JP5703161B2 - スプレー容器 - Google Patents
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Description
このようなスプレー容器では、固定部材と、可動部材と、の協働によるピストン運動により、容器本体内に空気を供給し、容器本体内を蓄圧した後、ノズル部材を押下することにより、容器本体内に収容された内容物がノズル孔を通って噴出されるようになっている。
本発明に係るスプレー容器は、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムと、該ステムの上端に装着され、容器本体内の内容物を噴出するノズル孔を有するノズル部材と、を備え、前記ノズル部材を前記ステムとともに押下することにより、前記容器本体内と前記ステム内とが連通され、前記容器本体内の内容物が前記ノズル孔から噴出される構成とされ、前記容器本体には、筒状の固定部材が固定されるとともに、該固定部材には、筒状の可動部材が容器軸方向に摺動自在に嵌合され、前記固定部材に対して前記可動部材を押し込むことにより、前記固定部材と前記可動部材との間の空気が押し出され、前記容器本体内に空気が流入し、前記容器本体と前記固定部材との間に、前記固定部材側から前記容器本体内への空気の流入を許容する一方、その逆の流れは禁止する逆止弁が設けられたスプレー容器であって、前記容器本体内と前記ステム内とを連通させる連通路を有し、前記連通路は、上側通路と下側通路とに分割され、前記上側通路、及び前記下側通路のうち、一方の通路は、他方の通路から離間する方向に付勢された状態で、前記他方の通路に向けて接近移動可能に配設され、前記一方の通路は、前記容器本体の内圧上昇に伴い前記他方の通路に向けて移動して、前記他方の通路に当接して接続されることを特徴とする。
一方で、容器本体の内圧が低下すると、一方の通路が付勢力によって他方の通路から離間することで、連通路が開放される。すると、下側通路、及び上側通路内に空気が流入し、内容物が逆流して、連通路内の内容物が容器本体内に引き戻されることになる。これにより、ノズル孔からの液垂れを防止して、液切れ性を向上させることができる。この場合には、ステムへの内容物の供給が停止されているので、その後ノズル部材とともにステムを押下した場合であっても、ノズル孔からの内容物の噴出を禁止することができる。
図1に示すように、本実施形態に係るスプレー容器1は、内容物が収容される容器本体2と、容器本体2の口部11に装着されたヘッド部材3と、を備えている。なお、本実施形態では、容器本体2、及びヘッド部材3の各中心軸線は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向、上下方向に沿ったヘッド部材3側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
固定部材31は、容器本体2内を上下方向に沿って延在する外筒33と、外筒33の径方向の内側に配置された内筒34と、を備え、これら外筒33、及び内筒34の下端部同士が全周に亘って連結されている。
さらに、天板部51には、貫通孔54を囲むように下方に沿って延びる嵌合筒55が形成され、この嵌合筒55の内側に挿入筒45の上端部が嵌合されている。
ノズル部材23の側面において、周方向の一部には、径方向の外側に向けて開口する上述したノズル孔23aが形成されている。このノズル孔23aは、上述した装着筒67内を介してステム22内に連通している。なお、ノズル部材23は、上述した内フランジ部41の貫通孔42を上方から覆うように位置している。
ゲート部材25の筒部71は、ステム22の周壁部61の下端部に外嵌されるとともに、上端部が下方から上方に向かうに従い内径が拡大するテーパ状に形成されている。また、筒部71の上端部は、上述したステム22における貫通孔65を径方向の外側から覆うように配置されている。
さらに、囲繞筒部75の下部には、径方向に沿って貫通する連通孔74が形成されている。この連通孔74は、囲繞筒部75の内外を連通させるものであり、囲繞筒部75の周方向に沿って間隔をあけて複数形成されている。
本体筒部85は、上部の内径が下部に比べて大きく形成され、その上部の内側に上述した内側支持部材27が内嵌されている。この場合、本体筒部85の上端縁は、内側支持部材27における外フランジ部83に当接している。
嵌合筒88において、底壁部86よりも下側の部分には、吸上パイプ89が接続されている。吸上パイプ89は、上端部が嵌合筒88に内嵌されて外側支持部材28の内側に向けて開放される一方、下端部が容器本体2の底部に近接する位置まで延設され、内容物に浸漬されている。
可動筒部91は、下部が上述した嵌合筒88における底壁部86よりも上側の部分に外嵌され、上部が上述したハウジング26に内嵌されている。可動筒部91における上端部には、下方から上方に向かうに従い拡径されたシール部94が形成されており、このシール部94の上端縁がハウジング26における囲繞筒部75の内面に密接している。
まず、図1,2に示すように、固定部材31の外筒33と内筒34との間で可動部材32の挿入筒45を上下移動させることで、容器本体2内に空気を供給して容器本体2の内圧を高める。
具体的には、可動部材32の挿入筒45を外筒33と内筒34との間に挿入した状態で、挿入筒45を下方に向けて押し込み、固定部材31と可動部材32とで囲まれたシリンダ空間S1(摺動部35のフランジ部44よりも下側の空間、摺動部35及び挿入筒45と内筒34との間の隙間、挿入筒45とノズル部材23との間の空間)を加圧する。すると、シリンダ空間S1の圧力が第1逆止弁57に作用して貫通孔54を閉塞する。一方、シリンダ空間S1の圧力が内フランジ部41に形成された貫通孔42を通して第2逆止弁81に作用して、第2逆止弁81の外周側が下方に向けて撓み変形することで、第2逆止弁81が開弁される。これにより、貫通孔42を通して容器本体2内に空気が流入する(図2中矢印A参照)。
また、容器本体2内に流入した空気の一部は、ハウジング26の連通孔74を通って、当接筒80と接続筒92との間から接続筒92内に流入する。接続筒92内に流入した空気は、嵌合筒88や吸上パイプ89を通って容器本体2の底部側に向けて流通したり、連通筒29の可動筒部91と嵌合筒88との間の隙間を通ってシール筒93と外側支持部材28との間の空間S2内に供給されたりする。
その後、可動部材32を引き上げると、シリンダ空間S1が負圧となり、この負圧により第1逆止弁57が開放され、空気供給通路53、及び貫通孔54を通ってシリンダ空間S1内に空気が流入し、シリンダ空間S1が大気圧まで上昇する。
そして、可動部材32の上下移動を繰り返すことで、固定部材31と、可動部材32と、の協働によるピストン運動により、容器本体2内に空気を供給し、容器本体2の内圧を高めることができる。
このとき、ステム22のリブ63が第2逆止弁81の内周部分を押し下げることで、第2逆止弁81が撓み変形する。すると、ゲート部材25の筒部71の上端縁が第2逆止弁81から離間することで、筒部71に対して径方向の外側と内側とが、筒部71と第2逆止弁81との間を介して連通する。これにより、筒部71によって塞き止められていた内容物、及び空気が筒部71と第2逆止弁81との間を通って、ステム22の貫通孔65からステム22内に流入する(図4中矢印A,B参照)。特に空気は、溝部78を通ってステム22内に流入し、この過程で内容物と空気とが混合されている。その後、ステム22内に流入した内容物は、ノズル部材23の装着筒67内を通った後、空気とともにノズル孔23aから噴出される(図4中矢印C参照)。これにより、好適な噴霧形態で液滴が噴出される。
ここで、本実施形態では、容器本体2の内圧が低下すると、空間S2の内圧も低下する。そして、空間S2の内圧(容器本体2の内圧)が弾性部材96の付勢力よりも小さくなると、この付勢力によって連通筒29は外側支持部材28の内側を下方に向けて移動する。その結果、接続筒92が当接筒80から離間して、下側通路24aと上側通路24bとに分離されることで、連通路24が開放される。
この構成によれば、容器本体2の内圧上昇に伴って連通筒29(下側通路24a)が付勢力に抗して上方に向けて移動することで、下側通路24aと上側通路24bとが当接して接続される。これにより、ノズル部材23とともにステム22を押し下げると、内容物が連通路24を通してステム22内に供給され、ノズル孔23aからの噴出が許容される。
一方で、容器本体2の内圧が低下すると、連通路24が開放されることで、下側通路24a、及び上側通路24b内に空気が流入し、内容物が逆流して、連通路24内の内容物が容器本体2内に引き戻されることになる。これにより、ノズル孔23aからの液垂れを防止して、液切れ性を向上させることができる。この場合には、ステム22への内容物の供給が停止されているので、ノズル部材23とともにステム22を押下した場合であっても、ノズル孔23aからの内容物の噴出を禁止することができる。
例えば、上述した実施形態では、上側通路24bを固定して連通筒29(下側通路24a)を下方付勢する構成について説明したが、これに限らず、連通筒29(下側通路24)を固定して上側通路24bを上方付勢する構成にしても構わない。
また、上述した実施形態では、ハウジング26の上端縁に溝部78を形成する場合について説明したが、これに限らず、ハウジング26の囲繞筒部75に径方向に沿って貫通する貫通孔を形成しても構わない。
Claims (1)
- 上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムと、
該ステムの上端に装着され、容器本体内の内容物を噴出するノズル孔を有するノズル部材と、を備え、
前記ノズル部材を前記ステムとともに押下することにより、前記容器本体内と前記ステム内とが連通され、前記容器本体内の内容物が前記ノズル孔から噴出される構成とされ、
前記容器本体には、筒状の固定部材が固定されるとともに、該固定部材には、筒状の可動部材が容器軸方向に摺動自在に嵌合され、前記固定部材に対して前記可動部材を押し込むことにより、前記固定部材と前記可動部材との間の空気が押し出され、前記容器本体内に空気が流入し、前記容器本体と前記固定部材との間に、前記固定部材側から前記容器本体内への空気の流入を許容する一方、その逆の流れは禁止する逆止弁が設けられたスプレー容器であって、
前記容器本体内と前記ステム内とを連通させる連通路を有し、
前記連通路は、上側通路と下側通路とに分割され、
前記上側通路、及び前記下側通路のうち、一方の通路は、他方の通路から離間する方向に付勢された状態で、前記他方の通路に向けて接近移動可能に配設され、
前記一方の通路は、前記容器本体の内圧上昇に伴い前記他方の通路に向けて移動して、前記他方の通路に当接して接続されることを特徴とするスプレー容器。
Priority Applications (1)
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JP2011165350A JP5703161B2 (ja) | 2011-07-28 | 2011-07-28 | スプレー容器 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2011165350A Active JP5703161B2 (ja) | 2011-07-28 | 2011-07-28 | スプレー容器 |
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