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JP5633378B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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JP5633378B2 JP2011003339A JP2011003339A JP5633378B2 JP 5633378 B2 JP5633378 B2 JP 5633378B2 JP 2011003339 A JP2011003339 A JP 2011003339A JP 2011003339 A JP2011003339 A JP 2011003339A JP 5633378 B2 JP5633378 B2 JP 5633378B2
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Description

本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には、例えば自動販売機等に適用され、投入された硬貨を所望の保留通路に一時的に保留するエスクロ機能を有する硬貨処理装置に関するものである。
従来、例えば自動販売機等に適用される硬貨処理装置として、例えば500円硬貨や100円硬貨等の高額硬貨が投入された場合、その硬貨を釣銭保管部に導かずに一時保留しておき、返却指令が与えられた場合には、その一時保留した硬貨をそのまま返却するエスクロ機能を有するものが知られている。
このような硬貨処理装置では、高額硬貨の金種毎に一時保留を行うための保留通路が設けられているとともに、保留通路毎に該保留通路に対して進退移動可能なエスクロゲートが設けられている。各エスクロゲートは、対応する保留通路に進出移動する場合には該保留通路にて硬貨を保留する一方、該保留通路から退行移動する場合には該保留通路から硬貨を払い出すものである。そして、上記硬貨処理装置では、エスクロゲートの動作はそれぞれ個別に行われるため、各エスクロゲートに対して該エスクロゲートを動作させるための駆動源となるソレノイドが設けられていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−252007号公報
ところが、上述したような特許文献1に提案されている硬貨処理装置では、エスクロゲートを動作させるためのソレノイドがエスクロゲート毎に設けられているので、部品点数が増大し、結果的にコストの増大化を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、部品点数を削減してコストの低減化を図ることができる硬貨処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る硬貨処理装置は、投入された硬貨を一時的に保留するための第1保留通路に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、前記第1保留通路に進出移動する場合には該第1保留通路にて硬貨を保留する一方、前記第1保留通路から退行移動する場合には該第1保留通路から硬貨を払い出す第1エスクロゲートと、投入された硬貨を一時的に保留するための第2保留通路に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、前記第2保留通路に進出移動する場合には該第2保留通路にて硬貨を保留する一方、前記第2保留通路から退行移動する場合には該第2保留通路から硬貨を払い出す第2エスクロゲートとを備えた硬貨処理装置において、前記第1エスクロゲートに連係し、かつ駆動源からの駆動力が付与されることにより基準位置から変位可能に設けられ、常態においては基準位置に位置して前記第1エスクロゲートを前記第1保留通路に進出移動させる一方、駆動源からの駆動力が付与された場合には、基準位置から変位して前記第1エスクロゲートを前記第1保留通路から退行移動させるエスクロレバーと、前記エスクロレバーと前記第2エスクロゲートとの間に介在し、前記第1保留通路に硬貨が存在しない場合には、前記エスクロレバーが前記第1エスクロゲートを退行移動させるのに連係して前記第2エスクロゲートを前記第2保留通路から退行移動させる一方、前記第1保留通路に硬貨が保留されている場合には、前記エスクロレバーが前記第1エスクロゲートを退行移動させるのに関係なく前記第2エスクロゲートを前記第2保留通路に進出移動した状態に維持する連係手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る硬貨処理装置は、上述した請求項1において、前記連係手段は、前記第1保留通路に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、第1保留通路に硬貨が存在しない場合には、該第1保留通路に進出移動する一方、第1保留通路に硬貨が保留されている場合には、該硬貨の自重により該第1保留通路から退行移動する第1連係レバーと、前記第1連係レバーが進出移動する場合には、前記エスクロレバーの基準位置からの変位により前記第2エスクロゲートに当接して該第2エスクロゲートを前記第2保留通路から退行移動させる一方、前記第1連係レバーが退行移動する場合には、前記エスクロレバーの基準位置からの変位によっても前記第2エスクロゲートに当接しないで該第2エスクロゲートを前記第2保留通路に進出移動した状態に維持する第2連係レバーとを備えたことを特徴とする。
本発明の硬貨処理装置によれば、エスクロレバーが、常態においては基準位置に位置して第1エスクロゲートを第1保留通路に進出移動させる一方、駆動源からの駆動力が付与された場合には、基準位置から変位して第1エスクロゲートを第1保留通路から退行移動させ、連係手段が、第1保留通路に硬貨が存在しない場合には、エスクロレバーが第1エスクロゲートを退行移動させるのに連係して第2エスクロゲートを第2保留通路から退行移動させる一方、第1保留通路に硬貨が保留されている場合には、エスクロレバーが第1エスクロゲートを退行移動させるのに関係なく第2エスクロゲートを第2保留通路に進出移動した状態に維持するので、従来のようにエスクロゲート毎にソレノイドを要しなくても単一の駆動源で一時的に保留する硬貨を良好に払い出すことができ、部品点数を削減することができる。従って、部品点数を削減してコストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の外観構成を示す正面図である。 図2は、図1に示した判定部を構成する一時保留部の要部の概略構成を正面側から見た場合を示す斜視図である。 図3は、図1に示した判定部を構成する一時保留部の要部の概略構成を背面側から見た場合を示す斜視図である。 図4は、図1に示した判定部を構成する一時保留部の要部の概略構成を背面側から見た場合を示す斜視図である。 図5は、図3及び図4に示すエスクロレバーを背面側から拡大して示す斜視図である。 図6は、一時保留部を正面から見た場合を示す概略正面図であり、第1保留通路に500円硬貨が存在しない場合を示している。 図7は、図6におけるA−A線断面図である。 図8は、一時保留部を正面から見た場合を示す概略正面図であり、第1保留通路に500円硬貨が保留されている場合を示している。 図9は、図8におけるB−B線断面図である。 図10は、図1に示した判定部を構成する一時保留部の要部の概略構成を背面側から見た場合を示す斜視図である。 図11は、図1に示した判定部を構成する一時保留部の要部の概略構成を背面側から見た場合を示す斜視図である。 図12は、図1に示した判定部を構成する一時保留部の要部の概略構成を背面側から見た場合を示す斜視図である。 図13は、図1に示した判定部を構成する一時保留部の要部の概略構成を背面側から見た場合を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る硬貨処理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の外観構成を示す正面図である。ここで例示する硬貨処理装置は、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等を販売する自動販売機に適用されるものであり、ケーブルCを通じて該自動販売機と電気的に接続してあり、自動販売機側から必要な信号や電力を受け取ることが可能なものである。
このような硬貨処理装置は、装置本体10の上部に形成された投入口11より自動販売機に投入された硬貨を受け入れるよう構成してあり、操作部12、判定部13、硬貨保持部14及び硬貨払出部15を備えている。
操作部12は、装置本体10の正面上部に設けてあり、収納された硬貨に関する情報を表示するモニタランプや硬貨の判別や払い出しに関する設定操作用のボタンを有している。
判定部13は、装置本体10の正面中央部に設けてあり、投入された硬貨の金種判別、真偽判定等を行うものであり、判定結果に応じて硬貨保持部14を構成する釣銭チューブ(図示せず)等に硬貨を振り分けて導く硬貨通路等も有している。かかる判定部13は、例えば500円硬貨や100円硬貨を一時的に保留する一時保留部17(図2参照)を有している。
硬貨保持部14は、装置本体10の正面下部に設けてあり、金銭毎に硬貨を積み重ねた状態で収納する複数(例えば5つ)の釣銭チューブを有している。各釣銭チューブには、図には明示しないが、収納された硬貨が満杯状態であるか否かを検知する満杯検知センサ、空になったか否かを検知する釣銭無センサ等が配置してある。
硬貨払出部15は、硬貨保持部14の下部に設けてある。この硬貨払出部15は、複数の釣銭チューブから任意のものを選択して、装置本体10の下部の払出口16から所定金額の釣銭を払い出すためのものである。
図2〜図4は、それぞれ図1に示した判定部13を構成する一時保留部17の要部の概略構成を示すものであり、図2は、正面側から見た場合を示す斜視図であり、図3は、背面側から見た場合を示す斜視図であり、図4は、図3の要部を異なる角度から見た場合を示す斜視図である。ここで例示する一時保留部17は、2つの保留通路21,22、エスクロレバー30、第1エスクロゲート40、第2エスクロゲート50、ストッパ60及び連係ユニット(連係手段)70を備えて構成してある。
2つの保留通路21,22は、ともに上下方向に沿って延在しており、互いに左右に並ぶよう設けてある。以下においては、右側の通路を500円硬貨用の第1保留通路21とし、左側の通路を100円硬貨用の第2保留通路22として説明する。これら第1保留通路21及び第2保留通路22は、それぞれ対象となる硬貨を複数枚(例えば4枚)一時保留することが可能な延在長さを有している。また、これら第1保留通路21及び第2保留通路22のそれぞれの下方域には、図には明示しない振分機構が設けてある。振分機構は、対応する保留通路21,22から払い出された硬貨を硬貨保持部14(釣銭チューブ)、自動販売機の硬貨返却口、あるいは金庫に振り分けるものである。尚、図2及び図3中の符号23はカバーであり、第1保留通路21及び第2保留通路22の正面側を覆うものである。
エスクロレバー30は、保留通路21,22を構成する通路形成板20の背面側において、第1保留通路21及び第2保留通路22に跨る態様で配設してある。このエスクロレバー30は、連結部材31を介してソレノイド(駆動源)32に連結してあり、常態においては、図3及び図4に示すように基準位置に位置する一方、ソレノイド32が励磁された場合には、連結部材31を介してソレノイド32に引っ張られて上方に向けて変位するものである。つまり、エスクロレバー30は、ソレノイド32が励磁した場合には、基準位置から上方に向けて変位する一方、ソレノイド32の励磁が終了した場合には、変位した位置から基準位置に下方に向けて変位するものである。
図5は、図3及び図4に示すエスクロレバー30を背面側から拡大して示す斜視図である。ここで例示するエスクロレバー30は、板状部材を屈曲させて形成したものであり、左右一対の側板33,34と、これら両側板33,34の上端縁部を連結する天板35とを備えて構成してある。天板35には、その中央部に前後方向が長手方向となる長尺状溝部351が形成してある。かかる長尺状溝部351は、後端部分が開放してあり、上記連結部材31が後方側から進入するのを許容するものである。
右側板33には、第1挿通孔331、支持孔332及び規制孔333が形成してある。第1挿通孔331は、前後方向が長手方向となり、かつ後方に向かうに連れて漸次上方に傾斜するものである。支持孔332は、第1挿通孔331よりも下方側において形成してあり、前後方向が長手方向となるものである。この支持孔332は、前方側に比べて後方側の上下幅が狭くなっている。
規制孔333は、支持孔332よりも下方側において形成してあり、上下方向が長手方向となる第1規制開口部333aと、この第1規制開口部333aに連続する態様で該第1規制開口部333aの上部から後方側に向けて延在する第2規制開口部333bとにより構成してある。この規制孔333は、その上端縁部が後方に向かうに連れて漸次上方に延在するよう湾曲状に形成してある。
左側板34には、第2挿通孔341及び連係孔342が形成してある。第2挿通孔341は、第1挿通孔331と同様に、前後方向が長手方向となり、かつ後方に向かうに連れて漸次上方に傾斜するものである。この第2挿通孔341は、第1挿通孔331に対向する個所よりもやや下方側に形成してある。
連係孔342は、上下方向が長手方向となる第1連係開口部342aと、この第1開口部に連続する態様で該第1連係開口部342aの上部から前方側に向けて延在する第2連係開口部342bとにより構成してある。
また、左側板34には、第1連係開口部342aの前側開口縁部及び後側開口縁部より右方に向けて突出する前後一対の舌片状の支持片343が設けてある。これら一対の支持片343には、それぞれ貫通孔344が形成してある。
第1エスクロゲート40は、図4に示すように、平板状の基部41と、基部41の下端縁部より右方に向けて延在する平板状の右延部42とを備えて構成してある。基部41は、自身の右側面から右方に突出する軸部(図示せず)が通路形成板20の背面より後方に向けて突出する第1ゲート支持片20a(図12参照)の図示せぬ孔部に挿入してある一方、自身の左側面から左方に向けて突出する支持突起411(図11参照)がエスクロレバー30の右側板33に形成された支持孔332に挿通してある。右延部42の先端面には、前方に向けて突出する2つのロッド状の第1ゲート突部421が形成してある。これら第1ゲート突部421は、通路形成板20に形成された矩形状の第1ゲート孔20bに進入可能になっている。
このような第1エスクロゲート40は、図3及び図4に示すようにエスクロレバー30が基準位置に位置する場合には、右延部42の第1ゲート突部421がそれぞれ第1ゲート孔20bを貫通して第1保留通路21に進出移動することになる。これにより第1保留通路21に進入した500円硬貨のうち最下位の硬貨は第1ゲート突部421に当接されて該第1保留通路21に保留される。その一方、詳細は後述するがエスクロレバー30が、ソレノイド32が励磁されることにより上方に向けて変位する場合には、該エスクロレバー30の支持孔332に支持突起411が挿通しているので、軸部の軸心回りに後方側に向けて揺動し、これにより第1ゲート突部421が第1保留通路21から退行移動することになる。これにより第1保留通路21に進入した500円硬貨を下方に払い出すことができる。
つまり、第1エスクロゲート40は、第1保留通路21に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、第1保留通路21に進出移動する場合には該第1保留通路21にて500円硬貨を保留する一方、第1保留通路21から退行移動する場合には該第1保留通路21から500円硬貨を払い出すものである。
第2エスクロゲート50は、平板状の基部51と、基部51の下端縁部より左方に向けて延在する平板状の左延部52とを備えて構成してある。基部51は、自身の左側面から左方に突出する軸部(図示せず)が通路形成板20の背面より後方に向けて突出する第2ゲート支持片20cの図示せぬ孔部に挿入してある一方、自身の右側面から右方に向けて突出する支持突起511(図12参照)がエスクロレバー30の左側板34に形成された連係孔342に進入している。左延部52の先端面には、前方に向けて突出する2つのロッド状の第2ゲート突部521が形成してある。これら第2ゲート突部521は、通路形成板20に形成された矩形状の第2ゲート孔20dに進入可能になっている。
このような第2エスクロゲート50は、軸部の軸心回りに揺動可能に設けてあり、常態においては、図3及び図4に示すように左延部52の第2ゲート突部521がそれぞれ第2ゲート孔20dを貫通して第2保留通路22に進出移動している。これにより第2保留通路22に進入した100円硬貨のうち最下位の硬貨は第2ゲート突部521に当接されて該第2保留通路22に保留される。その一方、詳細は後述するが第2エスクロゲート50が自身の軸部の軸心回りに後方側に向けて揺動すると、第2ゲート突部521が第2保留通路22から退行移動することになる。これにより第2保留通路22に進入した100円硬貨を下方に払い出すことができる。
つまり、第2エスクロゲート50は、第2保留通路22に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、第2保留通路22に進出移動する場合には該第2保留通路22にて100円硬貨を保留する一方、第2保留通路22から退行移動する場合には該第2保留通路22から100円硬貨を払い出すものである。
ストッパ60は、中央部が屈曲した長尺状部材であり、その両端部が第1挿通孔331及び第2挿通孔341に挿通してエスクロレバー30に架設してある。このストッパ60の前面には、前方に突出する2つのストッパ突部61,62が形成してある。これら2つのストッパ突部61,62のうち右側の第1ストッパ突部61は、通路形成板20に形成された第1ストッパ孔20eを通じて第1保留通路21に進入可能となっており、左側の第2ストッパ突部62は、通路形成板20に形成された第2ストッパ孔20fを通じて第2保留通路22に進入可能となっている。
より詳細に説明すると、第1ストッパ突部61は、図3及び図4に示すようにエスクロレバー30が基準位置に位置する場合には、第1ストッパ孔20eに進入しているものの第1保留通路21には進出していない。その一方、詳細は後述するがエスクロレバー30が、ソレノイド32が励磁されることにより上方に向けて変位する場合には、該エスクロレバー30の第1挿通孔331及び第2挿通孔341の形態によりストッパ60が前方に向けて移動することとなり、これにより第1ストッパ突部61が第1ストッパ孔20eを貫通して第1保留通路21に進出する。これにより第1ストッパ突部61が第1保留通路21に進入した500円硬貨のうち最下位から2番目の500円硬貨に当接して、第1保留通路21における該硬貨以上の硬貨が下方に払い出されることを規制することができる。
第2ストッパ突部62は、図3及び図4に示すようにエスクロレバー30が基準位置に位置する場合には、第2ストッパ孔20fに進入しているものの第2保留通路22には進出していない。その一方、詳細は後述するがエスクロレバー30が、ソレノイド32が励磁されることにより上方に向けて変位する場合には、該エスクロレバー30の第1挿通孔331及び第2挿通孔341の形態によりストッパ60が前方に向けて移動することとなり、これにより第2ストッパ突部62が第2ストッパ孔20fを貫通して第2保留通路22に進出する。これにより第2ストッパ突部62が第2保留通路22に進入した100円硬貨のうち最下位から2番目の100円硬貨に当接して、第2保留通路22における該硬貨以上の硬貨が下方に払い出されることを規制することができる。
連係ユニット70は、第1連係レバー71と第2連係レバー72とを備えて構成してある。第1連係レバー71は、上下方向に沿って延在する基体部711と、この基体部711の前面より前方に突出するロッド状の前延突出部712と、該基体部711の後面より後方に突出する2つのロッド状の後延突出部713とが一体的に形成されてなるものである。
基体部711は、自身の左側面から左方に突出する軸部(図示せず)が通路形成板20の背面より後方に向けて突出するレバー支持片20gの図示せぬ孔部に挿入してある一方、自身の右側面から右方に突出する係止突起711aがエスクロレバー30の規制孔333に挿通してある。
前延突出部712は、通路形成板20に形成された上下方向が長手方向となる長孔20hを貫通しており、その前端部分が第1保留通路21に進出している。
第2連係レバー72は、左右方向に沿って延在する棒状体であり、自身の中央部において前方側及び後方側に突出する支持突部721がそれぞれエスクロレバー30における一対の支持片343の貫通孔344に貫通して該支持突部721の軸心回りに揺動可能となっている。このような第2連係レバー72の右端部は、第1連係レバー71の2つの後延突出部713の間に介在しており、その左端部は、エスクロレバー30の連係孔342に進入している。
図6は、一時保留部17を正面から見た場合を示す概略正面図であり、第1保留通路21に500円硬貨が存在しない場合を示している。図7は、図6におけるA−A線断面図である。図8は、一時保留部17を正面から見た場合を示す概略正面図であり、第1保留通路21に500円硬貨が保留されている場合を示している。図9は、図8におけるB−B線断面図である。これら図6〜図9を適宜用いて連係ユニット70の作用について説明する。尚、この場合においては、エスクロレバー30が基準位置に位置しており、第1エスクロゲート40が第1保留通路21に進出移動し、かつ第2エスクロゲート50が第2保留通路22に進出移動しているものとする。
図6及び図7に示すように、第1保留通路21に500円硬貨が存在しない場合には、前延突出部712が通路形成板20の長孔20hを貫通する第1連係レバー71は、基準姿勢となる。このように第1連係レバー71が基準姿勢となる場合には、図4にも示すように、第2連係レバー72は、左右方向に沿って水平に延在した基準姿勢となる。
その一方、図8及び図9に示すように、第1保留通路21に500円硬貨が保留されている場合には、該500円硬貨の自重により第1連係レバー71は、軸部の軸心回りに後方側に向けて揺動した傾斜姿勢となる。
つまり、第1連係レバー71は、第1保留通路21に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、第1保留通路21に500円硬貨が存在しない場合には、該第1保留通路21に進出移動する一方、第1保留通路21に500円硬貨が保留されている場合には、該硬貨の自重により該第1保留通路21から退行移動するものである。
このように第1連係レバー71が傾斜姿勢となる場合には、図10に示すように、第2連係レバー72も傾斜姿勢となる。すなわち、第2連係レバー72は、右端部が第1連係レバー71の下側の後延突出部713に当接されて支持突部721の軸心回りに揺動し、右端部が高位となり、かつ左端部が低位となる傾斜姿勢となる。
以上のような硬貨処理装置においては、次のようにして一時保留部17に保留する硬貨を払い出すことができる。
まず、図6に示したように第1保留通路21に500円硬貨が存在せず、かつ第2保留通路22に100円硬貨が保留されている場合について説明する。このような場合においては、連係ユニット70を構成する第1連係レバー71及び第2連係レバー72はともに基準姿勢となっている。そして、払出指令が与えられることによりソレノイド32が励磁されると、エスクロレバー30が連結部材31を介して引っ張られて基準位置から上方に向けて変位する。
このようにエスクロレバー30が上方に向けて変位することにより、ストッパ60、第1エスクロゲート40及び第2エスクロゲート50は、次のように動作する。
ストッパ60は、第1挿通孔331及びび第2挿通孔341の形態により前方に向けて移動する。これにより第1ストッパ突部61が第1ストッパ孔20eを貫通して第1保留通路21に進出するとともに、第2ストッパ突部62が第2ストッパ孔20fを貫通して第2保留通路22に進出する。この結果、第2保留通路22に保留される100円硬貨のうち最下位から2番目の100円硬貨に当接して、第2保留通路22における該硬貨以上の硬貨が下方に払い出されることを規制することができる。
第1エスクロゲート40は、エスクロレバー30の支持孔332に自身の支持突起411が挿通しているので、図11及び図12に示すように軸部の軸心回りに後方側に向けて揺動し、これにより第1ゲート突部421が第1保留通路21から退行移動する。
ここで連係ユニット70においては第1連係レバー71及び第2連係レバー72はともに基準姿勢となっており、エスクロレバー30が上方に向けて変位することで、図11に示すように第1連係レバー71の係止突起711aが規制孔333の第1規制開口部333aに進入し、該係止突起711aが第1規制開口部333aの後端縁部に当接することで、第1連係レバー71が軸部の軸心回りに揺動することが規制される。これにより第2連係レバー72は、右端部が第1連係レバー71の2つの後延突出部713間に介在するので、該第2連係レバー72の揺動範囲もこれら後延突出部713により規制される。
そして、連係孔342に進入する第2連係レバー72の左端部が該連係孔342に進入している第2エスクロゲート50の支持突起511に下方から当接することで、第2エスクロゲート50は、図11及び図12に示すように軸部の軸心回りに後方側に向けて揺動し、これにより第2ゲート突部521が第2保留通路22から退行移動する。
これにより、第2保留通路22に保留された100円硬貨のうち最下位のものを下方に払い出すことができる。
次に、図8に示したように第1保留通路21に500円硬貨が保留され、かつ第2保留通路22に100円硬貨が保留されている場合について説明する。このような場合においては、連係ユニット70を構成する第1連係レバー71及び第2連係レバー72はともに傾斜姿勢となっている(図10参照)。
そして、払出指令が与えられることによりソレノイド32が励磁されると、エスクロレバー30が連結部材31を介して引っ張られて基準位置から上方に向けて変位する。
このようにエスクロレバー30が上方に向けて変位することにより、ストッパ60、第1エスクロゲート40及び第2エスクロゲート50は、次のように動作する。
ストッパ60は、第1挿通孔331及びび第2挿通孔341の形態により前方に向けて移動する。これにより第1ストッパ突部61が第1ストッパ孔20eを貫通して第1保留通路21に進出するとともに、第2ストッパ突部62が第2ストッパ孔20fを貫通して第2保留通路22に進出する。この結果、第1保留通路21に保留される500円硬貨のうち最下位から2番目の500円硬貨に当接して、第1保留通路21における該硬貨以上の硬貨が下方に払い出されることを規制することができるとともに、第2保留通路22に保留される100円硬貨のうち最下位から2番目の100円硬貨に当接して、第2保留通路22における該硬貨以上の硬貨が下方に払い出されることを規制することができる。
第1エスクロゲート40は、エスクロレバー30の支持孔332に自身の支持突起411が挿通しているので、図13に示すように軸部の軸心回りに後方側に向けて揺動し、これにより第1ゲート突部421が第1保留通路21から退行移動する。
ここで連係ユニット70においては第1連係レバー71及び第2連係レバー72はともに傾斜姿勢となっており、第2連係レバー72の左端部は、連係孔342の第1連係開口部342aの下方側に位置している。そのため、エスクロレバー30が上方に向けて変位しても第2連係レバー72の左端部が該連係孔342に進入している第2エスクロゲート50の支持突起511に当接しない。しかも、かかる第2エスクロゲート50の支持突起511が連係孔342の第1連係開口部342aを相対的に下方に向けて移動することになるので、第2エスクロゲート50は、図13に示すように、第2ゲート突部521がそれぞれ第2ゲート孔20dを貫通して第2保留通路22に進出移動した状態を保持する。
これにより、第1保留通路21に保留された500円硬貨のうち最下位のものだけを下方に払い出すことができ、第2保留通路22に保留された100円硬貨が払い出されることはない。つまり、500円硬貨が優先的に払い出されることになり、第1保留通路21に保留された500円硬貨がすべて払い出されない限り、第2保留通路22に保留された100円硬貨が払い出されることはない。
このようにエスクロレバー30は、第1エスクロゲート40に連係し、かつソレノイド32が励磁されることにより基準位置から変位可能に設けられ、常態においては基準位置に位置して第1エスクロゲート40を第1保留通路21に進出移動させる一方、ソレノイド32が励磁される場合には、基準位置から変位して第1エスクロゲート40を第1保留通路21から退行移動させるものである。
また、連係ユニット70は、エスクロレバー30と第2エスクロゲート50との間に介在し、第1保留通路21に500円硬貨が存在しない場合には、エスクロレバー30が第1エスクロゲート40を退行移動させるのに連係して第2エスクロゲート50を第2保留通路22から退行移動させる一方、第1保留通路21に500円硬貨が保留されている場合には、エスクロレバー30が第1エスクロゲート40を退行移動させるのに関係なく第2エスクロゲート50を第2保留通路22に進出移動した状態に維持するものである。
以上説明したように、本実施の形態である硬貨処理装置によれば、エスクロレバー30が、常態においては基準位置に位置して第1エスクロゲート40を第1保留通路21に進出移動させる一方、ソレノイド32が励磁される場合には、基準位置から変位して第1エスクロゲート40を第1保留通路21から退行移動させ、連係ユニット70が、第1保留通路21に500円硬貨が存在しない場合には、エスクロレバー30が第1エスクロゲート40を退行移動させるのに連係して第2エスクロゲート50を第2保留通路22から退行移動させる一方、第1保留通路21に500円硬貨が保留されている場合には、エスクロレバー30が第1エスクロゲート40を退行移動させるのに関係なく第2エスクロゲート50を第2保留通路22に進出移動した状態に維持するので、従来のようにエスクロゲート毎にソレノイドを要しなくても単一のソレノイド32で一時的に保留する硬貨を良好に払い出すことができ、部品点数を削減することができる。従って、部品点数を削減してコストの低減化を図ることができる。
上記硬貨処理装置によれば、一のソレノイド32のみで動作させることができるので、従来のように複数のソレノイドを要していたのに比して装置全体の質量を低減させることができる。
また、上記硬貨処理装置によれば、一のソレノイド32のみで動作させることができるので、従来のように複数のソレノイドを要する場合に比して各種磁力が相互に影響してしまう虞れがない。
以上のように、本発明に係る硬貨処理装置は、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等を販売する自動販売機に有用である。
10 装置本体
13 判定部
17 一時保留部
21 第1保留通路
22 第2保留通路
30 エスクロレバー
32 ソレノイド
331 挿通孔
332 支持孔
333 規制孔
341 挿通孔
342 連係孔
343 支持片
40 第1エスクロゲート
41 基部
42 右延部
421 第1ゲート突部
50 第2エスクロゲート
51 基部
52 左延部
521 第2ゲート突部
60 ストッパ
70 連係ユニット
71 第1連係レバー
711 基体部
712 前延突出部
713 後延突出部
72 第2連係レバー

Claims (2)

  1. 投入された硬貨を一時的に保留するための第1保留通路に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、前記第1保留通路に進出移動する場合には該第1保留通路にて硬貨を保留する一方、前記第1保留通路から退行移動する場合には該第1保留通路から硬貨を払い出す第1エスクロゲートと、
    投入された硬貨を一時的に保留するための第2保留通路に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、前記第2保留通路に進出移動する場合には該第2保留通路にて硬貨を保留する一方、前記第2保留通路から退行移動する場合には該第2保留通路から硬貨を払い出す第2エスクロゲートと
    を備えた硬貨処理装置において、
    前記第1エスクロゲートに連係し、かつ駆動源からの駆動力が付与されることにより基準位置から変位可能に設けられ、常態においては基準位置に位置して前記第1エスクロゲートを前記第1保留通路に進出移動させる一方、駆動源からの駆動力が付与された場合には、基準位置から変位して前記第1エスクロゲートを前記第1保留通路から退行移動させるエスクロレバーと、
    前記エスクロレバーと前記第2エスクロゲートとの間に介在し、前記第1保留通路に硬貨が存在しない場合には、前記エスクロレバーが前記第1エスクロゲートを退行移動させるのに連係して前記第2エスクロゲートを前記第2保留通路から退行移動させる一方、前記第1保留通路に硬貨が保留されている場合には、前記エスクロレバーが前記第1エスクロゲートを退行移動させるのに関係なく前記第2エスクロゲートを前記第2保留通路に進出移動した状態に維持する連係手段と
    を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記連係手段は、
    前記第1保留通路に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、第1保留通路に硬貨が存在しない場合には、該第1保留通路に進出移動する一方、第1保留通路に硬貨が保留されている場合には、該硬貨の自重により該第1保留通路から退行移動する第1連係レバーと、
    前記第1連係レバーが進出移動する場合には、前記エスクロレバーの基準位置からの変位により前記第2エスクロゲートに当接して該第2エスクロゲートを前記第2保留通路から退行移動させる一方、前記第1連係レバーが退行移動する場合には、前記エスクロレバーの基準位置からの変位によっても前記第2エスクロゲートに当接しないで該第2エスクロゲートを前記第2保留通路に進出移動した状態に維持する第2連係レバーと
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
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