JP5695531B2 - 端面接触形メカニカルシール - Google Patents
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Description
固定密封環が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である固定密封端面に構成した断面方形の固定密封環本体と、シールケースの内周部に嵌合固定されると共に固定密封環本体をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した固定密封環保持体とからなる回転体形状をなすものであり、
スプリング保持環が、第1保持環部分と外周面を第1保持環部分の外周面より小径の円柱面として第1保持環部分の先端部から突出する第2保持環部分と外周面を第2保持環部分の外周面より小径の円柱面として第2保持環部分の先端部から突出する第3保持環部分とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
可動密封環(6)が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である可動密封端面に構成した断面方形の可動密封環本体とこれを固着する可動密封環保持体とで構成された回転体形状をなすものであり、可動密封環保持体は、可動密封環本体をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した第1保持体部分とその基端部に連なっており内周面を第1保持体部分の内周面より大径の円柱面として前記第3保持環部分に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第2保持体部分とその基端部に連なっており内周面を第2保持体部分の内周面より大径の円柱面として第2保持環部分に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第3保持体部分とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
前記Oリングが、第3保持環部分の外周面である第1シール面と第3保持体部分の内周面である第2シール面との間に、当該両シール面間を二次シールすべく、第1流体領域が第2流体領域より高圧となる場合において第2及び第3保持環部分の外周面間を連結する環状面である第1係止面に衝合係止されると共に第2流体領域が第1流体領域より高圧となる場合において第2及び第3保持体部分の内周面間を連結する環状面である第2係止面に衝合係止される状態で軸線方向相対移動可能に装填されており、
両密封端面(21a,61a)の相対回転摺接部分の内径D1及び外径D2と第1シール面の径d1及び第2シール面の径d2との間に、
(1)d1<D2
(2)d2>D1
(3)0.15≦(d2−d1)/(D2−D1)≦0.85
(4)0.95≦(d1+d2)/(D1+D2)≦1.05
の関係を有して、第1流体領域が第2流体領域より高圧である場合及び第2流体領域が第1流体領域より高圧である場合の何れにおいてもバランス比が0.6〜0.9となるように構成しておくことを提案するものである。
(2)d2>D1
(3)0.15≦S/W≦0.85(0.15≦(d2−d1)/(D2−D1)≦0.85)
(4)0.95≦dm/Dm≦1.05(0.95≦(d1+d2)/(D1+D2)≦1.05)
なお、(3)式において、SはOリング5が装填される装填空間5aの径方向幅(装填空間幅)であってS=(d2−d1)/2であり、Wは両密封端面21a,61aの相対回転摺接部分であるシール端面の径方向幅(シール端面幅)であってW=(D2−D1)/2である。また、(4)式において、dmは装填空間5aの平均径つまり両シール面43a,65aの径の平均値であってdm=(d1+d2)/2であり、Dmはシール端面の平均径(シール端面の内外径(この例では固定密封端面の内外径)D1,D2の平均値)であってDm=(D1+D2)/2である。
2 固定密封環
3 回転軸
4 スプリング保持環
5 Oリング
5a 装填空間
6 可動密封環
7 スプリング部材
21 固定密封環本体
21a 固定密封端面
22 固定密封環保持体
41 第1保持環部分
42 第2保持環部分
42a 第2保持環部分の外周面
43 第3保持環部分
43a 第3保持環部分の外周面(第1シール面)
44 第1係止面
61 可動密封環本体
61a 可動密封端面
62 可動密封環保持体
63 第1保持体部分
64 第2保持体部分
64a 第2保持体部分の内周面
65 第3保持体部分
65a 第3保持体部分の内周面(第2シール面)
66 第2係止面
A 第1流体領域
B 第2流体領域
D1 シール端面の内径(固定密封端面の内径)
D2 シール端面の外径(固定密封端面の外径)
Dm シール端面の平均径
d1 第1シール面の径
d2 第2シール面の径
dm 装填空間の平均径
S 装填空間幅
W シール端面幅
F1 正常運転時の軸線方向推力
F2 逆圧運転時の軸線方向推力
Claims (2)
- シールケース(1)に固定された固定密封環(2)と、シールケース(1)を洞貫する回転軸(3)に固定されたスプリング保持環(4)と、スプリング保持環(4)にOリング(5)を介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環(6)と、スプリング保持環(4)と可動密封環(6)との間に介装されて可動密封環(6)を固定密封環(2)へと押圧附勢するスプリング部材(7)とを具備して、両密封環(2,6)の対向端面である密封端面(21a,61a)の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である第1流体領域(A)とその外周側領域である第2流体領域(B)とを一次シールするように構成されており、両流体領域(A,B)の圧力関係が逆転する条件下で使用される端面接触形メカニカルシールにおいて、
固定密封環(2)が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である固定密封端面(21a)に構成した断面方形の固定密封環本体(21)と、シールケース(1)の内周部に嵌合固定されると共に固定密封環本体(21)をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した固定密封環保持体(22)とからなる回転体形状をなすものであり、
スプリング保持環(4)が、第1保持環部分(41)と外周面(42a)を第1保持環部分(41)の外周面より小径の円柱面として第1保持環部分(41)の先端部から突出する第2保持環部分(42)と外周面(43a)を第2保持環部分(42)の外周面(42a)より小径の円柱面として第2保持環部分(42)の先端部から突出する第3保持環部分(43)とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
可動密封環(6)が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である可動密封端面(61a)に構成した断面方形の可動密封環本体(61)とこれを固着する可動密封環保持体(62)とで構成された回転体形状をなすものであり、可動密封環保持体(62)は、可動密封環本体(61)をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した第1保持体部分(63)とその基端部に連なっており内周面(64a)を第1保持体部分(63)の内周面より大径の円柱面として前記第3保持環部分(43)に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第2保持体部分(64)とその基端部に連なっており内周面(65a)を第2保持体部分(64)の内周面より大径の円柱面として第2保持環部分(64)に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第3保持体部分(65)とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
前記Oリング(5)が、第3保持環部分(43)の外周面である第1シール面(43a)と第3保持体部分(65)の内周面である第2シール面(65a)との間に、当該両シール面(43a,65a)間を二次シールすべく、第1流体領域(A)が第2流体領域(B)より高圧となる場合において第2及び第3保持環部分(42,43)の外周面(42a,43a)間を連結する環状面である第1係止面(44)に衝合係止されると共に第2流体領域(B)が第1流体領域(A)より高圧となる場合において第2及び第3保持体部分(64,65)の内周面(64a,65a)間を連結する環状面である第2係止面(66)に衝合係止される状態で軸線方向相対移動可能に装填されており、
両密封端面(21a,61a)の相対回転摺接部分の内径D1及び外径D2と第1シール面(43a)の径d1及び第2シール面(65a)の径d2との間に、d1<D2、d2>D1、0.15≦(d2−d1)/(D2−D1)≦0.85及び0.95≦(d1+d2)/(D1+D2)≦1.05の関係を有して、第1流体領域(A)が第2流体領域(B)より高圧である場合及び第2流体領域(B)が第1流体領域(A)より高圧である場合の何れにおいてもバランス比が0.6〜0.9となるように構成したことを特徴とする端面接触形メカニカルシール。
- 可動密封端面(61a)の内径が固定密封端面(21a)の内径より小径であり且つ可動密封端面(61a)の外径が固定密封端面(21a)の外径より大径であり、固定密封端面(21a)の内外径が両密封端面(21a,61a)の相対回転摺接部分の内外径D1,D2となることを特徴とする、請求項1に記載する端面接触形メカニカルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011195575A JP5695531B2 (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 端面接触形メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011195575A JP5695531B2 (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 端面接触形メカニカルシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013057353A JP2013057353A (ja) | 2013-03-28 |
JP5695531B2 true JP5695531B2 (ja) | 2015-04-08 |
Family
ID=48133405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011195575A Active JP5695531B2 (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 端面接触形メカニカルシール |
Country Status (1)
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JP4611904B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2011-01-12 | 日本フッソ工業株式会社 | コンタミレス回転機器における軸封装置 |
-
2011
- 2011-09-08 JP JP2011195575A patent/JP5695531B2/ja active Active
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