常の接地性が得られない路面である不整路であると判定し、排水舗装路や雪路などの凹凸のある路面と区別する。
図4はバネ下前後加速度の周波数スペクトルの一例を示す図で、横軸は周波数、縦軸はバネ下前後加速度Gxである。同図の太い実線が排水性舗装路を走行したときの周波数スペクトルで、細い実線が雪路を走行したときの周波数スペクトルである。
ピーク周波数抽出手段18は、バネ下前後加速度の周波数スペクトルの200Hz〜230Hz帯域内におけるピーク位置の周波数であるピーク周波数fpを抽出する。
走行中、タイヤには路面からの衝撃で固有の振動が励起されるが、例えば、排水性舗装路や雪路のような、凹凸のある路面では、乾燥アスファルト路のような平滑舗装路に比べてタイヤの振動が大きくなる。この振動のピークの位置、すなわち、ピーク周波数fpは路面の滑り易さに依存する傾向がある。具体的には、図4に示すように、雪路のような路面摩擦係数μが0.3よりも小さな滑り易い路面では、同図の矢印で示すピーク周波数fpの位置は低周波側に移動する。その理由としては、路面とタイヤトレッドとの力学的な結合(バネ定数)が滑り易い路面では弱くなったためと考えられる。
なお、乾燥アスファルト路のような平滑舗装路でもピークは観測されるが、排水性舗装路や雪路を走行した場合と比較して振動レベルが低いので、ピーク周波数抽出手段18では、ピーク周波数fpにおける振動レベルGx(fp)が予め設定した閾値Kより小さい場合には、ピーク周波数fpの抽出は行わずに、路面が平滑路であるという信号を路面状態推定手段19に送る。
路面状態推定手段19は、ピーク周波数fpと車輪速Vwとから、下記の式(2)で示す周波数判定式を用いて走行中の路面状態を推定する。
fp=a・Vw+b ……(2)
まず、加速度センサー11によりナックル21に作用する前後方向の加速度であるバネ下前後加速度Gxを検出して変動幅算出手段14に送るとともに、車輪速センサー12により車輪速Vwを検出して車輪速変化量算出手段13に送る。
車輪速変化量算出手段13では、車輪速Vwの変化量である車輪速の変化量ΔVwを算出して変動幅算出手段14に送る。
変動幅算出手段14では、バネ下前後加速度Gxの変動幅σ(Gx)と、車輪速変化量算出手段13で算出した車輪速ΔVwの変化量の変動幅σ(ΔVw)とをそれぞれ算出して路面状態判別手段16に送る。
路面状態判別手段16は、バネ下前後加速度の変動幅σ(Gx)と車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)と、バネ下前後加速度の変動幅の最大値σGM、車輪速の変化量の変動幅の最大値σVM、及び、車輪速の変化量の変動幅σ(ΔVw)とバネ下前後加速度の変動幅σ(Gx)との関係を示す判定式とを用いて、走行中の路面状態が平滑路か、凹凸のある路面か、不整路かのいずれかであるかを推定する。具体的には、
A;σ(ΔVw)>σAMまたはσ(Gx)>σGM :不整路
B;σ(Gx)>K・σ(ΔVw)+σ(g)σ(Gx):凹凸のある路面
C;σ(Gx)≦K・σ(ΔVw)+σ(g)σ(Gx):平滑路
と推定する。
具体的には、周波数分析手段17により、検出されたバネ下前後加速度Gxの時系列波形を周波数分析し、図4に示すような、バネ下前後加速度の周波数スペクトルを求め、この周波数スペクトルの200Hz〜230Hz帯域内におけるピーク位置の周波数であるピーク周波数fpを抽出する。
そして、抽出されたピーク周波数fpと、車輪速センサー12により検出された車輪速Vwと、周波数判定式(2)とを用いて走行中の路面状態を推定する。
fp=a・Vw+b ……(2)
具体的には、fp>a・Vw+bであれば走行中の路面が排水性舗装路面などの路面摩擦係数の高い(μ>0.7)路面であると推定し、fp≦a・Vw+bであれば走行中の路面が雪路などの路面摩擦係数の低い(μ<0.3)滑り易い路面であると推定する。
また、左輪の車輪速情報は車両の情報システム(CANのライン)から取得した。
図5の横軸は車輪速で縦軸は周波数である。また、十字印が排水性舗装路でのデータで、X印が雪路のデータである。
同図から明らかなように、路面摩擦係数が小さく滑り易い路面である雪路のデータは、同図の直線で示す周波数判別式のほぼ下側に分布し、路面摩擦係数の大きな排水性舗装路のデータは周波数判別式ほぼ上側に分布している。したがって、車輪速Vwとピーク周波数fpとの関係を調べれば、走行中の路面が滑り易い状態か否かを確実に推定することができることが確認された。
13 車輪速変化量算出手段、14 変動幅算出手段、15 記憶手段、
16 路面状態判別手段、17 周波数分析手段、18 ピーク周波数抽出手段、
19 路面状態推定手段、
20 車輪部、21 ナックル、22 ホイール、23 ホイールハブ、
24 ショックアブゾーバー、T タイヤ。
Claims (3)
- 車両のバネ下に取付けられた加速度センサーによりバネ下前後加速度を検出するステップと、
車輪速を検出するステップと、
前記検出された車輪速の変化量を算出するステップと、
前記算出された車輪速の変化量の変動幅と前記検出されたバネ下前後加速度の変動幅とをそれぞれ算出するステップと、
前記車輪速の変化量の変動幅と前記バネ下前後加速度の変動幅との関係から走行中の路面が凹凸のある路面であるか否かを推定するステップと、
前記推定された路面が凹凸のある路面である場合に、前記検出されたバネ下前後加速度を周波数分析して求められる周波数スペクトルの200Hz〜230Hz帯域内におけるピーク位置の周波数であるピーク周波数を算出し、前記ピーク周波数と車輪速とから前記凹凸のある路面が滑り易い路面か否かを推定するステップとを備え、
前記走行中の路面が凹凸のある路面であるか否かを推定するステップでは、
前記算出されたバネ下前後加速度の変動幅が、前記車輪速の変化量の変動幅を予め求めておいたバネ下前後加速度の変動幅と車輪速の変化量の変動幅との関係を示す変動幅判定式に代入して得られたバネ下前後加速度の変動幅の計算値を超えた場合に、走行中の路面が凹凸のある路面であると推定し、
前記凹凸のある路面が滑り易い路面か否かを推定するステップでは、
予め求めておいたピーク周波数と車輪速との関係を示す周波数判定式に前記検出された車輪速を代入して得られたピーク周波数の計算値よりも前記検出されたピーク周波数が小さい場合に、前記凹凸のある路面が、路面摩擦係数μが0.3よりも小さい滑り易い路面であると推定する路面状態推定方法。 - 前記走行中の路面が凹凸のある路面であるか否かを推定するステップにおいて、
前記算出された車輪速の変化量の変動幅が予め設定された最大車輪速変化量変動幅を超えた場合、または、前記バネ下前後加速度の変動幅が予め設定された最大加速度変動幅を超えた場合には、走行中の路面が不整路であると推定する請求項1に記載の路面状態推定方法。 - 車両のバネ下に取付けられてバネ下前後加速度を検出する前後加速度検出手段と、
車輪速を検出する車輪速検出手段と、
前記検出された車輪速の変化量を算出する車輪速変化量算出手段と、
前記車輪速の変化量の変動幅と前記バネ下前後加速度の変動幅とを算出する変動幅算出手段と、
予め設定された車輪速の最大動変動幅、バネ下前後加速度の最大変動幅、及び、バネ下前後加速度の変動幅との関係を示す変動幅判定式を記憶する記憶手段と、
前記検出されたバネ下前後加速度を周波数分析する周波数分析手段と、
前記周波数分析により得られた周波数スペクトルの200Hz〜230Hz帯域内におけるピーク位置の周波数であるピーク周波数を算出するピーク周波数算出手段と、
前記車輪速の変化量の変動幅と前記バネ下前後加速度の変動幅とを用いて走行中の路面が凹凸のある路面であるか否かを判別する路面状態判別手段と、
前記判別された路面が凹凸のある路面である場合に、前記凹凸のある路面が滑り易い路面であるか否かを推定する路面状態推定手段とを備え、
前記路面状態判別手段は、
前記算出されたバネ下前後加速度の変動幅が、前記車輪速の変化量の変動幅を前記変動幅判定式に代入して得られたバネ下前後加速度の変動幅の計算値より大きく、かつ、前記車輪速の変化量の変動幅と前記バネ下前後加速度の変動幅とがそれぞれ前記車輪速の変化量の最大動変動幅及び前記バネ下前後加速度の最大変動幅以下であるときに、前記路面が凹凸のある路面であると判定し、
前記路面状態推定手段は、
予め求めておいたピーク周波数と車輪速との関係を示す周波数判定式に前記検出された車輪速を代入して得られたピーク周波数の計算値よりも前記検出されたピーク周波数が小さい場合に、前記凹凸のある路面が、路面摩擦係数μが0.3よりも小さい滑り易い路面であると推定する路面状態推定装置。
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