JP5678552B2 - 重合開始剤及び有機エレクトロニクス材料、これらを用いた有機薄膜及びその製造方法、インク組成物、有機エレクトロニクス素子、有機エレクトロルミネセンス素子、照明装置、表示素子、並びに表示装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、これら文献において本発明におけるスーパーブレンステッド酸化合物を含有した重合開始剤を用いた有機エレクトロニクス材料に関する記載はない。
さらに、本発明は、従来よりも駆動電圧が低く、長い発光寿命を有する有機エレクトロニクス素子及び有機EL素子、照明装置、表示素子を提供することを目的とするものである。
すなわち、本発明は、下記(1)〜(26)の事項をその特徴とするものである。
さらには、該有機エレクトロニクス材料がスーパーブレンステッド酸化合物を含むことにより従来よりも駆動電圧が低く、長い発光寿命を有する有機エレクトロニクス素子及び有機EL素子を提供することができる。
本発明の重合開始剤は、少なくとも一つの過フッ素化スルホニル基を有するスーパーブレンステッド酸化合物を含むことを特徴としている。
本発明において、「イオン性化合物」とは、カチオンとアニオンからなる化合物を表し、カチオンとしては、アルカリ金属イオンやアルカリ土類金属イオンなどの金属イオン、トリフェニルカルベニウムなどの炭素カチオン、ピリジニウム、キノリニウムなどの窒素カチオン、ヨードニウム、スルホニウム、ホスホニウムなどのオニウムカチオン等、公知のカチオンが挙げられる。ただし、本発明において、水素カチオン(H+、またはプロトンとも称される)は、このカチオンには含まない。アニオンは、塩素イオンや臭素イオンなどのハロゲン化物イオン、リン酸イオン、硫酸イオンなどの無機酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオンなどの有機酸イオン等、公知のアニオンが挙げられる。
R1〜R3で表される有機基としては、炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基、芳香族複素環基が挙げられ、これらはさらに置換基を有してもよく、具体的には、アルキル基としては直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルキル基であり、炭素数が通常1以上12以下、好ましくは6以下のものが挙げられる。具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、2−プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。アルケニル基としては、炭素数が通常2以上12以下、好ましくは6以下のものが挙げられる。具体例としては、ビニル基、アリル基、1−ブテニル基等が挙げられる。アルキニル基としては、炭素数が通常2以上12以下、好ましくは6以下のものが挙げられる。具体例としては、エチニル基、プロパルギル基等が挙げられる。芳香族炭化水素基としては、5又は6員環の単環又は2〜5縮合環を有する基であり、具体例としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ペリレン環、テトラセン環、ピレン環、ベンズピレン環、クリセン環、トリフェニレン環、アセナフテン環、フルオレン環等が挙げられる。芳香族複素環基としては、5又は6員環の単環又は2〜4縮合環を有する基であり、具体例としては、フラン環、ベンゾフラン環、チオフェン環、ベンゾチオフェン環、ピロール環、ピラゾール環、トリアゾール環、イミダゾール環、オキサジアゾール環、インドール環、カルバゾール環、ピロロイミダゾール環、ピロロピラゾール環、ピロロピロール環、チエノピロール環、チエノチオフェン環、フロピラール環、フロフラン環、チエノフラン環、ベンゾイソオキサゾール環、ベンゾイソチアゾール環、ベンゾイミダゾール環、ピリジン環、ピラジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、トリアジン環、キノリン環、イソキノリン環、シノリン環、キノキサリン環、フェナントリジン環、ベンゾイミダゾール環、ペリミジン環、キナゾリン環、キナゾリノン環、アズレン環等が挙げられる。また、置換基を有する場合の該置換基としては、ハロゲン原子、アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、シリル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基等が挙げられる。
本発明の有機エレクトロニクス材料は、少なくとも1つの過フッ素化スルホニル基を有するスーパーブレンステッド酸化合物を含むことを特徴としている。
本発明において、前記スーパーブレンステッド酸化合物は、重合開始剤及び/又は電子受容性化合物として機能する。つまり、当該スーパーブレンステッド酸化合物は、電子受容性化合物兼重合開始剤として機能する場合と、重合開始剤として機能する場合と、電子受容性化合物として機能する場合とがある。ただし、単一のスーパーブレンステッド酸化合物を含む有機エレクトロニクス材料であっても、そのスーパーブレンステッド酸化合物の機能は一概に決まるものではなく、重合開始剤として用いるか、電子受容性化合物として用いるか、又はそれら両機能を発揮するものとして用いるかは、含有する他の成分との兼ね合いも考慮し適宜決定する。
前記スーパーブレンステッド酸化合物が重合開始剤として機能する場合、公知の重合性官能基を有する化合物を重合させることができる点で好ましく、電子受容性化合物として機能する場合、電荷輸送性化合物とのカチオンラジカルと対アニオンからなるイオン化合物を生成し、電荷の輸送性を向上できる点で好ましい。
本発明における電子受容性化合物として、前記スーパーブレンステッド酸化合物を用いることが好ましく、単一化合物であっても混合物であってもよい。また、単分子の化合物であっても、ポリマまたはオリゴマのような高分子化合物であってもよく、特に制限はない。
本発明において、「電荷輸送性化合物」とは、電荷輸送性ユニットを有する化合物を言う。また、本発明において「電荷輸送性ユニット」とは、正孔または電子を輸送する能力を有した原子団であり、以下、その詳細について述べる。
本発明の重合開始剤の作用を有機薄膜の製造方法に適用したのが本発明の有機薄膜の製造方法である。すなわち、本発明の有機薄膜の製造方法は、上述の本発明の重合開始剤を用いて有機薄膜に耐溶剤性を付与する工程を含むことを特徴としている。
本発明のインク組成物は、既述の本発明の有機エレクトロニクス材料と溶媒とを含むことを特徴としており、その他の添加剤、例えば重合禁止剤、安定剤、増粘剤、ゲル化剤、難燃剤、酸化防止剤、還元防止剤、酸化剤、還元剤、表面改質剤、乳化剤、消泡剤、分散剤、界面活性剤などを含んでいてもよい。前記溶媒としては、水やメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール、ペンタン、ヘキサン、オクタン等のアルカン、シクロヘキサン等の環状アルカン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン、ジフェニルメタン等の芳香族溶媒、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコール−1−モノメチルエーテルアセタート等の脂肪族エーテル、1,2−ジメトキシベンゼン、1,3−ジメトキシベンゼン、アニソール、フェネトール、2−メトキシトルエン、3−メトキシトルエン、4−メトキシトルエン、2,3−ジメチルアニソール、2,4−ジメチルアニソール等の芳香族エーテル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、乳酸エチル、乳酸n−ブチル等の脂肪族エステル、酢酸フェニル、プロピオン酸フェニル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸n−ブチル等の芳香族エステル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒、その他、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、アセトン、クロロホルム、塩化メチレンなどが挙げられるが、好ましくは芳香族溶媒、脂肪族エステル、芳香族エステル、脂肪族エーテル、芳香族エーテルを使用することができる。
本発明のインク組成物において、溶媒に対する有機エレクトロニクス材料の含有量は、 種々の塗布プロセスに適用できる観点から0.1〜30質量%とすることが好ましい。
本発明の有機エレクトロニクス素子は、上記有機エレクトロニクス材料および/または上記インク組成物から形成された有機薄膜を含む。
同様に、本発明の有機エレクトロルミネセンス素子(有機EL素子)は、上記有機エレクトロニクス材料および/または上記インク組成物から形成された有機薄膜を含む。
いずれの素子も、有機薄膜として、本発明の有機エレクトロニクス材料を用いて形成された優れた有機薄膜を含み、従来よりも駆動電圧が低く、長い発光寿命を有する。
以下に、本発明のEL素子について詳述する。
本発明の有機エレクトロニクス素子は、スーパーブレンステッド酸化合物を含む有機エレクトロニクス材料からなる有機薄膜を含むことをその特徴とするものである。本発明の有機EL素子は、発光層、重合層、陽極、陰極、基板を備えていれば特に限定されず、正孔注入層、電子注入層、正孔輸送層、電子輸送層などの他の層を有していてもよい。また、正孔注入層又は正孔輸送層に、本発明の有機薄膜を適用することが好ましい。
以下、各層について詳細に説明する。
発光層に用いる材料としては、低分子化合物であっても、ポリマーまたはオリゴマーであってもよく、デンドリマー等も使用可能である。蛍光発光を利用する低分子化合物としては、ペリレン、クマリン、ルブレン、キナクリドン、色素レーザー用色素(例えば、ローダミン、DCM1等)、アルミニウム錯体(例えば、Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminum(III)(Alq3))、スチルベン、これらの誘導体があげられる。蛍光発光を利用するポリマーまたはオリゴマーとしては、ポリフルオレン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン(PPV)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、フルオレンーベンゾチアジアゾール共重合体、フルオレン−トリフェニルアミン共重合体、及びこれらの誘導体や混合物が好適に利用できる。
燐光材料は、低分子又はデンドライド種、例えば、イリジウム核デンドリマーが使用され得る。またこれらの誘導体も好適に使用できる。
ホスト材料としては、低分子化合物であっても、高分子化合物であってもよく、デンドリマーなども使用できる。
塗布法により形成する場合、有機EL素子を安価に製造することができ、より好ましい。発光層を塗布法によって形成するには、燐光材料と、必要に応じてホスト材料を含む溶液を、例えば、インクジェット法、キャスト法、浸漬法、凸版印刷、凹版印刷、オフセット印刷、平板印刷、凸版反転オフセット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等の印刷法、スピンコーティング法などの公知の方法で所望の基体上に塗布することで行うことができる。
陰極材料としては、例えば、Li、Ca、Mg、Al、In、Cs、Ba、Mg/Ag、LiF、CsF等の金属又は金属合金であることが好ましい。
陽極としては、金属(例えば、Au)又は金属導電率を有する他の材料、例えば、酸化物(例えば、ITO:酸化インジウム/酸化錫)、導電性高分子(例えば、ポリチオフェン−ポリスチレンスルホン酸混合物(PEDOT:PSS))を使用することもできる。
電子輸送層、電子注入層としては、例えば、フェナントロリン誘導体(例えば、2,9-dimethyl-4,7-diphenyl-1,10-. phenanthroline(BCP))、ビピリジン誘導体、ニトロ置換フルオレン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、ナフタレンペリレンなどの複素環テトラカルボン酸無水物、カルボジイミド、フレオレニリデンメタン誘導体、アントラキノジメタン及びアントロン誘導体、オキサジアゾール誘導体(2-(4-Biphenylyl)-5-(4-tert-butylphenyl-1,3,4-oxadiazole) (PBD))、アルミニウム錯体(例えば、Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminum(III)(Alq3))などが挙げられる。さらに、上記オキサジアゾール誘導体において、オキサジアゾール環の酸素原子を硫黄原子に置換したチアジアゾール誘導体、電子吸引基として知られているキノキサリン環を有するキノキサリン誘導体も用いることができる。
本発明の有機EL素子に用いることができる基板として、ガラス、プラスチック等の種類は特に限定されることはなく、また、透明のものであれば特に制限は無いが、ガラス、石英、光透過性樹脂フィルム等が好ましく用いられる。樹脂フィルムを用いた場合には、有機EL素子にフレキシブル性を与えることが可能であり、特に好ましい。
本発明の有機EL素子における発光色は特に限定されるものではないが、白色発光素子は家庭用照明、車内照明、時計や液晶のバックライト等の各種照明器具に用いることができるため好ましい。
本発明の表示素子は、既述の本発明の有機EL素子を備えたことを特徴としている。
例えば、赤・緑・青(RGB)の各画素に対応する素子として、本発明の有機EL素子を用いることで、カラーの表示素子が得られる。
画像の形成には、マトリックス状に配置した電極でパネルに配列された個々の有機EL素子を直接駆動する単純マトリックス型と、各素子に薄膜トランジスタを配置して駆動するアクティブマトリックス型とがある。前者は、構造は単純ではあるが垂直画素数に限界があるため文字などの表示に用いる。後者は、駆動電圧は低く電流が少なくてすみ、明るい高精細画像が得られるので、高品位のディスプレー用として用いられる。
1,6−ジブロモヘキサン(73.2g, 0.3mol)、3−エチル−3−ヒドロキシオキセタン(東亞合成, OXT−101)(11.6g, 0.1mol)をn−ヘキサン400mlに溶解し、ここへテトラブチルアンモニウムブロミド(1.62g, 4.9mmol)と45%水酸化ナトリウム水溶液100gを加えて6時間加熱還流を行った。反応終了後、水200mlを加えて有機層を分離し、水層をn−ヘキサンで3回抽出し最初に分けた有機層と合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。エバポレーターで溶媒を留去し、減圧蒸留(3〜10mmHg, 110℃)により1,6−ジブロモヘキサンを留去し、無色油状の3−(6−ブロモヘキシルオキシメチル)−3−エチルオキセタンを得た(25.0g, 収率89.7%)。以上の反応の反応式を以下に示す。
窒素雰囲気下のグローブボックス中で、室温下、サンプル管にトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(73.2mg、80μmol)を秤取り、アニソール(15ml)を加え、30分間攪拌した。同様に、サンプル管にトリス(t−ブチル)ホスフィン(129.6mg、640μmol)を秤取り、アニソール(5ml)を加え、5分間攪拌した。これらの溶液を混合し室温で30分間攪拌し触媒とした。
三口丸底フラスコに、上記のようにして合成した下記モノマー1(4.0mmol)、下記モノマー2(5.0mmol)、下記モノマー3(2.0mmol)、アニソール(20ml)を加え、さらに調製したPd触媒溶液(7.5ml)を加えた。30分撹拌した後、10%テトラエチルアンモニウム水酸化物水溶液(20ml)を加えた。すべての溶媒は30分以上窒素バブルにより脱気した後、使用した。この混合物を2時間加熱・還流した。ここまでの全ての操作は窒素気流下で行った。
[実施例1]
ポリマー1(4.5mg)のトルエン溶液(400μl)と下記化学式で表される化合物1(0.45g)のトルエン溶液(100μl)を混合した塗布溶液を、3000rpmで石英板上にスピンコートした。ついで、ホットプレート上120℃で10分間加熱して重合反応を行った。加熱後にトルエン溶媒に石英板を1分間浸漬し、洗浄をおこなった。洗浄前後のUV−visスペクトルにおける吸収極大(λmax)の吸光度(Abs)の比から、残膜率を測定した。
残膜率(%)=洗浄後Abs/洗浄前Abs×100
実施例1の化合物1を下記化学式で表される化合物2に変えた以外は同様にして、塗布溶液を作製しようとしたが、化合物2はトルエンへの溶解性が低く均一な溶液を作製することができなかった。そこで、化合物2の溶媒を酢酸エチルに変更した以外は実施例1と同様にして、残膜率を測定した。
実施例1の化合物1を下記化学式で表される化合物3に変えた以外は同様にして、塗布溶液を作製しようとしたが、化合物3はトルエンへの溶解性が低く均一な溶液を作製することができなかった。そこで、化合物3の溶媒を酢酸エチルに変更した以外は実施例1と同様にして、残膜率を測定した。
[実施例2]
ポリマー1(20mg)のトルエン(440μL)溶液に、前記化合物1(0.2mg)のトルエン(10μL)溶液を加えて塗布溶液を調整した。ITOを1.6mm幅にパターニングしたガラス基板上に、前記塗布溶液を2000min−1でスピン塗布し、ホットプレート上で120℃、10分間加熱した。次に得られたガラス基板を真空蒸着機中に移し、金(膜厚30nm)を蒸着した。
金を蒸着後、大気開放することなく、乾燥窒素環境中に基板を移動し、0.7mmの無アルカリガラスに0.4mmのザグリを入れた封止ガラスとITO基板を、光硬化性エポキシ樹脂を用いて貼り合わせることにより封止を行い、ホールオンリー素子を作製した。
実施例3における化合物1のトルエン溶液を加えないこと以外は同様にしてホールオンリー素子を作製した。
実施例3における化合物1のトルエン溶液を、化合物2の酢酸エチル溶液にしたこと以外は同様にしてホールオンリー素子を作製した。
実施例3における化合物1のトルエン溶液を、化合物3の酢酸エチル溶液にしたこと以外は同様にしてホールオンリー素子を作製した。
以後の実験は大気中、室温(25℃)で行った。
これらホールオンリー素子のITOを正極、Auを陰極として電圧を印加した時の印加電圧−電流密度のグラフを図2に示す。図2より、実施例3の素子は、比較例3素子と比較して化合物1を加えることで正孔電流が著しく流れやすくなっていることがわかる。また、比較例4,5の素子よりも正孔電流が流れやすくなっていることがわかる。
2 陽極
3 正孔注入層
4 陰極
5 電子注入層
6 正孔輸送層
7 電子輸送層
8 基板
Claims (19)
- さらに、少なくとも1種類の電荷輸送性化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロニクス材料。
- 前記電荷輸送性化合物がポリマー又はオリゴマーであることを特徴とする請求項2に記載の有機エレクトロニクス材料。
- 前記ポリマー又はオリゴマーが、電荷輸送基として、芳香族アミン、カルバゾール、及びチオフェンのうちのいずれかを有することを特徴とする請求項3に記載の有機エレクトロニクス材料。
- 前記ポリマー又はオリゴマーの数平均分子量が、1,000以上100,000以下であることを特徴とする請求項3又は4に記載の有機エレクトロニクス材料。
- 前記ポリマー又はオリゴマーが一つ以上の重合可能な置換基を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の有機エレクトロニクス材料。
- 前記重合可能な置換基がオキセタン基、エポキシ基、ビニル基、ビニルエーテル基、アクリレート基、及びメタクリレート基のうちのいずれかであることを特徴とする請求項6に記載の有機エレクトロニクス材料。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機エレクトロニクス材料と溶媒とを含むことを特徴とするインク組成物。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機エレクトロニクス材料を用いて形成されたことを特徴とする有機薄膜。
- 請求項8に記載のインク組成物を用いて形成された有機薄膜。
- 請求項9又は10に記載の有機薄膜を含むことを特徴とする有機エレクトロニクス素子。
- 請求項9又は10に記載の有機薄膜を含むことを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子。
- 請求項9又は10に記載の有機薄膜が正孔注入層であることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子。
- 請求項9又は10に記載の有機薄膜が正孔輸送層であることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子。
- さらに、基板を有し、該基板が、フレキシブル基板であることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
- さらに、基板を有し、該基板が、樹脂フィルムであることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
- 請求項12〜16のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子を備えた表示素子。
- 請求項12〜16のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子を備えた照明装置。
- 請求項18に記載の照明装置と、表示手段として液晶素子と、を備えた表示装置。
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