JP5623093B2 - 車両座席用シート、車両用座席及び車両座席用シートカバー - Google Patents
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Description
(a)前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ライン間に形成され、前記着座面又は前記凭れ面の表面に膨出する複数の表皮膨出部で構成されてなり、(b)前記着座面の前記表皮膨出部は、
前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、該表皮膨出部の膨出面積が小さくなる面積差を有するように、前記複数の縫製ライン配列で形成され、(c)前記凭れ面の前記表皮膨出部は、前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、該表皮膨出部の膨出面積が小さくなる面積差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されるので、表装シート材の縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密なる形成数差を有し、更に、表皮膨出部の弾力が低から高となる弾力差を有することができる。
車両用座席の座席部では、臀部を表装シート材の背凭れ部側近傍の領域で受けることができ、臀部による沈み込み過ぎを確実に防止できる。背凭れ部では、腰を表装シート材の座席部側近傍で受けることができ、確実に腰を支持できる。
車両用座席の座席部では、臀部を表装シート材の背凭れ部側近傍の領域で受けることができ、臀部による沈み込み過ぎを確実に防止できる。背凭れ部では、腰を表装シート材の座席部側近傍で受けることができ、確実に腰を支持できる。
また、車両に既に装備されている座席にも適用できる。
なお、説明の便宜上、A.車両座席用シート、B.車両用座席、C.車両座席用シートカバーの順に説明する。
図1は、本発明に係る車両座席用シートを示す平面図である。図2は、図1における車両座席用シートのA−A断面図である。
第1〜第5の縦配列位置(V1)〜(V4)は、縫製方向(HG)の第1の縦配列位置(V1)から第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて、縦間隔(K1〜K5)を狭くしている。
なお、第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)は、図1に示すように、2本のステッチライン(s)、(s)を有している。
この第2の縫製ライン(L2)は、図1に示すように、縫合方向(HG)の第1の縦配列位置(V1)から第2の縦配列位置(V2)まで縫合する直線縫製ライン(m1)と、縦配列位置(V2)で2本に分岐される曲線縫製ライン(m2)、(m3)で構成されている。
即ち、第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)において、第2の縫製ライン(L2)の曲線縫製ライン(m2)、(m3)は、図1に示すように、第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)間の中心点を結んだ縫製方向(HG)の直線と第2及び第3の縦配列位置(V2)、(V3)の幅方向(HV)の直線との交点(図示せず)、及び第2及び第3の縦配列位置(V2)、(V3)間の中間点を結んだ幅方向(HV)の直線と第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)の縫製方向(HG)の直線との交点(図示せず)を通過することになる。そして、第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)において、第2の縫製ライン(L2)の曲線縫製ライン(m2)、(m3)は、図1に示すように、2つ離れた幅配列位置の縫製方向(HG)の直線と第5の縦配列位置(V5)の幅方向(HV)の直線との交点(図示せず)に至る。
即ち、第3の縫製ライン(L3)を構成する曲線縫製ライン(m4)、(m5)は、第4の幅配列位置(H4)にある第2の縫製ライン(L2)を、図1に示す表装シート材(1)の他端(h2)まで平行移動したと仮定すると、曲線縫製ライン(m4)が第2の縦配列位置(V2)から現れることになる。更に、仮定した表装シート材(1)の他端(h2)にある第2の縫製ライン(L2)を横間隔(I1)で幅方向(HV)に平行移動すると、曲線縫製ライン(m5)が縦間隔(K4)の中間点から現れることになる。
即ち、第1の幅配列位置(H1)にある第2の縫製ライン(L2)を、横間隔(I1)で幅方向(HV)に平行移動させると、現れるものである。
これは、表装シート材(1)を裁断する際、その裁断する場所に起因するもので、第2の縫製ライン(L2)は、図1に示すように、表装シート材(1)の幅方向(HV)に横間隔(I1)を隔てて連続して形成されるものである。
表皮膨出部群(R)は、複数種類の表皮膨出部(10)、(11)、(12)、(13)で構成されており、複数の縫製ライン(L2)〜(L4)の配列によって菱型(ダイヤモンド型)が連続形成されている。
また、各種の表皮膨出部(10)〜(13)は、図1に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しており、縫製方向(HG)の第1の縦配列位置(V1)から第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて、表面積が小さくなっている(表面積関係:表皮膨出部(10)>表皮膨出部(11)>表皮膨出部(12)>表皮膨出部(13))。
この各種の表皮膨出部(10)〜(13)の形成は、複数の縫製ライン(L2)〜(L4)の配列及び縫合によるもので、縦間隔(K3)〜(K5)を縫製方向(HG)の第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて狭くし、各縫製ライン(L2)〜(L4)の曲線縫製ライン(m2)〜(m7)を縦間隔(K3)〜(K5)の中間点及び各縦配列位置(V3)〜(V4)で交差させたからである。
各種の表皮膨出部(10)〜(13)は、図1及び図2に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しているので、面積の小さい表皮膨出部(12)は、他の表皮膨出部(11)、(10)に比して弾力性を有すると考えられる。これら表皮膨出部(10)〜(13)の弾力は、縫製方向(HG)の第2の縦配列位置(V2)から第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて、増加するもので、弾力差を有している。
そして、図1及び図2に示す車両座席用シート(X)を、車両用座席の座席部(図示しない)に適用するとき、臀部を表装シート材(1)の他方位置(V5:第5の縦配列位置)近傍、好ましくは第2の縦配列位置(V2)と第5の縦配列位置(V5)間の領域面積(S3)で受けると、臀部による沈み込みを確実に防止できる。また、車両用座席の背凭れ部(図示しない)に適用するとき、腰を表装シート材(1)の他方位置(V5:第5の縦配列位置)近傍、好ましくは第2の縦配列位置(V2)と第5の縦配列位置(V5)間の領域面積(S3)で受けると、ランバーサポートとして機能し、確実に腰を支持できる。
これにより、自動車の車両を長時間運転し、長時間乗車しても、座り心地も良く、疲れも低減できると考えられる。
更に、菱型の各表皮膨出部(10)〜(13)の相互について、縫製方向(HG)の寸法は、表皮膨出部(10):表皮膨出部(11):表皮膨出部(12):表皮膨出部(13)=11〜7:7〜3:6〜2:5〜1となる。この表皮膨出部となるように、各縦間隔(K1)〜(K5)を適宜決定するものである。
図1に示す車両座席用シート(X)を、車両用座席の座席部(図示しない)に適用すると、臀部を受ける部位に表皮膨出部を密集できることになる。また、車両用座席の背凭れ部(図示しない)に適用すると、腰を受ける部位に表皮膨出部を密集できる。この比率は、適宜変更されるものである。
また、車両座席用シート(X)の全面積に占める各表皮膨出部(10)〜(13)の面積比率は、図1に示す表皮膨出部(10)>表皮膨出部(11)>表皮膨出部(12)>表皮膨出部(13)であって、17〜13%:10〜6%:9〜5%:5〜1%であり、菱型の表皮膨出部以外の面積比率は69〜65%である。
図3は本発明に係る他の車両座席用シートを示す平面図である。図4は本発明に係る他の車両座席用シート材を示す平面図である。
また、複数の横縫製ライン(LH)は、図3に示すように、縦間隔(K11、K12、K13、K14、K15、K16、K17)毎に配置されており、幅方向(HV)の両端(h1)、(h2)間にわたって直線的に延びている。
各横縫製ライン(LH)を配置する縦間隔は、図3に示すように、縦間隔(K11)>縦間隔(K12)>縦間隔(K13)>縦間隔(K14)>縦間隔(K15)>縦間隔(K16)>縦間隔(K17)の関係を有している。
表皮膨出部群(R1)は、複数の表皮膨出部(21)〜(27)で構成されており、各表皮膨出部(21)〜(27)は複数の縫製ライン(LV)、(LH)の配列及び縫合によって矩形状に連続形成されている。
これら表皮膨出部(21)〜(27)は、図3に示すように、複数の縫製ライン(LV)、(LH)の配列によるもので、縦間隔(K11)〜(K17)を縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて狭くしたからである。
各横縫製ライン(LH1)を配置する縦間隔は、図4に示すように、縦間隔(K111)>縦間隔(K112)>縦間隔(K113)>縦間隔(K114)>縦間隔(K115)>縦間隔(K116)>縦間隔(K117)>縦間隔(K118)の関係を有している。
表皮膨出部群(R2)は、複数の表皮膨出部(31)〜(38)で構成されており、各表皮膨出部(31)〜(38)は複数の横縫製ライン(LH1)の配列及び縫合によって矩形状に連続形成されている。
これら表皮膨出部(31)〜(38)は、図4に示すように、複数の横縫製ライン(LH1)の配列及び縫合によるもので、縦間隔(K111)〜(K118)を縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて狭くしたからである。
次に、図1に示す車両座席用シート材を適用した車両用座席について、図5及び図6を参照して説明する。図5は本発明に係る車両用座席を示す斜視図である。図6は本発明に係る車両用座席を車両(自動車)に装備した状態を示す斜視図である。なお、図5及び図6において、図1と同一符号は同一部材、構成を有するので、その説明は省略する。
表装シート体(111)は、図5及び図6に示すように、サイドシート材(112)、(112)と、表装シート材(1)を備えている。サイドシート材(112)、(112)は、図5及び図6に示すように、座席部(101)の幅方向(HV)の両側部に設けられており、座席部(101)の両側部を被覆する。
そして、表装シート材(1)は、図5及び図6に示すように、表皮膨出部が密になる側(図1に示す第5の縦配列位置(V5)側)を背凭れ部(102)側に位置するように配置されている。
そして、表装シート材(1)は、図5及び図6に示すように、表皮膨出部が密になる側(図1に示す第5の縦配列位置(V5)側)を座席部(101)側に位置するように配置されている。
これにより、乗員の臀部の沈み込み過ぎを防止しつつ、腰を確実に支持(ランバーサポート)できるので、座り心地が良く、長時間の運転や乗車であっても疲れを低減できる。
なお、図1の車両座席用シート(X)に代えて、図3及び図4の車両座席用シート(X1)、(X2)を用いることもできる。
更に、図1〜図4に示す車両座席用シート(X)、(X1)、(X2)において、裏打ち材シート(3)を弾性反発力の異なる素材(例:ウレタン樹脂で反発力の相異を形成)で形成し、表皮膨出部(10)〜(13)のうち、その形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい素材で構成したものを、車両用座席(Y)に適用しても良い。
次に、図1に示す車両座席用シートを用いて製作した車両座席用シートカバーについて、図7及び図8を参照して説明する。
図7は本発明に係る車両座席用シートカバーであって、自動車の運転側座席に装着される車両座席用シートカバーを示す斜視図である。図8は本発明に係る車両座席用シートカバーであって、自動車の後部側座席に装着される車両座席用シートカバーを示す斜視図である。なお、図7及び図8において、図1〜図6と同一符号は同一部材、同一構成を有するので、その説明は省略する。
座席部(201)及び背凭れ部(202)には、図7に示すように、車両座席用シートカバー(Z1)が着脱自在に装着される。
表装シート材(1)は、図7に示すように、サイドシート材(303)、(303)に囲まれる中央部に配置され、各シート材(303)、(303)と縫合によって一体化されている。
また、表装シートカバー材(301)において、後端側を除く側部には、側面シート材(304)が縫合により一体化されている。なお、表装シートカバー材(301)の後端側には、図7に示すように、取付用帯(305)が設けられている。
表装シートカバー材(301)を座席部(201)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、背凭れ部(202)側で密になる配置になる。
即ち、表装シート材(1)の複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、座席部(201)の前端側から背凭れ部(202)側へ向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有することになる。これは、図1の第1〜第4の縫製ラインの配列によるものである。
表装シート材(1)は、図7に示すように、サイドシート材(313)、(313)に囲まれる中央部に配置され、各シート材(313)、(313)と縫合によって一体化されている。
また、表装シート材(1)は、図7に示すように、上端側(315A)から下端側(315B)に向うに連れて、表皮材シート(2)の表面から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)の形成が粗から密になる形成数差を有している。
表装シートカバー材(302)を背凭れ部(202)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、座席部(202)側で密になる配置になる。
即ち、表装シート材(1)の表皮材シート(2)表面から膨出する複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、背凭れ部(202)の上端側から座席部(201)側へ向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有することになる。これは、図1の第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)の配列によるものである。
これにより、乗員の臀部の沈み込みを防止しつつ、腰を確実に支持(ランバーサポート)できるので、座り心地が良く、長時間の運転や乗車であっても疲れを低減できる。
そして、座席用の表装シートカバー材(601)、(601)は、図8に示すように、取付帯(305)側から各座席部(501)、(501)に装着され、該各座席部(501)、(501)を被覆する。
表装シートカバー材(601)、(601)を各座席部(501)、(501)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、各背凭れ部(502)、(502)側で密になる配置になる。
表装シートカバー材(602)、(602)を各背凭れ部(502)、(502)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、各座席部(502)、(502)側で密になる配置になる。
即ち、表装シート材(1)の表皮材シート(2)表面から膨出する複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、各背凭れ部(502)、(502)の上端側から各座席部(501)、(501)側へ向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有することになる。これは、図1の第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)の配列によるものである。
これにより、乗員の臀部の沈み込み過ぎを防止しつつ、腰を確実に支持(ランバーサポート)できるので、座り心地が良く、長時間の運転や乗車であっても疲れを低減できる。
なお、図1の車両座席用シート(X)に代えて、図3及び図4の車両座席用シート(X1)、(X2)を用いることもできる。
更に、図1〜図4に示す車両座席用シート(X)、(X1)、(X2)において、裏打ち材シート(3)を弾性反発力の異なる素材(例:ウレタン樹脂で反発力の相異を形成)で形成し、表皮膨出部(10)〜(13)のうち、その形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい素材で構成したものを、車両座席用シートカバー(Z2)、(Z2)に適用しても良い。
1 表装シート材
2 表皮材シート
3 裏打ち材シート
Y 車両用座席
Z1 車両座席用シートカバー
Z2 車両座席用シートカバー
Claims (11)
- 車両用座席の表面を形成する表装シート材を有する車両座席用シートにおいて、
(A)前記表装シート材は、
表皮材シートと、
前記表皮材シートの裏側に付設され、弾性力を有する裏打ち材シートと、
前記表皮材シートにおける長手方向の車両用座席の座席部において乗員の膝側大腿部を受ける領域又は、車両用座席の背凭れ部において乗員の首の領域に相当する一方位置から車両用座席の座席部において臀部を受ける領域又は車両用背凭れ部において腰を受ける領域に相当する他方位置にわたって形成され、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、
前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成される複数の表皮膨出部で構成されてなり、
前記複数の縫製ラインは、
前記一方位置側において、前記表皮材シートにおける幅方向の両端間にわたって延びる第1の縫製ラインと、
前記第1の縫製ラインから前記他方位置側へ前記長手方向に延びる第2の縫製ラインとからなり、
前記第2の縫製ラインは、前記第1の縫製ラインから前記他方位置側へ前記長手方向に延びる複数の直線縫製ラインと、該複数の直線縫製ライン端部で分岐して互いに離間するように前記他方位置側へ延びる曲線縫製ラインとからなり、
車両用座席の座席部において乗員の臀部を受ける領域又は車両背凭れ部において乗員の腰・背中を受ける領域で、前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差することにより、前記複数の表皮膨出部が連続形成され、
(B)前記複数の表皮膨出部は、
前記長手方向の車両用座席の座席部において乗員の膝側大腿部を受ける領域、又は車両用座席の背凭れ部において乗員の首の領域に相当する一方位置から車両用座席の座席部において臀部を受ける領域、又は車両用背凭れ部において腰を受ける領域に相当する他方位置に向うに連れて、前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差する交差点の長手方向の間隔が狭くなっていることにより前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように形成されることを特徴とする車両座席用シート。 - 前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されることを特徴とする
請求項1に記載の車両座席用シート。 - 前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両座席用シート。
- 車両用座席の座席部と、前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、前記座席部の着座面を形成して臀部を受ける表装シート材と、前記背凭れ部の凭れ面を形成して腰、背中を受ける表装シート材を有する車両用座席において、
(a)前記表装シート材は、
表皮材シートと、
前記表皮材シートの裏側に付設され、弾性力を有する裏打ち材シートと、
前記表皮材シートにおける縫製方向の車両用座席の座席部において乗員の膝側大腿部を受ける領域、又は車両用座席の背凭れ部において乗員の首の領域に相当する一方位置から車両用座席の座席部において臀部を受ける領域、又は車両用背凭れ部において腰を受ける領域に相当する他方位置にわたって形成され、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、
前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成され、前記着座面又は前記凭れ面の表面に膨出する複数の表皮膨出部で構成されてなり、
前記複数の縫製ラインは、
前記一方位置側において、前記表皮材シートにおける幅方向の両端間にわたって延びる第1の縫製ラインと、
前記第1の縫製ラインから前記他方位置側へ前記長手方向に延びる第2の縫製ラインとからなり、
前記第2の縫製ラインは、前記第1の縫製ラインから前記他方位置側へ前記長手方向に延びる複数の直線縫製ラインと、該複数の直線縫製ライン端部で分岐して互いに離間するように前記他方位置側へ延びる曲線縫製ラインとからなり、
(b)前記着座面の前記表皮膨出部は、
乗員の臀部を受ける領域で前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差することにより、前記複数の表皮膨出部が連続形成され、
前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差する交差点の長手方向の間隔が狭くなっていることにより、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように形成され、
(c)前記凭れ面の前記表皮膨出部は、
乗員の腰・背中を受ける領域で前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差することにより、前記複数の表皮膨出部が連続形成され、
前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差する交差点の長手方向の間隔が狭くなっていることにより前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように形成されることを特徴とする車両用座席。 - 前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されることを特徴とする請求項4に記載の車両用座席。
- 前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用座席。
- 前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、
前記表皮膨出部の形成が密となる部位において、前記表皮膨出部の形成が粗となる部位よりも弾性反発力の小さい樹脂で形成したことを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の車両用座席。 - 車両用座席の座席部と、
前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、
前記座席部に装着され、臀部を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材と、
前記背凭れ部に装着され、腰、背中を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材を備えてなり、
(1)前記表装シート材は、
表皮材シートと、
前記表皮材シートの裏側に付設され、弾性力を有する裏打ち材シートと、
前記表皮材シートにおける長手方向の車両用座席の座席部において乗員の膝側大腿部を受ける領域、又は車両用座席の背凭れ部において乗員の首の領域に相当する一方位置から車両用座席の座席部において臀部を受ける領域、又は車両用背凭れ部において腰を受ける領域に相当する他方位置にわたって形成され、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、
前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成され、前記表皮材シートの表面から膨出される複数の表皮膨出部で構成されており、
前記複数の縫製ラインは、
前記一方位置側において、前記表皮材シートにおける幅方向の両端間にわたって延びる第1の縫製ラインと、
前記第1の縫製ラインから前記他方位置側へ前記長手方向に延びる第2の縫製ラインとからなり、
前記第2の縫製ラインは、前記第1の縫製ラインから前記他方位置側へ前記長手方向に延びる複数の直線縫製ラインと、該複数の直線縫製ライン端部で分岐して互いに離間するように前記他方位置側へ延びる曲線縫製ラインとからなり、
(2)前記座席部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、
前記臀部を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、
乗員の臀部を受ける領域で前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差することにより、複数の表皮膨出部が連続形成され、
前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差する交差点の長手方向の間隔が狭くなっていることにより、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように形成され、
(3)前記背凭れ部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、
前記腰、背中を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、
乗員の腰・背中を受ける領域で前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差することにより、複数の表皮膨出部が連続形成され、
前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、前記複数の曲線縫製ラインが相互に交差する交差点の長手方向の間隔が狭くなっていることにより、
前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように形成されることを特徴とする車両座席用シートカバー。 - 前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されていることを特徴とする請求項8に記載の車両座席用シートカバー。
- 前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の車両座席用シートカバー。
- 前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、
前記表皮膨出部の形成が密となる部位において、前記表皮膨出部の形成が粗となる部位よりも弾性反発力の小さい樹脂で形成したことを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の車両座席用シートカバー。
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