JP5645628B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
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Description
また、超音波診断装置は、細胞組織診断のため、医師が穿刺器具、例えば穿刺針を所望の部位に穿刺して組織サンプルを採取する穿刺術を行う場合にも用いられている。
このような穿刺術を行なう場合には、目的部位や目的物等の治療対象まで穿刺針を到達させ、治療対象から余分な液体を抜くこと(ドレナージ)や、治療対象に注液すること(PEIT)等を行う必要があるため、モニタ(超音波画像)上で穿刺針、特にその先端部を確実かつ正確に、また適切にを確認できることが重要である。
また、特許文献2に開示の超音波診断装置では、超音波プローブにより得られたBモード超音波断層画像フレームデータをメモリに蓄積し、前回蓄積されたフレームデータと現在得られたフレームデータの差分を計算し、空間変化をディジタルデータとして得、これを現在得られたフレームデータに加算することにより所望の穿刺針画像をBモード超音波画像に表示している。その結果、特許文献2では、特許文献1に開示の超音波撮像技術で必要な振動付与機構やドップラモード処理が不要であり、Bモード超音波断層画像フレームデータのみから鮮明な穿刺針画像を表示できるとしている。
ここで、穿刺術は、穿刺針が細くなればなるほど患者への負担軽減や侵襲性低減となるため、リスク等に合わせて可能な限り細い穿刺針が選択される。しかし、穿刺針が細くなるに従って、超音波画像上への描出力も低下してしまい、穿刺針が途切れ途切れに描出されてしまい、穿刺針の位置または形状は明確に表示できないという問題がある。
しかしながら、上述したように、細い穿刺針が使用される場合、Bモード超音波断層画像フレームデータ自体が、穿刺針の位置または形状は明確に表示するのが難しいデータであるので、差分データから穿刺針の刺入による正確な空間変化データのみを得ることができず、正確な穿刺針画像を得ることができないという問題がある。
さらに、穿刺針を患者等の被検体に刺入する際に、穿刺針のみが空間的に変化する場合だけではなく、患者等の動きに応じて被検体が動いて空間変化が生じたり、被検体自体が穿刺針の刺入に応じて変化して空間変化が生じたりすることが起こるので、その場合、特許文献2における差分データには、穿刺針の刺入のみならず、被検体の動きや被検体自体の変化による空間変化データが含まれることになり、穿刺針の刺入による空間変化データのみを分離できず、穿刺針画像のみを分離できないという問題があった。また、通常、Bモード超音波断層画像フレームデータ自体にはノイズが含まれているため、差分データにもノイズに起因するデータが含まれることになり、ノイズに起因するデータを分離する処理をしない限り、穿刺針画像のみを得ることが分離できないという問題がある。
また、特許文献3に開示の技術では、超音波断層画像の高輝度部が穿刺針であるとしているが、どのような高輝度部が穿刺針に該当するかを判断するのは難しく、上述したように、細い穿刺針が使用される場合、穿刺針の位置または形状をは明確に表示するのが難しい超音波断層画像中で、穿刺針に該当する高輝度部のみを抽出することはできないという問題もある。
また、前記先端候補処理手段は、前記差分エコー信号の輝度差の正負に応じて、前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を表示強調処理することが好ましい。
また、前記先端候補処理手段は、前記表示強調処理として、前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を色付けしてカラー先端画像を生成するか、又は、前記先端候補の輝度を上げて高輝度先端画像を生成するか、若しくは、前記先端候補を色付けした上で輝度を上げて高輝度カラー先端画像を生成する処理を行うことが好ましい。
また、前記先端候補検出手段は、さらに、前記差分エコー信号の輝度差の正負を判別し、前記先端候補処理手段は、前記先端候補検出手段によって判別された前記差分エコー信号の輝度差の正負に応じて、前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を表示強調処理する色相及び輝度を変更することが好ましい。
また、前記先端候補検出手段は、前記先端検出処理として、前記差分エコー信号生成手段で生成された前記差分画像に、所定輝度差以上の部分を抽出する処理を施して前記穿刺器具の前記先端候補を検出することが好ましい。
また、前記先端候補検出手段は、前記先端検出処理として、前記差分エコー信号生成手段で生成された前記差分画像の中の所定輝度差以上の部分を抽出するために、前記差分画像に対して階調処理を行うためのルックアップテーブルを用いたルックアップテーブル処理を行い、前記穿刺器具の前記先端候補を検出することが好ましい。
前記先端候補検出手段による前記ルックアップテーブル処理で用いられる前記ルックアップテーブルは、前記超音波画像及び前記差分画像の少なくとも一方に応じて調整されるものであることが好ましい。
また、前記先端候補検出手段は、前記差分画像に、前記先端検出処理として、先端強調フィルタ処理を行い、前記穿刺器具の前記先端候補を検出することが好ましい。
また、前記先端候補検出手段は、前記差分画像に、前記先端検出処理として、メディアンフィルタ処理、又は、所定の点の近傍画素の輝度和を求めて該輝度和が大きい箇所のみ強調するフィルタ処理を行い、前記穿刺器具の前記先端候補を検出することが好ましい。
また、前記先端候補検出手段は、前記画像表示手段に表示されたフレームより過去の時刻に検出された前記穿刺器具の前記先端候補の近傍領域を探索して、表示フレームに基づく前記差分画像から前記穿刺器具の前記先端候補を検出することが好ましい。
また、前記先端候補検出手段は、前記画像表示手段に表示されたフレームより過去の2時刻に検出された前記穿刺器具の前記先端候補を結んだ直線の近傍領域を探索して、表示フレームに基づく前記差分画像から前記穿刺器具の前記先端候補を検出することが好ましい。
また、前記差分エコー信号生成手段は、前記差分画像を作成するための過去のフレームは2フレーム以上前の複数のフレームを用いることが好ましい。
また、前記差分エコー信号生成手段は、前処理として、前記時系列エコー信号に、スペックルパターンを軽減する信号処理、前記穿刺器具の方向にぼかす信号処理、及び/又は、前記穿刺器具をつなげる信号処理を行った後に、前記差分エコー信号を生成することが好ましい。
また、前記画像表示手段は、過去の時刻に検出した前記穿刺器具の前記先端候補の画像も表示し、前記穿刺器具の刺入軌跡を表示することが好ましい。
また、前記先端候補処理手段は、前記先端候補点検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を表示強調処理して、前記穿刺器具の前記先端候補が表示強調処理された先端強調画像を生成し、前記画像表示手段は、前記先端候補処理手段によって生成された前記穿刺器具の前記先端候補が表示強調処理された前記先端強調画像を、前記超音波画像生成手段によって生成された前記超音波画像に重ねて表示することが好ましい。
さらに、前記先端候補処理手段によって生成された前記穿刺器具の前記先端候補が表示強調処理された前記先端画像を、前記超音波画像生成手段によって生成された前記超音波画像に重ねるように合成して合成画像を生成する画像合成手段と、を具備し、前記画像表示手段は、前記画像合成手段によって合成された前記合成画像を表示することが好ましい。
その結果、本発明によれば、細い穿刺針などの穿刺器具を用いる場合であっても、確実に穿刺器具の先端部を目的部位まで到達させることができる。
本発明の超音波診断装置10は、図1に示すように、被検体、特に穿刺針等の穿刺器具が刺入された被検体に対して超音波を照射(送信)し、被検体及び穿刺器具から反射される超音波(エコー)を受信して得られたエコー信号から超音波画像、特に穿刺器具の先端部を合成した超音波画像を生成して表示し、超音波画像診断に供する装置であって、超音波プローブ12と、この超音波プローブ12が接続される診断装置本体14と有する。以下では、穿刺器具として、穿刺針を代表例として説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。
プローブ本体16は、電気信号を超音波に変換して照射(送信)すると共に、被検体から反射された超音波を受信して電気信号(エコー信号)に変換する変換器であって、基本的に、公知の超音波プローブであり、リニアスキャン方式、コンベックススキャン方式、セクタスキャン方式等いずれの方式の超音波プローブであってもよい。
なお、プローブ本体16の詳細な構成については、後述する。
通信ケーブル18は、プローブ本体16からエコー信号を診断装置本体14に伝送するためのものである。
穿刺アダプタ20は、プローブ本体16と物理的に接続されているのみならず、電気的にも接続されているのが好ましい。この場合には、穿刺アダプタ20に刺入角度に関する情報を保持させることができる。このような穿刺アダプタ20がプローブ本体16と物理的に接続されると電気的にも接続されるので、刺入角度を表す信号をプローブ本体16に出力することができる。また、穿刺アダプタ20は、被検体に対する溝の角度が変更される毎に現在の刺入角度を表す信号をプローブ本体16に出力することができる。
複数の超音波トランスデューサ34は、1次元又は2次元の振動子アレイを構成するもので、複数のトランスデューサ34の各々に対応して複数の受信信号処理部36がそれぞれ接続されている。また、複数のトランスデューサ34に送信駆動部38を介して送信制御部40が接続され、複数の受信信号処理部36に受信制御部42が接続され、これら送信制御部40および受信制御部42にプローブ制御部44が接続されている。
また、受信信号処理部36は診断装置本体14のデータ格納部46に、プローブ制御部44は、本体制御部54に、通信ケーブルを介して、それぞれ接続されている。
そのような振動子の電極にパルス状又は連続波の電圧を印加すると、振動子の圧電体が伸縮し、それぞれの振動子からパルス状又は連続波の超音波が発生して、それらの超音波の合成により超音波ビームが形成される。また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信することにより伸縮して電気信号を発生し、それらの電気信号は、超音波の受信信号として出力される。
なお、本明細書では、信号は、ハードウエアにおいて主に信号レベル(信号値)をも表すものとしても用いられ、データは、ソフトウエアにおいて処理されるもので、大きさ(データ値)を表すものとしても用いられる。
プローブ制御部44は、診断装置本体14から伝送される各種の制御信号に基づいて、プローブ本体16の各部の制御を行う。
診断装置本体14において、データ格納部46には、合成画像生成部48が接続されており、また、プローブ本体16の複数の受信信号処理部36が接続されている。合成画像生成部48には、表示制御部50を介して表示部52が接続されている。合成画像生成部48及び表示制御部50には、本体制御部54が接続されている。さらに、本体制御部54には、操作部56と、格納部58とがそれぞれ接続されている。
合成画像生成部48は、データ格納部46から読み出される1フレーム毎のサンプルデータに受信フォーカス処理を施して、1フレームのBモード画像である超音波画像の画像データ(Bモード画像信号)、特に穿刺針の先端部が表示強調された先端画像が合成された合成超音波画像などの超音波診断画像の画像データ(画像信号)を生成する。
なお、本明細書では、画像を各画素の画像データ又は画像信号の集合体であるとみなすことができるので、画像を表す画像データ又は画像信号の集合体を単に画像ともいう。
合成画像生成部48の詳細については、後述する。
表示部52は、表示制御部50で変換された表示用画像信号に基づいて超音波画像を表示するためのもので、例えば、LCD等のディスプレイ装置やモニタを含んでおり、表示制御部50の制御の下で、表示強調処理された穿刺針の先端部を超音波画像に重ねて表示する。
また、操作部56は、ターゲット(目的部位)の位置の入力/設定、及び、刺入角度の設定の指示を入力するための機能も有する。さらに、操作部56は、穿刺針の刺入位置の指示を入力する機能を有していても良い。操作部56は、入力されたターゲットの位置の設定の指示、及び刺入角度の設定の指示、さらには、刺入位置の指示等を本体制御部54に供給する。
格納部58は、メモリ又はハードディスク等によって構成され、本体制御部54によって制御される合成画像生成部48及び表示制御部50を始めとして診断装置本体14内の各部を動作させるための動作プログラムを格納する。本体制御部54は、必要に応じて、格納部58から、診断装置本体14内の各部を動作させるための動作プログラムを読み出し、読みだした動作プログラムに従って診断装置本体14内の各部を動作させる。
画像生成部64は、データ格納部46から読み出される1フレーム毎のサンプルデータから断層画像情報であるBモード画像信号を生成するためのもので、整相加算部60と、画像処理部62とを有する。
整相加算部60は、本体制御部54において設定された受信方向に応じて、予め記憶されている複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンを選択し、選択された受信遅延パターンに基づいて、データ格納部46から読み出された1フレーム毎のサンプルデータによって表される複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの遅延を与えて位相を合わせてから加算(整相加算)することにより、受信フォーカス処理(ビームフォーミング)を行う。整相加算部60では、この受信フォーカス処理により、1フレーム毎に超音波エコーの焦点が絞り込まれたベースバンド信号(音線信号)、いわゆる1フレーム毎のエコー信号が生成される。
ここで、帯域通過フィルタは、超音波エコーの伝播時間に応じて通過帯域を変化させ、S/N比を向上させる。高周波増幅器のSTC部は、伝播時間に応じて増幅する利得を制御して、エコー信号(音線信号)に対して、超音波の反射位置の深度に応じて、距離による減衰の補正を施す。対数増幅器は、広い範囲にわたって変動するエコー信号の振幅の変動範囲を圧縮して増幅する。輝度変換器は、この振幅を輝度に変換してエコー信号を輝度変調のかかった1本の輝線で表示する、断層画像情報である1フレーム毎のBモード画像信号を生成する。
時系列フレーム差分画像生成部68は、画像記憶部66に記憶される2つの時系列フレームの画像(Bモード画像信号)間の差分を求めて、差分画像(差分画像信号)を生成する。
なお、差分画像生成部68の好ましい詳細な構成については、後述する。
先端検出部70では、図3に示すように、差分画像100において、刺入される穿刺針102を生成すると、穿刺針102の先端部104の移動した部分が差分として得られるので、穿刺針102の穿刺で一番重要な先端部104のみを検出することが可能となる。先端検出部70では、穿刺針102の先端部104に該当する1つの先端候補106のみを検出するのが最も好ましいが、通常、差分画像100には、穿刺針102以外の穿刺対象の動きやノイズ等があるために、複数の先端候補106が検出されてしまい、穿刺針102の先端部104に該当する1個の先端候補のみを必ずを検出できるわけではないことは、上述した通りである。
なお、先端検出部70の詳細な構成については、後述する。
こうして、画像合成部72で生成された合成超音波画像(画像信号)は、表示制御部50に伝送される。
また、画像処理部62に、DSCを備えておき、このDSCにおいて、STC部によって補正されたエコー信号(音線信号)や、輝度変調されたBモード画像信号を、通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより、モニタ表示用Bモード画像信号を生成しても良い。この場合に、表示用画像信号を穿刺針の先端部の検出に用いれば、表示制御部50及び画像合成部72にDSCが備えられていなくても良い。
穿刺針先端検出部70は、図2に示すように、先端候補検出部74と、先端候補処理部76と、先端候補記憶部78と、穿刺針情報及び条件記憶部(以下、単に情報記憶部という)80とを有する。
先端候補検出部74は、差分画像生成部68で生成された差分画像に対して先端検出処理を行い、穿刺針の先端部を含む1以上の先端候補を検出するためのものであり、候補点抽出処理部(以下、抽出処理部ともいう)82と、先端候補特定処理部(以下、特定処理部ともいう)84とを有する。
なお、抽出処理部82においては、差分画像で輝度差等に応じて検出された先端候補点や領域の密度や大きさに基づいて、穿刺針の先端候補を選別して抽出するのが好ましい。具体的には、メディアンフィルタ処理や、所定の点の近傍画素の輝度和を求め輝度和が大きい箇所や、所定の閾値を超える部分を先端候補点として抽出しても良いし、先端候補としても良い。
こうすることにより、穿刺針の進む動きや方向を考慮して先端候補点や先端候補を探すことができるので、より正確な先端候補点の抽出処理や先端候補の検出処理をすることができる。
このような確度の低い先端候補点を除去する処理としては、抽出処理部82でLUT処理した後、先端候補点が複数残る場合には、特定処理部84において、過去に検出された複数の先端候補の位置点との距離が最小となる点から先端候補点を絞るのが好ましい。即ち、過去の穿刺針の先端候補の検出結果を複数、先端候補記憶部78に保存しておき、例えば、図4に示すように、5フレーム分の検出結果点(先端候補)と、現在検出した先端候補点のうち、2点間の距離が最小となる候補点を現在の検出結果としてもよい。このような方法は、図4に示すように、抽出処理部82で単純な先端候補点の抽出において、複数の先端候補点が抽出された時に、特定処理部84で先端候補点を絞り込む時に有効である。
なお、抽出処理部82で抽出される先端候補点が、常に、先端候補検出部74で検出すべき先端候補の所定の個数より少なくなる場合には、例えば、1個以上で6個以下となる場合には、特定処理部84は設けなくても良い。
このような場合には、穿刺針の刺入による動きがなかったことが想定されるので、前回又は過去に検出された先端候補を利用しても良いことが分かる。
こうして、先端候補検出部74は、所定数、例えば1個以上6個以下の先端候補を検出する。なお、本発明において、先端候補検出部74が検出する先端候補の個数を6個とするのが好ましいのは、本願発明者が、少なくとも6個の先端候補を検出しておけば、その6個の中に穿刺針の先端部が含まれている確率が高いことを確認しているからである。
また、抽出処理部82又は特定処理部84のLUT処理に用いるLUTを、画像生成部64で生成される超音波画像(Bモード画像)及び差分画像生成部68で生成される差分画像の少なくとも一方に応じて調整しても良い。即ち、LUT処理では、穿刺針の刺入方向に重み付けを与えた穿刺針先端部が含まれる大きさの先端強調フィルタを用いるのが好ましい。このような先端強調フィルタは、差分画像に適用されるので、穿刺針の動きを検出するフィルタということができる。
このような、先端強調フィルタとしては、フィルタ形状を階段状として、穿刺針が刺入される方向にある画素を重み付け加算に用いる形態のフィルタや、フィルタ形状を矩形とし、穿刺針が刺入される方向にある画素のフィルタ係数を大とした重み付け加算を行う形態のフィルタを用いることができる。
図5(B)に示す縦81×横81のサイズを持つ先端強調フィルタは、図5(A)に示す差分画像における穿刺針の刺入方向に重み付けが与えられ、穿刺針先端部を含むサイズ(大きさ)を持ち、刺入方向にある画素のフィルタ係数を大とした重み付け加算を行う矩形のフィルタである。
このような先端強調フィルタは、対象画素が中心に来るように縦横共に奇数画素となっており、各画素のフィルタ係数は、次式(1)に示すガウス関数を適用して決定することができる。即ち、図5(B)に示す先端強調フィルタは、次式(1)に示すガウス関数を適用して生成されたフィルタである。
図5(B)において、中央に近い程フィルタ係数は大きく、中央の画素を中心とした同心楕円上のフィルタ係数は同一となっている。なお、図5(B)においては、理解の容易性ために、同心楕円を、境界を付けて描いているが、図示のような境界が存在しているわけではないことは言うまでもない。楕円の長手方向は穿刺針の刺入方向と同方向である。すなわち、穿刺針の刺入方向のフィルタ係数を大とすることで、穿刺針が存在する可能性が高い位置にある画素のフィルタ係数を大とした重み付け加算を行う。
本発明においては、刺入角度に応じて使用する先端強調フィルタを決定して、情報記憶部80に記憶しておき、先端候補検出部74において、差分画像に対して、情報記憶部80に記憶されていた先端強調フィルタを用いて周囲の画素との重み付け加算を行う先端強調処理を行うことにより、穿刺針の先端部の確度の高い候補である先端候補を検出することができる。
フィルタの穿刺針の先端部が含まれるサイズは、複数、例えば、穿刺針の太さに合わせて「大、中、小」、また、穿刺針の刺入角に合わせて「10°、30°、60°」などの10°〜60°の間で複数種類用意していても良い。また、穿刺針のサイズ(G)や、穿刺目的(FNA(Fine Needle Aspiration Cytology:穿刺吸引細胞診)、CNB(Core Needle Biopsy:針生検)、RFA(Radiofrequency Ablation:ラジオ波焼灼)等)や、刺入角度などの穿刺情報を利用してサイズ決定してもよい。
また、上述したように、フィルタの重み付けは、ガウス関数などを利用しても良い。また、この場合には、平均・分散・相関などで重みの割合をユーザが変更できるパラメータとして用意しても良い。
なお、本発明に用いられる先端強調フィルタとしては、例えば、本出願人の出願に係る同時継続出願である特願2010−216512号明細書「超音波画像生成装置および超音波画像生成方法」に記載された穿刺器具強調処理に用いられる種々の穿刺器具強調フィルタを挙げることができる。
さらに、先端候補検出部74の抽出処理部82及び/又は特定処理部84は、表示部52に表示されたフレームに基づく差分画像において、表示フレームより過去の時刻に検出された穿刺針の先端候補の近傍領域、好ましくは、表示フレームより過去の2時刻に検出された穿刺針の先端候補を結んだ直線の近傍領域を探索して、表示フレームに基づく差分画像から穿刺針の先端候補を検出するのも好ましい。こうすることにより、対象部位に刺入される穿刺針の動き、即ち移動を考慮して、穿刺針の先端部である確率の高い先端候補を検出することができる。
先端候補処理部76では、表示強調処理として、先端候補検出部74で検出された穿刺針の先端候補を色付けして、カラー表示するためのカラー先端画像を生成するのが好ましく、又は、先端候補の輝度を上げて高輝度先端画像を生成するのが好ましく、若しくは、先端候補を色付けした上で輝度を上げて高輝度カラー先端画像を生成するのも好ましい。
穿刺針の先端候補やその座標の色付けや高輝度化をする領域は、先端候補の領域自体であっても良いし、先端候補の座標の任意領域、例えば、その座標を含む長方形、楕円形、真円、正方形等の領域であってもよい。また、その領域の大きさは、事前に設定することができ、また、ファンクションキーなどの割り当てにより、超音波プローブ12の走査中に変更してもよい。
さらに、色付けや高輝度化をする領域は、先端候補検出部74において先端候補を検出する際の先端強調フィルタによる重みづけを利用してもよい。
また、先端候補検出部74では差分画像の輝度差の正負を判別せず、先端候補処理部76において、輝度差の絶対値にて色付け又は高輝度化をしたカラー先端画像を生成して、表示部52に表示してもよい。
先端候補記憶部78は、記憶している過去の時刻の複数の先端候補を、先端候補検出部74における検出へのに利用に供するために先端候補検出部74の抽出処理部82や特定処理部84に出力すると共に、先端候補処理部76における表示強調処理や、表示部52への表示に供するために、先端候補処理部76にも出力する。
先端検出部70は、基本的に以上のように構成される。
図6は、図1に示す合成画像生成部の時系列フレーム差分画像生成部の一実施例を示すブロック図である。
差分画像生成部68は、図6に示すように、前処理部86と、差分処理部88と、を有し、前処理部86は、スペックルノイズ除去部90と、層構造除去部92と、穿刺針処理部94と、を有する。
ところで、前処理部86は、スペックルノイズ除去部90、層構造除去部92、及び穿刺針処理部94の全てを備えているのが好ましいが、少なくとも1つを備えるものであってもよい。
ここで、差分処理部88は、検査者や術者の手技等により、穿刺針の挿入速度が変わるので、差分画像を作成する2つの時系列フレーム間の時間差を調整できる機能を備え、2つの時系列フレームのフレーム間隔を任意に設定可能であるのが好ましい。また、差分画像を作成するための過去のフレームは2フレーム以上前の複数のフレームを用いるのが好ましい。なお、差分画像(画素信号)には、差分値の絶対値をも含んでいても良い。
なお、差分画像生成部68は、前処理部86及び差分処理部88を備えているのが好ましいが、差分処理部88を備えていれば、前処理部86は、備えていなくても良い。
層構造除去部92は、スペックルノイズ除去部90でスペックルノイズが除去されたBモード画像信号に対して、層構造の除去処理を行い、穿刺針の方向に伸びる明るい線を除去する。例えば、CFAR(Constant False Alarm Rate)処理およびMIP(Maximum intensity projection)処理を行う。CFAR処理としては、特開2006−305337号公報に記載の方法を用いることができる。
こうして、層構造除去部92で層構造の除去処理を行うことにより、穿刺針処理部94による後の信号処理において、穿刺針以外の連結部分を除去することができる。
図7に、図6に示す時系列フレーム差分画像生成部の穿刺針処理部の一実施例である穿刺針強調処理部を示す。
穿刺針強調処理部94aは、図7に示すように、フィルタ適用処理部96と、エッジ強調処理部98と、を備える。
すなわち、フィルタ適用処理部96では、ぼかしフィルタとして、図5(B)に示すように、フィルタ形状を矩形とし、穿刺針が刺入される方向にある画素のフィルタ係数を大とした重み付け加算を行う態様の穿刺針強調フィルタを用いることもできる。
図8(A)、(B)及び(C)は、それぞれ、フレーム画像(Bモード画像)、穿刺針強調フィルタ及び穿刺針強調画像を示す。
ここで、図8(A)に示すフレーム画像は、図7に示す穿刺針処理部94aのフィルタ適用処理部96で処理される、穿刺針強調処理を行っていない1フレームの超音波画像(Bモード画像)である。
図8(B)に示す穿刺針強調フィルタは、図8(A)に示す1フレーム画像に適用される、縦に55画素、横に6画素のサイズを持つ穿刺針強調フィルタである。
図8(C)に示す穿刺針強調画像は、穿刺針強調フィルタを、フレーム画像に対して穿刺針の刺入方向又は刺入角に合わせて適用して得られた穿刺針強調超音波画像であり、穿刺針強調処理前のBモード画像を刺入角度方向にぼかした画像となる。このため、図8(C)に示すように、得られた穿刺針強調画像では、穿刺針がつながって表示される。
なお、図8(A)及び(C)は、穿刺針強調フィルタ処理による違いを分かりやすくするために、スペックルノイズ除去、層構造の除去およびエッジ強調は行っていない。
なお、ここでは、縦55画素、横6画素のサイズに変換する場合を例にとって説明したが、異なるサイズを持つ穿刺針強調フィルタにおいても、ベースとなる図5(B)に示す縦81×横81のサイズを持つフィルタに対してリニア補間をすることで、各穿刺針強調フィルタのサイズに対応したフィルタ係数を生成することができる。
また、穿刺針の方向にぼかす信号処理に用いる重み付けフィルタとしては、ガウスフィルタなどを利用しても良い。また、この場合には、平均・分散・相関などで重みの割合をユーザが変更できるパラメータとして用意しても良い。
なお、ぼかしフィルタとしては、例えば、本出願人の出願に係る同時継続出願である特願2010−216512号明細書「超音波画像生成装置および超音波画像生成方法」に記載された穿刺器具強調処理に用いられる種々の穿刺器具強調フィルタを挙げることができる。
なお、フィルタ適用処理部96で穿刺針の方向にぼかす信号処理としては、ぼかしフィルタとして穿刺針強調フィルタを用いた穿刺針強調処理を挙げることができ、例えば、上記特願2010−216512号明細書「超音波画像生成装置および超音波画像生成方法」に記載された穿刺器具強調処理を適用することができる。
このような穿刺針強調フィルタとしては、複数のフィルタ要素を1列として、刺入角度に応じて列をずらしながら複数列を階段状に連結し、連結された複数列からなる複数のフィルタ要素の中心、若しくは略中心にある要素を対象画素とし、対象画素のフィルタ係数に対して両側に増加若しくは減少するフィルタ係数を持つフィルタなどを挙げることもできる。
このような穿刺針強調フィルタのフィルタ係数は、例えば、次式(2)に示すガウスフィルタを用いて生成される。
穿刺針連結処理部94bは、穿刺針の特徴点から穿刺針をつなげる信号処理を行うものである。このような信号処理としては、例えば、穿刺針の特徴点を利用し、ハフ変換などで、直線を表示する処理や、穿刺針の特徴点を利用し、最小二乗誤差により直線をフィッティングさせる処理や、穿刺針先端を表わす特徴点の位置座標を任意の期間中メモリに保管し、全ての点を通る直線や曲線で結ぶ処理などを挙げることができる。
このような穿刺針連結処理部94bは、図9に示すように、穿刺針候補点抽出部100と、候補点位置記憶部102と、穿刺針領域特定部104と、穿刺針先端位置特定部106と、穿刺針画像生成部108と、穿刺針連結画像生成部110と、を備える。
領域特定部104は、位置記憶部102に記憶された複数の穿刺針特徴点の分布に基づき、穿刺針及び穿刺針の延長線を表す直線(穿刺針候補直線)を生成する。領域特定部104は、生成した直線を含む領域を穿刺針が存在する領域として特定する。
穿刺針先端位置特定部(以下、位置特定部という)106は、領域特定部104によって特定された穿刺針が存在する可能性が高い領域の輝度情報に基づいて穿刺針の先端位置を特定し、特定した先端位置を穿刺針画像生成部108へ出力する。
連結画像生成部110は、層構造除去部92から出力されたBモード画像データに、穿刺針画像生成部108によって生成された、つなげられた穿刺針を表す画像が重畳された合成Bモード画像データを生成する。連結画像生成部110は、合成Bモード画像データを差分処理部88へ出力する。
領域特定部104は、穿刺針直線生成部112及び穿刺針領域生成部114を有する。
穿刺針直線生成部(以下、直線生成部という)112は、位置記憶部102から出力されたBモード画像中に分布した穿刺針特徴点に対してハフ変換を行い、穿刺針候補直線を生成する。穿刺針候補直線は、穿刺針特徴点を最も多く通る直線である。直線生成部112は、生成した穿刺針候補直線上にある点の位置座標を穿刺針領域生成部(以下、領域生成部という)114へ出力する。
位置特定部106は、平均輝度演算部116、最大輝度特定部118、最小輝度特定部120及び穿刺針先端位置演算部122を有する。
図11(A)において、Bモード画像の左上端部を原点とし、左上端部から右上端部への横軸をX軸、左上端部から左下端部への縦軸をY軸としたXY直交座標系に画像が位置する場合を考える。Bモード画像の左上端部から右上端部への方向をX軸の正の方向、Bモード画像の左上端部から左下端部への方向をY軸の正の方向とする。以下、特に説明がなければ、画像に対するXY直交座標系の定義は同様のものとする。
特徴点抽出部100は、図11(A)に示すBモード画像に対し、穿刺針の刺入角度に応じたエッジ抽出フィルタ(重み付け加算フィルタ)の適用を行って、穿刺針の刺入角度方向に画像の繋がりを良くする。また、特徴点抽出部100は、エッジ抽出フィルタを適用したBモード画像に対して閾値処理を行い、閾値以上の輝度を持った特徴点(穿刺針特徴点)のみが白く残るエッジ画像(図11(B)参照)を作成する。直線生成部112はエッジ画像中の穿刺針特徴点の分布から、穿刺針候補直線の位置を求める。
なお、穿刺針をつなげる穿刺器具連結処理としては、例えば、本出願人の出願に係る同時継続出願である特願2010−216764号明細書「音波画像生成装置および超音波画像生成方法」に記載されたた穿刺針連結処理を適用することができる。
穿刺針連結処理部94bにおいて行う穿刺針連結処理を、先端検出部70で行うLUT処理としておこなっても良い。
本発明の超音波画像診断装置は、基本的に以上のように構成される。
図13は、本発明の超音波画像生成方法の要部の一例を示すフローチャートであり、差分画像の生成ステップから穿刺針の先端候補が色付けされた先端画像がBモード画像に重畳された合成画像のを生成ステップまでを示す。
まず、操作者は、超音波プローブ12の超音波送受信面を被検体の表面に当接する。この状態で、プローブ本体16の送信駆動部38から供給される駆動信号に従って複数のトランスデューサ34から超音波が送信され、被検体からの超音波エコーを受信した各トランスデューサ34から出力された受信信号がそれぞれ対応する受信信号処理部36に供給されてサンプルデータが生成され、通信ケーブル18を介して診断装置本体14へ伝送されてデータ格納部46に格納される。さらに、データ格納部46から1フレーム毎のサンプルデータが読み出され、合成画像生成部48の画像生成部64で1フレーム毎のBモード画像データが生成され、時系列フレームのBモード画像データがフレーム画像記憶部66に記憶される。
がBモード画像に重畳された合成画像を生成する。
図13に示すように、まず、ステップS10において、フレーム画像記憶部66から読みだされた、図14(A)及び(B)に示す現フレームより前のフレームと現フレームとの2つの時系列フレームのBモード画像データから、差分画像生成部68で差分処理を行い、図14(C)に示すフレームの差分画像を生成する。
なお、図16に、図14(C)に示すフレームの差分画像に対して輝度差による2値化処理を行った処理画像の穿刺針先端を含む矩形領域の穿刺針の先端候補点の分布を示す。同図から分かるように、2値化処理後においては、穿刺針の先端候補点が穿刺針先端近傍以外にも複数存在していることが分かる。
ステップ16において、先端候補特定処理部84で差分画像中の先端候補の抽出・特定が終了したか否かが判断され、終了していなければ、ステップS14に戻って先端候補の抽出・特定を続け、終了していれば、ステップS18に移る。
ステップS18において、先端候補処理部76で、ステップS14で特定された先端候補に色付けを行い、先端画像を生成する。
次に、ステップS20において、画像合成部72で、ステップS18で生成された先端画像と現フレームの超音波画像(Bモード画像)とを合成して、先端候補処理部76で色付けされた先端候補を現フレームの超音波画像に重畳した合成画像を生成する。
次に、ステップ22において、画像合成部72で合成画像の生成処理が終了したか否かが判断され、終了していなければ、ステップS10に戻って差分画像の生成からステップS20の合成画像の生成まで処理が繰り返され、終了していれば、この処理が終了する。
以上のように、本発明の超音波画像生成方法は、実施される。
図13に示す例は、差分画像から先端候補が必ず検出される例であるが、検出されない場合も当然含まれるので、以下に、先端候補が検出されない場合をも含む処理について説明する。
まず、ステップS30において、現フレームより前のフレームBモード画像データから
現フレームのBモード画像データを減算して現フレームの差分画像データを生成する。
次に、ステップS32において、差分画像データに対してLUT処理や先端候補の特定処理を行い、穿刺針の先端候補を検出する。
ステップ34において、ステップS32で穿刺針の先端候補が検出されたか否かが判断され、検出されていれば、検出成功としてステップ36に移り、検出されていなければ、ステップ46に移る。
ステップS38において、検出された先端候補をメモリから読み出し、読みだした先端候補に色付けを行い、穿刺針の先端画像を生成する。
ステップS40において、ステップS38で生成された先端画像を現フレームの超音波画像(Bモード画像)に重ね合わせて、色付けされた先端候補が現フレームの超音波画像に重畳された合成画像を生成する。
ステップ42において、表示部52に、色付けされた先端候補が現フレームの超音波画像に重畳された合成画像が表示される。
次に、ステップ44において、穿刺針の先端候補の検出及び合成画像の表示を続行するか否かが判断され、続行であれば、ステップS30に戻って差分画像データの生成からステップS42の合成画像の表示まで処理が繰り返され、続行でなければ、この処理が終了する。
ステップ48に移ると、ステップ48では、メモリから読み出した検出情報を用いて、過去の穿刺針の先端候補に色付けを行い、穿刺針の先端画像を生成し、ステップS40に移る。ステップ48で生成された穿刺針の先端画像は、ステップS40において、現フレームの超音波画像(Bモード画像)に重ね合わせられ、合成画像が生成される。
ステップ50に移ると、ステップ50では、検出情報がなく、先端候補が存在しないので、現フレームの超音波画像を表示部52に表示し、ステップS44に移る。ステップ44では、上述したように、検出続行か否かが判断され、判断に応じて検出が続行され、また、処理が終了する。
同図に示す診断装置本体14aは、データ格納部46と、合成画像生成部48aと、表示部52とを有し、さらに、図示しないが、図1と同様に、本体制御部と、操作部と、格納部とを有する。また、合成画像生成部48aは、画像生成部64と、時系列フレームエコー信号記憶部(以下、エコー信号記憶部ともいう)66aと、時系列フレーム差分エコー信号生成部(以下、単に差分エコー信号生成部ともいう)68aと、穿刺針先端検出部(先端検出部)70aと、画像合成部72aと、を有する。
なお、図18に示す診断装置本体14aの合成画像生成部48aのエコー信号記憶部66a、差分エコー信号生成部68a、先端検出部70a、及び画像合成部72aは、図1に示す診断装置本体14の合成画像生成部48の画像記憶部66、差分画像生成部68、先端検出部70、及び画像合成部72と、エコー信号に基づいて各要素の処理を行うか、Bモード画像信号に基づいて各要素の処理を行うかの点では異なるのみで、即ち、処理の対象とする信号(データ)が異なるのみで、各様の処理の内容は略同一であるので、各要素の同一の処理内容については、詳細な説明を省略する。
差分エコー信号生成部68aは、エコー信号記憶部66aに記憶される2つの時系列フレームのエコー信号間の差分を求めて、差分エコー信号を生成する。
先端検出部70aは、本発明の最も特徴とする部分であって、差分エコー信号生成部68aで生成された差分エコー信号から先端検出処理を行い、穿刺針先端部を含む1以上の先端候補を検出し、検出された先端候補に対して表示強調処理を行い、表示強調処理された先端画像を生成する。なお、差分エコー信号から検出された先端候補に対しては、画像処理部62と同様の変換処理を行ってBモード画像信号としておき、先端画像は、Bモード画像信号で表わされているのが好ましい。
なお、先端検出部70aで生成された先端画像がBモード画像信号で表わされていない場合には、画像合成部72aでは、先端画像に対して画像処理部62と同様の変換処理を行って、Bモード画像信号とした後に、先端画像をBモード画像である現フレームの超音波画像に重畳合成する。
また、画像処理部62で生成されたBモード画像である現フレームの超音波画像がDSCでスキャンコンバートされた表示用画像信号で表わされている場合には、Bモード画像に変換された先端画像も表示用画像信号で表わされるようにDSCでスキャンコンバートしておく必要がある。
なお、処理対象となる信号やデータのBモード画像信号化や、スキャンコンバートは、画像合成部72aで合成する際に同じになっていれば、どの段階で行っても良い。スキャンコンバートは、もちろん、表示制御部50で行う場合には、合成画像生成部48a内で行う必要はない。
また、本発明に係る超音波画像生成方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、必要に応じてコンパイルし、超音波画像生成方法プログラムをメモリ(記録媒体)に記憶して他の装置の情報処理手段によって実行させれば、本発明に係る超音波診断装置と同様の機能を実現することができる。すなわち、本発明の超音波画像生成方法をコンピュータ(CPU)に実行させるためのプログラムであっても、そのプログラムを記録した記録媒体であっても、本発明の実施形態に含まれるのは言うまでもない。
12 超音波プローブ
14、14a 診断装置本体
16 プローブ本体
18 通信ケーブル
20 穿刺アダプタ
34 超音波トランスデューサ
36 受信信号処理部
38 送信駆動部
40 送信制御部
42 受信制御部
44 プローブ制御部
46 データ格納部
48、48a 合成画像生成部
50 表示制御部
52 表示部
54 本体制御部
56 操作部
58 格納部
60 整相加算部
62 画像処理部
64 画像生成部
66 時系列フレーム画像記憶部(画像記憶部)
66a 時系列フレームエコー信号記憶部(エコー信号記憶部)
68 時系列フレーム差分画像生成部(差分画像生成部)
68a 時系列フレーム差分エコー信号生成部(差分エコー信号生成部)
70,70a 穿刺針先端検出部(先端検出部)
72,72a 画像合成部
74 先端候補検出部
76 先端候補処理部
78 先端候補記憶部
80 穿刺針情報及び条件記憶部(情報記憶部)
82 候補点抽出処理部(抽出処理部)
84 先端候補特定処理部(特定処理部)
Claims (20)
- 穿刺器具が刺入された被検体に超音波を送信すると共に、前記被検体及び前記穿刺器具による前記超音波の反射波を受信し、受信した反射波に基づいて時系列フレームのエコー信号を生成する超音波送受手段と、
該超音波送受手段によって生成された前記エコー信号に基づいて前記被検体の超音波画像を生成する超音波画像生成手段と、
該超音波画像生成手段によって生成された前記超音波画像を表示する画像表示手段と、
複数の時系列フレームの前記エコー信号から時系列フレーム間の差分エコー信号を生成する差分エコー信号生成手段と、
該差分エコー信号生成手段で生成された前記差分エコー信号に基づいて先端検出処理を行い、前記穿刺器具先端部を含む1以上の先端候補を検出する先端候補検出手段と、
前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を表示強調処理して、前記穿刺器具の前記先端候補が表示強調処理された先端画像を生成する先端候補処理手段と、を具備し、
前記画像表示手段は、前記先端候補処理手段によって表示強調処理された前記穿刺器具の前記先端画像を、前記超音波画像生成手段によって生成された前記超音波画像に重ねて表示することを特徴とする超音波診断装置。 - 前記先端候補検出手段は、前記先端検出処理として、前記差分エコー信号生成手段で生成された前記差分エコー信号の輝度差に基づいて、前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補処理手段は、前記差分エコー信号の輝度差の正負に応じて、前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を表示強調処理する請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補処理手段は、前記表示強調処理として、前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を色付けしてカラー先端画像を生成するか、又は、前記先端候補の輝度を上げて高輝度先端画像を生成するか、若しくは、前記先端候補を色付けした上で輝度を上げて高輝度カラー先端画像を生成する処理を行う請求項1〜3のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段は、さらに、前記差分エコー信号の輝度差の正負を判別し、
前記先端候補処理手段は、前記先端候補検出手段によって判別された前記差分エコー信号の輝度差の正負に応じて、前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を表示強調処理する色相及び輝度を変更する請求項1〜4のいずれかに記載の超音波診断装置。 - 前記差分エコー信号生成手段は、さらに、生成した前記差分エコー信号に基づいて差分画像を生成するものであり、
前記先端候補検出手段は、前記差分エコー信号生成手段で生成された前記差分画像に、前記先端検出処理を行い、前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項1〜5のいずれかに記載の超音波診断装置。 - 前記先端候補検出手段は、前記先端検出処理として、前記差分エコー信号生成手段で生成された前記差分画像に、所定輝度差以上の部分を抽出する処理を施して前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項6に記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段は、前記先端検出処理として、前記差分エコー信号生成手段で生成された前記差分画像の中の所定輝度差以上の部分を抽出するために、前記差分画像に対して階調処理を行うためのルックアップテーブルを用いたルックアップテーブル処理を行い、前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項6又は7に記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段による前記ルックアップテーブル処理で用いられる前記ルックアップテーブルは、前記超音波画像及び前記差分画像の少なくとも一方に応じて調整されるものである請求項8に記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段は、前記先端検出処理として、前記差分画像の輝度差、並びに該輝度差で検出された領域の大きさ及び密度に基づいて、前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項6〜9のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段は、前記差分画像に、前記先端検出処理として、先端強調フィルタ処理を行い、前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項6〜9のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段は、前記差分画像に、前記先端検出処理として、メディアンフィルタ処理、又は、所定の点の近傍画素の輝度和を求めて該輝度和が大きい箇所のみ強調するフィルタ処理を行い、前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項6〜9のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段は、前記画像表示手段に表示されたフレームより過去の時刻に検出された前記穿刺器具の前記先端候補の近傍領域を探索して、表示フレームに基づく前記差分画像から前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項6〜12のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記先端候補検出手段は、前記画像表示手段に表示されたフレームより過去の2時刻に検出された前記穿刺器具の前記先端候補を結んだ直線の近傍領域を探索して、表示フレームに基づく前記差分画像から前記穿刺器具の前記先端候補を検出する請求項6〜12のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記差分エコー信号生成手段は、前記差分画像を作成する前記時系列フレーム間の時間差を調整できる機能を備える請求項6〜14のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記差分エコー信号生成手段は、前記差分画像を作成するための過去のフレームは2フレーム以上前の複数のフレームを用いる請求項6〜15のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記差分エコー信号生成手段は、前処理として、前記時系列エコー信号に、スペックルパターンを軽減する信号処理、前記穿刺器具の方向にぼかす信号処理、及び/又は、前記穿刺器具をつなげる信号処理を行った後に、前記差分エコー信号を生成する請求項1〜16のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記画像表示手段は、過去の時刻に検出した前記穿刺器具の前記先端候補の画像も表示し、前記穿刺器具の刺入軌跡を表示する請求項1〜17のいずれかに記載の超音波診断装置。
- さらに、前記先端候補処理手段によって生成された前記穿刺器具の前記先端候補が表示強調処理された前記先端画像を、前記超音波画像生成手段によって生成された前記超音波画像に重ねるように合成して合成画像を生成する画像合成手段と、を具備し、
前記画像表示手段は、前記画像合成手段によって合成された前記合成画像を表示する請求項1〜18のいずれかに記載の超音波診断装置。 - 穿刺器具が刺入された被検体に超音波を送信すると共に、前記被検体及び前記穿刺器具による前記超音波の反射波を受信し、受信した反射波に基づいて時系列フレームのエコー信号を生成する超音波送受手段と、
該超音波送受手段によって生成された前記エコー信号に基づいて前記被検体の超音波画像を生成する超音波画像生成手段と、
該超音波画像生成手段によって生成された前記超音波画像を表示する画像表示手段と、
前記超音波画像生成手段で生成された複数の時系列フレームの前記超音波画像から時系列フレーム間の差分画像を生成する差分画像生成手段と、
該差分画像生成手段で生成された前記差分画像に基づいて先端検出処理を行い、前記穿刺器具先端部を含む1以上の先端候補を検出する先端候補検出手段と、
前記先端候補検出手段により検出された前記穿刺器具の前記先端候補を表示強調処理して、前記穿刺器具の前記先端候補が表示強調処理された先端画像を生成する先端候補処理手段と、を具備し、
前記画像表示手段は、前記先端候補処理手段によって表示強調処理された前記穿刺器具の前記先端画像を、前記超音波画像生成手段によって生成された前記超音波画像に重ねて表示することを特徴とする超音波診断装置。
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