JP5704731B1 - 流体圧式アクチュエータの動作制御器の弁構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体の流量調節により流体圧式アクチュエータの動作を自在に制御できるようにする。【解決手段】導入ポート131側から延びる供給流路141aと排出ポート133側から延びる排出流路141bとを外周面に有する弁体140を筒状のケース130内に収容した動作制御器120において、導入ポート131から導入される圧縮空気は、供給流路141aを通じてケース130の内周面の環状溝135から供給ポート132へ流れ、エアシリンダ110へ送られる。弁体140を導入ポート131方向へ移動し、環状溝135が排出流路141bと連絡するようになると、エアシリンダ110からの圧縮空気が供給ポート132、環状溝135および排出流路141bへ流れ、排出ポート133から排出される。供給流路141aから環状溝135への流量又は環状溝135から排出流路141bへの流量は、弁体140の移動に応じて変動する。【選択図】図1
Description
本発明は、流体圧式アクチュエータの動作制御器の弁構造、特に、流体の導入ポート、当該導入ポートからの流体をアクチュエータへ送るための供給ポートおよびアクチュエータから当該供給ポートを通じて戻る流体を排出するための排出ポートを有する、流体の圧力により作動するアクチュエータの動作制御器における弁構造に関する。
空気圧や油圧などの流体の圧力により作動する、ダイアフラムや単動形または複動形のシリンダに代表される流体圧式アクチュエータは、アクチュエータへの流体の供給と、アクチュエータからの流体の排出とを調節することで動作が制御される。
特許文献1は、ピストンロッドを出し入れする複動形の油圧シリンダの動作を制御するための制御器の一例を開示している。この制御器は、円筒状のケースと、このケース内に収容されたスプールとを備えている。ケースは、油圧シリンダへ供給する圧油を導入するための導入ポート、油圧シリンダのピストンロッド側の油室に連絡する第1流出入ポート、油圧シリンダの他方の油室に連絡する第2流出入ポート、油圧シリンダのピストンロッド側の油室から第1流出入ポートを通じて戻る圧油を排出するための第1排出ポート、油圧シリンダの他方の油室から第2流出入ポートを通じて戻る圧油を排出するための第2排出ポートを備えている。一方、スプールは、第1流出入ポートを開閉するための第1弁、第2流出入ポートを開閉するための第2弁およびケース内においてその軸方向に第1弁と第2弁とを連動して移動させるための、ケースから一端が突出する操作桿とを有している。操作桿は、ケースからの突出部位が電磁アクチュエータに連絡しており、この電磁アクチュエータにより基本的に引き出し位置と押し込み位置との二点位置に操作される。
この制御器は、電磁アクチュエータが操作桿を引き出した状態のとき、第1弁および第2弁が操作桿の引き出し方向に連動して移動することでそれぞれ第1流出入ポートおよび第2流出入ポートを開放し、これによって導入ポートと第1流出入ポートとの連絡および第2流出入ポートと第2排出ポートとの連絡を確立する。この結果、導入ポートから導入される圧油が第1流出入ポートから油圧シリンダのピストンロッド側の油室へ供給され、ピストンロッドをシリンダへの進入方向に移動させる。このとき、油圧シリンダの他方の油室の圧油が第2流出入ポートからケース内に戻り、第2排出ポートから排出される。一方、電磁アクチュエータが操作桿を押し込んだ状態のとき、第1弁および第2弁が操作桿の押し込み方向に連動して移動することでそれぞれ第1流出入ポートおよび第2流出入ポートを開放し、これによって導入ポートと第2流出入ポートとの連絡および第1流出入ポートと第1排出ポートとの連絡を確立する。この結果、導入ポートから導入される圧油が第2流出入ポートから油圧シリンダの他方の油室へ供給され、ピストンロッドをシリンダからの突出方向に移動させる。このとき、油圧シリンダのピストンロッド側の油室の圧油が第1流出入ポートからケース内に戻り、第1排出ポートから排出される。
このように、上述の制御器は、操作桿を上記二点位置のいずれかに移動することで第1弁および第2弁を連動して移動させ、油圧シリンダのピストンロッドを進入方向または突出方向に移動させることができるが、操作桿の移動位置に対応して油圧シリンダのピストンロッドを侵入位置または突出位置の単純な二点のいずれかに位置制御できるに止まる。
なお、電磁アクチュエータの発停を繰り返すことで操作桿を寸送り動作(いわゆるインチング)させ、それによりピストンロッドを細かく位置制御することもあり得るが、単ステップでの位置制御ができるに止まり、また、電磁アクチュエータの発停を電気的に制御する必要があることから制御器の構成が複雑化する。また、ピストンロッドの移動速度を制御する必要があるときは、制御器と油圧シリンダとの間にスピードコントローラを介在させるのが一般的であるが、この場合もシステム全体の構成が複雑化する。
本発明は、流体の流量調節により流体圧式アクチュエータの動作を自在に制御できるようにするものである。
本発明は、流体の導入ポート、当該導入ポートからの流体をアクチュエータへ送るための供給ポートおよびアクチュエータから当該供給ポートを通じて戻る流体を排出するための排出ポートを有する、流体の圧力により作動するアクチュエータの動作制御器における弁構造に関するものである。この弁構造は、導入ポート、供給ポートおよび排出ポートを有し、供給ポートに連絡する環状溝が内周面に設けられた筒状のケースと、ケース内に収容された、導入ポートと排出ポートとの間でケースの軸方向へ移動可能な弁体とを備えている。
弁体は、導入ポートからの流体を供給ポートへ案内するための、環状溝に連絡可能な供給流路と、アクチュエータから供給ポートへ戻る流体を排出ポートへ案内するための、供給流路から独立して環状溝に連絡可能な排出流路とを外周部に有している。ここで、供給流路は、弁体が排出ポート側へ移動するに従って環状溝への流体の流量が増加し、弁体が導入ポート側へ移動するに従って環状溝への流体の流量が減少するよう形成されている。排出流路は、弁体が排出ポート側へ移動するに従って環状溝からの流体の流量が減少し、弁体が導入ポート側へ移動するに従って環状溝からの流体の流量が増加するよう形成されている。そして、環状溝は、弁体の移動により供給流路および排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡する。
この弁構造において、ケース内で弁体を移動すると、環状溝は供給流路または排出流路に連絡する。供給流路と環状溝とが連絡するとき、導入ポートからケース内に流入する流体は、供給流路を通じて環状溝へ流れ、この環状溝から供給ポートを通じてアクチュエータへ供給される。このとき、環状溝は排出流路との連絡が断たれた状態にあることから、排出ポートからの流体の漏出が防止される。供給流路と環状溝との連絡が維持される範囲で弁体を移動すると、その移動量および移動速度に応じて環状溝への流体の流量および流速が増減し、これに追従して供給ポートからアクチュエータへ供給される流体の流量および流速が増減する。これにより、アクチュエータの動作が変化する。
一方、環状溝と排出流路とが連絡するよう弁体を移動させると、アクチュエータからの流体が供給ポートから環状溝に流れ、排出流路および排出ポートを通じてケース外へ排出される。このとき、環状溝は供給流路との連絡が断たれた状態になることから、供給ポートからアクチュエータへの流体の供給が遮断される。環状溝と排出流路との連絡が維持される範囲で弁体を移動させると、その移動量および移動速度に応じて環状溝から排出流路への流体の流量および流速が増減し、これに追従してアクチュエータから供給ポートへ排出される流体の流量および流速が増減する。これにより、アクチュエータの動作が変化する。
したがって、この弁構造によれば、弁体の移動方向、移動量および移動速度に対応するよう、アクチュエータの動作を制御することができる。
本発明の弁構造の一例において、供給流路は、弁体の外周面に形成された、弁体の導入ポート側の端面から排出ポート方向へ延びる溝であり、排出流路は、弁体の外周面に形成された、弁体の排出ポート側の端面から導入ポート方向へ延びる溝である。この場合、弁体は、複数の供給流路および排出流路を有していてもよい。
また、本発明の弁構造の他の例において、供給流路は、弁体の導入ポート側の端面から排出ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に弁体の外周面を成形することで形成されており、排出流路は、弁体の排出ポート側の端面から導入ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に弁体の外周面を成形することで形成されている。
他の観点に係る本発明は、流体の圧力により作動する、流体を出し入れするための流体ポートを有する単動形のアクチュエータの動作制御器に関するものである。この動作制御器は、流体の導入ポート、導入ポートからの流体を流体ポートへ送るための供給ポートおよび供給ポートを通じて流体ポートから戻る流体を排出するための排出ポートを有し、供給ポートに連絡する環状溝が内周面に設けられた筒状のケースと、ケース内に収容された、導入ポートと排出ポートとの間でケースの軸方向へ移動可能な弁体と、ケースから少なくとも一部が突出する、弁体を上記軸方向へ移動させるための操作桿とを備えている。
弁体は、導入ポートからの流体を供給ポートへ案内するための、環状溝に連絡可能な供給流路と、流体ポートから供給ポートへ戻る流体を排出ポートへ案内するための、供給流路から独立して環状溝に連絡可能な排出流路とを外周部に有している。ここで、供給流路は、弁体が排出ポート側へ移動するに従って環状溝への流体の流量が増加し、弁体が導入ポート側へ移動するに従って環状溝への流体の流量が減少するよう形成されている。排出流路は、弁体が排出ポート側へ移動するに従って環状溝からの流体の流量が減少し、弁体が導入ポート側へ移動するに従って環状溝からの流体の流量が増加するよう形成されている。そして、環状溝は、弁体の移動により供給流路および排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡する。
この動作制御器の操作桿をケースの軸方向に移動すると、ケース内において導入ポートと排出ポートとの間で弁体が移動し、その移動位置に応じて環状溝が弁体の供給流路および排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡する。
環状溝と供給流路とが連絡するとき、導入ポートからケース内に流入する流体は、供給流路を通じて環状溝へ流れ、この環状溝から供給ポートを通じてアクチュエータの流体ポートへ供給される。このとき、環状溝は排出流路との連絡が断たれた状態にあることから、排出ポートからの流体の漏出が阻止される。供給流路と環状溝との連絡が維持される範囲で操作桿を移動させると、その移動量および移動速度に応じて弁体が移動し、供給流路から環状溝への流体の流量および流速が増減する。これに追従して供給ポートからアクチュエータの流体ポートへ流れる流体の流量および流速が増減し、この増減に追従してアクチュエータの動作が変化する。
一方、排出流路と環状溝とが連絡するとき、アクチュエータの流体ポートからの流体が供給ポートから環状溝に流れ、排出流路および排出ポートを通じてケース外へ排出される。このとき、環状溝は供給流路との連絡が断たれた状態になることから、供給ポートからアクチュエータへの流体の供給が遮断される。排出流路と環状溝との連絡が維持される範囲で操作桿を移動させると、その移動量および移動速度に応じて弁体が移動し、環状溝から排出流路への流体の流量および流速が増減する。これに追従してアクチュエータの流体ポートから供給ポートへ戻る流体の流量および流速が増減し、この増減に追従してアクチュエータの動作が変化する。
したがって、この動作制御器によれば、操作桿の移動方向、移動量および移動速度に対応するよう、アクチュエータの動作を制御することができる。
この観点に係る本発明の動作制御器の一例において、供給流路は、弁体の外周面に形成された、弁体の導入ポート側の端面から排出ポート方向へ延びる溝であり、排出流路は、弁体の外周面に形成された、弁体の排出ポート側の端面から導入ポート方向へ延びる溝である。この場合、弁体は、複数の供給流路および排出流路を有していてもよい。
また、本観点に係る本発明の動作制御器の他の一例において、供給流路は、弁体の導入ポート側の端面から排出ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に弁体の外周面を成形することで形成されており、排出流路は、弁体の排出ポート側の端面から導入ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に弁体の外周面を成形することで形成されている。
さらに他の観点に係る本発明は、流体の圧力により作動する、流体を出し入れするための第1流体ポートおよび第2流体ポートの二つのポートを有する複動形のアクチュエータの動作制御器に関するものである。
この動作制御器は、流体の導入ポート、導入ポートからの流体を第1流体ポートへ送るための第1供給ポート、第1流体ポートから第1供給ポートへ戻る流体を排出するための第1排出ポート、導入ポートからの流体を第2流体ポートへ送るための第2供給ポートおよび第2流体ポートから第2供給ポートへ戻る流体を排出するための第2排出ポートを有し、第1供給ポートおよび第2供給ポートにそれぞれ個別に連絡する第1環状溝および第2環状溝が内周面に設けられた筒状のケースと、ケース内に収容された、導入ポートと第1排出ポートとの間でケースの軸方向へ移動可能な第1弁体と、ケース内に収容された、導入ポートと第2排出ポートとの間でケースの軸方向へ移動可能な第2弁体と、ケースから少なくとも一部が突出する、第1弁体および第2弁体を連動して上記軸方向へ移動させるための操作桿とを備えている。
第1弁体は、導入ポートからの流体を第1供給ポートへ案内するための、第1環状溝に連絡可能な第1供給流路と、第1流体ポートから第1供給ポートへ戻る流体を第1排出ポートへ案内するための、第1供給流路から独立して第1環状溝に連絡可能な第1排出流路とを外周部に有している。ここで、第1供給流路は、第1弁体が第1排出ポート側へ移動するに従って第1環状溝への流体の流量が増加し、第1弁体が導入ポート側へ移動するに従って第1環状溝への流体の流量が減少するよう形成されている。第1排出流路は、第1弁体が第1排出ポート側へ移動するに従って第1環状溝からの流体の流量が減少し、第1弁体が導入ポート側へ移動するに従って第1環状溝からの流体の流量が増加するよう形成されている。
一方、第2弁体は、導入ポートからの流体を第2供給ポートへ案内するための、第2環状溝に連絡可能な第2供給流路と、第2流体ポートから第2供給ポートへ戻る流体を第2排出ポートへ案内するための、第2供給流路から独立して第2環状溝に連絡可能な第2排出流路とを外周部に有している。ここで、第2供給流路は、第2弁体が第2排出ポート側へ移動するに従って第2環状溝への流体の流量が増加し、第2弁体が導入ポート側へ移動するに従って第2環状溝への流体の流量が減少するよう形成されている。第2排出流路は、第2弁体が第2排出ポート側へ移動するに従って第2環状溝からの流体の流量が減少し、第2弁体が導入ポート側へ移動するに従って第2環状溝からの流体の流量が増加するよう形成されている。
第1環状溝は、第1弁体の移動により第1供給流路および第1排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡する。一方、第2環状溝は、第2弁体の移動により第2供給流路および第2排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡するとともに、第1環状溝と第1供給流路とが連絡する範囲で第1弁体が移動するときに第2排出流路と連絡可能であり、かつ、第1環状溝と第1排出流路とが連絡する範囲で第1弁体が移動するときに第2供給流路と連絡可能である。また、第1環状溝および第2環状溝は、それぞれ第1排出流路および第2排出流路との連絡を断たれているときに、それぞれ第1供給流路および第2供給流路と連絡する。
この動作制御器において、第1環状溝および第2環状溝がそれぞれ第1供給流路および第2供給流路と連絡するとき、導入ポートからの流体は、第1供給流路から第1環状溝へ流れ、同時に第2供給流路から第2環状溝へ流れる。これにより、第1供給ポートからアクチュエータの第1流体ポートへ流体が流れ、同時に第2供給ポートからアクチュエータの第2流体ポートへ流体が流れる。このとき、第1環状溝は第1排出流路との連絡が断たれ、また、第2環状溝は第2排出流路との連絡が断たれた状態にあることから、第1排出ポートおよび第2排出ポートからの流体の漏出が阻止される。
この動作制御器の操作桿をケースの軸方向に移動すると、ケース内において導入ポートと第1排出ポートとの間で第1弁体が、また、導入ポートと第2排出ポートとの間で第2弁体が連動して移動する。
第1環状溝と第1供給流路との連絡が維持される範囲で操作桿を移動させると、その移動量および移動速度に応じて第1弁体が移動し、第1供給流路から第1環状溝への流体の流量および流速が増減する。これに追従して第1供給ポートからアクチュエータの第1流体ポートへ流れる流体の流量および流速が増減する。
このとき、第2弁体の連動により第2環状溝と第2排出流路とが連絡し、アクチュエータの第2流体ポートからの流体が第2供給ポートから第2環状溝に流れ、第2排出流路および第2排出ポートを通じてケース外へ排出される。この際、第2環状溝は第2供給流路との連絡が断たれた状態にあることから、導入ポートから第2環状溝への流体の通過が阻止される。また、第2弁体は、操作桿の移動量および移動速度に応じて移動することから、操作桿の移動に応じて第2環状溝から第2排出流路への流体の流量および流速が増減する。これに追従してアクチュエータの第2流体ポートから第2供給ポートへ流れる流体の流量および流速が増減する。
上述のような、アクチュエータの第1流体ポートへ流れる流体の流量および流速の増減およびアクチュエータの第2流体ポートから第2供給ポートへ流れる流体の流量および流速の増減に追従し、アクチュエータの動作が変化する。
一方、操作桿により第1排出流路が第1環状溝と連絡する状態に第1弁体を移動し、第1排出流路と第1環状溝との連絡が維持される範囲で操作桿を移動させると、アクチュエータの第1流体ポートからの流体が第1供給ポートから第1環状溝に流れ、第1排出流路および第1排出ポートを通じてケース外へ排出される。この際、第1環状溝は第1供給流路との連絡が断たれた状態になることから、導入ポートから第1環状溝への流体の通過が阻止される。また、第1弁体は、操作桿の移動量および移動速度に応じて移動することから、操作桿の移動に応じて第1環状溝から第1排出流路への流体の流量および流速が増減する。これに追従してアクチュエータの第1流体ポートから第1供給ポートへ流れる流体の流量および流速が増減する。
このとき、第2弁体の連動により第2環状溝と第2供給流路とが連絡し、導入ポートからの流体は、第2供給流路から第2環状溝へ流れ、第2環状溝から第2供給ポートを通じてアクチュエータの第2流体ポートへ供給される。この際、第2環状溝は第2排出流路との連絡が断たれた状態にあることから、第2排出ポートからの流体の漏出が阻止される。また、第2弁体は、操作桿の移動量および移動速度に応じて移動することから、操作桿の移動に応じて第2供給流路から第2環状溝への流体の流量および流速が増減する。これに追従して第2供給ポートからアクチュエータの第2流体ポートへ流れる流体の流量および流速が増減する。
上述のような、アクチュエータの第2流体ポートへ流れる流体の流量および流速の増減およびアクチュエータの第1流体ポートから第1供給ポートへ流れる流体の流量および流速の増減に追従し、アクチュエータの動作が変化する。
以上のように、この動作制御器によれば、操作桿の移動方向、移動量および移動速度に対応するよう、アクチュエータの動作を制御することができる。
この観点に係る本発明の動作制御器の一例において、第1供給流路および第2供給流路は、それぞれ第1弁体および第2弁体の外周面に形成された、それぞれ第1弁体および第2弁体の導入ポート側の端面からそれぞれ第1排出ポート方向および第2排出ポート方向へ延びる溝であり、第1排出流路および第2排出流路は、それぞれ第1弁体および第2弁体の外周面に形成された、それぞれ第1弁体の第1排出ポート側の端面および第2弁体の第2排出ポート側の端面から導入ポート方向へ延びる溝である。
この場合、第1弁体は複数の第1供給流路および第1排出流路を有していてもよく、また、第2弁体は複数の第2供給流路および第2排出流路を有していてもよい。
また、この観点に係る本発明の動作制御器の他の一例において、第1供給流路および第2供給流路は、それぞれ第1弁体および第2弁体の導入ポート側の端面からそれぞれ第1排出ポート方向および第2排出ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状にそれぞれ第1弁体および第2弁体の外周面を成形することで形成されており、第1排出流路および第2排出流路は、それぞれ第1弁体および第2弁体のそれぞれ第1排出ポート側の端面および第2排出ポート側の端面から導入ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状にそれぞれ第1弁体および第2弁体の外周面を成形することで形成されている。
さらに、この観点に係る本発明の動作制御器において、第1弁体および第2弁体は、軸方向の相互の間隔を調節可能に設定することができる。
本発明の弁構造およびそれを用いた動作制御器は、流体の流量調節だけで流体圧式アクチュエータの動作を自在に制御することができる。
実施の形態1:単動形アクチュエータの動作制御器
図1を参照し、本発明の一形態に係る動作制御器を用いた単動形アクチュエータ装置を説明する。図1において、単動形アクチュエータ装置100は、単動形アクチュエータである単動形のエアシリンダ110と、このエアシリンダ110の動作を制御するための動作制御器120とを備えている。
図1を参照し、本発明の一形態に係る動作制御器を用いた単動形アクチュエータ装置を説明する。図1において、単動形アクチュエータ装置100は、単動形アクチュエータである単動形のエアシリンダ110と、このエアシリンダ110の動作を制御するための動作制御器120とを備えている。
エアシリンダ110は、円筒状のシリンダ111、シリンダ111内を空圧室112とバネ室113とに区画するピストン114およびバネ室113内に配置されたバネ115を主に備えている。空圧室112は、外周部の端面付近に圧縮空気の出入りポート116を有している。バネ室113は、端面の中心部に開口117を有している。ピストン114は、シリンダ111の軸方向に移動可能であり、中心部からシリンダ111の軸方向に延びるロッド118を有している。ロッド118は、バネ室113の開口117から出入り可能に突出している。バネ115は、バネ室113内において端面とピストン114との間に配置されており、ピストン114を空圧室112方向へ付勢している。
動作制御器120は、プレッシャセンタ式のものであり、ケース130、弁体140および操作桿150を主に備えている。ケース130は、円筒状に形成されており、導入ポート131、供給ポート132、排出ポート133および通気孔134を有している。
導入ポート131は、圧縮空気をケース130内に導入するための入り口であってケース130の外周面に形成されており、コンプレッサー等の圧縮空気の供給源(図示省略)に連絡している。供給ポート132は、エアシリンダ110の出入りポート116との間で圧縮空気を交流するための出入り口であって、導入ポート131の対面側において、導入ポート131と位置をずらして形成されており、出入りポート116から延びる空気経路160が連絡している。導入ポート131および供給ポート132は、いずれも、内周面側の開口径が小さく設定され、外周面側の開口径が大きく設定されている。排出ポート133は、ケース130の供給ポート132側の端面の中心に設けられており、出入りポート116から戻る圧縮空気を排出するためのものである。通気孔134は、排出ポート133と対面する他端面の中心に形成されている。
ケース130の内周面には、ケース130の軸を中心とし、当該軸方向に幅Wを有する環状溝135が形成されている。そして、供給ポート132は、この環状溝135の幅方向の中央部で開口している。
弁体140は、ケース130内に収容された、ケース130の軸方向に移動可能な円柱状に形成されており、本体141、壁部142および連結部143を有している。
本体141は、導入ポート131と排出ポート133との間で移動可能であり、外周面が環状溝135と対面している。また、本体141は、導入ポート131からの圧縮空気を供給ポート132へ案内するための供給流路141aと、出入りポート116から供給ポート132へ戻る圧縮空気を排出ポート133へ案内するための排出流路141bとを外周部に有している。
供給流路141aは、本体141の導入ポート131側の端面から排出ポート133方向へ延び、かつ、導入ポート131側の端面が開口する、深さを一定にして切り欠いた二等辺三角形状の溝である。このため、供給流路141aは、本体141が排出ポート133方向へ移動するに従って、環状溝135と対面する面積が大きくなり、逆に、本体141が導入ポート131方向へ移動するに従って、環状溝135と対面する面積が小さくなる。
排出流路141bは、本体141の排出ポート133側の端面から導入ポート131方向へ延び、かつ、排出ポート133側の端面が開口する、深さを一定にして切り欠いた二等辺三角形状の溝である。このため、排出流路141bは、本体141が導入ポート131方向へ移動するに従って、環状溝135と対面する面積が大きくなり、逆に、本体141が排出ポート133方向へ移動するに従って、環状溝135と対面する面積が小さくなる。
供給流路141aと排出流路141bとは、本体141の外周面において、供給流路141aの排出ポート133側先端部と排出流路141bの導入ポート131側先端部とが環状溝135の幅Wと同一の距離Dを隔てて対向しており、これによって互いに独立している。このため、本体141は、ケース130の軸方向へ移動したときに、供給流路141aおよび排出流路141bのいずれか一方の流路が選択的に環状溝135と連絡する。また、供給流路141aは、ケース130の軸方向の奥行きが排出流路141bよりも若干大きく設定されている。
壁部142は、ケース130内を気密に区画するものであり、導入ポート131と通気孔134との間で移動可能である。連結部143は、導入ポート131と供給流路141aとの間の通気が確保されるように本体141と壁部142とを連結しており、壁部142の移動を本体141と連動させるためのものである。
操作桿150は、弁体140をケース130内で移動させるためのものであり、弁体140と同軸の棒状であって本体141と一体化している。操作桿150は、排出ポート133からケース130の外部へ一部が突出しており、ケース130に対して出し入れすることでケース130内で弁体140を移動させることができる。
動作制御器120は、図1に示すように、弁体140の本体141の軸方向の中央部分の外周面が環状溝135と対面しているとき、供給流路141aが先端部で環状溝135に連絡し、排出流路141bが環状溝135との連絡を断たれた状態になる。この状態のとき、導入ポート131へ供給される圧縮空気は、供給流路141aおよび環状溝135を通過し、供給ポート132から空気経路160へ流れる。そして、空気経路160を流れる圧縮空気は、出入りポート116からシリンダ111の空圧室112内へ供給され、空圧室112の内圧を高めてピストン114をバネ室113方向に押圧する。この押圧力はバネ115の付勢力と釣り合うことから、ピストン114はシリンダ111の略中央部に位置する中立状態になる。
操作桿150を突出方向(図1の矢印A方向)へ操作すると、ケース130内で弁体140が排出ポート133方向へ移動する。このとき、弁体140の移動に従って環状溝135に対する供給流路141aの対面面積が無段階に増加し、導入ポート131から供給流路141aを通じて環状溝135へ流れる圧縮空気の流量が滑らかに増加する。これに追従して供給ポート132、空気経路160および出入りポート116を通じてシリンダ111の空圧室112内へ流れる圧縮空気の流量が増加し、空圧室112の内圧が滑らかに上昇する。この結果、ピストン114はバネ115の付勢力に抗してバネ室113方向へ移動し、それによってロッド118をシリンダ111からの突出方向(図1の矢印a方向)へ滑らかに押し出す。
ケース130から突出させた操作桿150を逆方向、すなわち、ケース130への押し込み方向(図1の矢印B方向)へ操作すると、ケース130内で弁体140が導入ポート131方向へ移動する。このとき、弁体140の移動に従って環状溝135に対する供給流路141aの対面面積が無段階に減少し、導入ポート131から供給流路141aを通じて環状溝135へ流れる圧縮空気の流量が徐々に減少する。これに追従して供給ポート132、空気経路160および出入りポート116を通じてシリンダ111の空圧室112内へ流れる圧縮空気の流量が減少し、空圧室112の内圧が徐々に下降する。この結果、ピストン114はバネ115の付勢力により中立位置へ移動し、それによってロッド118をシリンダ111への進入方向(図1の矢印b方向)へ滑らかに移動させる。
引き続き操作桿150をケース130への押し込み方向へ操作すると、環状溝135は、供給流路141aとの連絡を断たれ、排出流路141bと対面し、連絡する。これにより、シリンダ111の空圧室112内の圧縮空気は、出入りポート116から空気経路160を通じて供給ポート132へ流れ、環状溝135から排出流路141bへ流れて排出ポート133から排出されるようになる。
操作桿150の押し込み方向への操作を続けると、弁体140の移動に従って環状溝135に対する排出流路141bの対面面積が無段階に増加し、環状溝135から排出流路141bへ流れる圧縮空気の流量が滑らかに増加する。そして、これに追従して出入りポート116、空気経路160および供給ポート132を通じて環状溝135へ流れる圧縮空気の流量が増加し、空圧室112の内圧が徐々に下降する。この結果、ピストン114はバネ115の付勢力により中立位置からさらに空圧室112方向へ移動し、ロッド118をシリンダ111への進入方向へ滑らかにさらに移動させる。
操作桿150をケース130からの突出方向(図1の矢印A方向)へ再度操作すると、ケース130内で弁体140が排出ポート133方向へ移動する。このとき、弁体140の移動に従って環状溝135に対する排出流路141bの対面面積が無段階に減少し、環状溝135から排出流路141bへ流れる圧縮空気の流量が徐々に減少する。このため、シリンダ111の空圧室112内に残留している圧縮空気の内圧によりピストン114がバネ115の付勢力に抗してバネ室113方向へ移動する。そして、操作桿150をさらに操作して弁体140を移動すると、環状溝135は排出流路141bとの連絡を断たれ、供給流路141aの先端部と対面し、連絡する。これにより、導入ポート131からの圧縮空気は、供給ポート132および空気経路160を通じて出入りポート116から空圧室112へ流れ、空圧室112の内圧を高めてピストン114を中立位置に戻す。
操作桿150の操作において、操作桿150を任意の位置で停止すると、弁体140の移動が止まり、環状溝135に対する供給流路141aまたは排出流路141bの対面面積が固定される。これにより、シリンダ111の空圧室112において内圧の変動が止まり、空圧室112の内圧とバネ115の付勢力とが均衡してピストン114の移動が止まることから、ロッド118の動きも停止する。再度、操作桿150を操作すると、弁体140の移動に従って環状溝135に対する供給流路141aまたは排出流路141bの対面面積が無段階に変動し、それによって空圧室112の内圧が変動することから、それに追従してロッド118が動作する。
以上のように、動作制御器120は、操作桿150をケース130に対して出し入れ方向に操作することで、その操作方向および操作量(操作桿150の出し入れ方向への移動量)に追従するようエアシリンダ110のロッド118を突出方向または進入方向へ滑らかに動作させることができ、また、操作桿150の操作を任意の位置で停止することにより、ロッド118の動作を任意の位置で停止することができる。
なお、動作制御器120では、弁体140の移動速度に応じて供給流路141aから環状溝135へ流れる圧縮空気または環状溝135から排出流路141bへ流れる圧縮空気の流速が増減するため、操作桿150の出し入れ方向への操作速度を調節すると、ロッド118の動作速度(シリンダ111からの出入り速度)を制御することができる。
実施の形態2:複動形アクチュエータの動作制御器
図2を参照し、本発明の他の一形態に係る動作制御器を用いた複動形アクチュエータ装置を説明する。図2において、複動形アクチュエータ装置200は、複動形アクチュエータである複動形のエアシリンダ210と、このエアシリンダ210の動作を制御するための動作制御器220とを備えている。
図2を参照し、本発明の他の一形態に係る動作制御器を用いた複動形アクチュエータ装置を説明する。図2において、複動形アクチュエータ装置200は、複動形アクチュエータである複動形のエアシリンダ210と、このエアシリンダ210の動作を制御するための動作制御器220とを備えている。
エアシリンダ210は、円筒状のシリンダ211およびシリンダ211内を第1空圧室212と第2空圧室213とに区画するピストン214を主に備えている。第1空圧室212は、端面の中心部に開口216を有し、また、外周部の端面付近に圧縮空気の第1出入りポート217を有している。第2空圧室213は、外周部の端面付近に圧縮空気の第2出入りポート218を有している。ピストン214は、シリンダ211の軸方向に移動可能であり、中心部からシリンダ211の軸方向に延びるロッド219を有している。ロッド219は、第1空圧室212の開口216から出入り可能に一部が突出している。
動作制御器220は、プレッシャセンタ式のものであり、ケース230、弁体240および操作桿250を主に備えている。ケース230は、円筒状に形成されており、その外周面に設けられた導入ポート231、第1供給ポート232および第2供給ポート233、その一方の端面に設けられた第1排出ポート234並びにその他方の端面に設けられた第2排出ポート235を有している。導入ポート231は、第1供給ポート232および第2供給ポート233と対面する側において、第1供給ポート232と第2供給ポート233とに挟まれた位置関係であってケース230の軸方向の中央部に設けられている。
導入ポート231は、圧縮空気をケース230内に導入するための入り口であり、コンプレッサー等の圧縮空気の供給源(図示省略)に連絡している。第1供給ポート232は、エアシリンダ210の第1出入りポート217との間で圧縮空気を交流するための出入り口であり、第1出入りポート217から延びる第1空気経路270が連絡している。第2供給ポート233は、エアシリンダ210の第2出入りポート218との間で圧縮空気を交流するための出入り口であり、第2出入りポート218から延びる第2空気経路280が連絡している。導入ポート231、第1供給ポート232および第2供給ポート233は、いずれも、内周面側の開口径が小さく設定され、外周面側の開口径が大きく設定されている。
第1排出ポート234は、ケース230の第1供給ポート232側の端面の中心に設けられており、第1出入りポート217からの圧縮空気を排出するためのものである。第2排出ポート235は、ケース230の第2供給ポート233側の端面の中心に設けられており、第2出入りポート218からの圧縮空気を排出するためのものである。
ケース230の内周面には、ケース230の軸を中心とし、当該軸方向に同じ幅Wを有する第1環状溝236および第2環状溝237の二つの環状溝が間隔を設けて形成されている。そして、第1供給ポート232は第1環状溝236の幅方向の中央部で開口し、第2供給ポート233は第2環状溝237の幅方向の中央部で開口している。
弁体240は、ケース230内に収容された、ケース230の軸方向に移動可能な円柱状であり、第1弁体241、第2弁体242および連結体243を有している。
第1弁体241は、導入ポート231と第1排出ポート234との間で移動可能であり、外周面が第1環状溝236と対面している。また、第1弁体241は、導入ポート231からの圧縮空気を第1供給ポート232へ案内するための第1供給流路241aと、第1出入りポート217から第1供給ポート232へ流れる圧縮空気を第1排出ポート234へ案内するための第1排出流路241bとを外周部に有している。
第1供給流路241aは、第1弁体241の導入ポート231側の端面から第1排出ポート234方向へ延び、かつ、導入ポート231側の端面が開口する、深さを一定にして切り欠いた二等辺三角形状の溝である。このため、第1供給流路241aは、第1弁体241が第1排出ポート234方向へ移動するに従って、第1環状溝236と対面する面積が大きくなり、逆に、第1弁体241が導入ポート131方向へ移動するに従って、第1環状溝236と対面する面積が小さくなる。
第1排出流路241bは、第1弁体241の第1排出ポート234側の端面から導入ポート231方向へ延び、かつ、第1排出ポート234側の端面が開口する、深さを一定にして切り欠いた二等辺三角形状の溝である。このため、第1排出流路241bは、第1弁体241が導入ポート231方向へ移動するに従って、第1環状溝236と対面する面積が大きくなり、逆に、第1弁体241が第1排出ポート234方向へ移動するに従って、第1環状溝236と対面する面積が小さくなる。
第1供給流路241aと第1排出流路241bとは、第1弁体241の外周面において、第1供給流路241aの第1排出ポート234側先端部と第1排出流路241bの導入ポート231側先端部とが第1環状溝236の幅Wと同一の距離Dを隔てて対向しており、これによって互いに独立している。このため、第1弁体241は、ケース230の軸方向へ移動したときに、第1供給流路241aおよび第1排出流路241bのいずれか一方の流路が選択的に第1環状溝236と連絡する。また、第1供給流路241aは、ケース230の軸方向の奥行きが第1排出流路241bよりも若干大きく設定されている。
第2弁体242は、導入ポート231と第2排出ポート235との間で移動可能であり、外周面が第2環状溝237と対面している。また、第2弁体242は、導入ポート231からの圧縮空気を第2供給ポート233へ案内するための第2供給流路242aと、第2出入りポート218から第2供給ポート233へ流れる圧縮空気を第2排出ポート235へ案内するための第2排出流路242bとを外周部に有している。
第2供給流路242aは、第2弁体242の導入ポート231側の端面から第2排出ポート235方向へ延び、かつ、導入ポート231側の端面が開口する、深さを一定にして切り欠いた二等辺三角形状の溝である。このため、第2供給流路242aは、第2弁体242が第2排出ポート235方向へ移動するに従って、第2環状溝237と対面する面積が大きくなり、逆に、第2弁体242が導入ポート231方向へ移動するに従って、第2環状溝237と対面する面積が小さくなる。
第2排出流路242bは、第2弁体242の第2排出ポート235側の端面から導入ポート231方向へ延び、かつ、第2排出ポート235側の端面が開口する、深さを一定にして切り欠いた二等辺三角形状の溝である。このため、第2排出流路242bは、第2弁体242が導入ポート231方向へ移動するに従って、第2環状溝237と対面する面積が大きくなり、逆に、第2弁体242が第2排出ポート235方向へ移動するに従って、第2環状溝237と対面する面積が小さくなる。
第2供給流路242aと第2排出流路242bとは、第2弁体242の外周面において、第2供給流路242aの第2排出ポート235側先端部と第2排出流路242bの導入ポート231側先端部とが第2環状溝237の幅Wと同一の距離Dを隔てて対向しており、これによって互いに独立している。このため、第2弁体242は、ケース230の軸方向へ移動したときに、第2供給流路242aおよび第2排出流路242bのいずれか一方の流路が選択的に第2環状溝237と連絡する。また、第2供給流路242aは、ケース230の軸方向の奥行きが第2排出流路242bよりも若干大きく設定されている。
なお、第2供給流路242aは、大きさおよび容量が第1供給流路241aと同じに設定されている。また、第2排出流路242bは、大きさおよび容量が第1排出流路241bと同じに設定されている。
連結体243は、第1弁体241および第2弁体242より小径に形成されており、第1弁体241と第2弁体242とを連結している。ここで、連結体243は、図2に示すように、第1弁体241の第1供給流路241aがその先端部において第1環状溝236と対面することで連絡し、第1排出流路241bが第1環状溝236との連絡を断たれた状態のとき、第2弁体242の第1供給流路242aがその先端部において第2環状溝237と対面することで連絡し、第2排出流路242bが第2環状溝237との連絡を断たれた状態になるよう、第1弁体241と第2弁体242との間隔を設定している。
操作桿250は、弁体240をケース230内で移動させるためのものであり、第1弁体241および第2弁体242と同軸の棒状であって第2弁体242と一体化している。操作桿250は、第2排出ポート235からケース230の外部へ一部が突出しており、ケース230に対して出し入れすることでケース230内で弁体240を移動させることができる。したがって、操作桿250を出し入れすることで、第1弁体241および第2弁体242は、ケース230内で同方向へ連動して移動する。
動作制御器220は、図2に示すような状態でケース230内に弁体240が位置しているとき、導入ポート231へ供給される圧縮空気は、第1弁体241の第1供給流路241aから第1環状溝236を通過し、第1供給ポート232から第1空気経路270へ流れる。そして、第1空気経路270を流れる圧縮空気は、第1出入りポート217からシリンダ211の第1空圧室212内へ供給される。同時に、導入ポート231へ供給される圧縮空気は、第2弁体242の第2供給流路242aから第2環状溝237を通過し、第2供給ポート233から第2空気経路280へ流れる。そして、第2空気経路280を流れる圧縮空気は、第2出入りポート218からシリンダ211の第2空圧室213内へ供給される。
この結果、第1空圧室212と第2空圧室213とで内圧が釣り合い、ピストン214はシリンダ211の略中央部に位置する中立状態に維持される。
操作桿250を突出方向(図1の矢印A方向)へ操作すると、ケース230内で弁体240が第2排出ポート235方向へ移動する。このとき、第2弁体242の移動に従って第2環状溝237に対する第2供給流路242aの対面面積が無段階に増加し、導入ポート231から第2供給流路242aを通じて第2環状溝237へ流れる圧縮空気の流量が滑らかに増加する。そして、これに追従して第2供給ポート233、第2空気経路280および第2出入りポート218を通じてシリンダ211の第2空圧室213内へ流れる圧縮空気の流量が増加し、第2空圧室213の内圧が滑らかに上昇する。
同時に、第2弁体242と連動して第1弁体241が移動することで第1環状溝236と第1供給流路241aとの連絡が断たれ、第1環状溝236と第1排出流路241bとが対面する。これにより、シリンダ211の第1空圧室212内の圧縮空気が第1出入りポート217から第1空気経路270へ流れ、第1供給ポート232、第1環状溝236および第1排出流路241bを通じて第1排出ポート234から排出され始める。そして、第1弁体241の移動に従って第1環状溝236に対する第1排出流路241bの対面面積が無段階に増加し、それによって第1環状溝236から第1排出流路241bへ流れる圧縮空気の流量が滑らかに増加することから、これに追従して第1空圧式212から第1空気経路270へ流れる圧縮空気の流量が増加し、第1空圧室212の内圧が滑らかに低下する。
以上の結果、シリンダ211において、ピストン214は、第1空圧室212方向へ滑らかに移動し、それによってロッド219をシリンダ211からの突出方向(図2の矢印a方向)へ滑らかに押し出す。
ケース230から突出した操作桿250を逆方向、すなわち、ケース230への押し込み方向(図2の矢印B方向)へ操作すると、ケース230内で弁体240が第1排出ポート234方向へ移動する。このとき、第2弁体242の移動に従って第2環状溝237に対する第2供給流路242aの対面面積が無段階に減少し、それによって導入ポート231から第2供給流路242aを通じて第2環状溝237へ流れる圧縮空気の流量が徐々に減少する。これに追従して第2供給ポート233、第2空気経路280および第2出入りポート218を通じてシリンダ211の第2空圧室213内へ流れる圧縮空気の流量が減少する。
同時に、第2弁体242と連動して第1弁体241が移動することで第1環状溝236に対する第1排出流路241bの対面面積が無段階に減少し、それによって第1環状溝236から第1排出流路241bへ流れる圧縮空気の流量が徐々に減少する。これに追従して第1空圧室212から第1空気経路270へ流れる圧縮空気の流量が減少する。
以上の結果、シリンダ211において、ピストン214は、第1空圧室212の内圧が第2空圧室213の内圧に対して徐々に高まることから第2空圧室213方向へ滑らかに移動し、それによってロッド219をシリンダ211への進入方向(図2の矢印b方向)へ滑らかに移動させる。そして、操作桿250を引き続き押し込み方向へ操作し、弁体240が図2に示す位置に戻ると、第1空圧室212と第2空圧室213との内圧が釣り合い、ピストン214はシリンダ211の略中央部に位置する中立状態に戻る。
操作桿250の押し込み方向への操作を続けると、ケース230内で弁体240がさらに第1排出ポート234方向へ移動する。このとき、第1弁体241の移動に従って第1環状溝236に対する第1供給流路241aの対面面積が無段階に増加し、導入ポート231から第1供給流路241aを通じて第1環状溝236へ流れる圧縮空気の流量が滑らかに増加する。そして、これに追従して第1供給ポート232、第1空気経路270および第1出入りポート217を通じてシリンダ211の第1空圧室212内へ流れる圧縮空気の流量が増加し、第1空圧室212の内圧が滑らかに上昇する。
同時に、第1弁体241と連動して第2弁体242が移動することで第2環状溝237と第2供給流路242aとの連絡が断たれ、第2環状溝237と第2排出流路242bとが対面する。これにより、シリンダ211の第2空圧室213内の圧縮空気が第2出入りポート218から第2空気経路280へ流れ、第2供給ポート233、第2環状溝237および第2排出流路242bを通じて第2排出ポート235から排出され始める。そして、第2弁体241の移動により第2環状溝237に対する第2排出流路242bの対面面積が無段階に増加し、それによって第2環状溝237から第2排出流路242bへ流れる圧縮空気の流量が滑らかに増加することから、これに追従して第2空圧式213から第2空気経路280へ流れる圧縮空気の流量が増加し、第2空圧室213の内圧が滑らかに低下する。
以上の結果、シリンダ211において、ピストン214は、第2空圧室213方向へ滑らかに移動し、それによってロッド219をシリンダ211への進入方向(図2の矢印b方向)へ滑らかにさらに移動させる。
操作桿250をケース230からの突出方向(図2の矢印A方向)へ再度操作すると、ケース230内で弁体240が第2排出ポート235方向へ移動する。このとき、第1弁体241の移動に従って第1環状溝236に対する第1供給流路241aの対面面積が無段階に減少し、導入ポート231から第1供給流路241aを通じて第1環状溝236へ流れる圧縮空気の流量が徐々に減少する。これに追従して第1供給ポート232、第1空気経路270および第1出入りポート217を通じてシリンダ211の第1空圧室212内へ流れる圧縮空気の流量が減少する。
同時に、第1弁体241と連動して第2弁体242が移動することで第2環状溝237に対する第2排出流路242bの対面面積が無段階に減少し、それによって第2環状溝237から第2排出流路242bへ流れる圧縮空気の流量が徐々に減少する。これに追従して第2空圧室213から第2空気経路280へ流れる圧縮空気の流量が減少する。
以上の結果、シリンダ211において、ピストン214は、第2空圧室213の内圧が第1空圧室212の内圧に対して徐々に高まることから第1空圧室212方向へ滑らかに移動し、それによってロッド219をシリンダ211からの突出方向(図2の矢印a方向)へ滑らかに移動させる。そして、操作桿250を引き続き突出方向へ操作し、弁体240が図2に示す位置に戻ると、第1空圧室212と第2空圧室213との内圧が釣り合い、ピストン214はシリンダ211の略中央部に位置する中立状態に戻る。
操作桿250の操作において、操作桿250を任意の位置で停止すると、弁体240の移動が止まり、第1環状溝236に対する第1供給流路241aまたは第1排出流路241bの対面面積が固定され、また、第2環状溝237に対する第2供給流路242aまたは第2排出流路242bの対面面積が固定される。これにより、シリンダ211の第1空圧室212および第2空圧室213の両空圧室において内圧が変動せずに安定し、第1空圧室212の内圧と第2空圧室213の内圧とが均衡することから、ピストン214の移動が止まり、それによってロッド219の動きも停止する。再度、操作桿250を操作すると、弁体240の移動に従って、第1環状溝236に対する第1供給流路241aまたは第1排出流路241bの対面面積および第2環状溝237に対する第2供給流路242aまたは第2排出流路242bの対面面積が無段階に変動し、それによって第1空圧室212の内圧と第2空圧室213の内圧とに差が生じることから、それに追従してロッド219が動作する。
以上のように、動作制御器220は、操作桿250をケース230に対して出し入れ方向に操作することで、その操作方向および操作量(操作桿250の出し入れ方向への移動量)に追従するようエアシリンダ210のロッド219を突出方向または進入方向へ滑らかに動作させることができ、また、操作桿250の操作を任意の位置で停止することにより、ロッド219の動作を任意の位置で停止することができる。
なお、動作制御器220では、第1供給流路241aから第1環状溝236へ流れる圧縮空気若しくは第1環状溝236から第1排出流路241bへ流れる圧縮空気および第2供給流路242aから第2環状溝237へ流れる圧縮空気若しくは第2環状溝237から第2排出流路242bへ流れる圧縮空気の流速が弁体240の移動速度に応じて増減するため、操作桿250の出し入れ方向への操作速度を調節すると、ロッド219の動作速度(シリンダ211からの出入り速度)を制御することができる。
動作制御器220は、第1供給ポート232側に第2空気経路280を接続し、第2供給ポート233側に第1空気経路270を接続すると、操作桿250の出入り方向に対し、エアシリンダ210でのロッド219の移動方向を反対方向に設定することができる。
他の実施の形態
(1)本発明の動作制御器は、空気以外の流体、例えば油や水を用いる油圧シリンダや水圧シリンダなどの各種の流体圧式アクチュエータの制御においても同様に実施することができる。また、アクチュエータは、シリンダに限定されるものではなく、例えばダイアフラム等であってもよい。
(1)本発明の動作制御器は、空気以外の流体、例えば油や水を用いる油圧シリンダや水圧シリンダなどの各種の流体圧式アクチュエータの制御においても同様に実施することができる。また、アクチュエータは、シリンダに限定されるものではなく、例えばダイアフラム等であってもよい。
(2)上述の各実施の形態では、弁体の外周面に二等辺三角形状の切り欠き溝を形成することで流体の供給流路および排出流路を形成しているが、この溝の形状は、正三角形状、矩形状、多角形状、半円状または半楕円状などに変更することもできる。
また、流体圧式アクチュエータが大容量の場合など、流体圧式アクチュエータと動作制御器との間で効率的に多量の流体を交流する必要がある場合などは、弁体において、切り欠き溝による複数条の供給流路および排出流路を設けることもできる。この場合、複数条の供給流路および排出流路は、弁体の外周面上に等間隔に設けるのが好ましい。
(3)弁体の供給流路および排出流路は、弁体の外周面をテーパー状に成形することで形成することもできる。図3を参照し、複動形アクチュエータを制御するための上述の実施の形態に係る動作制御器220においてこの変形例を適用した場合の例を説明する。
第1弁体241は、軸方向の中央部241cが軸方向と平行に形成されている。また、第1弁体241は、導入ポート231側の端面から第1排出ポート234方向、すなわち、中央部241cに向けて径が拡大するテーパー状に成形されており、第1排出ポート234側の端面から導入ポート231方向、すなわち、中央部241cに向けて径が拡大するテーパー状に成形されている。これにより、第1弁体241は、導入ポート231側のテーパー面がケース230の内周面との隙間により第1供給流路241aを形成し、第1排出ポート234側のテーパー面がケース230の内周面との隙間により第1排出流路241bを形成している。
第2弁体242は、軸方向の中央部242cが軸方向と平行に形成されている。また、第2弁体242は、導入ポート231側の端面から第2排出ポート235方向、すなわち、中央部242cに向けて径が拡大するテーパー状に成形されており、第2排出ポート235側の端面から導入ポート231方向、すなわち、中央部242cに向けて径が拡大するテーパー状に成形されている。これにより、第2弁体242は、導入ポート231側のテーパー面がケース230の内周面との隙間により第2供給流路242aを形成し、第2排出ポート235側のテーパー面がケース230の内周面との隙間により第2排出流路242bを形成している。
図3に示す状態において、第1弁体241は、第1排出流路241bと第1環状溝236との連絡が遮断された状態になるよう、中央部241cが第1環状溝236と対面しており、この状態で第1供給流路241aは第1環状溝236に連絡している。一方、同状態において、第2弁体242は、第2排出流路242bと第2環状溝237との連絡が遮断された状態になるよう、中央部242cが第2環状溝237と対面しており、この状態で第2供給流路242aは第2環状溝237に連絡している。
この変形例では、図3に示す状態から操作桿250を突出方向(図3の矢印A方向)へ操作すると、ケース230内で弁体240が第2排出ポート235方向へ移動する。このとき、第2弁体242の移動に従って第2環状溝237と第2供給流路242aとの隙間が無段階に拡大し、第2供給流路242aを通じて第2環状溝237へ流れる流体の流量が滑らかに増加する。同時に、第2弁体242と連動して第1弁体241が移動することで、第1弁体241の中央部241cがケース230の内周面と当接し、第1環状溝236と第1供給流路241aとの連絡が遮断される。一方、第1環状溝236と第1排出流路241bとに隙間が生じ、第1環状溝236から第1排出流路241aへ流体が流れ始める。この流体の流量は、第1弁体241の移動とともに第1環状溝236と第1排出流路241bとの隙間が無段階に拡大するため、それに従って滑らかに増加する。
図3に示す状態から操作桿250を押し込み方向(図3の矢印B方向)へ操作すると、ケース230内で弁体240が第1排出ポート234方向へ移動する。このとき、第1弁体241の移動に従って第1環状溝236と第1供給流路241aとの隙間が無段階に拡大し、第1供給流路241aを通じて第1環状溝236へ流れる流体の流量が滑らかに増加する。同時に、第1弁体241と連動して第2弁体242が移動することで、第2弁体242の中央部242cがケース230の内周面と当接し、第2環状溝237と第2供給流路242aとの連絡が遮断される。一方、第2環状溝237と第2排出流路242bとに隙間が生じ、第2環状溝237から第2排出流路242bへ流体が流れ始める。この流体の流量は、第2弁体242の移動とともに第2環状溝237と第2排出流路242bとの隙間が無段階に拡大するため、それに従って滑らかに増加する。
(4)複動形アクチュエータを制御するための上述の実施の形態に係る動作制御器220では、第1弁体241と第2弁体242とを連結体243により一体的に固定しているが、図4に示すように、連結体243側におねじ部244を設けるとともに第2弁体242側の中心部にめねじ部245を設け、連結体243に対して第2弁体242をねじ止めすることもできる。
この場合、連結体243に対する第2弁体242のねじ止め量を変更することで第1弁体241と第2弁体242との間隔Xを任意に調節することができる。間隔Xを調節すると、第1弁体241側での流体の流れに対し、第2弁体242側での流体の流れを調節することができ、それによってアクチュエータの応答性等を調節することができる。例えば、エアシリンダ210において、ピストン214は、ロッド219の断面積分、第1空圧室212側の受圧面積が第2空圧室213側の受圧面積より小さいため、中立状態であっても徐々に第1空圧室212側へ移動するが、間隔Xの調節により第1空圧室212側への流量を第2空圧室213側への流量よりも増加すると、中立状態で安定に保持され得る。
この変形例では、通常、第1排出ポート234の径を拡大するとともに第1弁体241に第1排出ポート234から突出する同軸のロッド246を設けるのが好ましい。この場合、ロッド246を固定することで連結体243の回転を抑えることができるため、操作桿250の回転により第2弁体242を回転させて間隔Xを調節することができる。
なお、間隔Xの調節のために、連結体243と第2弁体242とを固定して連結体243に対して第1弁体241をねじ止めすることもでき、また、連結体243に対して第1弁体241および第2弁体242の両方をねじ止めすることもできる。
(5)本発明の動作制御器は、流体を排出するための専用のポートを設けることもできる。例えば、複動形アクチュエータを制御するための上述の実施の形態に係る動作制御器220は、第1排出ポート234および第2排出ポート235から圧縮空気を排出しているが、流体として油や水等の液体を用いる場合や回収を要する気体を用いる場合は、図5に示すように、ケース230において、操作桿250を突出させる開口部分を液密化し、排出される流体の回収流路を接続するための第1排出ポート234および第2排出ポート235をそれぞれケース230の両端部付近に設けることができる。
用途
本発明の動作制御器は、電気制御等の複雑な制御機構を必要としない簡単な構成でありながら、操作桿の操作に追従して流体圧式アクチュエータとの間での流体の交流を無段階的に制御することができることから、サーボ機構で制御する場合のように流体圧式アクチュエータを無段階的に滑らかに動作させることができる。
本発明の動作制御器は、電気制御等の複雑な制御機構を必要としない簡単な構成でありながら、操作桿の操作に追従して流体圧式アクチュエータとの間での流体の交流を無段階的に制御することができることから、サーボ機構で制御する場合のように流体圧式アクチュエータを無段階的に滑らかに動作させることができる。
本発明の動作制御器は、このような特性を有することから、例えば、図6に示すように、遠隔操作式クランプ装置の制御器として用いることができる。具体的には、遠隔地のクランプ10をエアシリンダ20で開閉操作する場合、エアシリンダ20の動作を本発明の動作制御器30で制御することができる。この場合、把手を有するハンドレバー40で動作制御器30の操作桿31を出し入れ方向に手動操作すると、この操作に追従してエアシリンダ20のロッド21が出入りし、クランプ10が図6に矢印で示すように開閉する。ここでは、ハンドレバー40による操作桿11の微妙な操作がエアシリンダ20でのロッド21の出入りに反映されることから、クランプ10の開閉を微妙に制御することができる。
なお、本発明の動作制御器は、電気制御を必要としないことから、エアシリンダのような空圧式アクチュエータを防爆環境で制御する必要がある場合に特に適している。
本発明の動作制御器は、流体圧式アクチュエータの動作制御用のセンサとして用いることもできる。例えば、ワークのハンドリング用アクチュエータの制御用に本発明の動作制御器を用いる場合、当該動作制御器の操作桿をワーク位置の検出センサとし、操作桿がワークと当接したときにハンドリング用アクチュエータを作動させることができる。また、シートの巻き出し装置において、巻き出されたシートの張力調整用のテンションローラの移動位置を本発明の動作制御器の操作桿で検出し、シートの巻き出し機構のディスクブレーキを制御することもできる。さらに、車両の車高調節機能付きのサスペンションにおいて、車両の車高検出用に本発明の動作制御器を用いることもできる。
110、210 エアシリンダ
116 出入りポート
120、220 動作制御器
130、230 ケース
140、240 弁体
150、250 操作桿
131、231 導入ポート
132 供給ポート
133 排出ポート
135 環状溝
141a 供給流路
141b 排出流路
217 第1出入りポート
218 第2出入りポート
232 第1供給ポート
233 第2供給ポート
234 第1排出ポート
235 第2排出ポート
236 第1環状溝
237 第2環状溝
241 第1弁体
241a 第1供給流路
241b 第1排出流路
242 第2弁体
242a 第2供給流路
242b 第2排出流路
243 連結体
244 おねじ部
245 めねじ部
116 出入りポート
120、220 動作制御器
130、230 ケース
140、240 弁体
150、250 操作桿
131、231 導入ポート
132 供給ポート
133 排出ポート
135 環状溝
141a 供給流路
141b 排出流路
217 第1出入りポート
218 第2出入りポート
232 第1供給ポート
233 第2供給ポート
234 第1排出ポート
235 第2排出ポート
236 第1環状溝
237 第2環状溝
241 第1弁体
241a 第1供給流路
241b 第1排出流路
242 第2弁体
242a 第2供給流路
242b 第2排出流路
243 連結体
244 おねじ部
245 めねじ部
Claims (13)
- 流体の導入ポート、前記導入ポートからの流体をアクチュエータへ送るための供給ポートおよび前記アクチュエータから前記供給ポートを通じて戻る前記流体を排出するための排出ポートを有する、前記流体の圧力により作動するアクチュエータの動作制御器における弁構造であって、
前記導入ポート、前記供給ポートおよび前記排出ポートを有し、前記供給ポートに連絡する環状溝が内周面に設けられた筒状のケースと、
前記ケース内に収容された、前記導入ポートと前記排出ポートとの間で前記ケースの軸方向へ移動可能な弁体と、
を備え、
前記弁体は、前記導入ポートからの前記流体を前記供給ポートへ案内するための、前記環状溝に連絡可能な供給流路と、前記アクチュエータから前記供給ポートへ戻る前記流体を前記排出ポートへ案内するための、前記供給流路から独立して前記環状溝に連絡可能な排出流路とを外周部に有し、
前記供給流路は、前記弁体が前記排出ポート側へ移動するに従って前記環状溝への前記流体の流量が増加し、前記弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記環状溝への前記流体の流量が減少するよう形成されており、かつ、前記排出流路は、前記弁体が前記排出ポート側へ移動するに従って前記環状溝からの前記流体の流量が減少し、前記弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記環状溝からの前記流体の流量が増加するよう形成されており、
前記環状溝は、前記弁体の移動により前記供給流路および前記排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡する、
流体圧式アクチュエータの動作制御器の弁構造。 - 前記供給流路は、前記弁体の外周面に形成された、前記弁体の前記導入ポート側の端面から前記排出ポート方向へ延びる溝であり、前記排出流路は、前記弁体の外周面に形成された、前記弁体の前記排出ポート側の端面から前記導入ポート方向へ延びる溝である、請求項1に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器の弁構造。
- 前記弁体は、複数の前記供給流路および前記排出流路を有している、請求項2に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器の弁構造。
- 前記供給流路は、前記弁体の前記導入ポート側の端面から前記排出ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に前記弁体の外周面を成形することで形成されており、前記排出流路は、前記弁体の前記排出ポート側の端面から前記導入ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に前記弁体の外周面を成形することで形成されている、請求項1に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器の弁構造。
- 流体の圧力により作動する、前記流体を出し入れするための流体ポートを有する単動形のアクチュエータの動作制御器であって、
前記流体の導入ポート、前記導入ポートからの前記流体を前記流体ポートへ送るための供給ポートおよび前記供給ポートを通じて前記流体ポートから戻る前記流体を排出するための排出ポートを有し、前記供給ポートに連絡する環状溝が内周面に設けられた筒状のケースと、
前記ケース内に収容された、前記導入ポートと前記排出ポートとの間で前記ケースの軸方向へ移動可能な弁体と、
前記ケースから少なくとも一部が突出する、前記弁体を前記軸方向へ移動させるための操作桿と、
を備え、
前記弁体は、前記導入ポートからの前記流体を前記供給ポートへ案内するための、前記環状溝に連絡可能な供給流路と、前記流体ポートから前記供給ポートへ戻る前記流体を前記排出ポートへ案内するための、前記供給流路から独立して前記環状溝に連絡可能な排出流路とを外周部に有し、
前記供給流路は、前記弁体が前記排出ポート側へ移動するに従って前記環状溝への前記流体の流量が増加し、前記弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記環状溝への前記流体の流量が減少するよう形成されており、かつ、前記排出流路は、前記弁体が前記排出ポート側へ移動するに従って前記環状溝からの前記流体の流量が減少し、前記弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記環状溝からの前記流体の流量が増加するよう形成されており、
前記環状溝は、前記弁体の移動により前記供給流路および前記排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡する、
流体圧式アクチュエータの動作制御器。 - 前記供給流路は、前記弁体の外周面に形成された、前記弁体の前記導入ポート側の端面から前記排出ポート方向へ延びる溝であり、前記排出流路は、前記弁体の外周面に形成された、前記弁体の前記排出ポート側の端面から前記導入ポート方向へ延びる溝である、請求項5に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器。
- 前記弁体は、複数の前記供給流路および前記排出流路を有している、請求項6に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器。
- 前記供給流路は、前記弁体の前記導入ポート側の端面から前記排出ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に前記弁体の外周面を成形することで形成されており、前記排出流路は、前記弁体の前記排出ポート側の端面から前記導入ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状に前記弁体の外周面を成形することで形成されている、請求項5に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器。
- 流体の圧力により作動する、前記流体を出し入れするための第1流体ポートおよび第2流体ポートの二つのポートを有する複動形のアクチュエータの動作制御器であって、
前記流体の導入ポート、前記導入ポートからの前記流体を前記第1流体ポートへ送るための第1供給ポート、前記第1流体ポートから前記第1供給ポートへ戻る前記流体を排出するための第1排出ポート、前記導入ポートからの前記流体を前記第2流体ポートへ送るための第2供給ポートおよび前記第2流体ポートから前記第2供給ポートへ戻る前記流体を排出するための第2排出ポートを有し、前記第1供給ポートおよび前記第2供給ポートにそれぞれ個別に連絡する第1環状溝および第2環状溝が内周面に設けられた筒状のケースと、
前記ケース内に収容された、前記導入ポートと前記第1排出ポートとの間で前記ケースの軸方向へ移動可能な第1弁体と、
前記ケース内に収容された、前記導入ポートと前記第2排出ポートとの間で前記ケースの軸方向へ移動可能な第2弁体と、
前記ケースから少なくとも一部が突出する、前記第1弁体および前記第2弁体を連動して前記軸方向へ移動させるための操作桿と、
を備え、
前記第1弁体は、前記導入ポートからの前記流体を前記第1供給ポートへ案内するための、前記第1環状溝に連絡可能な第1供給流路と、前記第1流体ポートから前記第1供給ポートへ戻る前記流体を前記第1排出ポートへ案内するための、前記第1供給流路から独立して前記第1環状溝に連絡可能な第1排出流路とを外周部に有し、
前記第1供給流路は、前記第1弁体が前記第1排出ポート側へ移動するに従って前記第1環状溝への前記流体の流量が増加し、前記第1弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記第1環状溝への前記流体の流量が減少するよう形成されており、かつ、前記第1排出流路は、前記第1弁体が前記第1排出ポート側へ移動するに従って前記第1環状溝からの前記流体の流量が減少し、前記第1弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記第1環状溝からの前記流体の流量が増加するよう形成されており、
前記第2弁体は、前記導入ポートからの前記流体を前記第2供給ポートへ案内するための、前記第2環状溝に連絡可能な第2供給流路と、前記第2流体ポートから前記第2供給ポートへ戻る前記流体を前記第2排出ポートへ案内するための、前記第2供給流路から独立して前記第2環状溝に連絡可能な第2排出流路とを外周部に有し、
前記第2供給流路は、前記第2弁体が前記第2排出ポート側へ移動するに従って前記第2環状溝への前記流体の流量が増加し、前記第2弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記第2環状溝への前記流体の流量が減少するよう形成されており、かつ、前記第2排出流路は、前記第2弁体が前記第2排出ポート側へ移動するに従って前記第2環状溝からの前記流体の流量が減少し、前記第2弁体が前記導入ポート側へ移動するに従って前記第2環状溝からの前記流体の流量が増加するよう形成されており、
前記第1環状溝は、前記第1弁体の移動により前記第1供給流路および前記第1排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡し、
前記第2環状溝は、前記第2弁体の移動により前記第2供給流路および前記第2排出流路のいずれか一方の流路と選択的に連絡するとともに、前記第1環状溝と前記第1供給流路とが連絡する範囲で前記第1弁体が移動するときに前記第2排出流路と連絡可能であり、かつ、前記第1環状溝と前記第1排出流路とが連絡する範囲で前記第1弁体が移動するときに前記第2供給流路と連絡可能であり、
前記第1環状溝および前記第2環状溝は、それぞれ前記第1排出流路および前記第2排出流路との連絡を断たれているときに、それぞれ前記第1供給流路および前記第2供給流路と連絡する、
流体圧式アクチュエータの動作制御器。 - 前記第1供給流路および前記第2供給流路は、それぞれ前記第1弁体および前記第2弁体の外周面に形成された、それぞれ前記第1弁体および前記第2弁体の前記導入ポート側の端面からそれぞれ前記第1排出ポート方向および前記第2排出ポート方向へ延びる溝であり、
前記第1排出流路および前記第2排出流路は、それぞれ前記第1弁体および前記第2弁体の外周面に形成された、それぞれ前記第1弁体の前記第1排出ポート側の端面および前記第2弁体の前記第2排出ポート側の端面から前記導入ポート方向へ延びる溝である、
請求項9に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器。 - 前記第1弁体は複数の前記第1供給流路および前記第1排出流路を有しており、前記第2弁体は複数の前記第2供給流路および前記第2排出流路を有している。請求項10に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器。
- 前記第1供給流路および前記第2供給流路は、それぞれ前記第1弁体および前記第2弁体の前記導入ポート側の端面からそれぞれ前記第1排出ポート方向および前記第2排出ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状にそれぞれ前記第1弁体および前記第2弁体の外周面を成形することで形成されており、
前記第1排出流路および前記第2排出流路は、それぞれ前記第1弁体および前記第2弁体のそれぞれ前記第1排出ポート側の端面および前記第2排出ポート側の端面から前記導入ポート方向に向けて径が拡大するテーパー状にそれぞれ前記第1弁体おおび前記第2弁体の外周面を成形することで形成されている、請求項9に記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器。 - 前記第1弁体および前記第2弁体は前記軸方向の相互の間隔を調節可能に設定されている、請求項9から12のいずれかに記載の流体圧式アクチュエータの動作制御器。
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