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JP5675133B2 - 液体吐出ヘッド用基板及び液体吐出ヘッド - Google Patents

液体吐出ヘッド用基板及び液体吐出ヘッド Download PDF

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JP5675133B2 JP2010054728A JP2010054728A JP5675133B2 JP 5675133 B2 JP5675133 B2 JP 5675133B2 JP 2010054728 A JP2010054728 A JP 2010054728A JP 2010054728 A JP2010054728 A JP 2010054728A JP 5675133 B2 JP5675133 B2 JP 5675133B2
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Description

本発明は、液体を吐出することによって記録を行う液体吐出ヘッド用基板及び該液体吐出ヘッド用基板を備えた液体吐出ヘッドに関し、具体的にはインクを吐出する液体吐出ヘッド用基板及び液体吐出ヘッド(以下、記録ヘッドとも称する)に関する。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドの液体吐出ヘッド用基板に配列された発熱素子によって発生される熱エネルギーを利用してインクを膜沸騰させ、これにより生じる発泡の圧力を用いて被記録媒体にインクを吐出することで記録動作を行う。このような液体吐出ヘッド用基板においては、インクによる発熱素子の腐食を防ぐとともに、気泡が消泡する時に発生するキャビテーションで破壊されるのを防ぐために、発熱素子の上部には保護層が設けられている。しかしながら発熱素子の上に保護層を設けると、発熱素子の熱がインクに効率良く伝わらず、インクを発泡させるのに余分な電力が必要となる。
そのため、発熱素子上の保護膜を部分的に薄くすることで熱効率を良くし、省電力化を達成する方法が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の記録ヘッドは、発熱素子の駆動時に高温となる領域には薄い保護膜を設け、低温となる領域には厚い保護膜を設けることで、インクに効率よく熱を伝え省電力化を図る発明が記載されている。
特開平9−11470号公報
近年高速の記録動作を行うために、インクの吐出を高頻度で行うとともに、一度の走査で記録できる記録幅を広げるために発熱素子の数を増やす必要があり、液体吐出ヘッド用基板の発熱素子の列方向の長さは長くなりつつある。一方で、液体吐出ヘッド用基板の製造コストを下げるために1枚の液体吐出ヘッド用基板の面積を減らし、1枚のウェハから多くの液体吐出ヘッド用基板を得ることが求められており、発熱素子の列方向に直交する方向の幅を小さくすることが必要となっている。このような液体吐出ヘッド用基板を用いてインクの吐出動作を高速頻度で行うと、液体吐出ヘッド用基板の中央部は端部より蓄熱されやすいという傾向があるため、液体吐出ヘッド用基板に温度分布が生じる可能性がある。
そうすると、特許文献1に開示される記録ヘッドを用いたとしても、基板の温度に依存して気泡の大きさが変化することでインクの吐出量ばらつきが発生し、記録画像の品位に影響を与えるという懸念が生じる。
そこで本発明は、液体吐出ヘッド用基板に温度分布が生じても、記録画像の品位に影響を与えない液体吐出ヘッド用基板を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、発熱抵抗層と、該発熱抵抗層に接続された一対の電極層と、少なくとも前記発熱抵抗層の一部を覆って保護するための保護膜とが、基板の上に設けられ、
前記発熱抵抗層の、前記一対の電極層の間に位置する部分が、液体を吐出するために利用される熱を発生する発熱部として用いられ、
該発熱部が複数配列された素子列を有する液体吐出ヘッド用基板であって、前記発熱部の配列方向における一端側に設けられた電極パッドと、
前記素子列の端部に位置する第一の発熱部を含む複数の前記発熱部からなる第一のブロックと、
該第一のブロックに接続される第一の共通電極と、
前記素子列の中央部に位置する第二の発熱部を含む複数の前記発熱部からなる第二のブロックと、
該第二のブロックに接続される第二の共通電極と、を備え、
複数の前記発熱部の上はそれぞれ、気泡が生じる第一の領域と、該第一の領域より前記保護膜の膜厚が厚い第二の領域と、を有し、
前記複数の発熱部の面積は等しく、
前記第一の発熱部に対応する前記第一の領域の面積は、前記第二の発熱部に対応する前記第一の領域の面積より大きく、
前記第一の共通電極と前記第二の共通電極の前記配列方向に直交する方向の長さは等しいことを特徴とする。
本発明によれば、素子列の端部に位置する発熱部は、素子列の中央部に位置する発熱部より、第一の領域の面積が大きくなるように設けられている。これにより、温度分布が生じても気泡の大きさを調整することができ、記録画像の品位に影響を与えない液体吐出ヘッド用基板を提供することができる。
インクジェット記録装置及び液体吐出ヘッドを示す斜視図である。 液体吐出ヘッド用基板を示す三面図である。 液体吐出ヘッドの発熱素子の模式図である。 素子列の模式図である。 素子列の模式図である。 第1の実施形態に示す液体吐出ヘッド用基板の製造方法を示す図である。 参考例に示す素子に接続する共通配線を示す模式図である。 参考例に示す素子列の模式図である。 第3の実施形態に示す液体吐出ヘッド用基板の製造方法を示す図である。 本発明における気泡の発生状態を示す模式図である。
本発明中で示すインクとは、広く解釈されるべきものであり、紙などの被記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、記録媒体の加工、に供される液体を言うものとする。
本発明の液体吐出ヘッド用基板82を用いたインクジェット記録装置の例としては、図1(a)に示されるように構成することができる。紙などの被記録媒体の搬送を行う紙送り機構94が記録装置のメインフレーム92に設けられている。さらに、メインフレーム92には、液体吐出ヘッド用基板82を設けた液体吐出ヘッド83(以下、記録ヘッドとも称する)を搭載し、紙の搬送方向と直交する方向に往復移動するキャリッジ93が備えられている。
図1(b)は、記録ヘッドの一例である。液体吐出ヘッド用基板82は、フレキシブルフィルム配線基板73により電気的に接続されており、コンタクトパッド74に導通している。それらをインクタンク81上に貼り付けることにより、記録ヘッド83が構成されている。コンタクトパッド74は記録ヘッド83とインクジェット記録装置との接続に用いられる。ここで記録ヘッド83は、記録ヘッドとインクタンクを一体化した記録ヘッドの一例を示しているが、記録ヘッドとインクタンクが分離型とすることも出来る。
図1(b)のような記録ヘッド83に用いられる液体吐出ヘッド用基板82の一例を、図2に示す。図2(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。液体吐出ヘッド用基板82にはその裏面からインクを供給するために利用される供給口15が形成されている。また、液体吐出ヘッド用基板82にはインクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子20(以下、素子とも称する)が、供給口15の両側にそれぞれ配列されている。図2(b)に示すように、供給口15が複数設けられる場合には、素子列は供給口15の両側にそれぞれ設けられている。シリコン等からなる基板11の、素子20が設けられた側には樹脂部材12が設けられており、樹脂部材12には複数の素子20にそれぞれ対向するように複数の吐出口13が形成されている。インクは、素子20の発生する熱エネルギーによって急激に加熱されることで膜沸騰を起こす。さらに、この膜沸騰で発生する気泡の成長に基づく圧力により、インクが吐出口13から吐出され、記録動作が行われる。
図3は、液体吐出ヘッド用基板を示す図である。(a)は素子を抜き出して示した平面図、(b)(c)(d)は記録ヘッドの素子20の図3(a)のA−A’断面図である。基板11上にTaSiNやTaIrなどの高抵抗材料を主成分とする発熱抵抗層1と、発熱抵抗層1の上に、Alなどからなる一対の電極層2が設けられている。この一対の電極層2の間に位置する発熱抵抗層1の一部が、液体を吐出するための熱を発生する発熱部1aであり、一対の電極層は、発熱部1aに駆動電圧を供給するための配線として用いられる。
基板11の面に垂直な方向に関して、発熱抵抗層1及び電極層2の上には、窒化シリコン(SiN)や酸化シリコン(SiO)を主成分とする材料からなる保護膜3が設けられている。発熱部1aの上側に位置する部分がインクを吐出口から吐出するためのエネルギーを発生する素子20として用いられる。発熱部1aの上側のインクに接する面は、発熱部1aが駆動された時にインクに熱を伝えインクが膜沸騰する領域4(第一の領域)と、発熱部1aが駆動されてもインクが膜沸騰しない領域5(第二の領域)に分けられている。領域4は、基板11の面に垂直な方向に関して発熱部1aの上側の中央部に位置しており、領域5は基板11の面に垂直な方向に関して発熱部1aの上側であって、領域4の外周を取り囲むように設けられている。このとき領域4の全てがインクが膜沸騰を起こし、発泡する領域(気泡が生じる領域)となるように設けられている。従って、領域4の大きさを変えるとインクを吐出するための気泡の大きさを変えることができる。
インクが膜沸騰するためにインクの接する面の温度は、約300℃以上のインクの発泡温度とすることが必要である(以下、インク発泡温度と称する)。領域4と領域5は、隣接する領域であり、どちらも基板11の面に対して垂直な方向に関して発熱部1aの上側に位置する領域であるため発熱部1aの駆動を行うと、両領域ともいずれはインク発泡温度となる。しかし領域5より領域4の面の温度が先にインク発泡温度となるように設けることで、領域4のインク発泡温度に到達するまでにかかる時間と、領域5のインク発泡温度に到達するまでに時間との間に時間差を持たせることができる。具体的には、領域4が0.1μsec程度先にインク発泡温度に到達するように設けることが好ましい。このように設けることで、領域5より先に領域4でインクが膜沸騰を起こし発泡するため、領域5の面の上を覆い領域5がインクに接せず、領域5をインクの膜沸騰に寄与しない領域とすることができる。このとき領域4の、単位時間に単位面積を通過する熱エネルギーである熱流束は、領域5の熱流束に比べ大きくなっているといえる。
液体吐出ヘッド用基板の素子20が設けられた側には、流路壁部材19が接合されて設けられている。流路壁部材19は、発熱部1aに対応する位置に図3(b)に示すように吐出口13と、吐出口13と供給口15とを連通する流路の壁19aとが設けられている。この流路壁部材19と液体吐出ヘッド用基板とが接合することで、流路が構成されている。これにより、液体は供給口から素子20近傍にまで運ばれ、素子20の発生する熱エネルギーにより加熱され、膜沸騰を起こす。さらに、膜沸騰で発生する気泡の成長に基づく圧力により、インクが吐出口13から吐出されることで記録動作が行われる。
図3(b)は、保護膜3の一部の熱伝導度の異なる第2の保護膜30(他の保護膜)とすることで、領域4に位置する第2の保護膜30の熱流束が、領域5の熱流束より大きくなるように設けられている。図3(c)及び図3(d)においては、流路壁部材19は省略して記す。図3(c)は、保護膜3の膜厚に差を持たせることで、領域4の熱流束が、領域5の熱流束より大きくなるように設けられている。図3(d)は、領域4に保護膜3を設けないことで、領域4の熱流束が、領域5の熱流束より大きくなるように設けられている。
図10は、図3(b)に示す液体吐出ヘッドにおけるインクの発泡状態を示す図であり、流路壁部材19の内部にインク50が充填された状態を示している。まず図10(a)に示すように素子20の発生する熱エネルギーにより、領域4のインクが膜沸騰を起こし、気泡51aが発生する。このとき領域5はインク発泡温度となっていないため気泡は発生しない。その後、気泡51は瞬間的に膨張し、図10(b)に示す気泡51bのように領域5の上を覆い隠すように成長する。インク発泡温度に領域4が到達して発泡が開始してから、このように領域5を気泡が覆い隠すまでには、約0.1μsecかかる。従って、領域5を領域4より少なくとも0.1μsec程度後にインク発泡温度に到達するように設けることで、領域5は発泡に寄与しない領域とすることができる。
(基板内の温度分布について)
このような素子20を複数配列させた素子列を有する液体吐出ヘッド用基板82で、高速印字を行うための駆動を行うと素子列の端部が中央部に比べて高温となり、液体吐出ヘッド用基板82内で温度分布が生じる。これは、素子列の端部で発生した熱は基板11の端部へ放熱することができるのに対し、中央部は供給口15などが設けられており、熱の放熱がされにくくなるためである。このような温度分布は、素子の数が多くかつ素子列の長さが長い場合に発生し、複数設けられた供給口の間の距離が狭い液体吐出ヘッド用基板82であるほどさらに顕著に表れる。温度分布が発生すると、素子20の大きさや吐出口13の径を同じにしても、吐出される液滴の量を均一にすることができず、素子列中央部と端部とで印字むらが発生する可能性がある。これは温度変化によるインクの粘度変化に起因していると考えられる。素子列中央部においては、基板温度が上昇に伴ってインク温度が上昇してインクの粘度は下がるため、気泡の大きさが大きくなる。一方素子列端部においては、基板温度が上昇しにくく、インクの粘度は下がらないため、気泡の大きさが比較的小さくなる。これにより、温度が上昇しやすい素子列中央部より、温度が上昇しにくい素子列端部で吐出される液滴の量が少なくなってしまっていると考えられる。
このような現象は、素子列の長さが約10mm以上の長さとなると生じ始め、約15mm以上の長さとなったときに顕著に生じる。また、隣接する供給口の間の距離が、1.4mm以下となるように狭く設けると、このような印字むらは更に顕著になる。具体的にはこのような液体吐出ヘッド用基板の端部と中央部で約4℃の差が生じる。
図4は、このような液体吐出ヘッド用基板82に温度ばらつきが生じていても、印字むらの生じない液体吐出ヘッド用基板82の一例を示したものである。図4(a)は、上部から見た模式図であり、図4(b)は、図4(a)のB−B’の断面図を示している。図4(a)においては基板11上に設けられた発熱部1aを模式的に示し、さらに図3(c)に示す領域4の保護膜3の膜厚を薄くして設けた例を示している。図4の端部34が素子列の端部に位置する素子20を示しており、中央部35が温度分布が少ない領域の素子20を示している。
発熱部1aには、電気的に接続する一対の電極層2が接続しており、その上に保護膜3が設けられている。素子20の上側に位置する保護膜3は、熱流束が大きくインクが膜沸騰を起こすのに寄与する領域4と、領域4に比べ熱流束が小さく、インクの膜沸騰に寄与しない領域5を有している。ここで、端部34に位置する素子20の上側の保護膜3の領域4の面積は、中央部35の素子20の領域4の面積より、大きくなるように設けられている。図4には、端部34には2つの素子20が図示されているが、端部34に該当する素子20の数は発熱部1aを駆動させた時に生じる基板の温度分布に併せて、適宜決めることが好ましい。
このようにインクが膜沸騰する領域4の面積を、液体吐出ヘッド用基板82の温度分布に対応するように変化を持たせることで、気泡の大きさをそろえることができ素子列の中央部と端部のインク吐出体積をそろえることが出来る。具体的には、端部34に位置する素子20のインクの膜沸騰に起用する領域4の大きさを、中央部35の素子20の領域4の面積より大きくすることで、気泡の大きさをそろえ、インクの吐出体積をそろえる。これにより高速の記録動作を行うことで温度分布が生じた液体吐出ヘッド用基板82であっても、印字のむらを低減することができる。
また図4は、端部34と中央部35との間を境に領域4の面積が変化しているが、図5のように端部から中央部へ段階的に面積が変化する端部36と、中央部35の領域を設けることもできる。図5(a)は、上部から見た模式図であり、(b)は、(a)のC−C’の断面図を示しており、領域4と領域5の区別がつきやすいように保護膜3の膜厚に差を持たせて示している。図5も、基板11上に発熱抵抗層1と一対の電極層2と保護膜3とが積層されて設けられている。発熱部1aの上側に位置する熱流束が大きくなるように設けられた保護膜3に、インクの膜沸騰に寄与する領域4がある。素子列の端部36から中央部35にかけて領域4の面積が、段階的に徐々に変化している。このように領域4の面積を段階的に変化させることにより、液体吐出ヘッド用基板82の温度分布による吐出ばらつきをより効率的に改善することができる。
(第1の実施形態)
図3(c)に示すように領域4と領域5の膜厚に差をもたせることにより、領域5より領域4の熱流束が大きい構成となっている素子20を有する液体吐出ヘッド用基板82の製造方法の一例を示す。図6は、図3(a)示す、A−A’断面と同様な断面を示している。
基板11の一方の面に発熱部1aを構成する発熱抵抗層1として高抵抗材料からなるTaSiN膜を約50nmと、発熱抵抗層の上に電極層2としてAl等の導電材料を350nm程度をスパッタリング法により設ける(図6(a))。次に、フォトリソ技術とドライエッチング法により図3(a)に示すような所望の電極パターンとなるように、不要な発熱抵抗層及び電極層2を除去する(図6(b))。次に、図3(a)に示す発熱部1aとなる領域の上に位置する電極層2を、フォトリソ技術やウェットエッチング法を用いて除去する(図6−(c))。その後、基板11の面に対して垂直な方向に関して発熱抵抗層1と電極層2の上側に、発熱抵抗層1と電極層2をインク等から保護する保護膜3として、窒化シリコンをCVD法などを用いて設ける(図6(d))。保護膜3の膜厚は、発熱部1aと電極層2の段差部をカバーすることが必要であり、250以上800nm以下の膜厚を設けることが好ましい。本実施形態においては300nmの窒化シリコンの膜を設けた。
その後、フォトリソ技術を用いてインクの膜沸騰する領域4を設ける領域をパターニングし、ドライエッチング法により領域4となる位置の保護膜3の一部をエッチングする(図6−(e))。領域4の保護膜3の膜厚は、領域5より領域4の面の温度が先にインク発泡温度となるように設けることで、領域4と領域5のインク発泡温度に到達するまでに時間差を持たせることができる。つまり領域4の熱流束は領域5の熱流束より大きくなるように設ける。領域5より先に領域4でインクの膜沸騰が起こり、これにより発生する泡が領域5の面の上を覆いインクを領域5に接しないようになる。これにより領域5がインク発泡温度以上となったとしても、インクの膜沸騰に寄与しない領域とすることができる。領域4に位置する保護膜3は、50以上200nm以下となるようにすることが好ましく、本実施形態においては100nmの膜厚になるようにエッチングを行った。また、発熱抵抗層1の材料に、TaIr等の、インクを吐出した時に発生する衝撃に耐性のある材料が用いられている場合には、領域4の発熱部1aの上には保護膜3設けずに、直接インクに接する構成として良い。従って、領域4の保護膜の膜厚は0nm以上200nm以下であることが好ましい。
液体吐出ヘッド用基板が15mm以上の素子列となり印字においてムラの発生するヘッドは、端部と中央部で約4℃の差が生じる。本実施例においてこの温度差による印字ムラを目立たなくするためには、素子列の端部の領域4の面積を、素子列の中央部の領域4の面積より約6%大きくする必要がある。
また保護膜3の上に、インクを吐出した時に発生する衝撃に耐性がある材料層7を200nm程度設けることで(図6−(f))、更に耐久性を向上させることも出来る。
図4及び図5示すように液体吐出ヘッド用基板82の温度分布に対応するように領域4の面積に変化を持たせることで、気泡の大きさをそろえることができ素子列の中央部と端部のインク吐出体積をそろえることが出来る。従って、高速の記録動作を行うことで液体吐出ヘッド用基板82に温度分布が生じても、印字のむらを低減することができる。
参考例
参考例においては、コスト削減のために第1の実施形態で示した構成よりさらに液体吐出ヘッド用基板82の面積を小さくする場合について説明する。
図7に、液体吐出ヘッド用基板82の模式図を示す。発熱部1aに接続する電極層2は、素子20はブロックごとに制御されるため、複数の素子20が1つのブロックとして共通電極42に接続している。液体吐出ヘッド用基板82は、このようなブロックが複数設けられて構成されている。1つのブロックに設けることができる素子20の数は、任意に決めることができ、例えば16個の素子20を設けることができる。
各ブロックの共通電極は、基板11の上を引き回されているおり、通常は共通電極の抵抗値を一定とするために共通電極の幅にグラデーションを持たせて設ける。しかしながら、液体吐出ヘッド用基板82の面積を小さくし、更なるコスト削減を行うために複数の素子20に接続する共通電極の幅を狭くすることが求められている。
図7では模式的に共通電極42に2つの素子20が接続されている例を示す。電極パッド14から電圧を印加することにより、共通電極42からスルーホール46を介して各電極層2に電流が流れ、電極層2から素子20に電流が流れる。
通常、共通電極44と素子20との間の抵抗及び、共通電極43と素子20との間の抵抗を一定にするためには、共通電極44の幅は共通電極43の幅より広く設ける必要がある。しかしブロックごとに発熱部1aの面積を変えて素子20での単位面積当たりのエネルギー量をそろえることでも、図7のように素子列と直交する方向に関して電極幅を一定幅にすることができる。すなわち、図7のこのように発熱部1aの面積をブロックごとに変えることで、電極幅を広くする必要がなく、液体吐出ヘッド用基板の面積を縮小させることができる。
ブロックごとに発熱部1aの面積を変えた素子20を複数配列させた素子列を有する液体吐出ヘッド用基板82で高速印字を行う場合も、放熱されやすい素子列の端部は、放熱されにくい中央部に比べて高温となり、液体吐出ヘッド用基板82内で温度分布が生じる。図8は、このような液体吐出ヘッド用基板82に温度ばらつきが生じていても、印字むらの生じない液体吐出ヘッド用基板82を示したものである。図8(a)は、上部から見た模式図であり、(b)は、(a)のD−D’の断面図を示しており、インクの膜沸騰に寄与する領域4とインクの膜沸騰に寄与しない領域5を設けている。さらに、端部34の領域4の面積は、液体吐出ヘッド用基板82の温度分布に応じて段階に変化させることもできる。またインクを吐出した時に発生する衝撃に耐性があるTaなどの材料層7を、保護膜3の上に200nm程度設けることで更に耐久性を向上させることも出来る。
なお、温度むらが少ない液体吐出ヘッド用基板82の中央部35においては、発熱部1aの大きさが異なってもインクの膜沸騰に寄与する領域4の大きさをそろえることで、確実に中央部35の吐出量をそろえることができる。
以上のように、端部34では基板11の温度むらに応じて領域4の面積を中央部35の領域4の面積より広くし、さらに中央部35は領域4の面積を一定とすることで、素子列の中央部35と端部34のインク吐出体積をそろえることが出来る。これにより液体吐出ヘッド用基板82を用いて高速の記録動作を行うことで温度分布が生じても、印字のむらを低減することができる液体吐出ヘッド用基板を提供することができる。
(第3の実施形態)
図3(b)に示すように領域4上に位置する保護膜の熱伝導度と、領域5上に位置する保護膜の熱伝導度に差をもたせた構成となっている素子20を有する液体吐出ヘッド用基板82を示す。図9は、図3(a)示す、A−A’断面と同様な断面の素子20の製造方法を示している。
基板11の一方の面に発熱部1aを構成する発熱抵抗層1としてTaSiN膜を約50nmと、発熱抵抗層の上に電極層2としてAl等の導電材料を350nm程度をスパッタリング法により設ける(図9(a))。次に、フォトリソ技術やドライエッチング法を用いて図3(a)に示すような所望の電極パターンとなるように、不要な発熱抵抗層及び電極層2を除去する(図9(b))。次に、図3(a)に示す発熱部1aとなる領域の上に位置する電極層2を、フォトリソ技術やウェットエッチング法を用いて除去する(図9−(c))。その後、基板11の面に対して垂直な方向に関して発熱部1aと電極層2の上側に、発熱部1aと電極層2をインク等から保護する保護膜3として、窒化シリコンをCVD法を用いて設ける(図9(d))。保護膜3の膜厚は、発熱部1aと電極層2との段差部をカバーすることが必要であり、250以上800nm以下の膜厚を設けることが好ましい。本実施形態においては300nmの窒化シリコンの膜を設けた。その後、フォトリソ技術を用いてインクの膜沸騰に寄与する領域4を設ける領域をパターニングし、ドライエッチング法により領域4となる位置の保護膜3の一部をエッチングする(図9−(e))。そして先ほど領域4となる位置の保護膜3をエッチングした場所に、リフトオフ法などを用いて保護膜3より熱伝導の良い材料である保護膜17を設ける(図9−(f))。ここで、保護膜3のエッチングした厚さと保護膜17の厚さを同じにすることで、発熱部1a上の領域4と領域5との境界には段差を発生させないように設けることができる。
領域4の保護膜17の熱伝導率を、領域5の保護膜3の熱伝導率より高くすることにより領域4の面の温度が先にインク発泡温度となるように設けることで、領域4と領域5のインク発泡温度に到達するまでに時間差を持たせることができる。つまり領域4の熱流束は領域5の熱流束より大きくなるように設ける。これにより領域5より先に領域4でインクの発泡が起こり、この気泡が領域5の面の上を覆いインクを領域5に接しないようになる。これにより、領域5がインク発泡温度以上となったとしても、インクの膜沸騰に寄与しない構成とすることができる。
領域4の保護膜17の材料は、保護膜3より熱伝送率が良く耐インク性に優れたものであれば良く、さらにインクを吐出した時に発生する衝撃に耐性がある材料を用いることがより良い。本実施形態においてはTaを用いた。また領域4の保護膜17の膜厚は、150nm以上500nm以下となるようにすることが好ましく、本実施形態においては200nmにした。
図4及び図5に示すように液体吐出ヘッド用基板82の温度分布に対応するように領域4の面積に変化を持たせることで、気泡の大きさをそろえることができ、素子列の中央部と端部のインク吐出体積をそろえることが出来る。従って、高速の記録動作を行うことで液体吐出ヘッド用基板82に温度分布が生じても、印字むらを低減することができる。
1 発熱抵抗層
1a 発熱部
2 電極層
3 保護膜
4 第一の領域
5 第二の領域
11 基板
20 エネルギー発生素子
34,36 端部
35 中央部
82 液体吐出ヘッド用基板
83 液体吐出ヘッド

Claims (8)

  1. 発熱抵抗層と、該発熱抵抗層に接続された一対の電極層と、少なくとも前記発熱抵抗層の一部を覆って保護するための保護膜とが、基板の上に設けられ、
    前記発熱抵抗層の、前記一対の電極層の間に位置する部分が、液体を吐出するために利用される熱を発生する発熱部として用いられ、
    該発熱部が複数配列された素子列を有する液体吐出ヘッド用基板であって、
    前記発熱部の配列方向における一端側に設けられた電極パッドと、
    前記素子列の端部に位置する第一の発熱部を含む複数の前記発熱部からなる第一のブロックと、
    該第一のブロックに接続される第一の共通電極と、
    前記素子列の中央部に位置する第二の発熱部を含む複数の前記発熱部からなる第二のブロックと、
    該第二のブロックに接続される第二の共通電極と、を備え、
    複数の前記発熱部の上はそれぞれ、気泡が生じる第一の領域と、該第一の領域より前記保護膜の膜厚が厚い第二の領域と、を有し、
    前記複数の発熱部の面積は等しく、
    前記第一の発熱部に対応する前記第一の領域の面積は、前記第二の発熱部に対応する前記第一の領域の面積より大きく、
    前記第一の共通電極と前記第二の共通電極の前記配列方向に直交する方向の長さは等しいことを特徴とする液体吐出ヘッド用基板。
  2. 前記第二の領域は、前記第一の領域を取り囲むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド用基板。
  3. 前記第一の領域には、前記保護膜よりも熱伝導の良い材料からなる他の保護膜が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出ヘッド用基板。
  4. 前記第一の領域には、前記保護膜が設けられていないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド用基板。
  5. 前記第一の領域は、前記第二の領域より早く液体が膜沸騰する温度に到達することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド用基板。
  6. 前記第一の領域は、前記第二の領域より熱流束が大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド用基板。
  7. 前記素子列の端部から前記素子列の中央部にかけて、前記第一の領域の面積は段階的に変化していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の液体吐出ヘッド用基板。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の液体吐出ヘッド用基板と、
    前記発熱部のそれぞれと対応して設けられた液体を吐出するための吐出口と、該吐出口と連通する流路の壁と、を有し、前記液体吐出ヘッド用基板と接することで、前記流路を構成する流路壁部材と、
    を備える液体吐出ヘッド。
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