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JP5624644B2 - 光電変換装置の製造方法 - Google Patents

光電変換装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光電変換装置の製造方法に関する。
従来、画像信号を電気信号に変換する固体撮像素子として、CCDが知られている。このCCDはフォトダイオードアレイを有し、各フォトダイオードに蓄積された電荷にパルス電圧を印加して電気信号として読み出すようになっている。
また、近年、CMOSプロセスにより周辺回路も一体的に形成したCMOSエリアセンサが用いられている。
CMOSエリアセンサはCCDと比較して、消費電力が小さい、駆動電力が低いなどの利点を有しており、今後の需要拡大が予想される。
光電変換装置の代表例としてCMOSエリアセンサを、図8を用いて説明する。
図8は、CMOSエリアセンサのフォトダイオード部301と転送MOSトランジスタ部302の断面模式図を示す。
303はN型シリコン基板、304はP型ウエル、307は転送MOSトランジスタのゲート電極、308はフォトダイオードのN型電荷蓄積領域、309はフォトダイオードを埋め込み構造とするための表面P型領域、305は素子分離のためのフィールド酸化膜、310はフローティングディフュージョンを形成し、転送MOSトランジスタ307のドレイン領域としての機能を持つN型高濃度領域である。
311はゲート電極と第1の配線層を絶縁するシリコン酸化膜、312はコンタクトプラグ、313は第1の配線層、314は第1の配線層と第2の配線層を絶縁する層間絶縁膜、315は第2の配線層、316は第2の配線層と第3の配線層を絶縁する層間絶縁膜、317は第3の配線層、318はパッシベーション膜である。
パッシベーション膜318の上層に不図示のカラーフィルター層、さらに感度向上のためのマイクロレンズを形成する。
表面から入射した光は第3の配線層317のない開口部を通して、フォトダイオードに入る。
光はフォトダイオードのN型電荷蓄積領域308又はP型ウエル304内で吸収され、電子・ホール対を生成する。このうち電子はN型電荷蓄積領域308に蓄積されてゆく。
CMOSエリアセンサの転送MOSトランジスタ部はフォトダイオードに蓄積された電子をフローティングディフュージョン部に、効率良く、好ましくは完全に転送することができるように設計されるのが好ましい。
転送効率が低い画素が存在すると該当する画素の出力は正常な画素よりも小さくなるため、出力画像が黒くなる黒キズと呼ばれる不良になる。
さらに、撮影ごとに出力が変動し、ランダムノイズとして画像の劣化を引き起こす場合もある。
また、転送MOSトランジスタはフォトダイオードと接続されており、転送MOSトランジスタのオフ期間中に暗電流が発生し、フォトダイオードに電子が漏れ込むと該当する画素の出力は正常な画素よりも大きくなるため、出力画像が白くなる白キズと呼ばれる不良になる場合がある。
以上のような不具合を防ぐために、転送MOS構造の従来技術としては、例えば、特許文献1のようにゲート電極の仕事関数を制御したり、特許文献2のようにゲート電極を追加するような構造が提案されている。
特開2001−196572号公報 特開2004−039671号公報
しかしながら、従来の光電変換装置、特に、CMOSエリアセンサの転送MOSトランジスタの構造においては、フォトダイオードの電子の転送効率を向上させる、好ましくは完全に転送させるために、転送MOSトランジスタとフォトダイオードの間にn型の拡散層(転送MOSトランジスタがnMOSの場合)を設ける必要があり、この拡散層の不純物濃度を高めなければならなかった。
また、電荷転送時に、転送MOSトランジスタのゲート電極にプラス側の高い電圧を印加しなければならなかった。
一方、転送MOSトランジスタのオフ期間、すなわち電荷蓄積中にMOSトランジスタのSiとSiO界面から発生する電子がフォトダイオード側に流入するため、オフ電圧を界面近傍のチャネル層が充分正孔で蓄積された状態になるまでマイナス側に絶対値で高い電圧を印加しなければならなかった。
この電圧は転送MOSトランジスタとフォトダイオードの間のn型領域の不純物濃度が高いほどマイナス側にしなければならない。
その結果、よりよい画像を得るためにはゲート電極にオン時とオフ時で大きな電圧差を有する電圧を印加する必要があった。
このため、高い電圧をMOSトランジスタのゲート電極に印加する必要があり、ゲート絶縁膜の絶縁破壊やMOSトランジスタの特性が劣化してしまう懸念がある。
それらの問題を解決するためには、MOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚膜化やMOSトランジスタの素子寸法拡大が必要になり、CMOSエリアセンサの高集積化、小型化の障害になっていた。
また、特許文献1に記載される構造では、転送MOSトランジスタのゲート電極に特別な製造工程を付加し仕事関数を制御するので、製造コストが上昇してしまう問題があり、また、特許文献2のようにゲート電極を追加することにより、一画素あたりの素子数が増加し、高集積化が阻害されるという課題がそれぞれ発生している。
本明細書に記載された発明は、上記課題を解決するためになされたもので、光電変換装置の飽和電荷数や画像のキズ、ランダムノイズをはじめとする諸特性を向上させる光電変換装置の転送MOSトランジスタとフォトダイオード及びその製造方法を提供する。
本明細書に記載された発明の1つは、第1導電型の半導体基板と、当該第1導電型と反対導電型の第2導電型の第1の不純物領域内に設けられた第1導電型の第2の不純物領域及び当該第2の不純物領域に隣接して形成された第2導電型の第3の不純物領域を備える光電変換素子と、前記第1の不純物領域に隣接して配置され、前記第2の不純物領域に蓄積された電荷を転送するための転送MOSトランジスタと、を備える光電変換装置において、前記転送MOSトランジスタのチャネル不純物濃度が1E15から5E17cm3の範囲であり、前記第2の不純物領域は、深さが0.2から2.0μmであり、かつ、不純物濃度は1E16から1E18cm−3の範囲であり、かつ、前記転送MOSトランジスタのゲート電極下にゲート電極端部から0から0.6μmの範囲に存在し、前記第3の不純物領域は、深さが0.05から1.0μmの範囲であり、かつ、不純物濃度は5E16から1E19cm−3の範囲であり、かつ、前記転送MOSトランジスタのゲート電極からの距離は0から0.5μmの範囲であることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、さらに、前記第1の不純物領域は複数の不純物濃度ピークを有することを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、前記第2の不純物領域が少なくとも二つの異なるプロファイルをもつ第4及び第5の不純物領域を含み、前記第4の不純物領域は、深さが0.5から2.0μmであり、かつ、不純物濃度は、1E16から2E17cm−3の範囲であり、かつ、前記転送MOSトランジスタのゲート電極下にゲート電極端部から0から0.4μmの範囲で存在し、前記第5の不純物領域は、深さが0.2から1.0μmであり、かつ、不純物濃度は1E16から1E18cm−3の範囲であり、かつ、前記転送MOSトランジスタのゲート電極下に0.1から0.6μmの範囲で存在することを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、前記第1の不純物領域の複数の不純物濃度ピークのうち、第1の不純物濃度ピークは第2の不純物濃度ピークよりも大きく、該第1の不純物濃度ピークは第2の不純物濃度ピークよりも基板中の深い位置に形成されていることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、前記第1の不純物濃度ピークが、前記第2の不純物濃度ピークの3倍以上の不純物濃度であることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、n型の半導体基板と、p型の第1の不純物領域内に設けられたn型の第2の不純物領域及び当該第2の不純物領域に隣接して形成されたp型の第3の不純物領域を備える光電変換素子と、前記第1の不純物領域に隣接して配置され、前記第2の不純物領域に蓄積された電荷を転送するためのnMOSトランジスタと、を備える光電変換装置において、前記第2の不純物領域を空乏化させるための電圧をV1、電源電圧をV2、電荷蓄積期間中の前記転送MOSトランジスタのゲート電位をV3、電荷転送期間中の前記転送MOSトランジスタのゲート電位をV4とすると、0<V1<V2/2、−V2/2<V3<0,V2/2<V4<V2であることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、p型の半導体基板と、n型の第1の不純物領域内に設けられたp型の第2の不純物領域及び当該第2の不純物領域に隣接して形成されたn型の第3の不純物領域を備える光電変換素子と、前記第1の不純物領域に隣接して配置され、前記第2の不純物領域に蓄積された電荷を転送するためのpMOSトランジスタと、を備える光電変換装置において、前記第2の不純物領域を空乏化させるための電圧をV1、電源電圧をV2、電荷蓄積期間中の前記転送MOSトランジスタのゲート電位をV3、電荷転送期間中の前記転送MOSトランジスタのゲート電位をV4とすると、0<V1<V2/2、V2/2<V3<V2、−V2/2<V4<0であることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、前記電荷蓄積期間中は、前記第2の不純物領域から前記転送MOSトランジスタまで前記第2の不純物領域とは反対導電型の電荷が配された領域が連続的に形成されており、前記電荷転送期間中は、前記第2の不純物領域から前記転送MOSトランジスタのチャネル領域まで前記第2の不純物領域と同じ導電型の電荷領域が連続的に配置されることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、第1導電型の半導体基板と、前記第1導電型と反対導電型の第2導電型の複数の不純物濃度ピークを有する第1の不純物領域内に設けられた第1導電型の第2の不純物領域及び前記第2の不純物領域に接して形成された第1導電型の第3の不純物領域を備える光電変換素子と、前記第2の不純物領域に隣接して配置し、該第2の不純物領域に蓄積された電荷を転送するための転送MOSトランジスタと、を備える光電変換装置の製造方法であって、前記第2の不純物領域は複数の工程により形成し、当該複数の工程のうち、少なくとも一つの工程で形成された領域は、前記転送MOSトランジスタのゲート電極下に存在するように形成され、前記第3の不純物領域はイオン注入により、前記転送MOSトランジスタのゲート電極に重ならないように形成されることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、前記第3の不純物領域は、前記半導体基板の法線方向に対して20から30度の角度の方向からイオン注入されることを特徴とする。
また、本明細書に記載された発明の1つは、前記第2の不純物領域が少なくとも二つの異なるプロファイルを有する第4及び第5の不純物領域を備え、当該第4の不純物領域は、前記転送MOSトランジスタのゲート電極下に存在するように、前記半導体基板の法線方向から0から7度の角度の方向からイオン注入して形成され、前記第5の不純物領域は、前記転送MOSトランジスタのゲート電極下に存在するように、前記半導体基板の法線方向から0から45度の角度の方向からイオン注入して形成されることを特徴とする。
明細書に記載された発明の1つによれば、転送MOSトランジスタがオンの時、すなわち電荷転送時にはフォトダイオードの電荷蓄積領域に蓄積された電荷のフローティングディフュージョン領域への転送効率が向上され、転送MOSトランジスタがオフの時、すなわち電荷蓄積時には暗電流発生の抑制が可能となり、転送効率の向上と電荷蓄積時の暗電流抑制を両立することができ、したがって、光電変換装置の飽和電荷数や画像のキズ、ランダムノイズをはじめとする諸特性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施の形態としてのCMOSエリアセンサの断面図である。 本発明の実施の形態としてのCMOSエリアセンサのフォトダイオードと転送MOSトランジスタの部分を拡大した断面図である。 本発明の実施の形態としてのCMOSエリアセンサの回路図である。 フォトダイオードからフローティングディフュージョン領域へ電荷を転送する特性を示すグラフである。 転送MOSトランジスタのオフ時ゲート電圧と暗電流の関係を示すグラフである。 本発明の実施形態の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態としての光電変換装置をスチルビデオカメラに適用した場合を示すブロック図である。 従来のCMOSエリアセンサの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態を説明する断面模式図であり、CMOSエリアセンサのフォトダイオード部1と転送MOSトランジスタ部2を示したものである。
なお、以下の実施の形態では、第1の導電型をN型とし、第2の導電型をP型としているが、これに限定されるものではなく、第1の導電型をP型とし、第2の導電型をN型としてもよい。
3はN型シリコン基板、4はP型ウエル(第1の不純物領域)であり、7は転送MOSトランジスタのゲート電極、8はフォトダイオードのN型電荷蓄積領域(第2の不純物領域)、9はフォトダイオードを埋め込み構造とするための表面P型領域(表面電荷再結合領域となる第3の不純物領域)、5は素子分離のためのフィールド酸化膜、10はN型電荷蓄積領域8からの電荷が転送されるフローティングディフュージョンとなるN型高濃度領域である。
11はゲート電極と第1の配線層を絶縁するシリコン酸化膜、12はコンタクトプラグ、13は第1の配線層、14は第1の配線層と第2の配線層を絶縁する層間絶縁膜、15は第2の配線層、16は第2の配線層と第3の配線層を絶縁する層間絶縁膜、17は第3の配線層、18はパッシベーション膜である。
さらに、パッシベーション膜18の上層に不図示のカラーフィルター層、感度向上のためのマイクロレンズを形成してもよい。
本実施形態では配線層は3層形成したが、センサの仕様によっては、光学特性を確保する上で、配線層を1層又は2層としてもよい。
図2は、本実施の形態のフォトダイオード部と転送MOSトランジスタ部を拡大した断面図である。
8のN型電荷蓄積領域は複数回(本実施の形態では2回)のイオン注入により形成されており、それぞれ、8A(第4の不純物領域)と8B(第5の不純物領域)で表している。70はゲート酸化膜である。
本実施の形態としては、ゲート酸化膜70は厚さが4から20nmの範囲で形成され、転送MOSトランジスタのチャネル濃度、即ち、P型ウエル4の表面濃度は1E15から5E17cm−3の範囲で形成されている。
電荷蓄積領域8Aは0.5から2μmの深さで、ゲート電極のフォトダイオード側端からゲート電極下に存在するように配設され、ゲート電極端部から0から0.4μmの範囲に存在し、不純物濃度は1E16から1E18cm−3の範囲で形成される。
電荷蓄積領域8Bは0.2から1μmの深さで、ゲート電極のフォトダイオード側端からゲート電極下に存在するように配設され、ゲート電極端部から0.1から0.6μmの範囲に存在し、不純物濃度は1E16から2E17cm−3の範囲で形成される。
また、電荷蓄積領域を一つの不純物領域で形成する場合には、深さ0.2から2.0m、不純物濃度1E16から1E18cm−3で形成される。
表面P型領域9は0.05から1μmの深さで、ゲート電極のフォトダイオード側端から離れるように(ゲート電極と重ならないように)配設され、ゲート電極端から表面P型領域9までの距離は0から0.5μm(0は含まない)であり、不純物濃度は5E16から1E19cm−3の範囲で形成される。
図3は、本実施の形態のCMOSセンサの回路図である。
本実施の形態のCMOSセンサは回路図で示すと、図3のようになる。
図4は、上記のような構造のフォトダイオードの電荷転送特性を示すグラフである。
図4のa点がフォトダイオードの空乏化電圧であり、電荷蓄積領域がほぼ完全に空乏化する電圧を示す。一般的にはフォトダイオードで蓄積できる飽和電荷数と相関がある。
図4のb点は転送可能電圧であり、転送可能電圧以上の電圧を転送MOSトランジスタのゲート電極に印加すればフォトダイオードの電荷をフローティングディフュージョン領域に効率良く、更に場合によっては完全に転送することが可能である。
図5は、電荷蓄積中の転送MOSトランジスタのゲート電極に印加する電圧とフォトダイオードに蓄積する暗電流との関係を示すグラフである。
c点以下の電圧をゲート電極に印加することにより蓄積期間中に発生する暗電流を抑制することができる。
本発明者らの検討の結果、本実施の形態では、上記記載を元に各電位をそれぞれ以下のように設定することによって、上記効果、すなわち転送効率の向上と電荷蓄積時の暗電流抑制の両立することが可能となる。
転送用MOSトランジスタがnMOSの場合には、受光部となるフォトダイオードを空乏化させるための電圧をV1、電源電圧をV2、電荷蓄積期間中の転送MOSトランジスタのゲート電位をV3、電荷転送期間中の前記転送MOSトランジスタのゲート電位をV4とすると、0<V1<V2/2、−V2/2<V3<0,V2/2<V4<V2となる。ここで、空乏化電圧とはpn接合に印加する逆バイアスとなる電圧を示す。
また転送MOSトランジスタが、pMOSの場合には、空乏化電圧をV1、電源電圧をV2、電荷蓄積期間中の転送MOSトランジスタのゲート電位をV3、電荷転送期間中の前記転送MOSトランジスタのゲート電位をV4とすると、0<V1<V2/2、V2/2<V3<V2、−V2/2<V4<0である。
図6は、本実施の形態の製造工程を示す断面図である。
n型半導体基板上に画素形成用のウエルを形成する。画素形成用のP型のウエル(第1の不純物領域)を形成するためのフォトレジストをパターニングし、イオン注入を行う。(図6−a)このとき、この画素領域のウエルは、以下のような複数層の構成となるような条件でイオン注入により形成する。
最下部のウエル層507Aはその不純物濃度のピークがほぼ1×1017cm−3であり、ピークの深さはほぼ2.5μmのところにある。
ウエル層507Bはその不純物濃度のピークがほぼ5×1015cm−3であり、ピークの深さはほぼ1.7μmのところにある。
ウエル層507Cはその不純物濃度のピークがほぼ5×1015cm−3であり、ピークの深さはほぼ1.0mのところにある。
ウエル層507Dはその不純物濃度のピークがほぼ2×1016cm−3であり、ピークの深さはほぼ0.7μmのところにある。
一番浅い領域にはチャネル濃度を決定するためのウエル層507Eがあり、その不純物濃度のピークがほぼ3×1016cm−3でありピークの深さはほぼ0.1μmのところにある。
ウエル層507Aから507Dの4層は以下のような機能をそれぞれもつ。
浅い部分に位置するウエル層507B〜507Dでは、光キャリアを画素内のフォトダイオードに導く繋ぎ部分を形成、さらに最も深い部分のウエル層507Aで、分光感度を決めるポテンシャルピークを形成する。
ここで、最深部のウエル層507Aの濃度をウエル層507Bの濃度よりも大きく、好ましくは3倍以上の濃度、より好ましくは5倍以上とすることで、両者の間にポテンシャル障壁が形成され、入射した光により発生したキャリアを基板方向に損失することなく効率よくフォトダイオードに導くことができるため、感度の向上が可能となる。
また、ウエル層507D及び507Cの拡散層の濃度や深さを制御することにより、この後形成するN型電荷蓄積領域511で保持できる飽和電荷数を制御することもできる。
さらに、ウエル層507Eの拡散層の濃度や深さを制御することにより、フォトダイオードからフローティングディフュージョンへ電荷を転送する特性とオフ時の暗電流特性を両立させることができる。
感度向上にはより深いウエルを形成するほうが、光を吸収できるウエル層の容積が増えるため望ましいが、それを実現するためにイオン注入の回数を増加させることは、工期短縮という観点からは逸脱してしまう。
そこで、507A〜507Dのそれぞれのウエル層ではさまれた領域は反対導電型の領域がビルトインポテンシャルにより完全に空乏化しており、動作上問題とならないよう、各ウエル層507A〜507Dのイオン注入のエネルギーを設定することによってイオン注入回数を最低限でウエル層を形成することが可能となる。
本実施形態では、複数層からなるP型ウエル層507は3層の繋ぎウエル層507B〜507Dと最深部ウエル層とチャネル領域の5層構成であるが、繋ぎウエル層数は必要とする感度に応じてウエル深さを設定するべきものであるため、その層数の上限は特に設定されない。
また、少なくとも二層の繋ぎウエルを形成すれば、感度向上の効果は得られる。
引き続き、回路駆動のためのデバイス形成領域(周辺回路領域)となるP型ウエル508及びN型ウエル509をそれぞれ異なるのフォトマスクを使用し、パターニングを行い、不純物を導入することで形成する。(図6−b)
ここで、画素領域及び周辺回路領域は、独立に形成しても、画素領域と共用でも可能である。また、画素領域及び周辺回路領域の形成順序は、入れ替わっていても問題ない。
次に、ゲート酸化膜を7から20nmの厚さになるように形成した後に、ポリシリコンを堆積し、フォトレジストを所望の形状パターニングすることにより、ポリシリコン電極510を形成する。(図6−c)
次に、イオン注入により、フォトダイオードN型電荷蓄積領域511(第2の不純物領域)を形成する。
このとき、N型領域は転送MOSトランジスタのゲート電極下に存在するように半導体基板の法線方向に対して傾いた方向から打ち込み、その角度は0度から7度の範囲である。
加速エネルギーは打ち込むイオン種がAsの場合は350から1000keVの範囲であり、打ち込みイオン種がPhの場合は250から750keVの範囲である。
この範囲で転送MOSトランジスタの直下にイオン種が突き抜けないように、ポリシリコンやマスク材料の膜厚を適性に選択する。
さらに、上記の打ち込む拡散層より浅い領域にAsか、Phか、Sbをイオン注入すると転送特性がより制御しやすくなる。
浅い拡散層のイオン注入条件は深い拡散層を形成するときの条件の約1/2の加速エネルギーでイオン注入することが好ましい。
また、打ち込む方向は転送MOSトランジスタのゲート電極下に存在するように行い、その角度は0度から45度の範囲である。
次に、表面電荷蓄積領域(第3の半導体領域)をB又はBF2のイオン注入により形成する。
このとき、P型領域は転送MOSトランジスタのゲート電極から離れる方向に(ゲート電極と重ならないように)打ち込み、その角度は半導体基板の法線方向から7度から45度傾いた方向範囲である。
以上の実施の形態でさらに詳細に条件を設定すると、例えば、ゲート酸化膜の厚さが15nm、ゲート電極の厚さが300nm、チャネル濃度が3E16cm−3のとき、P型領域を形成する条件はイオン種がBで加速エネルギーが15keV、注入量が5E13から1E14cm−2、打ち込み角度が転送MOSトランジスタのゲート電極から離れる方向に20から30度の範囲で製造すると、転送特性と暗電流特性の良好な両立が達成できる。
本実施の形態によると、図4の空乏化電圧(電圧a)は0.9から1.6V、転送可能電圧(電圧b)は2.5から3.5V、図5の暗電流抑制電圧(電圧c)は−1.5から−0.5Vの範囲で制御可能であり、転送特性と暗電流抑制の両立が可能である。
本実施形態はフォトダイオードに電子を蓄積する構造について説明したが、正孔を蓄積する構造でも同様の効果がある。その場合は、P型層とN型層を全て逆に形成すればよい。
また、本実施形態はCMOSエリアセンサに関して説明したが、CCDに適用しても同様の効果がある。その場合は、フローティングディフュージョン10領域がVCCDに置き換わる。
コンタクト開口工程以降の製造方法は、従来のCMOSエリアセンサと同様であるので、省略する。
また、フォトダイオード部のウエル層を複数層とし、最深ウエル層の濃度をその上部のウエル層の濃度より高くすることによって、ウエル層で吸収された光キャリアを基板方向に損失することなく効率よくフォトダイオードに導くことができ、感度が向上するようになった。
次に、上記の実施形態の光電変換装置を用いた撮像システムについて説明する。
図7に基づいて、本発明の光電変換装置をスチルカメラに適用した場合の一例について詳述する。
図7は本発明の光電変換装置を“スチルビデオカメラ”に適用した場合を示すブロック図である。上記の実施の形態の光電変換装置は、固体撮像素子104として説明する。
図7において、101はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、102は被写体の光学像を固体撮像素子104に結像させるレンズ、103はレンズ102を通った光量を可変するための絞り、104はレンズ102で結像された被写体を画像信号として取り込むための固体撮像素子、106は固体撮像素子104より出力される画像信号のアナログ−ディジタル変換を行うA/D変換器、107はA/D変換器106より出力された画像データに各種の補正を行ったりデータを圧縮する信号処理部、108は固体撮像素子104、撮像信号処理回路105、A/D変換器106及び信号処理部107に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部、109は各種演算とスチルビデオカメラ全体を制御する全体制御・演算部、110は画像データを一時的に記憶するためのメモリ部、111は記録媒体に記録又は読み出しを行うためのインターフェース部、112は画像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体、113は外部コンピュータ等と通信するためのインターフェース部である。
次に、前述の構成における撮影時のスチルビデオカメラの動作について、説明する。
バリア101がオープンされるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、さらに、A/D変換器106などの撮像系回路の電源がオンされる。
それから、露光量を制御するために、全体制御・演算部109は絞り103を開放にし、固体撮像素子104から出力された信号はA/D変換器106で変換された後、信号処理部107に入力される。そのデータを基に露出の演算を全体制御・演算部109で行う。
この測光を行った結果により明るさを判断し、その結果に応じて全体制御・演算部109は絞りを制御する。
次に、固体撮像素子104から出力された信号をもとに、高周波成分を取り出し被写体までの距離の演算を全体制御・演算部109で行う。
その後、レンズを駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断したときは、再びレンズを駆動し測距を行う。
そして、合焦が確認された後に本露光が始まる。露光が終了すると、固体撮像素子104から出力された画像信号はA/D変換器106でA−D変換され、信号処理部107を通り全体制御・演算109によりメモリ部に書き込まれる。
その後、メモリ部110に蓄積されたデータは、全体制御・演算部109の制御により記録媒体制御I/F部を通り半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体112に記録される。又、外部I/F部113を通り直接コンピュータなどに入力して画像の加工を行ってもよい。
本発明はCCDやCMOSエリアセンサの感度を向上できるので、好感度のスチルカメラやビデオカメラに用いることができる。
1、301、502 フォトダイオード
2、302 電荷転送用MOSトランジスタ
3、303、501 半導体基板
4、304、507 P型ウエル
4A〜4D、507A〜507E ウエル層
5、305、505 フィールド酸化膜
6、306、506 チャンネルストップ層
7、307、510 転送用MOSゲート電極
70 転送用MOSゲート酸化膜
8、8A、8B、308、511 フォトダイオードN型電荷蓄積領域
9、309、512 表面P型領域
10、310 ドレインn型高濃度領域
11、311 シリコン酸化膜
12、312 コンタクトプラグ
13、313 メタル第1層
14、314 メタル第1層とメタル第2層層間絶縁膜
15、315 メタル第2層
16、316 メタル第2層とメタル第3層層間絶縁膜
17、317 メタル第3層
18、318 パッシベーション膜

Claims (7)

  1. 光電変換素子が配された画素領域と周辺回路領域とを有する光電変換装置の製造方法であって、
    前記画素領域となる部分と前記周辺回路領域となる部分を有する第1導電型の半導体基板を準備する工程と、
    前記半導体基板の前記画素領域となる部分に対して複数回のイオン注入を行い、第1の不純物濃度ピークと、前記第1の不純物濃度ピークよりも前記半導体基板の浅い部分に位置し、前記第1の不純物濃度ピークよりもピーク値が低い第2の不純物濃度ピークと、前記第1の不純物濃度ピークが存在する深さと前記第2の不純物濃度ピークが存在する深さとの間に存在し、前記第1の不純物濃度ピークおよび前記第2の不純物濃度ピークよりもピーク値が低い第3の不純物濃度ピークとを含む複数の不純物濃度ピークを有する、前記第1導電型とは反対導電型の第2導電型の第1のウエルを形成する工程と、
    前記半導体基板の前記周辺回路領域となる部分に対してイオン注入を行い、第2導電型の第2のウエルを形成する工程と、
    前記光電変換素子にて生じた電荷を転送するための転送MOSトランジスタのゲート電極を形成する工程と、
    前記第1のウエルとともに前記光電変換素子を構成する第1導電型の第1の不純物領域を形成する工程と、を有し、
    前記第1の不純物領域は、前記第1の不純物領域の一部が前記ゲート電極の下に存在するように形成されることを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  2. 前記第1の不純物領域は、複数回のイオン注入によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置の製造方法。
  3. 前記第1の不純物領域を形成する前記複数回のイオン注入は、第1のイオン注入と、第2のイオン注入とを含み、
    前記第1のイオン注入は、前記半導体基板の法線方向に対して0度から7度の範囲内で傾いた方向で行われ、
    前記第2のイオン注入は、前記半導体基板の法線方向に対して0度から45度の範囲内で傾いた方向で行われることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置の製造方法。
  4. 更に、イオン注入を行い、前記第1導電型の不純物領域の上であって、前記ゲート電極に重ならない位置に、第2導電型の第2の不純物領域を形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光電変換装置の製造方法。
  5. 前記第2の不純物領域は、前記半導体基板の法線方向に対して20度から30度の範囲内で傾いた方向でイオン注入を行うことによって形成されることを特徴とする請求項4記載の光電変換装置の製造方法。
  6. 前記第1導電型の第1の不純物領域と前記ゲート電極を形成する工程において、
    前記ゲート電極は、ゲート絶縁膜を形成した後に、前記ゲート絶縁膜の上にポリシリコンで形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換装置の製造方法。
  7. 前記第1のウエルを形成する工程と前記第2のウエルを形成する工程とは、互いに異なるフォトマスクを使用して実施されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光電変換装置の製造方法。
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