JP5650931B2 - 連段窓、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献1に記載の縦枠補強部材によれば湿式シール部材に比べて施工者の技能の差異による止水性能のばらつきを防止することは可能である。しかし、かかる場合にも乾式シール材と縦枠との間を水が伝わって水が侵入することがあった。
またその構造は簡易であり、施工も容易で、施工者によらず一定の止水性能を得ることが可能である。
すなわち、連段窓1では、左右方向(連窓方向)には、窓ユニット10の縦枠14と、窓ユニット20の縦枠23とが連結し、窓ユニット30の縦枠34と、窓ユニット40の縦枠43とが連結される。さらに、上下方向(段窓方向)には、窓ユニット10の下横枠12と窓ユニット30の上横枠31とが連結され、窓ユニット20の下横枠22と窓ユニット40の上横枠41とが連結される。
被覆部材51の被覆板51aの面のうち、立設片51bが立設される側とは反対側の面(図3では裏面側となって見えない面)にはクッション性を有するクッションシートが貼られていてもよい。
ここでは実施形態として被覆部材の材質を金属としたがこれに限定されるものではない。ただし、その強度や加工性、価格の観点から金属が好ましく、外観を考慮すると枠体15、25、35、45と同じ材質であることがさらに好ましい。
また、粘着シール部材52の厚さは厳しく限定されるものではないが、0.5mm〜1.0mmであることが好ましい。0.5mmより薄いと止水性が低下する傾向にあり、1.0mmより厚いと形状に追随して変形する柔軟性に問題が生じる傾向にあるからである。
粘着シール部材52の大きさは、図3に表れる間隙Cを覆うことができればよい。好ましくは、図3にDで示した幅が上記した被覆板51aの幅Aよりも大きいことがよい。これによりシール性の確実を図ることができる。ただし、必ずしも幅Dは、幅Aよりも大きい必要はない。外観上の観点から幅Dが幅Aより小さい方がよいこともあるからである。
また、本実施形態では固定部材53、54を止水部材50を取り付けるための専用の部材とした。すなわち、窓ユニット10と窓ユニット30との連結のために用いる固定部材とは独立して固定することができるようにしている。これにより、窓ユニットを連結してその形状が確定した後に止水部材50が取り付けられるので止水性を向上させることが可能となる。
窓ユニット10と窓ユニット30とを縦方向に連結するときには、その下横枠12と上横枠31とが連結される。ところがその際には、縦枠13の下端と縦枠33の上端との間に図3からわかるように見込み方向に間隙Cが形成される。
そして固定部材53を下横枠12のタッピングホール12aに螺合するように取り付ける。すなわち、固定部材53は被覆板51aの孔51c及び粘着シール部材52を貫通して下横枠12に固定される。一方、固定部材54は、立設片51bの孔51d、及び粘着シール部材52を貫通して建物躯体に固定される。
そしてこのようなシール部材は簡易な構造であることから施工者の技能によらず高い止水性能を得ることが可能である。さらには、外観の観点からも優れた止水構造となり連段窓として良好な外観とすることができる。
被覆部材61の被覆板61aの面のうち、立設片61bが立設される側とは反対側の面(図5では裏面側となって見えない面)にはクッション性を有するクッションシートが貼られていてもよい。
ここでは実施形態として被覆部材の材質を金属としたがこれに限定されるものではない。ただし、その強度や加工性、価格の観点から金属が好ましく、外観を考慮すると枠体15、25、35、45と同じ材質であることがさらに好ましい。
また、粘着シール部材62の厚さは厳しく限定されるものではないが、0.5mm〜1.0mmであることが好ましい。0.5mmより薄いと止水性が低下する傾向にあり、1.0mmより厚いと形状に追随して変形する柔軟性に問題が生じる傾向にあるからである。
粘着シール部材62の大きさは、図5に間隙Gを覆うことができればよい。好ましくは、図5にHで示した幅が上記した被覆板61aの幅Eよりも大きいことがよい。これによりシール性の確実を図ることができる。ただし、必ずしも幅Hは幅Eよりも大きい必要はない。外観上の観点から幅Hが幅Eより小さい方がよいこともあるからである。
また、本実施形態では固定部材63、64を止水部材60を取り付けるための専用の部材とした。すなわち、窓ユニット10と窓ユニット60との連結のために用いる固定部材とは独立して固定することができるようにしている。これにより、窓ユニットを連結してその形状が確定した後に止水部材60が取り付けらるので止水性を向上させることが可能となる。
窓ユニット10と窓ユニット20とを横方向に連結するときには、その縦14と縦枠23とが連結される。ところがその際には、上横枠11の一端と上横枠21の端部との間に図5からわかるように見込み方向に間隙Gが形成される。
そして固定部材63を不図示のU字溝に螺合するように取り付ける。すなわち、固定部材63は被覆板61aの孔61c及び粘着シール部材62を貫通して固定される。一方、固定部材64は、立設片61bの孔61d、及び粘着シール部材62を貫通して建物躯体に固定される。
また、そのシールも簡易な構造であることから施工者の技能によらず高い止水性能を得ることが可能である。さらには、外観の観点からも優れた止水構造となり連段窓として良好な外観とすることができる。
ここでは連段窓1のうち左右側端面、及び上端面の止水について説明したが、下端部に関する下横枠34と下横枠43間の止水についても上記と同様の構成としてもよい。また、上記したように、ここでは連窓、段窓、及び連段窓の総称として連段窓と記載することとしたので、連窓、段窓についても同様の止水部材、及び止水方法を適用することができる。
10、20、30、40 窓ユニット
11、21、31、41 上横枠
12、22、32、42 下横枠
13、23、33、43 縦枠
14、24、34、44 縦枠
15、25、35、45 枠体
16、26、36、46 パネル
50、60 止水部材
51、61 被覆部材
52、62 粘着シール部材(シール部材)
53、54、63、64 固定部材
Claims (2)
- 縦枠及び横枠が枠組みされて形成された枠体、及びその枠内に配置されるパネルを備える窓ユニットが、縦又は横の少なくとも一方に並べられて連結されて構成される連段窓であって、
外周端面に形成される隣り合う前記窓ユニット間の見込み方向及び見付方向の間隙を覆うように隣り合う前記縦枠間又は隣り合う前記横枠間を渡して配置される止水部材を有し、
前記止水部材は、
前記窓ユニット側に向けられる面に粘着剤を有して前記窓ユニット間の見込み方向及び見付方向の間隙を覆うように隣り合う前記縦枠間又は隣り合う前記横枠間を渡して該窓ユニットに貼り付けられているシール部材と、
前記窓ユニットに貼り付けられた前記シール部材の前記粘着剤を有する面とは反対側の面側から該シール部材に重ねて前記窓ユニット間の見込み方向及び見付方向の間隙を覆うように隣り合う前記縦枠間又は隣り合う前記横枠間を渡して配置され、前記シール部材の幅よりも連窓方向又は段窓方向において幅が小さな被覆部材と、
前記被覆部材及び前記シール部材を貫通して前記窓ユニットに固定される固定部材と、を備え、
前記固定部材により前記被覆部材に前記窓ユニット間に貼り付けられた前記シール部材を押圧させる連段窓。 - 連段窓の外周端面の窓ユニット間に形成される見込み方向及び見付方向の間隙を止水して連段窓を製造する方法であって、
粘着剤を有する面を前記窓ユニットに向けて前記見込み方向及び見付方向の間隙を覆うように隣り合う縦枠間又は隣り合う横枠間を渡してシール部材を貼り付ける工程と、
前記シール部材の前記粘着剤を有する面とは反対側の面に該シール部材に重ねて前記見込み方向及び見付方向の間隙を覆うように隣り合う前記縦枠間又は隣り合う前記横枠間を渡して、前記シール部材の幅よりも連窓方向又は段窓方向において幅が小さな被覆部材を配置する工程と、
前記被覆部材及び前記シール部材を貫通して前記窓ユニットに固定部材を固定し、前記被覆部材に前記シール部材を押圧させる工程と、を備える連段窓の製造方法。
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JP2010122745A JP5650931B2 (ja) | 2010-05-28 | 2010-05-28 | 連段窓、及びその製造方法 |
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JP2010122745A JP5650931B2 (ja) | 2010-05-28 | 2010-05-28 | 連段窓、及びその製造方法 |
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- 2010-05-28 JP JP2010122745A patent/JP5650931B2/ja active Active
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