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JP5625295B2 - 化粧シート及び化粧材 - Google Patents

化粧シート及び化粧材 Download PDF

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JP5625295B2 JP2009219135A JP2009219135A JP5625295B2 JP 5625295 B2 JP5625295 B2 JP 5625295B2 JP 2009219135 A JP2009219135 A JP 2009219135A JP 2009219135 A JP2009219135 A JP 2009219135A JP 5625295 B2 JP5625295 B2 JP 5625295B2
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Description

本発明は、化粧シート及び化粧材に関する。
化粧シートは、表面の保護、装飾等を目的として、木質板、プラスチック板等の表面に貼着して用いられている。そして、これによって得られた化粧板は、各種の建材、家具等に使用されている。
従来、化粧シートとしては、基材シート上に絵柄模様層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層を積層した化粧シートが知られている。例えば、特許文献1には、ポリオレフィン系樹脂からなる基材シート上に、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性ポリプロピレン樹脂層及び電離放射線硬化型樹脂からなる透明性表面保護層が順に形成されてなる化粧シートが開示されている。
化粧シートの用途が床用でない場合には、透明性ポリプロピレン樹脂層は特許文献1に記載されている厚さほどは必要なく、例えば、150μm未満に設定することができる。このように、透明性ポリプロピレン樹脂層の厚さを小さくすることにより、折り曲げ性が向上するため、化粧シート又は化粧材を適宜折り曲げて装飾利用することができる。
しかしながら、特許文献1の化粧シートには、次のような課題がある。それは、透明性ポリプロピレン系樹脂層と基材シートとの接着性を改善する課題である。なぜなら、化粧シートの使用環境(温度・湿度等)によっては当該接着部分で剥離や接着力の低下が生じるおそれがあるからである。
特開2005−290568号公報
本発明は、基材シート上にポリプロピレン樹脂層からなる透明性樹脂層を積層した化粧シートであって、基材シートと透明性樹脂層の接着性が向上した化粧シートを提供することを主な目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、透明性樹脂層を複数層のポリプロピレン樹脂層から構成し、更に基材シートと接着されるポリプロピレン樹脂層として特定の物性を有するポリプロピレン樹脂層を採用する場合には上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の化粧シート及び化粧材並びにそれらの製造方法に関する。
1. 基材シート上に、少なくとも接着剤層、厚さ150μm未満の透明性樹脂層、及び透明性表面保護層が順に積層されている化粧シートであって、
(1)前記透明性樹脂層は、2層以上のポリプロピレン樹脂層からなり、
(2)前記2層以上のポリプロピレン樹脂層のうち、前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層は、曲げこわさが200〜500MPaであり、
(3)前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層を構成する樹脂成分が、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、及びプロピレン−エチレンブロック共重合体からなる群から選ばれた少なくとも1種であり、
)更に前記透明性表面保護層のおもて面からエンボス加工が施されている、
ことを特徴とする化粧シート。
2. 前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層の厚さは、前記透明性樹脂層の厚さの3〜50%である、上記項1に記載の化粧シート。
3. 前記化粧シートは、前記基材シート上に、絵柄模様層、透明性接着剤層、前記透明性樹脂層及び透明性表面保護層を順に有する、上記項1又は2に記載の化粧シート。
4. 前記基材シートと前記絵柄模様層との間に、更に着色隠蔽層が形成されている、上記項3に記載の化粧シート。
5. 前記透明性表面保護層は、前記透明性樹脂層上に電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂を塗工及び硬化させることにより形成される、上記項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
6. 前記エンボス加工は、140〜170℃に加熱してエンボス板で加圧及び賦形する工程を含む、上記項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
7. 上記項1〜6のいずれかに記載の化粧シートの裏面と被着材とを貼着してなる化粧材。
8. 以下の工程1及び2:
(i) 基材シート上に、少なくとも接着剤層、厚さ150μm未満の透明性樹脂層、及び透明性表面保護層が順に積層されている積層体であって、
(1)前記透明性樹脂層は、2層以上のポリプロピレン樹脂層からなり、
(2)前記2層以上のポリプロピレン樹脂層のうち、前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層は、曲げこわさが200〜500MPaであり、
(3)前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層を構成する樹脂成分が、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、及びプロピレン−エチレンブロック共重合体からなる群から選ばれた少なくとも1種である、
前記積層体を得る工程1、及び、
(ii) 前記透明性表面保護層のおもて面からエンボス加工を施す工程2、
を含むことを特徴とする、化粧シートの製造方法。
9. 前記積層体の透明性表面保護層を、前記透明性樹脂層上に電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂を塗工及び硬化させることにより形成する、上記項8に記載の化粧シートの製造方法。
10. 前記積層体を140〜170℃に加熱してエンボス板で加圧及び賦形することにより前記エンボス加工を施す、上記項8又は9に記載の化粧シートの製造方法。
11. 上記項8〜10のいずれかに記載の化粧シートの製造方法により得られた化粧シートの裏面と被着材とを貼着する工程を含む、化粧材の製造方法。
以下、本発明の化粧シート及び化粧材について詳細に説明する。
化粧シート
本発明の化粧シートは、基材シート上に接着剤層を介して厚さ150μm未満の透明性樹脂層が少なくとも積層されている化粧シートであって、
(1)前記透明性樹脂層は、2層以上のポリプロピレン樹脂層からなり、
(2)前記2層以上のポリプロピレン樹脂層のうち、前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層は、曲げこわさが200〜500MPaである、
ことを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の化粧シートは、ポリプロピレン(PP)樹脂層のうち、前記基材シートと接着されているPP樹脂層が特定の物性(曲げこわさが200〜500MPa)を有するため、PP樹脂層と基材シートとの接着性(密着性)が改善されている。なお、上記「基材シートと接着」には、基材シートとPP樹脂層との間に、後記の絵柄模様層及び/又は着色隠蔽層を介して接着される場合も含まれる。
化粧シートとしては、基材シート上に絵柄模様層、透明性接着剤層、前記透明性樹脂層及び透明性表面保護層を有し、透明性表面保護層が最表面層として設けられる構成が好ましい実施形態として挙げられる。また、化粧シートの最表面層には、エンボス加工により凹凸模様が付与されてもよい。
各層の形成方法は限定的でなく、例えば、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、転写印刷等の印刷;スプレー、ローラー、刷毛等の塗布;シート状物等の成形体を積層等のいずれも採用することができる。これらの方法の中から、各層の特性、原料等に応じて適宜組み合わせて選択すれば良い。
各層の厚みは特に断らない以外は限定的でなく、最終製品の用途、特性等に応じて適宜決定できる。通常は0.1〜500μm程度の範囲内とできる。
以下、上記の実施形態を代表例として各層について説明する。
≪基材シート≫
基材シートは、その表面(おもて面)には絵柄模様層等が積層される。
基材シートとしては、例えば、熱可塑性樹脂により形成されたものが好適である。具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル等が挙げられる。
基材シートは、着色されていても良い。この場合は、上記のような熱可塑性樹脂に対して着色材(顔料又は染料)を添加して着色することができる。着色材としては、例えば、二酸化チタン、カーボンブラック、酸化鉄等の無機顔料、フタロシアニンブルー等の有機顔料のほか、各種の染料も使用することができる。これらは、公知又は市販のものから1種又は2種以上を選ぶことができる。また、着色材の添加量も、所望の色合い等に応じて適宜設定すれば良い。
基材シートには、必要に応じて、充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤等の各種の添加剤が含まれていても良い。
基材シートの厚みは、最終製品の用途、使用方法等により適宜設定できるが、一般には50〜250μmが好ましい。
基材シートは、必要に応じて、絵柄層を形成するインキの密着性を高めるために表面(おもて面)にコロナ放電処理を施してもよい。コロナ放電処理の方法・条件は、公知の方法に従って実施すれば良い。また、必要に応じて、基材シートの裏面にコロナ放電処理を施したり、裏面プライマー層を形成したりしてもよい。
≪絵柄模様層(絵柄層)≫
絵柄層は、化粧シートに所望の絵柄(意匠)を付与するものであり、絵柄の種類等は限定的ではない。例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
絵柄層の形成方法は特に限定されず、例えば、公知の着色剤(染料又は顔料)を結着材樹脂とともに溶剤(又は分散媒)中に溶解(又は分散)して得られるインキを用いた印刷法により、基材シート表面に形成すればよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、チタン白、亜鉛華、弁柄、紺青、カドミウムレッド等の無機顔料;アゾ顔料、レーキ顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料;アルミニウム粉、ブロンズ粉等の金属粉顔料;酸化チタン被覆雲母、酸化塩化ビスマス等の真珠光沢顔料;蛍光顔料;夜光顔料等が挙げられる。これらの着色剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。これらの着色剤には、シリカ等のフィラー、有機ビーズ等の体質顔料、中和剤、界面活性剤等がさらに配合してもよい。
結着材樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、親水性処理されたポリエステル系ウレタン樹脂のほか、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリビニルアセテート、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリスチレン−アクリレート共重合体、ロジン誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルコール付加物、セルロース系樹脂なども併用できる。
より具体的には、例えば、ポリウレタン−ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸系樹脂、ポリエチレンオキシド系樹脂、ポリN−ビニルピロリドン系樹脂、水溶性ポリエステル系樹脂、水溶性ポリアミド系樹脂、水溶性アミノ系樹脂、水溶性フェノール系樹脂、その他の水溶性合成樹脂;ポリヌクレオチド、ポリペプチド、多糖類等の水溶性天然高分子;等を使用できる。また、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリ酢酸ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン−ポリアクリル系樹脂変性又は混合樹脂、その他の樹脂も使用できる。上記結着材樹脂は、単独又は2種以上で使用できる。
絵柄層の形成に用いる印刷法としては、例えば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等が挙げられる。また、全面ベタ状の絵柄模様層(これを着色隠蔽層とも言う)を形成する場合には、例えば、ロールコート法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等の各種コーティング法も挙げられる。
上記以外にも、例えば、手描き法、墨流し法、写真法、転写法、レーザービーム描画法、電子ビーム描画法、金属等の部分蒸着法、エッチング法などを用いたり、他の形成方法と組み合わせて用いたりしてもよい。
絵柄層の厚みは特に限定されず、製品特性に応じて適宜設定できるが、塗工時の層厚は1〜15μm程度、乾燥後の層厚は0.1〜10μm程度である。
≪接着剤層≫
接着剤層は、絵柄層と透明性樹脂層との間に存在する。接着剤層で使用する接着剤は、絵柄層又は透明性樹脂層を構成する成分等に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂等を含む各種接着剤を使用できる。また、反応硬化タイプのほか、ホットメルトタイプ、電離放射線硬化タイプ、紫外線硬化タイプ等の接着剤でもよい。
接着剤層は、絵柄層が認識できる限り、透明でも半透明でもよい。
なお、本発明では、必要に応じ、コロナ放電処理、プラズマ処理、脱脂処理、表面粗面化処理等の公知の易接着処理を接着面に施すこともできる。
接着剤層の厚みは、透明性保護層、使用する接着剤の種類等によって異なるが、一般的には0.1〜30μm程度とすれば良い。
≪透明性樹脂層≫
本発明の化粧シートは、2層以上のPP樹脂層からなる厚さ150μm未満の透明性樹脂層を有する。透明性樹脂層の厚さは、150μm未満であればよいが、20〜150μmが好ましく、40〜100μmがより好ましい。かかる材質と厚さにより、優れた曲げ加工性が得られる。また、PP樹脂は、硬度(強度)と加工性(柔軟性)のバランスを調整しやすい点に長所がある。
透明性樹脂層は、2層以上のPP樹脂層からなり、前記基材シートと接着されているPP樹脂層は、曲げこわさが200〜500MPa(好ましくは300〜500MPa)である。曲げこわさは、片持ちばりの試験片に加えられた曲げモーメントとその曲げ角度から求められる見かけ弾性率であり、特に本明細書ではJIS K7106(測定サンプル寸法:厚み2mm×幅15mm×長さ90mm)に従って測定した値である。なお、前記基材シートと接着されているPP樹脂層は、接着性を改善する層であるため、本明細書において特に「易接着樹脂層」とも言う。
易接着樹脂層を構成するPP樹脂層は、プロピレンの単独重合体;プロピレンと、エチレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキサン−1、4−メチル−ペンテン−1等のα−オレフィン、アクリル酸、アクリル酸エチル等の不飽和カルボン酸及びその誘導体、酢酸ビニル等のビニルエステル、スチレン、メチルスチレン等の不飽和芳香族化合物等との、ランダム共重合体、ブロック共重合体、またはグラフト共重合体が挙げられる。これらの中でも、プロピレンの単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体が好ましい。具体的には、これらの樹脂を1種又は2種以上組み合わせることにより曲げこわさが200〜500MPaのPP樹脂層とする。
透明性樹脂層は、易接着樹脂層と他のPP樹脂層との2層以上であればよく、通常は2層とする。易接着樹脂層の厚さは、透明性樹脂層の厚さの3〜50%が好ましく、5〜25%がより好ましい。
他のPP樹脂層としては限定されないが、ホモポリプロピレンを含むものが好ましい。他のPP樹脂層におけるホモポリプロピレンの含有割合は特に限定されないが、樹脂成分の75重量%以上が好ましく、実質的にホモポリプロピレンのみから形成されることがより好ましい。なお、他のPP樹脂層には、例えば、充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、軟質成分(例えばゴム)等の各種の添加剤が含まれていても良い。
透明性樹脂層は、例えば、溶融樹脂の同時押出し製膜により形成することができる。同時押出し製膜による場合には、2層以上からなるPP樹脂層を容易に形成できる。押出し製膜には、例えば、マルチマニホールドタイプやフィードブロックタイプのTダイを用いればよい。
≪透明性表面保護層≫
透明性樹脂層の上には、透明性表面保護層が形成されている。透明性表面保護層は限定的ではないが、樹脂成分として電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂を含有することが好ましい。実質的には、これらの樹脂から形成されているものが好ましい。電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂により透明性表面保護層を形成する場合には、化粧シートの耐摩性、耐衝撃性、耐汚染性、耐擦傷性、耐候性等を高め易い。
電離放射線硬化型樹脂としては特に限定されず、紫外線、電子線等の電離放射線の照射により重合架橋反応可能なラジカル重合性二重結合を分子中に含むプレポリマー(オリゴマーを含む)及び/又はモノマーを主成分とする透明性樹脂が使用できる。これらのプレポリマー又はモノマーは、単体又は複数を混合して使用できる。硬化反応は、通常、架橋硬化反応である。
具体的には、前記プレポリマー又はモノマーとしては、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキシ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物が挙げられる。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによるポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましい。ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、例えば、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの分子量としては、通常250〜100000程度が好ましい。
ラジカル重合性不飽和基を有するモノマーとしては、例えば、単官能モノマーとして、メチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、多官能モノマーとしては、例えば、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマーが挙げられる。また、チオールとしては、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート等のポリチオールが挙げられる。ポリエンとしては、例えば、ジオール及びジイソシアネートによるポリウレタンの両端にアリルアルコールを付加したものが挙げられる。
電離放射線硬化型樹脂を硬化させるために用いる電離放射線としては、電離放射線硬化型樹脂(組成物)中の分子を硬化反応させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒子が用いられる。通常は紫外線又は電子線を用いればよいが、可視光線、X線、イオン線等を用いてもよい。
紫外線源としては、例えば、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト、メタルハライドランプ等の光源が使用できる。紫外線の波長としては、通常190〜380nmが好ましい。
電子線源としては、例えば、コッククロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、又は直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が使用できる。その中でも、特に100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーをもつ電子を照射できるものが好ましい。
2液硬化型ウレタン系樹脂としては特に限定されないが、中でも主剤としてOH基を有するポリオール成分(アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、エポキシポリオール等)と、硬化剤成分であるイソシアネート成分(トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタキシレンジイソシアネート等)とを含むものが使用できる。
透明性表面保護層は、必要に応じて、可塑剤、安定剤、充填剤、分散剤、染料、顔料等の着色剤、溶剤等を含んでもよい。
透明性表面保護層は、例えば、透明性ポリプロピレン系樹脂層の上に電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビアコート、ロールコート等の公知の塗工法により塗工後、樹脂を硬化させることにより形成できる。電離放射線硬化型樹脂の場合には、電子線照射により樹脂硬化する。
透明性表面保護層の厚さは特に限定されず、最終製品の特性に応じて適宜設定できるが、通常0.1〜50μm、好ましくは1〜20μm程度である。
≪エンボス加工≫
化粧シートは、透明性表面保護層側からエンボス加工が施されていてもよい。
エンボス加工は、化粧シートに木目模様等の所望のテクスチャーを付与するために行う。例えば、加熱ドラム上で透明性保護層を加熱軟化させた後、さらに赤外線輻射ヒーターで140〜170℃に加熱し、所望の形の凹凸模様を有するエンボス板で加圧・賦形し、冷却固定することによりテクスチャーを付与する。エンボス加工は、公知の枚葉又は輪転式エンボス機で行える。
エンボス加工の凹凸模様としては、例えば、木目導管溝、浮造模様(浮出した年輪の凹凸模様)、ヘアライン、砂目、梨地等が挙げられる。
エンボス加工を施した場合には、必要に応じて、エンボス凹部にワイピング加工によりインキを充填してもよい。例えば、エンボス凹部にドクターブレードで表面をかきながらインキを充填する。充填するインキ(ワイピングインキ)としては、通常は2液硬化型のウレタン樹脂をバインダーとするインキを用いることができる。特に木目導管溝凹凸に対してワイピング加工を行うことによって、より実際の木目に近い意匠を表現することにより商品価値を高めることができる。
本発明では、透明性表面保護層中に他の成分が含まれていても良い。例えば、溶剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、分散剤、光安定剤、ツヤ調整剤、ブロッキング防止剤、滑剤等の添加剤を配合できる。
化粧材
本発明の化粧シートは、各種被着材と接合することにより、化粧材とできる。被着材の材質は特に限定されず、例えば、無機非金属系、金属系、木質系、プラスチック系等の材質が挙げられる。
具体的には、無機非金属系では、例えば、抄造セメント、押出しセメント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリート)、GRC(ガラス繊維強化コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメント、硅酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非陶磁器窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス材料などが挙げられる。
金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属材料(金属鋼板)が挙げられる。
木質系では、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等が挙げられる。
プラスチック系では、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェノール樹脂等の樹脂材料が挙げられる。
このような被着体の形状は特に限定されず、通常はフローリング等への設置を考慮して平板とすればよい。
被着材と接合後は、例えば、最終製品の特性に応じて、裁断、テノーナーを用いてサネ加工、V字形状の条溝付与、四辺の面取り等を施してもよい。
本発明の化粧シートは、ポリプロピレン(PP)樹脂層のうち、前記基材シートと接着されているPP樹脂層が特定の物性(曲げこわさが200〜500MPa)を有するため、PP樹脂層と基材シートとの接着性(密着性)が改善されている。
試験例1で用いた化粧シートの模式図である。
以下に実験例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1〜3及び比較例1〜5
(化粧シートの作製)
0.06mm厚の着色ポリプロピレン(基材シート)に絵柄模様層(2μm)を印刷により形成した。次いで絵柄模様層の上に2層の透明性ポリプロピレン系樹脂フィルム(合計80μm)を、ウレタン系ドライラミネート用接着剤を用いて接着した。
2層の透明性ポリプロピレン系樹脂フィルムは、プロピレン−エチレンランダム共重合体からなる易接着樹脂層(10μm)とホモPP樹脂層(70μm)との2層構成とした。易接着樹脂層の曲げこわさ(JIS K7106)は下記表1の通りとした。
次いで透明性樹脂層の上に電子線硬化型透明性表面保護層(15μm)を形成した。
次いで透明性表面保護層側からエンボス加工を施して化粧シートを作製した。エンボス加工は、深さ30μm程度の木目導管模様とした。
(化粧材の作製)
作製した化粧シートの裏面に3mmMDF(中密度繊維板)を貼着して化粧材を作製した。当該貼着にはウレタン変性エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン接着剤(100g/mwet)を利用した。
比較例6〜13
2層の透明性ポリプロピレン系樹脂フィルムを、プロピレン−エチレンランダム共重合体からなる易接着樹脂層(25μm)とホモPP樹脂層(175μm)との2層構成とした(合計200μm)以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧材を作製した。
Figure 0005625295
試験例1
上記化粧材の層間強度、湿熱強度、鉛筆硬度、曲げ加工性を測定した。結果を表1に示す。
(1)層間強度は、基材シートと透明性ポリプロピレン系樹脂フィルムとの層間の強度であり、25mm巾で180°方向(T形)へピーリングすることにより測定した。
測定結果(判断基準)
◎:40N以上 ○:30〜40N △:15〜30N ×:15N以下
(2)湿熱強度は、80℃・90%RHの恒温恒湿槽に72時間放置後、層間強度を測定した。
測定結果(判断基準)
◎:40N以上 ○:30〜40N △:15〜30N ×:15N以下
(3)鉛筆硬度は、試験機が水平位置のときに鉛筆の先に対して1000gの荷重を与えるように試験機を設定し、3Bの鉛筆にて引き掻いた。
測定結果(判断基準)
○:変化なし △:若干凹みあり ×:凹み傷発生
(なお、鉛筆硬度の「△」は、製品として実用上許容される範囲である。)
(4)曲げ加工性は、Vカット部分が直角三角形状である平板上のMDF基材に貼着し、90°に折り曲げて、化粧材の折り曲げ部分の外観を目視により評価した。
測定結果(判断基準)
○:白化又は亀裂なし ×:白化又は亀裂あり
1.基材シート
2.絵柄模様層
3.透明性接着剤層
4.PP製易接着樹脂層
5.ホモPP樹脂層
6.透明性樹脂層
7.エンボス模様
8.電子線硬化型透明性表面保護層

Claims (11)

  1. 基材シート上に、少なくとも接着剤層、厚さ150μm未満の透明性樹脂層、及び透明性表面保護層が順に積層されている化粧シートであって、
    (1)前記透明性樹脂層は、2層以上のポリプロピレン樹脂層からなり、
    (2)前記2層以上のポリプロピレン樹脂層のうち、前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層は、曲げこわさが200〜500MPaであり、
    (3)前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層を構成する樹脂成分が、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、及びプロピレン−エチレンブロック共重合体からなる群から選ばれた少なくとも1種であり、
    )更に前記透明性表面保護層のおもて面からエンボス加工が施されている、
    ことを特徴とする化粧シート。
  2. 前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層の厚さは、前記透明性樹脂層の厚さの3〜50%である、請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記化粧シートは、前記基材シート上に、絵柄模様層、透明性接着剤層、前記透明性樹脂層及び透明性表面保護層を順に有する、請求項1又は2に記載の化粧シート。
  4. 前記基材シートと前記絵柄模様層との間に、更に着色隠蔽層が形成されている、請求項3に記載の化粧シート。
  5. 前記透明性表面保護層は、前記透明性樹脂層上に電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂を塗工及び硬化させることにより形成される、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
  6. 前記エンボス加工は、140〜170℃に加熱してエンボス板で加圧及び賦形する工程を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の化粧シートの裏面と被着材とを貼着してなる化粧材。
  8. 以下の工程1及び2:
    (i) 基材シート上に、少なくとも接着剤層、厚さ150μm未満の透明性樹脂層、及び透明性表面保護層が順に積層されている積層体であって、
    (1)前記透明性樹脂層は、2層以上のポリプロピレン樹脂層からなり、
    (2)前記2層以上のポリプロピレン樹脂層のうち、前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層は、曲げこわさが200〜500MPaであり、
    (3)前記基材シートと接着されているポリプロピレン樹脂層を構成する樹脂成分が、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、及びプロピレン−エチレンブロック共重合体からなる群から選ばれた少なくとも1種である、
    前記積層体を得る工程1、及び、
    (ii) 前記透明性表面保護層のおもて面からエンボス加工を施す工程2、
    を含むことを特徴とする、化粧シートの製造方法。
  9. 前記積層体の透明性表面保護層を、前記透明性樹脂層上に電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂を塗工及び硬化させることにより形成する、請求項8に記載の化粧シートの製造方法。
  10. 前記積層体を140〜170℃に加熱してエンボス板で加圧及び賦形することにより前記エンボス加工を施す、請求項8又は9に記載の化粧シートの製造方法。
  11. 請求項8〜10のいずれかに記載の化粧シートの製造方法により得られた化粧シートの裏面と被着材とを貼着する工程を含む、化粧材の製造方法。
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